以前ブログにコメントをいただいて思い出した《天使の絵の具》。 この曲のせつね~メロディーが好きです。
YouTubeにTV番組で飯島真理が歌うバージョンがありました。1982年か? 《天使の絵の具》はアニメ「超時空要塞マクロス」のエンディング曲。 飯島真理はマクロスのリン・ミンメイ役の声優もしていました。
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アイドルしてますね~。たまに音程が微妙に怪しいような? 国立音大出(ピアノ科)です。
こちらは1997年、マクロス放送15周年バージョン。
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テンポを少し落として大人っぽくなっています。 ギター中心のロックっぽいアレンジになっていますね。 サビの途中に入る東洋風メロディーのピアノがいい味を出してると思います。 旦那のアレンジか? 旦那はアメリカ人で2人はロス在住。
オリジナルバージョンは清水信之の80年代”チャラチャラ”シンセアレンジ。 私はあの頃の”チャラチャラ”シンセが好きです(笑)。 ちなみに清水信之は平松愛理と結婚して今は離婚しています。
こちらはライブの模様。 歌う前のトークがいかにもアニメアイドルです。 当時のアイドルライブの典型。
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この歌《まりん》も好きです。 イントロのシンセフレーズは松田聖子《夏の扉》のイントロに似ています。 こちらも80年代”チャラチャラ”シンセが活躍。
「泣き虫 毛虫 はさんで捨てた いじけ虫ともさようなら」 このフレーズが耳にこびり付いています。 私の場合上記の頃から数年後にレンタルCDをカセットにダビングして カーオーディオでよく聴きました。
で、時代変わって2008年。 その後のマクロスヒロイン中島愛で《星間飛行》。 この曲については何度も書いていますのでもう書きません。
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このライブの雰囲気が上の飯島真理のライブとクリソツ。 このような文化は80年頃に確立していたというのを実感します。 私のようなアラフィフ世代は懐かしい青春とオーバラップするはず。
80年代と言えば、 ”オールナイトフジ”などにより女子大生が注目されるようになった頃。 飯島真理もデビュー当時は女子大生でした。 その妹分的な女子高生の”おニャン子クラブ”なんてのもありました。 ご存知のように”おニャン子クラブ”は”AKB48”の元ネタです。
それから80年頃というのは、ウォークマン、レンタルレコードの登場を機に、 音楽を携帯し、レコード/CDを買わない文化が世の中にもたらされた頃です。 その後音楽のB.G.M.化が進みレコードを聴く時代から活用する時代になります。 私がフュージョンという言葉を否定的に使う時はそういう音楽を指します。 家庭用テレビゲーム機が登場したのもこの頃。 テクノポップ(打込み音楽)が最初に流行ったのもこの頃。
(注) その数年前からその頃まで ”FMエアチェック”というのが若者の間に流行っていました。 それはFMラジオ番組(音楽番組)をカセットテープに録音することで、 つまり音楽を無料で手に入れる行為です。 それは今ネットから音楽を無料でダウンロードするという行為と同等の発想。 この手の文化もその頃生まれていたのです。
私が就職して社会人になった86年頃、 私達が”新人類”と言われたことは何度か書きました。 ウィキペディアによるとその”新人類”として、 芸能界では泉麻人、秋元康、石橋貴明、松田聖子、小泉今日子などを例示。 ”おたく”と最初に呼ばれたのも私達の世代です。 ウィキペディアによると”新人類”≒”おたく”なんて意見もあります。
80年頃は人々の中に大きな意識変化があったのだと思います。 今の若者文化はあの頃の意識変化の延長線上に位置するものと考えます。 今「変わった変わった」と言われることも、 私に言わせれば80年頃に起こった変化に比べれば小さいように思えます。 とは言いながら、SNSの存在は大きな違いだと思います。 ここ数年言われる80年代リバイバルについては「何を今更」という感じ。
それから、アラフィフ世代を更に上の世代と一緒にオジサンとして括り、 古い世代には若い世代の考えが分からないと言われると、 私は「それは違うなあ」と思えてなりません。 だってその若者達は”新人類”の2世だったりするのですから。
ウィキペディアによると”新人類”の親とその子供は 親子の葛藤が少なく親子間の文化の壁が小さいのだそうで、 ”友達親子”(一卵性母娘)型家族が増えた世代とも書いてあります。 つまり私達は若者の考えが意外と分かっているのではないかということです。 そう言えば中島愛が”新人類”2世ですね。 それからNHK朝ドラ「あまちゃん」では新人類母とその子供を描いていました。
ちなみに私は飯島真理と同じ1963年生まれです。 ジャズサックス奏者の菊地成孔も1963年生まれ。 お笑いのダウン・タウンの2人も1963年生まれ。 DJのジャイルス・ピーターソンは一つ下の1964年生まれ。 《星間飛行》を作曲した菅野よう子も一つ下の1964年生まれ。 それまでと違った感覚を保有する世代だと思うのは私だけでしょうか?
最後に、「起動戦士ガンダム」に登場する”ニュータイプ”は正に私達です(笑)。
話がとんでもない方向に行ってしまいましたね。 まあそんなことを普段考えていたりするのです。
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