ラジオ快楽ジャズ通信

ドルフィーのバスクラ、濃いテーマですよね~!

今日の「高野 雲の快楽ジャズ通信」
「エリック・ドルフィー特集~バスクラリネット編」

詳細は 「快楽ジャズ通信」 をご覧下さい。

今回で放送開始から1年経ちました。
おめでとうございます!
第1回目の放送は雲さんの緊張が手に取るようにわかり、
思わず正座して聴いていた私もドキドキでした(笑)。
1年経ちましたよ~。
感無量でございます。
今年最初の放送にゲスト出演させていただいたり、
放送では毎度色々教えていただいたりで、
感謝しています。

さて、本日の放送。
最初はディレクター嬢からドルフィーのプロフィール紹介がありました。
ディレクター嬢、優しい声ですよね~。いいです(笑)。

<書き忘れがありましたので追記します。9/28>
アルバム『ラスト・デイト』に入っているドルフィーの言葉
"When you hear music, after it's over, it's gone in the air.
You can never capture it again. "

をディレクター嬢が読んでくれました。
これがなかなか良かったのです。
きれいな声で読むとカッコいいんですよっ!

雲さんはジャズマンの中でドルフィーが一番好きだとか。
ドルフィー参加のアルバムはほとんどもっているとのこと。
ドルフィーはアルトサックス、フルート、バスクラリネットを演奏します。
チャーリー・パーカーをパワーアップしたアルト、優雅なフルート、
そしてもっとも生々しいのがバスクラです。
ドルフィーの本能に近く、最も適していた楽器なのではないかとのことです。
バスクラの特徴は高音の艶かしい美しさとドスの効いた攻撃力のある低音。

ちなみに、私が持っているアルトサックス奏者のリーダーアルバムの枚数では、
ペッパー、マクリーンに次ぐ3番目がドルフィーです。

最初はバスクラのインパクトのある低音を味わう曲。
『ラスト・デイト』から《エピストロフィー》

テーマ部、バスクラのちょっととぼけた感じがモンクの曲にマッチ。
ソロになると一転アグレッシブになります。
個性的なアドリブ・ラインはどこからくるんでしょう?
そのアドリブがバスクラによって更に際立つ感じです。
好き嫌いがわかれるんでしょうね~これ。
私は好きですよ、ドルフィーのバスクラ。
くるものがありますよねっ。
ミシャ・メンゲルベルグのピアノがまたユニーク。
ベースもドラムもなかなかやってくれます。
凄い人達ですよ。
(以降緑字は曲を聴いての私の感想などです。)

6月2日録音って、それ私の誕生日です(笑)。
モンクのピアノを重く陰鬱にした感のじミシャのピアノが良いと雲さん。
ドルフィーはモンクとやりたかったが願い適わず。
モンクに影響を受けたミシャとの相性は抜群とのことです。
雲さんはこの曲の最初の”ブヒブヒ”にやられたんだとか(笑)。

冒頭はインパクトがあるものだったので、次はもう少し聴きやすいもの。
『アウト・ワード・バウンド』から《オン・グリーン・ドルフィン・ストリート》
こちらはテーマ部でのバスクラの高音の厚みがある伸びやかな音色が魅力です。
ハード・バップの枠組みを踏襲しつつも新しさを加えています。

いわゆるハード・バップ色の濃い演奏ですよねっ。
バスクラの斬新さとオーソドックスなハード・バップとの融合。
こういうところがドルフィーならではで面白いんです。
バスクラをちゃんと使いこなしてマッチさせているから凄い。
フレディ・ハバードのミュートもカッコいいです。
ジョージ・タッカーの”ツンツン”ベースも気持ち良し。

オリバー・ネルソン『ストレート・アヘッド』から《イメージズ》
バスクラがアンサンブルに溶け込み異様かつ音に色彩感覚をもたらしています。
アレンジの妙、音色の妙を聴きましょう。

確かに雲さんの言うとおりでテーマから独特な感じです。
ネルソンの曲が妖艶な曲なので合いますねっ。
妙にそそられる曲(笑)。
ネルソンとドルフィーのマッチング、なかなかやってくれます。
こういう曲を選曲する雲さん、さすが鋭いところを突いてきますね~。

同じような理由でこちらもドルフィーがサイドマンとして参加。
アンドリュー・ヒル『ポイント・オブ・デパーチャー』から《デディケーション》
前の曲よりもうちょっとセンチメンタルで叙情的。
ある意味グロテスクな感じもします。
ブルーノート・レーベルの精鋭揃いのアルバムです。

ヒルのクールに燃える世界。
ドルフィーのソロは曲にマッチしていますねっ。
ヒルのピアノ・ソロ、いや~っ、美しい!
ジョー・ヘンダーソンのテナー・ソロがこれまたクール!
新主流派の美的世界なんですよね~、これっ。
新主流派を寒々しいと言う某氏がいます。
私は氏の美的感覚を疑いつつあります(笑)。

曲が終わった後で雲さんは美しい良い曲だと言います。
ドルフィーのバスクラがアンサンブルに良い色づけをして、かつ存在感もあります。

ドルフィーのバスクラといえばこれ。
チャールズ・ミンガス『ミンガス・プレゼンツ・ミンガス』から《ホワット・ラブ》
ミンガスとの楽器と楽器の音の会話を聴く曲。
演出臭さがあるかもしれないけれど面白い。
ミンガスがベースで「行くなよ。」と言い、
ドルフィーがバスクラで「やだ、行くんだ行くんだ。」と言っている。
という人がいるんだとか(笑)。
スリリングで咆哮する生々しさも聴いて下さい。

私このアルバムのB面はあまり聴かなかったです(笑)。
確かにこの会話面白いかも?
なるほどそういう聴き方をすれば面白いんですね~。
今まではあまり面白いと思わなかったのでちょっと発見!

<アフター・アワーズ編>

『アウト・トゥ・ランチ』から《ハット・アンド・ベアード》をB.G.M.にしてトーク。
雲さんは《ハット・アンド・ベアード》のバスクラの最初の音にやられたとか。
1964年の録音です。新幹線が開通。東京オリンピックの年。私は1歳でした。
オリンピックの放送を見て私が「旗、旗。」と言って喜んだという話を
親から聞いたことがあります。
こんな年にこんな進んだ音楽が録音されたのは凄いという話。
確かにそう思います。

次回から「快楽ジャズ通信」は2年目に突入です。
雲さん。これからも面白い番組をよろしくお願いします!

<追伸>
雲さんのブログにコメントされている「おっちん」さん。
拙ブログもお読みいただいているとのこと、嬉しいです。
どうもありがとうございます。

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ダラー・ブランドと中村尚子さんのピアノに和む。

本日の「高野 雲の快楽ジャズ通信」
「ダラー・ブランド(アブドゥーラ・イブラヒム)特集」。
ゲストはピアニストの中村尚子さんでした。

番組詳細は「快楽ジャズ通信」をご覧下さい。

最初に雲さんからダラー・ブランドの説明があります。
南アフリカ出身です。
”ダラー”があだ名だとは知りませんでした。
デューク・エリントンに見出されたそうです。
エリントンとの出会いも面白いエピソードでした。
雲さんはダラー・ブランドの伝記映画を見て彼を知ったとか。

ここで中村さ登場。
雲さんは中村さんのピアノを聴いて詩人だと思ったとか。
そして、ダラー・ブランドも同様に詩人だと感じる、
お2人とも土の匂いを感じると言います。
中村さんはそういう比較をされたこたことがないので驚いたと言いつつも、
ダラー・ブランドからの影響はあるんじゃないかと言っておりました。

中村さんは番組の後でかける『ウォーター・フロム・アンシェント・ウェル』を
聴いて、音を拾ったら分かりやすかったなんて話もあります。
ハーモニーが自然でゆったりした感じも好きとのことです。

まずは雲さんが一番好きな曲。
『グッド・ニュース・フロム・アフリカ』から《ナジカナズ・ベル》
ピアノとベースのデュオで、ハーモニーがきれいな曲です。
ある意味ゴズペルを感じさせます。
雲さんは朝目覚めに聴いていたらしいです。

最初のボイス部分はアフリカの大地を感じさせるものがあります。
曲が始まると穏やかで荘厳な感じになります。
ピアノとベースに2人の歌(ボイス)の掛け合いがのっかり、
静かな感じから徐々に盛り上がっていきます。
アフリカの大地に日が昇るような感じに聴こえますね~。
そういう意味では目覚めに聴くのにはよさそうです。
(以降緑字は曲を聴いての私の感想などです。)

中村さんはこの曲を聴いて寂しい孤独な感じになったとか。
雲さんもこの感想には少々驚きぎみ(笑)。
私も雲さんの感想に近いので、この感想にはちょい驚きです。
で、中村さんはこの曲を好きになったとのこと。

次は中村さんの好きな曲。
『アフリカン・ピアノ』から《チンチャナ》
アルバム・ラストの曲。6/8拍子です。

この曲は私も好きなんですよ。
なぜかというと私の好きなエルビン・ジョーンズの『ミッドナイト・ウォーク』に
ブランドが参加してこの曲をやっているからです。
で、私の中ではブランドというとこの曲のイメージが強いのです。
聴いているうちに力が湧き上がってくる演奏です。
このアルバム全体が力強いんでえすけどね。

1人で40分ぐらいやっているデンマークのカフェ・モンマルトルでのソロ・ライブ。
中村さんは、「このアルバムの演奏は最後の方が良くなってくる。」
「時間とともに楽器がよく鳴って、ピアノと一体化してくる。」と言います。
出だしの曲は違和感があり、ピアノとの間に距離があるとも言います。
雲さんはこの曲が好きだそうです。
そのうちに凄い鳴りが良くなっていくとのこと。
中村さんもこのだんだん良くなる感じは体験したことがあるそうです。

雲さんからは「ゴスペル感覚を感じる。」「後半に向けての盛り上がり感は
レイ・ブライアントの『アローン・アット・モントルー』のソロに通じる。」
なんて話もあります。
中村さんは「人間のシンプルな力強さ。」とも言います。
中村さんは子供の頃同じフレーズをピアノでずーっと繰り返して
遊んでいたことがあったらしいです。
変なんだけどそれがやめられないんだとか。
雲さんも「それよく分かりますよ。」と、同じような体験を持っているそうです。

ここで全くの余談。
『アフリカン・ピアノ』のライナーノーツは岩浪洋三さんが書いているのですが、
アフリカ音楽とジャズの関係を民族音楽やヨーロッパ音楽の影響の話をからめ
とても上手く説明していることを再発見(笑)!

次はオリジナル曲ではない、他人の曲を演奏したものです。
『南アフリカのある村の分析』から《ラウンド・ミッドナイト》
ピアノのタッチの強いエリントンなどのハーレム系のピアノ。
こちらももデンマークのカフェモンマルトルでのライブ。

このアルバムは後藤雅洋さん著「ジャズ・オブ・パラダイス」で推薦されていて、
私はず~っと探していますがまだ見つかりません。
確かにオーソドックスなピアノ・スタイルで弾いていますね~。
なるほど、雲さんが言うとおりの演奏です。
個性が際立つ感じではありませんが、ちゃんと説得力はあります。
これっ、ベースのうなりもなかなか良いです。
後藤さんが推薦する理由がよくわかりました。
ほしいな~っ、このアルバム。

聴いたあと2人は「かなり変だ。」と言っています。
ベースもついていくのがやっとだなんて話も。

いよいよ中村さんの新譜。
『新緑の中に雨が降っている』からタイトル曲

雲さんは凄く気に入っているとか。
雲さんのイメージは山の中の寺で雨宿りをしている感じ。
中村さんによると八幡平での体験をもとにしているそうです。
雲さんのイメージはあながちはずれていないとのことでした。
雲さんは「古澤良治郎さんのドラムが良い感じで、
演奏全体からは日本の土の香が凄く感じられる。」と言います。

で、土の匂いの話から中村さんは「夕立降り始めの土の匂いが好き。」と
言います。
雲さんも「そうですよねっ。」と強くうなづいていましたが、
これには私も全く異論はありません。
あの匂いってイイですよねっ。

頭の中にイメージが広がるようなサウンドです。
ドラムは確かに不規則に落ちる雨音のよう。
素朴なんだけどハーモニーは洗練されているように感じました。
耽美的なんですけが、張り詰めた空気でなく優しさを感じました。
日本人として落着く響き?がイイ感じでした。

雲さんから中村さんへ質問。「間は天然か計算か?」
中村さんによると、リズムはずっと保ち続けているが、それで満たされて
いたとんだとか。
演奏しての成り行きということでしょうか?

最後は『ウォーター・フロム・アンシェント・ウェル』からタイトル曲
中村さんからは、抜いていっても引いていっても音がある話があります。
ピアノは弾いていなくても、ピアノのブランドがちゃんと存在するという話。
「弾くのも大事だけど、弾かないことも大事だと思う。」とも言います。

長閑で郷愁を感じるゴズペル風、ファーク風な曲ですね。
どことなく《明日に架ける橋》に似たメロディー・ラインの曲です。
バリトン・サックス、トロンボーン、テナー・サックス、フルートのソロも
雰囲気によくマッチしています。
ピアノはあまり聴こえてきませんね~。確かに。
土の匂いは感じますが洗練された音の雰囲気もあります。

お2人とも田舎が岩手県なので、感じが通じ合ったのかな?
なんてことを話して終了。

<アフター・アワーズ編>

雲さんがダラー・ブランドに触発されて作った曲。
曲というよりモチーフなんだそうです。
曲名は《神無月》

最初の方のフレーズはどことなく《エンジェル・アイズ》に似た感じでした。
雲さんのフレッドレス・ベースの上に中村さんが鍵盤ハーモニカで
イメージを膨らませながら音を弾いていきました。
雲さんのちょっと怪しげなベースライン(ミック・カーンを意識したとか)もイイです。
中盤あたりから中村さんがキモカワなハーモニーを弾いて盛り上がってきます。
で、途中でいきなりエレピが”ガツーン”ときたのでビックリしました。
楽しい演奏になっていました。

今日の放送を聴いて、
私のダラー・ブランド=『アフリカ・ピアノ』なイメージは払拭されました。
そして、中村さんの土の匂いを感じさせつつもアーシー過ぎないスマートな音使いは
ダラー・ブランドにも共通するのかなっ?と感じました。

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祝い!第50回。「高野 雲の快楽ジャズ通信」

今日の「高野 雲の快楽ジャズ通信」「キース・ジャレット特集」でした。
今回で50回目です。おめでとうございます!
そしてあと2回で番組開始から1年を迎えます。

番組詳細は 「快楽ジャズ通信」 を参照願います。

キースのプロフィールはディレクター嬢から説明があります。新趣向ですね。
B.G.M.は『ケルン・コンサート』《パート2c》です。

キース・ジャレットの特徴はまずうめきながら弾くところ(笑)。
音楽的にはメロディーが湧き出る自由で奔放なピアニスト。

最初はチャールス・ロイド『フォレスト・フラワー』から《サン・ライズ》
出だしのチャールス・ロイドの眠たげな気だるいサックスから
キースのソロに変わると日が昇るように世界がかわる感じになるところに注目。
リーダーを食ってしまうほどのピアノです。

私もこのアルバムは大好きです。
キースの瑞々しいメロディアスなソロは誰しも良さを認めるところでしょう。
私はロイドのコルトレーン・ライクなサックスも好きです。
(以降緑字は、曲を聴いての私の感想などです。)

次は人気ピアノ・トリオ。
スタンダーズの『スタンダーズVol.1』から《オール・ザ・シングズ・ユー・アー》
ジャズのスタンダードをキースが瑞々しく蘇らせるところに注目。
アイデアが次から次に湧き出て盛り上がるピアノです。
途中からデジョネットのドラムが煽り、エキサイティングになります。

これは私が最初に買ったキースのアルバム(CD)です。
確かに最初はうなり声が気になりました。
私が自分の部屋のオーディオで聴いていたら、
母がやってきて「あんたが「う~う~」言いながら聴いているのかと思った。」と
笑いながら言ったのを鮮明に記憶しています。
そのくらいのうなり声です(笑)。
溢れ出る美メロの数々は凄いものがあります。
これを聴いているとうなり声はどうでもよくなります。
この頃のキースには手が付けられない感じですよねっ。
私はライブも見ました。
その時の印象は想像以上に感じたブルース・フィーリングでした。

ここで雲さんの興味深いキース考。
「キースはなぜうなりながら中腰で腰をくねらせて弾くのか?」

”アイディアの嵐”のせいではないかと言う事でした。
アイディアが次から次から湧いてくる”アイディアの嵐”。
ピアノを早く弾かないとアイディアを出力するのが間に合わない。
膨大なアイディアを表現しきるためには、
うなりそして腰をくねらせながら演奏する必要があるのではないか
ということでした。

もう1つのキース考。
「キースは即興演奏が得意なのに、どうしてスタンダードを演奏するのか?」

それは自分のアイディアの放出の行き過ぎにタガを嵌めるためなのではないか
ということでした。

どちらもなるほどな~と思いました。

次はクラシックのキース。
ミカラ・ペトリ『バッハ:リコーダー・ソナタ集』から
《6つのリコーダー・ソナタ集 ソナタ ハ長調 BWV1033 II.Allegro》
ミカラ・ペトリのリコーダーのバックでキースがチェンバロを弾いています。
キースのうねりのある気持ちの良いグルーヴを聴いて下さい。

軽快で小気味良い演奏です。
リコーダーとチェンバロが気持ち良いですね~。

次はヨーロピアン・カルテット『マイ・ソング』からタイトル曲
北欧出身ヤン・ガルバレクの透明感あるサックスを聴きましょう。
このカルテットのアルバムはたくさんあるのですが、雲さんが好きな曲。

これ、実は私も好きなんですよ。
切なく甘くロマンティックな美メロが堪りません。
北欧ならではのクールで泣きのサックスが奏でるのが良いんです。
もちろんキースも美メロを全編に溢れさせています。
結構泣かせる演奏なんですよ(笑)。

次はピアノ・ソロ。
慢性疲労症候群から復帰した後に吹き込んだアルバム。
『メロディー・アット・ナイト、ウィズ・ユー』から《アイ・ラブズ・ユー・ポギー》
暗い内省的な部分もあり、きらびやかさはないがじわじわ沁みる演奏。
淡々さの積み重ねが高い感動にいざないます。

私は後藤雅洋さんの著書でこれが推薦されていたので買いました。
キースのソロ作の中では私も好きなアルバムです。
聴いて、アルバム・タイトル通りの演奏だと思いました。
「あなたとともに、夜のメロディー」って感じなのです。
たまにはこういうのを聴いて心を落着けるのも良いものです。
私にはこれっ、それほど暗くは感じないんです。
落着いた静かな演奏という感じが強いのです。

ラストは対極的なピアノ・ソロ。
『フェイシング・ユー』から《イン・フロント》
世間的には『ケルン・コンサート』が有名なのですが、クサイのでこちら。
確かにケルンはセンチメンタルで甘すぎるんですよね(笑)。
こちらは躍動感があり、強いエモーションが感じられる曲です。

こちらは力強い演奏で聴き応えがあります。
ここでもメロディーが溢れ出てくる感じです。
雲さんが言うように躍動感がありますよねっ。

<アフター・アワーズ編>

デイレクター嬢とのまったりトーク。
雲さんは多彩なキースは1時間では足りないと言います。
多彩な顔をもつキース、雲さんはどの顔が好き?
スタンダーズがはずれがないので好きだそうです。
ソロも良いのですが全部には付き合いきれないとか。
もう1つの好きな顔は?
マイルス・グループに居た頃のオルガン・エレピを自己陶酔の境地で弾くキース。
マイルスの『アット・フィルモア』や『ライブ・イビル』もかけたかったとか。
そこでの神懸かったキースが好きだそうです。
ディレクター嬢は《アイ・ラブズ・ユー・ポギー》が良かったとか。
これまでに番組で紹介したジャジーなピアニストとは違うなんて話もありました。

今日のキース特集。
私の好きな曲がたくさんかかったので◎(笑)。
そして、リスナーにキースの魅力はよく伝わったのではないかと思いました。

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この時期のマイルスは私も大好きなんです。

今日の「高野 雲の快楽ジャズ通信」
「第2期黄金のクインテット時代のマイルス」でした。
ゲストはジャズ・トランペッターの類家心平さん。

類家さんのプロフィール話は「You Play Jazz」のコチラをご覧下さい。
http://www.youplay-jazz.com/movies/view/600
面白い話ですよ。
見た目の印象とちょっと違って、類家さんの素朴で親しみ易い感じが伝わります。
私にジャズを指南してくれた従兄に似た雰囲気もあり、
私は類家さんが好きになりました。

番組の詳細は 「快楽ジャズ通信」 をご覧下さい。

最初にマイルスの第1期黄金のクインテットと第2期の違いについて
類家さんから説明があります。

マイルスのトランペットはあまり変わっていません。
それ自体がまず凄いと言いつつ、
ビ・バップ特有のフレーズ、3連符などが減っていき、
それはディジー・ガレスピーから離れていくという意思だろうと推測しています。

まずは類家さんおすすめの曲。
新主流派の夜明け。サックスを探してバンドが揺れ動いていた時期の演奏。
このアルバムにはウエスト・コースでの録音とイースト・コースとでの録音が
入っているのですが、敢えてウエスト・コースとでの録音を選択。
『セブン・ステップス・トゥ・ヘブン』から《家へおいでよ》

これは新主流派時期のマイルスのミュートによるバラッドの名演です。
やっぱ、マイルスの歌心ってイイですね~。
この曲を選ぶあたりに類家さんの拘りを感じます。
(以降、緑字は曲を聴いての私の感想などです。)

この頃はハード・バップ時代のメロディーを大事にする歌うマイルス。
これがマイルスの基本。色々なボーカリストから影響されています。
類家さんは「70年代色々やって、80年代はまた歌のマイルスが戻ってくる。」
なんて話もしています。確かにそうですよね。

いよいよ第2期黄金のクインテット時代のマイルス。
抽象化されていくマイルスです。
『ラウンド・アバウト・ミッド・ナイト』から《ラウンド・ミッドナイト》のテーマをかけ、
『プラグドニッケルのマイルス・デイビス』から同曲

このメンバーならではの新しい響きのバンド・サウンドが醸し出されています。
私はこの時期のマイルスも大好きです。

かなり変わっています。フリーに接近しています。
「ショーターをはじめ、フリーが好きな面々なので、マイルスがいない場面では
フリー寄りになる。」と類家さん。
類権さんは「バンドがその場でどう反応するかという方向になってきている。」
とも言っています。

雲さんが「ハンコックがどうにでもとれる和音を弾いている。」と言います。
類家さんは「ピアノのバッキングによって自分の演奏もかなり変わる。」と
言っています。
類家さんは続けて
「マイルスは強いので、マイルスの出した音にメンバーがつけるのが凄い。」
「マイルスのわざと外した音にもきっちりついていくメンバーが凄い。」
「マイルスの音の説得力が素晴しい。」
「それについていくメンバーの意気込みも凄い。」と言います。
類家さんがこの時期のマイルスをお気に入りというのが伝わってきました。

雲さんから類家さんに質問。
「ハンコックのような抽象的なバッキングと、ウィントン・ケリーのような
分かりやすいバッキングのとどっちが好きですか?」
類家さんはハンコックのような抽象的な方が好きだそうです。

「新しい音楽だぞっ」ていう感じがする曲。
『ESP』からタイトル曲

いかにもウェインなソロがまずイイですよね(笑)。
それに続くマイルスの抽象的なフレージングも私は好きです。
とにかくカッコいい感じがします。
ハンコックのフレッシュな響きの短いソロもイイ。

「マイルスのプレーがスピード感があって良い。トニーもカッコいい。」と雲さん。
「ある時から3連符がなくなるのはトニーのシャープなドラムのせいかも。」
なんて話もありました。なるほど~。

ショーター色が強くなる演奏。
『ネフェルティティ』から《フォール》
この曲のミュートとオープンの吹き分けの感想を聞きたい。

ミステリアスな雰囲気が漂う曲はショーターらしくてイイですよね。
私はこういう「美」をイメージさせるところが好きなんです。
クール&ビューティー。
最初しばらくミュートで吹いたあとソロはオープンでラストはまたミュートです。
後半のショーターのソロはイマジネイティブですよね。
この時期のマイルス・クインテットはやっぱカッコいい。

雲さんは「まったりしていていい感じ。サウンドがこのバンドにしか出せない。」と。
類家さんは「マイルスの曲が減ってメンバーの曲が多くなるのに、
マイルス・サウンドなのがこの時期のマイルス。」と続けます。
あれっ!ミュートとオープンの吹き分けの感想がないですね(笑)?
編集で消えちゃったのでしょうか?雲さん教えて下さ~い。

上記の件について雲さんのブログに真相がUPされました。
コチラ↓
http://kairaku-jazz.seesaa.net/article/127533683.html?reload=2009-09-08T00:05:43

どうやら曲をかけている間、類家さんとの話が盛り上がり、
雲さんは質問のことを忘れてしまったみたいです(笑)。
人間、誰しも忘れることはあります。しょうがないと思います。
でも、類家さんの感想を聞きたかったな~(笑)。

ラストは類家さんのアルバム『DISTORTED GRACE』から《SKID》
雲さんは突き刺すようなトランペットとリズムがカッコいいということで選曲。
アルバムタイトルと曲名の意味するところについて類家さんから説明がありました。

ベースだけの出だしからカッコいいぞな予感です。
今時のクラブ/ジャムバンド系サウンドです。
私この手のやつ結構好きですよ。
リズムは人力ドラムンベース。
雲さんが好きなのも分かるな~。
例のマーク・アイーサの『オファリング』系です。

<アフター・アワーズ編>

「類家さんのトランペットはストレートで直球的ですよね。」と雲さん。
類家さんは「もっとドロドロでありたい。」と意外な返事でした。

類家さんのミュートと雲さんのエレベでデュオです。
雲さんは類家さんのミュートが好きということで、《アイ・ラブ・ユー》をリクエスト。

スローで入って、途中からミディアム・テンポに。
リスムチェンジがなかなかお洒落です。
ミュートの音がいいですね。フレージングも比較的シンプルです。
類家さんのプレーからはマイルスに魅せられた感じが滲み出ていました。
良い演奏でした。

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行方さんのジャズ入門も強烈です。

選挙しっかり行ってきましたよ。
いや~っ、これほどまでに民主党が勝つとは思いませんでした。
ず~っと前から一度政権交代させたかったので私的にはグッドです。
今開票で盛り上がっていますが、私はいつものとおりラジオを聴いています。

今日の「高野 雲の快楽ジャズ通信」「ブルーノート1500番台の個性派たち」
ゲストはEMIミュージック・ジャパンのレコード・プロデューサーの行方均さん。
渋いテーマですね~。行方さんは2度目のゲストです。
番組の詳細は 「快楽ジャズ通信」 をご覧下さい。

行方さんのジャズとの出会いとも言える1曲。
ビートルズをひととおり聴いた後に、これを聴いてビックリしたそうです。
雲さんもインパクトを感じ、聴きこんだ曲。
『ジ・アメイジング・バド・パウエル vol.1』から《ウン・ポコ・ローコ》

これについては何も言うことはありません。
ジャズ・ピアノ・トリオのバイブルでもあるわけですからねっ。
これ、買わないとと思っているのですが、
中古レコードでコンディションの良いやつがなかなか出ないんですよ(涙)。
(以降、緑字は曲を聴いての私の感想などです。)

セロニアス・モンクの’変さ’を聴いてもらおうと思ったのですが、
まっとうすぎるということで、モンクと同様に変だけれど人気が出なかった人。
雲さんはムッツリ変と言っています(笑)。
行方さんは好きだそうです。
『ハービー・ニコルス・トリオ』から《ザ・ギグ》

ほんと、この人も変ですよね。
スインギーで重厚な響きが良いです。

実は行方さんがブルーノートに嵌った順にかけているんだとか(笑)。

次はJRモンテローズ。スタッカートの多い吹き方。スタイルのある人です。
『J.R.モンテローズ』から《ヴィー・ジェイ》

私もこの人は好きです。
「嵌る」要素を持った人だと思います。
私はフィリー・ジョーのドラムの躍動感も好きなんですよ~。
モンテローズではJARO盤の『ザ・メッセージ』も最高ですよね。

行方さんはこんな感じでブルーノートに嵌っていったとか。
呪術的にいざなう感じとか言っていました(笑)。

ケニー・ドーハムはジャズ・プロフェッツというバンドを作って売れませんでした。
バンド・メンバーだったJ.R.モンテローズが参加。
同じくメンバーだったドラムのアーサー・エッジヒルの参加が珍しい。
エッジヒルはシンバルの使い方が当時としては斬新。
トニー・ウィリアムスにも似たパルスのような叩き方です。
『カフェ・ボヘミアのケニー・ドーハム』から《メキシコ・シティ》

確かにドラムに注目すると行方さんが言うとおりでした。
ドーハム、モンテローズ、ケニー・バレル、ボビー・ティモンズ。
みんなイイです。
ジャズってやっぱこれだよな~な曲ですね。

雲さんから《テンパス・フュージット》のコード進行だという話があります。
ドーハムは曲作りも素晴しい人です。

行方さんは「個性でブルーノートを選ぶとみんなそうだ。」とも言います。

ここでジミー・スミス
このようにハモンド・オルガンを弾いた人はこの人の前にはいません。
そういう意味では超個性派の人です。
『ア・ニュー・サウンド・ア・ニュー・スター~ジミー・スミス・アット・ジ・オーガン Vol.1』
から《ザ・ウェイ・ユー・ルック・トゥナイト》

スミスのオルガンがアグレッシブですね~。
ひきつり系の弾き方に揺さぶられます。
う~ん、確かに個性派だと思います。

この頃のスミスは音が襲い掛かってくると雲さんは言います。
行方さんはスミスを、ホーンのように弾くオルガンのハード・バッパー。
飼いならされない獣のようなと言っていました。
昔はジミー・スミスだけが毛嫌いされたこともあったという話がありました。

聴かず嫌いの人が多いアルバム。
ボーカル参加のバプス・ゴンザレスがジミー・スミスを発見したと
言っているんらしいです。
ベニー・グリーン『ソウル・スターリン』からタイトル曲

これ、最初のスキャット・ボーカルから臭いんですよ(笑)。
私も実はちょっと苦手なのです。

残念、途中にエンディング・トークが入ってしまいました。
今日は行方さんのトークがかなりのっていましたからね(笑)。

<アフター・アワーズ編>

雲さんはディレクター嬢から「ブルーノートの変り種」と聴いていたとか。
雲さんは3枚持ち込んで、うち2枚は行方さんと重なっていたとのこと。
1枚は番組でかけたハービー・ニコルス、もう1枚はサブー。
サブーをB.G.M.にトークです。
重ならなかったのはユタ・ヒップ/ズート・シムズです。
サブーがらみの興味深いトークを聞けました。

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ジャズボサ聴いて、気分は最高(笑)!

今日の「高野 雲の快楽ジャズ通信」「ジャズボサ特集」
詳細は 「快楽ジャズ通信」 を参照願います。

最初は『ゲッツ/ジルベルト』から《ソ・ダッソ・サンバ》
前半ジルベルトの歌の涼やかさと、後半ゲッツの熱いソロの対比を聴く曲。

なるほどそうきますか~(笑)。
普通なら《イパネマの娘》をかけるとことなんですけどね。
この曲のゲッツの熱いソロに注目するのがジャズ・ファン(笑)。
(以降、緑字は曲を聴いての私の感想などです。)

まずは曲をかけて、聴けばわかる? 
う~ん、私分かりませんでした(涙)。
《リカード・ボサ・ノバ》のコード進行だったんですね。
ということで、ハンク・モブレー『ディッピン』から《リカード・ボサ・ノバ》
哀愁のメロディー。一時期ジャズ喫茶で流行った曲です。

私が買った最初のモブレーのレコードです。
これ、聴きまくりましたので懐かしい!
当時、モブレーよりリー・モーガンの輝かしいトランペットにグッときました。
ハロルド・メイバーンJr.のブロック・コードを生かした短いソロも素敵です。

雲さんは、この曲についての若い人の反応を知りたいそうです。
クールとダサさの境界線上にある曲なんじゃないかとのこと。
なるほどね~。確かに感想を聞いてみたくなりました。

テナーが続きます。
奄美の某CDショップ(サウンズ・パル)でコンスタントに売れている1枚。
チャーリー・ラウズ『ボサ・ノバ・バッカナル』から《バック・トゥ・ザ・トロピックス》
ラウズのちょっとスタッカートするまじめな吹奏が
バックのリズムに合わないようで合っています。

私はこのアルバムを持っていません。
この曲、タイトル通りのトロピカルな雰囲気が良いですね~。
ラウズの軽やかなテナーと、続くこれも軽やかなギターが快適です。
夏に聴きたいこの1枚決定!

まずは聴いてみて! 
これはジョー・ヘンダーソンの《ブルー・ボサ》ですな。
作曲はケニー・ドーハム。
アルバム『ページ・ワン』からでした。
テナーが3曲続いたので、編成を変えた演奏をお聴かせ。
ビブラフォン、ギター、ベースのトリオです。
ミルト・ジャクソン、ジョー・パス、レイ・ブラウン
『ビッグ・スリー』から《ブルー・ボサ》

なかなかクールで気持ちの良い演奏ですね。
漂うフワフワ感に気分が軽くなってきます。

次は変り種。雲さんの愛聴盤。
ニールス・ペデルセンサム・ジョーンズ
『ダブル・ベース』から《ア・ノーション》
白人vs黒人の水と油の組み合わせの妙。
メロディーのしんみりした感じが味わい深いです。
右がサム・ジョーンズ、左がニールス・ペデルセン。
バックのフィリップ・カテリーンのギターも良い味わい。
雨の日に聴くとマッチする曲。

これは渋いですね~。
いやっ~、雲さんの説明通りで、なかなか味わい深く良い演奏です。
このアルバムは買いたくなりました。
この2人はスティープルチェイス・レーベルのたくさんのアルバムに参加
していますよね。

テナーに戻ります。
デクスター・ゴードンと言えば、《カーニバルの朝》でしょうという声があるが、
雲さんはあんまり好きではないということで(笑)、
『ゲッティン・アラウンド』の中の別の曲です。
雲さんは、このアルバムのジャケットもお気に入り。
で、このアルバムから雲さん一押しの美容師という意味の《ル・クワフール》
楽しくてオセンチな感じの曲です。

そう言えば、私がブログでこのアルバムを取上げた時に、
この曲が好きだと雲さんからコメントをいただいていました(笑)。
この曲は私も大好きで、このアルバムの中では一番好きです。
ボサノバではありませんが、違和感はありませんでした。
今日はこの曲で〆なんて、私的にも気分は最高!

<アフター・アワーズ編>

キャノンボール・アダレイ『キャノンボールズ・ボサノバ』から《クラウズ(雲)》
をバックに、ジャズボサのお話。
ボサノバはクールネスが特徴です。
「西洋オペラ主義の反逆」と言われているんだとか。
オペラの熱唱に対する、ささやくつぶやくクールネスだそうです。
これは初めて聞いたのですが、面白い話でした。
他にも興味深いボサノバ話がありましたよ。

ボサのことに興味がある方は雲さんのブログに参考書が紹介されています。
ココ
http://kairaku-jazz.seesaa.net/article/126225175.html#comment

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熱い《キャラバン》でもクールなウィントン。

今日の「高野 雲の快楽ジャズ通信」「キャラバン特集」でした。
詳細は「快楽ジャズ通信」を参照願います。

最初にリスナーからのメール紹介。
モンドさんから。この番組の全ての放送を録音しているんだとか。
この番組はジャズ辞典だと言ってますね。確かにそうですね。
モンドさんはアルト・サックスを吹くらしいです。
私、モンドさんに完全に負けました。
録音はしていませんからねっ。

雲さんの《キャラバン》にまつわるお話から。
ベンチャーズ・バージョンをB.G.M.にして説明。
雲さんはこの曲を演奏した機会も多く、色々な思い出があるそうです。

ギターのゆがみっぷり、捩れに捩れまくるギター。
上原ひろみソニクブルーム『ビヨンド・スタンダード』から。

ここからきましたか~。
これはデビッド・フュージンスキーの変態ギターが特徴の曲。
雲さんが言うように上原ひろみというよりバンドのサウンドを聴くべきものです。
途中でラテン・タッチになるところなんか面白いと思います。
私はこのバンドのロック調とキメキメがツボです。
なのに、今度の上原ひろみのアルバムはピアノ・ソロなのです(涙)。
一発目がこれなので、私は気分爽快ですね~(笑)。
(以降緑字は曲を聴いての私の感想などです。)

ここで改めて《キャラバン》の説明。

オリジナル・バージョンを聴きましょう。
デューク・エリントン楽団『1936-1937』から

これはこれで味わい深いです。

次は歌入りバージョン
ナットキング・コール『アフター・ミッドナイト』から。
カウンター的なファン・ティゾールのトロンボーンが怪しさを振りまきます。

これはラテン・タッチを強調した楽しいものですね。
コールの粋なボーカルも良いです。

まだまだ怪しさは続きます(笑)。
バイオリンが参加することによってオリエンタルな怪しさが増す。
エキゾッチックな雰囲気が増しています。
アフロ・キューバンを取り入れたディジー・ガレスピー『ザ・チャンプ』から。

確かにバイオリンがいい味を出しています。

今度は垢抜けた都会的な演奏。
ベタつくオリエンタルな感じがしないもの。
あっさりさらっと洗練されたバージョン。
マーカス・ロバーツのピアノがニューヨークの摩天楼を想像させます。
ウイントン・マルサリス『スタンダード・タイムVol.1』から

確かに洗練を感じさせますね。
リズムも処理もなかなか現代的なものです。
なかなかカッコいい演奏で私は好きです。
このアルバムのウイントンはやっぱり凄いと思います。

雲さん曰く。
「垢抜けているがジャズ・スピリッツは持っている。」
「オーバーブローイングしなくても聴かせてしまう。」

ピアノ・トリオならこれ。
デューク・エリントン
『マネー・ジャングル』から。

このアルバムの演奏はどれも濃いんですよね~。
エリントンのピアノの凄みが味わえます。
右手のいきなりの強打とか、左手の強烈な和音とか。
これは普通の人が真似してもここまで様にはなりません。
ミンガスのベース、ローチのドラム、全員強烈な主張をしています。
やっぱりジャズってとんでもない音楽です(笑)。

最後はアート・ブレイキー。
《キャラバン》はドラムの見せ場の曲でもあります。
それにふさわしいブレイキーのエネルギッシュなドラムが聴き所。
メンバーも充実したバージョン。
アート・ブレイキー・アンド・ザ・ジャズ・メッセンジャーズ『キャラバン』から。

まっ、ジャズ・メッセンジャーズのやつは定番ですね。
特に何も言うことはありません。
ブレイキーのドラムにジャズを聴けってことです(笑)。
ハバード、ショーター、フラーのソロも良かったです。

今日はこの曲でエンディング。

<アフター・アワーズ編>

ディレクター嬢が「暑かったですね~。」なんていいます。
ディレクター嬢のお気に入りはウィントン・マルサリス。
クールなやつがお好きなようです。
『マネー・ジャングル』も良いとは言っていましたが。

久々の初見弾きのコーナーです。
ディレクター嬢のオルガン風キーボードと雲さんのベースでデュオ。
このコーナーは楽譜にどう表記されているかが分かって意外と面白いんですよ。
ジャズマンのテーマ合奏は少し編曲しているんだなというのが分かります。

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エレクトリック・マイルスはイイ!そして「マイルス愛」!

今日の「高野 雲の快楽ジャズ通信」「エレクトリック・マイルス特集」
ゲストは作家の 平野啓一郎 さん。

最初に雲さんからエレクトリック・マイルスの解説。
雲さんはちょっと興奮気味ですね(笑)。そして長~い。
平野さんからマイルスがなぜエレクトリック化したかの仮説があります。
You Play JAZZ?で配信されている収録風景をご覧下さい。
ココ
http://www.youplay-jazz.com/movies/view/568

バックに薄くマイシャがかかっていて、今回はなんかカッコイイです。

マイルスのソロのバックでハービー・ハンコックがピアノを弾かない演奏。
スペースを気にするマイルスが、ピアノのコードの塊がスペースを埋めて
しまうのを避け始めた頃の演奏。
『マイルス・スマイルズ』から《オービッツ》

この辺りから、硬いピアノの音をどうしようと思って、エレピを導入。
そのエレピの”ジワ~ッ”と広がる音を、平野さんは「リキッドな感じ」称しています。
雲さんが言うように、この表現が文学者ならではなのです。

この曲ではハービーのソロでさえ左手でコードを弾かず右手のみ。
平野さんはこういうところからも緊張感を感じる演奏だと言っています。

エレピのリキッドな感じを示す音源。
『イン・ア・サイレント・ウェイ』から《イッツ・アバウト・ザット・タイム》
途中フェード・アウト。

平野さんは、
「ピアノはシリアスで高級感がある。
音楽が変わっていくなかでそれが不要になっていく。
構造が明確になっていく。
リズムを細かくして音色を増やしていき、混沌へとつながる。」
と言っています。

平野さんは、流れで作品を見るのが好きだそうで、
それらを追って行くなかで何かを見つけていくのが好きだとか。

ここで、小説とのからみでマイルスの音楽を語ります。
You Play JAZZ?で配信されている収録風景をご覧下さい。
ココ
http://www.youplay-jazz.com/movies/view/568

平野さんは、冒頭で雲さんが言っていたのと同様に、
マイルスは知的好奇心を刺激するとも言っています。

エレピには攻撃な部分もあるということで、チックのエレピ
『ブラック・ビューティー』《パート1》
途中フェード・アウト。

かなりエグイ。
ロックが出てきて、でっかい会場でやったときのPAのでっかい音に影響。
そこではキーボードもこれくらいえぐくて攻撃的になる。
ピアノは上品になっちゃうから、アタック強くしても物足りなくなっちゃう。
なんて2人の会話があります。
You Play JAZZ?で配信されている収録風景をご覧下さい。
ココ
http://www.youplay-jazz.com/movies/view/568

ギターを導入する話。
ビッチェズ・ブリューはギターでカッティングはしていない。
ジミ・ヘンやJBからの影響もあり、リズムにギターを取り入れていく。
そういう演奏で平野さんオススメ。
《ブラック・サテン》のバリエーションで、スネアの”バシッ”が好きなこの曲。
『オンザ・コーナー』から《ワン・アンド・ワン》

平野さんは、「ロックとかファンクのビートを捻ったというより、
一から作ったんだろうと感じる。」と言います。
雲さんは、「打ち込みでは簡単にできるリズム・パターンを人力でやって、
ちょっとズレたりするのが面白い。」と言います。

雲さんは『パンゲア』よりどろどろなところが好きだという
『ダーク・メイガス』から《モジャ》
途中フェード・アウト。

平野さんは、
「ジャングルの中の混沌。ライブの尺が長くなって、時間感覚が変わっている。
これも麻薬の影響だろう。」
「ピンク・フロイドのシンセの演奏でも、餅みたいに時間が”ビローン”と伸びている。
これも麻薬の影響はあるだろう。」
と言っています。
「餅みたいに”ビローン”」なんて、面白い表現を使いますよね。
これをスピーカーの前で聴くときは気合を入れて聴かないといけないなんて話も。

ギターの話とマイルスに嵌った話。
『カインド・オブ・ブルー』でピンと来て、
アコースティックもエレクトリックも平行して聴いていたそうです。
You Play JAZZ?で配信されている収録風景をご覧下さい。
ココ
http://www.youplay-jazz.com/movies/view/568

ギターのジョン・マクラフリン入りオススメ。
『ジャック・ジョンソン』から《ライト・オフ》

新作『ドーン』の話。古平正義さんによる拘りぬいた装丁とのこと。
小説を読まない私なのですが、平野さんのホームページを見ていたら、
SF的な設定なようで、読んでみたくなりました。

今日は《ライト・オフ》でエンディングです。

ドーン Book ドーン

著者:平野 啓一郎
販売元:講談社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

<アフター・アワーズ編>

アコースティック・ピアノとエレクトリック・ピアノのニュアンスの違いを
ディレクター嬢のキーボードと雲さんのベースで実演。
『ソー・ホワット』の出だしのフレーズ。
よくわかりましたよ。

平野さんが「ベースの人はこのリフは弾きたいですよね。」なんて言います。
ここで雲さん持参のオリジナル・フレッドレス5弦ベースの話へ。
楽器をやるもの同志の会話です。
平野さんは今はギターを弾く暇がないそうで、
バンドをやるにしても、今は何の音楽をやりたいというのがないそうです。
またいつかやりたい音楽がみつかればバンドもやるかもとのことでした。
平野さんはマイケル・ジャクソンも好きということで、
話題は《ヒューマン・ネイチャー》へと。
マイルスの《ヒューマン・ネイチャー》は晩年テンポが速くなっているが、
平野さんは遅いほうが好きで、モントルー・ジャズ・フェスの頃が好き、
フォーリーが入ってからのやつはダメらしいです。
《タイム・アフター・タイム》はシンディー・ローパーよりマイルスの方が好きとのこと。
雲さんと意見が一致していました。

とりとめもない会話。楽しそうでしたよ(笑)。

「TALKIN’ ジャズ×文学」小川隆夫、平野啓一郎を読むと、
今回の放送で平野さんが語っていたことも出てきますので、ご一読を。

今回の「エレクトリック・マイルス特集」は良かったですね~。
普通、『ブラック・ビューティー』『オン・ザ・コーナー』『ダーク・メイガス』
『ジャック・ジョンソン』なんてかかりませんよ(笑)。
マイルス好きな私としては平野さんのお話には頷けるものがありました。
そして、平野さんの語りからは「マイルス愛」が感じられて良かったです。

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ヴィブラフォンの音が気持ち良かったです。

今日は「高野 雲の快楽ジャズ通信」の再放送でした。
「ゲイリー・バートン特集」
ゲストはヴィブラフォン奏者の山﨑史子さんでした。
詳しくは 「快楽ジャズ通信」 をご覧下さい。

多芸多才なバートンの魅力とは?
今日は山崎さんとお話しながら魅力を解明していきましょうとのこと。
山崎さんのバートン観は?
「スリリング。スピード感。音楽全体として楽しめる。」とのことでした。
バートンのフレーズを真似したいけれど、なかなか真似できないとのこと。
なぜなら、パッセージにスピードがありつつニュアンスがあるところや、
音の粒立ちと抑揚の両立などが難しいからだとか。
何度聴いてもバートンは自分の上にいるらしいです。
なかなか深いですね~。

まずは『クリスタル・サイレンス』から《セニョール・マウス》

チックとのデュオは相性が良いと思います。
どういうことかというと、音への美的アプローチが似ているのです。
2人の奏でる美の世界は好きです。
(以降、緑字は曲を聴いての私の感想などです。)

曲後、「いいですね~。ガハハッ!」なんて感じで凄く楽しそうです(笑)。
「ゲイリー・バートン愛!」と言ってますが、「ゲイリー・バートン命!」ですね(笑)。

山崎さんのこれはカッコイイな1枚。
山崎さんは変拍子が好きらしいです。
それは昔ロック・ドラマーになりたかったことにも関係があるみたいですね。
『ザ・ガーシュイン・コネクション』から《魅惑のリズム》

これはお洒落なフュージョンですね。
聴いていると気持ちがウキウキしてきます。
楽しいです。それにつきると思います。
GRPの音ですね。

デイブ・グルーシン(p)、ジョン・パティチ(b)、デイブ・ウェックル(ds)。
難しいリズムをさらりと演奏しています。
打楽器奏者の血が騒ぐとのことです。
このメンバーなら最もな感じです。

続いて雲さん選曲で、叩く要素が強いもの。
シロフォン(ザイロフォン)を演奏している曲です。
山崎さんがマリンバやヴィブラフォンとの違いを色々解説してくれました。
なるほど~。
雲さん曰くコミカルな曲。
クラリネットのエディー・ダニエルズゲイリー・バートンの双頭リーダー盤
『ベニー・ライズ・アゲイン』から《ノック・オン・ウッド》

小粋で楽しい演奏です。
この音で思い出しましたよ。
ドラムのジョン・ホレンベックも最近よく使っていますね。

マレット4本を駆使して、和音奏者としても凄いバートン。
山崎さんによると、マレットの開き方などが難しいとのこと。
グリップも3種類あるんだとか。

ゲイリー・バートンパット・メセニー『カルテット・ライブ』から《シンドローム》

この2人も相性が良いと思います。
私はこの2人の共演は
『ゲイリー・バートン・リユニオン』で愛聴しています。

雲さんは「メセニーとバックで叩くバートンの和音が溶け合っている。」と言い、
「テクニックはあるけれど、全体的にはマイルドな感じ。」と続けます。
確かにその通りでした。
山崎さんは「音色が柔らかいけれど粒がはっきりしている。」と言います。
「結構強く叩いているのにギラギラしない。」とも言います。
なるほどね~。

最後は山崎さん参加曲で、リズムの面白さとバリエーションが楽しめる曲。
はたけやま裕『ケオティック・プラネッツ』から《スピーク・ロウ》

揺らめくヴィブラフォンが良い感じですね~。
上に乗るバイオリンは寺井尚子を優しくした感じに聴こえます(笑)。
山崎さんのフレージングとかからはやっぱりバートンの匂いが感じられますね。
これを聴いただけでも”バートン命!”だというのがわかります(笑)。
なかなか凝ったアレンジだと思います。
気持ち良いフュージョン曲でリズムの面白さとバリエーションが楽しめました。

<アフター・アワーズ編>

山崎さんのヴィブラフォンと雲さんのベースでセッション。
《ドナドナ》の3拍子バージョン。楽しい演奏でした。
現場ではどのテイクを採用するかで色々あったようです(笑)。
と言うよりは、雲さんの中で葛藤があったらしいです。
顛末については 「快楽ジャズ通信」 をご覧下さい。雲さんコメントより。
tommyさんの昔の生録会の経験を生かしたマイク・セッティングで録音。
ヴァイブの音はクリアに録れていました。さすがです。

バートンにまつわる余談を少々。

私のバートン初体験は『ピクチャー・ディス(邦題:サウンド・オブ・ラブ)』です。
ジャズを聴きだしてしばらくした頃に買いました。
ヴァイブのレコードは確かこれが最初で、スティーブ・スワローのエレベも初体験。
だからこの2人の音はかなりしっかり頭に刻み込まれています。

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「快楽ジャズ通信」が見られます!

「高野 雲の快楽ジャズ通信」が見られます!
聴けるのではなく見られるのです。
なぜかって?
WEBマガジン型JAZZ動画番組配信サイト You Play JAZZ?
番組収録風景がUPされているからです。

ゲストは作家の平野啓一郎さんです。
テーマは「エレクトリック・マイルス」

私は小説を読まないので知らなかったのですが、平野さんって凄い方なんですよ。
平野啓一郎さんに興味がある方はウィキペディアで調べて下さいね。
最近新作「ドーン」が発売になりました。

で、番組映像はコチラ
http://www.youplay-jazz.com/movies/view/568

今回の雲さんは平野さんを迎えてちょっと気持ちが昂っていたみたい。
最初から雲さんの熱いトークが炸裂しています(笑)。
私もこのテーマには凄く興味があります。
先日書いたとおり、私のマイルス入門はエレクトリック・マイルスからですからね。

平野さんのしゃべりも結構熱がこもっていますね~。
「マイルスが好きなんだな~」っていうのが凄くよくわかります。
これはマイルス好きにはたまらない番組になっていると思いますよ。

番組が放送されるのは以下のとおり。

ミュージックバード THE JAZZチャンネル 8/8(日)、22:00~23:00
ミュージックバード cross cultureチャンネル 8/13(木)、23:00~24:00
コミュニティーFM 8/15(土)、20:00~20:55

凄く楽しみです。

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この時期にぴったりサマー・タイム

今日は「高野 雲の快楽ジャズ通信」の再放送。
「サマー・タイム特集」でした。
詳しいことは 「快楽ジャズ通信」 を参照願います。

雲さんはジャニス・ジョップリンが歌う《サマー・タイム》から入ったそうです。
ジャニスの絶叫が良いとか。雲さんらしいですね~。

最初に《サマー・タイム》の説明がありました。
この曲は、ジョージ・ガーシュウィンの黒人オペラ「ポーギーとベス」の第一幕で
歌われる子守唄です。

まずは、曲の輪郭を掴みやすい、クールなマイルスのトランペット。
マイルス・デイビス『ポーギーとベス』から。

ギル・エバンス・オーケストラの淡いアンサンブルが良いです。
その上でクールで気高い感じのマイルスのミュートが冴えますね。
この二人ならではの都会的な響きがあります。
(以後緑字は私の曲を聴いての感想などです。)

雲さんはこのマイルスのトランペットにさまざまなニュアンスが込められていると
言っています。なるほど、そう聴きますか~。

エラ・フィッツジェラルドルイ・アームストロング『ポーギーとベス』から。
エラが歌うと芸術性が高い立派な感じになるとのこと。

こちらは黒人オペラを感じさせますね。
サッチモのしわがれ声も中々渋いんじゃないでしょうか。

雲さんはこれを聴くとお腹一杯だそうです(笑)。

ここでちょっとマメ知識。
《セントルイス・ブルース》と頭の部分が似ているとのこと。
なるほど確かにそうですね。
詳しいことは雲さんのブログを見てね!

貧しい黒人、うらぶれた感じ、シドニー・ベシェ『ブルーノート・イヤーズ』から。

これはまた何とも素朴というかしみじみですな~(笑)。
たまにはこんなのも面白いですね。

雲さん、「昔のアメリカにタイムスリップした感じ。」と言います。
ソプラノ・サックスがクラリネットの音に似ていて物憂げです。

ピアノ・トリオの《サマー・タイム》はやっぱりこれでしょう。
ウォルター・ビショップJr.『ザ・ウォルター・ビショップ・トリオ』から。

これはブルージーな感じがにじみ出ていますね~。

《サマー・タイム》は構造がブルースに似ているとか。

アート・ペッパー『モダン・アート』から。輸入盤CDのボーナス・トラック。
咽び泣く、すすり泣くペッパー。最後に一発号泣するところあり。
今回一番異色で、雲さんが個人的に一番好きな演奏かもしれないそうです。

切々と歌い上げるペッパーは最高だと思います。
私もかなり気に入りました。

「まさに夏向きなんじゃないでしょうか。」と雲さん。
確かにそうですね。

デューク・エリントン『デューク・エリントン・プレゼンツ』から。
コテコテ、重厚、偉そう、ベートーベンみたいな(笑)。
これを最初に聴いて、エリントン嫌いになった時期があったとか。
出だしは重厚なのですが、キャット・アンダーソンのトランペットなど
中盤は聴きやすく聴き所が多いそうです。

確かにこの出だしは引きます。
何か昔の日本の怪獣映画の最初の曲みたいだと、私は感じました。

最後は現代風アーバンなすっきりアレンジ。
寺井尚子『ピュア・モーメント』から。
エレキベースは雲さんのベースの師匠池田達也さん。
ベース・ラインがこの演奏の曲調を決めています。

前に私が寺井さんのこのアルバムを紹介したときに、
「この曲の小気味良いリズムアレンジは快適快適。」と書いています。
爽やかにして快適です。
まさに「日本の夏、金鳥の夏」ですねっ(笑)!

<アフター・アワーズ編>

番組エンディングテーマ、コルトレーンの《エブリタイム・ウィー・セイ・グッバイ》の
次に入っている《サマー・タイム》もちょっとかかりました。
これは『マイ・フィバリット・シングス』のCDの場合の話。レコードはA/B面です。
今日の放送は本編の収録時間が短くて、エンディングを全部かけ、
まだ時間が余ったから次の曲がかかったのかと思ったら、
なるほど<アフター・アワーズ編>へのつなぎの演出だったんですね。

今日本編でかかったもので私が持っているのは寺井さんのやつだけでした。
私の『モダン・アート』はレコードなので、《サマー・タイム》は入っていません。
色々なヴァージョンの演奏があるものなんですね~。
なかなか楽しい選曲でした。
マイルスの『ポーギーとベス』はレコードを入手したいです。

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デヴィッド・マシューズさんの貴重なお話など。

昨日の「高野 雲の快楽ジャズ通信」
「アート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズ特集」でした。
ゲストはマンハッタン・ジャズ・クインテットのリーダーでピアニストの
デヴィッド・マシューズさん。大物ゲストの登場です!
番組の詳細は 「快楽ジャズ通信」 をご覧下さい。

今回はマシューズさんへの質問と回答を書きます。
番組を聴きながらのメモを元にしていますので
聞き逃しがありますし、かなり要約して書いています。
ご容赦願います。

Q.マシューズさんにとってのジャズ・メッセンジャーズ(JM)とは?
高校生の頃に、一番かっこいい音楽だったそうです。
ハッピーでエンジョイな音楽。
そのフィーリングをめざしてマンハッタン・ジャズ・クインテット(MJQ)を作ったとか。

Q.雲さんが好きな曲JMの《モザイク》を聴いての感想は?
いつもMJQでやるレパートリーを決めるときはメロディーで選ぶそうですが、
MJQの新作に《モザイク》を入れたのは
この曲にエキサイティングな演奏を誘発する要素と
インプロヴィゼーションを掻き立てる要素があったからだそうです。

Q.JMの《モーニン》を聴いての感想は?
ベニー・ゴルソンから聴いた話ということで。
当時、ツアーのサウンドチェックの時、ボビー・ティモンズが、
この曲の始めの方のフレーズをよく弾いていたそうで、
それを聴いたゴルソンが、ティモンズにブリッジ(サビ)部を書けと言って、
この曲ができたとか。(私、初耳です!)

Q.MJQの新作から《モーニン》を聴いた雲さん。
  「演奏後半に出てくるフレーズはマシューズさんの作曲ですか?」
ブルージーなスタイルがこの曲に似合うだろうと作曲したそうです。
「ライブではこのフレーズところでお客さんが盛りそうですね。」と雲さん。

Q.JMの歴代ピアニストの中では誰が一番好き?
ホレス・シルバー。
どなたも素晴しいのですが、シルバーが最もクリエイティブで作曲が優れ、
ブレイキーとの組み合わせが良いとのことです。

<アフター・アワーズ編内での質問>
Q.今回なぜアート・ブレイキー・トリビュート・アルバムを作ったのか?
今まで、たくさんの偉大なミュージシャンに捧げたアルバムを作ってきたし、
ブレイキーの主要レパートリーも演奏してきたんですが、
今回はブレイキーのレパートリーのみのアルバムにしたかったそうです。

オフィシャルなので、マシューズさんは英語で回答していました。
続けてそれを訳して放送する形となりました。
実はマシューズさん、日本語も上手いそうです。
番組最初と最後に、「ヨロシクオネガイシマス」「アリガトウゴザイマシタ」
と日本語でしゃべっていましたよ。

収録は長時間だったそうですが、番組は1時間弱。
曲をかけながらとなると、番組中で紹介できるマシューズさんとの会話は
結構限定されてしまったみたいです。
編集の苦労も感じられる放送になっていました。

MJQの新作『25―アート・ブレイキー・トリビュート』から《危険な関係のブルース》
をかけて番組終了。

25-アート・ブレイキー・トリビュート- 25-アート・ブレイキー・トリビュート-

アーティスト:マンハッタン・ジャズ・クインテット
販売元:スリーディーシステム
発売日:2009/07/22
Amazon.co.jpで詳細を確認する

<アフター・アワーズ編>
貴重なマシューズさんと雲さんのセッション!
ブルース(キーはB♭)の演奏。これが凄く良かったです。
マシューズさんはタッチの強弱と抑揚に凄く雰囲気があるし、
フレーズもブルージーで心地良いことこのうえなし。
雲さんのベースとも凄くマッチしていました。
最後は途中フェード・アウトと思ったのですが、
そこのところでピタッと終わったそうです。
今度の木曜日にもう一度聴きなおします。

なるほど、フェード・アウトするところでピタッと終わっていました。
今回はヘッド・フォンできいたので、
マシューズさんの鼻歌もかすかに聞こえて楽しそうな様子が伺えました。

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「高野 雲の快楽ジャズ通信」にデヴィッド・マシューズが来たっ!

今夜の「高野 雲の快楽ジャズ通信」に注目!

マンハッタン・ジャズ・クインテットのデヴィッド・マシューズがゲスト出演します。

お~っ、これは番組始まって以来の大物ゲスト!

マンハッタン・ジャズ・クインテットの新作がアート・ブレイキー・トリビュートなので、

番組は「アート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズ特集」です。

番組の中で雲さんはマシューズさんに鋭い質問をしているらしいのです。

これは聴かねばなるまい。

アフター・アワーズ編では、何とっ!

マシューズさんがエレピを弾き、雲さんがベースを弾き、2人でセッション!

ミュージックバードのTHE JAZZチャンネルでは7/19、今夜22:00から。

ミュージックバードのcross cultureチャンネルでは7/23(木)、23:00から。

詳細はコチラ⇒「快楽ジャズ通信」

25-アート・ブレイキー・トリビュート- 25-アート・ブレイキー・トリビュート-

アーティスト:マンハッタン・ジャズ・クインテット
販売元:スリーディーシステム
発売日:2009/07/22
Amazon.co.jpで詳細を確認する

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上野まなさんと雲さんのトークは面白かった!

本題に入る前にちょっと!
ジャズ友tommyさんがブログに見た夢の話を書いていてそれがあまりにも面白い!
その夢の中に私(いっき)が登場するのですが、私のとる行動が面白すぎです。
登場している私のキャラ、意外とそんな感じかも(笑)?
シチュエーションが私達の身近にあることを反映しているのがツボです。
内輪話かもしれませんが、ある程度事情が分かる方なら面白いと思います。
こちら⇒Tommy's Jazz Caf'e

昨日の「高野 雲の快楽ジャズ通信」「ボサノヴァ・女性ヴォーカル特集」でした。
ゲストはシンガーソングライターの上野まなさん。
実は上野樹里さんのお姉さんなんですよ。
喋り方やノリはかなり似ています。姉妹でこんなに似ているのは珍しいかも?
番組詳細については「快楽ジャズ通信」をご覧下さい。

鬱陶しいこの夏にさわやかな女性ボーカルで清涼感のある曲を聴かせる特集。
ボサノバに通じる清涼感。清涼感溢れる感じの声ということで、
シンガーソングライターの上野まなさんをゲストにお迎えしたというわけです。
ボサノバ好きだというのでゲストに呼んだら、実はサンバが好きだったとか(笑)。
「ウフフフッ。」という笑い方がカワイイッ!

まずは、ナラ・レオン『イパネマの娘』から《小舟》
聴いた後、まなさんは、
「声が自分の好み。中低音が出ているほうが好き。気だるい感じが好き。」
と、楽しそうです。

次は、アストラッド・ジルベルト『おいしい水』から《ジンジ》
《イパネマの娘》は『ゲッツ・ジルベルト』でアストラッドが初めて歌って
ヒットした有名なナンバー。
《イパネマの娘》は後で別バージョンをかけるとのことで、ここでは《ジンジ》。
聴いた後、まなさんは、
「上手いですね。才能があったんですよ。主婦になる前からずっと。」
と、やっぱり楽しそうです。

アナ・カラン『サン・フラワー・タイム(邦題:おいしい水)』から《おいしい水》
打ち込みリズムのボサノバで、単調リズムが気だるさを出しています。
インコグニートのリーダーがプロデュース。
ヒップ・ホップ・ミーツ・ボサノバな感じです。
さすが、雲さんならではの選曲です。
(以降、緑字は曲を聴いての私の感想などです。)

「いいでしょう。」と雲さん。
「こういう音楽番組、勉強になるのでまた呼んで下さい。」とまなさん。
「ベーシストとしてやとって下さい。」と雲さん。
「いいですよ。」とまなさん。商談成立?
まなさんはあまり打ち込みは聴かないそうですが、
「家で聴きたい。素敵な一枚と出合いました。」と喜んでいました。

ガブリエラ・アンダース『ウォンティング』から《イパネマの娘》
このアルバムのジャケ写のアンダースからまなさんの脚の話題へ。
「ジャケット写真とは違って、脚が細すぎてポッキーみたいだね。」と雲さん。
まなさんは「ウフフフッ。」と楽しそうでした。
この《イパネマの娘》、雲さんがメロディーの一部が省略されていると解説。
確かにそうなっていました。かなりアンニュイな感じの歌で、私も結構好き。
聴いた後、まなさんは、
「今まで聴いていたイパネマを忘れる良いアレンジ。だるさがいいですね。」
と、これもかなり気に入ったようです。
そして、打ち込みにも興味が湧いたそうです。
雲さんの「古くさ系の打ち込みのほうがあうかもしれない。」にまなさんも同意。

そして、上野まなさんの『3Hearts』から《空のキヲク》
タイトルが「記憶」ではく「キヲク」なのは、自分のイメージなんだとか。
作った曲に対していくつかのタイトルを並べ、その中からイメージで選ぶそう。
最初に「雲」という歌詞があるので、雲さんは「自分の為に歌われているよう。」
なんて言ってました(笑)。そこから面白トークへ。
お互いに着ているTシャツの話に始まり、
まなさんは見た目が高校生で喋っても高校生だとか、
学校で放課後にしゃべっているみたいだとか。
まなさんは初めて会った人にも地でしゃべっちゃうそうなのでそうなってしまうとか。
「でも歌はアダルトなので、そのギャップをお楽しみ下さい。」とのことでした。
歌は確かにアダルト。直向な大人の女性の雰囲気です。
ギター2本をバックに落着いて歌い上げていて、ギャップがかなりありますね~。

爽やかさがボサノバのイメージにあうということでこの曲を選曲。なるほど。
この曲のみギターで伴奏しているとのことです。

ソット・ボッセというユニットの『エッセンス・オブ・ライフ』から《エブリシング》
親しみ安く聴きやすいアルバム。ミーシャの《エブリシング》のボサノバ化です。
他にザ・ブーム、オリジナル・ラヴ、サザン、スピッツ、ドリカムなどの歌をカバー。
これ良いですね。最高!
私が好きなタック&パティ、ジェナイ、フライド&プライド(消えた)とかに通じます。

聴いた後、まなさんは、「私はめざせこのくらい爽やか。」と言います。
「私はスロー・テンポではまったりした感じだから。」とのこと。
雲さんは「まなさんはもう少しクールな感じ。」と、
まなさんは「初めて言われました。人に評価されたことがないから。」と。
確かに媚びないところがクールかも?

最後はまなさんが好きな小野リサ『ナナン』から《星の散歩》
私も昔はカーオーディオで小野リサをよく聴いていました。
久しぶりに聴きましたが良いです。

まなさんは「なんかこういうジャズ番組に出演してよかったかな?」なんて言います。
雲さんは「今回は収録している雰囲気がなかった。」とのこと。
ハッハッハッ、そういえばそんな感じの放送でした。
カジュアルな感じですね。

<アフターアワーズ編>
まなさんによる雲さんへのラヴ・ソング作詞教室(笑)!
面白かったです。

今日は上野まなさんが番組アシスタント状態?
雲さんとのかけあいが楽しかったです。
雲さん1人の回には、時々上野まなさんをアシスタント・ゲストとして呼んでほしい!
もっと無茶苦茶言うと、「雲&まな」で音楽トーク番組をしてほしい。
ミュージックバードさんcross cultureチャンネルで是非!
雲さん、どうでしょう?無茶ですか(笑)?
もちろん、まなさんの意向もあるのでしょうが・・・。

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「快楽ジャズ通信」に上野まなさんがゲスト出演!

明日の「高野 雲の快楽ジャズ通信」上野まなさんがゲスト出演します。
上野まなさんって知っていますか?
俳優上野樹里さんのお姉さんで、シンガーソング・ライターなんです。

番組出演時のかわいい笑顔はコチラから。
上野まなさんのオフィシャルブログです。
http://www.musicbird.jp/podcast/kairaku_jazz.xml

そして声を聴きたい方はコチラから。
快楽ジャズ通信ポッドキャスト
見た目どおりで、トークもかわいいです(笑)。

いつもは雲さんとディレクター嬢のトークなのですが、
今回、雲さんはスタジオの外に追い出されたそうです(笑)。
上野まなさんとディレクター嬢のノリノリなガールズトーク。
是非聴いてみて下さい。

番組は、全国コミュニティーFM7月11日(土)20:00から、
ミュージックバードのTHE JAZZチャンネル7月12日(日)22:00から
ミュージックバードのcross clutureチャンネル7月16日(木)23:00から
放送されます。
番組テーマは「ボサノバ特集」。
私も楽しみにしています。

マニアックなジャズばかりではなく、たまには気分をリフレッシュ!

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妹尾美里さんは美人だなぁ~。

昨日のオーディオ・ネタによってアクセス数、来訪者ともに普段の3倍!
回路を拝借した先のサイトの掲示板へ書き込んだ効果が大なのでしょう。
オーディオ・ネタ恐るべし!

さて、昨日の「高野 雲の快楽ジャズ通信」「ミシェル・ペトルチアーニ特集」
ゲストはジャズ・ピアニストの妹尾美里(せのお みさと)さん。
妹尾さんははっきり言って美人です。
レッドソックスの松坂選手の奥さん日テレ柴田アナ似です。
ちょっと憂いを帯びた感じなのですが、喋りも見た目どおりでした。
妹尾さんを見たい方は「快楽ジャズ通信」Tommy's Jazz Caf'eをご覧下さい。

妹尾さんはペトルチアーニが好きなんだそうです。
ずっと音大でクラシックを勉強しつつ色々な音楽を聴いていた妹尾さん。
ペトルチアーニに嵌るきっかけとなったのは『プレイ・グラウンド』というCD。
中でも《セプテンバー・セカンド》という曲が好きだとか。
ラテンが好きで、情熱的な演奏が好きなんだそうです。
番組でかけたのはアルバム『トリオ・イン・トーキョー』から。

続いては雲さんにとってのペトルチアーニと言えばこれ。
『ミシェル・ペトルチアーニ』から
《オマージュ・ア・オマージュ・ア・エネルラム・アトセニグ》

この曲は私も好きな曲ですね。
確かにペトルチアーニと言えばこれでしょう。
(以降、緑字は私が曲を聴いての感想などです。)

次は雲さんが聴いてペトルチアーニと同じような熱量を感じたという
妹尾さんのアルバム『ローズ・バッド』から《バタフライ》
雲さん曰く、ペトルチアーニが硬水「ヴォルビック」なら、
妹尾さんは軟水「六甲のおいしい水」。
いつものことながら上手いこと言います。

クラシックの匂いは残っていますね。ヨーロッパ系のピアノです。
でもそのメロディーはどこか和テイストが香ります。
アキコ・グレースさんにも通じる色合いがあると思います。
しなやかで癖がない感じかな~。この味ってまさに「六甲のおいしい水」?

ピアノ・トリオが続いたので趣向を変えて、
ステファン・グラッペリのバイオリンが参加した曲。
『フラミンゴ』から《ゼア・ウィル・ネヴァー・ビー・アナザー・ユー》

久しぶりにグラッペリを聴きましたけど良いですね。
私はバイオリンと言えば寺井尚子になってしまうのですが、
(最近は金鳥のCMが頭に浮かんできます、笑)
グラッペリのほうが優しい音ですね。
ソフトなバイオリンとピアノの硬質なタッチが好対照。

雲さんは聴いたあとに「ワインを飲みたくなっちゃう。」とか言ってました(笑)。

次は妹尾さんのラテン・テイスト好きな選曲。
『ミシェル・プレイズ・ペトルチアーニ』から《ブラジリアン組曲》
妹尾さんが好きなところは、メロディーとコード進行。爽やかで翳りがある曲調。

今回はお2人の持ち寄ったアルバムが重ならなかったそうです。
雲さんは低音域をシングル・トーンで弾くときの凄味なんかが好きで、
『ノーツン・ノーツ』『パワー・オブ・スリー』など、
ストレートアヘッドでジャズ色の強いものを持ってきたのに対し、
妹尾さんはラテン・フレーバー色が強いものを持ってきたとか。

そんなお2人ですが、一致して良いというのが『デュオ・イン・パリ』、曲は《枯葉》
ペトルチアーニの特徴であるメロディアスなソロの魅力。
お2人はソロ終盤のフレーズを繰り返すところが良く、
パッと終わるタイミングが良いなんて言ってます。
エディ・ルイスとの掛け合いも良いし、
ルイスのオルガンがホワッとして、フランスの香がするところが良いとも。

またこの曲ですか~(笑)。
《枯葉》特集でもかけていましたよね~。
まっ、いいものはいいんだからしょうがありません(笑)。
雲さんからご指摘が。
この曲は《枯葉》特集でかけたのではなくて、
「PCMジャズ喫茶」に雲さんがゲスト出演した時にかけたのでした。
雲さんは色々考慮しながら選曲しているので、重複するはずないですよね。
私の思い違いでした。ごめんなさい。

長い曲なので途中フェード・アウト。
妹尾さんから、ペトルチアーニの共演者が多彩なことは、
ペトルチアーニの女性との付き合い方に通じるなんて話や、
色んな演奏をやっていても芯が立った音なのですぐにペトルチアーニとわかる
なんて話がありました。

<アフター・アワーズ編>
本編でかけられなかった雲さんセレクト曲をかけつつトーク。
「人によって魅力を感じるポイントが違うという多面性を持ちつつ、
弾いているとこの人とわかるものを持っている。」なんて話がありました。

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私、オルガンも好きですよっ!

今日の「高野 雲の快楽ジャズ通信」は「ジミー・スミス特集」
オルガンですよ~。
詳しくは「快楽ジャズ通信」を見てね!

数回前から番組リスナーからのお便りを紹介しています。
色んなリスナーの方がいらっしゃるんですね~。

最初は聴きやすい曲。
『ダム!』から《パパズ・ガット・ブランド・ニュー・バッグ》
はははっ!最高にご機嫌なナンバーでした。ノリノリでしょっ!
(以降緑字は私が曲を聴いての感想などです。)

デビューしたての頃のダイナミック&エキサイティングな演奏。
『ザ・チャンプ』からタイトル曲
畳み掛ける弾きまくり。これも快感!

次はバラード。
『クレイジー・ベイビー』から《ホワッツ・ニュー》
胸にグッときます。セツネ~。中盤の盛り上がりもグゥ~ッ!

ウェス・モンゴメリーとの共演。
オルガン・トリオ=オルガン&ギター&ドラム。
テクニシャン同士の「俺が俺が」とは反対の引きの美学。
『ダイナミック・デュオ』から《ベイビー・イッツ・コールド・アウトサイド》
ミディアム・テンポで快適快適。和やかで楽しそうな2人の共演。
途中で鈴がシャンシャン鳴ってクリスマス・ムードの曲ですね。

ここでハモンドB3オルガンの解説。
私は昔、寒川敏彦さんのオルガンをライブで見たことがあります。

ジミー・スミスの代表的なアルバムの1枚。
『ザ・キャット』からタイトル曲
軽快でキャッチーな曲ですね~。これも楽しいです。
ディレクター嬢によるとエレクトーンの発表会でよく聴く曲だそうです。

ラストはしっとりした曲。
『オフ・ザ・トップ』から《エンドレス・ラヴ》
これは激甘!
ジョージ・ベンソンのギターにスタンリー・タレンタインのテナーですから(笑)。
バックにはストリングスも加わったりします。
甘すぎもたまには良いものです!

<アフター・アワーズ編>
今回は編曲に悩んだとか。
他の曲との兼ね合いから泣く泣く削った曲をバックに流しています。
『ザ・チャンプ』から《バイ・ユー》。泣ける曲です。
『ドット・コム・ブルース』も手元にあったようです。
でもこちらはB.B.キング色が強過ぎるので却下したとか。
「番組を延長してほしい~。」と、雲さんから切実な希望あり(笑)。
今日はディレクター嬢とのまったりトークでした(笑)。

P58 私がジミー・スミスと出会ったレコードは『ミッドナイト・スペシャル』(1960年rec. BlueNote)です。メンバーは、ジミー・スミス(org)、スタンリー・タレンタイン(ts)、ケニー・バレル(g)、ドナルド・ベイリー(ds)です。

ブルーノートのオリジナル盤(モノラル、NYC、溝なし、RVG刻印、チョボ・マーク有)としては安めだったので買いました。タイトル曲はもろにブルージー。私が好きな曲は《ア・サブトル・ワン》。ミディアム・バウンス・テンポで演奏される適度な甘さのちょっと翳りがあるナンバーは最高!このアルバム、タレンタインのテナーとバレルのギターが渋い通好みの1枚です。

私が持っているのはブルーノートの3枚だけ。今日かかったヴァーブの『ダイナミック・デュオ』『ザ・キャット』はレコードを探しているのですが、コンディションの良いものがなかなかみつかりません。

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ウィントンはやっぱり凄い&クールな小川さん

昨日の「高野 雲の快楽ジャズ通信」「ウイントン・マルサリス特集」
ゲストは音楽ジャーナリストの小川隆夫さんでした。
番組の詳細は「快楽ジャズ通信」をご覧下さい。

小川さんと言えば、かつてニューヨークに留学されたこと(1981~3年)があり、
アパートの隣にはウイントン/ブランフォードのマルサリス兄弟が住んでいたことで
有名です。著書「となりのウイントン」もあります。
今回はウイントンに関する貴重なエピソードを聞かせてくれましたよ。

1曲目、「これ聴かなきゃダメ。」はないけれど、
小川さんが当時ウイントンを聴いた時の凄さを彷彿とさせるというバラード曲。
『ウイントン・マルサリスの肖像』から《フー・キャン・ターン・アイ・トゥ》

落着いて余裕を感じさせる演奏です。
弱冠19歳とはとても思えません。
(以降緑字は、私が曲を聴いての感想他です。)

小川さんは「単なるテクニックではない、バラードを聴かせる表現力がある。
当時これほど吹ける人はいないと感動した。」と言っています。

次はアップ・テンポの曲。
『シンク・オブ・ワン』から《ノーズ・モウ・キング》
小川さんはウィントンから「ドアから覗いている感じのジャケット写真を
撮りたいんだけど、どこか良いところを知らないか?」と言われたそうで、
アールデコ調の日本レストランの入口のドアを教えたんだとか。
そのドアがジャケット写真のものだそうです。

やっぱり最初はウイントンのテクニックに耳がいきます。
完璧なトランペット・コントロール。この人凄すぎます。
サウンドがクールなんですよね~。
ブランフォードもやっぱり凄いと思いますよ。
ウイントンが余りにも凄いのでブランフォードがちょっと損しているかも?
今日的なサウンドです。
これ今年発売されたといってもわからないんじゃないでしょうか?

小川さんは当時のウイントンをヴィレッジ・ヴァンガードで目の当たりにしている
そうで、凄かったようです。
この曲では凄いウイントンのソロのあとに、ブランフォードがちょっと緩めに
出てくるのですが、小川さんによると2人の性格の違いがここに出ているそうです。
ブランフォードは「ノーテンキ」らしいです。
この2人はデコボコ・コンビで相性が良かったそうです。

ここでウイントンについての話。
ウイントンはポップスも聴き、若い時にはフュージョンもやっていたそうです。
家ではマイルス命の時もあったとか。
「僕らの勝手なイメージで、アコースティック・ジャズについてばかりインタビュー
するから、ウイントンのまじめでジャズにストイックなイメージが世間に
広がったのではないか。」と小川さんは言います。そして、
「初めにイメージありきでジャーナリストは質問しがちで、それは問題あり。」
とも言っています。
その辺りにウイントンは不満があるようだとも言っていました。

小川さん著「となりのウイントン」に書いてある話の中から、
ブランフォードがマイルスの『デコイ』のレコーディングに参加した時の面白い
エピソードも話してくれました。そこにウイントンらしさがあると言っていました。

次はジャズ以外の2曲。
まずはウィリー・ネルソンとの共演『スターダスト』から
《マイ・バケッツ・ゴット・ア・ホール・イン・イット》

続いてクラシック、『くまん蜂の飛行』から《パガニーニ作曲 常動曲 作品11》

クラシックってやっぱり超絶技巧が必要なんですよね。
こんなのが吹けるジャズ・トランペッターってウイントンくらいなのでは?
循環呼吸を使った絶え間ない演奏です。凄いっ!

演奏を聴いたあと雲さんと小川さんが、
「後にいくほどクレッシェンドで大きい音になっていくのが凄い。
これに比べればジャズでバリバリ吹くのは楽勝。」なんて言っています。
この曲は元々バイオリン曲なのに、トランペットでやっているそうです。

ここでまたウイントンの話。
ウイントンはタバコを吸わないしお酒も飲まないらしいです。
ただの若者で、堅物のイメージはないということでした。
小川さんはそういうイメージになる前に知り合ったそうです。

次は雲さんの選曲。
『スタンダード・タイムVol.1』から《キャラバン》のさわりをかけて、
「《枯葉》のリズム・チェンジは難しい。10の力を出さず7の力で吹く。
余裕綽々で吹く。そこがクールでかっこいい。」と雲さんが話します。

それを受けて、小川さんが当時ウイントンが考えていたこととして、
「ジャズのそれまでのイメージを変えたい。ジャズミュージシャンのイメージが悪い。
ジャズをソフィストケートさせたい。ソフィストケートされたジャズマンがいても良い。
自分の世代のハード・バップを強く意識いていた。」と話します。
そこがハード・バップ好きからは醒めていると感じられるのだろうとも言います。
続けて、そういうウイントンを好きか嫌いかは個人の感性の問題と言います。

以上に関しては是非こちら 「快楽ジャズ通信」 をお読み下さい。

以上の話は私も同意します。

でかけた曲は《スーン・オール・ウィル・ノウ》

さらっと吹いていますね。これがなかなか良いのです。

余談ですが、これって寺島靖国さんが一時期しきりにオーディオ・チェックに
使った曲(笑)。寺島さん著「JAZZはこの1曲から聴け!」の中で、
このアルバム&この曲を取り上げていて、そこには村井康司さんの
「ジャズの明日へ」の話題が出てくるという面白さです(笑)!

雲さんが「軽やかに高い音を吹き、日常感覚でサッと吹いている。」と言います。

ラストは『スター・ダスト』から《アイム・コンフェッシン》
ウイントンはサッチモのことを「ポップス」(これも通称)と言うらしいですね。
小川さんは「最初はポップスそっくりに吹いて途中からウイントンらしくなる。」
と言います。

「曲がかかっている間のエピソードを聞くとウイントンはいいやつと思った。」
と雲さんが言うと、小川さんは「ウイントンはちょっとおちゃめなあんちゃん。」
と言います。

これ気楽に聴けて良いと思いました。
ウィントン入門はこのアルバムが良いかもです。

今回はウイントンの魅力満載の番組でした。

そして、言うべきはきちっと言い、嫉妬されそうなことも嫌味なくサラッと話す
小川さん、トークの肌触りはウイントンのサウンドに近いのかも?と思いました。
小川さんはクールでカッコイイ人でした。

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エラ・フィッツジェラルドを聴きながら

今日の「高野雲の快楽ジャズ通信」「エラ・フィッツジェラルド特集」
かけた曲の紹介は 「快楽ジャズ通信」 をご覧下さい。

今日は放送を聴きながら最近ジャズ友間を行きかっているメールの
返信を書いていました。
極度に高度でマニアックかつ危険な内容なのでここには公開できません。
とか言いましたが実態は(笑)?

それはさておき、今日のエラ・フィッツジェラルド特集、
いきなりド真ん中からきました。
名唱の誉れ高き『マック・ザ・ナイフ・エラ・イン・ベルリン』から
《マック・ザ・ナイフ》《ハウ・ハイ・ザ・ムーン》
う~ん凄い!今更説明不要ですよね。

次は『エラ・アンド・ルイ』から《お友達になれない?》
のんびりムードが心地良いです。
私はこの中古レコードを探しているのですが、中々みつかりません。
この年代は一応レコードで聴くことにしています。
新着棚は漁っても、ボーカル棚は漁らないからかも?
まあ、のんびり探します。

続いては『テイク・ラヴ・イージー』から《ユー・ゴー・トゥ・マイ・ヘッド》
心に沁みます。
雲さんはこの曲が好きですね~。前にこの曲の特集をやってますからね。
どうやら雲さんは曲が好きということではないようです。コメントを見てね!

次は珍しいボサノバ。ここは捻りの選曲ですね。
『エラ・シングス・ジョビン』から《イパネマの娘》
なかなか快適ですよ。

ラストは『エラ・アット・ジ・オペラ・ハウス』から《オー・レディー・ビー・グッド》
思わず体でリズムをとりたくなるスインギーな歌です。
気分良く終了。

雲さんの丁寧な説明やエピソードなども聴いていたのですが、
返信メールを書きながらだったもので・・・、
私ちゃんと聴いていたかな~(笑)。
クロスカルチャー・チャンネル(11ch-1)木曜23:00からの再放送聴こ~っと!

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オーネット・コールマンは軽やかです。

昨日の「高野雲の快楽ジャズ通信」「オーネット・コールマン特集」
ゲストはアルト・サックス奏者の纐纈雅代(こうけつまさよ)さんでした。

かかったCDなどは 「快楽ジャズ通信」 をご覧下さい。

ゲストの纐纈さん。ちょっと恥ずかしげで控えめなしゃべりです。
雰囲気はジャズ・ピアニストの松本茜さんに近いものがありました。
今はこういう控えめな方がジャズをやっているんですね~。
イメージ的にはどうもジャズとつながりにくいんですよ。
ジャズは個性の音楽とかいうのですが、認識をかえないといけないです。

ますは、雲さんから「オーネット・コールマンはフリー・ジャズなのに難解ではなく、
自由で開放感のある音楽。気分の人。」というような説明がありました。
纐纈さんはオーネットのことを「おままごとのノリ。実験的なんだけどそれがアート。
子供のお遊び。発想が子供的。」と独特な表現でした。
なかなかユニークな感性をお持ちのようで私は興味を持ちました。

最初の曲。
「アコースティックから入らなくて、エレクトリックから入っても良い。」ということで、
『ヴァージン・ビューティー』から《ブルジョワ・ブギ》

変なノリ&メロディーが最高。何かフワフワ夢見心地。
(以降、緑字は私が曲を聴いた感想などです。)

雲さんはこの曲が気持ち良くて、ベースを弾いて遊んだそうです。
纐纈さんは「楽しかった。ジャズっぽくないので、ジャズ以外の人でも楽しめる。」
と言ってました。

次はアコースティック。
雲さんが「作曲にもおままごとの要素は感じませんか?」
「纐纈さんの好きなアルト奏者チャーリー・パーカーは構成美がありますよね?」
と纐纈さんに質問。「パーカーの構成美」に強く同意した纐纈さんでした。
かなりのパーカー好きとお見受けしました。
オーネットの面白い作曲センスを聴く曲。
『ジャズ来るべきもの』から《コンジーニアリティ》

普通にこうくるだろうな~というメロディーではありません。
中途半端で落着かない。え~い身を任せちゃえ~快感(笑)!

雲さんが「速くなったり遅くなったり、上がるかと思えば下がるメロディー。」
「吹いてみたいですか?」と、纐纈さんに質問。
纐纈さん「吹いてみたいです。」と言っておりました。

次は纐纈さんの演奏を聴きましょう。
鈴木勲さんの『ソリチュード、フィーチャリング纐纈雅代』から《キャラバン》

鈴木勲さんの「グイングイン」ベースが凄いです。
独特な音でうねりのたうちまくってます。
纐纈さんは結構フリーキーに迫ってきますね~。
ベースに煽られまくって、てんてこ舞いな感じもします。
サックス・トリオですからね。大変だったと思いますよ

鈴木さんは特注のアコースティックベースにエレキベースの弦をはっているとか。
纐纈さんは鈴木さんのベースを称して「ビンビン飛んできます。」と。
う~ん、纐纈さん、やっぱり面白い感性をしていると思います。

この曲収録時、始めのソロが終わったら何と!纐纈さんは倒れたんだとか。
そしてドラムソロの間に復活したらしいです。
で、ワンテイクで録音したそうです。
凄~い!こうやって先輩が後輩を鍛える。いいじゃありませんか。

次は雲さんが大好きで絶対かけたかった曲。
纐纈さんも好きな『ゴールデン・サークルのオーネット・コールマン』から
《フェイセス・アンド・プレイセス》

私も好きです。仕事から疲れて帰ってなぜか時々聴いた曲。
私的にはあんまり色々考えずに聴ける曲。
躍動感のある4ビートが気持ち良い。

纐纈さんはこれを聴き、うつむきながら「すげ~っ!」と3回言ったそうです(笑)。
気持ち良いそうです。
雲さんは「短いフレーズを細切れに吹いている。一つ一つは脈絡はないが
繋げると意味がある。」と言います。
纐纈さんは「空気が流れている。音と音の間に意味がある。そこがパーカーと
オーネットに通じる。」と言います。
それを受け、雲さんが纐纈さんに「意味込めて無音にすることがありあますか?」と
質問。纐纈さんは「しないです!」と、ここはきっぱり答えました(笑)。
「パーカーやオーネットのレベルでやってこそ意味がある。」
「私がそんなことをやるのは恐れ多い。」という意味に私は受け取りました。

オーネットは何をやってもオーネット。
エレクトリックだろうが何だろうが周りに左右されない。
ハンバーガー食いながら聴くと合う。カジュアルな雰囲気。
最後は『トーン・ダイアリング』から《ストーリーズ・ブルース》

これ聴いて気分は空中浮遊してください(笑)。

<アフターアワーズ編>

纐纈さんのルーツはビ・バップ。パーカーが大好きです。
高校の時にサックスを吹き始めて、ヴァーブの《ナウズ・ザ・タイム》を聴き、
コピーして「何でこうなるのだろう?」と思ったらしいです。

纐纈さんのアルトと雲さんのエレベでセッション。
曲は《コンファメーション》
雲さんによるとパーカーフレーズが出まくっていて、
かなり細かなニュアンスまで学習している感じだそうです。

お~っ、バップしてます。良い感じです。
とても自然に演奏しているように感じました。
纐纈さんはもともとバップになじむものを持っているんだろうと思います。

改めて言うのもなんですが、パーカーってやっぱりジャズの基本です。
今の私の耳で聴けば至って普通。
これを吹いて人にインパクトを与えるパーカーはやっぱり凄い。
コピーしてもパーカーにはなれないことも実感。

私が言うのもおこがましいのですが、纐纈さんは良いものを持っていると思います。
これからの成長を期待したいです。

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ガーランド、楽しめました!

今日の「高野 雲の快楽ジャズ通信」「レッド・ガーランド特集」
ブログ:「快楽ジャズ通信」 も参照下さい。
雲さんがレッド・ガーランド好きだということで、最初のトークが長かったです(笑)。
ガーランドの魅力をたくさん話してくれました。

「最初から飛ばしますよ。」ということで、
『グルーヴィー』から《ウィル・ユー・スティル・ビー・マイン?》。

これ、アップ・テンポの楽しい曲です。
聴いているとウキウキしてきます。
ガーランドの軽やかにして転がるピアノが良いですね。
チェンバースのズンズン・ベースとアルコのギコギコも良。
アート・テイラーのブラシもチャッチャカ気持ちいいです。
(緑字は、曲を聴いての私の感想などです)

ガーランドのブロック・コードを聴く曲。
『ア・ガーランド・オブ・レッド』から《マイ・ロマンス》
テーマのブロック・コードとソロのシングル・トーンの魅力が味わえる曲です。

一転しっとり落着いて歌い上げます。心に沁みます。

マイルスの黄金のクインテット(マイルス、コルトレーン、ガーランド、
チェンバース、フィリージョー)の演奏。
良いピアニストは良いイントロを付けます。その素晴しいイントロを聴く曲。
『ラウンド・アバウト・ミッドナイト』から《バイバイ・ブラック・バード》

確かに良いイントロだと思います。
続くマイルスのハーマン・ミュートによるソロは文句なし。
続くコルトレーン、当時としては斬新なフレージングだと思います。
このフレージングが私は好きです。
ガーランドのソロは気負わず、かといって緩まずの絶妙の具合。
これってマイルスの音楽観がメンバーに行き届いているんだと思います

優れたブルース弾きガーランドのブルースを聴きましょう。
『アット・プレリュード』から《プレリュード・ブルース》

途中に入るコロコロ・キラキラの速いフレーズがまばゆいです。
リラックスした感じで説得力のあるプレイはいいですね。
前半おとなしめに入り中盤の盛り上げる構成もなかなか。
このライブ・アルバムは初めて聴いたのですが良いですね。

マイルスのアルバムの中のピアノ・トリオ演奏。
マイルスの目があるとシャカリキになって弾くという例。
『マイルストーンズ』から《ビリー・ボーイ》

軽快にして力強い演奏です。気合が入っていると思います。
確かに親分マイルスの前でいいところを見せようとしている感じがします。
フィリージョーのドラムが弾むリズムで気持ちいいです。

最後、何でもないところにホワッとした味わいがあり、それを感じる曲。
『ホェン・ゼア・アー・グレイ・スカイズ』から《マイ・ブルー・ヘブン》

確かに言うとおり味わいがあると思います。
私はこの曲が好きなので、気分よく終了。

<アフター・アワーズ編>
本編で言い忘れたことをひとつ。
ガーランドの演奏はリズミック、それは左利きだったことによるのではないか。
右手のシングル・トーンはバド・パウエルの影響。
左手の和音は、エロール・ガーナーの影響。ビハインド・ビートです。
絶妙なタイミングで入れる和音がリズミック。
これは左利きに拠るところ大なのではないかとのことです。
そしてスピード感は元ボクサーだったからかも?とのことでした。
例としてあげたのが本日最初の曲《ウィル・ユー・スティル・ビー・マイン?》
実は私もリズミックな左手がいいなあと思いながら聴いていたんです。

聴きなれた曲をもう一度聴くのも良いものです。
雲さんの解説を聴きながら聴いていると、色々見えてくるものがあります。
初心者向け番組とはいえ、ジャズを聴きこんだ人にも得るものはあると思います。

ミュージックバード、アンテナと受信器レンタルで月々¥2,100。
ただし1年未満で解約時は違約金あり。
ザ・ジャズch他全10ch。皆さん聴いてみませんか?

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マイルスのミュートってやっぱりいいよね。

昨日の「高野 雲の快楽ジャズ通信」「マイルス・デイヴィスのミュート特集」
ゲストはプリズム出版編集部・齋藤實(みのる)さんでした。
番組内容については雲さんのブログ「快楽ジャズ通信」をご覧下さい。

齋藤さんはラテン・バンドでトランペットを吹いているとのことで、
番組中、トランペットに色々なミュートを付けて実演してくれました。
色々あるんですね~。とてもわかりやすかったです。

かかった曲はマイルスなのですから、いちいち説明不要の名演。

マイルスと言えばハーマン・ミュートということになるのですが、
アルバム『ウォーキン』《ソーラー》では、カップ・ミュートを使っていたんです。
そう言われて聴いてみれば、いつものマイルスのミュートと違いました。
なるほどなのです。

マイルスのハーマン・ミュート演奏と言えばやっぱりこれ。
アルバム『ラウンド・アバウト・ミッドナイト』から《ラウンド・ミッドナイト》
黙って聴け(笑)!金属的なミュートの音ですね。

アルバム『死刑代のエレベーター』から《ドライヴウェイのスリル》では、
ハーマン・ミュートでのアップ・テンポ演奏を聴いたのですが、
スピード、キレのあるカッコイイ演奏が楽しめました。

ちょっとミュート・プレイの話。
ミュートを付けると、付けない時に比べて音程が高くなったり低くなったりするとか。
息を強く吹くきこまなくてはいけないとかもあり、
タンギングをしっかりしないと音がモゴモゴしちゃうそうです。
そして、バラードでハーマン・ミュートを使う時は非常に気を使うそうです。
最後も息をしっかり吹いていないと、音が尻切れトンボになってしまうとか。

マイルスが最後まで使い続けたハーマン・ミュート。
晩年ではアルバム『ドゥー・バップ』から《ミスティー》がオススメとのことでした。
雲さんは《ザ・ドゥー・バップ・ソング》が好きだとか。
私も『ドゥー・バップ』は好きなアルバムです。
最後まで歩を止めなかったマイルスの姿がここにあります。
私が好きな曲はミュートではありませんが《ファンタジー》。

ここでちょっとフランジャー・ミュート。
エリントンのジャングル・サウンドなんかに使われるやつです。
巻き舌で吹くんだとか。
これをやらせたら右に出るものがいないウィントン・マルサリスの演奏。
『スウィンギン・ウィズ・ザ・デューク』から《ハッピー・ゴー・ラッキー・ローカル》

最後はマイルスのミュート・プレイの歌心を聴く1曲。
アルバム『ユア・アンダー・アレスト』から《タイム・アフター・タイム》
このアルバムが出た当時、あまりにポップだったので驚きました。
マイルスもとうとうこうなっちゃったのかと(笑)。
マイルスという人はその時代に流行っていたものをたえず取り入れないと
気がすまない人だったのだと私は思っています。
マイルスならではのリリシズムが素晴しいと演奏。
齋藤さんと雲さんは、「マイルスのミュート効果によって元歌を越えている。
マイルスのハーマン・ミュートにはインテリジェンスがある。」
と言っていましたが、私もそのとおりだと思いました。

P25_2こちらはその元歌が入っているシンディー・ローパー『シーズ・ソー・アンユージュアル(邦題:ハイスクールはダンステリア)』(1983年、CBS)です。これが出た当時、かなりヒットしました。《ガールズ・ジャスト・ウォント・トゥ・ハブ・ファン》《タイム・アフター・タイム》はラジオやテレビで頻繁にかかっていました。《タイム・アフター・タイム》なんか耳タコ状態です(笑)。

シンディー・ローパーはあのキャラクターも人気で、来日時なんかは当時はまだまだ隆盛を極めていた歌番組にはじから出演していました。懐かしい思い出です。今聴くと《アイル・キス・ユー》のファンキーなヘビー・ビートが結構ツボだったりします。

で、私が今持っているレコードは、一昨年下北沢のレコード屋「フラッシュ・ディスク・ランチ」の3枚¥1,000で買ったものです。これが意外とノイズが気にならない盤なんです。普通に聴くにはこれで充分。時にはハズレもありますが1枚¥333なら文句はないでしょう(笑)。

「フラッシュディスクランチ」は面白いお店で、1980年代に流行ったポップ・ロックのレコードが、現状で3枚¥1,000や¥2,000で大量に売っています。なので、私は何度かお店に行って結構たくさん買ってしまいました(笑)。店主も独特のキャラで私は気に入っています。

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ピアノレス・トリオ!

今日の「高野雲の快楽ジャズ通信」ピアノレス・トリオ特集」
詳細はブログ:「快楽ジャズ通信」 をご覧下さい。

最初にピアノレス・トリオの説明からです。
私のブログを読む人には説明不要でしょう。

やっぱりこれからですよね。
ソニー・ロリンズ『ヴィレッジ・バンガードの夜』から《チュニジアの夜》

エキサイティングなライブ、ロリンズの豪快さと歌心が素晴しい。
エルビンのうねるドラムが最高。
(緑字は曲を聴いての私の感想などです)

それに先駆けて録音した『ウェイ・アウト・ウェスト』もちょっと紹介。
私が最初に買ったサックス・トリオです。
やっぱり初心者にはこのフォーマットってちょっと敬遠したくなっちゃうので、
ジャズを聴くようになってしばらくたってから買いました。

ミルト・ヒントンのベースを聴け。
ブランフォード・マルサリス『トリオ・ジー・ピー』から
ブルース曲《ガットバケット・スティーピー》

初めて聴いたのですが,じっくりゆったりのブランフォードが良い味です。
ヒントンのベースも素晴しいです。

ここでピアノレス・トリオ聴き方の極意。

ピアノレス・トリオを聴くのは、音楽を聴くより演奏に立ち会うという感覚。
長い演奏が多いので、ちゃんと最初から聴くようにしましょう。
でないとたいくつしてしまいます。

そこで、「腕を組んで目をつぶって聴く」、これが極意。なるほど(笑)。
視界をシャット・アウトすると耳の感度が上がるのです。
そして旋律を追いかけるようにします。
サックスのフレーズを追いかけ、できればベースもからませて聴きましょう。
演奏に参加する気持ちでねっ。

ドン・チェリーの軽やかなトランペットと対比するヘイデンの重低音のベースを聴け。
チャーリー・ヘイデン『ザ・モントリオール・テープス』から《ザ・ブレッシング》

初めて聴いたのですが凄く気に入りました。
このCDは買いたくなりましたよ。
雲さんが言うとおり聴きやすい演奏でした。

ピアノレス・トリオではベースの役割が増えます。
ピアノの役割も担い、演奏をリードしてナビゲートもします。
そして演奏を鼓舞する役目もあります。
漢(オトコ)北川潔のベースを聴け。
ケニー・ギャレット『トリオロジー』から《ジャイアント・ステップス》

ケニー・ギャレットは軽やかなんですけど、「漢」ではないんですよ(笑)。
雲さんの言うとおり北川は「漢」なんですけどね。
ブライアン・ブレイドのドラムはやっぱり良いですね。

最後はジョン・コルトレーン。やっぱりね(笑)。
『ライブ・アット・ザ・ヴィレッジ・バンガード』から《チェイシン・ザ・トレーン》
16分弱の曲なので、途中からフェード・イン。

説明の必要はないでしょう。コルトレーンは凄い。

雲さんらしい終わり方でした。

<アフター・アワーズ編>
ディレクター嬢初見弾きのコーナー。
右手だけでキーボードを弾いて、ピアノレス・トリオの雰囲気を出そうという趣向。
ドラムはいないので雲さんとのベースとのデュオですが、雰囲気はということね。
曲は《ウェーブ》でした。
ディレクター嬢はノリが所々ジャズじゃないのはご愛嬌。
右手だけで弾いてもらったのは、この曲の美しいメロディーを
味わってほしいという趣向だたようです。
それについては美メロ派の私(いつからそうなったの?)も、保証します(笑)。
雲さんはボサノバの中で1、2を争う好きな曲なんだそうです。
もちろん私も好きです。

<おまけ>
ピアノレス・トリオと言えば、ジョシュア・レッドマンの『コンパス』を巡って、「いーぐる」noteが盛り上がっていますね。楽しく拝見しています。
しょうがないから『コンパス』を買うことにしましたよ(笑)。ついでに、すずっくさんから教えてもらったトニー・マラビーの『パロマ・レシオ』(予約)とエスペランザ参加ジョー・ロバーノの『フォーク・アート』もね。もちろんいつものHMV3枚以上まとめて30%OFF!

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快楽ジャズ通信、恐るべし!

今日の高野雲さんの「快楽ジャズ通信」「ウェイン・ショーター特集」
ゲストはBOZOのリーダーでアルト・サックスの津上研太さんでした。

私もショターが大好きなので、どんな放送になるか期待していました。
拙ブログでも以前ショターについて雲さんとtommyさんを交えて
コメント欄で「いいよね~。」トークをしました(笑)。

今日の放送、結果から先に言うと、凄く良かったです!
ニヤニヤしながら「そうだよね。」と頷きつつ聴いていました。

ますは、雲さんのショターの聴き方から入りました。
「美術館で巨大な油絵を見るが如く、3,4m下がって絵全体を俯瞰する。」
というものです。
これについては津上さんも「正しい。」と言っていました。
「そういう人が1万人いると良い。」なんて面白いことも言っていましたよ。

雲さんは、「津上さんはショーターに似ていると思う。」と言ってました。
津上さんも「ショーターにはそうとう影響を受けている。」と言っていました。
意見は一致したようですね。(緑字は私の意見などです)

雲さんからウェインの良さをたずねられて津上さんは、
「曲が変わっている。コピーしても無駄。
やっていることが全体のバランスの上に立っている。
吹かない行為も演奏しているようにみえる。」
と言っていました。
なるほどと思いました。雲さんのショーターの聴き方と共通です。

津上さんとショーターの出会いのアルバムは『セカンド・ジェネシス』。
くぐもった変な音だと思ったとか。
次に聴いたのが『ネイティブ・ダンサー』で目から鱗が落ちたとか。

『セカンド・ジェネシス』から《ルビーと真珠》
『ネイティブ・ダンサー』から《ポンタ・ジ・アレイア》
2曲続けてかかりました。

雲さんから「上記2枚のアルバムの聴き所は?」と聞かれた津上さんは、
「初期のショターは曲の構造がしっかりしている。時代を経ておかしくなってくる。」
と言い。《ポンタ・ジ・アレイア》については、
「最初にショーターが出ずに歌が出てきて、この歌がジャズじゃない。
でもジャズじゃなくても良いじゃん音楽であればと思った。
歌の後に入ってくるショーターのカデンツァが素晴しい。」と言っていました。
これにもなるほど納得なのでありました。

津上さんは、
「ジャズ・メッセンジャーズ時代はバンドの色もあって編曲に力を入れた音楽監督。
マイルス・バンドに入って曲の構造がとろけた。」と言っていました。

ここでそのマイルス時代の曲。
『ネフェルティティ』からタイトル曲

これはジャズ喫茶「いーぐる」の益子さんの特集
「21世紀へのジャズ、いくつかの補助線」でもかけました。
フロントはソロなしでサウンド・テクスチャー重視。バックはドラムが複雑に叩く。
この辺りの感覚が現代性につながるという話でした。
ショターの『フット・プリンツ・ライブ!』から《マスクァレロ》もかけて、
ショターが何かの雰囲気を作り出そうとソロをとっているようだなんて話があり、
これも現代性なのではないかとのことでした。

曲終了後、
津上さんは「アドリブしないのは当時の新しい考え方。」と言い、
雲さんは「遠近感、絵を見ている感じ。」と言い、
津上さんが続けて「マイルスを聴くとピカソを感じる。」と言っていました。
これもまた納得。今日はこればっかり(笑)。

ここで一旦ショーターを離れBOZOの曲。
『デュエンデ』から《いまだ見ぬ山》

私は出だしを聴いた瞬間これを気に入りましたよ。
くぐもったスモーキーな感じを醸し出たサウンドが良いのです。
ちょっと気だるいテンポもいい感じです。
これって、私が最近はまっているニューヨーク・ダウンタウン系サウンドにも
通じるものがあります。

曲終了後、
雲さんは「ネフェルティティに、空気、ムード、雰囲気が通じるものがあると思う。
それは理論、メロディーではない。」と言います。
それを受けて津上さんは「匂い」だと言います。
これもその通りだと思いました。

雲さんがショターの『ジュジュ』《ハウス・オブ・ジェイド》にも通じるものがある
のではないかということで曲をかけます。

気だるい感じが近いですね。テンポも同じくらい?
サックスの雰囲気が確かに近い感じがします。

曲終了後、
雲さんは「やっぱりショーターはショーター、津上さんは津上さん」と言ったら、
津上さんは「ショーターのこの頃の曲は音域が高く、
アルト・サックスの音域を使っている。」と言っていました。
続けて「だから僕もこの頃の曲をやらせてもらっている。
《ハウス・オブ・ジェイド》もやりたい曲です。」と言っていました。
この辺りのお2人のやりとりは「なるほど、そういうことなのね。」と納得。

最後は津上さんの新譜『ボゾ・アンド・フォノライト・アンサンブル』から
《マーズ・ラッシュ》

バックにホーン・アンサンブルが入って、ギル・エバンス的な淡い色彩の
ハーモニーをつけます。その上で津上さんが自由なソロをとっています。
私はこれも良いと思いました。

BOZOは最近ノー・チェックでしたが、ヤバイです。聴かなきゃなりません。

実は私、『BOZO1st』を持っているのですが、あまり好印象ではなかったのです。
なので全然聴いていませんでした。
今『BOZO1st』を書きながら聴いているのですが、全然好印象。
多分これはニューヨーク・ダウンタウンの最近のものを聴くようになって、
この手のサウンドに馴染んできたせいではないかと思っています。
んで、この手のサウンドを昔からやっていたショターってとんでもない人だと実感。
私が馴染んだ根っこにはショター好きな私ありだったのです。
そしてそれはマイルスにもつながるようなのです。
今日の放送を聴いて、私の中で色々なことがつながってきました。

私1人で勝手に盛り上がっていますが、ご容赦下さいませ(笑)。

雲さんがブログでこういうサウンドのことを上手く表現していますので、
「快楽ジャズ通信」 を是非お読み下さい。

<アフター・アワーズ編>

《黒いオルフェ》のセッション。

いや~っ、このアルト・サックスの音かなり良いですよね。
わかりました。何も加工していないので素直な音なんですよ。生々しいんです。
私はなんとなくアート・ペッパーを感じました。

雲さんのベース演奏については・・・。
「快楽ジャス通信」をお読み下さい。

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渋い曲を選びますね。

今日の「快楽ジャズ通信」の放送は、スタンダード曲《ユー・ゴー・トゥ・マイ・ヘッド》の特集でした。私、この曲はあまり記憶していません。さてさて、どんな演奏が聴けるのか楽しみです。

詳細は書きませんが雲さんの曲説明はいつもわかりやすいんですよ。
コード進行が良い曲と言っていましたが、なるほどです。
キーボードで弾いて説明してくれた雲さんが個人的にグッとくる曲の「ツボ」は、
私もグッとくるところでした。

最初はケニー・ヘイグウッドの男性ボーカルで曲を掴んでもらおうという趣向。
なるほどこういう曲なのね。

次はアート・ペッパーのアルトサックス。
サラッと淡々と吹いているのに切々と心に訴えかけてくるペッパー。
こういうペッパーは良いですよね。日本人好みだと思います。

次はリー・コニッツのアルトサックス。
雲さんはリー・コニッツのバージョンがお好きらしいです。
雲さんは「冥王星のラブ・ソング」と言っていました。
この演奏の寂寥感、浮遊感を表しているみたいです。
説明どおりの感じです。飄々としつつ独特のアクがある演奏。
マニアックな選曲だと思います。これイイ!

次は一筋縄ではいかないスタン・ケントン楽団の演奏。
サスペンス映画のバックに流れるが如きのホーン・アンサンブルをバックに
トロンボーンのソロ。こりゃ確かに一筋縄ではいきませんね。
このアバンギャルド感はなかなかです。
この選曲は雲さんならでは、面白いじゃありませんか?

今日も出ました!バド・パウエルの演奏。
パウエル者の雲さん、最高と言っています。そうでしょうそうでしょう(笑)。
甘さを排したロマンティシズム。
私も全く異論はございませんです、ハイッ(笑)!
曲終了後、「これが一番好き。」と言っています。
雲さんはパウエルが弾いたのを聴いたからこの曲が好きになったと。
ハイハイわかりました(笑)。

次はスタン・ゲッツのテナーサックス。ルースト・セッションから。
いつものスムーズ軽やかな演奏。これもイイですね。
雲さん曰く、個人的にはクール時代のゲッツが最高。

最後はボーカルもの2曲。白人と黒人の対比も面白いです。
カマトトぶったビヴァリー・ケニーと、ノリノリなダイナ・ワシントン
ビヴァリーはカマトトだってイイ。カワイイじゃありませんか?
ダイナの楽しい歌唱で〆。ブラウニーのトランペットも最高!

ダイナのこの曲、最近ラジオで聴いたことがあるような?
思い出しました「PCMジャス喫茶」にゲスト出演した「東京JAZZ」の
女性プロデュサーが「朝聴くと頭がシャキッとする。」と言ってかけた曲でした。
その時の記事はコチラ↓
http://ikki-ikki.cocolog-nifty.com/blog/2009/04/post-d702.html

<アフターアワーズ編>
ディレクター嬢はパウエルとペッパーが良かったとのこと。
もうジャズ中級と言って良いのかな~?
そして、久々のディレクター嬢初見弾きのコーナーとなりました。
ディレクター嬢はこの「調」が好きなのだとか。
楽器をやらない私には「調」が好きという感覚が?なのですが、
その発言が気になります。

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「高野雲の快楽ジャズ通信」のポッドキャスト

高野雲さんの「快楽ジャズ通信」のラジオ放送のポッドキャスト編が始まりました。

↓ココからダウンロードして聴くことができます。
http://www.musicbird.jp/podcast/kairaku_jazz.xml

5分弱の短いものながら番組のプログラムに沿った内容で、番組パーソナリティー高野雲さんと番組を制作しているディレクター嬢(Y.A.さん)がコンビ・トークをしています。

ボケ・ツッコミもなかなかですよ。とは言ってもお笑いコンビではありませんので、念のため(笑)。ジャズメン・ウィメンの聴き所やエピソードをもとに男女ネタにしているところが面白いですね。

ネット上の文字だけでは、高野雲さんのキャラクターの全貌はなかなか知ることができないと思います。でも、声とトークを聴けばそれが一聴瞭然とまでは言いませんが、かなりよくわかると思います。基本は気さくでゆるめなのですが、ジャズの話になるとついつい熱くなる雲さんです(笑)。

ディレクター嬢はラジオでナレーションもしています。ナレーションのしゃべりは落着いてしっとり系。アニメ好きにも絶対受ける女性キャラだと思いうのですがいかがでしょう?ところが、トークになるとハキハキでオキャンな感じになっちゃうのです。このギャップが堪りません(笑)。

ポッドキャスト編も面白いので是非聴いて見て下さい。

P191_2 今日はポッドキャスト編にちなんで、チェット・ベイカーエンリコ・ピエラヌンツィ『ソフト・ジャーニー』(1979,80年rec. EGEA)を紹介します。メンバーは、チェット・ベイカー(tp.vo)、エンリコ・ピエラヌンツィ(p)、マウリツィオ・ジャンマルコ(ts)、リカルド・デル・フラ(b)、ロベルト・ガット(ds)です。しばらく前に再発されたので買いました。チェットとピエラヌンツィの組み合わせで買い。

ポッドキャストでも話題になっていましたが、薬漬けのせいでジャケ写のとおりのやつれ具合。この時50か51歳です。隣のピエラヌンツィはこの時30か31歳、この人もその歳にしては老けて見えますよね(笑)

チェットはそのアンニュイなボーカルと優男な感じから、トランペットもたよりない感じだと思われているかもしれません。でも、若い頃はフワット包み込む音ではありますが、結構力強く吹いているのです。その音の説得力は大したものですよ。そして小細工を弄しないストレートな奏法によって、その音が生かされているとも思います。

このアルバムは晩年に近いですから、若い頃の勢いこそありませんがチェットのトランペットの魅力はよく出ています。そしてチェットのもう1つの魅力、アンニュイにして退廃的なボーカルも聴けます。特にピエラヌンツィとのデュオで歌う《マイ・ファニー・バレンタインが最高です。ボーカルに続くミュートも甘さを抑えてストレートに迫ってきます。バックのピエラヌンツィのピアノの歌心とスケールの大きさがまた良いですね。

マウリツィオ・ジャンマルコがテナーで負けずに好演しています。この人は初めて聴いたのですがなかなか良いテナーだと思いました。ピエラヌンツィはこの頃からしっかりした表現力を持っていて、だからこそ今や押しも押されもせぬピアニストなのでしょう。デル・フラのベースとガットのドラムだって安定したものです。

チェットの魅力満載の安心して聴けるアルバムだと思います。

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「快楽ジャス通信」の話題など

昨日の「快楽ジャズ通信」は、雲さんが大好きな「フレディ・レッド特集」でした。

番組冒頭。
キャラ立ちしていないフレディ・レッドということで、以下の喩えをしていました。

バド・パウエル、オスカー・ピーターソン、ビル・エバンスが、
ミス・キャンパス蛯原ローサ(笑)さんのようなキャラ立ちした魅力なら、
フレディ・レッドは、
学校の自分の席の隣に座るヨシミちゃん(笑)のような身近な存在の魅力。

番組では近くに座っているディレクター嬢が「なんですか~、それ~っ。」と、
怒っていました(笑)。
私はディレクター嬢はなかなかのキャラだと思っていますよ。
なんたって雲さんと対等以上に渡り合っているんですから(笑)。

雲さん からコメントをいただきました。>
ま、隣の席のレッドちゃんは、プレイ面ではたしかにジャズジャイアンツと呼ばれるピアニストに比べれば、強烈なキャラ立ちはしていないかもしれないけど、お手製のお弁当がおいしい(=いい曲を書く)というところが魅力ということで(笑)。

私は肝心な「お手製のお弁当がおいしい(=いい曲を書く)というところが魅力」を書いていませんでしたので、補足しておきます。

今回は選曲の妙を楽しめました。

『ミュージック・フロム・ザ・コネクション』から《フー・キルド・コックロビン》。
フレディ・レッドのキー・ワード「せつなさ」の魅力。
フロントのジャッキー・マクリーン(as)も「せつなさ」では共通。
ほんとにそのとおりだと思いました。

『シェイズ・オブ・レッド』から《セスピアン》。
これはマクリーン(as)とティナ・ブルックス(ts)の2フロント。
渋すぎな組み合わせだと思いませんか?

『サンフランシスコ組曲』からタイトル曲。
番組では雲さんがキーボードを使ってこの曲の魅力を説明してくれました。
こんなアルバム聴いたことがありませんでしたよ。
ワルツの部分が特に好きなメロディーでした。
センチメンタルで甘いんだけど励まされる感じのメロディーが最高。
曲想がどんどん変わるなかなか楽しい曲でした。
雲さんが言うとおりサンフランシスコを一周する感じ。
この曲は、奄美のCD屋 サウンズパルのtakaraさんも好きなのだとか。
これを真中にもってくる。いいですね~。

『アンダー・パリ・スカイ』から《ユー》。
前曲が陽の「せつなさ」で、こちらは陰の「やるせなさ」。
このアルバムから敢えてこの曲とは、雲さんらしい捻りの選曲だと思いました。
う~ん、しっかりしんみりさせていただきました(笑)。

『ロンリー・シティ』より《アフター・ザ・ショウ》。
最後は極普通のハード・バップ、これもまたよし!
テナー・サックスがクリフ・ジョーダン、これまた渋い!

自然体でほんとに楽しそうな雲さんでした。

<アフターアワーズ編>
渋谷タワーレコードのバイヤーさんを迎えての推薦CD3枚の紹介。
頭で流す部分が短く、バックに流す音も小さいので、
ちょっと改善していただければと思いました。

話は変わりまして、土曜日の「PCMジャズ喫茶」
人妻Aさんをゲストに長澤邸での収録でした。
最近は特に突っ込む気にならないので笑いながら聴いていました。

番組冒頭の近況話の中で、岩浪さんが大西順子のライブの話をして、
村井康司さんがスイングジャーナル誌の大西順子ライブレポートで
的外れなことを書いているとか言っていました。
1月頃とか言っていましたが、どの記事か不明です。

久々に「歴史的名盤を検証する」コーナーがありました。
寺島さんはバド・パウエルの演奏を比較したのですが、
その比較については寺島さんの意見に納得。

その話の途中、「高野雲さんが前に番組に出た時、タッチで聴くと言っていたが、
普通はタッチで聴かないですよね。」とか言って笑っていました。
「どうですか?」と振られた人妻Aさんは「フレーズで聴きます。」と、
まあ普通の答えをしていましたよ(笑)。
あの時、雲さんは「タッチで聴く」というよりは、「パウエルの良さは
音が立っているタッチにある」と言っていたと思いますが・・・。
雲さんも「快楽ジャス通信」の番組中で寺島さんを引き合いに出しているので、
そのお返しなのかもしれません(笑)。

上記の寺島さん発言に対して、高野 雲さんが一言もの申しております。
面白くかつ大切なことなので是非ご一読を。⇒
「快楽ジャズ通信」

「歴史的名盤を検証する」コーナーも今回はいまいちだったと思います。
その後は女性ボーカルだったかな。

以上告げ口レポートでした(笑)。

再び話は変わりまして、先日紹介した松田聖子のレコードのお話。
久々に聴いたのですが、
タンノイで聴くとボーカルが真中に”ビシッ”と決まって気持ち良いことこの上なし。
これは正に同軸スピーカーの魅力。定位の良さですね。
バック・サウンドはその後ろに広く展開します。
声のニュアンスもかなりよくわかりました。
って、自分のオーディオ自慢?たまには良いでしょ(笑)。

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「高野 雲の快楽ジャズ通信」はtommyさんがゲスト!

今日の「高野 雲の快楽ジャズ通信」「スコット・ラファロ特集」
ゲストは沖縄コザのジャズ・カフェ「スコット・ラファロ」のオーナー
我らがtommyさんです。

tommyさん、スタジオにCD20~30枚を持ち込んだらしいです。
さすがです(笑)。
雲さんとtommyさんのコンビ。
話がテンポよく進んで行くので気持ち良かったです。

最初はベタな選曲。
雲さんがビル・エバンス・トリオの特徴を説明します。
『サンディ・アット・ザ・ビレッジ・バンガード』から《グロリアズ・ステップ》

これラファロの曲だったんですね~。イイ曲ですよね。
何度聞いてもやっぱりラファロのベースは素晴しい。
もちろんエバンスは最高!
(以降、緑字は私が曲を聴いた感想などです。)

雲さんとtommyさん、「きれいでしたね~。」と言います。
雲さんは漂う感じのベースが良いと言います。

次はラファロの4ビート。歌伴もうまいんだよというこの曲。
『ジス・イズ・パットモラン』から《ラバー・カムバック・トゥ・ミー》

これ、アップ・テンポの演奏で、ラファロの4ビートが最高!
これだけ歯切れよく力強いベースを弾けるって凄いですよね。

雲さんも素晴しいと言ってます。
プロ2年目だそうです。
雲さん曰く、ステディーに刻んで存在感ある音。

そくそく進みます(笑)。次の曲。
ハーブ・ゲラー&ヒズ・オールスターズ『ジプシー』から《カウ・ソング》

これはラファロの歌心をきく曲なんでしょうね。
ほとんど全編ラファロのベース・ソロで、これが秀逸です。
さっきの4ビートとこの歌心がエバンス・トリオにつながるということなのでしょう。
tommyさんの鋭い選曲に脱帽です。

雲さん、出だしはカワイイけど、ソロになるとエバンス・トリオの3連、6連が出て、
せりあがる感じの特徴が出ていると言ってます。

tommyさんから、ラファロのスタジオ・ミュージシャンとしての資質の話があります。
そんなラファロのショー・ビジネス的な仕事。
『スタン・ゲッツ・ウィズ・カル・T・ジェイダー』《LIZ-ANNE》

これは特徴があるわけではないですが、
ワルツでのラファロのステディなベースを聴く曲だと思いました。
ゲッツのテナーが良いですね。

このアルバム、オーネットと共演したビリー・ヒギンズがドラマーなんだとか。
ステディーに刻むドラムです。

tommyさんによれば、ラファロの感覚はデザイナーっぽいとのことです。
それは、コマーシャルな部分をこなしなから、
アーティストな部分も生かしているところだとか。
tommyさんらしい感想ですね~。納得するものがあります。
4年間の活動歴でリーダー作は1枚もないですが、参加アルバムは多いです。

ジャケットは西海岸特有のおちゃらけだけど、中身はしっかりしている1枚。
『ジ・アライバル・オブ・ビクター・フェルド・マン』から《マイナー・ラメント》

この曲を選曲するあたりは、tommyさんの「せつね~」好きだと思います(笑)。
ラファロの自由なベースが良いです。

曲の最後では珍しい弓弾き。
西海岸はクラシックの教養があるピアニスト多く、
そういう人達とやったラファロはアンサンブルに興味があり、
そこで学んだもの(美味しいところ)をエバンス・トリオに生かしたのではないか。
というtommyさんの分析があります。

次はオーネット・コールマンとやった1枚。
雲さんの「尖がったベースを聴きたい」というリクエストに応えて、
フリー系の演奏など。
ジョン・ルイスがプロデュースした『ジャズ・アブストラクション』から《ジャンゴ》

この演奏はフリーではありません。
ここでもエバンス・トリオに通じる演奏をしています。
こんな演奏があったんですね。
実験的な臭いも漂いますが、これは確固とした表現だと思います。

ベースは2名、伴奏のジョージ・ディビビエとソロのラファロです。
ギターはジム・ホール。

続けて今度はフリーな曲。
同アルバムから《クリス・クロス》
メンバーは曲をかけてから教えるということで、雲さんへのブラインド。

アハハッ、なるほどドルフィーのバスクラリネットがフロントですね。
これも良い演奏だと思います。この選曲は渋いですね~。
フリーとは言っても、それほど難解ではありません。
これは良いアルバムですね。ほしくなりました。

雲さんは今日の中でこれが一番良いと言ってます(笑)。
tommyさんによれば、コマーシャルなこともやって、フリーもやって
エバンス・トリオがあると。なるほどと思いました。
最後に、知的なピアニストと相性が良いという話や、
音色に特色があるという話もありました。

今日の放送はスコット・ラファロの魅力がよくわかりました。

<アフター・アワーズ編>

リスナーにプレゼントのお知らせ。
今回のラファロの特集にあわせて、
tommyさんがスコット・ラファロのディスコ・グラフィー(pdfファイル)を
50名様にプレゼント。

そして、
ベースつながりで、国仲勝男さんのベース・ソロを持ってきて聴かせてくれました。
録音は沖縄「音無館」の安次富さん。
曲は『ラウンド・アバウト・ミッドナイト』。
強靭なベースは聴き応えがありました。

5月14日(木)ジャズ・カフェ「スコット・ラファロ」
林栄一さんと国仲勝男さんのライブがあります。
私はお2人のライブを甲府「桜座」で見ましたが良かったです。
その時国仲さんはサイレント・ギターだけを弾いていました。
ところがスコット・ラファロのライブでは国仲さんのベースが聴けそうだ
というんだから羨ましい。

昨日はtommyさんのアナログ導入計画のお手伝いをしてきました。
やっぱりアナログは手間がかかりますね~。
tommyさんが集めたプレーヤーで遊ばせていただたうえに、
ご馳走までしていただいちゃいました。
楽しかったです。そしていろいろな発見もありました。

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クラプトン、フェイゲン、マイケル?

今回から「高野 雲の快楽ジャズ通信」の詳細レポートはしません。
気楽に聴いて、面白いことがあったら適当に書きます(笑)。

今日は「チェット・ベイカー特集」
ゲストはボーカル&フリューゲルホーン奏者のTOKUさん。
TOKUさんの声は低音の魅力、喋りはなんとなくY.M.O.の細野晴臣さん(笑)。

あらためてジャジーな成り行き任せの番組だなあと思いました(笑)。
でも、それがゲストの自然なトークや本音を引き出しているんですよね。

晩年のヨレヨレなチェットということで、
雲さんがかけた《イズント・イット・ロマンティック》
これはこれで良いですね~。
私は歌の後半のスキャットに妙に嵌ってしまいました。
トランペットの短いソロ。まろやかな音がいいんですよ。

TOKUさんの新作『ラヴ・アゲイン』から《ア・ポール・ニュー・ライフ》
雲さん曰く、このアルバムは上質ポップ・アルバム。
スティング、エリック・クラプトン、山下達郎などに通じる喜びとのこと(笑)。
1曲目のつかみはO.K.な曲です。
この曲、ちょっとクラプトンの《チェンジ・ザ・ワールド》に似た曲調ですね。

アルバムにはドナルド・フェイゲンの《ウォーク・ビトウィン・ザ・レインドロップス》
も入っているんだとか。
この曲は私も大好きなんです!

TOKUさんのジャズ演奏、「真剣に遊んでいる」とのこと。
「遊ぶ」と言ってもいい加減な気持ちではありませんよ。
なかなか興味深いことを言っていました。

TOKUさんのアルバムからもう1曲、《ロック・ウィズ・ユー》
おや、この曲って、マイケル・ジャクソンの『オフ・ザ・ウォール』に入っていた曲。
このレコード、当時マイケルが宣伝していたスズキのスクーター「ラブ」(懐かしい)を
私が大学通学用に親に買ってもらった時にオマケとしてもらったものです。
この曲はその中でも好きな曲ですよ!
メロウでせつね~な感じが好きなのです。

でも最高のメロウ&せつね~は《アイ・キャント・ヘルプ・イット》ですね。
この曲でのメロウなエレピ(ローズ)が最高!
私はこの頃の黒人マイケルが好きです。
かわいい笑顔が最高ですよ。

TOKUさん好みの曲と私好みの曲。
同じような匂いがプンプンします(笑)。
キー・ワードは「せつね~」かも?

そうそう今日はチェット特集でした(笑)。
ジェリー・マリガン・カルテットの《マイ・ファニー・バレンタイン》も良かったです。
私はチェット・ベイカーのトランペットも好きですし、アンニュイな歌も好きです。

雲さん。TOKUさんのライブ。ちゃんと見に行ってあげて下さいね(笑)。

<アフター・アワーズ編>
tommyさんが登場して、TOKUさんとカメラトーク。
マニアなオヤジトーク全開です(笑)。
盛り上がりの中フェード・アウト。

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なかなか深いです。「高野雲の快楽ジャズ通信」

昨日は高野 雲の快楽ジャス通信26回目「MJQ特集です。

放送の内容は高野 雲さんのブログ:快楽ジャズ通信をご覧下さい。
かかったCDも紹介されています。

皆さん勘違いしていたのかも知れませんが、今回が詳細レポートのラストですよ。

MJQ=モダン・ジャズ・カルテットは20年近く活動して解散し、
何度か再結成を繰り返しました。
MJQは雲さんにとって個人的に異質な位置づけだそうです。
それはジャズ・メッセンジャーズなどからジャズに入ったので、
管楽器が入ってこそジャズだと思っていたところがあるからだそうです。

MJQはヴァイブ、ピアノ、ベース、ドラムの4人が、
丹精でクラシカルで上品な演奏をしていたので、
最初はなんておとなしいジャズなんだと思ったとか。

ところが聴けば聴くほどじわじわ沁みて、
リーダーのジョンルイスの趣味もあって禁欲的、ストイック、丹精な音の佇まいだが、
じわりじわり滲み出る微妙な黒さ、微妙な緩さ、音の綾に気付き
MJQのとりこになったのだとか。

ここでMJQの説明がありますが、省略します。

活動歴が長いので、今回は代表的なものを中心に選曲。

まずはグループならでは一体感、ノリの良い曲。
アルバム『ザ・シェリフ』からタイトル曲

これは初めて聴いたのですが、確かにノリが良い曲ですね。
こういう明るく元気なところから入るのは雲さんらしい選曲だと思いました。
曲のアレンジが凝っているのも聴き所なのでしょう。
(これ以降、緑字は曲を聴いての私の感想などです)

グループならではの一体感と躍動感を聴く、
掴みの良いノリの良い曲ということでの選曲でした。

次はこの曲こそがMJQらしい曲《朝日のように爽やかに》
ジョン・ルイスの考えが演奏に色濃く反映されています。
ジョン・ルイスはニュー・メキシコ州のアルバカーキで育ったそうで、
周りは全て白人一家だったのだとか。
なので趣味も教養も白人ぽくなったそうです。

ルイスのバックグラウンドはクラシック。
バッハ作品集もあることから、バッハに傾倒していたのではないかとのことです。

バッハというと、演奏する時には対位法に悩まされるそうで、
通常右手はメロディを弾き、左手は伴奏で和音や分散和音を弾いて、
右手をサポートをするような形なのですが、
バッハの場合は左手も別なメロディーをとります。
バッハの曲をかけて説明してくれます。
右手と左手が独立したメロディーで合わさって1つの曲になります。

対位法をジャズに取り入れたのはMJQが初めてというわけではありません。
ここでパーカーとマイルスがサボイでやっている《アーリュウチャ》をかけます。
パーカーとマイルスが追いかけっこするような感じでやっています。

MJQが対位法をジャズに最初に取り入れたわけではないですが、
意図的に戦略的にバッハ的なものをバロック的格調をもって取り入れた
グループがMJQです。

イントロはバロック的。
続くテーマ部でのジャクソンのヴァイブに対するルイスのピアノが対位法。
雲さんとディレクター嬢が、左手部と右手部を合わせてキーボードで
弾いてくれたので分かりやすかったです。

アルバム『コンコルド』から《朝日のように爽やかに》

今までそこまで考えずに聴いていました(笑)。
なるほどね~。そう言われるとまた聴き方が変わってきますね。
ジャクソンのソロでのルイスのバッキングも面白く聴こえてきました。

丹精で聴きやすい演奏。
実はパシー・ヒースが良い働きをしているとのことです。

雲さんが好きなポール・チェンバースはパシー・ヒースをお手本にし、
そのポール・チェンバースをロン・カーターがお手本にしたとか。
ヒース⇒チェンバース⇒カーターのサウンドの変化を、
ベーシスト雲さんならではの視点で考察します。
なるほどね。

カルテットだけの演奏はつまらないということで、
オーケストラとの共演で音に厚みを付けているもの。
アルバム『スリー・ウインドウズ』から《ジャンゴ》

こんなアルバムがあるとは知りませんでした。
変化球選曲としてはこれもありですが、これだけ聴くかと言われれば、
ちょっといまいちかな~(笑)。

再結成後の演奏で、編曲が凝っていて面白いと言えば面白いと言ってます。

次はシネジャズ。映画音楽。サウンドトラックです。
アルバム『たそがれのベニス』から《三つの窓》

これはコニー・ケイの小さなシンバルの音が印象的です。
かなりクラシックよりで静的な音楽です。
聴きようによっては退屈する可能性大です(笑)。
この味わいがわかるようになるには時間がかかるかもしれません。

そしてミルト・ジャクソンの話も忘れてはいけません。
コロコロ転がる、涼やかで気持ちの良いヴィブラフォンを味わう曲。
アルバム『ジャンゴ』から《ニューヨークの秋》

私としてはこっちのブルージーなヴィブラフォンがいいなあ~。
やっぱりこういうノリと音使いにジャズ・ファンとして敏感に反応してしまいます。
う~ん、やっぱりこれだよね。

最後の曲。
ミルト・ジャクソンのあだ名「バッグ」は目の下のくま(袋)のことです。
そのバッグ(ミルト)が作ったグルービーな曲
アルバム『ラスト・コンサート』から《バグズ・グルーヴ》

私としてはこういうジャジーな演奏がやっぱり好きです。
バッハ対位法だけだと辛いかな~。
こういう演奏があって、バッハもありというのが私にとってのMJQです。

今回は楽理やうんちくが多かったかな。
でもそれを知ればまた聴き方も深くなると思いました。
こういう具体的な解説は雲さんならではなのだと思います。

<アフター・アワーズ編>

ディレクター嬢。今回の特集でヴィブラフォンの見方が変わったそうです。
クラシックからするとジャズはもっとダサイのかと思ったとか。
ヴィブラフォン、ヴァイブラフォン、ヴァイブ。
今回の放送では色々な言い方をしましたが、どれも正しいということです。

楽譜初見弾きのコーナーです。
楽譜に♭が4つ付いていて難しいそうです。
結構ゆっくりな演奏が意外と良い味わいを出していましたよ。
でもそのあまりにたどたどしい演奏に雲さんがあきれて途中終了(笑)。
その後の展開が良いのにと雲さんは残念そうでした。

ミシェル・ルグランのアルバムの中のマイルスの演奏でお耳直し(笑)。

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楽しかった~!「高野雲の快楽ジャズ通信」

今日は高野 雲の快楽ジャス通信25回目「ハードバップの魅力です。
ゲストはジャズライター阿部等さんです。

放送の内容は高野 雲さんのブログ:快楽ジャズ通信をご覧下さい。
かかったCDも紹介されています。

阿部さんと言えば、ジャズ喫茶「いーぐる」の常連にして、
テーマを決めて行われる「連続講演」の講演者でもあります。

雲さんは「阿部さんの講演は気持ち良い。」と言います。
私も阿部さんの講演には何度か参加したことがありますが、
確かに気持ち良かったです。
学術、分析的ではない。ジャズ喫茶で和んでいるような雰囲気の講演。
雲さんは「部屋で自分で選んで聴くのと違い、他の人がかけてくるのは面白い。」
とも言っています。

モダン・ジャズ、いわゆるジャズというのはハード・バップと言っても良いです。
今日は阿部さんにハード・バップの気持ち良いものを選曲してもらいます。

とりあえず聴いて見て下さいということで、これぞハード・バップという1曲。

ジャキー・マクリーン『スイング・スワング・スインギン』から
《レッツ・フェイス・ザ・ミュージック・アンド・ダンス》

マクリーンからきましたか(笑)。それもワンホーン。
阿部さんらしい選曲だと思いました。
まあ、これぞハード・バップですね。
(これ以降、緑字は曲を聴いての私の感想などです)

曲終了後、雲さんは「ノリノリで気持ち良かった。」と言います(笑)。
そうでしょう。そうでしょう。
今日は全曲メンバーもきちんと紹介してくれます。

続けてトランペットのワンホーン。

ブルー・ミッチェル『ブルース・ムーズ』から《アイル・クローズ・マイ・アイズ》

これも聴いていてついつい笑みが・・・。
これぞジャズ喫茶選曲ですよ。
今日は気楽に聴けて楽しい予感です。
ミッチェルに続くケリーのピアノも最高にコロコロ鳴ってますよね。
tommyさんブログで知ったのですが、サム・ジョーンのベースはガット弦の音。

阿部さんはこのアルバムが良いのは、ケリーの貢献度70%だと言います。
これはケリーに煽られて、ミッチェルがいつになく良い演奏をしたと言います。
雲さんはピアノのコンピング、相槌といっていいと思うが、これが上手いと。

コンピングの上手いのはということで、
ホレス・シルバー、トミー・フラナガン、バリー・ハリス、ソニー・クラークと
2人でスラスラ挙げていきます(笑)。
阿部さんからソニー・クラークは好不調の波が大きいなんて話も出ます。

ケリーが出てきたのでということで、ケリーのピアノ・トリオ。
「一般的に『ケリー・ブルー』が良いといわれるが良くない。」と阿部さん。
雲さんも同意しています。私もそう思います。
雲さんは、1曲目のベースの「プ~ン」とフルートで気が抜けるみたいなことを
言ってます(笑)。そして「その後のピアノ・トリオは良いんだけどね~。」と続けます。

『ケリー・アット・ミッドナイト』が良いということで、同アルバムから《テンペランス》

このアルバムは私も聴いて一発で惚れました。
私はレコードB面1曲目の《オン・ステージ》が好きです。
フィリー・ジョーの爆ぜるブラシが最高。
チェンバースのズンズン歌うベースがまた良いのです。
これを聴くと自然に体が揺れてきますね。
ベース・ソロ、ドラムのバース交換も最高なのです。
今日は気持ち良いなあ~。

曲終了後、雲さんは笑って「良いですね~。」と言います(笑)。
曲を聴いている最中気になっていたことがあるんだとか?
お2人とも使う擬音が同じなんだそうです(笑)。
ジャズ喫茶育ちの2人に共通するものがあるのだろうということです。

ここで雲さんからハード・バップの詳しい解説が入ります。
説明は省略させていただきます(笑)。

次は雲さん選曲で、スローテンポのバラードです。
雲さん曰く、2管以上のアンサンブルがハード・バップの妙。

リー・モーガンが18歳でデビューした時のアルバム『インディード』から
《ザ・レディー》

これは都会の夜の音楽の雰囲気が漂う曲ですね。
マイルスが目指したそういう雰囲気という意味で、
これがハード・バップの1つの特徴でしょうね。
モーガンのトランペットはやっぱりカッコイイと思います。

2人は「いいですね~。以上。」だそうです(笑)。

最後の曲になる前に、阿部さんがジャズにはまったきっかけの話です。
高校くらいまでロック・ファンで、ビートルズなどブリティッシュ・ロックや
ツェペリンとか聴いていたんだそうです。
ところがウェス・モンゴメリー『フル・ハウス』を聴いてジャズに目覚めたとか。

阿部さんは「ライブで全員乗りまくっていて、何10回、何100回、何1000回
聴いても良い、飽きないアルバム。」と言ってました(笑)。

同アルバムからタイトル曲

確かにこれはジャズの演奏の楽しさの根っこの部分です。
ここから始まったというのが阿部さんらしいと思いました。
ジョニー・グリフィンのテナー、ケリーのピアノのソロは共に素晴しい。
ここにもまたウィントン・ケリーが(笑)。

今日はお2人が言っていた
「昔のジャズ喫茶の雰囲気を醸し出していて楽しかった。」
に尽きると思いました。

<アフター・アワーズ編>

最近はディレクター嬢の「快楽ジャズ通信。アフター・アワーズ編。」
が恒例になったようですね(笑)。

阿部さんからリー・モーガンは盛り上げ方が上手く、
コーラスごとに考えていて、メリハリがあるという話があり、
雲さんからは遊ぶところもあるなんて話があります。
お2人ともリー・モーガンのアルバム『キャンディ』が好きだとか。
ジャズ好きオヤジの会話ですな(笑)。

ディレクター嬢のエレピと雲さんエレベで《キャンディ》の演奏。
確かにカワイイ曲ですよね。なかなか良い感じです。
ディレクター嬢は最後の方、ちょこっと前ノリな部分も。
それと、ディレクター嬢は曲のカワイさに気分をよくして、
ついついテンポが速くなっていっちゃたようです(笑)。

さて、快楽ジャズ通信も始まってから来週で半年経ちます。
私は毎回レポートしてきましたが、来週で一応区切りを付けたいと思います。
来期からはレポートはせず、軽い感想程度にとどめますのでヨロシク!

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ジャコはエエなあ~!「高野雲の快楽ジャズ通信」

昨日は高野 雲の快楽ジャス通信24回目
「ジャコ・パストリアスの世界です。
ゲストはジャコ研究家でファンサイト「じゃこのめ」の管理人じゃこのめさんです。

放送の内容は高野 雲さんのブログ:快楽ジャズ通信をご覧下さい。
かかったCDも紹介されています。

雲さんとじゃこのめさんが知り合ったきっかけは、
じゃこのめさんから雲さんのサイトへのリンクをお願いしたことだそうです。
ファンサイト「じゃこのめ」はhttp://www10.ocn.ne.jp/~jaco/

雲さんにとってジャコはフェイバリットではないが避けては通れない存在で、
じゃこのめさんには新譜の印象を聞いたりしていたとか。

ジャコは切り口がたくさんあるということで、じゃこのめさんにお任せです。

まずは掴みの1曲。
じゃこのめさんは『ジャコパストリアスの肖像』から入ったのではないそうですが、
サイト上で反響が多く、未だに売れ続けているアルバムからということで、
このアルバムから《ドナ・リー》

やっぱりこれから入りましたか。わかります。
(以降緑字は、曲を聴いての私の感想などです)

雲さんによると聴けば聴くたびに自分のベースはへただと思うそうです(笑)。
じゃこのめさんは楽器をやらないので、
この曲の凄さ(技術的な難しさ)はわからないがエピソードは聞こえてくるとのこと。
私も楽器をやらないのでじゃこのめさんと同じです。

じゃこのめさんは最初ジャコのフレットレス・ベースの音に惹かれたとか。
ここで雲さんからフレットレス・ベースについての解説があり、
続いてじゃこのめさんとジャコのフレットレス・ベースの出会いの話があります。
その出会いの曲がジョニ・ミッチェル『ミンガス』の中の曲で、
《ゴット・マスト・ビー・ア・ブギー・マン》だったとか。

これは昔私もよく聴きました。
やっぱ、いいですよね~。
ジョニ・ミッチェルの浮遊感のあるボーカルと過激なギターも最高。
ジャコのベースが作るサウンドはワン・アンド・オンリー。
このアルバムの中では私も一番印象が強い曲です。
ジャズ・ファンが聴いてもこれはひっかかりますよ。
でも最近のジャス・ファンはこういうのって、ひっかかるのかな~。

曲が終わった後雲さんは「これ、特殊な気分になる。」と言います。
じゃこのめさんは「このベース音のとりこになった。」と言います。
う~ん、わかる、わかるな~、その気持ち。

続いてジャコの特徴。
雲さんがベースを弾きながら具体的に説明してくれるので分かりやすかったです。

まずはピッキングの強さと音の正確さ。
「空ピック」を使っているという話もあり、それは初めて知りました。
続いてハーモニクスの使い方が上手。
それらの特徴がわかる曲ということで雲さんセレクトの2曲を続けて。

ブライアン・メルビン『ナイト・フード』から《エイント・ナッシン・バッド・ア・パーティ》
『ジャコ・パストリアスの肖像』から《トレイシーの肖像》

もう良いとか悪いとかの次元ではないんですよ~。
これがジャコなのです。イイ(笑)!

ハーモニクスはレコードを聴いただけではどうやって弾いているのか、
私にはわからなかったです。
ライブ映像を見てやっとわかったという思い出があります。

曲終了後雲さんは「《トレイシーの肖像》はいつ聴いても美しい。」と言います。
《エイント・ナッシン~》はジャコの指癖の集積。前へ前へ行くフレーズが良いが、
シンセの打ち込みっぽいなんて話も。
じゃこのめさんが「80年代のお気軽感、使い捨て感がある。」と言います。

次はアンサンブルの面白さ。
じゃこのめさんから「ジャコはリズム&ブルース、ブラス・ロックを聴いて育ち、
学んだものをウェザー・リポート脱退後の自分のビッグ・バンドへ生かした。」
という話があります。

82年のオーレックス・ジャズ・フェスティバルに出演するために来日し、
その時、奇行が話題になったという話が出ます。
この話は私もリアルタイムで体験しているので懐かしいです。
薬の影響もあったと言われるが、テンションの高い演奏。

『トゥインズ』から《ソウル・イントロ~ザ・チキン》
ジェームス・ブラウンのブラス部分を担当している方の作曲。

これも何度聴いたかわかりません。
私はジャコの16ビートのウォーキング・ベースだと思っています。
このフレーズを聴くと気分はウキウキ、体が揺れるから不思議です。
テレビでライブを見ましたが、舞台を右へ左へと小刻みなステップで歩いて
演奏するユーモラスな姿が今でも目に焼きついています。
オセロ・モリノーのスティール・ドラムがジャズで演奏されるのを初めて聴きました。
ランディー・ブレッカーのワウワウをかけたトランペットも新鮮でした。
ジャズを聴き始めてまだ1年たっていない頃の私の強烈な体験です。
ちなみにアルバムタイトルはジャコの双子の娘にちなんで付けられています。

曲終了後雲さんは拍手していました。そして「いいなあ~。」と(笑)。
続けて「ジャコのルーツというのは、ノリはR&B、テクニックはビ・バップ。」
と言います。
音のイメージを「底に沈んでうねっていく。」と上手い表現をしていました。
じゃこのめさんからは「ジャズの手ほどきは20歳を過ぎてから受けた。
アイラ・サリバン(ts)のバンドに入ってからジャズをやるようになった。」
という話があります。
雲さんからは「アレンジの奇抜さ、スティール・ドラムをジャズに起用したのも
初めてなのではないか。」という話があります。

続いてジャコの曲の話になります。
《ティーン・タウン》のフレーズなんかは特異らしいです。この曲も私は好きです。
そして話は《スリー・ビューズ・オブ・ア・シークレット》へと。
じゃこのめさんからは複雑な多重録音だけど、一発取りのようにも感じる
という話が出ます。
雲さんは昔コピーしたけれど、臨時記号と転調だらけで難しかったそうです。
転調が入った曲を大好きな私が、この曲を好きな理由がわかりました(笑)。

アレンジの素晴しさを聴いてほしいということで、
『ワード・オブ・マウス』から《スリー・ビューズ・オブ・ア・シークレット》

この曲は文句なしに最高!
私が好きなジャズマン・オリジナル曲の中のベストと言っても良いです。
私はウェザー・リポートのバージョンから入りましたが、
こちらのトゥーツ・シールマンスのハモニカ・ソロ・バージョンも大好きです。
なんと言うのでしょうか、この哀愁のメロディー。最高~~っ!

最後に「これは聴いとけよ!」のオススメ曲。
ジョニ・ミッチェルのアルバムにジャコが参加した4枚の中から、
メセニーをはじめとして凄いメンバー揃いのライブ盤。
契約の関係でウェイン・ショーターの代わりに起用された
マイケル・ブレッカーのソプラノ・サックス・ソロも良いこれということで。

ジョニ・ミッチェル『シャドウズ・アンド・ライト』から《ヘジラ》
時間の関係で途中フェード・アウト。

これは久しぶりに聴きました。
実はこのアルバム、私はあまり聴いていないのです。
これもやっぱりイイですね~。

ジャコパスに関してはじゃこのめさんと雲さんに私もまったく同感です。
こういう感覚って共有しているな~と思った次第です。
今日かかったアルバムはジャコ・ファンの私としては当然全て持っていますよ。
じゃこのめさんともお話してみたいな~、まあいずれお話できるでしょう。

<アフター・アワーズ編>

雲さんのベース演奏で《コンティニューム》から入ります。
さすが!コピーしただけのことはあります。
雲さんはヨレヨレとか言いますが、なかなかの演奏だと思いました。

ここからはディレクター嬢相手に、ベースを実際に弾いての解説でした。
ハーモニクスって元々はチューニングに使うんですね。
私は最初聴いた時、どうやって弾いているのか凄く気になりました。
スライド・ハーモニクスという技もあるとか。
バードランドのテーマ部でジャコが弾いているのもハーモニクス。
人工ハーモニクスまたはピッキング・ハーモニクスと言うそうです。
今日初めて知りました。なるほどそういう技を使っていたんですね。

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今日はうれしいお知らせなど。

ミュージックバードと全国ローカルFMで放送されている
高野雲さんの「快楽ジャズ通信」が、
この春から、ミュージックバードの別チャンネルでも放送されることになったそうです。

おめでとうございます!

この番組がより多くの方に聴いてもらえるのはうれしいです。
面白い番組ですからね。

それに2009年度も番組が続くということですしね。
めでたいじゃあ~りませんか。

ミュージックバードには10チャンネルあるのはご存知のとおり。

今度追加放送されるのは「cross culture」(11ch-1)チャンネルです。

4/2(木)から、23:00~24:00に放送されるようになるそうです。

実は私これまではほぼ「THE JAZZ」(8ch)チャンネルしか聴いていませんでした。
今回「cross culture」チャンネルの番組表を見たら面白そうな番組がありました。
たまにはこっちも聴いてみることにします。

この「cross culture」チャンネルでは
「快楽ジャズ通信」のディレクター嬢女子ディレクターの番組制作日記)が
いくつかの番組でナレーションを担当しているんだとか。
どの番組でナレーションを担当しているのか要調査です(笑)!

彼女は「快楽ジャズ通信」のアフター・アワーズ編に登場して、
時々アニメ声(笑)とか聴かせてくれていました。
しゃべりが上手いなあと思ったらそういうことだったんですね。

「快楽ジャズ通信」にはtommyさん(Tommy's Jazz Caf'e)も
ゲスト出演することになったみたいです。

「快楽ジャズ通信」は来期も楽しみですね。

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今日は「行方さんの快楽ジャズ通信」(笑)!

昨日は高野 雲の快楽ジャス通信23回目
「ブルーノート1500番台」です。
ゲストはEMIミュージック・ジャパンのレコードプロデューサー行方均さんです。

放送の内容は高野 雲さんのブログ:快楽ジャズ通信をご覧下さい。
かかったCDも紹介されています。

ブルーノート・レーベル生誕70周年ということで、番組でも今回をはじめとして、
何回かに分けてブルーノート特集をやる予定だそうです。

行方さんのトークが渋いですね。淡々と無駄なく要点を話します。

ブルーノートの1500番台は有名です。
これはというものを行方さんが解説していきながらかけます。

まずは雲さんから行方さんへ質問「ブルーノートの魅力とは?」
「レーベルの成り立ちが本質的なものを求めている。
不動の位置。エッセンシャル。モダン・ジャズを体現している。
モダンジャズの深刻なものに触れる。」
など鋭い答えが返ってきました。さすがであります。

1500番台の入口に至るところまでを聴いていこうということです。

まずはスーパースター、ホレス・シルバーとアート・ブレイキーが
初めて出合ったと言って良いこのアルバム。

『ホレス・シルバー・トリオ』から《オパス・デ・ファンク》

今日は曲の感想は書きません。今更説明不要だと思います(笑)。まず聴け!

1500番台は1955年の末から録音が始まり、
1500番から1600番まで欠番2個の98枚からなります。

『ホレス・シルバー・トリオ』は録音が古く、
最初25cm盤(10inch)として出たものを30cm盤に焼きなおしたものです。
1500番台の最初の方はそういうものが多いです。

ここで行方さんからハード・バップ・ムーブメントについて。
「ビ・バップはビートの微細化などの論理的ジャズの革命だったが、
ハード・バップは理屈に走り過ぎたジャズを黒人に取り戻す大衆化運動。」
と言ってました。なるほど納得です。

続いて、
ホレス・シルバー・トリオにホーンをのっけてスーパー・バンドを作るということで、
ブルーノート・オールスターズといったバンド。
アート・ブレイキー・クインテットのライブ・アルバム。

『バードランドの夜』から《チュニジアの夜》

行方さんは「何かが起こっている、ジャズが羽ばたいた夜。」と言っています。
まさにその通りだと思います。

シルバーとブレイキーの音楽が結実しレギュラー・グループへ。
ホレス・シルバー・クインテットの名前のセッション。
ジャズ・メッセンジャーズの名で売り出しました。
これがオリジナルのジャズ・メッセンジャーズのメンバーです。

『ホレス・シルバー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズ』から《ザ・プリーチャー》

行方さんは「ハード・バップの一面、極めて情念的な曲です。」と言います。
雲さんからは、ライオンがこの曲を認めなかったという話があり。
歌謡曲っぽいですよねと。
行方さんも甘くて感傷的に過ぎるところがあるとは言いつつも、
好きな曲だと言っていました。

曲終了後。雲さんはモブレイのテナーが歌っていますよねと言い、
行方さんはドーハムが良く、「静かなるケニー』のイメージとは違い
派手なソロをとっていると言います。
ここでシルバーとブレイキーを中核とするサウンドが出来上がりました。

次は、ジャズ・メッセンジャーズのフロント2人モブレイ、ドーハムが
シルバーとブレイキーに伴奏してもらった演奏。

行方さんからは、ドーハムは良い曲をたくさん作っている、
ラテンのリズムをやっていて、クラブで流行っているなんて話も。
2曲続けてかけました。

『ハンク・モブレイ・カルテット』から《アヴィラ・アンド・テキイラ》

ケニー・ドーハム・オクテットで『アフロ・キューバン』から《マイナーズ・ホリデイ》

ディレクター嬢が曲に合わせてのっていたそうです(笑)。

行方さんから「コルトレーンがジャズの本道だと言っていた頃、
こういうのは気持ち良過ぎる、快楽過ぎるということで、軽視され、
知られていなかった。」という話があります。
ブルーノートのアフロ・キューバンなので知られていなかったのだろうとも言います。
若者達のスノビズムに反抗する姿勢、踊っちゃうぜの中で再発見された
アルバムが『アフロ・キューバン』。

そう言えば「PCMジャズ喫茶」で、行方さんのEMIミュージック・ジャパンから
最近「クオシモード」を売ろうとしているなんて話もしていました。
今回クラブ・ジャズの話はその流れで出てきたんでしょう(笑)。
ジャズ批評誌での後藤さんと私の対談でも、「クオシモード」がやっている
《アフロディジア》から、その元となるドーハムの『アフロ・キューバン』の方を
紹介してそこから現代シーンのジャズへ引き込もうなんて話もあります(笑)。
この辺りの話は最近いろいろなところでリンクしています。

これまでかけたものは25cm番として出ていたものなので、
次が30cm盤としての1500番台の入口です。

1500番台は結果としてニューヨークのハード・バップの黄金時代でした。
1500番台の本当の始まりは『カフェ・ボヘミアのジャズ・メッセンジャーズ』から。
30cmLPのために最初に録音されたものです。
そしてここから1500番台にどんどん名作が吹き込まれていくことになります。

初代ジャズ・メッセンジャーズの演奏。
『カフェ・ボヘミアのジャズ・メッセンジャーズ』から《マイナーズ・ホリデイ》

番組最後、行方さんが「こんな素晴しい番組を美女が作っているとは。」
なんて言ってましたよ(笑)。

今日は改めてブルーノートの歴史と素晴しさを確認できました。
選曲も良くて本当にためになって楽しめました。
この続きも是非聴きたいと思いました。

<アフター・アワーズ編>

行方さんから、アルフレッド・ライオンと会った貴重なエピソードを
お聞きすることができました。

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今日は楽しく!「高野雲の快楽ジャズ通信」

昨日は高野 雲の快楽ジャス通信22回目
「ヨーロッパのジャズフェス事情」です。
ゲストはコルトレーン研究家の藤岡靖洋さんです。

放送の内容は高野 雲さんのブログ:快楽ジャズ通信をご覧下さい。
かかったCDも紹介されています。

今回のゲスト藤岡靖洋さん。
本業は大阪の呉服屋さんにして、世界的なジョン・コルトレーン研究家です。
一年の4,5ヶ月は海外暮らし。
海外で講演されたり、ジャズ・フェスに行って雑誌に取材記事を投稿されたり
しています。

西フランスの「アンティーブ・ジャズ・フェスティバル」の話などで最初から
盛り上がります。
藤岡さんはそのフェスティバルに魅せられて、
世界中のジャズ・フェス巡りをするようになったんだとか。
そのフェスティバル会場近くにトップレス・ビーチがあってそれが良いとも(笑)。

バックにはクラリネット奏者ガブリエラ・ミラバッシ《地中海組曲》が流れます。
ガブリエラ・ミラバッシは、澤野公房で有名なジョバンニ・ミラバッシの弟です。
ピアノはエンリコ・ピエラヌンツィ。ベースはマルク・ジョンソン。
このアルバムはヨーロッパでもかなり高評価だそうです。

今日はイタリアのペルージャにあるエジュア・レーベル中心で行きます。

前述のガブリエラ・ミラバッシのアルバム『Lo Stortino』から《クラマラ》

クラリネット、アコーディオン、チューバ、パーカッションという編成。
ガブリエル・ミラバッシ作曲です。

民族音楽、エスニック系のジャズですね。
チェンバー・ジャズです。こういうジャズも面白いんですよ。
チューバによるベース・ラインって結構気持ち良いんですよね。
アコーディオンとクラリネットのソロも良いと思います。
程好い哀愁メロディーでさわやかな感じです。
(これ以降緑字は演奏を聴いての私の感想などです。)

曲後雲さんは「ジャズというよりはヨーロッパの音楽。チューバは凄いですね。」と。
藤岡さんによると、このチューバ奏者ミッシェル・ゴタールは、
ヨーロッパでは有名らしいです。いくつかのジャズ・フェスで見かけたとか。

私にとってはチューバといえばデイヴ・バージェロンですね。
ジャコ・パストリアス・ビッグ・バンドにいました。

南チロル地方で藤岡さんが講演したときの話がありました。
藤岡さんは世界中に友達がいるそうです。
ウンブリア・ジャズ・フェスティバルには日本人がたくさん行っているとか。
日本でイタリア・ジャズが人気なので、そこで情報を集めているらしいです。

次はステファノ・ボラーニのアルバム『Arke String Project』から
《I Treni che vorrei》

曲名の発音には困っていました(笑)。イ・トレニ・チェ・ベルリ?
藤岡さんによると、ボラーニは右手と左手がバラバラの
イタリア版ブラッド・メルドーとのこと。

なかなかきれいなピアノを弾きますね。
バックにストリングスが入り、クラシカルな響きの曲が素敵です。
もっと骨のあるピアノを弾くのかと思っていたのですが、
優雅で格調高いピアノという感じです。

このアルバムにはガブリエル・ミラバッシが参加しているのですが、
かけた曲には出てきませんでした。
イタリアのこの手のジャズはカンツォーネとかをルーツにした音楽。
藤岡さんはそこが良いのだと言っていました。

「次4ビート行きましょう。」と少々強引に雲さん(笑)。

ジャック・ウォラスのアルバム『ライブ・アット・ストラバッコ』から
《ミッドナイト・スパゲッティ》

ゴーフォーレコードというレーベルの1001番、第1作目です。
タイトルが面白いからということで、小さなレストランのようなところでのライブ。
ピアノはアンドレア・ポッツァです。

ジャック・ウォラスといえば、晩年のミンガス・バンドのトランペッターです。
これはオーソドックスなワンホーン・カルテット演奏。
今はこういうのが好きな人が多いんですよね。
「これじゃなきゃ」的要素は少ないですが及第点(笑)!

雲さんは「懐かしいですね~。」と言ってます。

80年代にはこの手のやつがゴロゴロありますよね。
実は昨日、後藤さんが自著「ジャズ・レーベル完全入門」で推薦していた
ジャック・ウォラスの
『イン・ヨーロッパ』を安く買いました。
なかなか良い内容ですよ。

ジャズ・フェスの雰囲気や食べ物の話で盛り上がっていました。
ジャズそのものの話はあまりありませ~ん(笑)。
お話だけを聞いているとジャズよりフェスティバルが好きみたいですが・・・。

次はダニーロ・レアのソロ・ピアノ。
アルバム『Lirico』から《Sogno di Doretta Da》
教会で録音されたとのことです。

これも聴きやすいですね。美しいピアノです。
キース・ジャレットを聴きやすくポピュラーにした感じとでも言いましょうか。

藤岡さんは「美しいピアノ。ビル・エバンスのようなね。」と言ってます。
ダニーロ・レアはヴィーナス・レーベルからもアルバムを出しているとか。

う~ん、そのお話、私的には微妙です(笑)。

雲さんは「じっくり聴き入らないと失礼なピアノですね。」と言ってます。

今日はジャズ・フェスティバルの雰囲気話と観光話がとても面白かったです。
藤岡さんの軽妙なキャラ全開(笑)。
今日のお話からはコルトレーン研究家という堅苦しいイメージは浮かびません。

<アフター・アワーズ編>

バックはステファノ・ボラーニ&ストリングス・オーケストラによる
ジョー・ザビヌルの《バードランド》。
そこからジョン・コルトレーンの『ライブ・アット・バードランド』は素晴しいという話へ。
お~っ、ここでディレクター嬢から藤岡さんへ質問です。
雲さんはあせりまくってます(笑)。
雲さんの「ジョン・コルトレーン特集」。
『コルトレーン・アット・ニューポート』1枚からしか選曲しなかったのですが、
あれで良かったとのかと質問。
藤岡さんからO.K.いただきました。
雲さんは藤岡さんからお墨付きをもらったと喜んでいましたよ(笑)。
そしてバードランドの跡地は今どうなっているのかという話へ。
「フラッシュ・ダンサーズ」というトップレス・クラブになっているんだとか。
なるほどそういうオチだったんですか(笑)。
雲さんも藤岡さんのペースに呑まれエンディングはしどろもどろになっていました。
藤岡さん恐るべし!

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ベースの師匠登場!「高野雲の快楽ジャズ通信」

今日は高野 雲の快楽ジャス通信21回目
「現代ヨーロッパのベース特集」です。
ゲストは雲さんのベースの師匠池田達也さんです

放送の内容は高野 雲さんのブログ:快楽ジャズ通信をご覧下さい。
かかったCDも紹介されています。

池田さんは菊地ひみこ、マルタ、寺井尚子、ジュニア・マンスなどとの
共演歴があるそうです。
かなりノリノリなトークですね~(笑)。
声としゃべり方はお笑いコンビ「スピードワゴン」の小沢一敬(笑)?

今日は1750年前後に作られ、レッド・ミッチェルが使っていたという
ウッド・ベースを持ってきていました。
日本では江戸時代で吉宗から家重に代わった頃ですね。
チロリアン地方で作られたとか。
晩年のレッド・ミッチェルが弾いていたというベースです。凄~い!

まずは雲さん選曲。

リー・コニッツレッド・ミッチェル
デュオアルバム『アイ・コンセントレイト・オン・ユー』から
《ジャスト・ワン・オブ・ゾーズ・シングス》

コニッツとミッチェルの優しい音の語らい。
スイング感が最高ですね。
いや~っ、ベースの音が「ボワン、ボワン」と気持ち良いことこのうえなし。
歌のあるベースです。
コニッツのソロも情感溢れるもので、歌心では負けていません。
(以降緑字は曲を聴いての私の感想などです)

ミッチェルはベースのチューニングを5度間隔でセッティングしていて、
特殊らしいです。
普通のチューニングは4度間隔とのことです。

次も雲さん選曲。

雲さんはジョージ・ムラーツでヨーロッパのベースに開眼したとか。
ヨーロッパのベーシストと言えばペデルセン、ビトウス、ムラーツ。
ビトウスとムラーツはチェコ出身です。

白人アート・テイタムと言われる弾きまくりのアダム・マコーヴィッツのピアノと
ジョージ・ムラーツのベースとのデュオ。
これを聴いてのプロのベーシストの反応を見たかったそうです。

アルバム『トゥゲザー・ホェアエヴァー・ウィー・ゴー』から《チェロキー》

恐ろしいアップ・テンポで2人が弾きまくっています。
中盤マコービッツのソロと後半ムラーツのアルコ(弓弾き)ソロはいまいち。
高速ウォーキング・ベースが凄いですね。
ライブでやっているというのが驚きです。

池田さんは「凄いよ。指が動きまくり。」と笑っています。
雲さんは「ムラーツは音色がウッディーなのが良い。」と言います。

池田さんの選曲は北欧のベーシストに照準を合わせたとのことです。

フィンランドのドラマー、ユッキス・ウオティーラがピアノを弾くアルバム。
この人はドラマーなのにピアノが上手いとのことです。
スウェーデンのベーシスト、アンダーシュ・ヤーニのベースは正確無比の音程。
名前が覚えられませ~ん(笑)。
かけた曲はピアノとベースのデュオ。

アルバム『メニーナス』から《オン・グリーン・ドルフィン・ストリート》

ピアノソロの出だしからいかにもヨーロッパのピアニストですね。
ほんとにピアノのが上手いと思います。
深いウッディーなベースの快感。
確かに音程がしっかりしていますね。
これはオーディオ的に音が良いです。ハイッ!
今時のピアノトリオ・ファンなら絶対触手が伸びる演奏だと思います。

雲さんは「ガッツあるベース。パーカッシブな感じ。低音を叩きつけている感じ。」
と言ってます。

次は雲さんがガッツあるベースで思い出したという池田さんの演奏。
生々しいベース音に拘ったということです。
機械(リズム・ボックス)との共演もポイントです。
池田さんは「個人的には恥ずかしい。」と言っています。

アルバム『たつやせっしょん』から《カモナマイハウス》

音や弾き方がさっきかけた演奏と確かに近い感じですね。
ヴォーカルとのデュオで始まり、このベースの音もかなりの気持ち良さです。
クセのあるヴォーカルとのマッチングも良好。
途中からドラム・マシーンが入ってきます。
これは面白いです。私はこれ、かなり気に入りました。

生々しさに拘って、マイク3本でピック・アップを使わないで録音したそうです。

ここでアメリカとヨーロッパ系のベースの違い。
人種でどうこうはない。
黒人は体と手がでかく、豪快、力技。テクニカルな速弾きとかしない。
ヨーロッパのベーシストはメロディーの歌わせ方に哀愁がある。
ヨーロッパの民謡というか元々ある音楽の影響なのではないか。

次はデンマークのクリス・ミン・ドーキー
ニールス・ペデルセンもデンマーク出身。
池田さんはミン・ドーキーと親交があるそうです。
今はニューヨークに住んでいます。
独特の哀愁を聴いてほしいとのこと。

アルバム『リスン・アップ』から《オール・アットワンス》

ストリングスから入り、ギター・ソロの途中からベースがからみます。
ストリングスが入ったりして、曲調やサウンドはフュージョンですね。
ギターはちょっとアール・クルーが入っています(笑)。
ベースから懐かしさが出まくってます。これぞ郷愁!

雲さんはバックのアレンジはベタで好みではないとか(笑)。
わかるな~。
他の曲はヒップ・ホップもあり、速い曲もあるそうです。

ここで1750年前後に作られたベースの登場です。

いや~っ、凄く深みのある良い音です。
あのスタジオの機材でこんな音が録れるの?
アルコの音がまた素晴しい。ウットリします。
軽くエコー処理かなんかしているのかな~?
エコーはかけていないそうなので、スタジオの反響が入ったのかも。

ストラティバリウスと同世代の楽器だそうです。
200年経つと鳴りが良いらしいです。
いろんな人が弾き込むから良いとか。

ベースは壊れる前が一番良い音だなんて面白い話も。
いろいろな部分が鳴から良い音になるとのことです。

手作業で職人さんが作るから良い味が出るのだろうとも言ってます。
池田さんはベースにかなり投資したとのこと。
トータルではマンションが買えるくらいとか!
でもいい音が出れば投資とか苦労もふっとぶらしいです。

最後にもう一度池田さんのアルバム『たつやせっしょん』から《雨の白浜》

先にかけた曲と同じ楽器でちょっとピック・アップの音を混ぜて録音しているとか。
もうちょとタイトルをなんとかしろと言われるらしいです(笑)。
ライブでは、最初に波の音をループでかける臭い演出もしているとのこと(笑)。

音はちょっとブーミーになっていると思います。
このメロディーがいかにもな感じですが良いです。
途中からフルート(尺八?)が入ってなかなかこれも面白いです。
ギターのバッキングとソロも良い感じです。ピアノのソロもなかなか。
これもシンプルで良いな~。
私はクリス・ミン・ドーキーよりこっちの方が良いです。
フェード・アウトが惜しい。

雲さんは「映画的ですね。」と言います。

話題変わって教則本「はじめてのジャズ・ベース」を出版した話しへ。
学術的でなく、現場で聴いてきたものをベースにしているとのことです。
理屈じゃなく楽しもうというコンセプトで書いたそうです。

<アフター・アワーズ編>

キターッ!古ベースの音。
若干エコーがかかっているように聴こえるのはスタジオの反響なのかも。
ベースのセッティングはピチカートに合わせているそうです。
ピチカート優先の弦を張ると、アルコ奏法の時は音が暴れてしまうそうです。
アコースティック・ベースはエレキで表現できないアルコが良い。

雲さんのエレキとあわせているんですが、エレキーの音が若干引っ込み気味。
まあ生ベース主体なのでこれで良いでしょう。
多分エレベのスピーカーからの音とベースの生音をオフ・マイク・セッティング
で録っているんじゃないでしょうか?
両者のソロでのバランスに苦労していますね。

今日はベースの良い音と良い演奏をたっぷり堪能することができました。
池田さんと雲さんのノリノリ・トークも楽しかったです。
『たつやせっしょん』は購入しようと思いました。

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一押しはジェームズ・カーター!「高野雲の快楽ジャズ通信」

今日は高野 雲の快楽ジャス通信20回目、
「A列車でいこう」特集です。

放送の内容は高野 雲さんのブログ:快楽ジャズ通信をご覧下さい。
かかったCDも紹介されています。

最初はいつものとおり曲説明です。
作曲はビリー・ストレイホーンで、コード進行はあまり難しくない曲。
(今日は入力画面の立上げにトラブって、この部分は聴くだけになりました。)

ブラウン=ローチ・クインテットのアルバム『スタディ・イン・ブラウン』から。

これは入りの汽車が動き出すところを模した部分から最高です。
続くテーマも気持ち良い。
ハロルド・ランドのテナー、クリフォード・ブラウンのトランペットは快調。
ソロは長くないのですが、言いたいことは言い切っている感じですよね。
リッチー・パウエルのピアノ・ソロも良い出来。
マクス・ローチのドラム・ソロがメロディアスでこれまた気持ち良い。
最後は汽車が止まっておしまい。
素晴しい構成のこれぞハード・バップ!
(これ以降緑字は曲を聴いての私の感想などです。)

雲さんもこれは汽車ポッポの演奏だと言っています。

’トレイン’は蒸気・電気機関車に引かれる’車両’という意味もありますが、
この曲における本来の意味は’地下鉄’なんだそうです。
雲さんは横浜出身で育ちの’ハマッコ’だったんですね~。
バス通学でバスに乗るときの話から入って’Aトレイン’の説明。
”A”という看板のついた、ニューヨーク8番街へ向かう’8番街急行’のことだとか。
’A(エイ)’トレインと’8(エイト)’トレインをかけているかもしれないとも。

デューク・エリントン楽団のアルバム『ハイ・ファイ・エリントン・アップタウン』から。

エリントン楽団の演奏で、歌が入っていて、構成にアップ・ダウンがある演奏。

エリントンらしいシンプルなピアノ・トリオの演奏から入ります。
ちょっとオーケストラが入り、またピアノ・トリオに戻りそれをバックに歌へ。
後半スキャットも軽やかに、途中《アルプス一万尺》のメロディーをちょっと引用。
ここまで小粋な演奏になってますね。
オーケストラをバックにテナーのソロでムーディーに。
途中からアップ・テンポになってテナー・ソロが続きます。ここはダイナミック。
最後はテナーのカデンツアから〆へ。
これも構成と演奏が素晴しいですよね。
エリントン楽団のいろいろな要素が詰まった演奏でした。

アレンジが凝っていて、展開が面白い演奏だと言っています。
ベティ・ロッシュのヴォーカルは程好く力が抜けていて良。
そしてこの歌を美空ひばりが繰り返し練習したんだとか。
テナー・サックスはポール・ゴンザルベスです。

更にエキサイティングな演奏。
初めて聴いたのは吉祥寺のジャズ喫茶「メグ」だったそうです。
凄い演奏に驚き、ディスクユニオンで買って帰ったとか。
ジャズを聴きたいというハード・ロック好きな女の子を「メグ」に連れて行って、
これを聴かせたらカッコイイと言ったそうです。
ノリノリすぎてリズムが裏返りそうになるが、そんなの気にならない演奏。
雲さんのトークがかなり熱いです(笑)。

ジェームズ・カーターのアルバム『ジュラシック・クラシックス』から。

いや~っ、出だしからビヒャ~と危険です(笑)。
かなり速いテンポでの演奏で、まさに暴走特急です。
いや~っ、カッコイイ!
途中ではブヒャ~ビヒャ~といっちゃってたりします(笑)。
途中いくつかのメロディを引用しているんだけど、曲名がわからないよ~。
ピアノもなかなか頑張っていますね~。イイです。
クレイグ・テイボーンだったんですね。
今はティム・バーンとかとやっていて、キレキレの演奏をしています。
これは大音量で聴くと気持ちが良いと思いますよ。
このアルバムは知らなかったな~。これは買いです!

雲さんはいつ聴いてもご機嫌と言ってます。
クレイグ・テイボーンはセシル・テイラーのようなところもあるがポップだと。
スラップタンギングやフラジオとか、いろいろなテクニックを使っています。
雲さんのブログによるとこの曲が聴かせたいがための今回の特集だとか。
その気持ちよ~くわかります。

《A列車で行こう》はホーン奏者の演奏が多い曲。
それではということで、ピアノ・トリオの演奏でアプローチが面白いもの。
ドラマー村上秀一のグループ:ポンタ・ボックスのピアニスト佐山雅弘の演奏です。
《テイク・ファイブ》の5拍子の上に《A列車で行こう》をのせています。
テクニックがあり、アイディア倒れには終わっていないとのこと。

佐山雅弘のアルバム『フローティン・タイム』から。

確かに面白い演奏ですね。
たまにはこういう演奏も良いでしょう。

変化球の1曲でした。

最後は盛り上げて終わります。

大西順子のアルバム『ピアノ・クインテット・スイート』から。

久しぶりにこの人の演奏を聴きました。
なるほど、低音の使い方は山中千尋と似たような感じがありますね。
豪快なのは良いけれど、この人のピアノって何か弾きっ放し感がありますね。
ホーン陣が入ったり、ヴォーカルまで入る楽しい演奏でした。

今日はジェームズ・カーターの《A列車で行こう》に尽きます。
これが聴けただけで幸せです(笑)。
この演奏は原田正典さんも著書「JAZZ徒然草」の中で推薦していますね。
今日かけたアルバム。
私は『スタディ・イン・ブラウン』しか持っていませんでした(涙)。

<アフター・アワーズ編>

ディレクター嬢のアニメ声、今日も出ました(笑)!
でも今日はややアニメ声です。
いつもの如くディレクター嬢の楽譜初見弾きのコーナー。
初見の先生orコーチ雲さん。
ジャス的なリズムのノリ方を、危ないトークを交えて指導(笑)。
私は楽器はやりませんが、なるほどそういう感じか~という内容でした。
今日のディレクター嬢はかなり良い感じでした。左手和音も結構ジャジー。
この曲は何度も耳にしてよく知っている曲だからなのでしょうが、
やっぱり雲さんのコーチのおかげ?

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軽妙洒脱!「高野雲の快楽ジャズ通信」

今日は高野 雲の快楽ジャス通信19回目、
「テナーサックス特集 レスター・ヤング&コールマン・ホーキンス」です。
ゲストは奄美大島のCDショップ「サウンズパル」高良俊礼さんです。

放送の内容は高野 雲さんのブログ:快楽ジャズ通信をご覧下さい。
かかったCDも紹介されています。

奄美大島から電話ゲストです!
高良さんはテナー・サックス吹きでもあるそうです。
テナー吹きが紹介するホーク&レスターは如何に?

まず2人のサックスについて、「男の美学の集大成」だそうです。
高良さんは映画「カンザスシティー」から入ったとか。

前半はホーキンス。

代表曲。これを聴かなきゃ話が始まらない。戦前の1939年の録音。

『ボディー・アンド・ソウル』からタイトル曲です。

ゆったりしたペースでおおらかに吹き、時に力強く吹きと、これぞ男のテナーです。
(以降緑字は、私の曲を聴いての感想やトークを聞いての感想)

高良さんはこの演奏を「いくら丼」と言います。
その意味は「音の一粒一粒が太くてプリプリしています。」とのことでした。
うまい事言いますね~。

ここで雲さんのホーキンスに関する解説があります。

『ボディ・アンド・ソウル』(上記とは違うアルバム)から《マイ・マン》です。

ストリングス・オーケストラをバックに歌うテナーもまた良いですね。
中盤以降の豪放なテナーの歌わせ方がカッコイイです。

雲さんは「最初臭くて、後半バリバリ吹くのがたまらん。」と言います。

確かに最初はちょっとサム・テイラーな感じが漂っていました(笑)。

次は戦後の録音で晩年のもの。
ソニー・ロリンズ『サキソフォン・コロッサス』
《モリタート》(異名同曲)との比較の意味も込めて。
この『サキコロ』から6年後の録音。
自分より若いロリンズの良いとこも取り入れたホーキンスの前進意欲も素晴しい。
雲さんがロリンズとホーキンスのエピソードも紹介しました。

『ジェリコの戦い』から《マック・ザ・ナイフ》です。

この演奏は久しぶりに聴きましたが、これぞテナーの王道ですね。良いです。
トミー・フラナガンのピアノ・ソロはやっぱり良いです。
このアルバムはライブ録音なんですが、メイジャー・ホリーのベース音が
「ズンズンズンズン」と良いんですよ。

曲が終わると高良さん笑って「たまらんです。」と言います。
少年のような気持ちがあらわれたエンディングが良いそうです。
これは雲さんと2人でかなり盛り上がっていました(笑)。

ホーキンスの最後はバラード。

『コールマン・ホーキンスとレスター・ヤング』から
《ハウ・ディープ・イズ・ジ・オーシャン》です。

サックスの歌わせ方がなんともいい塩梅です。
タフで優しいところが最高。⇒「漢の美学」
最後のカデンツァも良いですよね。

高良さんは「漢(オトコ)の美学」と言っています(笑)。

雲さんは「いくら丼にラー油かけたのを何杯も食べたので食傷気味。」ということで、
レスターにいきます。
高良さんは「哀愁モードに切り替えます。」と言います。
今日はこういう掛け合いが随所にありました。

後半はレスター。

多くのテナー奏者に影響を与えた人です。

晩年の演奏。

『プレス・アンド・テディ』から《オール・オブ・ミー》です。

レスターはフレージングがモダンで、スラスラ軽やかなんですよね。
このカッコ良さが多くのサックス奏者にウケたのだと思います。

高良さん「これがレスター・ヤング。」と言います。

続けて高良さんによるホーキンスとレスターの解説です。
「ホーキンスの音ワウワウ。男の楽器。力強くてぶっとい。」
「レスターはアルトのようで男らしくないとの批判もあった。」
次は雲さんがフレージングの違いについて。
「ホーキンスは構築的。レスターは気分任せで横へ横へながれていく。」
高良さんはそんなレスターを「風来坊的な感じ。」と言います。

レイジーでリラクゼイションに富んだナンバー。

『カンザス・シティ・セッションズ』から《アイ・ウォント・ア・リトル・ガール》です。

軽妙なトランペットに続いて、レスターのやっぱりスラスラなテナーは
フワフワ感が漂って良いです。

高良さんは「レスターがほろ酔い感で入ってくる。」とうまいことを言います。

続いてキーノートのセッション。

『ザ・コンプリート・レスター・ヤング・オン・キーノート』から
《アフタヌーン・オブ・ア・ベイシー・アイト》です。

これは結構力強いレスターですね。快調にとばしています。

雲さん「誰が聴いても絶好調。モリモリ吹いている。さぼり具合も良い。」と言います。
高良さんは「オシャレです。」と言います。

除隊後のレスターは精彩を欠くというが、この演奏は良いということで。

『プレジデント・プレイズ・ウィズ・ジ・オスカー・ピーターソン』から
《オン・ザ・サニー・サイド・オブ・ザ・ストリート》です。

雲さん曰く切なくなる演奏。

確かに切なくなりますね。哀愁感漂う演奏です。

今日は面白くてためになりました。
高良さんのトークは軽妙洒脱!これに尽きます。
出るは出るはの美味しいフレーズ。参りました。
雲さんとのコンビネーションも最高。
放送で「アッという間でしたね。」と言ってましたが、
聴いていてもまさにその通りでした。

ちなみに私のレポートはかなりお2人のトークを端折って書いています。
トークに聞き入ってしまい、書くほうがおろそかになってしまいました。
ごめんなさい。

<アフターアワーズ編>

ブーガル・ジョー・ジョーンズのファンキーな曲で始まります。
雲さんがタワーレコードの試聴機で聴いて踊りだしてしまったという曲です。
こういう曲に血が騒ぐルーツはアニメ・ソングなんだとか。

「ど根性ガエル」のテーマがかかりましが、久しぶりにまともに聴くと、
この曲はギターのカッティングが効いていたんですね~。
続く「ハクション大魔王」のテーマ、これはベースがファンキーだったんですね~。

続くカッティング・ギター演奏。
雲さんはこれを聴いて「血が騒ぐ。」と言うのですが、
その気持ちよ~くわかります。

とどめはロリンズの『ザ・ウェイ・アイ・フィル』から《アスフランテイション・ウーギィ》
このアルバムは私も持っています。油井正一さんも推薦しているんですよこれ。
アメリカのB級アクションドラマのテーマ的な曲とでも言いましょうか(笑)。

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モンクは変!「高野雲の快楽ジャズ通信」

今日は高野 雲の快楽ジャス通信18回目、「セロニアス・モンク特集」です。

放送の内容は高野 雲さんのブログ:快楽ジャズ通信をご覧下さい。
かかったCDも紹介されています。

ちなみに私のレポート。
いくら詳しく書いてもかかった曲については説明しきれないし、
ゲストが来た時の雲さんの盛り上がり様は伝え切れません(笑)。
是非ラジオ放送をお聴き下さい。
できればアフター・アワーズ編が聴けるミュージックバードが良いです。

さて、今日の放送は如何に?

雲さんにとってのモンクとは「なんじゃこりゃ」だとか。
最初にモンクの映像を見た雲さんは、太陽にほえろで殉職したジーパン刑事が
「なんじゃこりゃーっ」と叫んだのと同じように思ったとか。
番組でも思い切り叫んでいました(笑)。

なんじゃこりゃ度の高いブルース曲。
アルバム『アンダー・グラウンド』から《レイズ・フォー》

さすがのモンクの曲、同じようなフレーズの繰り返しのテーマ。
モンクのユーモア・センスというのでしょうか?
この辺りのとぼけたはずした感じが好きか嫌いかが
良くも悪くもその人のモンク好感度を決めてしまうんでしょうね。
私はそんなモンクが好きです。
(以下緑字は私が曲を聴いての感想です。)

この曲に関するディレクター嬢の感想が面白かったです。
雲さんのモンクのエピソードも楽しかったです。

モンクと言えば不協和音が特徴です。
《リトル・ルーティ・トゥーティ》の不協和音は
子供番組の汽車の汽笛をまねたものだとか。

アルバム『セロニアス・モンク・トリオ』から《リトル・ルーティ・トゥーティ》

そう言われて聴いてみるとこの曲、
汽車が走っていくようなイメージのテーマ部ですね。
これは新たな発見です。そうだったのかっ!

曲後に雲さんがアート・ブレイキーも「シュッシュッポッポッ」していると言いますが、
そのとおりだと思いました。

次はアンサンブルにおける「なんじゃこりゃ」度数が高い曲。
《ブリリアント・コーナーズ》は、曲の構造が凄く変なんだとか。
これについて詳しく解説していましたよ。

怒涛のなんじゃこりゃミュージック。
アルバム『ブリリアント・コーナーズ』からタイトル曲

私もこのアルバムはジャズを聴き始めの頃聴きましたが変だと思いました。
不思議と嫌いじゃなかったです。
でもそれからかなりの間モンクはあまり聴きませんでした。
これはなんとも言えない「味」がある曲と演奏だと思いますよ。
ソニー・ロリンズが完全にモンク色に染まっているのが凄い。

曲後にアニー・ヘンリーを例え話で説明したのも面白かったです。

曲の構造はストレート・アヘッドだが、
奇妙なメロディーを3管がアンサンブルするのが聴き所。
この3管アンサンブルが異様な迫力で迫るカッコよさ。
アルバム『ジニアス・オブ・モダン・ミュージック』から《スキッピー》

この変なメロディーは、
意外と最近のアブストラクトなメロディーに通じるものがあるような・・・?
フロントの管も頑張っていますが、
やっぱりモンクのピアノ・ソロが一番しっくりきますね。

変な曲ばかりじゃなく良い曲もあるということで。
しみじみとしたメロディーの良さを聴きましょう。
アルバム『モンクス・ブルース』から《リフレクションズ》

やっぱり変な曲なんですけど、哀愁が漂っていて心に沁みます。
このオーケストラの演奏が曲想にマッチしていると思いました。
初めて聴きましたけどこれはなかなかイイと私は思いました。

曲後に雲さんはオーケストレーションがダサいと言ってます。
そのダサさが意外とモンクにあっているのかも(笑)?

一聴奇妙だけどよく聴くと美しい曲。
雲さん曰くアグリー・ビューティーな曲。
雲さんがモンクの曲の中で好きな曲のベスト5に入るそうです。

アルバム『モンク・イン・コペンハーゲン』から《クレプスキュール・ウィズ・ネリー》

私はこれはなんともけだるい感じの美曲だと思うのです。
ちょっと眠くなりそうなというか、うとうとしている感じ。

モンクの間、モンク時間は独特。
共演者は苦労したんではないか?
そんなことでピアノ・ソロを聴くのが楽しいとのこと。
ピアノ・ソロ・アルバムはいくつかありますが、
雲さんによれば『セロニアス・ヒムセルフ』が最高傑作。
とつとつとした間を恐れないピアノ。
慎重に音を置いていくピアノ。
哲学的ともいえる、沈黙のピアニズム。

雲さんは同アルバムの《ファンクショネル》が一番好きだけれど長尺なので、
スタンダードの《アイ・シュッド・ケア

実はこのアルバム、買おうと思いつつもなかなか買えないでいました。
モンクの美学ここに結実といった感じだったんですね~。
これはやっぱり買って聴かないとだめですね。

次はダイナミックな感じの演奏。
アート・ブレイキーの隙間の無いドラムとモンクの間の相性の良さも聴き所。

楽器をやているとモンクの曲は指癖を拒否することがわかるそうです。
そしてクロマティカルで幾何学的な曲が多いとか。
ピアノを使ってうまいこと説明しています。

アルバム『ジニアス・オブ・モダン・ミュージック』から《ウェル・ユー・ニードント》

私はこの曲が好きです。
モンクってやっぱり変ですよね。
そこが良いのであります。
雲さんの言うとおり「なんじゃこりゃ」に尽ると思います(笑)。

今日は最初の「なんじゃこりゃーっ」に度肝を抜かれ、
一体どうなることかとワクワクしたのですが、
案外無難にまとまったという印象でした。
っていうか、聴くべきポイントをわかりやすく解説してもらえました。
ただ、最初にインパクトがありすぎで期待してしまったんです(笑)。

やっぱりこの程度の濃さでレポートしないと疲れますね。
前回のアキコ・グレースさんの時は例外です。

<アフター・アワーズ編>

ディレクター嬢が楽譜を初見で弾く恒例のセッション。

《ミステリオーソ》
これは軽く弾きこなしていましたね。
ディレクター嬢は「これ曲なんですかー。」と言ってました(笑)。
不安になりながら弾いていたとか。
幾何学的な曲。

《エピストロフィー》
これも軽く良い感じに弾きこなしていたのですが、サビの前で途中断念。
ディレクター嬢はやっぱり難解だと言ってます。

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こりゃ深いです。「高野雲の快楽ジャズ通信」(2)

昨日一挙に書きすぎたので、後半の重要部分を分割しました。

次はグレースさんの新譜『ピアノリウム』から《スペース・タイム・ウォーター、
真空の水》
雲さんは水があふる感じにしびれたとか。どの箇所かは聴いてみて下さいと。

最初の方の単発の和音が終わって、
メロディーがゆっくり現れるあたりに水が溢れてくる感じがあります。
また単発の和音の部分が少々あり、もう一度メロディーが現れてきます。
そこで高音の転がるような早いパッセージが3回くらい出るんですが、
凄く気持ち良いです。(雲さんはこの部分にしびれたようですね。私も同感です。)
後半はダイナミックさを増していき、
聴いていると水のパワーっていうか生命の息吹につながる感じです。
かなり情景が浮かんでくるような演奏です。

ジャズという枠ではくくれない演奏でした。

グレースさんによると、真空状態にある何にも無いところに水がパッと登場して、
ほんとは動くわけもないんだけどちょっとずつ動いているとのこと。

雲さんはこのアルバムを聴いて、
「ようやく待ち望んだアキコ・グレース像が現れてきたなと思って。」と言います。
グレースさんは「メチャメチャうれしいですね。」と返します。
雲さんは続けて、
「ジャズ・ピアニストではないピアニストである。独特な世界観を持っている。
バップ臭はあまり感じないけどいいんじゃないか。
『グレースフル・ビジョン』が大好きで、アキコ・グレースの世界が気に入った。
ピアノ世界の『カインドオブブルー』と書いたこともある。色彩が統一されている。
ピアノ・ソロで良いと思ったら、『ピアノリウム』が出た。
ストーリーがあり、まるで映画を見ているみたい。表現が深い。」
と捲し立てていました(笑)。
雲さん「独りでベラベラしゃべってすみません。」と言ってました(笑)。

グレースさんは「ありがとうございます。本当にうれしいです。
雲さんは音楽が好き、音が好きっていう方だなと思って。
雲さんの感じ方は、私が表現したいものを直感的につかんでいただけるんだなと
思った。」と言います。
こういう、音楽を通してお互いが見えるのっていいですよね~。

グレースさんは続けて「あるジャンルを深く知ることは大事で、まずクラシック、
次はジャズの世界に入ったけれど、何のためにテクニックをつけていくかというと、
最終的に大事にしたい世界を育てていくために必要なもの栄養をもらう。
それを途中で忘れてしまったりとか、あるジャンルの中にいるのは安心だけれど
それだけで終りたくない。というのがもともとあって、それを正直に音楽、
演奏にしていくのが目標でライフ・ワークで、それをわかってくれるのはうれしい。
この先も間違えなく進んでいこうという励みになる。」と言います。
この真摯な姿勢には私も惹かれます。

雲さんは「最初がジャズの人と最後がジャズの人とジャズメンは大別され、
マイルスは最初がジャズであとはどんどん離れ最後は自分の人。
グレースさんも前者だろうと思う。どっちが良い悪いではない。
グレースさんも出発はクラシックでありジャズだけど、それを足がかりに
自分の探求の領域にすでに入られているだろうと思う。
今回まさにマイルスとリンクするテーマで呼んで良い人選だった。」と言います。

グレースさんは「マイルスの言ってることも凄くわかり、そうだよねと思うことが多い。
好きな言葉が一個ある。”間違いを恐れるな。そんなものは存在しないんだから。”
(放送では英語で言ってから日本語で言っています。それがカッコイイ)
挑戦の中で迷って自分の耳で作った正しさ。それが探求。
新しいものにつながっていくことになる。」と言います。
お2人とも深いことを言ってますよね。

最後は同アルバムから《ホップ・ホップ・レイン・ドロップ》

これは楽しい曲です。「雨にぬれても」の雰囲気を思い浮かべます。
雨が降っているんだけど、何か良いことがあった女の子が、
踊りスキップして歩いている感じの曲です。
これも情景が浮かんできますね~。
サブ・タイトルが「雨上り」だったようです。
だから雨上りの情景を思い浮かべたほうが良いですね(笑)。1/31

新譜『ピアノリウム』は中々良いですね~。雲さんオススメも納得です。
パーティーの時にCDを買ってサインしてもらうんだった。くそ~っ!

<アフター・アワーズ編>

ディレクター嬢がいい仕事してます。
キーボード「チャラリラリ~ン」のあと「グレース先生の、ピアノ教室~」と。
カワイイッ!絶対アニメ声優できますよ(笑)。
グレースさん苦笑しています。

さてここで御三家ビル・エバンス発言の真実が明らかに!
御三家はチックとハンコックとエバンスだと思っていたらしいです。
わざとはずしたのではなく、単に間違えていたんです。
意外、天然ボケをかましていたんですね。
グレースさんは「思い込み~。チャンチャン。」とか言います(笑)。
ちょっとぶっきらぼうなしゃべり方なのですが、意外と面白い方だったのです。
先日のパーティーでお話した感じとあまり変わりないことがここで判明。

グレースさんの和のイメージが強い方もいるはず。
今回の新譜にも雅やかで和の要素の強いピアノが入っているので、
どう弾いているのか秘密をアキコ先生に解説してもらいましょうという企画。
アキコ先生はここでも「チャラリ~ン。」なんて言います(笑)。

和の秘密。一つコードを教えるとのことで、好きなコードの一つで、
「サス4フラット9」。弾くと確かに和な感じがします。
5音ペンタ・トニック。構成音はG、A♭、C、D、F。(ソ、ラ♭、ド、レ、ファ)
Gのサス4(G、C、D、F)という音にフラット9(A♭)を入れるだけとのこと。
この中にB(シ)を入れると変わるということで、エキゾチックな感じになります。
雲さんは中近東な臭いが漂ってくると。

次は3音抜きのハイブリッド和音。長調か短調かわからなくなります。
長調か短調かを決めるのが第3音、それを抜くと長調か短調かわからなくなります。
Cならミがフラットかナチュラルかで決まる。それをわざと抜く。

雲さんとグレースさんは凄く楽しそうでした。楽器をやらない私は羨ましいです。

いや~っ、今回の放送はかなり深くて濃い内容になっていました。
たまたま今回は録音していたのでこれだけ書けましたが、
いつものように聴きながらだとここまで伝えられなかったと思います。
収録中グレースさんが真剣だったので雲さんもそれに応えたということを
聞いていましたが、いや~っ、まっ、参りました。
音楽的トークの濃さは橋本一子さんの回と今回が双璧な感じです。
雲さんは女性ピアニストと相性がおよろしいようで(笑)。

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こりゃ深いです。「高野雲の快楽ジャズ通信」(1)

高野 雲の快楽ジャス通信17回目「マイルスが愛したピアニストたち」です。
ゲストはピアニストのアキコ・グレースさんです。

放送の内容は雲さんのブログ:快楽ジャズ通信をご覧下さい。
かかったCDも紹介されています。

グレースさんが『ビッチェズ・ブリュー』が好きだとのことで、
今回のテーマになったそうです。
番組出演のきっかけはTFMのロビーでばったりお会いして
話が盛り上がったからだとか。
グレースさんはレニー・トリスターノも好きだそうです。
でもトリスターノ特集は1年後くらいだと雲さんは言ってます(笑)。

マイルスは多くのピアニストと共演し、その音楽の変化の影には
ピアニストのスタイルの違いがあります。

グレースさんは、マイルスのバンド・メンバーの選び方のセンスが良く、
有名でない人でも起用し、そのメンバーが育っていく凄さがあると言っています。
『ビッチェズ・ブリュー』に触発されて、アルバム『フロム・オスロー』の中の
《マイルス・ダンス》を作ったとも言っています。
更に、マイルスは自由でふり切っているところがあり、
常に変化していたい姿勢を貫き、本当に音楽を愛していて、
新しいもの新しい風景を、自分が歩いてきた道とちがうもの、風景を求めて
歩いてきた感じがすると言っています。
なかなか詞的な表現ですよね~。

『1969マイルス』から《ラウンド・アバウト・ミッドナイト》
チックのエグイ・エレピを聴いて下さい。
長いので途中からチックのエレピをフィーチュアしてフェードイン。

実際にかかったのは、
マイルスのトランペットのカデンツァ部から入り、ショーターのソロをカットし、
つないでチックのソロ、マイルスが入ってきたところでフェード・アウトでした。

いきなりこの曲は過激ですよね。
チックのソロ部はフリーぽい演奏でもあり、このパワーと熱気は凄い。
(以下、緑字は演奏を聴いての私の感想です。)

演奏が終わり、雲さんはエキサイティングな演奏で、
割れるエレピがギター的でカッコイイと言います。

グレースさんはめちゃめちゃ歪んで大音量なんだな~って感じだと言い、
続けて、ピアノとエレピはアクションの違いがあって、
エレピでないと出せないフレーズがあると言っています。
アクションの違いは鍵盤の重さの違いと、倍音が鳴るか鳴らないかの違いとか。
それはアコースティック・ピアノにも同じことが言えて、
調律師の腕によって倍音がどんな音がなるかの違いがあるとのことです。
演奏はエキサイティングでカッコイイ。

次はハービー・ハンコックのアコースティック・ピアノ。
雲さんのハンコックのイメージは独特な和音の響き、ハンコック臭い響きなので、
ハンコックらしくないものを選曲。
グレースさんは「裏から行く。らしくないハンコック。」と念押ししてます。

アルバム『マイルス・スマイルズ』では、ハンコックがあまり伴奏つをけていません。
ゆっくりした曲では和音を弾いているが、アップテンポの曲では弾いていません。
ソロも右手だけで左手で和音を弾いていません。

ここでエピソードです。
ハンコックはマイルスから「バターコードを弾くな。」と言われたとか。
その意味するところは、バターはおいしい・甘い・リッチな・芳醇な、ノートは音。
つまり「美味しい和音を弾くな。」
専門的になるが、3度とか7度とかコード成分・キャラクターがわかる音を弾くな、
つまり弾きすぎるなってことらしいです。
ここで雲さん。グレースさんを前に語ったことに動揺したのか?
何か物を落としています(笑)。

和音がトレード・マークのハンコックが和音を弾かないピアノもカッコイイという演奏。
上記アルバムから《オービッツ》

私はこの時期のマイルス・クインテットの演奏がかなり好きです。
ハンコックのソロは、ウネウネのホリゾンタルなラインでトリスターノ的にも
聴こえますよね。

演奏が終わり、グレースさんはシングル・トーンの構築力は凄いと言います。
雲さんは最初聴いた時トリスターノを感じたと言っていました。やっぱりね。
グレースさんは「あ~、トリスターノ的なハンコックみたいな。
そういうところで選曲して下さったんですか?深いなあ~。」と言います。

トリスターノ好きなグレースさんへの、雲さんの粋な計らいでした。

グレースさん「言えますよね。この世界観というか。」
雲さんは「あらためて聴くとフレーズはちょこっとハンコックな感じもした。」
グレースさんは「でもカッコイイですよね~。」
留学したボストンで初めて購入したのは、『マイ・ファニー・バレンタイン』だったとか。
あのハンコックの独特のハーモニー感はありますと言っています。

雲さんが「御三家ハンコック、チック、キースの中では誰が好きですか?」と質問。
グレースさんは「そうですね。やっぱりエバンスかな。」と答えます。
「アレ?そうですか。はずしましたね。」と雲さん苦笑です。
実はこのずれた答えにはわけがあります。それはアフター・アワーズ編で判明。
ローカルFMで聴いた人には誤解が生じたことでしょう。

雲さんがどこが好きかとたずねると、
グレースさんは「世界観がある。」と言ったあと、
「皆いいんですが、私の場合は、アルバムによってとか、時代によってとか、
演奏単位で好きなので、この人とやっているのが好き、このテイクが好き、
アルバム単位が好きとなり、この人が好きというのは難しいんです。」と。
そうした聴き方をしていて、アルバムを何枚か聴いて、平均化したら
エバンスになるとか。
なかなか論理的な決め方ですよね~(笑)。

次はグレースさんのあすすめアルバム。
ビル・エバンスがマイルスに推薦したクラシックのピアニストのアルバムです。
それはミケランジェリでした。

グレースさんが日本の大学の卒業論文で引用したマイルスの自伝から。
エバンスはラフマニノフやラベルのクラシックの音楽の知識をジャズに取り入れた
と言っていて、そのエバンスがマイルスにミケランジェリを推薦。
マイルスが聴いてその音楽に惚れたと言っているとのことで、
ミケランジェリはマイルスが愛したピアニスト。

シューマンの『ウィーンの謝肉祭の道化芝居』より《ロマンス》

音数少な目の響きや間を大切にした曲です。
甘さ控えめのリリシズム。
深みのある演奏になってます。

演奏が終わり、雲さんは「非常にスタティックな演奏。独りでしんみり聴く曲。
マイルスもエバンスが入ってから、『カインド・オブ・ブルー』に顕著なように、
《ブルー・イン・グリーン》とかスタティックな路線になった。」と言います。

グレースさんも同意しつつ、
雲さんとマイルス・グループでのエバンスのポジションの話になり、
そこからコルトレーンとマイルスがピアニストに対する考え方の違いの話へ。

マイルスはマッコイを認めていず、
自伝では、ただ鍵盤を上から下へ行ったり来たりにひっぱたいてるだけ
みたいなニュアンスで書かれているとか。
この辺りがピアニストに対する考え方の違いだという話。

更にバンドリーダーはバンド全体のサウンドをどういう風にひっぱていくかが重要
という話になり、
雲さんは会社社長がかかげるスローガンに近いものがあるなんて喩え話も。
リーダーの持っているビジョンでもあると。
以上の部分はちょっと端折ってます。

雲さんはミケランジェリのドビュシーばかり聴いていたらしく
シューマンも聴いてみようかな~と言っています。
ポリーニのシューマンは好きでよく聴いているらしいです。

ポリーニはグレースさんのお母さんが好きらしく、小さい頃によくかかっていたとか。
ただ、クラシックの教育者だったことから、お手本にしにくいものは違う棚に隠して、
ポリーニとかはよくかけていたんだろうと。
だからグレン・グールドとかはもう少し大きくなってからね~的だったとか。

雲さんは「ジャズ・ピアノを習いたての人にセシル・テーラーを聴かせてはいけない。
まずはウィントン・ケリーからねみたいな。」と言うと、
グレスさんは「まずはトミー・フラナガンからね。みたいなね。」と言ってます。
それ、よくわかります(笑)。

この続きはまた明日。
この後雲さんがグレースさんの演奏姿勢に鋭く迫ります。

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パーカー愛!「高野雲の快楽ジャズ通信」

今日は高野 雲の快楽ジャス通信16回目、「チャーリー・パーカー入門」です。
ゲストはパーカー研究家鈴木よういちさんです。

放送の内容は雲さんのブログ:快楽ジャズ通信をご覧下さい。
かかったCDも紹介されています。

今回はお二人のパーカーへの熱い思いがたくさん語られていたので、
トークを書き出すのが大変でしたよ!

雲さんもよういちさんも同じ頃にホームページを立ち上げたんだとか。
よういちさんのホームページ「チェイシン・ザ・バード」は以下。
http://www.chasinthebird.com/

本日は早速1曲目。
ギル・エバンス指揮するビック・バンドから浮き出るパーカーの音を聴きましょう。

『ビッグ・バンド』から《イン・ザ・スティル・オブ・ザ・ナイト》

かなり聴きやすい曲ですね~。
確かにパーカーの存在感があります。
この太くて抜けた明るい音がパーカーの魅力です。
気持ちよく聴けました。
バックのアレンジも気持ち良い。
(以下、緑字は私の感想です。)

雲さん、最初のコーラスの後パーカーが吹いた瞬間世界が変わると言います。
よういちさんによると、ファースト・テークは速すぎて、
コーラスがついてこられなかったとか。
テークを重ねて、コーラスに合わせてテンポを落としたものが
マスター・テークらしいです。

クリント・イーストウッド監督映画「バード」があるという話から、
あだな「バード」の由来の話しへ、これには色々な説があるんだとか。
よういちさんは、演奏が鳥がはばたくようだという説をとりたいとか。

飛翔感があるということで、
鳥が羽ばたいている感じが出ている演奏。

『チャーリー・パーカー・ウィズ・ストリングス』から《ジャズト・フレンズ》

この滑らかにして優雅なフレージング(節回し)はパーカーならでは。
言い切っている良さでしょう。

パーカー入門に最適なアルバムとしてこれを挙げる人も多いとか。
ストリングスは少々やぼたさもあります。
雲さん、「最初乙女チックで、天空から舞い降りてくる感じ。」と上手いこと言ってます。
もちろんよういちさんも同じことを言ってます。

ここで生い立ちについて、パーカーはカンザスシティー生まれです。
歓楽街が栄えていた街で、ジャム・セッションが一晩中続けられていて
そこでパーカーは鍛えられたとか。
ここでブルース・ナンバーをということで、

『スエディッシュ・シュナップス』から《カンザス・シティー・ブルース

これも気持ちよい演奏ですね。
ミディアム・テンポでスルスルと進みます。
明快なフレージングが気持ち良いのです。

雲さん、ほのぼののんびりした感じ、風呂に浸かっても良い感じと言います。
マイルスのソロは2、3回聴けばメロディーを覚えられそうとも言ってます。

ここでトランペットを演奏していたのがマイルスということで、
次はマイルスつながりで雲さん選曲。
パーカーの演奏の中でも3本指に入る演奏とのこと。

よういちさんは初心者向けに優しい演奏を選曲したので、
ヴァーブ・レーベル時代のものが多かったとか。
雲さんはサボイ・レーベル時代に行ってほしいと言い、
パーカーはサボイ時代を聴き込めば良いと言います。
良い演奏がたくさんあるということで、
よういちさんはサボイ時代は宝石箱だと言っています。

雲さんは、パーカーがサボイ時代の時点では詰め込めなかったものを
マイルスがやって、それがジャズの歴史なんだとも言っています(笑)。

スピード感を聴いてほしいということで、340という速いテンポの演奏。
若き日のマイルスが頑張ってついて行っているのも聴き所です。

『ザ・サボイ・レコーディングス(マスター・テイクス)』から
《バード・ゲッツ・ザ・ワーム》

このスピードにおいても余裕が感じられるのが凄さです。
マイルス頑張ってますね。ミュート・ソロがなかなか良いです。

ディレクター嬢も含めスタジオがノリノリだということで、
スピード感のある演奏を続けます。

『ナウズ・ザ・タイム』から《キム》

明快な演奏であるがゆえに、こちらとしてはいろいろ詮索する必要はありません。
こちらの思い入れの入る余地はないのだと思います。
そのまま聴いて楽しめば良いのです。

お二人は「これこそパーカー。このスリルがたまらない。」と言います。
よういちさんが「スタジオで起こっているアクシデントに聴こえる。」と言ってます。
なるほど言っている事はわかります。

マニア向けの音源として、ディーン・ベネディッティが隠し録りしたものがある
という話しも出ます。
テーマーや他の人のソロは録らず、パーカーのソロだけを録ったものもあるとか。

ハイな感じが続いたので、次はダウナーなものということで、バラード演奏。

前述サボイ・レーベルの録音の他にダイアル・レーベルの録音もありますが、
よういちさんはダイアル派だとか。
ここで、ダイアル・レーベルの「ラバーマン・セッション」の話しが出ます。
お酒を飲んで酩酊状態で周りをスタッフから支えられて録音したとか。

『チャーリー・パーカー・ストーリー・オン・ダイアルVol.2』から
《バード・オブ・パラダイス》

《オールザ・シングス・ユーアー》のコード進行を借りた曲とのこと。

これはさっきの演奏に比べて落着いてパーカーを聴く曲ですね。

次は音色が好きだという話し。
よういちさんは「圧倒的な音色。」と言います。
「清く澄んでいて、野性味があって野太い。それが圧倒的。」と続けます。
雲さんも「澄んでいるけどぶ厚い、ぶ厚いけどスピード感がある。」と言います。
そのとおりなのであります。

パーカーが使うリードの話。リコの5番なんだとか。
番号はリードの厚さを示し、番号が大きいほど厚いのです。
普通の人なら2番か3番の薄いのを使うのだとか、5番は厚くて重たいとのこと。
これを鳴らすにはそうとうな技術が必要だとか。
こんなリードを使っているのに重たさが感じられず、
軽やか、明というか、朗というか、これがパーカーの凄さなのです。

よういちさんはこの音色を称して、
「慣性の法則」「横Gがある」「重いものが速く動く感じ」などと言っています。
重いものが速く動くと運動エネルギーが大きいので、
そういうものが聴くものに大きいインパクトを与えるという感じでしょうか?
パーカーの音色を伝えたいという熱さが感じられる場面でした。

パーカーの演奏についてよういちさんは、
「イントネーションが多彩。当たり前に聴こえる。」と言います。
雲さんはジャッキー・マクリーンを聴いてから、パーカーに戻って凄さを実感したとか。

よういちさんは「マクリーンは人間味を聴くんだけど、
パーカーはそういう聴き方ができない。」とも言います。
よういちさんは「体で受け止めると、快感が湧き上がって来る。」とも言います。
雲さんは「快楽。これぞまさに快楽ジャズ通信だ。」と言っています(笑)。

これって前に雲さんが「PCMジャズ喫茶」にゲスト出演して、
パーカーをかけた時に、長澤祥さんがそれを聴いて
「まるでシンセサイザーが演奏しているようだ」と言っていたのにつながりますよね。
受け取り方のレベルの違いはありますが、言いたいことは同じだと思います。
ちなみに私も上記の感想で同じようなことを書いています。
聴きながら書いたので、後でこんな話が出るとは思いませんでした。

朗らかな雰囲気がラテンにも合うということで、

『サウス・オブ・ザ・ボーダー』から《ママ・イネズ》

これまた気持ち良いですね。
チャカポコ・パーカッションの上でパーカーが軽やかに舞ます。

最後は『ナウズ・ザ・タイム』から《コンファメーション》

この部分はちょっと編集がうまくいかなかったのでしょうか?
お二人のトークがオーバーラップしてごちゃごちゃしていましたよ。

この録音時のエピソード。
スタジオが3時間とられていたのに、パーカーは2時間15分遅刻して、
残りの時間で慌てて録音したんだとか。

私はこの曲が大好きです。
エンディングがこの曲だというのがうれしかったです。

<アフターアワーズ編>

ディレクター嬢に「チャーリー・パーカー・オムニブック」を見せて、
《コンファーメーション》のセッションです。
ディレクター嬢によると辛い感じの楽譜だそうです。
いつものように初見で弾かせてしまいます。
「つべこべ言わずに弾く」とか言ってました(笑)。
8小節で終了。後はよく見ないとダメだそうです。
サビの部分は、楽器をやらない私でも難しそうな感じがしますからね。
雲さんはピアノの鍵盤の低い方でベースを弾いていました。

よういちさんがサイトで10年実施している「パーカー曲ベストアンケート投票」で、
この曲がぶっちぎりの1位だとか。
なんだ、私だけじゃなくて皆好きなんじゃないですか、この曲。
私の場合、マンハッタン・ジャズ・クインテットのアルバム『枯葉』の中のこの曲を
聴いて好きになったところがトホホなのですが・・・。
今日久しぶりに聴いたのですがダメでした(笑)。

コメントもいただいているらしく、プレーヤーの人に人気なんだとか。
そのコメント。「死ぬまでにこの曲をカッコよく演奏したい。」なんてのがあるとか。
雲さんは、よく見る「セレブレイティング・バード」のエンディングで流れる
この曲を聴いて好きになったとも言ってました。

ちなみに雲さんが大好きな《バード・ゲッツ・ザ・ワーム》は17位だとか。

今回の放送、「パーカー愛」のお二人による熱のこもった入門編で楽しかったです。

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楽しめました!「高野雲の快楽ジャズ通信」

今日は高野 雲の快楽ジャス通信15回目、「スタンダード特集」です。
テーマ曲は、
「ユード・ビー・ソー・ナイス・トゥ・カム・ホーム・トゥ(帰ってくれればうれしいわ)」

放送の内容は雲さんのブログ:快楽ジャズ通信をご覧下さい。
かかったCDも紹介されています。

今日は安心して聴けましたね。
先週は私が出ていたのでドキドキでした(笑)。

最近はつかみのしゃべりから落着いていて、言いたいことがよくわかりますよね。
偉そうなことを言ってすみません。m(__)m
まずはヘレン・メリル『ヘレン・メリル・ウィズ・クリフォード・ブラウン』から。
何はともあれ、まずはこれですよね。

これはニューヨークのため息と言われるヘレン・メリルの歌もさることながら、
クリフォード・ブラウンのトランペットが良いソロをとっていますよね。
説明不要の名演・名唱です。
(緑字は曲を聴いての私の感想などです)

クインシー・ジョーンズのアレンジだたんですね。初めて知りました。
途中のピアノの長めのソロは、メリルとブラウンの良さを生かすために
敢えて長めなのだろうと、雲さんは言っています。なるほど!

次はアート・ペッパー『ミーツ・ザ・リズム・セクション』から。
これも鉄板ですよね(笑)。

何度聴いても名演なのであります。やぼな説明は不要でしょう(笑)。

雲さんがこの曲にまつわる有名なエピソードを紹介しています。
これはここで書くこともないでしょう。

次はリー・コニッツ『モーション』から。
これもある意味定番でしょうね。

情緒溢れるペッパーと正反対の演奏。
音色は美しくクリーミーですが、一切情緒を絡ませない頑ななところがあります。
エルビン・ジョーンズのドラムが凄いのだが、
ソニー・ダラスがひたすら4つ(4分音符)を刻み続けるところは、これぞ男だとか。

さすがは雲さん。この演奏ははずせませんよね!
これはコニッツの即興演奏の凄味を聴く演奏ですね。
私の好きなエルビンが大活躍。
ダラスのベースは雲さんが説明したとおりです。これぞ男だ(笑)!

この演奏は大音量で聴けば聴くほど気持ち良いと言ってますが、
そのとおりだと思います。

ここでディレクター嬢の登場です。
《ユード・ビー・ソー~》の歌詞を日本語で読み上げてくれました。
感情を込めていてイイ感じと思っていたら、
途中で恥じらい笑が出ちゃうのが惜しい(笑)!
きっとナレーションとかやったら上手いと思います。
これは意外と声優としていけそうですよ。いやっ、マジでっ!
ディレクター嬢の登場は、いたずら好きな雲さんのたくらみなのでしょう(笑)。
歌詞読みは、コニッツの演奏がいかに歌詞と関係ないかを示す演出だったそうです。

次はバド・パウエル《ブルー・パール》
これはひねり技できましたね。

この曲は《ユード・ビー・ソー~》のコード進行をいただいて、
一部進行を変えた改変曲だと説明しています。
16小節の前半8小節はそのままで、後半の8小節は
Cマイナーブルースにおける起承転結の「結」4小節を2回くっ付けているんだとか。
雲さんの手際良いキーボード演奏による説明もありました。
この曲はジャズ喫茶「メグ」マスター寺島さんが好きだなんて話も。

実はこの演奏、私は始めて聴いたのです(汗)。
寺島さんが好きそうな哀愁感のある曲ですね。
パウエルの演奏に色々言うのはヤボってもんです。
いや~寺島さんが好きそうな演奏ですよホント。
「PCMジャズ喫茶」で雲さんがゲストの時に、川上さとみの
《レジェンドをかけて、
寺島さんが《ブルー・パール》に似ていると言ってましたが、そのとおりですね。

ベース・ソロのバックでパウエルが原曲のメロディーを弾いているなんて
話もしています。

次はちょっと変り種ということで、
ドロシー・アシュビー『イン・ア・マイナー・グルーヴ』から。
フルート、ハープ、ベース、ドラムという面白い編成。

ハープがギターみたいに聴こえるんですね。
想像と違って違和感はあまり感じませんでした。
ソロになるとやっぱりハープ。琴にも通じます。独特な雰囲気がありますね。
フランク・ウエスのフルートがスインギーで気持ち良いです。
ロイ・ヘインズのブラシによる演奏も快適です。

雲さんもギターみたいだと言ってました。
ハープのソロがたどたどしいが、ちょっと変り種ということでと(笑)。

《ユード・ビー・ソー~》は比較的コード進行がわかりやすいということで、
ジャズ研の新人とかがやらされるんだとか。
『ミーツ・ザ・リズムセクション』の《ユード・ビー・ソー~》を
完全コピーしたことがあるという話もありました。
ジャズで完コピもおかしいが、それをやっていろいろなものが見えてきたとか。

最後はケニー・クラーク『ザ・ゴールデン・エイト』から。
ドラムのケニー・クラークとピアノのフランシー・ボラーンの双頭バンドです。
8人編成で演奏します。

私はこのアルバムが好きなんですよ。
このアルバムにこの曲が入っていたのは忘れていました。
これはアンサンブルも気持ち良く、スインギーな演奏です。
クラーク・ボラーン・ビッグ・バンドの小編成と言えばわかってもらえるでしょうか?

今日は《ユード・ビー・ソー・ナイス・トゥ・カム・ホーム・トゥ》を堪能できました。
鉄板から変り種までいい感じの流れだと思いましたよ。
番組パーソナリティーとしての雲さんも定着したのではないかと感じます。
もうどんどん良いジャズを紹介していってほしいと思います。

<アフター・アワーズ編>

肴編?お酒編?
今日はディレクター嬢と、ジャズとお酒の関係について語っていました。
雲さんは、ジャズを聴くときにはコーヒーか多くて次いでビールだとか。
ウィスキーとかを飲んで酔いすぎると、
ジャズの美味しいところがわからなくなるとのこと。
お友達(tommyさん)のお店「スコット・ラファロ」は泡盛禁止だという話も。
ジャスをちゃんと聴いてもらうにはお酒禁止。ストイックなんですね~なんて。
などなど・・・。

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「快楽ジャズ通信」パット・メセニー特集(その2)

さて、昨日の続きです。
実は、昨日のブログの2曲かけてトークした部分だけで、既に番組の半分になってしまいました(汗)。ちょっとしゃべり過ぎですよね。今回も放送で言っていないことも追加して書いています。

次はアルバム『スティル・ライフ』から曲をかけます。このアルバムは、パット・メセニーがECMレーベルからゲフィン・レーベルへ移籍して、2枚目のアルバムです。例のコラージュ・ジャケトの最初のアルバムでもあります。移籍後1枚目のアルバムはオーネット・コールマンと念願の共演を果たした『ソングX』です。ご存知のとおりフリー・ジャズをやっていますので、好き嫌いは分かれるところでしょうが、私は好きです。

この『スティル・ライフ』を聴いて、私は完全にメセニーに惚れました(笑)。このアルバムは、ECMにいた時よりポピュラリティーを増していて、ナチュラルでヒューマンな響きを持った曲が収録されています。以前の作よりボーカルを大きくフィーチュアしているところも特徴です。

アルバム1曲目《ミヌワノ》は、特に気に入った曲です。きれいで幻想的なボーカルから入り、バックのアコースティック・ベースの響きも心地良いです。そして、オルガン的なシンセの音に導かれ、エコーのかかったさわやかなメセニーのギターが入ってきます。続くギター・ソロの部分はテクニック生かした速弾きのドライヴ感溢れるものです。

曲調が一転し、マリンバとスネア・ドラムの躍動的なプレーがあります。短いベース・ソロの後に出てくる、壮大な感じのシンセの短いフレーズが私は大好きです。ここからは前半のテーマに戻り、ボーカルとギターのユニゾンでまた盛り上げっていって終わります。この曲構成は素晴しいと思います。放送では上記の部分を端折った説明(時間の関係上)をして、この曲構成も聴いてほしいと言っています。

ここで《ミヌワノ》曲をかけます。

曲がかかっている間に、雲さんがジャズ喫茶「いーぐる」でも、このアルバムがかかっていたと言っていました。ジャケットに見覚えがあるんだそうです。

曲が終わったところで、雲さんが「シンバルがスゲー気持ち良かったんですが。」と言います。ここでドラマーの説明を少々、このシンバルを叩いているのはポール・ワーティコです。『スティル・ライフ』の前のパット・メセニー・グループ(以下PMGと略す)のアルバム『ファースト・サークル』(ECMでの最後のアルバム)で、前任者ダン・ゴットリーブからメンバーチェンジしています。

私が「『ファースト・サークル』で聴いた時は、ちょっと叩き過ぎる感じがしていたのですが、《ミヌワノ》で聴くと、シンバルやスネアの叩き方は曲にマッチしています。」と言い、雲さんも「曲に溶け合っていてうまい感じで気持ちイイ。」と続けてくれます。ブラジルの速いリズムに非常に合っているということで意見は一致しました。ちなみにこのアルバムでは、他の曲でもワーティコのドラムは、完全にPMGのサウンドに溶け込んでいます。

さて、次は雲さんの選曲です。雲さんによると、メセニーがいいなあと思ったのは、スティーブ・ライヒ《エレクトリック・カウンター・ポイント》という組曲でメセニーを聴いてからだそうです。このトークのB.G.M.は雲さんが作ったミニマル・ミュージックですが、マリンバとゴングとチャイムのような音をいくつも重ねたセンスの良いとても気持ち良い曲です。

雲さんは学生時代、ジャズにも嵌っていたそうですが、現代音楽、ミニマル・ミュージックが凄く好きで、自分で反復だったり短いモチーフを繰り返して少しずつずらして発展させていく手法の音楽を実験的に作っていたとか。宅録オタクでシンセをいっぱい重ねて作っていた時期があったそうです。その一番良い教科書がスティーブ・ライヒで、CDもたくさん持っているとのことです。

そのライヒがメセニーのために作ったのが《エレクトリック・カウンター・ポイント》で、雲さんは当然メセニーを聴くためにではなくて、この組曲が入っている『ディファレント・トレインズ』というアルバムを買ったそうです。このアルバムには組曲《エレクトリック・カウンター・ポイント》の3曲が入っていて、当然メセニーが弾いているんですが、それを聴いて雲さんは「パット・メセニーってイイじゃん。」となり、現代音楽の文脈からメセニーのギターに魅せられていって、少しずつメセニーのワールドが広がっていったそうです。

ここで組曲の中から《ファースト》をかけます。

非常に爽やかな感じの曲です。曲が終わって雲さんが、「これを聴きながら昼寝をすると凄く気持ちイイんですよ。でっ、今パーンと終わったでしょ。終わった瞬間が凄く嫌なんですよ。もっと続けよって思うっていうか。よくあるじゃないですか。工事現場でガガガガガッの音が急に途切れて、いきなり静かになった時の違和感っていうか。」と言っていました。これには非常に共感しましたね(笑)。

でいよいよ最後の曲です。『スティル・ライフ』の次のアルバム『レター・フロム・ホーム』からまたしても1曲目《ハブ・ユーハード》です。この曲はブラジル系サウンドの一つの完成形だと思っています。先にかけた《ミヌワノ》に比べれば、アレンジはシンプルになっていて、メセニーのテクニックを駆使した爽快な気持ち良いギターが聴けます。メイズの多彩でさりげないキーボード・ワークや、安定感のあるロドビーのベースも聴き所です。

このアルバムの後、R&Bやクラブ系サウンド色が濃厚に出た『ウィー・リブ・ヒア』を出すまで6年の間が空くことからも、『レター・フロム・ホーム』はPMGにとって当時やりたいことをやりつくしたアルバムだったのだろうと思います。私はPMGの最高傑作ではないかと思っています。

このアルバムの日本語ライナーノーツは松任谷由美が書いています。その中に「メセニーはインディアン的魂を持っていて、環太平洋でブラジルの方の原住民とも、日本の縄文民族とつながる。遠い昔に会ったような懐かしい気になる。」というようなことを書いています。私はミュージシャンらしいなかなかうまいことを言うなあと思ったのですが、雲さんは「壮大な妄想というか仮説」と言ってます(笑)。それが感じられるかどうか?

放送では言っていませんが、この次に出したメセニーのソロ・アルバム『シークレット・ストーリー』では、環太平洋つながりなのか、東洋的響きも取り入れて、矢野顕子との共演もしていますよね。その後もオリエンタルな響きを取り入れたりしつつ、聴く人の心に郷愁感も感じさせるメセニー流楽園・桃源郷サウンドは進化していくのであります。でもさすがのメセニーも最近はちょっと頭打ちな感じが・・・。

ここで《ハブ・ユーハード》をかけます。

しゃべり過ぎたため、約5分途中でフェード・アウトですが、この曲の肝心な部分は聴けたと思います。エンディングでは前にブログに書いたような、私のマヌケは〆で終わりです。

正直この収録はとても楽しかったです。
好きな曲をかけさせていただいたうえに、言いたいことも言わせていただきました。
ニヤけたヘラヘラしゃべりも、楽しかったからだと思います。
自己満足で申し訳ありませんが、「めでたしめでたし。これにて一件落着です。」(笑)

どうもありがとうございました!

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「快楽ジャズ通信」パット・メセニー特集(その1)

今日は「快楽ジャズ通信」パット・メセニー特集でかけた曲について、紹介しましょう。

最初に、パット・メセニー・グループはジャズじゃない、フュージョンだという方もいらっしゃるでしょうが、私は別にどうでも良いと思っています。またまた戯言を言ってしまいました(笑)。

放送では、雲さんが私のパット・メセニー好きを知った経緯から始まって、雲さんも私も最初はパット・メセニーには、’ピン’とこなかったなんて話をして、私とメセニーの出会いの話になります。以下放送で言っていないことも追加して書いています。

私は大学に入った頃(1982年)からジャズを聴いています。その頃はパット・メセニーは単なるフュージョンだと思っていたので聴こうとも思いませんでした。だってその年に出たアルバムが『愛のカフェオーレ』ですからね。このタイトルでは聴く気がおきませんよ(笑)。

当時私はウェザー・リポートとマイルスに入れ込んでいました。大学の図書館の雑誌コーナーにあったスイングジャーナル誌を毎月ただで読んでいたのですが、ある時、マイルスとメセニーのダブルビル・コンサートの記事があり、マイルスがメセニーのコンサート時の楽器機材の多さを見て、「あんなに機材を持ち込んで何をやるんだ。」みたいなことが書かれていたので、私はちょっとメセニーを低く見てしまったのです。

また、私はジャズ・ギタリストとしてはマイルスのグループにいたマイク・スターンとかジョン・スコフィールドなどしか聴いていなかったんです。ウェス・モンゴメリーとか正統派ジャズ・ギタリストはほとんど聴いていませんでした。だからジャズ・ギターには変則的なところから入ったわけです。

それから大学を卒業して就職するのですが、就職して配属された部にジャズ好きな2年上の先輩(この先輩とは仲良くしていただいて、ライブ・アンダー・ザ・スカイとかにも何回か一緒に行きました)がいました。この先輩はラリー・カールトンなんかのフュージョン・ギターが好きだったので、レコードとかCDを貸してくれて、その中にメセニーのアルバムもあったわけです。

これが私とメセニーの出会いとなります。貸してもらったのは『ブライト・サイズ・ライフ』『オフランプ』『ファースト・サークル』だったと思います。

この中では『ブライト・サイズ・ライフ』が気に入りました。なぜかと言えば私の大好きなベーシスト:ジャコ・パストリアスと共演していましたからね。ということで最初にかけたのが、このアルバムから1曲目のタイトル曲です。

この曲については雲さんも最初にかけたいと思っていたそうなので、意見が一致しました。これははずせませんよね。だって、ここにあるサウンドこそがパット・メセニーであり、これ以降はこのサウンドに新しいことを取り入れ加えていくことになるのですから。説明するまでもないとは思いますが、このアルバムはメセニーのファースト・リーダー・アルバムです。

このアルバムのメセニー・サウンドとは、フォーク・カントリーを基本にした爽やかで開放的なもので、郷愁と哀愁を感じさせ、アメリカの長閑な風景や自然を歌ったものです。そしてこのアルバムでは、既にオーネット・コールマンの曲もとりあげ、4ビートのジャズをやっていたり、《ジェームス》に通じる美メロ曲《オマハ・セレブレイションズ》もあります。

曲が終わったあとに、「ジャコのカリット締まったベースの低音に、メセニーの丸く太いっていうか、甘~く丸い音が非常にイイ具合にブレンドされていて、気持ち良かったですよね。」と、雲さんがまさにツボなコメントをします。私は「ビート感とかもジャコとメセニーが結構あっているような感じもしますよね。」と、一応わかったようなことを言います(笑)。

そして雲さんが、若くしてゲイリー・バートンに見出され、18歳でバークリー音楽学校の教師になった話や、メセニーはグラミー賞をたくさんとっていて、ジャズ界ばかりでなく多くの有名ミュージシャンとの共演があり、1時間では語れない多彩な活動があるという話をします。

そんな多彩なメセニーの音楽の中で、パット・メセニー・グループ(以下略してPMG)が最高であるという私が今日は選曲して紹介するというふりがあります。さて、PMGなんですが、1978年に最初のアルバムを出したのでもう30年の活動歴があり、未だに活動していてこれだけ成功したグループはジャズ界にあまり思い浮びません。

PMGのアルバムも10数枚に及び、どのアルバムを選ぶか悩んだのですが、初期のほうでPMGサウンドは出来上がっていて、そこにいろいろな要素を付け加えて現在に至るので、その初期に出来上がったPMGサウンドを紹介することにしました。

最初は『オフランプ』です。邦題は『愛のカフェオーレ』で、前述したようにこのタイトルを見て、最初は聴こうとは思いませんでした。このアルバムの中に《オーレ》という曲があり、当時流行のカフェオーレがついたんだと思うと言って、《オーレ》という曲がフリー・ジャズの曲だと言ってしまいましたが、これも誤りでした。フリー・ジャズの曲は原題タイトル曲《オフランプ》のほうでした。ごめんなさい。

これ以前のPMGのアルバム『パット・メセニー・グループ(邦題:思い出のサン・ロレンツォ)』『アメリカン・ガレージ』は、『ブライト・サイズ・ライフ』の世界をPMGとしてやっていたと思うので省略。

この『オフランプ』からは、R&B風、サウンドトラック風、フリー・ジャズもやっていて、メセニーの売りであるギターシンセも初めて使ったり、パーカッショニストのナナ・バスコンセロスを迎えヴォイスを取り入れてブラジル色も出したりと、盛りだくさんになっています。なのでこのアルバムを選びました。言い忘れたのですが、メセニー屈指の美メロ曲《ジェームス》も入っています。この曲はこのアルバムを初めて聴いた時から気に入りました。

ベーシストも、それまでのフレットレス・ベースを弾くジャコの流れに属するマーク・イーガンから、アコースティック・ベースを弾くスティーブ・ロドビーに変わっています。このロドビーの起用は、『80/81』で共演したチャーリー・ヘイデンの影響からだと思います。ちなみにロドビーは曲によっては、エレクトリック・ベースも弾きます。

このアルバムから、メセニーのギターシンセをフィーチュアした『アー・ユー・ゴーイング・ウィズ・ミー』をかけます。

この曲では最初に、ハモニカのような音でライル・メイズのシンセサイザー・ソロがあります。その後伸びのある音でメセニーのギターシンセの登場となるわけです。ギターシンセはヴァイオリンのようにも聴こえます。このギターシンセのソロはドラマティックでスケールが大きい展開になり、導入により表現の幅が広がっていると思います。よく聴くと結構メセニーの中にある過激な部分も見え隠れして、高揚感にもつながっていると思うのですが、いかがでしょう?

曲が終わったあと、私がここでのメイズのシンセ・ソロは、1997年のアルバム『イマジナリー・デイ』タイトル曲で、メイズがこの曲ではシンセ・ソロをるしかないと言って、やるまでないという話をします。それはメイズがメセニーの描くバック・サウンドをシンセサイザーでやることに徹していたからじゃないかとも思います。ただしアコースティック・ピアノでソロをとる曲はあります。

メイズのシンセ・ソロ、雲さんはよれたフュージョン・バンドのようで好きじゃなく、冗長な感じでベンダーで遊んで、あんまりクルものがないと言ってます(笑)。確かにその通りだと思いました。私はその後に出てくるメセニーのギターシンセのお膳立てなんじゃないかとも言いました。

ここはPMGにおけるライル・メイズのポジション分析として、面白い話しだったのではないでしょうか。

そしてギターシンセの音について、「いーぐる」マスター後藤さんの書いていた例を挙げて私が言うのですが、これは昨日書いたとおり誤りがありました。

続きはまた明日!

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自分のニヤけたしゃべりに唖然!「高野雲の快楽ジャズ通信」

今日は高野 雲の快楽ジャス通信14回目、新年最初の放送でした。
「パット・メセニー特集」です。

放送の内容は雲さんのブログ:快楽ジャズ通信をご覧下さい。
かかったCDも紹介されています。

今日の「快楽ジャズ通信」、いよいよ私「いっき」の登場です!
はてさてどんな放送だったのでしょう(笑)?
では早速レポートと参りましょうか。

自分がこんなしゃべり方だったとは・・・。
はっきり言って、ニヤけたヘラヘラしたしゃべりです。
それにオタクっぽいんです(笑)。
こんな軽い調子でしゃべっていたんですね~。
説得力”0”であります(笑)。
雲さんのしっかりトークに比べ、私のトークは自信なさげ!
あがった感じではないのがせめてもの救いです。

今日は細かい解説は省きます。
というのも何をしゃべったかよく聴きながら、メモをとらずに聴いたからです。
今回は一応録音しましたよ(笑)。

オープニングからトークはそこそこスムーズに展開しています。
まずは私のメセニーとの出会いの曲ということで、
そしてメセニーの最初はこれしかないと思うので、

『ブライト・サイズ・ライフ』からタイトル曲をかけます。

ここからメセニーとパット・メセニー・グループに関するトークになるんですが長~い。
私にとてのメセニーはパット・メセニー・グループなのです。
もちろん他の共演アルバムや自身のアルバムもたくさん持っています。
そして、メセニー・グループの活動歴も30年に及ぶのでたくさんのアルバムが
あるのですが、敢えて比較的初期のアルバムから3曲選びました。
なぜなら、メセニー・グループのサウンドはこの頃に出来上がっており、
その後はそれに要素を加える形で発展したと思えるからです。

次の曲をかける時に私は邦題を言ってしまい、
原題が出なくて雲さんがちょっと間をおいてフォローするハプニングが!
放送ではなんと、編集によって違和感がなくなっていました。
ディレクターさん、どうもありがとうございます。感謝です!
プロの仕事は素晴しい!

メセニー・グループの主要3人、メセニー、メイズ、ロドビーが顔を揃え、
いろいろな要素が詰め込まれた初期のアルバムから
このアルバムで初めて使ったギターシンセを聴ける曲ということで、

『オフ・ランプ』から《アー・ユー・ゴーイング・ウィズ・ミー》をかけます。

ライル・メイズのシンセ・ソロを巡って、雲さんとちょっとした意見対立があります(笑)。
収録後のメールのやりとりで雲さんが言っていのですが、
なかなか良いアクセントになってました。

私のギターシンセの音の説明で間違えがありました。
ジャズ喫茶「いーぐる」のマスター後藤さんがご自身の著書の中で、
メセニーのギターシンセの音を「音を飛ばしている」と書いていたと言いましたが、
正しくは「ひゅんひゅん音を伸ばしたメセニーのギター・シンセのキモチ良さったら・・・」
と書いてありました。
この音に対する後藤さんのセンスに凄く共感したのに間違えるなんて・・・、
「ひゅんひゅん伸ばした」でした。
大変申し訳ありませんでした。

次は私をメセニー好きにさせたアルバム。
そして、このアルバムならこの1曲ですよ。
曲構成も素晴しいということで、

『スティル・ライフ』から《ミヌワノ》をかけます。

さて次は雲さんオススメの曲です。
ここのトークのB.G.M.は雲さんが昔作ったミニマル・ミュージックです。
収録中には聴けなかったのですが、良い曲ですね~。
私が言うのもおこがまいしいのですが、さすがに良いセンスです。
雲さんは昔、宅録オタクだったんだそうです(笑)。
自分の選曲じゃないこともあり、雲さんがしゃべってくれるので、
一瞬緊張が途切れて、ここでの私の合いの手は上の空です(笑)。

『ディファレント・トレインズ』から《ファースト》をかけます。

スティーブ・ライヒがパット・メセニーのために作曲したミニマル・ミュージックです。
この曲と次の曲を巡ってのトークはなかなか面白い感じになっていたと思います。
次はメセニー・グループの最高傑作だと疑わないこのアルバムから、
メセニー・グループのオープニング曲になっていたという、

『レター・フロム・ホーム』から《ハブ・ユー・ハード》をかけます。

時間の関係で最後のほうが途中でフェード・アウト。
しゃべりすぎました(笑)。

いや~、かけた曲だけでいえば、かなりさわやかメセニーだったと思います。
でも私のしゃべり方がね~(涙)。

メセニーについて色々と言いたいことを言わせていただき感謝しております。

最後の私の一言がまたまたお気楽です(笑)。
「メセニーサウンドは永遠の楽園、桃源郷サウンドなので、若さを取り戻すために、
若い人に言うもあれですが、年をとった方も若さを感じるこういう音楽を
是非聴いて下さい。」って、
自分で言うのもなんですが、ヘンで笑えます。

ということで「いっき」はお気楽で軽いやつだということが
よ~くわかったのではないでしょうか(笑)?
まあ、ブログを読んでいる方は既にわかっていることなのかもしれません。

<アフターアワーズ編>

B.G.M.はメセニーの『シークレット・ストーリー』から《フェイシング・ウエスト》
「オーディオバカ一代」2回目ということで、私がオーディオについて語ります。
ちなみにこのシリーズの第1回目はtommyさんが出演しています。
このコーナーは僅か5分ではありますが、出演者を募集しています。
我こそはと思う方は「快楽ジャズ通信」からメールで雲さんに応募しましょう。
私はここでもお気楽にしゃべってます(笑)。
まあ、これが私のキャラなので受け入れるしかありません(涙)。
成り行きからそうなっちゃったのですが、雲さんの〆の言葉が最高です。
「これにて一件落着!」
ある意味今回の放送を〆るにはこれがピッタリなのでした(笑)。

雲さん。
番組に招いていただき本当にありがとうございました。

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今年最後、お疲れ様です!「高野雲の快楽ジャズ通信」

今日は高野 雲の快楽ジャス通信13回目、今年最後の放送でした。
タワーレコード渋谷店の吉村健さんをゲストに迎えて「年間ベスト発表!」です。

放送の内容は雲さんのブログ高野 雲の「快楽ジャズ通信」をご覧下さい。
かかったCDも紹介されています。

雲さんは渋谷のタワレコに昔からお世話になっていたとか。
高校時代はおこづかいを握って買いに行っていたらしいです。
最初はジャズではなかったそうです。

ジャズを聴くようになってからは、
ジャズ喫茶「スウィング」(今はない)で映像を見たあと、
タワレコへ行ってレコードなどを買って帰ったとか。
当時は輸入盤ばかり扱っていて、なんとなく怖くて入りにくかったそうです。

土日はたいへん混雑しているそうです。
雲さんは平日がオススメだと言ってます。
広い売り場はさながら広場のようなんですって。
ちなみに私はまだ渋谷のタワレコに行ったことがありません。

さて、今日のお題。
厳密な意味でのベスト、売れた枚数より、渋谷店での注目盤を紹介します。

雲さんの「2008年の動き、傾向は?」の質問に、
吉村さんは「クロスオーバーを感じる。」とのことでした。

それは、
ベテランと若手の共演。
大御所が若い世代のものを取り入れる。
ポップス、ジャズの垣根を越えての融合。
などなど。
ミュージシャンもポップスなど色々聴いていて、そういうものを取り入れつつ、
表現はジャズに立脚してやる人が増えているとか。

まずはこの曲、
ハイファイブ(Gr)『ファイブ・フォー・ファンから《オホス・ロホ》

今時の感性で新主流派あたりの形態を使い、楽しく明るくやろうというものです。
やっている本人達もこういうジャズが好きで、やっていて楽しいんだと思います。
でもそこからの深みとか凄味はありません。
そのあたりが私には物足りないところではあります。
まあ、この人達にそれを期待してもしょうがないのでしょうが・・・。
と言いつつ、HMVの通販¥1,500(安っ!)を今日注文してしまいました(笑)。

(緑字は私の感想です。)

雲さんは「気持ちいいですね~。」と言います。
吉村さんはライブを見てカッコイイと思ったそうです。
ファブリツィオ・ボッソはハンサムで特にカッコイイらしいです。
クラブ・ジャズからも人気があるし、ボッソ自身のアルバムはド・ジャズからも
人気があるとのことです。

渋谷ならではのものということで、
熊谷ヤスマサ(p)『アイ・ニード・ア・チェンジ,トゥ』から《HFCC》
バークリーで上原ひろみと同期だったとか。

しなやかなピアノ・トリオですね。
微妙な陰影感が漂っています。
ほのかな美メロと感傷的なところは、女性に人気がありそうなのですが?
後半だんだん盛り上げていくあたりはなかなかの演出ですね。

雲さんは「凄く広がりがある。ピアノのパット・メセニー。気持ちイイ。」と言ってます。
お店でもプッシュしているとのことでした。

バークリーつながりで、
エスペランサ(vo,b)同アルバムから《ポンタ・ジ・アレイア》
至上最年少でバークリーの講師になったとか。
名だたるミュージシャンとも共演しているらしいです。

この曲といえば、私はウェイン・ショーターのネイティブ・ダンサーを思い出します。
ブラジルナンバーでこれまた気持ちの良い曲です。
ベースもなかなか気持ち良いのですが、ピアノも良い演奏でした。
まあ、個々を聴くよりは全体的なサウンドを聴くナンバーでしょうね。
パーカッションの扱いとかも良いと思います。

雲さんも『ネイティブ・ダンサー』のことを言ってました。
それから声も良いと言ってます。
ここで「アレイア」の発音は、巻き舌にするんだとかも言ってましたよ。

ボーカルものをもう1曲。
メロディー・ガルドー『ウォリサム・ハート』からタイトル曲
店頭ではノラ・ジョーンズ好きならオススメと紹介しているとか。
でも、もっとブルージーでビリー・ホリデイ、ニナ・シモンとかに近いかもとのこと。

私は最近のヴォーカルものを聴かないので、
みんな同じように聴こえてしまうのでした(笑)。
良いと思いますが、私は買わないかな~。
そういえば、
渋谷ジャズ・ミーティングで、これを雲さんに聴かせてもらいました。

雲さん、「なかなかイイですね。」と、
続けて「個人的にはブロッサム・ディアリからカマトトをとって成熟させた感じ。」
とか言ってました(笑)。
出だしはサマー・タイムに似ているとかも言ってました。確かにっ。
マデェリン・ペルーとかのアンニュイな感じがするとも言ってました。

これは雲さんによると、椎名林檎的だということで、
DJカム『リヴァース・オブ・クール』からタイトル曲
生ジャズ・バンドで演奏しているそうです。
DJカムが黄金時代のジャズとヒップ・ホップに捧げると書いているらしいです。

ロニー・ジョーダン(g)を少しソフィストケイトした感じです。
黒人の泥臭さを抜いて都会的なメローさを入れた感じですね。
まあ、私に言わせればこれはフュージョンです。

ジャンル的にはジャジー・ヒップ・ホップというそうです。
雲さんは、昔ヒップ・ホップに夢中だったとか。
そのヒップ・ホップのイメージは、スラム街、ゲットー、エネルギッシュだけれど、
かけた曲はメローでオシャレ。
否定はしないし、むしろ好きで、オシャレなバーでラムでも飲みながら聴きたいとか。
私もそのとおりだと思いました。

雲さん推薦。
マーク・アイザ『オファリング』からタイトル曲
スペインのドラマーで、ジミー・コッブ、ブライアン・ブレイドに師事したそうです。
雲さんは、冒頭のウッド・ベースが艶やかでセクシーで一発で気に入ったとか。
サウンド的にはジャジー・ヒップホップとのことです。

確かにベースが良いですね。
スポークン・ワードがオシャレです。
エレピの漂い具合とかも快適です。
これまたメローでオシャレです。
これも都会のバーが似合いそうです。

以上6枚が今年の注目盤でした。

若者がこんなのばかり聴いているとしたら、私に言わせれば「喝っ!」です(笑)。
聴くほうにもパワーを要求されるようなものは、あまり聴かれていないのかな~。
どうやら皆さんお疲れなのかもしれませんね。
ここでかかったのが全てではないでしょうが、今やジャズ=オシャレ!

このてのやつ(ハイファイブは除く)は、私に言わせれば皆フュージョンです。
その昔はジャズ・ファンからは無視されていました。
今やこれがジャズですから・・・、お堅いジャズ・ファンは嘆くのでしょうね(笑)。
ちなみに私はフュージョンが好きですので、今日かかったのも楽しめました。

<アフター・アワーズ編>

ディレクター嬢の「今年最後のアフター・アワーズ編です。」から始まりました。
これもファン・サービスでしょうか(笑)?
B.G.M.は雲さんお気に入り松本茜さんの《ハーフ・ブラッド》です。

ディレクター嬢によると、松本さんとの時は打合せ中からデレデレだったとか。
ディレクター嬢、「私にはあんな顔を見せてくれないのに。」と嫉妬してました(笑)。
そうです。声を聴いてアルバムを買いに走ったのは私です(笑)。
土濃塚さんの時は、椎名林檎話で雲さんと意気投合し,
番組を忘れ暴走しかけたので、ディレクター嬢がまったをかけたとか。
橋本一子さんの時は、一子ファンの雲さんが、フィーバー(懐かしい、笑)したとか。
収録中の楽しいエピソードを聞かせてくれました。

「来年の番組は?」ということで、
「物書きじゃない人が面白いので、アマチュアのジャズ・ファンを引っぱってきて、
どんどんしゃべらせます。」と言ってました。

ディレクター嬢から「雲さんの来年の抱負は?」と質問が出たのですが、
雲さんは「マイペースで・・・」と、松本茜さんばりのそっけない返事です(笑)。
ディレクター嬢は「番組の中でギャグを出して下さいよ。」と、
雲さんは「オヤジギャグだからな~」と、
いや~っ、お2人のかけあいは意外と良かったです。

是非一度、お2人のトークで番組をやって下さい。
私的には、ジャズ初心者のディレクター嬢が質問をして、
雲さんがオヤジギャグをまじえて曲をかけて答える、
というのが良いと思います(笑)。

雲さん。今年は本当にお疲れさまでした。
そして私は色々言いたい放題でした。ご勘弁下さいませ。m(__)m

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松本さんやっぱりカワイイ!「高野雲の快楽ジャズ通信」

今日は高野 雲の快楽ジャス通信12回目の放送でした。
ジャズ・ピアニストの松本茜さんをゲストに迎えて「バッハジャズ」です。

放送の内容は雲さんのブログ高野 雲の「快楽ジャズ通信」
をご覧下さい。より詳しく掲載されているうえに、
かかったCDも紹介されています。

雲さんは譜面集を買ってきてベースの運指の練習でバッハをよくやったとか。
教則本のお話で、バッハの曲は均等に音が並んで整然としていて無愛想だとか。
バックには教則本付属CDが流れて上記の感じをつかんでもらおうという趣向です。

続いて、グレン・グールドのおたまじゃくし(音符)に命が吹き込まれるような演奏と
ジョン・ルイスの流麗な演奏が流れつつ、
雲さんは演奏に命を吹き込むのがミュージシャンだと言っています。

番組開始から待つこと約5分、ここでやっと茜さんのカワイイ声が聴けました(笑)。

12月24日ニュー・ロマン・トリオ名義でアルバム『バッハ・ジャズ』が出るので、
茜さんがメンバー紹介をします。

その『バッハ・ジャズ』を聴いた雲さんは「とっても聴き易かった。」と言います。
そこから長~い雲さんのトークのあとで、
茜さんは「ありがとうございます。」と、サラッと返事(笑)。

雲さん続けて、「ドラムの松尾明さんがピアノの音をよく聴いていて良いですね。」
と、振ります。茜さんはそのドラムにのって楽しく演奏できたそうです。

『バッハ・ジャズ』から《トッカータとフーガ》をかけます。
そういえば受信機の表示「トッターカとフーガ」でしたよ(涙)。
アップ・テンポの演奏です。

テーマ後はコード進行によるアドリブで、楽しい4ビートジャズになっていますね。
確かにドラムが上手い具合にピアノをのせている感じです。
(緑字は私の感想です)

雲さん「カッコイイですね。」
茜さん「エヘヘヘッ。」 出ましたっ、ハニカミ笑!

雲さんが、出だしの「チャラリ~ン、鼻から牛乳~」のメロディーを
なぜ控えめに弾いたのかと質問します。
この嘉門達夫ネタ・オヤジ・ギャグは見事な空振りです(笑)。
茜さんは嘉門達夫を知らないようですね(涙)。
茜さんによるとイントロとテーマのギャップを出すためだそうです。

雲さんが「割とパーカー・フレーズが出てくるよね。」なんて言いながら、
キーボードで弾いたり、階名で歌います。ヤマハ音楽教室仕込でしたよね(笑)。
「パーカー・フレーズを演奏の中に潜り込ませるのがうまいですね。
(前CD『フィニアスに恋して』の)《スピーク・ロウ》にも入っていましたよね。」
なんて言ったら、
茜さんは「細かいですねー。エヘヘヘッ。」と、またまた出ました(笑)。
かなりマニアックな会話ですよね。

オイゲン・キケロ主よ人の望みよ喜びよ》をかけます。

最初のほうのテーマを弾いているところはポップス的なのですが、
途中からのアドリブはなかなかですね。
ジャズ的な中にクラシックの香が上手く入りつつ、
リズムのドライヴ感はいい感じだと思います。

茜さんに感想を聞きます。
「う~んと、同じ曲でも軽快な所と物静かな所が残されているのが良かった。」
と答えております。テーマ部とアドリブ部の対比を言っているんでしょうね。

雲さんは。バックにオルガンが薄く入っているのも気持ち良いと言ってます。
オイゲン・キケロが白人ということでノリは白いとも言っています。
確かにそのとおりだと思いました。

バド・パウエル《バド・オン・バッハ》をかけます。

キレが素晴しいですね。
途中微妙にリズムの乱れがあってそこがジャズなのです。

アドリブに入るともうパウエル以外の何者でもない世界です。

茜さんに感想を聞きます。
こっちのほうが好きな感じで、パウエルは大好きだそうです。

雲さん曰く、フィニアスは愛想・笑顔のないオスカー・ピーターソン。
それを病的、暗くしたのがパウエルだとか。
雲さんが「パウエルは前期が好き?」と聞きますが、
茜さんはパウエルは全部聴くとのことです。
パウエル好きの雲さんが「そんなに好きだったんですか。」とうれしそうに言うと、
茜さんはオスカー・ピーターソンを聴いたあとに、パウエルを聴いて勉強したとか。
パウエルは尊敬しているとのことです。
雲さんはパウエル特集に茜さんを呼びたいと言ってます(笑)。

あのジャコが必死に練習したという
ジャコ・パストリアス《クロマティック・ファンタジー》をかけます。

これは凄いとしか言いようがないのです。

茜さんに感想を聞きます。
「また別の世界があった感じです。」と、ここでもあっさり(笑)。

ヨーヨー・マボビー・マクファーリンのデュオ《ミュゼット》をかけます。

マクファーリンは七色の声を持つと言われ、胸を叩いて音を出したりする
超絶技巧のジャズ・ボーカリストです。一時期人気ありましたよね。

確かに面白い演奏ですが、私的には・・・。

茜さんに感想を聞きます。
「エヘヘヘッ、面白かったです。エンターテインメント性が高いですね。」と答えます。
雲さんはビデオで見るともっと楽しめると言ってます。
茜さんはヨーヨー・マはピアソラのイメージがあるので意外だったとか。

バッハへの思いについてということで、雲さんが「好きなバッハのアルバムは?」
と聞いて、いくつか例をあげます。
茜さんは幼稚園から音源は聴いていて、耳にしていたから慣れていたとか。
ただし、誰々の演奏とかこの曲とかそういう聴き方はしていないようですね。

続いて雲さんが、クラシックを弾く時とジャズを弾く時の気持ちの違いについて
質問します。
茜さんは、「クラシックを弾く時は肩に力が入るけど、
ジャズを弾く時は楽しくリラックスして弾けます。」と答えます。
『バッハ・ジャズ』ではジャズを弾く時の感じで弾けたようです。

雲さんはジャズを聴いていると演奏に自分の呼吸が同調する感じになるとか。
そこで、クラシックの演奏だけれど、のびのび自由奔放なピアノを聴いてほしい
ということで

ファジル・サイ《イタリアン・コンサート》をかけます。

雲さんが言ったとおりの演奏です。
ミディアム・テンポで弾むように弾いています。
気持ちいいですね。

雲さん「いや~気持ちいいな~。」と、
茜さん「同じく気持ちいいです。」とまたもあっさり(笑)。
雲さんここで、「高倉健さんみたいにコメント短いからな~。」と本音が(笑)。

続いて同時発売のニュー・ロマン・トリオ『バカラック・ジャズ』の話題へ。

雲さんは「《クロース・トゥ・ユー》が好きなんだけど入っていますか。」なんて聞き、
「他にはどんな曲が入っていますか。」と続けてたずねます。
茜さんたどたどしく曲名を上げていきます。

オススメの曲ということで、《雨にぬれても》をかけます。

テーマが原曲とちょっと違っても、3拍子の処理はなかなか良いと思いました。
アドリブに入ってからも、ワルツのリズムに乗って快調に弾いていますね。
茜さんも気持ち良く演奏しているだろうということが伝わってきました。

雲さんは違和感なくジャズ化されていて気持ち良かったそうです。
茜さんは「エヘヘヘッ。」と答えます(笑)。

ライブの告知です。1月10日西新井「カフェクレール」でやるそうです。

<アフターアワーズ編>

「こんばんは、松本茜です。」って、このサービス音源。
おじさんはうれしいです(笑)。
ありがとうございます。

さていつもの雲さんとのセッション。曲は《マイ・リトル・スェード・シューズ》

雲さんのベースは控えめにして、茜さんのキーボードを目立たせるミックスがニクイ。
雲さんが言うとおりのかわいい曲です。

アドリブでちょっとグチョグチョになったりするところとかイイ按配です。
前CDの曲のソロでもありましたが、どんどん上に上がっていくところがあり、
どこまで行くの?と、聴いていてハラハラします。
ベースソロのバッキングもイイ感じでした。

今日の放送は松本茜さんのファンには充分楽しめるものだったと思います。
収録時の苦労を聞いていましたが、大丈夫でしたよ。
ディレクターさんにも感謝です。
雲さんのツッコミが少々・・・。
「あんまりいじめないで下さいね。」茜さんの心の声です(笑)。

今日は作成中にフリーズしまくって更新に苦労しました。
放送を聴く前に気分がすぐれなかったから、パソコンもそれを察したのか?
書きながら本音はキレそうでしたがなんとか我慢、忍耐強くなったもんだ(笑)。
おかげでこんな時間に・・・。

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今日は納得!「高野雲の快楽ジャズ通信」

今日は高野 雲の快楽ジャス通信11回目の放送でした。
「ポール・チェンバース特集」です。

放送の内容は雲さんのブログ高野 雲の「快楽ジャズ通信」
をご覧下さい。より詳しく掲載されているうえに、
かかったCDも紹介されています。

雲さん、ポール・チェンバースは個人的な好みなんだとか。
それで、雲さんの好きなベーシストはポールと名のつくベーシストが多いんだとか。

さて、ポール・チェンバースはジャズ・ベーシストの中でも別格。
ミスター・ベース・マンと言われるのですが、なぜそう言われるのか?
今日はそこのところを解説していくそうです。

ブルーノートやプレステッジなど、ハード・バップものCDを持っている人は
その半分くらいはチェンバースが参加しているでしょうとのこと。
管やピアノはすぐに音を聴くが、ベースは一番最後に聴く楽器。

さて、チェンバースは歌心のあるベーシストと言われますが、その歌心とは?
後ほど詳しく説明があります。

まずは「ズンズン迫るフォービートを聴け。」ということで、
チェンバース最初のリーダー・アルバム『ファースト・ベース・マン』から《メロディー》

(今回も私が曲を聴いた感想は緑字にします)
確かにズンズン来ます(笑)。雲さんの言っていることよ~くわかります。

今回は管楽器奏者や他のメンバーをしっかり紹介しています。

チェンバース的快感①:ズンズン感です。

次はレッド・ガーランドのピアノ・トリオ。
ガーランドが転がるようにピアノを弾き、隙間の開け方が良いんだとか。
そんなポロポロ弾くピアノの間から色気のあるベースが聴こえるのを聴きましょう。
ここでもズンズン感を聴いて下さいということで、
『オール・カインド・オブ・ウェザー』から《レイン》

確かに雲さんのいうとおりです。
あらためてガーランドとチェンバースの良さを感じました。
ベースを聴いていると逆にピアノとのマッチングの良さに気付くんですね。

このミディアム・テンポの曲はイイです。ズンズン感出てます。

今度はまた別の魅力です。
バラードのズーンが良いとのことです。
高い音でカウンター的にメロディーをつけます。それも少ない音で効果的に。
そこから垂直に低い音でズーンを投下するのが良いとのことです。

雲さんはピアニストのフレディ・レッドが好きだということで、
レッドの結構泣けるアルバム『シェイズ・オブ・レッド』から
《ジャスト・ア・バラード・フォー・ベイビー》
マクリーンやブルックスも良いがベースに耳を傾けてほしいとのことです。

う~ん、フロントの管に耳がいってしまうよ~(笑)。結構地味なベースですね。
言われないとベースの良さに耳がいかないです。

雲さんも「サックスに聴き惚れます。」と言ってました。

ここで今日の重要ポイント「歌心」についてです。
楽器での歌心は説明しづらいとのこと。ベーシスト雲さんでも難しいんですね~
でも思うところはあるとのことで、歌心とは下記のとおりです。
ミュージシャンが心の中で出したい音と出てくる音が一致した一体化した状態。

ミュージシャンの心の中は読めないのですが、気持ちは感じられるということです。
私もそのニュアンスはなんとなくわかります。
時には心ここにあらずという状態もあってばれるとか。
歌心なしの状態です。
一流のミュージシャンにはそういうことはないだろうけれど、
アマチュアだとあるのだとか。

ここで、雲さんらしい喩えです。
ディレクター嬢に気のない語りかけと、気持ちを込めた語りかけをします。
ヘタな演技です(笑)。でも言いたいことはよ~くわかりましたよ。ご安心を(笑)!

チェンバースは元々は管楽器奏者なので、
メロディーが頭の中に浮かんでいたんだろうとのこと。

そして雲さんの体験談です。
ヤマハの音楽教室の弊害かも?なんて言いつつ、
ベースやピアノを弾くときは、階名で歌えないと弾けないんだとか。
そして、声に出して歌いながらベース弾きの実演をしてくれるのですが、
楽器ができない私には凄いなあと思いました。
ちなみに演奏する時は、頭の中で階名で歌っているんだそうです。

この出したい音と出た音の一体感が説得力につながるんです。

そんな歌心あふれるメロディーを弾いている例です。
『ポール・チェンバース・クインテット』から《朝日のように爽やかに》

なるほど歌っていますね。これ、言われるとよくわかります。

チェンバースはガット弦を使っているそうですが、
あたたかい音が出る反面、弾き難く、音もモコモコしがちだとのこと。
だから弓弾きソロをするのではないかとのこと。

本の取材で林家正蔵師匠と話した時、
師匠は「アルコとなまこはいつまでたっても嫌い。」と言っていたとか(笑)。
アルコ:アルコ奏法、なまこ:食べ物、どちらも嫌いなものだそうです。

ある人が「雲ちゃん。チェンバースのアルコは良いオーディオで、
周りの空気感まで聴かないダメだよ。」と言われたとか。
ある人って「いーぐる」の後藤雅洋さんではないかと思うのですが?
ハズレでした。ある人とは雲さんのベースの師匠の池田達也さんだそうです。

話はちょっと変わりますが、昨日tommyさんと
「良いオーディオで聴かないと、ジャズの良さは半分程しか聴いてないことになる。」
なんていう話をしたのを思い出しました。

そのアルコ演奏。『ベース・オン・トップ』から《イエスタデイズ》
PCM放送で聴いている皆さんはしっかり聴いて下さいとのこと。

このトラックを選ぶなんてさすがです。
これは前半はかなりクラシック的な響きが出ていて違和感が少ないと思います。
後半はギコギコ感が増しますがまあ良い感じです。
最後の短い無伴奏の部分とかも良いです。

雲さんも最初にアルコ奏法を聴いた時は辛気臭いと思ったとか。
ギコギコのこぎりみたいでダメだったと言ってます。これは誰でもそうだと思います。
このトラックではケニー・バレルのバックのギターも良いと言ってます。確かに。

最後、チェンバースがブルースを弾いている時が最高だとのことです。
おちゃめでいたずら心もあるとのことです。

そこでソニー・クラークの『クール・ストラッティン』からタイトル曲
チェンバースのベースを聴くためあるようなアルバムだとか。
この曲の歩くような感じはチェンバースが出しているんじゃないかとのことです。
テーマ部での緩急の自在。音数の多い少ないのセンスの妙。
ここは、ディレクター嬢のキーボードと雲さんのベースのデュオで実演。
大変よくわかりました。

ファーマーのトランペット、マクリーンのアルト、クラークのピアノも素晴しいし、
アルコ・ソロまで楽しめますとのことです。

これは名演に違いないのですが、
正直、今までベースはあまり意識して聴いたことはありません。
なるほどそう言われれば、ベースは雲さんの言うとおりなのです。

今日の雲さんはちょっと落着いた感じでした。
チェンバースのベースの如く緩急自在なトークで説得力がありました。
これはいつものことなのですが、ユーモアを交えているのが良いですよね。
熱く語る鬱陶しい雲さん(笑)も良いのですが、
今日のトークは言いたいことが良く伝わってきましたよ。
ジャズ・ナビゲターの真価ここにありという感じでした。
内容的には初心者だけでなく、マニアも聴く価値は充分あると思いました。
良い番組だったと思います。

ミュージックバードで聴いている人の特権「アフター・アワーズ編」

今日はまだ言い足りなかったようです(笑)。
ポール・チェンバースとレッド・ガーランドの相性の良さ。
雲さんがチェンバースの良さに目覚めたレッド・ガーランドの『グルーヴィー』。
グイグイ引っぱるベース、強靭な牽引力に気付き、
あらためてベースに注目して聴くと良かったのだとか。

ここでいつものセッションです。
ディレクター嬢が初見で弾く《Cジャム・ブルース》。
今日はディレクター嬢のキーボードがなかなかグルーヴィーでした(笑)。
《ジャイアント・ステップス》より弾くのは簡単だったとか。
最初の「ダーダッ、ダーダッダーダッ、ダ~ダッ」の部分は一音でしたよね。
NHKの教育放送でやっていた国府弘子さん先生のジャズ・ピアノ講習番組で
一本指で弾いていたのを思い出しました。
楽譜本をディレクター嬢に貸して、
「宿題で弾けるようにしておいてくれ」なんて言ってます。
いづれレッド・ガーランドの曲でセッションをやるんだとか。
ディレクター嬢さん頑張って下さい。私、楽しみにしています。

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魅惑のフリューゲル・ホーン!「高野雲の快楽ジャズ通信」

今日は高野 雲の快楽ジャス通信10回目の放送でした。
フリューゲルホーン奏者の土濃塚隆一郎さんをゲストに招いて、
「フリューゲル・ホーン特集」です。

放送の内容は雲さんのブログ高野 雲の「快楽ジャズ通信」
をご覧下さい。より詳しく掲載されているうえに、
かかったCDも紹介されています。

お~っ!懐かしい声です。
この声この声、昔土濃塚さんの番組で聴いていた声です。

土濃塚さん、フリューゲル・ホーンの演奏は10年だそうです。
トランペットを吹いていて持ち替える楽器がほしくなり、
フリューゲル・ホーンになったとか。

雲さんはトランペットとフリューゲル・ホーンが
同じように聴こえちゃう場合があるとか。
土濃塚さんもそういうことがあると言います。
これは楽器の音を録音時に加工していたりするのでやむを得ないとのことです。
私も当然どっちだかわからないことはあります。

チャック・マンジョーネ『フィル・ソー・グッド』がバックに流れています。
どうしてかというと、土濃塚さんはチャック・マンジョーネが好きなんだそうです。

実は私、今日新宿ディスクユニオンジャズ館で『フィル・ソー・グッド』のレコードを
いつものフュージョンコレクションということで買ってきました。¥315、トホホ!
なんという偶然じゃ~っ。

フリューゲル・ホーンといえばバラードや落着いた感じの曲に使われるイメージ。
雲さんはアート・ファーマーの吹くイメージからそう感じていたということです。

土濃塚さんは、フリューゲル・ホーンも演奏者によって違って、
バラードに使うだけじゃないと言ってます。
土濃塚さんは美しい音色が好きだけど、フリューゲル・ホーン一本で勝負するので、
バリバリ吹いたりするとのことです。

いきなりアート・ファーマーの柔らかい演奏と
土濃塚さんのバリバリ演奏との比較です。

まずは、アート・ファーマー《朝日の如くさわやかに》

(今回も私が曲を聴いた感想は緑字にします)
ファーマーらしいリリカルな演奏。趣味の良いトランペッターの面目躍如ですね。

続けて、土濃塚さんの『トップ・ギアー』から《ブラック・バタフライ》

出だしからバリバリ吹いていますね。同じ楽器