ジャズ喫茶「いーぐる」の「2009ベスト盤大会」へ行ってきました。
昨日は、ジャズ喫茶「いーぐる」の「持ち寄り2009ベスト盤大会」でした。
私は昨年から参加させていただいています。
今年もCDを持っていってかけさせていただくことにしました。
おとといは駅前の武田信玄公像の「お身拭い」。
年末の掃除ということですね。
ご覧のとおりきれいになりました。
甲府の人にとっての武田信玄はこのイメージ。
かなり厳つくどっしりしているのです。
なので、大河ドラマなどで細身のスマートな俳優が
信玄を演じているとどうも違和感があります。
今度のデジカメ、やたら空の青さがきれい。
昔から富士フイルムは空の青さがきれいに撮れるとか言われていたような・・・。
余談はこのくらいにしておきます。
いつものごとく新宿と御茶ノ水のディスクユニオンを物色してから「いーぐる」へ。
そういえば前回「いーぐる」へ行ったのは7月。あれから5ヶ月も経っています。今回はずいぶん無沙汰をしてしまいました。
お店に入ると高野雲さんが既に来ていました!別件の事前打ち合わせがあったらしいです。で、私が借りることになっていたCDの件で、雲さんに手間をおかしてしまうことに。どうもありがとうございました。
さてイベントの開始。最初にマスター後藤さんから今年1年の総括がありました。かけた曲は、ミロスラフ・ヴィトウスの『リメンバリング・ウェザー・リポート』から《ヴァリエーションズ・オン・ウェイン・ショーター》。この曲は《ネフェルティティ》をモチーフにした曲です。これは私も購入済ですがブログでは紹介していません。
講演の状況や参加者がかけたCDは ジャズ喫茶 いーぐる の「diary」をクリックして確認して下さい。いつもながらのことではありますが、各参加者の個性が出た選曲です。
皆さんがかけた曲についてここでは説明しません。
買いたいアルバムが何枚かありました。
既に購入済みのアルバムも何枚かありました。
では、私がかけた曲だけ説明します。
何しろ説明がへたくそな私なので、ここで補足しておきます(笑)。
さて、何をかけようかと数日悩みました。最初はクリス・ポッターの『ウルトラハング』をかけようかと思ったのですが、他の人が絶対かけると思ったので却下。蓋を開けてみれば誰もかけませんでした(笑)。次にかけようと思ったのがtiftの『スメル・ザ・ディファレンス』。ヘビーメタル・ジャズで盛り上げようかと思いました。でも、これも捻りが足りません。
ということで、私以外は絶対選ばないだろう上原ひろみの『プレイス・トゥ・ビー』にしました(笑)。テラーク録音を「いーぐる」オーディオで大音量で聴いてみたかったというのもあります。
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今、日本人女性ピアニストではひろみちゃんが一番だと私は思うからです。ひろみちゃん呼ばわりしてごめんなさい(笑)。
私がまずひろみちゃんを買うところはオリジナリティー。ひろみちゃんにはひろみちゃんの個性があります。後藤さん風に言わせていただくと「ブラインドが可能な人」(ブラインド・フォールド・テストで聴き分けられる個性を持った人)です。そこが買い!また演奏技術をきちんと自分の表現にしています。そして、私がひろみちゃんを面白いと思うのは、極めて現代的だからです。
まずリズム。フラットでスクエアなリズム感。黒人グルーヴとは異質なものです。ちょっとデジタル/マシンチックであります。NYダウンタウン系の今時の人達にもこれは通じるものがあると思っています。更にひろみちゃんのリズム感は凄く正確。サラッとやっていますが、これだけのリズム感はめったにいません。
次に感性というか感情表現。今回のアルバムでも色々な場所や物についての想いを音にして綴っているのですが、場面場面では感情豊かにやっているのはわかるのですが、いざ1曲聴き終えた後心に残るものは意外とアッサリしたものであるということ。私はこのあたりに現代ジャズのテイストの基調を感じます。人によってはこういうところがつまらないと言います。私としてはこのあたりのニュアンスをきちんと聴いてあげるべきだと思うのです。
さて、ではどの曲をかけたのかというと、敢えて技巧や特殊奏法が全面に出ていないものを選びました。冒頭の《BQE》なんかはこのアルバムの象徴的な曲なのですが、インパクトが強すぎて本質は見てもらえないと思いました。で、比較的オーソドックスな《ケープ・コード・チップス》。低音のタッチの力強さも聴いてほしかったし、「いーぐる」オーディオでの再生やいかに?と思ったのです。
さてお聴きになった皆さんはどう思ったのでしょうか?
ひろみちゃんの演奏については、後藤さんにも認めてもらえているみたいなので、私としては嬉しい限りです。後藤さんは「○○さんや××さんのように技術があるけど何をやりたいのか見えてこない人とは違う。」なんておっしゃっていました(笑)。
「いーぐる」オーディオでのひろみちゃんのピアノの音、これが意外と普通に聴こえました(笑)。ちなみに私が「普通」と言うときは、違和感なく「良い音」という意味です。「いーぐる」の音って、結局は単に私好みの音なのかもしれませんね(笑)。いつ何を聴いてもスルリとオーディオをあまり意識せずに聴くことができます。
講演終了後の忘年会では、ひろみちゃんについて面白い話がいくつか聴けました。
まずは、林さんが「上原ひろみは古いストライド・ピアノをよく研究している。あのリズムは縦ノリ。」とおっしゃったことです。かけた曲はストライド奏法を交えていますよね。なるほど、アリー・ジャズにお詳しい林さんならではの御意見です。縦ノリ!私はロックのリズムの縦ノリ~フラットなリズム感だとイメージしていたのですが、多分同じことなのだろうと思いました。
雲さんからは綾香と上原ひろみの共演がYouTubeにUPされていると教えていただきました。「上原ひろみのソロが凄くて綾香が入るのを戸惑っている。」とのことだったので、早速チェックしました。ひろみちゃんキレまくってます(笑)。
初共演のスタジオ録音版もアップされていますね。
これを見て上原ひろみからジャズに興味を持ってくれる若者が増えるといいのですが・・・。で、いざジャズ雑誌を開くとオジサン向けジャズばかりでは、若者が後ずさりしそうですよね(笑)。若者をリードできる人、今いるのかな~(笑)。
村井さんはこのアルバムでは《BQE》が良いそうです。で、「上原ひろみが「ピアノ・ソロはピアノとの戦いです。」と言っているところがいいよね~。」ともおっしゃっていました。《BQE》を演奏するためにものすごく練習したなんて話も聞かせていただきました。私はひろみちゃんにはストイックさを感じます。例えば野球のイチローと同じ。ストイックですよね~。イチローの野球はアートだと思います。自分には到底無理なだけにストイックな人には憧れます。
上原ひろみをかけたことで、色々なお話(情報)を聞けるのもこういう場の楽しいところなんですよね~。
忘年会、酔っぱらった私は後藤さんに色々と言いたい放題してしまったようで(汗)、ご容赦願います。
とにかく楽しい忘年会でした。皆さまどうもありがとうございました。
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「いーぐる」に行く前、ディスクユニオンお茶の水ジャズ館で上原ひろみのデビュー・アルバム『アナザー・マインド』の中古を見つけたので買いました。実はこれは持っていなかったのです。ジャケ少スレ盤A/Bで¥630。トホホッ、不人気盤です(笑)。これで上原ひろみリーダー作5枚が揃いました。
アルトサックスが入ったフュージョンもやっていたんですね。デヴィッド・フュージンスキー入りも既にトライしていました。色々な方向性があったのですが、次作でピアノ・トリオに焦点を定めたようです。で、その後フュージンスキー入りのソニックブルームもやって今に至ります。お~っ、アンソニー・ジャクソンがエレベ参加した曲が3曲ありました。ヘビーなグルーヴです。
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