ジャズ喫茶訪問

下北沢のジャズ喫茶「マサコ」が閉店(涙)!

ナナナントッ!下北沢のジャズ喫茶「マサコ」閉店していました(涙)!
9月12日に「マサコ」へ行ったのですが、その後閉店していたのです。
最近、「ジャズ喫茶 マサコ」で検索して私のブログに来る人が多かったので、
グーグルを検索したら「閉店」の2文字がっ・・・!
9月24日が最終営業日だったようです。

P136_2 「マサコ」閉店に関する記事はコチラ
http://shimokita.keizai.biz/headline/756/
下北経済新聞なんてあったんですね~。

大き目の写真を載せたのでクリックしてご覧下さい。
残念ながら入口の写真だけです。
「シンス1953」のとおり、今年は56年目でした。

9月12日に訪問したときの私のブログ記事はコチラ
http://ikki-ikki.cocolog-nifty.com/blog/2009/09/post-55ca.html

P137 実はこの時初めて入口の写真を撮りました。
今までに何度も行ったのですが、
写真を撮ったことはありませんでした。
今回写真を撮ったのも何かの縁なのでしょう。
写真を見るとわかるのですが、
この時既に入口のドアには閉店のお知らせが
貼ってあったのです。

P138 のんきな私はその張り紙に全く気付いていなかったのです。
こんなことなら、お店にもっと長くいれば良かったな~。
結構混んでいたのは、閉店するからだったんでしょうね。

いろいろな思い出がある「マサコ」。
昔ながらのジャズ喫茶の面影を残す貴重なお店だったのに、
閉店してしまったなんて本当に残念です。

今後の予定として、同店スタッフが近くで「マサコ」を引き継ぐ話も
あるみたいですが、詳細は未定のようです。

「マサコ」の皆さんお疲れ様でした。
そして、どうもありがとうございました。

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ジャズ喫茶巡り、中野新橋「ジニアス」

しばらく間が空いてしまいました。ジャズ喫茶巡りの続きです。
下北沢「マサコ」からディスクユニオン新宿ジャズ館を経由して最終目的地へ。

東京には行きつけのジャズ喫茶が何件かあります。今日紹介するのはそのかなの一軒、中野新橋にあるジャズ喫茶「ジニアス」です。初めて行った時、マスターからかけられた一言「何かリクエストありませんか?」から、マスターとは気楽に会話させていただくようになり、お気に入りのジャズ喫茶となりました。

P122 ここはジャズ喫茶とはいっても昔の薄暗い紫煙の似合うイメージとは違います。店内は明るく綺麗でモダンなインテリア。普段は近所の奥様方がジャズをB.G.M.にお茶しながら会話を楽しんでいるお店です。このお店は以前渋谷にあり、硬派なジャズ喫茶として知られていたのですが、時代は変わり場所も移って今のようなお店になったのです。

私が行くとマスターは普段かけていないような熱いジャズをかけてくれます。マスターによると、お客さんの顔(反応)を見ながらジャズをかけるのがマスターの務めだということなのですが、ジャズを聴きに来るお客さんは少ないとのことです。だから私みたいに聴いて反応すると喜んでもらえます(笑)。

さて、今日はどんなアルバムを聴かせてもらえるでしょうか?

お店に入るとソニー・クラーク『ダイアル”S”フォー・ソニー』がかっていました。いきなり渋いではありませんか?やっぱりジャズ喫茶で聴くといいですな~(笑)。

夕食もここでとろうということで、いつものエビピラフ・セットを大盛りで注文。このピラフ。漬物とコンソメスープが付いて、レタスもたくさん盛り付けられていてなかなかの美味なのです。私のお気に入りです。

P123_2次にかかったのはカルテット・モデルノ『ecco!』です。レトロなジャケットだったので再発かと思ったら違うんですね。今結構人気があるイタリアの気軽なジャズです。マスターも軽く聴くのに良いと言っていましたよ。MOONKS本にも掲載されていました。私は同レーベルのカルテット(クインテット)・ロ・グレコを持っています。難しいことを言わずに楽しめます。

P124 次はサックス奏者エディ・ハリス『ア・テイル・オブ・トゥ・シティーズ』です。エディ・ハリスといわれてもアルバム名は浮かんできませんよね。そんなジャズマンのあまり知られていないアルバムを聴けることがジャズ喫茶の醍醐味なのです。私が70、80年代の熱いジャズを聴きに来ていることを知っての選曲です。

このアルバムにはシカゴとサンフランシスコでのライブが収録されていて、2ヶ所での演奏がばらばらに並んでいます。マスターはサンフランシスコでのライブをCDプレーヤーにプログラムして聴かせてくれました。こういう拘りがとても嬉しいんです。ハリスのサックス・プレイはオーソドックス。そして熱いプレイを繰り広げています。これ、帰ってから通販で買ってしまいました(笑)。

P125 そしてフランク・ストラゼリ・トリオ『ライブ・イン・フランス』です。なかなか小粋で熱い演奏を聴かせてくれました。これもほしくなった1枚。そのうち購入するかもしれません。もしディスクユニオンで中古をみつけたら買うことになると思います。こういうマイナーなピアノ・トリオってとにかくたくさんあってハズレも結構あるので、要注意です(笑)。

P126これは渋いです!ロイ・ブルックス『ビート』です。それもオリジナル盤です。中古盤もあまり見ないです。オリジナル盤はかなりの高額で取引されている1枚。フロントがブルー・ミッチェル(tp)、ジュニア・クック(ts)ですからねっ。そりゃー黒いサウンドが聴こえてくるわけですよっ(笑)。ジャズ喫茶には最高のマッチング、幸せっ!ということで、ビールを注文してしまいました(笑)。

P127ラストは『モントルー・サミット』です。モントルー・ジャズ・フェスティバルでのライブ。ボブ・ジェイムスを始めとしてジャズ/フュージョン界の錚々たるメンバーが参加したスペシャル・バンドでの演奏。まっ、皆さんご想像の通りのサウンドです(笑)。

帰りの電車の時間が近づいてきたので、ここら辺でお店をあとにすることにしました。会計の時、マスターがレコードを掃除していました。田村翼『バラッド・フォー・ハンプ』でした。こちら(中野新橋)にきてから初めてかけると言っていました。聴きたかったです。

で、レコードの掃除はどのようにしているのか尋ねると水拭きとのことでした。ガーゼに水を含ませてレコード面を拭き取ります。これが一番良いとのことです。レコードを拭く時はターンテーブルシートをマットがわりにしていました。それっ、私も真似しようかと思いました。

今回も楽しかったです。

私はいつも2時間くらいかけてマスターの選曲を楽しんできます。最近はジャズを聴きに来るお客さんが少し増えているように感じます。この日もジャズ好きの常連さんのお顔を見かけました。私が極たまに来ていつも会うということは、お店には頻繁に通っているんだと思います。いいな~っ。

皆さんもたまにはジャズ喫茶でマスター選曲を楽しみませんか?

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ジャズ喫茶巡り、下北沢「マサコ」

鳩山内閣発足しましたね。色々期待しています。

さて、ジャズ喫茶巡りの続きです。
高田馬場のジャズ喫茶「マイルストーン」を後にした私は、下北沢のジャズ喫茶「マサコ」へと向かいまいした。東京に住んでいた頃「マサコ」にはよく行っていました。私の中では一番気楽に行けるジャズ喫茶です。

P119 「マサコ」の裏にあったスーパーは建物を取り壊されて、今は新建物を作り始めているところです。「マサコ」の入口は写真のとおり。古い建物に緑の植物、緑のドアにクリスマスツリーに飾るような電飾、なんとも独特の雰囲気を醸し出しているではありませんか(笑)。お店の中がまたレトロな感じなんですよ。

中に入ると結構混んでいました。奥のほうの席に座りカフェオレを注文。ここのカフェオレは分厚いマグカップに入っています。ビッグ・バンドの曲がかかっていましたが、未チェックです。ここでは読書の時間にすることにしました。読みかけだった「TALKIN’ジャズ×文学」を読み終えましたよ。

「マサコ」のお客さんは圧倒的に若者が多いです。それに女性も多いです。時々話がちらりと聞こえてきたりするのですが、ミュージシャンやアート関係の人とかも散見されます。男女カップルも多いのですが、話しているのはもちろんジャズのことではありません(笑)。ファッションとかを見るといかにも下北に集まる若者達という感じです。

ビッグ・バンドのあとにかかったのはエスニック/ワールド・ミュージック色が少し感じられるもので、多分ヨーロッパのジャズではないかと思います。これも未チェック。気に入ったのがあればチェックするんですけどね~。その次はルー・ドナルドソンの『ブルース・ウォーク』ですよ。

「マサコ」の選曲はバイトの女性店員さんがしているのですが、なんと言うのか?無茶苦茶です(笑)。大名盤がかかったかと思えば、サイケなB級盤がかかったり、フュージョンがかかったと思えば、ヨーロッパ・ピアノ・トリオがかかったりと、下北でバイトをする若い女性店員さんの心、おじさんにはよくわかりません(笑)。

この日は、近くにいた団体さんの話とかが気になって、ゆっくり聴いている雰囲気でもなかったので、ルー・ドナルドソンがかかったところで1時間弱で退散。

ちょっと早めの退散になってしまったので、次のジャズ喫茶へ行く前に新宿ディスクユニオン・ジャズ館のレコード店へ行きました。時間調整なので特に買う気もなかったのですが、レコードを見ていると結局買いたいものが出てきてしまいます。そりゃそうですよねっ(笑)。で、前回紹介の「マイルストーン」で聴いたジョー・モレロのやつが出てきてしまったというわけ。

P120 そしてこれまた気になるレコードが出てきてしまったのです。藤川義明&イースタシア・オーケストラのセカンド・アルバム『オリジン』(1985年rec. Mobys Record)です。メンバーは、藤川義明(conductor,reeds)、吉田哲治/小宮いちゆう(tp)、板谷博/佐藤春樹(tb)、林栄一/梅津和時/清水末寿/片山広明/高野正幹(reeds)、翠川敬基(cello)、池田芳夫(b)、藤井信雄(ds)、横山達治(perc)です。錚々たるメンバーです。

なんでこれが気になったかというと、副島輝人さん著「日本フリージャズ史」に出ていた気になるグループであり、ジャズ友tommyさんのベースの先生である池田芳夫さんが参加していたからです。ライナー汚れとジャケ上割れありだったので、それほど高くはありませんでした。

これはなかなか良いです。フリージャズといっても難解ではありません。「渋さ知らズ」を真面目にしたような感じです。定型のビートもメロディーもあり、作曲とアドリブが混然一体となったサウンドで、フリーな展開も挟みつつ自由で開放的な空気に包まれています。プロデュースは上記の副島さんと藤川さん。中村とうようさんが賞賛のライナーノーツを書いていることからもサウンドの方向性はわかっていただけるのではないかと思います。

聴いて惚れたのは池田さんの”漢”なアコースティック・ベース。A面最初の《ダンサーズ・イメージ》はジャングル/ファンク・ビートの曲なんですが、池田さんのベースが中央に”デン”と構えグルーヴを作り出していく様は圧巻です。ベースがリードするグルーヴにドラムとパーカッションがからみ、その上で好ソロやアンサンブルが繰り広げられる様も爽快そのもの。いいです!

続く《ソー・ブレスド》もやっぱり池田さんのベースにやられますよ(笑)。B面《ファースト・ドーン》は夜明けをイメージするもので、聴いているとサウンド・イメージが広がっていく素敵な演奏です。メンバーが一丸となっておおらかに歌う様はなかなかのものですよ。

ところでこのアルバムはCD化されていませんよね?
最近は和ジャズのCD化や再発が盛んですが、こういうアルバムがCD化されるようにならないと、私はダメだと思います。

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久々にジャズ喫茶巡りをしました。

昨日は天気が良かったので、ジャズ喫茶巡りには最適でした。
長く時間を過ごしたのはジャズ喫茶の中なので天気は関係ないのですが、
移動の時に秋の青空が見えるというのは気持ちの良いものでした。

前回ジャズ喫茶に行ったのは「メグの会」の時なので、あれからもう2ヶ月ほど経ちます。最近、ジャズ喫茶中毒の禁断症状が出てきていたので、これはヤバイとなったわけです(笑)。東京には好きなジャズ喫茶が何軒かあるのですが、東京へ行くたびに全部を巡るわけにはいかないので、最近ご無沙汰なジャズ喫茶もあります。それではということで、今回は3軒のジャズ喫茶を巡ることにしました。まっ、他にも思惑があるんですけどねっ(笑)。

せっかく東京へ出るので、まずは新宿のディスクユニオンジャズ館に寄って、気になる新譜を購入。TIFT(ヒルマー・イェンソン)マルク・デュクレジェイムス・カーニーの捻くれ者3枚(笑)。それと前から買い換えようと思っていたマイルス『ダーク・メイガス』の紙ジャケ・リマスター盤の中古。これであの分厚いプラケースとおさらばです。

最初に向かったのは高田馬場の 「マイルストーン」 これまでは帰りの電車までの時間調整の為に寄ったことが多かったので、今回は明るいうちに訪問。時間もたっぷりあります。ホームページにはマスターの「ジャズ喫茶ほど素敵な商売は無い日記」があり、面白いことが書いてあるので是非読んで下さい。

P116お店に入いると数名のお客さんがいました。水を運んできたマスターを見てビックリ。マスターは着物を着ていました。ホームページtopの写真の感じです。なかなか粋じゃありませんか。さて、私は拘りのコーヒー、イエメン・モカを注文。

何がかかっているのかと早速ジャケットをチェックすると、フレディ・ハバード/ハービー・ハンコック/スタンリー・タレンタイン『イン・コンサート』。CTIのやつです。渋いところを攻めてきますね~。CTIのジャズ/フュージョン・サウンドが昼からちょっとまったり心地良いです(笑)。

店内では中古本と中古レコードを売っています。本は店内で読むこともできるし、買って帰ることもできます。ジャズ喫茶と古本屋の融合というのは、世間広しといえどこのお店だけではないでしょうか?後藤さん著「ジャズ解体新書」や中山さん著「ジャズを聴くバカ、聴かぬバカ」もありました。ジャズ本もたくさんあるんですよ。

中古レコードは試聴もさせてくれます。このお店で買ったレコードの話は前に書いたことがあります。過去の記事はカテゴリーの「ジャズ喫茶訪問」を見て下さいね。今回もジャズ本とレコードをいくつかチェックしましたが購入は控えました。今回の目的はかけてくれるれるレコード/CDを楽しむことなのです。

P117次にかかったのはジョー・モレロ『イッツ・アバウト・タイム』。こんなレコードは全くの未知。ジョー・モレロはデイブ・ブルーベック・グループのドラマー。『タイム・アウト』の《テイク・ファイブ》で豪快なドラムを聴かせてくれる人です。その人のリーダー・アルバム。爽やかなアルトとヴァイブラフォンの音が気持ち良く、曲によってはお洒落なブラス・アンサンブル付き。

実はその後ディスクユニオンに寄ったら、この中古レコードに偶然遭遇。かなり安かったので思わず買ってしまいました(笑)。喫茶店では細かくチェックしなかったのですが、買って見てビックリ、爽やかなアルトはフィル・ウッズで納得したのですが、爽やかなヴァイブは何とゲイリー・バートン!バートンの初レコーディングだそうです。ブラス・アンサンブルはマニー・アルバム編曲。渋いでしょっ!お店でかかっていたのはラストに轟音ドラム・ソロがあるB面でした。さすが渋いっ(笑)。

その後、カーティス・カウンス『エキスプローリング・ザ・フューチャー』スタンリー・タレンタイン『スティービー・ワンダー・ソング・ブック』『クリス・コナー』ジェーン・アイラーブルームフレッド・ハーシュのデュオ『アズ・ワン』と続きました。私は『クリス・コナー』以外は初見、何かよく分からないけどとにかく渋い選曲です。コテコテなタレンタインのスティービー曲集 ~ クリス・コナー ~ ハーシュのピアノ&アイラーブルームのソプラノ・サックスの爽やかデュオ。

P118 ここまでの流れに私はすっかり和みモード(笑)。そこへ突然どこかで聴いたことのある現代ピアノ・トリオが鳴り出しました。どうやらカウンターに座っていた常連客からのリクエストだったようです。ケニー・バロン『ザ・モーメント』。曲はスティングの《フラジャイル》。そうです!寺島靖国さん強力プッシュのルーファス・リードの緩フン(緩い褌の如き)ベース・ソロの沈み込みの凄さを聴く曲です。

マスターとお客さんの会話が聞こえてきました。このCDは名盤なんだけどジャケットの写真がダサいと言っていました。ケニー・バロンの顔を出しちゃダメだとも言っていました(笑)。確かにこのニヤケ顔は名盤には似合いません。名盤にはビル・エバンスの『ポート・レート・イン・ジャズ』のようなインテリ顔が相応しいのです(笑)。

マイルストーンのオーディオでこの音を聴けたのは良かったです。私もこのCDは一応オーディオ・チェック用に持っていますからねっ。で、マイルストーンのスピーカーは、蜂の巣ホーン、075、オリンパス型ボックスのウーファーのマルチ・スピーカー。それらをネットワークを介してマッキンのモノラル球アンプで鳴らしています。ホームページの「店の案内」参照。出てくる音はいかにもジャズ喫茶なスモーキーでちょっとレトロなサウンドです。《フラジャイル》はなかなか良い味を出しておりました。

この辺でもう2時間近く和んでいたので、お店をあとにすることに。そうそう、2時間居たのでミルクティーを追加注文していますよ。コーヒー1杯では申し訳ないですからね。次に来る時には本かレコードを買ってお店に貢献致しま~す(笑)。

今回は結構お客さんの出入りがありました。
日曜の昼って繁盛しているのねっ。
ジャズ喫茶の火を消さないように皆さんも貢献しましょう!

次はどこへと向かったのか?お楽しみに!

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Sound Cafe dzumiでマスターとジャズ談義!

昨日の続き、吉祥寺のジャズ喫茶「Sound Cafe dzumi」訪問記です。

P85 ジャズ批評150号記念特別号の話になりました。マスター泉秀樹さんが30ページに投稿しています。ちなみに筆者索引を見たら、泉さんの下が私「いっき」でした(笑)。ジャズ批評4号「フリー・ジャズ特集号」はマスター泉さんが編集と構成をしているのです。写真右がそれです。時代を感じさせますが、これはこれでカッコイイ。「私も88ページに乗せていただいてます。」と、またしても宣伝してしまいましたよ(笑)。

最初にかかったCDはトリロク・グルツ『THE GLIMRSE』。インド出身のパーカッショニスト・グルツのインド系ワールド・ミュージックといった感じで面白いものでした。興味を示した私に、「これはCMP RECORDSのやつで、他にも面白いものがあるよ。」と、マスターが数枚のレコードを見せてれました。

80年中頃のもので、レーベルオーナーはECMに対抗心があったらしいです。なかなかお洒落なデザインのジャケットだったのですが、写真を撮るのを忘れました。インナー・スリーブがカタログになっていたので、それはしっかり写真を撮っておきました。今度中古レコードを見つけたら買おうと思います。

そうこうしていると見たことのある方が入ってくるではありませんか?チャーリー・パーカーのファンサイト Chasin' the Bird の管理人よういちさんでした。よういちさんとは前週のジャズ喫茶「いーぐる」の「2009年上半期新譜特集」でもお会いしました。なんか行動パターンが似ているぞ(笑)!

よういちさんとじゃこのめさんは初対面だったので、私がお2人を紹介しました。共に有名なジャズサイトの管理人なのですが、テリトリーが違うと接点はないようです。じゃこのめさんがジャコ・パストリアスのファンサイトをやているという話を聞いたマスターが、「実は私もジャコのデビュー当時からのファンなんですよ。」と、ジャコと彼が参加したジョニ・ミッチェルのレコードを持ってきてくれました。

P87ジョニ・ミッチェル『シャドウズ・アンド・ライト』のレコードを初めて見ました。輸入盤なのですが、歌詞カードがないとだめだということで、日本盤から抜いて輸入盤に入れてありました(笑)。『ヘジラ』のレコードのオリジナル盤はジャケット文字のインクが盛ってあるのですが、これでないとダメだと言っておりました。さすがです。

マスターは、「”ズミ”というとフリー・ジャズというイメージがあるようだけれど、私はフリー・ジャズを聴く一方で、ジャコ・パストリアスも聴きます。」と、キッパリ! お気に入りのジャケットを手に写真のような笑顔を見せてれました。

「ジャズを聴くにしても、フリーだけとかに偏るのはまずいよね。色々なものを聴いて感覚を広げないとダメだよ。」と言っていました。これは全くおっしゃるとおりだと思いました。よういちさんもパーカーを中心に聴くにしても、それだけではダメだということで、先週の「いーぐる新譜特集」や「ズミ」に来たりしているとのこと。さすがです。

話はどんどん盛り上がり、マスターが録音技師をしていた時のレコーディング・スタジオ写真や学生時代の下宿部屋の写真を見せてくれました。レコード・プレーヤーはパーツを集めて自作したそうで、ハウリング防止のために天井から吊り下げていたとか(笑)。時代を感じる話です(笑)。

当時のヨーロッパ・フリー・ジャズの輸入レコードは給料の1割くらいの値段だったそうです。それでも、新宿のレコード店「マルミ」のショーケースに飾られたレコード(そんな時代があったとは!)がほしくて、1度は見るだけのために来店して2度目に買ったとか。その時は、飲み食いを減らしてもレコードを買うという覚悟だったそうです。いや~っ、今のように物が溢れているのとは違い、こういう時代だったからこその気合がひしひしと伝わってきました。

P88 ジャコ参加の隠れ名盤フローラ・プリム『エブリデイ・エブリナイト』(ミッシェル・コロンビエがアレンジ)をかけてくれることになりました。写真は私が持っている日本盤です。「ズミ」でかけたのはもちろん輸入盤。じゃこのめさんがすかさずB面をリクエスト。ジャコ(b)、ハービー(p,rhodes)、アイアート・モレイラ(ds)のトリオをバックにプリムが歌う《ラス・オラス》がオススメとのこと。

このレコードをかける前にマスターが一言。「当時はJBLの4320というスピーカーをスタジオ・モニターに使っていて、それに合う録音になっているが、お店のオーディオはそれとは違うセッティングになっているから、頭でイコライジングして聴いて下さい。」 さすがは元録音技師です。そうは言っていましたが、中域をしっかり聴かせて艶がある音なので、プリムのボーカルを中心に良い感じに鳴っていましたよ。ロー・エンドが不足するのは大して気になりませんでした。

《ラス・オラス》を聴き終わってしばらくすると、待ち合わせをしていた雲さんからTELが入りました。レコードの途中ではありましたが、お店を出ることに。マスター申し訳ありませんでした。それにしても約3時間、マスターとのジャズ談義は楽しくて、あっという間に過ぎてしまいました。

もう1つ忘れてはいけないことがありました。
ここのコーヒーが美味しいことは前に書きましたが、クルミとバナナのケーキがとても美味しかったことを言っておかねば。甘さ程々でクルミとバナナの風味が上手い具合に溶け合っていました。このケーキ、実はマスターの奥様が作ったのだとか。これは次回また来たら注文しなければっ!

「Sound Cafe dzumi」、何度も行きたくなるお店です。

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Sound Cafe dzumiでジャズ談義!

今日は皆既日食!甲府は残念ながら曇り空。
でも、雲の合間から少し見えたらしいです。

先週の土曜日、ジャズ喫茶「メグ」に行く前に、吉祥寺のジャズ喫茶「Sound Cafe dzumi」へ行きました。私と じゃこのめ さんは吉祥寺駅前で待ち合わせをして、ディスクユニオンをいつものようにパトロールしたあと、「ズミ」(略称)へと向かいました。

P83

これは「ズミ」が入っているビルの入口に立っている看板です。マスターによるとサイズはレコード・ジャケットと同じなのだそうです。やさしい感じになるような文字を選び、文字間も考慮した拘りの逸品。写真はお店の窓から見た井の頭公園。木々が紅葉しているので、秋の写真ですね。

ここは2階のエレベーター・ホールからエレベーターに乗って7階のお店に行きます。なのでエレベーターに乗ったのですが、7階のボタンが押せません。そうか、まだお店が開いていないんですね。ここはエレベーターを降りるとすぐに店内なので、エレベーターが止まるか止まらないかが店のドアの鍵を兼ねているのです。

P84一旦外に出て、じゃこのめさんと「他の喫茶店でちょっと時間を潰してからもう一度来ましょう。」と話していたら、ちょうどそこにマスターの泉さんが登場。一緒にエレベーターに乗ってお店に入りました。ちょっと遅れたのは歯医者に行って永久歯を抜いてきたからだとか。「もう生えてこない。」とマスターは嘆いておりましたよ(笑)。いきなりのハプニング。今日は面白くなりそうな予感です!お店の窓から眺める景色はいつ見ても素晴しい。この日はあいにくの曇り空でした。

P85_2じゃこのめさんとジャマラディーン・タクマの新譜がコルトレーン曲集だなんて話しをしていたら、マスターがコルトレーン本(写真左)を見せてくれました。この本が凄いのです。過去に出たレコード、CDの全てが記載されています。この厚さ、辞典並みですよね。

この本の中に、コルトレーンの葬儀でオーネット・コールマンのグループとアルバート・アイラーのグループが演奏したという記事があり、アルバート・アイラーのみがレコード化されているという記載があります。でもそれは誤りだったのです。フライング・ダッチマンから創設者ボブ・シールの歴史をまとめたようなレコード(見せてもらったのですが写真は撮っていません)が出ていて、それにはコルトレーン葬儀時のオーネット・コールマンの演奏が入っているのです。それを発見したマスター、恐るべし!

P86 コルトレーン葬儀時のアルバート・アイラーの演奏が入っているアイラーのCDボックス・セットも見せてもらいました。この豪華な箱、凄いでしょ!中身も凄いのです。豪華装丁の本が入っていて、色々な方からアイラーにまつわるインタビューをとっていたりします。中には真っ白な押し花も入っていたのですが、発売から時間が経っているので、今はうす茶色に変色していました。こういうものを作って後世へ伝えるって素晴しいことだと思いました。

一連の話をした後に、マスターが「高級オーディオでジャズを聴いたり、レコードを番号順に集めたりするのは結構なことだが、ジャズを後世に伝えていくことが大事だ。」というようなことを言っていました。マスターは「お店のレコードやCDを自宅に持って帰ることはない。」とも言っていました。その言葉からは、今回の私達のようにお店に来るお客さんに、ジャズの魅力を伝えていこうとしている強い気持ちを感じました。

「ズミ」には”サウンド・イメージ研究所”という堅苦しい前置きがあるのですが、その意味するところは”ジャズの魅力を伝えていく”ということなのではないかと思います。上記の話だけからは、何か難しい話をしているような感じがするかもしれませんが、実際にマスターと話をしていると決してそんな感じではありません。マスターがジャズについて語る時の笑顔とキラキラ輝く目を見ているだけでも楽しい気分になります。

今日はここまでですが、まだまだ面白い話があります。
明日続きを書きますので、乞うご期待!

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とうとう「メグの会」へ行ってしまった(笑)!

四谷のジャズ喫茶「いーぐる」の後藤さんとジャズ批評誌で対談した私なのに・・・
先週「いーぐる」の「2009年上半期新譜特集」へ行ったばかりなのに・・・
とうとう昨日、吉祥寺のジャズ喫茶「メグ」で毎月行われる
「メグの会」へ行ってしまいました(笑)!

先月「メグの会」の終了間際乱入の際、高野 雲さんが寺島さんから
次の「メグの会」へのお誘いを受けたということで、
昨日、雲さんとじゃこのめさんと私で「メグの会」へ行ったのでした。

「メグの会」は3部構成。
「自由選曲コーナー」「○○さんに捧げる曲コーナー」「テーマ曲コーナー」です。
私達はといえば、初参加なので「○○さんに捧げる曲コーナー」はご遠慮して、
「テーマ曲コーナー」へ参加することにしました。
ちなみに、7月のテーマは「太陽」。

吉祥寺に集合し、一応作戦会議?を行ってから「メグの会」へと向かいました(笑)。
ちなみに、じゃこのめさんは今回リスナー参加です。

9時を回った頃「メグ」入り、席は満席、会も盛り上がっている真っ最中。
席を空けていただき、私達はもぐりこみました。
「メグの会」は前回同様フレンドリーな雰囲気。
とは言うものも、メンバーの皆さんはやはり只者ではなさそう(笑)。
メグの会会員西村さんに捧げる曲コーナーのラスト曲がかかりました。

いよいよ、テーマ「太陽」曲コーナー。
ここで司会進行の方から雲さんの紹介があり、雲さんの登場となるわけですが、
寺島さんが「せっかくだから、前にかかった曲の感想を聞きましょう。」と発言。
これって、まさにいつも聴いている「PCMジャズ喫茶」のノリです。
生で見られるなんて最高(笑)!

雲さんから「サックスの音色」の話が出て、それに寺島さんがツッコミを入れ、
雲さんがそれを斬ると、更に寺島さんが斬り返し。おぉ~っ!
これ以上は危険(笑)というところで、
「かけた曲を聴けばどういう人かわかる。じゃあ曲をかけてもらいましょう。」と、
相成りました(笑)。

P81 雲さんがかけたのは、朝起きがけに聴くと気持ち良しの。
マーク・アイザ(ds)『オファリング』から《エンブレイス》
キーボード、アコースティックベース、ドラムのトリオ演奏。
ゆったりしたピアノから入り、ジワジワと熱量を発散する曲。
ブーミーなベースと複雑なビートのドラムが生むグルーヴが良。
終盤スローテンポでのエレピと重なるオルガンが
熱気を冷ますような感じ、構成がなかなか面白い曲なのです。
メグ店内の熱気感に合っていたんじゃないかと、私は思います。

これ、昨年末の「快楽ジャズ通信」の年間ベスト盤特集でかかり、
私がブログに「フュージョンだっ!」と書いたのですが、
それは、かかった曲がヒップ・ホップなボーカル入りだったため。
実際には色々なタイプの曲が入っています。
全体を通して感じられるレイジーさとジワジワと感じる熱量が聴きどころ。
雲さん曰く「シド・ビシャス似のジャケット写真がロック。」
私も良いアルバムだと思いました。

「メグのオーディオで聴くとピアノがパキパキした感じ。」と雲さん。
「でもサックスが凄く良い感じで鳴っている」とも。
確かにそういう感じの音です。
中音が強めで全体的に硬めの音だと思いました。

さて、私もかけさせていただくことに。
自己紹介で「ジャズ批評のブログ・ウォーキングにのせていただいています。」
と言うと、「私、読んでますよ。」という方がいらっしゃいました。うれしいです。
そこから、ジャズ批評の後藤さんとの対談があったということになり、
「四谷派だ!」と声がかかりました。皆さん笑っています。
こうなったら言ってしまえ、「今日から吉祥寺派です。」宣言(笑)!
結構うけました。scissors

P82_2 私がかけたのは、
谷口英治(cl)『ブラン・ニュー・スイング』から《ミッドナイト・サン》
夜の雰囲気に合うのではないかとこの曲を選びました。
クラリネットとヴァイブとベースのトリオで、まったりしっとり演奏。
曲が3分と短いところがミソ。
私は谷口さんのモダンなクラリネットが好きです。
昔、ミュージックバードにこの人の「谷口英治のクラクラクラ~リネット」という
番組があったんですよ。東京に住んでいた頃FM多摩で聴いていました。

それにしてもメグの会会員の皆さんの選曲はディープです。
寺島さんが好みそうなテナーがやっぱり選曲されていました。
昔のフランク・シナトラのボーカル入りとか、レス・ポールの昔の演奏とか、
う~ん、私なんかまだまだ青い!

「メグの会7月」の風景はコチラ
http://tokyo.cool.ne.jp/wedscafe/nam2107/night.html
満面の笑みが私。こんなに笑ってたっけ?
酔ってます。顔がテカリまくりです(笑)。

女性ミュージシャンの方が2人いらっしゃっいました。

アルト・サックス奏者の吉野ミユキさんは、CD『straightaway』を出すそうで、
来月8/19(水)にメグで発売記念ライブがあるそうです。
CDのライナーノーツは岩浪さん。

シンガーの戸坂純子さんもCD『in my heart~Ki・Zu・Na』を出すそうで、
やっぱり来月8/19(水)にアート・カフェ・フレンズ恵比寿
アルバムリリース記念ライブがあるそうです。
こちらもCDのライナーノーツは岩浪さん。さすがは売れっ子岩浪さん(笑)!
そのCDから戸坂さんお気に入りのアレンジというオリジナル曲を聴きました。
戸坂さんは「寺島さんが嫌いなオリジナル」と言っていました。
なぜそんなことを言うのかといえば、心当たりが・・・。

戸坂さんと言えば、昨年「PCMジャズ喫茶」にゲスト出演しましたよね。
その時色々やりとりがあって、それが上記発言へとつながっているのです。
私もその番組のレポートを拙ブログに書いているのですが・・・、
いや~っ、私、言いたい放題です。寺島さん。ごめんなさい。
あの~っ、ブログもエンターテインメントだとご理解いただけたらうれしいです。

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ジャズ喫茶「ジニアス」にて〆

私のレコード・ハントについてもう一言。
ハントの基本はガイド本をチェックしたものです。今やレコードはかなりの枚数なので、むやみに枚数を増加させずに良いものを聴きたいという思いからです。いくつかガイド本はありますが、その中では後藤雅洋さんのものを重視しています。だって、私の好みにかなり合っているんですもん。だから「ジャズ選曲指南」掲載アルバムをコンプリート蒐集したんですよ。

レコード・ハントの〆は中野新橋のジャズ喫茶「ジニアス」
tommyさん の希望もありましたからね。
神田神保町から都営新宿線~丸の内線と乗り継いで「ジニアス」へと向かいました。

P6 お店に入るとスピーカー前の常連席?に若い女性客がいました。それにお店に置いてある村井康司さん著「ジャズ喫茶に花束を」を読んでいるではありませんか。お~っ、こんな方にジャズを聴いてもらえるなんて、私なんだかうれしいです(笑)!その後マスターとも親しげにお話していました。いや~っ、うれしい!女性ジャズ・ファンが増えるのは良いことです。ジニアスではお茶している近所の奥様方もよくお見かけするのですが、ジャス・ファンではなさそうですからね。この日は他にも若い女性客がいましたよ。

お店に流れていたのは、ピム・ヤコブ・トリオ『カム・フライ・ウィズ・ミー』。いつもの感じですね。CDではありませんよ、レコードです。まずはtommyさんとレコード・ハントを祝してビールで乾杯!その後はディープなジャズ談義とあいなりました。

その時間はマスターが1人だったので忙しそうでした。次にかかったのはジョン・コルトレーン『ソウルトレーン』。オリジナル盤なのにプチパチなしのコンディションが羨ましい!今日は女性客を意識してあまり激しいものはかからないのかも?なんて思っていたら。ある程度お客さんが帰った頃合いにキターッ!見たこともないレコードがかかりました。

トーマス・スタンコ『パープル・サン』。ジャケットを見に行ったら、マスターが「マイルスみたいな感じの演奏をしているんだよ。」っと一言。出だしはちょっと感じが違ったのですが、しばらくするとマイルスのような演奏に、カッコイイじゃありませんか。私の好きなところを突いてきましたよ。

1973年、マイルスがエレクトリック・ファンク路線真っ只中の頃、ヨーロッパではこの人も似たような路線をやっていたんですね~。後半はフリー・ジャス的な熱い演奏もありました。tommyさんが「当時は新宿ピット・インでも日本人ジャズメンがこのような演奏をしていたんだよ。」と言っておりました。見たかったな~。

マスターによると渋谷時代に流行ったやつらしいのです。当時渋谷で凌ぎを削っていたジャズ喫茶の話もちょっと聞かせていただきました。どこかの店でこういうのがかかると他の店でも早速入手してかけたのだとか。入手難な盤はトレードしたこともあると言っていました。熱い時代だったんですね~。私はそういう時代にちょっと憧れもあります。多分このレコードをかけるのは渋谷時代以来なのだと思います。

次はミハエル・ナウラ・クインテット『セント・ルイス・ブルース』。盤裏のパーソネルをみたのですが、その時は酔いも回っていて読み方がわかりませんでした(涙)。ビブラホーンが独特な色を醸し出す硬派でヨーロピアンなジャズ。

翌日tommyさんがブログに掲載したアルバムのタイトルを見てビックリ!ミハエル・ナウラって書いてあるじゃありませんか?澤野工房からレア盤『ヨーロピアン・ジャズ・サウンド』(CD持てます)が出たあのミハエル・ナウラ。あ~っ、ジャズ談義に夢中で演奏をあまり聴いていなかったよ~。よしっ、こうなったら次回行った時にリクエストしてもう一度聴かせてもらおう(笑)!

次はジョージ・コールマン『プレイング・チェンジズ』。これも見たことはないですね。前にジニアスでかかった『ジョージ・コールマン・ライブ』も良かったけど、こちらもなかなか良い感じでした。この日はこの辺でお開きということになりお店をあとにしました。

行く度に未知のジャズ喫茶名盤をかけてくれる「ジニアス」。
素敵なお店です!

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ぶらっと気ままに「ジニアス」へ。

昨日はいくつか用事があったので東京へ行ってきました。
ぶらっと気ままに単独行動です(笑)。
「ジャズ批評」に私の記事&顔が出たことだし何か起きるかも?

久々に中野新橋のジャズ喫茶「ジニアス」へ行ってみることにしました。
年末年始はジャズ喫茶「いーぐる」ばかりでしたからね。
「ジニアス」のマスターは私のこと気付いてくれるのかな~。

P1 今回はデジカメを持っていきました。入口のところでパチリと1枚撮りました。ご覧のとおりのお洒落な入口です。赤いドアと黄色の看板が良い感じでしょ。どうみても普通の喫茶店です。常連のお客さんは近所のオバサマやオジサマ達です(笑)。

早めの時間に行ったので、マスターはまだお店に来ていませんでした。マスターの奥さんがお店に出ていましたので、「こんにちは。」とご挨拶。マスターがいない時はだいたいピアノ・トリオがB.G.M.として流れています。

ショコラケーキのセットを注文しました。私は甘いものも好きなのです(笑)。ここのコーヒーはとても美味しいです。コーヒーカップも凄く洒落たものを使っています。どこをとっても住宅街のお洒落な喫茶店なのです(笑)。

P4今回はマスターの許可をもらってお店の中の写真を撮らせていただきました。こちらはオーディオが置いてあるところです。棚(中にはレコードが入っています)の裏側にオーディオ機材がセットされています。右奥に見えるのがレコード棚の一部、とにかくたくさんレコードがあります。フラッシュなしなので思いっきり手ブレ写真です(笑)。

P5 こちらはスピーカー。壁に埋め込まれています。黒い布の後ろにスピーカーがあります。その前にあるテーブルが常連さんの席?空いていれば私もここに座ります。コンクリート打ちっぱなしの壁と白木家具のマッチングはなんとも言えない雰囲気です。そこに白熱電球の柔らかな明かりが灯っています。

マスターがお店に来たので軽く会釈しました。今日は何をかけてくれるのかな~。

1枚目は、ロシアの読み方がわからないサックス奏者のCDです。メンバーもまったく知らない人達です。ジャケットを手に取ったらマスターが「ロシアのサックス奏者なんだけど読み方がわからないんだよね。サックスとピアノがなかなか良いでしょう。」と笑顔で声をかけてくれました。マスターの笑顔を見ていると幸せな気分になります。ワンホーン・カルテットで、小粋な演奏を聴かせてくれました。

次はトム・ハレル『アローラ』(レコード)です。メンバーが凄い。ボブ・バーグのテナー、マイケル・ウォルフのピアノ、マイク・リチモンドのベース、レニー・ホワイトのドラム、それにパーカッションが参加している曲もあります。こんな組み合わせがあるから80年代はオモロイ。私的にはドツボなメンバーです。マスターは分かっていらっしゃる!1曲目パーカションも楽しいラテン・リズムにのって演奏が始まりました。最高です!

続いてエリック・シュナイダー『エリックス・アイズ』(レコード)。テナー&アルト・サック奏者ですが、私は全然知りません。渋すぎます。ピアノがバリー・ハリスでドラムがメル・ルイスでベースは知らない人。こちらもワンホーン・カルテットです。演奏は及第点くらいかな(笑)。私はアルトよりテナーの方が良いと思いました。

そしてマッコイ・タイナー『ダブル・トリオ』(レコード)。いつも最初はジャケットを見ないで聴いて、しばらくしてからジャケットを見ることにしているのですが、この演奏はすぐにマッコイだとわかりました。特徴がありますからね。ジニアスでは2度目の登場。当然のことなのですが、エレベをあまり良しとしないマスターなので、A面のエイブリー・シャープのベース、ルイ・ヘイズのドラム、スティーヴ・ソーントンのパーカッションの方をかけてくれました。

ちなみにB面はマーカス・ミラーのエレベにジェフ・ワッツのドラムです。ベーシストの納浩一さんがここでのマーカスのベースを褒めているとのことで、『ダブル・トリオ』はtommyさんが入手して、それを借りて聴いた雲さんが、以前私のブログに試聴コメントを入れてくれました。

マスターによると、この頃のマッコイのピアノ・トリオの演奏としては、これがかけやすいんだそうです。マッコイのライブを見た話とかも聞くことができました。

その話を聞いたあと、「お店の中の写真を撮ってもいいですか?」と聞いたら、「今月のジャス批評で「いっき」とあったけど、あなた?」と聞かれました。私は「はい」と返事。対談の内容から私だと思ったらしいのですが、写真が斜め横で老けて見えたとのことで、確信は持てなかったみたいです。う~ん、写真より実物の方が若く見えるということは喜ぶべきなのか?まっ、頭髪がかなり薄いという隠せぬ事実もありますしね(笑)。

次にテレンス・ブランチャードドナルド・ハリソンのクインテットの演奏がかかりました。これはコロンビアのやつであまり見かけないやつだそうです。これが出た当時、2人はジャズ・メッセンジャーズに起用され、新伝承派と言って話題になっていましたよね。

ここで帰ることに。会計をした後ジャズ喫茶事情の話になり、聴くお客がいてこそ選曲が生きるという話、マスターにとっての癒しとは単に聴きやすいメロディーではないという話、お店でフリー・ジャズはかけられないという話、ちゃんとジャスを聴くお客さんが少ない話などなど、興味深い話しをたくさん聞くことができました。やっぱり現状については色々思うところはあるのですね。

P6 写真はジニアス脇の神田川にかかる「桜橋」の欄干。特に意味はないのですが、名前が気に入ったのでパチリ。

ディスクユニオン新宿ジャス館で最近気になる新譜を購入。輸入盤3枚以上で10%OFFのセール中でした。ジム・ブラック『ハウスプラント』は日本盤も出てジム・ブラックによる解説が付いているので気になったのですが、安さには逆らえず輸入盤を10%OFFで買いました(笑)。

それからアナログ廃盤セールが開催されていたのですが、探していた『セロニアス・ヒムセルフ』などの中古盤があったので、いずれも¥1,000以下のものを中古盤3枚以上で10%OFFで購入。3枚で計¥1,890也。レコードのビニール外袋は付けてくれませんでした。必要かどうかも尋ねられませんでした。まっ、店員さんの気持ちもわかります(笑)。

ちなみに今回はディスクユニオンの店員さんから声をかけられることはありませんでしたよ。世の中そんなものです(笑)。

ついでに新宿タワーレコードで、最近やっと出た林建紀さんの「週刊ラサーン」(プリズム・ペーパーバックス)も買いました。

JBSにも行きたいのですが、今回は残念ながら渋谷の方へは行きませんでした。

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久々に渋谷JBSにも顔を出しました。

「いーぐる」連続特集のあと夕食を食べ、帰りの電車までに時間があるので、渋谷「JBS」へ行くことにしました。今は時間つぶしのジャズ喫茶として、下北沢「マサコ」高田馬場「マイルストーン」渋谷「JBS」の3軒があります。どこに行こくかは気分次第です(笑)。

P26_2 今回はデジカメを持っていったので写真ありです。入口の扉はご覧のとおりのウッディーなもの、取っ手のオブジェ感がグッドです。

お店の中に入るとお客さんは誰もいませんでした。こりゃ、マスターとの一騎打ちですな(笑)。早速ホットコーヒーを注文。かかっているレコードはなんだろう。ジャケットを見るとシダー・ウォルトン『イースタン・リベリオンⅡ』なんだけどこのジャケットのものは初めて見ました。さすがJBS!

そのジャケットの後ろには次にかかるものが重ねて置いてありました。それは何かというとビリー・ヒギンズ『ワンス・モア』です。これは初めてこのお店に来た時にもかかりました。う~ん。マスターはいつも同じようなものをかけているのでしょうか?

いつものごとくマスターは小躍りしながら、時々小声でハミングしたりしてコーヒーを淹れてくれます。ファンキー!今日もコーヒーはガラスのカップに入って出てきました。私はこのカップが気に入っています。コーヒーは程好い熱さなのがポイント高いです。お店によってはかなり熱い場合があり、「ネコ舌」の私は飲めなくて困っちゃうのです。

P27 次の『ワンス・モア』がかかる頃には、お客さんが入って来ました。このアルバム後半には長いドラム・ソロがあるのですが、なぜか途中でかけるのをやめちゃいました。

次にかかったのは?アレッ、このジャケットも以前ここで見たことがあります。サム・ジョーンズ『サムシング・イン・コモン』です。1曲目の《ボリビア》は軽快なリズムが心地良く、私のお気に入りの曲です。今回はマスターに許可をもらって店内の写真を撮りました。中央に写っているのがこのレコードです。フラッシュを使わなかったのでボケぎみですが、雰囲気は出ていると思います。奥に鎮座するスピーカーがアルテックの「カーメル」です。

P28_3 さてお次は?お~っ!クリフォード・ジョーダンの『ザ・ペンタゴン』ですよ。これはダイレクト・カッティング盤です。写真は私が持っているものですが、ワン・ホーン・カルテットにレイ・マンティーラのコンガが入っています。ちょっと色物っぽいのが・・・、1曲目そのコンガが入った《マンテカ》。ラテン調のこの曲、ここで聴くとなかなか良いじゃありませんか。ジョーダンのスモーキー・テナーも気持ちイイです。バーボンの水割りでも追加注文しちゃいましょう(笑)。

このアルバムの途中でまた一人お客さんが入ってきました。注文後にマスターと何やら話しています。聞いてみるとどうやらカートリッジの針先が取れちゃったとか何とか。マスターはアルコール系のスタイラス・クリーナーを使っちゃダメとか言っていました。お客さんは、「針を交換するんだけど保証期間中でも針先は消耗品だろうから保証ききませんよね。」とか言っていましたよ(笑)。

ちなみに私はオーディオテクニカのスタイラス・クリーナーを使っていて、いくつもカートリッジを使いましたが針先が取れたことは一度もありません。世の中には運が悪い人もいるんですね~(笑)。

そろそろ電車の時間が迫ってきたのでお店を出ることにしました。そこでかかったのはスライド・ハンプトン『ルーツ』です。おやおやっ、これも以前ここでかかりましたよ。こうしてみてくるといつも同じようなものをかけてくれるようです(涙)。

シダー・ウォルトン(p)、ボブ・バーグ(ts)、スライド・ハンプトン(tb)、サム・ジョーンズ(b)、ビリー・ヒギンズ(ds)、クリフォード・ジョーダン(ts)などがメンバーに入ったものば、マスターがお気に入りなんでしょうけど、もう少し他のも聴きたいなあ~。お店の雰囲気は好きなんで選曲のほうよろしくお願いします。マスター!(笑)

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吉祥寺ジャズ・ミーティング(その2)

今日はノーベル化学賞をまた日本人が受賞しましたね。なかなか凄いじゃありませんか。でも今回受賞した4人のうち2人はアメリカの大学にいるってどうなんでしょ?単に日本人が受賞したとか言ってうかれてはいられない気もするのですが?こういう先生方にこそ日本で教えてほしいものです。

さて、やっと「Sound Cafe dzumi」(サウンド・カフェ・ズミ)のレポートを書くことにします。吉祥寺駅の西側のガードの交差点を南側に少し行って、通り沿いの井の頭公園の反対側のビルの7階にあります。2階のエレベーター・ホールからエレベーターに乗って7階で降りると、オ~ッ、そこはもうお店の中です。

P181 こじんまりとした店内にはテーブルが4個と椅子が10脚くらいあります。カウンター席もありますが、CDとか雑誌が置いてあったような気がしたので座れるかどうかは不明です。tommyさんもご自身のブログ http://ameblo.jp/tommy-tdo/entry-10147905845.html#cbox に今回のことを書いているのですが、このお店、リビング・ルームっていう感じです。

P182_2 tommyさんがすかさずオーディオをチェックして、「スピーカーがカワイイッ!」なんて言いました。私が「ハークネスですよね。」ととんでもない知ったかぶり(汗)。マスターが「バロンです。」と訂正。ついでにJBLのカタログまで見せてくれる気の利きようです。ちなみにハークネスはバックロード・ホーンでもっと大型でした。

これでオーディオ好きの客としてマスターと意気投合。つかみはO.K.(笑) マスターが「オーディオ好きの人は久しぶりに来ました。」と言ってました。そうでしょうね。オーディオ好きの人はなかなかフリー・ジャズは聴きませんよね。

バロンについては上記のtommyさんのブログを参照願います。バロンは、tommyさんのスピーカーと同じJBLのD130ユニットを使ったスピーカー・システムなので、tommyさんはこのサイズとルックスに惚れちゃったようです。わかるな~その気持ち。tommyさん。もし購入を考えられているなら秋葉原のジュピターオーディオ http://www.jupiteraudio.com/ にあるかもしれませんよ。他にもきっと興味をひくようなものがありますよ~(笑)。

P184 コーヒーを注文した後、チャーリー・ヘイデン『ジタン』のレコードをかけてもらいました。う~ん、イイ音です。でもこのヘイデンのベース音がtommyさんの記憶するベース音と異なる印象だったため、tommyさんは帰ったあとに早速研究してしまうのであります。その研究成果はtommyさんのブログ http://ameblo.jp/tommy-tdo/entry-10147934178.html#cbox を参照願います。いや~っ、面白い内容です。

このあたりでお店のオーディオについて説明しましょう。プレーヤー:マイクロのSX-111SV、アーム:サエクの名機WE-407/23、カートリッジ:オルトフォンのMCジュビリー、プリ・アンプ:アキュフェーズのC-280、CDプレーヤー:ワディア16、パワー・アンプ:JBLの名機SE-401、これでスピーカー:JBLバロンを鳴らし、パワー・アンプ:クォードの606A、これでスピーカー:ロジャースのLS3/5Aを鳴らします。

なんとスピーカーはJBLとロジャースを一緒に鳴らしています!潔癖性のオーディオ・ファンなら怒り出しそうです(笑)。バロンとLS3/5Aは全く異なる設計思想のスピーカーなのにそれを一緒に鳴らしちゃうっていうのはある意味アバンギャルドです(笑)。でもパワー・アンプとスピーカーの組み合わせがアメリカとイギリスに統一されているのはさすがです。音はよくブレンドしていて、ひとつのスピーカーの音になっていましたよ。一言で言うと厚くてコシがある音です。

そういえばマスターが「カートリッジがちょっとお店には向いていないんですよ。前に針をまげて青くなりました。」と言っていました。そりゃそうでしょう。このカートリッジ凄く高額ですからね。必ずしも慎重にばかり扱えないお店の営業用には向きません。

P185 次にかけてくれたのが、マスターオススメのミロスラフ・ビトウス『イマージェンス』のレコード。ベース・ソロです。これも良い音で鳴っていました。どうしてヨーロッパのベーシストが弾くとこうも格調高く深い音になるのでしょう。やっぱりクラシックの伝統はここにも息づいているのでしょうね。ビトウスを見直してしましましたよ。そうそう曲が終わったらマスターが拍手を要求(笑)。私達一同拍手!なんておちゃめなマスターなんでしょう。

次にマスターがかけてくれたのが、そろそろボーカルも聴きたいでしょうということでカサンドラ・ウィルソン『ニュー・ムーン・ドーター』。これも輸入レコードというところがミソです。カサンドラの例の姉御ヴォイスがこれまた気持ちよく鳴りました。ロニー・プラキシコのベースも強靭です。雲さんはカサンドラが好きなので喜んでいました。終わったらまた一同拍手(笑)。

P183 忘れずに買いとかなきゃ、コーヒーはとても美味しいです。それから窓からの眺めが素晴しいです。眼下には井の頭公演の緑が広がり、ご覧のとおり遠くまで見渡せます。この眺めをみるだけでも来る価値はありますね。いや、眺めよりもマスターの気さくな人柄とオーディオの音の方に惹かれるものがあります。

P186 次はお店にいた常連さんが持ってきた蜂谷真紀(voice,p)と加藤崇之(ac-g)の『ミクロマクロ ドリーム・ヴィジョン』をかけました。この声に雲さんが鋭く反応。早速CDのジャケットを見せてもらうことに。バップも良いんだけど、こういう開放的でイマジネイティブな音楽も心が広がる感じがしていいものです。

ここのお店はフリー・ジャズのお店っていうイメージなので、ガチガチのフリー・インプロビゼーションものばかりかかるのがと思ったら、上記のごとく非常に柔軟な選曲にセンスの良さを感じました。これはこれで私は凄く気に入りました。

音楽を聴きながら、お店にあったフランスとイタリアのジャズ雑誌を見せてもらいました。デザイナーのtommyさんと編集人でもある雲さんはこれらの雑誌のセンスの良さに感心していました。私もそれには全く同感です。それはデザインだけでなく取り上げるミュージシャンにもあるのです。フランク・ザッパやジミヘンの特集がありつつ、ジャズ・ジャイアンツがあり、今が旬のミュージシャンもフォローしている。このセンス!

ちなみにフランス誌の新譜紹介などは私の好みに近いところを押さえていたのが気に入りました。私が数日前に紹介したE_L_B http://ikki-ikki.cocolog-nifty.com/blog/2008/10/post-51c6.html も紹介されていましたよ。

こういうカッコイイジャズ雑誌が日本にもあって売れればイイんだけどなあ~。ジャズ雑誌=SJ誌な人達はこういう雑誌をどう思うのであろうか?あ~あ、こういう雑誌を買うジャズ・ファンであってほしいなあ~。

ということでそろそろお店を出ることに、とても心地良い時間を過ごすことができました。ここは私の好きなジャズ喫茶の上位にランク・インしました。なので、吉祥寺に来た折には是非また寄らせてもらうことにします。

このお店のマスター泉秀樹さんがミュージックバードの番組「Free Music Archive at Sound Café dzumi」をやっていることは昨日書きました。この番組、お店で見たのと同じように泉さんが小気味良いトークをしています。かける曲は途中で音量が下がりその曲をバックにトークするほうが長いんですよ(笑)。

アシスタントはディレクターの渡邊未帆さんが担当していて、この方がJAZZ TOKYOweb版「Free Music Archive at Sound Café dzumi」 http://www.jazztokyo.com/mb/free_music/v01/v01.html を書いています。昨日放送分が今UPされています。

これって雲さんの「快楽ジャズ通信」のコンセプトとかぶってますよね。要チェックです。

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ジャズ喫茶「ジニアス」へ行きました

これまで記事の「カテゴリー」があまりにも大雑把だったので、もう少し細かく付け直しています。ブログは過去の記事がどんどん流れてしまうので、「カテゴリー」で記事を検索しやすくしておくことも重要ですよね。前からやろうやろうと思っていてやっと今日着手しました。まだ半分程度しかできていませんが、近いうちに全て見直すことができると思います。

さて、今日は先週のCD・レコード・ハントの後に寄った中野新橋のジャズ喫茶「ジニアス」の訪問記を書きます。久々に行きました。

午後7時過ぎにお店に入るとお客さんが誰もいませんでした。連休中日のこの時間じゃ無理もないかもね。まあ、しばらくすると常連さん達が何人かやってきました。いつものごとく緩めの内容のCDがかかっていました。誰がかかっていたか忘れちゃいました(笑)。

夕食もここで食べることにしていたので、いつものエビピラフセットを注文することにしました。マスター自身が作ってくれるところがなんかうれしいんですよね。ここのピラフは添えてあるレタスサラダの量が多目で、ピラフの味も美味しいので、私のお気に入りです。一緒に付いてくるセロリ&ゴマ風味のコンソメスープと糠漬けもおいしいのです。マスターがピラフを作り終え私のところへ配膳してくれた後、いよいよレコードをかけてくれました。

1枚目は、マッコイ・タイナー『ダブル・トリオズ』。日本(DENON)制作です。こんなレコード見たことがありません。タイトルどおり2組のベース&ドラムと演奏しています。どちらのトリオにもパーカッション奏者のスティーヴ・ソーントンが入っていて、上手い味付けをしています。重厚でしつこいマッコイ節がいつになく爽やか目に聴こえたのは、パーカッションによる効果かもしれません。なかなか良いアルバムでしたよ。Amazonで中古品がとんでもない価格で売られています。

2枚目は、ロバート(ボビー)・ワトソンと名前を忘れてしまったベーシストとの双頭バンド。ピアノはマルグリュー・ミラーでドラムがケニー・ワシントンです。ロバート・ワトソンのアルト・サックスは上手いんだけど、深みが足りないんですよね。このレコードは録音がルディ・ヴァンゲルダーなんですが、どうも音にキレがないんですよ。80年代のヴァンゲルダーは模索中だったのか、結構ひどいものがありますよね。内容もイマイチでした。

3枚目は、ジョニー・グリフィン・カルテット84年ベルギーライヴ盤です。ピアニストは誰か忘れましたがベーシストとドラマーは上記アルバムと同じです。さすがにグリフィンはいいですね。音も元気があって聴き応えのあるライヴ演奏でした。これはCD化されているか不明です。見つけたらほしいです。

そうそうマスターが「今日は80年代のやつをかけるからね。普段はなかなかかけられないんでね。」と言ってました。いつものことながら私が行くとマスターの日頃の欲求不満を満たしてあげられるようです。そこにはかけているアルバムを客がちゃんと聴ていない普段の実態があるようです。

80年代はアルバム紹介本が少なくて、ユーロ・ジャズがめちゃくちゃたくさん入ってきていたようなので、私なんかはほとんど知らないレコードばかりです。「ジニアス」の何千枚にも及ぶレコード・ライブラリーの中から、マスターが厳選して聴かせてくれるっていうんですからありがたいじゃありませんか。

4枚目は、全く知らないユーゴのヴァイヴ奏者『ティファニー・ガール』。ジャケットは黒人女性でソウル・ファンク・アルバムな感じなんですが、ゲイリー・バートン系のヴァイブによるさわやかアルバムなんですからビックリ。アルバム・タイトルともミス・マッチなんですよね(笑)。ピアノはケニー・ドリューで内容は如何にもユーロ・ジャズです。なかなか良いアルバムでしたが、ほしいかどうかは微妙です。

5枚目は、フレディー・レッドがリーダービッグ・コンボ。サックスにクリフォード・ジョーダンが入っていました。こんなアルバムがあるんですね~。フレディー・レッドっていうと私は60年代のイメージしか浮かばないんですよね。ホーン・アンサンブルはなかなか気持ち良く鳴っていました。各人のソロも悪くはないのですが、なんか印象が薄いアルバムでした。

途中から来た常連さんは、ジャケットを手に取りしげしげとながめたうえで、お店にあるジャズ批評のバック・ナンバーを引っ張り出して調べたり、マスターに質問したりしていました。調べるほうに夢中でかかっている音は聴いていなさそう。う~ん、見た目と行動でだいたい察しがつくのだが、この人はジャズがわかってませんね(笑)。

P83 6枚目は、ダスコ・ゴイコビッチ『ア・デイ・インオランダ』。このアルバムはブログで前に紹介しています。http://ikki-ikki.cocolog-nifty.com/blog/2008/02/post_b4b1.html を参照願います。このレコードは高いでしょうね。私は80年代のヨーロッパ盤はわざわざオリジナル盤を買おうとは思いません。音質的にはCDで十分だと思っています。私はAmazonで中古CDを入手したのですが、今Amazonのリストにはありませんね。入手困難盤なのかもしれません。

7枚目は、名前もしらないテナー奏者のワンホーン・カルテットで、ピアノがギルド・マホネス、ベースがハービー・ルイス、ドラムがビリー・ヒギンズです。テナー以外は知っている名前です。パブロ・レーベルでした。これまた全く聞いたこともなく、なんと発音して良いのかわからないテナー奏者なのです(笑)。演奏は良かったです。パブロ・レーベルは乱造気味なので、意外とまだ未知なる掘り出し物があるのではないかと思います。

私が「全然知らない人ですけどイイですね。」と言ったら、マスターは「イイでしょ。メンバーもイイしね。」といつものようにニコニコします。こういう知られざるアルバムをかけて悦に入っているマスターがかわいく見えます(笑)。

8枚目は、ジョージ・アダムス、ドン・ピューレン・カルテット見たこともないイタリア盤。やっぱりジャズ喫茶たるもの、同じメンバーでも普通のジャズ・ファンが知らないこういう盤をかけるところに意味があるのです。

普段はこういう選曲ができないのが今の「ジニアス」の営業形態なのです。だからと言って私がしょっちゅう行っていたら、多分マスターもこれほど真剣に選曲していられないと思います。たまに行くから良いのだと思いますよ。

帰りの電車の時間が迫ってきたので、8枚目がかかり始めたところでお店を出ました。2時間半弱、80年代の知られざるジャズ・アルバムを堪能できました。

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下北沢マサコにも行きました。

JBSへ行ったあと、帰りの電車に乗るまでにまだ時間があったので、久しぶりに下北沢のジャズ喫茶「マサコ」へ行くことにしました。数ヶ月ぶりです。

渋谷からは京王井の頭線で下北沢へ向かいます。実は「マサコ」にいた私のお気に入りのカワイイ店員さんはお店をやめてしまいました。その店員さんの優しい笑顔に癒されていた私としてはちょっと寂しいのですが、こればっかりはしょうがないです。

そんなことを思いながらお店に入ると新しい店員さんがいました。なかなかの美人さんではありませんか。でも笑顔がな~い。あくまでクールなのでした。私としては変な作り笑いをされるよりはクールなほうがいいですが、何度か通えば笑顔を見せてくれるのかなあ~?

ちなみに「マサコ」にはいつも女性の店員さんが2人いて、厨房とフロアーを交代で担当しています。ですから今回ももう一人店員さんがいたのですが、その店員さんはたしか2年くらい前からいます。私が勝手にイメージしている下北の劇団員という感じです。なんだかよくわかりませんよね(笑)。

前にも書きましたが「マサコ」の選曲は普通のジャズ喫茶とはちょっと違います。ジャズ名盤がかかったり、サイケなジャズがかかったり、フュージョンがかかったり、スリー・ブラインド・マイスがかかったり、アメリカン・クラーヴェの『アンソロジー』がかかったり、更にSJ誌に掲載されている新譜がかかったりと、もう無手勝流です。中には???なものもありますが、下北沢ならこれが不思議と許せちゃうんですよね。

ここは若い女性の店員さんが選曲しているのですが、私が思うには、マスターや常連さんや長くやっている店員さんやらから入ってくるジャズの情報を駆使して、自分が気に入ったカッコイイと思うものを選曲してかけているのだろうということです。そこで見えてくるものは、先入観などはあまりなく柔軟にジャズを捉えている姿です。

「ジャスとはこれこれだ」なんて囲いこんで聴いている人は、一度「マサコ」に行って頭をリフレッシュしてみることをオススメします。ここの選曲を許せるか許せないかで自分の思考の硬さを試せると思いますよ(笑)。

P149 前回はアルバート・アイラーの『スピリチュアル・ユニティ』がかかって驚いたのですが、今回はオーネット・コールマン&プライム・タイム『トーン・ダイアリング』(1995年、Harmolodic/Verve)がかかりました。こんなのかけるのは私の知る範囲では「マサコ」と「いーぐる」くらいです。

メンバーは、オーネット・コールマン(sax,vln,tp)、パダル・ロイ(tabla,per)、アル・マクダウェル(el-b)、ケン・ウェッセル(g)、デイヴ・ブライアン(kb)、クリス・ローゼンバーグ(g)、ブラッドリー・ジョーンズ(ac-b)、デナード・コールマン(ds)です。

1曲目、オーネットのアルト・サックスが鳴った瞬間から、もうオーネット・ワールドが広がります。緩い8ビートにのって、なんか落着かない浮遊感のあるいつものメロディーがアルトで奏でられていきます。前にブログで紹介したように、私は『オブ・ヒューマン・フィーリングス』を聴いてから、この心地良さに目覚めちゃったのです。なんも考えずにこのメロディーに身を任せましょう。

2曲目はラッパーとの共演です。マイルスが『ドゥー・バップ』でラッパーと共演した時と同じで、バッグがどんなサウンドだろうが、オーネットが一音出せばこれはもうオーネット・ミュージックなのでした。カッコイイ!3曲目はオーネット作の曲なんですが、メキシコ民謡のような曲で多彩なパーカッションの上でオーネットが気持ち良く吹いています。

4曲目はなんと《バッハ・プレリュード》です。出だしは打ち込みドラムの上でギターが例のメロディーを淡々と弾きつつオーネットの登場を今か今かと待ちます。一度休止したあとリズム・マシーン他のバッキングにのってオーネットが颯爽と登場してきます。ここが気持ちいイイんですよ。

これらのアレンジは全てオーネットがやっているんだから、サウンド・クリエーターとしての才能も一流なのでした。出だしの4曲を紹介しましたが前半はポップなものが続きます。後半はちょっとフリー度が増しますがそれはそれでまた面白いと思います。

さて、オーネットのどこが好きかと言うと、開放感のあるサウンドですね。この人がやるとどうしてこれほど開放的なんだろう。

最近「いーぐるnote」 http://8241.teacup.com/unamas/bbs でオーネットにまつわる論議があったり、音楽ジャーナリスト横井一江さんがブログ http://8241.teacup.com/unamas/bbs でオーネットについてコメントしていたりして、ちょっとしたブーム?です。面白いですね。

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渋谷JBSへ行きました。

今日も少し前の話です。例の「いーぐる納涼持込盤大会」の次の日のジャズ歩きのお話。

前日は打上げに参加したので東京に宿泊しました。朝起きるとあいにくの小雨模様です。午後に渋谷の黒人大衆音楽喫茶「JBS」でtommyさんとお会いする約束をしていたので、新宿ディスクユニオンのジャズ館を覗いてから行くことにしました。そこで買ったものは前にブログに書きました。http://ikki-ikki.cocolog-nifty.com/blog/2008/08/post_4c78.html

新宿で昼食を食べたあと渋谷へ向かいました。待ち合わせの時間までに少し時間があったので、渋谷ディスクユニオンのジャズ/レア・グルーヴ館を覗いてみました。時間がある限りCD/レコード屋さんをチェックするという習性には我ながら呆れてしまいます(笑)。特にほしいものも見つからず待ち合わせ時間が近づいてきたのでお店を出ることにしました。

「JBS」近くの道玄坂5差路へ向かおうとして、そっち方面へ歩いて行ったのですが、なかなか近づく感じがしないのです。待ち合わせ時間が迫ってきたのであせりつつも、得意の方位感をたよりに歩いてなんとか辿り着きました。どうも最初にイメージしていた位置関係が間違っていたようです。

tommyさんに到着のTELをして、お店に入ろうとしたらドアに鍵がかかっています。入り口の小さな窓から中を覗くと明かりは点いているのですが、レコードはかかっていないようです。???と戸惑うこと約1分。

お店の奥にマスターの姿がっ!ドア越しに「すいませ~ん」と叫ぶと、ドアのところにマスターが近づいてきて「2時開店です」と一言、私は慌てて腕時計を見ました。まだ2時前でした・・・(汗)。私「すいません!待ちます」と、恥ずかしい・・・。お店が2時開店だということを知りませんでした。トホホ。

しばし待つと、マスターはレコードをかけた後、ドア左側のお店のロゴマークに明かりを点け(これがオープンの印だったんですね)、ドアの鍵を開けてくれました。いや~なんとも気まずい空気です。私は中に入って椅子に腰掛け、マスターが所要をすませたところでコーヒーを注文。tommyさんが来るのを待ちました。

かかっていたのはenjaレーベルのマックス・ローチのレコード(名前忘れ)、見た事もないレコードです。でも、いい演奏なんですよコレがっ!ほしくなりました。でも家でこれほど気持ち良く鳴るかどうかは疑問です。聴きながらスピーカーのあたりをチェックして音の秘密を探ることにしました。

スピーカーを支えるインシュレーターは前中央に1個と後ろ両側に2個の計3つです。スピーカーを乗せてあるレコード・ラックは後ろの壁から結構離れているんですね。なるほどこのスピーカー配置が豊かに鳴る秘密のようです。古いスピーカーはボックスを鳴らしているのでそれを止めないようにしつつ、後ろに放射された音もうまく利用しているんですね。

そんなことをしているとコーヒーが出てきました。オオッ!今回はガラスのコーヒー・カップに入っているではありませんかっ、オシャレ!コーヒーは相変わらずの美味しさです。そこへtommyさんが入ってきました。tommyさんのお店「スコット・ラファロ」のことやベースの先生池田芳雄さんのことなどを楽しく話しました。

話が楽しすぎたので、今回はかかったレコードはあまりチェックできませんでした。今回も全てジャズがかかったのですが、真っ黒けなやつだけでなく夏らしくトロピカルなやつもかかりました。それにしても自宅ではイマイチ音が薄い80年代のランドマーク・レーベルのレコードとかが濃く鳴るんだから大したものです。

2時間くらいtommyさんと話して外へ出ると雨がかなり降っていました。バイクできたtommyさんには大変申し訳なかったです。その上おごっていただいちゃったのだから、どうもありがとうございました。とても楽しかったです。

そうそう、渋谷と言えばレコード店「disklandJARO」があるのですが、行くと店主のペースに乗せられて高いオリジナル盤を買いたくなっちゃうし、今回はもう何枚かレコードとCDを買っているということで、涙を飲んで「JARO」には寄らずに帰ることにしました。たまにはJAROの店主とお話したかったんですけどガマンガマン!

そう言えばもう9月だから「JARO」の通販リストが届く頃ですよ。楽しみです!

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ジャズ喫茶「アローン」

「アローン」と言えばもう一つ想い出があります。今から約25年前、私が大学生だった頃にまだジャズ喫茶だった「アローン」に一度だけ行ったことがありました。

おしゃべり禁止のジャズ喫茶ということで緊張してお店に入ったような記憶がありますが、お店の中の様子はほとんど記憶していません。日曜日に行った時スピーカーがJBLのL101だというのがわかったのですが、あの古びた感じからして25年前も同じスピーカーを使っていたのかもしれません。

さて、その時4枚くらいアルバムを聴いたと思うのですが、記憶しているのはエリック・ゲイルの『イン・ザ・シェイド・オブ・ア・ツリー』とバリー・ハリスの『プレイズ・タッド・ダメロン』だけです。『イン・ザ・シェイド・オブ・ア・ツリー』はジャケットが妙に印象に残っていました。

『プレイズ・タッド・ダメロン』は凄く気に入って、すぐに「サンリン」で買いました。買ったのは「アローン」で聴いたものとはジャケットが違う廉価盤(\1,800)です。買って聴いて、お店でかかっていたのはB面であることがわかりました。今日はそれを紹介します。

P107 バリー・ハリス『プレイズ・タッド・ダメロン』(1975年rec. XANADU)。メンバーは、バリー・ハリス(p)、ジーン・テイラー(b)、リロイ・ウィリアムズ(ds)です。今持っているものは当時買ったものです。ちなみにハリスはパウエル派のピアニストですが、よりポピュラリティーのあるピアノを弾く人です。

B面1曲目「「キャスバ」のエキゾチックなメロディーにまず惚れました。ジーン・テイラーのウォーキング・ベースとリロイ・ウィリアムズのブラシによるドラミングが作り出す快適なスイングの上で、ハリスが哀愁メロディーのバップ・フレーズをグングン進めていくのです。気持ちイイ。

2曲目「イフ・ユー・クッド・シー・ミー・ナウ」におけるバラッド・プレイはコクのあるフレーズが説得力を持って胸に響きます。3曲目「ザ・グッド・ウォーク」は「歩く」というより、ジョギングと言う感じのアップ・テンポで軽快に演奏しています。テイラーのウォーキング・ベースがやっぱり気持ちいいですね。

4曲目「アワー・デライト」もアップ・テンポでグイグイ進め、気持ちよいフレーズが次々と出てきます。ドラムは終始ブラシと言うのが珍しい感じがします。通して聴くとタッド・ダメロンの曲の良さが印象に残ります。このアルバムを聴くと、良い曲だとアドリブも良いフレーズが出るというのがわかりますね。

A面も良い曲揃いなのですが、やっぱり私は「キャスバ」で始まるB面が好きです。

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ジャズ喫茶「ジニアス」レポート

久しぶりに中野新橋のジャズ喫茶「ジニアス」へ行ってきました。日曜日に行ったのですが、ここは時々日曜日がお休みになってしまう場合があるのでちょっと注意が必要です。

お店に入ると奥の席に団体さんがいたり、時々見かける常連さんがいたりと賑やかでした。まあいつものことですが、無難なピアノ・トリオのCDがかかっていました。ピート・マリンベルニのやつでした

エビピラフとコーヒーのセットを大盛りで注文して、さて今日は何をかけてくれるんでしょう? ここのエビピラフはレタスのサラダをたくさん盛り付けてあってなかなか美味しいんですよ。セロリ風味コンソメスープと漬物(糠漬け)も付きます。糠漬けっていうのがJAZZ?(笑)

きましたきました。1枚目は、ジーン・アモンズとドド・マーマローサ『ジャグ&ドド』。どうということもないジャスなんだけど、アモンズのテナーとマーマローサのピアノがなんともいい味を出しているんですよね。ジャズ喫茶という空間で聴くと嵌るんだよなあ~これが!

2枚目は、ルネ・グスタフソン(g)とズート・シムズのやつ(タイトル失念)、ジョン(バッキー?)・ピザレリも参加した、ピアノレス・クインテットです。ギターの柔らかいサウンドとズートのテナーが極上のマッチングでした。こんなアルバムがあるんですね~。これは良かったです。入手したいんですがCD化されていないだろうなあ。

3枚目は、エリック・クロス『イン・ザ・ランド・オブ・ジャイアント』。ブッカー・アービンやジャッキー・バイアードが参加しています。このメンバーですから分かる人には分かると思いますが、濃いです!熱いです!黒いです!クロスとアービンがブリブリ吹いてます。私はバイアードがイマイチだと思いましたね。

マスターは「最初はチック・コリアが参加した軽めのやつがかかったんだけど、だんだんこっちの方がかるようになった」と言ってました。当時のジャズ喫茶ではこっちの熱・黒路線のほうが受けたんでしょうね。当時のジャズ喫茶を知らない私は、こういう話を聞けるのがうれしいんですよね。

4曲目は、『リチャード・カミューカ・カルテット』(1976年)リチャード・カミューカ=リッチー・カミューカなんでしょうか?ご存知の方いましたら教えて下さい。マンデル・ロウ(g)、モンティ・バドウィック(b)、ドラムス(名前失念)とのカルテットです。カミューカのテナーがおおらかに朗々と歌って気持ちイイッ!ロウのギターがまた洒落たバッキングとソロでうまいんですよ。西海岸サウンドだよな~。

マスター曰く「これなかなかイイでしょ。これは探している人もいるんですよっ。」と、探している人がいるくらいだからレア盤なんでしょうね。私もこれはほしいですもん。

この辺りで奥の席にいた団体さんが帰りました。

5曲目は、クラーク=ボラーン・ビッグ・バンド『ラテン・ランドスケープ』(記憶が微妙)。このビッグ・バンドはどれも快適な演奏なんですよ。なにしろメンバーがつわものぞろいですからね。グルーヴするリズムと洒落たアレンジの妙。

私が前にリクエストしてからマスターがよくかけてくれるんですよね。私が「クラーク=ボラーン・ビッグ・バンドのアルバムはたくさんあるんですね。」と言ったら、マスターは「このレーベルだけでも4枚あるよ。」と言ってました。

さっき団体さんが帰ったこともあるのかこの曲の途中から音量を少しUPしてくれました。そうそう、マスターは手が空くとレジの後ろの椅子に座って一緒に聴いています。やっぱ好きなんだよな~、マスター!

P84 6曲目は、ピート・ラロッカ『バスラ』。ご存知ジョーヘンのスモーキー・ブリブリ・テナーが満喫できるやつです。バックでは、スティーブ・キューンのピアノ、スティーブ・スワローのベース、ラロッカのドラムが熱い鉄壁の演奏をカマシます。ハードでガッツがあり、やっぱジャズはこれだよっ!と納得の1枚です。ちなみにオリジナル・ステレオ盤でした。

私が「バスラ、イイですよねっ」と言ったら、マスターは「メンバーがイイよねっ。当時は良いメロディーの曲があるB面をほうをよくかけたんだよ」と言ってました。ちなみにここでかかったのはA面のほうです。やっぱりA面はハード・タッチな曲が続くのでちょっと敬遠されたのかな? マスターもこのアルバム、椅子に座ってじっくり聴いていましたよ。

6曲目はアラン・ブロードベン『アナザー・タイム』。バスラの次なんでちょっとクールダウンという感じでしょうか?これは「レア本」にも出ているマニア垂涎のヨーロピアン・ピアノ・トリオですよね。特に説明不要。

そろそろ帰りの時間が迫ってきたのでこのアルバムの途中で帰ることにしました。途中でビールを追加注文して2時間半、食べて飲んで聴いて、今回もいろいろなアルバムが楽しめました。

ところで、前にもブログに書きましたが、私のように聴いてくれる人がいないとこの手のやつはなかなかかけられないんだとか。特に『バスラ』なんかは普段絶対かけていないと思います。だから、私はマスターがこの手のやつがかけられるようにお店に行くんです。マスターの欲求をたまにはかなえてあげたい!(笑)

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また渋谷の喫茶店「JBS」へ行きました。

また渋谷の喫茶店「JBS」へ行ってきました。今回はこのお店を教えてもらった皆さんと一緒に行きました。またこのネタかよって、スイマセン!

お店に入ってビックリ!某ジャズ喫茶の店員さんがいたからです。軽いご挨拶の会話をしただけですが、いつものカワイイ笑顔が見られたので幸せです(笑)。

さて、今回は皆さんとお話しをしながらかかったレコードを聴いていたのですが、結構押し出しの強いクッキリした音にもかかわらず、会話の邪魔にならなくてかつレコードの音もよく聴きとれるということがわかりました。多分ボリューム設定が絶妙なんでしょうね。グレイト!

使っているパワー・アンプがわかりました。マッキントッシュの比較的新しいトランジスタ・アンプでした。前回来た時はその音かから勝手に真空管式だと思ったのですが違っていました。

古めのMMカートリッジ(機種は未確認)にプレーヤー:トーレンスTD-124+SME3009、レビンソンのLNP-2Lプリ、マッキンのトランジスタ・パワー、アルテックのカーメルというバラバラな時代・メーカーのオーディオ機器を黒く鳴らすそのテクニックとセンスはかなりのものです。

今回の選曲は以下のとおり

●ハービー・ハンコック『ザ・プリズナー』。 お店に入ったらかかっていました。ジョーヘンtsが入っている黒い1枚。1969年録音。この後ハンコックはファンク路線へ突き進むのであります。
●タイトル未確認。黒い!
●デクスター・ゴードン『ア・デイ・イン・コペンハーゲン』。 スライド・ハンプトンtb、ディジー・リースtp参加。デクスターも黒いね~。
●スライド・ハンプトン『ルーツ』。 あれ前回も含めてスライド・ハンプトン率が高いぞ! ブログで取り上げた『ライフ・ミュージック』が好きなんだけど、次はリクエストしてみようかしら。
●クリフォード・ジョーダン(ts)&ザ・マジック・トライアングル『ザ・ハイエスト・マウンテン』。 これ前回もかかりましたよ。マスター! まあ堅いこと言いっこなしです(笑)。

P60 こちらは私所有のクリフォード・ジョーダン『ファーム・ルーツ』(1975年rec. SteepleChase)です。メンバーは、クリフォード・ジョーダン(ts,fl)、ザ・マジック・トライアングル:シダー・ウォルトン(p)、サム・ジョーンズ(b)、ビリー・ヒギンズ(ds)です。ある意味この頃の定番メンバー。

これは「いーぐる」後藤さん著「ジャズ・レーベル完全入門」を見て購入しました。私は一度ディスクユニオンで状態「A」盤を買ったのですが、プチノイズが多かったので買いなおしました。これはセンター・レーベルが金色のオーディオファイル・エディションです。

ジョーダンが少しかすれた渋い音でちょっとうねったフレーズを吹くのが気持ち良いんです。珍しく1曲だけフルートで演奏していますが、リーブマンに通じるスピリチュアル系ですね。ウォルトンのピアノが程よい黒さとコクで相性ピッタリです。私はウォルトン作「ヴォイセス・ディープ・ウィズイン・ミー」がミディアム・バウンスの佳曲で好きですね。

話は盛り上がったし、音はイイし、コーヒーは美味いし、楽しかったなあ~。

それから今回一緒に行った皆さんとは「マスターとお話厳禁!」てことになりました。だってマスターにはミステリアスなままでいてほしいんだもん!

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渋谷のJBSへ行きました。

いろいろ書くことが多かったため書くのが遅れていましたが、5月31日に行ってきた渋谷の喫茶店「JBS」(ジャズ、ブルース、ソウルの略)についてレポートします。

tommyさんと雲さんからお店の話を聞いて是非行ってみたいと思ってました。ビルの2階、ウッディーなドアをあけるとそこはレコード保管庫です(笑)。入口側の壁を除いた3面の壁にレコード棚が作りつけられていて、物凄い枚数のレコードが収められています。壁とレコード棚が木なのでログハウスのような内装ですね。

入口を入って左側にカウンターがあり6席くらい、右側にテーブルが2個くらいあって4席くらいあります。中央は空きスペースがあるので店内はゆったりしています。天井はむき出しのコンクリートで倉庫風、そこから笠の付いた裸電球が8個くらい下がっていて、程よい暗さの落着いた雰囲気を作っています。カウンターの一部はレコード置き場とかし、20枚くらいづつ2山積んでありました。

奥の壁のレコード棚は3段でその上にアルテックのスピーカー「カーメル」が置かれています。レコード・プレーヤーはトーレンスTD-124が2台、プリアンプは何と!伝説の名機マークレビンソンのLNP-2Lです。パワー・アンプは多分真空管?レコード棚には予備の真空管も置いてありました。

黒いジャズが合うそのサウンドは「コクがあるのにキレがある」あのビールのコピーのような感じです。イイ音ですよ!ただしスピーカーが古いタイプのものなので、今時のシンセ系の低音が入ったソースは合わないと思います。CDが出る以前のレコードを鳴らしているのだからこれで良いのです。

お店の説明はこれくらいにしてっと、実はマスターが個性的な方なのです。お店に入ったっ時マスターは黙ったままでした。これは無愛想ということではなく、店内で聴いているお客さんにゆっくり聴いてもらいたいとの配慮からではないかと思います。そんな感じですからこのお店はおしゃべりするより黙って聴くのがカッコイイと思います。

それからメニューがありません(笑)!私は無難にコーヒーを注文しました。話には聞いていましたがとても丁寧に淹れてくれます。まずコーヒー豆を挽くことから始まりました。ドリップの濾紙をお湯で湿した後、挽いたコーヒー豆を入れて、お湯を1滴1滴そっと入れながら豆を蒸らします。しばらく蒸らしてからお湯を少しずつ注いで出来上がり。
(注)マスターはコーヒーを淹れながら音に合わせて時々体をかるくゆすっていました。ファンキー!

コーヒーカップはシルバーの厚手の金属製なのが異色ですがとっても良い感じです。コーヒーは濃厚でまろやかですごくおいしい! 私がこれまでに行ったジャズ喫茶の中で一番おいしいと思いました。なんと値段が¥500!渋谷でこんなに安くていいの?

コーヒーを淹れてくれるのを待つ間、私が持っていたジャズ本を読んでいたら、コーヒーを出した後にマスターがその本を興味深げにのぞいていました。そうそうお店に入った時はソニー・レッドのレコード(タイトル未確認)がかかっていました。そのレコードが終り、次は何がかかるかな~と思っていたら、サム・ジョーンズでした。

マスターが私の読んでいたジャズ本を見て、「こいつジャズ聴くのか。それならオレがイイジャズを教えてやろうじゃないか。」と思ったかどうかは知りませんが、そこから熱い濃いジャスがかかり続けるのでした。ではそのラインナップを。

●サム・ジョーンズ(b)のアルバム(タイトル失念)。フロントは、ブルー・ミッチェル(tp)、スライド・ハンプトン(tb)、ボブ・バーグ(ts)です。このメンバー見ればわかりますよね。
●クリフォード・ジョーダン(ts)&ザ・マジック・トライアングル『ザ・ハイエスト・マウンテン』。
●ビリー・ヒギンズ(ds)『ワンス・モア』。テナーはボブ・バーグ。熱い!
●エディ・ハリス(as)『ザ・イン・サウンド』。
●ジョー・ヘンダーソン(ts)『ザ・キッカー』。

P58 どうです。同じような感じの熱い濃いジャズばかり、私としては大満足なのでした。
写真はジョー・ヘンダーソン『ザ・キッカー』。私のはOJC盤ですが、お店でかかったのは当然オリジナル盤でした。


お店に入った時先客が1人いました。私よりちょっと上の感じのオジサマです。チラ見すると聴きながら少し体をゆすっているではありませんか。そうくるか!「私だってノリはいいんだよっ」と少しノリながら聴くことにしました。

マスターはというと、レコードがかかっている間はカウンタの入口側の流しがある奥まったところ(つまりスピーカーから一番離れたところ)で、私達の様子をうかがいながら音にのって体をゆすって聴いているのでした。別に私はマスターの様子をガン見したわけではなく、視野の端で感じていただけです。

次にかけるレコードは早めに選んで空いている方のプレーヤーにセットされます。レコードが終わりに近づくとマスターはおもむろにプレーヤーのところに行き、レコードをかけかえてかけ終わったレコードを丁寧にクリーナーで掃除してからジャケットへしまいます。レコード管理は完璧です。さすがはレコード保管庫の番人(笑)!

途中で先客が帰ってしまったので、お店の中は私とマスターの2人だけになってしまい、ノリノリ度は少々UPしてしまいました。はたから見れば変なオジサンの図。その後お客さんが2人入ってきたので、異常事態は解除されるのでした(笑)。

途中でバーボンの水割りを注文したのですが、これも¥500!ホントにこんなに安くていいのでしょうか?心配になってきました。 結局2時間弱お店にいました。帰りにお金を払った時「ありがとうございました。」と控えめな声で丁寧に言ってくれました。

いい音。おいしいコーヒー。個性的なマスター。シックなインテリア。とてもきれいなトイレ。お気に入りのお店がまた1軒増えてしまいました。また行こう!
長文失礼致しました。写真もなくってゴメンナサイ!

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tommyさんのお話など

P49 「ジャズ選曲指南」蒐集完了パーティはtommyさん http://ameblo.jp/tommy-tdo/ の発案だと書きましたが、tommyさんと知り合ったのは2月11日の「いーぐる」後藤さんのブログ上でした。tommyさんも「ジャズ選曲指南」の蒐集をしていると言うのです。同じことをやっている方がいると知って私はその時とても嬉しかったなあ~。それに蒐集については私のほうが先輩ですから威張れる(笑)。

その時点でtommyさんは蒐集を始めてから1ヶ月あまりで既に残り15枚、私は始めてから3年少々で残り2枚でした。 tommyさんの情熱恐るべし! その時のやりとりの中で、「いーぐる」で講演をしたり「ジャズ批評」にレビューを書いていた八田真行さんの情報 http://www.mhatta.org/wiki/wiki.cgi?page=%A1%D8%A5%B8%A5%E3%A5%BA%C1%AA%B6%CA%BB%D8%C6%EE%A1%D9%CA%E4%B0%E4 (この情報については2006年11月にUPされたようです)も得られ、私は残り2枚のうちの1枚を入手できることになりました。

その後2月末には「いーぐる」の連続特集でご本人とお会いし、情報を交換しながら蒐集をすすめることになるのです。そして私の最後の1枚がAmazonで予約できるようになったことを教えてくれたのもtommyさんでした。

蒐集完了前にtommyさんと知り合えたのはラッキーでした。3ヶ月少々の間ですが対抗意識ももちながら情報交換するのはとても楽しかったです。もちろんtommyさんのお人柄あってこその楽しさなのですが。tommyさんに知り合えなかったら、きっと1人寂しく蒐集完了していただろうなあ~。
そうそうtommyさんはと言えば残り枚、かなり難関なものが残っています。早く見つかるといいですね!

話変わって、蒐集完了パーティーの時に「いーぐる」でかかったアルバムを紹介しておきます。忘れたものがあることや順序がおかしいかもしれませんが雰囲気を知ってほしいのです。

●ビル・エバンス『ワルツ・フォー・デビー』 : お店に入った時にかかっていました。こんなベタなものもかかります。
●『アル・ヘイグ・トリオ』 : 後藤さんが来る前、雲さん、tommyさんとの話しの中で雲さんがリクエストしたもの。こういうものもちゃんとあります。
●コートニー・パインのCD(タイトル忘れ) : こういうのもかかるんですよ。
●『サンジェルマンのジャズ・メッセンジャーズvol.2』 : vol.2というのがミソ。
●ドン・チェリー『ホーム・ボーイ・シスター・アウト』 : 私これを探しているのですがありません。初めて聴いたのですが絶対ほしくなりました。
●ジャッキー・マクリーンのブルーノート盤の知らないやつ : こういう選曲が深い。
●『ミルト・ジャクソン・カルテット』 : これは渋い。私は好きなアルバムです。

P50 とまあこんな具合に新旧いろいろなアルバムがかかるわけで飽きません。基本はハード・バップで難解なものはかかりません。まあ、夜のバータイムだからということもあると思いますが、昼間の喫茶タイムが急に難解になるということはないと思います。

後藤さんは一緒にパーティーをしてくれたのですが、仕事中だからということでワインもあまり飲まないで、私達にワインをついでくれたり、食器を下げたり、お店の様子を見たりと、その気遣いはさすがだと思いました。こうでないと長くお店は続けられないですよね。やっぱり!

金曜日の夜ということでお店は混んでいました。2次会の団体さんなんかもいました。実は私、向こう側にいた客の様子に興味がありました。なぜかって?ご想像にお任せします。

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祝!「ジャズ選曲指南」蒐集完了パーティー

P49 5月30日の夜、ジャズ喫茶「いーぐる」のマスター後藤さん著「ジャズ選曲指南」に掲載したアルバムの蒐集完了パーティーを「いーぐる」にて開いていただきました。蒐集完了とは言うものの、実は最後の1枚『パー”テキサス”ヨハンソン』はAmazonに予約中で、6/3~5発売なのでまだ手元にはなく、少々フライングでのパーティーとなりました。

このパーティーは、私と同じく「ジャズ選曲指南」のアルバム蒐集をしていて「いーぐる」後藤さんをとおして知り合ったtommyさん http://ameblo.jp/tommy-tdo/ の発案によるもので、tommyさんのお友達であるジャズライターの高野雲さん http://ameblo.jp/jazzy-life/ にも賛同いただき、「いーぐる」後藤さん http://www.02.246.ne.jp/~unamas/eagle.html にもパーティを快く了解していただいて実現しました。

皆さんに感謝感謝です。

雲さんに企画していただいた「PCMジャズ喫茶」の公開収録(後ほどブログで紹介)を、雲さんとtommyさんと私の3人で見た後、四谷「いーぐる」へ向かいました。 後藤さんは後ほど来るとのことだったので、まずは3人でビールで乾杯! ジャズ談義で盛り上がっていると後藤さんがお店に来ました。

そこでプチ・サプライズが、「ジャズ選曲指南」編集者の河野さんを紹介されました。このパーティーのために後藤さんが招いてくれたのです。河野さんお忙しいところ本当にありがとうございました

P47 まずは蒐集完了ということであらかじめ作っておいたレポートを提出。このレポートというのは、蒐集したものを写真に撮って盤の種類を付記して並べたものです。まあ写真のとおりのお粗末なものなんですが、せめてこのくらいはしないと後藤さんに失礼ですからね。そこで後藤さんから記念に一筆いただくことになりました。

P48 レポートの最終ページに「認定」をいただきました。『パー”テキサス”ヨハンソン』がまだありませんが、今週中には入手できるので写真を撮って切り張りする予定です。 さらに「ジャズ選曲指南」の見開きにもサインしていただきました。これらは私にとって「お宝」です。後世に語り継がれることになるでしょう(笑)。

P46 これを集めようと思ってから完了するまで3年半かかりました。掲載されているアルバムはわずか120枚なのですがこれがくせもので、輸入盤しかないCD、未CD化の日本制作廃盤、多分世界未CD化の輸入盤、自主制作CDなど入手困難盤が十数枚あるのです。

後藤さんが前に書いた本に掲載されたアルバムとのダブりを避けたため、ちょっと変わった選曲になっているとのことですが、これは「いーぐる」では日常的にかかっているものばかりです。 ジャズ喫茶の選曲って奥深い!そして市場とはあまりリンクしていないということを実感。

さて「認定」作業が済んだところで、後藤さんに出していただいたワインを片手に5人で乾杯!美味しさひとしおです。

その後はいろいろお話したのですが、後藤さんが聴いたオーディオ評論家のオーディオ装置の話で盛り上がりました。長岡鉄男さんと柳沢功力さんのところの音がとにかく凄かったそうで、後藤さんはこれぞプロのオーディオの音だと思って、以来そこまで音を突き詰めることをあきらめたそうです。

後藤さんの好みの音はどちらかと言えば柳沢さんのほうだったとのこと、何が凄いかといえば、スピーカー・ユニットや駆動するアンプはばらばらのメーカーのものを使ったマルチ・スピーカー、マルチ・アンプ装置(オーディオ好きならご存知と思います)でありながら、スピーカー・ユニット固有の音が全く聞こえなかったということだそうです。

今や音をまとめるのが難し過ぎてほとんどの人が諦めたマルチ・スピーカー、マルチ・アンプ装置を完璧に鳴らしているということですよ!オーディオ好きならこれが意味することの凄さはわかると思います。

後藤さんもJBL4344Ⅱの下にしく無酸素銅3枚重ね+皮に至るまでの試行錯誤他いろいろ調整に苦労しているが、柳沢さんの装置の調整はそんな生易しいものではないだろうと言うことです。本当にそのとおりだと思います。私も聴きたいよ~! 反対に音がダメだった方の話もしましたがここではご勘弁を。

その後、芸能化傾向にある最近の女性ジャズ・ミュージシャンに関する冗談めいた企画話などを真面目に話して?終了。お店は既に閉店して後藤さんは明日の特集の準備も始めていました。

皆様本当にありがとうございました。

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ジャズ喫茶「メグ」

先日の「ブルーノート廃盤セール」の後、吉祥寺のジャズ喫茶「メグ」に行ってきました。

ここは皆さんご存知のとおり、昼は喫茶店として営業していて、夜はライブまたはイベントを行っています。 ライブは一度だけ「矢野沙織」を見に行きました。喫茶の時間帯に行くのは今回が3回目です。一番最初に喫茶時間に行った時はライブが始まる少し前の時間だったので、お店には短い時間しかいられませんでした。当時は何時からライブの時間帯になるのかよく知らなかったのです。

前回は平日に行ったのですが、お客さんは少なかったですね。CDのかけ方も決まったやり方は無いみたいで、その時担当の店員さんにお任せみたいですね。ジョニー・グリフィンの「ザ・ケリー・ダンサーズ」をかけたんですが、店員さんのお気に入りなのか全曲かけたので、聴いているほうは飽きてしまいました。その後ポール・モチアンの「オン・ブロードウェイVol.1」がかかって、これは気にいったので後日CDを買いました。

さて今回なのですが、1時半頃行ったらお店にはお客さんが誰もいませんでした。私一人の貸切状態です。スピーカー正面の一番良い席に座れました。でもしばらくするとぞくぞくとお客さんが入ってきました。 その間マイルスの「ラウンド・アバウト・ミッドナイト」のCDがかかっていました。店員さんがライブの予定表を配ってくれたりしてなかなか商売熱心です。 さて「ラウンド・アバウト・ミッドナイト」が終わったところで、店員さんがお客さんに「お持ちのCDをかけますよ。ここのシステムで聴いてみて下さい。」と声をかけました。そこで何人かのお客さんが手持ちのCDを店員さんに渡しました。

P24 最初にかかったCDは、クラシック調のピアノから入りストリングスをバックにサブトーン艶かしいテナー・サックスと低くファットなベースが印象的なバラード曲でした。「メグ」のお客さんのCDだけあってサブトーンときましたか・・・。それにしてもベースが良い音だなあ。これイイよな~。なんだろうこのCD?とジャケットを見たのだけれど暗くてよくわからない。 しばらく聴いてこれやっぱ買いでしょっ!ともう一度ジャケットを見ると、チャーリー・ヘイデンの「ノクターン」じゃないですか・・・。なるほどベースが良い音なわけです。それにこのCDを私持っています。最近全然聴いていないので内容をまるっきり忘れてしまっていたようです。情けない・・・。それに前に聴いた時は何かいまいちピントこなかったんですよね。でも今回はこのアルバムの良さがあらためてわかりました。

そのCDがかかっている間、店員さんがそのCDを渡したお客さんに「このスピーカー良い音でしょう?300万円なんですよ。いろいろやってここまで鳴るようになったんですよ。プリがFMアコースティックで、パワーがオーディオコアで、CDプレーヤーがワディアで・・・。他でアバンギャルドを聴いたんですけど、ここまで鳴らしているところはありません。」などなど、オーディオを自慢しているのです。お客さんのほうもオーディオ目当てに来ていたようなので良いと思いますが、ある程度事情が分かる私としては、その会話は何ともミーハーな感じがしました。

寺島さんの本などに最近はオーディオ目当てのお客さんが増えたとは書いてありましたが、こんな感じになってしまっていたんですね。そう言えば前回来た時も会計をしてもらっている時に店員さんとちょっと話をしたら、「お好きなCDを持って来ていただければおかけしますよ。」と言っていました。「メグ」は、お店の選曲で良いジャズを聴かせるというスタイルだけではなく、お店のオーディオでお客さんお気に入りのジャズを聴いて下さいというスタイルでも営業しているようです。

自分のお気に入りのCDを「メグ」のオーディオで聴くというのは楽しいとは思いますが、それは(ジャズ)オーディオ・ファンが思うことであって、ジャズ・ファンはあまり興味がないと思います。それに(ジャズ)オーディオ・ファンだって何度も「メグ」で聴こうとは思わないでしょ。だってオーディオ・ファンは自分のシステムを良い音で鳴らすのが目的であって、「メグ」で聴くのはあくまで参考にということだから、何度も聴きに行こうとは思わないんじゃないかなあ?

「メグ」のオーディオは確かに良い音です。私もこういう音は好きです。ただ古い録音よりは新しい録音を良くならすようにセッティングされていると思います。それにあれだけ高額な機器を使っているのだから、あれくらいは鳴って当然という感じもします。 私としてはジャズ喫茶にはジャス喫茶ならではの気の利いたジャズを聴かせてもらいたいので、「メグ」はちょっと魅力に乏しいです。もちろんこれは喫茶店営業の時間についのことです。

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レコード屋巡りの後

ディスクユニオン御茶ノ水ジャズ館でレコード屋巡りを終えたのですが、その後お茶の水で夕飯を食べ、帰りの電車に乗るまでの時間は高田馬場のジャズ喫茶「マイルストーン」で時間を過ごすことにしました。

「マイルストーン」には久しぶりに行きました。今回は既に充分レコードを買ったので、売っているレコード棚は見ないことにしました。見ると必ず買いたくなってしまいますからね。お店に入った時にかかっていたのはピアノ・トリオのCDでした。良い感じでしたが特にチェックはしませんでした。次にかかったのはジョン・コルトレーンの「ソウルトレーン」の多分オリジナル盤、B面がかかりました。やっぱりいい音だなあ~。盤もほとんど傷なしです。羨ましい限りです。

お店ではいつも置いてある(売っている)古本を手にとってパラパラ読んでいます。今回はジャズ批評の「ピアノ・トリオ最前線」と「続・ピアノ・トリオ最前線」を読みました。この本にのっているピアノ・トリオ・アルバムは半分くらいは持っているので、批評文の内容が分かってなかなか面白かったです。これらの本はもちろん買うことができます。

「ソウルトレーン」のあとはシャーリー・ホーンの「オール・ナイト・ロング」(レコード)がかかりました。実は私、シャーリー・ホーンは初めて聴いたのですが、自身のピアノ・トリオでの弾き語りは良いですね。ディナ・デローズを聴いてからこの手のボーカルものに興味を持てるようになりました。Amazonを検索したらCDがあったのでいづれ買おうと思います。

電車の発車時刻までにあまり時間がなかったので1時間弱でお店を出ることになり、寺島さんの「情熱的JAZZコレクション」を買って帰ることにしました。いつも何がしか買って帰るからなのか、マスターは「いつもありがとうね。」「またよろしくね。」と丁寧に頭を下げてくれるのでした。私は「ごちそうさまでした。」と言いつつちょっと恥ずかしいような感じになるのでした。

以上でやっとレコード屋巡りの1日はおしまいです。お付き合いいただきありがとうございました。

昨日紹介したアルバムの詳細を補足しておきます。

P17 まずはイェスパー・シローの「スインギン’・フレンズ」(1980年rec. STORYVILLE)。メンバーは、イェスパー・シロー(ts)、ケニー・ドリュー(p)、マッズ・ビンディング(b)、ビリー・ハート(ds)です。ワンホーン・カルテットによる王道ハードバップですね。イェスパー・シローの堂々としたテナーが聴けます。私の大好きな曲「ウェーブ」が入っています。ドリュー以下のリズム隊も文句ありません。特にドリューのピアノがいいなあ。この人ってあんまりはずれの演奏がない人ですね。

P18 次はピーター・キングの「ブラザー・バーナード」(1988年rec. Miles Music)です。メンバーは、ピーター・キング(as)、アラン・スキドモア(ts)、ガイ・バーカー(tp)、ジョン・ホーラー(p)、デイブ・グリーン(b)、トニー・レビン(ds)です。A面はワンホーン・カルテットによる、B面はアラン・スキドモアを加えたクインテットと更にガイ・バーカーも加えたセクステットによる演奏です。イギリスの精鋭によるこちらも王道ハードバップですね。ピーター・キングのアルトはキレとパワーがあって聴いていて気持ちが良いです。他のメンバーも良いですが、中でもジョン・ホーラーのメロディアスなバッキングとソロが光ります。

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ジャズ喫茶「マイルストーン」

よく行く東京のジャズ喫茶として「いーぐる」「ジニアス」「マサコ」の他にもう一軒、高田馬場の「マイルストーン」http://jazz-milestone.net/があります。

最初に行った時は普通の「ジャズ喫茶」でした。確か3回目に行った時に今のように古本も売る店になったと思います。コーヒーを飲みながらお店に置いてある古本を読んで、気に入ったものがあれば買うことができるという方式です。日本で唯一の「古本ジャズ喫茶」ということです。ジャズ本もかなりあります。私が買った本はジャズ批評社の「決定版ブルーノート・ブック」くらいです。

本の他にレコードも売っています。200枚くらいだと思いますがなかなかマニアックなラインナップなのです。このお店では新宿22:00時発の「かいじ」に乗るまでの1時間くらいを過ごすことが多く、既にその日のレコード・CDは充分買っているのに、置いてあるレコードを見ているとついつい買いたくなってしまいます。私はこれまでに10枚くらいは買ったと思います。レコードの価格は妥当もしくは安めに設定してあります。

P3 買ったレコードの中から2枚ほど紹介します。まずはチャールス・ロイドの「フォレスト・フラワー」(1966年rec. ATLANTIC)です。メンバーは、チャールス・ロイド(ts,fl)、キース・ジャレット(p)、セシル・マクビー(b)、ジャック・デジョネット(ds)です。CDを持っていたのですがコンディションの良いオリジナル盤が安く売られていたので買いました。買って帰る時にお店のマスターが「これは私も好きなレコードなんですよ。」と言っていました。

内容は説明不要だと思います。モントルー・ジャズ祭でのライブ録音ですね。ロイドもさることながら当時新進気鋭のキース、マクビー、デジョネットのフレッシュなプレイが光ます。A面の「フォレスト・フラワー-サンセット」が聴きもので、会場が飛行場の近くだったということで曲の途中にプロペラ飛行機(セスナ?)の音が入っているのは有名ですよね。「フォレスト・フラワー-サンセット」、田舎の飛行場を思わせる長閑でさわやかな曲は大好きです。ちなみにB面も良いのでお忘れなく。「イースト・オブ・ザ・サン」なんかはキースのアグレッシブなプレイやマクビーのソロが聴けます。

P4 もう1枚はロレツ・アレキサンドリアの「フォー・スインガーズ・オンリー」(1963年rec. ARGO)です。メンバーは、ロレツ・アレキサンドリア(vo)、ロナルド・ウィルソン(fl,ts)、ジョージ・エスクリッジ(g)、ジョン・ヤング(p)、ジミー・ギャリソン(b)、フィル・トーマス(ds)です。ここで売っているレコードの値札には極短い推薦文が書いてあるものがあり、それを見て買ったものです。日本盤です。

ロレツ・アレキサンドリアは知る人ぞ知る実力派シンガーなのです。ロレツのジャジーでスインギー、かつ力強い歌は良いですよ。さらにここではバックのギャリソンのベースとウィルソンのフルートが良いのです。特にギャリソンの力強いベースが全編に亘って大活躍し、演奏をグイグイドライブさせていくのがなんとも気持ち良いです。私はあまりヴォーカルは聴かないのですが、このアルバムは大好きです。

他にこのお店で買ったレコードは、前にブログで紹介したオスカー・ピーターソンの「プリーズ・リクエスト」のオリジナル盤やジョー・ザビヌルの「マネー・イン・ザ・ポケット」のオリジナル盤、クリス・ウッズの「モダス・オペランディ」などです。ザビヌルの盤にはビル・エバンスが後年よくやていた「ミッドナイト・ムード」(ザビヌル作)という私の好きなワルツ曲が入っています。

マイルストーンで売っているレコードには、まだいくつか目を付けているものがあるので、次に行った時にまだ売っているようなら買おうかと思っています。まあレコードを買うのはオマケですから、目を付けているものを一度に全部買おうとは思っていません。皆さんがもしマイルストーンへ行くことがあれば是非売っているレコードを見て下さい。

そうそう売っているレコードは試聴させてもらえますので、聴いてから買っても良いと思います。なお試聴と言ってもチョイ聴きではなく片面全部聴くのがマナーだと思いますのでご承知おき下さい。

このお店のオーディオの音は私にはちょっと古い音に感じます。新しいCDを聴くとちょっとノスタルジックな感じが目立つように思います。それ故50,60年代のレコードは説得力のある音になりますね。あとマスターの選曲は、よく知っている名盤がかかったかと思えば、全くマイナーなものがかかったり、最新のCDがかかったりとバラエティーに富んでいて、ダイナミック・レンジも広くておもしろいです。ここも居心地の良いジャズ喫茶です。

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ジャズ喫茶「ジニアス」にも行きました。

土曜日はジャズ喫茶「いーぐる」の特集のあとにジャズ喫茶「ジニアス」へも行ってきました。今回は夕食を食べたりビールを飲んだりしながら2時間強聴いてきました。

お店に入るとお客さんが3人いて、いつも座るスピーカー前の席が空いていなかったので窓際に座りました。かかっていたのはスパイク・ロビンソンのワンホーン・カルテットで、ピアノでなくキーボードが入っているCDでした。結構良い感じでした。

さてCDが終わってかけてくれたレコードは、ナット・アダレイ(tp)とビンセント・ハーリング(as)のクインテットで「ウィー・リメンバー・~」。キャノンボール・アダレイの代わりにハーリングのアルトが入ったクインテットの企画モノなんでしょう。まあまあかな。 ここで先にいたお客さんが帰ってしまったので、いつものスピーカー前の席に移動させてもらいました。

次はカレル・ボエリの「スイッチ」(TIMELESS)。カレル・ボエリは、ヨーロピアン・ジャズ・トリオの前のピアニストです。現ピアニストはご存知マーク・ヴァン・ローンですね。このアルバムはチャールズ・ロイドの「フォレスト・フラワー」やジョー・ヘンダーソンの「リコーダ・ミー」とかをやっているのですが、この2曲をピアノ・トリオでやるのは珍しいと思います。内容はかなり良かったです。

マスターに「フォレスト・フラワーが良いですね。」と言ったら、マスターは「反対の面に叙情的なスイッチが入っているんだけど、あなたの顔を見たらフォレスト・フラワーが浮かんだんですよ。」と言われました。ウーン、好みを読まれているぞ! 当時のTIMELESSレーベルは良いものがたくさんありますね。CD化されていないみたいなので中古レコードを探すしかないです。ヨーロッパ・ピアノ・トリオの廃盤レコードは値段が高騰しているからなあ・・・。

次は「フォレスト・フラワー」つながりなのだと思いますが、聞いた事のない多分ドイツ人(名前がどう発音するのか?)クインテットの「ジョイ・スプリング」。「フォレスト・フラワー」をはじめなかなか気の利いた選曲のアルバムで、トランペッターがなかなか良かったです。この辺りからお客さんが次々入って来ました。

そしてビリー・テイラーの「ジャズ・アライブ」(1977年)。多分前にビリー・テイラーの「ウォーミング・アップ」をリクエストしたのを思い出してくれたのでしょう。ピアノ・トリオなのですが、テイラーのピアノ・ソロ部分がかなりあって、テイラーのテクニック溢れるダイナミックなピアノが楽しめます。こんなにガンガン弾く人だとは知りませんでした。他のお客さんがマスターに「ソロ・ピアノのところなんかしつこいね。」とか言っていましたが、私はそこが気に入りました。これは入手せねば! でもこれもCD化されていないようです。CD化してほしいけど多分されないだろうな・・・。

次はテッド・カーソンの「ファイア・ダウン・ビロウ」。前のビリー・テイラー盤の印象が強くて、これは印象があまり残っていないのです。悪くはないです。これは安めのオリジナル盤でも買おうかと思っていたのですが、ちょっと保留しようかな?

P196 最後に聴いたのはケニー・ドーハムの「ジャズ・プロフェッツ・VOL.1」のオリジナル盤。オリジナル盤は音が良いです。 私は日本盤レコードを持っています。ただ入手するのにいろいろありました。これは後藤さん著「ジャズ・オブ・パラダイス」に載っていたので日本盤中古レコード(オリジナル盤は高価すぎ)を探していました。でもコンディション「A」がなかなかなくてやっと見つけて買ったら、とれない小さな汚れがいくつかあってノイズが気になりました。ディスクユニオンで買うと稀にこういうことがあります。

しばらくしてまたコンディション「A」が見つかたので悩んだ末に買いなおしました。ところがこれまた盤に汚れがあってノイズが気になるのです。稀なはずなのに・・・。内容が気に入っているだけにつらい! そして再びコンディション「A」盤が・・・、もうヤケだ!今度こそと思い盤をしっかり確認して買うことにしました。O.K.でした。やっと!それが今持っている日本盤です。よっ!三代目。この3枚の日本盤。面白いことに全て異なるモノでした。2枚は土曜日にディスクユニオンに買い取られていきました。買取価格はまあまあだったのでよしとしましょう。人生いろいろ!

今回の「ジニアス」での収穫はピアノ・トリオ盤2枚でした。

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ジャズ喫茶「ジニアス」訪問

昨日は久しぶりに東京中野新橋のジャズ喫茶「ジニアス」へ行ってきました。今年に入ってからは初めてになります。そこでかかったCD&レコードについて戯言を長々と。メモはとっていませんので記憶を頼りに書いています。忘れてしまったことはあまり大切なことじゃない?ということでご容赦願います。

昨日は結構お客さんがいました。お店に入った時はピアノ・トリオがかかていましたがジャケットはチェックしませんでした。これが終了、さて今日は何をかけてくれるのかな~と思っているとCDでした。あれ?レコードじゃないのね。ハリー・”スイーツ”・エディソンのやつでした。メンバーは見たけどタイトルは未確認です。ジャケットを見に行ったら、マスターが「おもしろいメンバーでしょ?」と、「そうですね。」と私。これベースが女性なんですよ。ところがソロなんかゴリゴリでとても女性とは思えない。ライナー・ノーツの中を見たら2ピース・スーツを着た女性がウッド・ベースの横で微笑んだポートレートがあり、どうも音と一致しませんね。あとテナーがフランク・フォスターでした。王道ハード・バップってやつでなかなか良かったですよ。

いつもジャケットを確認するのは1曲聴いた後にしています。これは誰だろう?なんて考えながら聴くとおもしろいじゃありませんか。その後ジャケットを見てメンバーなどを確認します。なぜかタイトルはあんまり確認していないんですよ。それよりはジャケットの絵面を覚えていますね。

次はエディ・ヘンダーソンの「インスピレーション」です。ハード・バップ・アルバムです。2曲に意外なサックス奏者が入っています。最初ジャケットを見ないで聴いていました。ソプラノ・サックスを凄くスムーズにいい音で吹くんですよ。テクニックもあり新しい曲調のものが合います。誰でしょう?グローバー・ワシントンJrでした。上手いわけです。マスターに「グローバー・ワシントンJrとはわかりませんね」と話したら、「フージョンのイメージが強いからね」とマスター、「そうですよね。ワインライトとか」と私。これはグローバー参加の2曲だけで終わり。気に入ったのでこのCD買おうかな?

次はマル・ウォルドロンのリーダー作(タイトル未確認)にこれまたグローバーが数曲参加しているやつでした。「レフト・アローン」をグローバーが吹くのですが、これはところどころで彼特有のフレーズがわかりました。曲がよく知っているものなのでわかり易かったのかも。この曲はグローバーじゃあっさりめになりますね。これはこれで良いかな?それより「さくらさくら」をやっているのですが、見事なスピリチュアル・ナンバーに生まれ変わっていました。こっちのほうが面白いなあ。

次はコンコード・レーベルの最近人気のメンバーによるオールスター・セクステットのライブもの、これは可もなし不可もなし。デビッド・ヘイゼルタインがピアノで他は忘れました。誰がリーダーだったっけ、あれ?興味がないとすぐに忘れちゃう・・・。

P138 ここからレコードへ、アート・ブレイキー・ジャズ・メッセンジャーズ(JM)のテレンス・ブランチャード:tp、ビル・ピアース:ts、ドナルド・ハリソン:as、ジョニー・オニール:p、チャールズ・ファンブロー:bのやつ(タイムレス・レーベル)です。今あらためて聴くとこの頃のJMはなかなか良いんですよ。同じメンバーのやつを持っていたことを思い出して家で確認したら私の持っているのは「オ-バイ・ザ・ウェイー」の日本盤でした。お店でかかたのはジャケ違いの輸入盤だったと思います。当時JMはたくさんアルバムを出しているんですよね。この頃の若手は新主流派と言われていました。ウィントン一派ですね。これがセールス・ポイントになってたくさんのアルバムが作れたのでしょう。

P139 「当時のJMもちゃんと聴くと良いですね」などとマスターと話していたら、マスターが「コンコードのやつも良かったよ」と言いました。ウイントン、ブランフォードが入っている「キーストン3」(私はB面が好き)のことだと思います。 あと「これが昔のJMの感じを残していて良いよ」と教えてくれたのがフィリップス・レーベルのダイレクト・カット盤で日本盤。トランペッターがヴァレリ・ポノマレフ、アルトがボビー・ワトソン、テナーが?のやつでした。マスターが「次に来たときにかけるので言って下さいね」と言ってくれました。

次はドラム・リーダー(名前忘れた)の「テキサス・テナーズ」です。テナーはジェームス・ムーディーともう一人(名前忘れた)。ジャケットは白地で左下よりに大き目の小鳥が1匹。枯れた味わいのジャケがなかなか良い感じです。内容も及第点。しかし次のやつがインパクト大でちょっと霞んでしまいました。

次はチャールズ・ミンガスの「ピテカントロプス・エレクトス」です。と言ってもアトランティック・レーベルの「直立猿人(ピテカントロプス・エレクトス)」ではありません。ステレオ30・レーベルです。テナーは結構ファンがいるらしいが私は知らない人、トランペットもよくわからない人、アルトがチャールズ・マクファーソン、ピアノがジャッキー・バイアード、ドラムがダニー・リッチモンドです。これ良かったなあ~。ここまでいろいろ聴いたけどやっぱりこれが一番どジャズ!「これなんだよ。この感じ。」パワーが全然違うんですよ。ミンガスのベースが凄い。メンバーもなんでこんなに「リキ」入ってるの? 録音も良くベースの音が図太くてゴンゴン来ます。これは探して買いですよ! そうそうこれも普段はお店でかけ難いようです。お客さんを見て大丈夫そうなのでかけたとのことでした。マスターも大変なのです。

P140 次はミュージック・インクの「ライブ・アット・スラッグスVol.1」です。説明不要。良いです。私はVol.2のオリジナル盤レコードを持っていますので、Vol.1もオリジナル盤レコードでコンディションの良いものを探しています。写真はVol.2です。

そろそろ帰ろうとしたら・・・、次に来た時にかけてもらうはずの上記JMがかかっちゃったんです。お店に長く居たからなあ。せっかくかかったので聴いてから帰るしかないです。「チュニジアの夜」、ボビー・ワトソンはちょっと軽いんですよね。ヴァレリ・ポノマレフはハードでなかなか良い感じでした。終わりの部分なんかリフを何度も繰り返してちょっとくどい、確かに昔の香が残っています。A面はこの曲のみ、B面は「モーニン」と「ブルース・マーチ」という超ベタな選曲。ダイレクト・カットなのでやり易いようにこういう選曲になったのかも? この中古レコードは安いだろうから見つけたら買っておきましょう!

以上9枚ホーン入りバップばかりで変化に乏しいですが良しとしましょう。収穫はありました。ショコラケーキ・セット(コーヒー)、エビ・ピラフ(サラダたっぷり、コンソメスープ&漬物付)、コーヒー追加で3時間弱も居座った私もエライ? ちなみにここのピラフはバター風味が効いていてなかなかおいしいです。

ここまで読んでいただいた方、お疲れ様でした。どうもありがとうございます。

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ジャス喫茶「ジニアス」

今日は東京の中野新橋にあるジャズ喫茶「ジニアス」のお話です。このお店、昔は渋谷にあったのですが、今は中野新橋駅近くの静かな住宅街のマンションの1階で営業しています。神田川のほとりです。まあこの辺りは自然の川原ではなくコンクリートの川ですけどね。お客さんも近所のオバサマ・グループとかオジサンが主で、若いカップルやパソコンを持ち込んでいるライターの人なんかもたまに見かけます。明るく広いお店で、ジャズ喫茶というよりはジャズも聴ける近所の喫茶店という感じです。

最初に行ったのは4年くらい前で東京に住んでいたころです。その時の話です。店の雰囲気からしてリクエストするような感じではなかったので本を読みながら聴いていると、マスターが近くに来て「リクエストがあればかけますよ。」と話しかけてくれたのです。私としては少し緊張しつつ(自分のジャズ度みたいなものがわかっちゃいますからね)、ちょっとひねったつもりでチック・コリアの「スリー・カルテッツ」(このBiogで紹介済)をリクエストしました。今時この手のリクエストはないらしく、レコード棚を探してかけてくれました。

その時はお客さんが少なかったので何枚かレコードをかけたあと、またマスターがやって来て「もっとリクエストがあればかけますよ。」と言ってくれました。次にリクエストしたのはエルビンの「ラブ&ピース」(これもBiogで紹介済)ですが、お店を探したがないということで後で自宅も探してくれることになりました。たぶん自宅にあるから次に来た時にかけてくれるとのことでした。わざわざ私の為に探してくれるなんて!何とお客思いのマスターなんだろう!その場はエルビンの「アース・ジョーンズ」(これまたBlogで紹介済)を替わりにリクエストしました。その日帰りがけにマスターが「またリクエストしに来て下さいね。」と言ってくれました。これで初来店にして私のお気に入りジャズ喫茶No.1になってしまったのです。

次に行った時、「ラブ&ピース」を探したがなかったとのことで、違うエルビンのレコードをかけてくれました。このお店普段はマスター好みのCDをかけているのですが、私が行くと70、80年代のレコードをリクエストするので、リクエスト後に当時よくかかったレコードなんかを選んでかけてくれるようになりました。帰り際にレジの前でマスターとかかったレコードの感想なんかを話しているうち、私の好み(まあ実際はもっと広いのですが、このお店では70、80年代のメイン・ストリーム、他のところではなかなか聴けないので)もわかってくれて、「あなたのように聴いてくれるお客さんがいるとかけやすい。」とのことで、当時よくかかったレコードをかけてくれるようになりました。このお店には1万枚くらいレコードがあるのですが、普段はかからないものがほとんどとのことなのでもったいない話です。私は行くと2時間くらいは聴いてきますので、ケーキセットでコーヒーのお代わりもします。ここコーヒーのお代わりだと2杯目は半額です。なんと良心的な。ちなみに「いーぐる」もコーヒーのお代わりは半額です。

「ジニアス」でかかるレコードは今は入手が難しいものがほとんどです。そんな中から入手したものを3枚紹介します。

P102 ハロルド・ランド/ブルー・ミッチェル・クインテット「マペンツィ」(1977年、Concord)。メンバーは、ハロルド・ランド:ts、ブルー・ミッチェル:tp,flh、カーク・ライトシー:p、レジー・ジョンソン:b、アル”トゥッティ”ヒース:dsです。ジャケットはナンジャコリャ?買う気がしません。中身はリキの入った4ビート・メイン・ストリーム・ジャズです。フージョン全盛期のメイン・ストリーム回帰ものですが、当時のものは勢いがありますね。ハロルド・ランド、ブルー・ミッチェルともにバリバリ吹いています。これ「ジニアス」のマスターから「今渋谷のディスクユニオンにあったよ。」(マスターは昔渋谷に店があった関係から渋谷のディスクユニオンによく行くらしい)と言われて後日買に行って入手したものです。盤質は良いが反りが少々。

P103 次はジョニー・リトルの「ナイス・アンド・イージー」(1962年、JAZZLAND)です。メンバーは、ジョニー・リトル:vib、ジョニー・グリフィン:ts、ボビー・ティモンズ:p、サム・ジョーンズ:b、ルイ・へイズ:dsです。メンバーが凄いですよね。ジャケットはこれもしょぼいですね。落ち葉のポートレートはいったい何なのでしょう。ナイス・アンド・イージー?当時のハード・バップ佳作です。名盤とまでは言いません。グリフィンの参加に惹かれての購入です。ティモンズのピアノも黒くて良い味を出しています。ジョニー・リトルの知名度のせいなんでしょうか?この中古レコードは見かけたことがありません。これは例の「JARO」の通販で見つけたオリジナル盤(あまり高くはない)です。

P104 最後はチャールズ・ロイドの「アコースティック・マスターⅠ」(1994年、Atrantic/COLLECTABLES)です。メンバーはチャールズ・ロイド:ts、シダー・ウォルトン:p、バスター・ウィリアムス:b、ビリー・ヒギンズ:dsです。これも意味不明ジャケットです。内容は良いです。最近忘れられがちなロイドのワン・ホーン・カルテットです。コルトレーン影響下でスタートした経緯のあるロイドが、ちょっとかすれたような音でコルトレーン調フレージングでテナーをブリブリ吹きまくっています。といっても変な精神性はないので、バップ好きには安心してオススメできます。シダーはバッキング・ソロ共にかなり好調です。バスター・ウィリアムスとビリー・ヒギンズもしっかり抜かりなくプレーしています。これイイですよ。聴いて下さい。これは「ジニアス」のマスターから「今再発されて売っていますよ。いいでしょう。」と教えられて買いました。前にBlogに書いたジェリー・マリガンとビリー・テイラーのアルバムも「ジニアス」のマスターから教えてもらいました。

「ジニアス」は堅苦しくなくて居心地が良く、抜けの良い音も気に入っているので、ついつい時間を忘れて長居をしてしまうお店です。そうそうコーヒーもおいしいですよ。

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