今日も音楽理論?

ジャズ友 tommyさん のブログを見たら、
昨日紹介した音楽TV番組「音楽の正体」が本になっていることがわかりました。
残念ながら廃版。
でもAmazonで中古本を売っています。
買いたい方がいましたら、下記で購入してみてはいかがでしょうか?

Amazonへのリンク:「音楽の正体」中古本

音楽理論本といえば・・・、買ったのに読んでいない本がありました。
菊池/大谷氏著「憂鬱と官能を教えた学校」です。

憂鬱と官能を教えた学校 Book 憂鬱と官能を教えた学校

著者:菊地 成孔,大谷 能生
販売元:河出書房新社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

だいぶ前に話題になっていたので、買ったのですが・・・。
家でパラパラめっくったら内容がかなり専門的だったのです。
買う時に気付くべきでした(笑)。

「音楽の正体」本。
買うべきか?買わないべきか?それが問題です!

YouTubeにUPされている「音楽の正体」の10回目は
「第九」の構造分析でした。変奏がポイントとのこと。
それはジャズも同じだと言っていました。なるほどね~。
で、途中と最後にジャズ・ピアノで「第九」を演奏する場面があるのですが、
これがクラシック的な演奏で今一。

ならば、これなんかどうでしょう?

P181 神保彰ブライアン・ブロンバーグ『BROMBO!JB Project』(2002年rec. キング)。ピアノとフェンダー・ローズはオトマロ・ルイーズです。キングの低音シリーズの1枚ですね。
これに《オード・トゥ・ジョイ》:第九の第4楽章《歓喜の歌》が入っています。最初はローズだけで勿体ぶった入り方をしますが、その後は8ビートで軽快に展開していきますよ。フュージョンですが、私としてはかなりお気に入りの演奏になっています。

このアルバムの1曲目は《ジャイアント・ステップス》。皆さんご存じのとおりコードチェンジがとんでもなく激しい曲です。調アップテンポの出だしから神保のドラム炸裂です。テーマが終わるとミディアム・テンポになり、元のメロディーの形をとどめないベース・ソロとピアノ・ソロ。またアップ・テンポのテーマに戻って終了。
《ソー・ホワット》もやってますが、ベースのテーマ演奏が終わると、これまた元のメロディーの形をとどめないローズのソロ。かなり極端な変奏の例が入っています。

ジャズの変奏を楽しんでみて下さい。

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今回のジャズ批評

今回のジャズ批評(2009年11月号、No.152)は、
レッド・ガーランド/ウィントン・ケリーの特集です。

ジャズ批評 2009年 11月号 [雑誌] ジャズ批評 2009年 11月号 [雑誌]

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ディスコグラフィーを眺めていたら、

プレスティッジの頃にガーランドが参加したレコードのオリジナル盤を
6枚持っていることに気づきました。
10年くらい前に買ったんですが、たぶんお手頃価格だったはずです。
なので、ファースト・プレスではありません。
私、決して自慢できるようなオリジナル盤コレクターではありません。
オリジナル盤コレクターもどきってところです(笑)。
未だに細々と続けています。

ケリーは有名なジャズアルバムにたくさん参加していることを改めて実感。
私は30枚以上持っていました。
げげっ、こちらはオリジナル盤を10枚も持っていました。
私、やっぱり自慢していますよね。許してねっ(笑)!

「ブログ・ウォーキング」には今回も私のブログを掲載していただきました。
雲さんの作家・平野啓一郎さんネタ、すずっくさんの八木ブラザーズさんネタ。
共にお二人らしい記事です。
私はジャズ喫茶訪問:中野新橋「ジニアス」編。
ご一読いただければ幸いです。

さて、他のネタですが・・・、

雲さんがブログで「岩波洋三のジャズ日記」に対してツッコミを入れてますが、
とても面白いです。
私も深く頷かざるを得ませんでした(笑)。
要チェック!コチラ↓
http://kairaku-jazz.seesaa.net/article/131467239.html

では、私は寺島靖国さんの「ジャズはジャズだ」にツッコミを入れましょうか。
原田暁生氏の「音楽の聴き方」のことが出ていました。

音楽の聴き方 音楽の聴き方

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この本はジャズ関係者の間でかなり話題になっていたようです。
後藤雅洋さんも com-postbbsでこの本についてふれていました。
後藤さんの文章が引用されているとのこと。
もちろん後藤さんは肯定的です。

一方の寺島さんは当然ながらこの本の内容に否定的です。
ポスト・モダンを口走る人たちうんぬんと、
暗に四谷派に向けた内容もチラリと書いてありました(笑)。

このお二人、相変わらず我が道を行っていますね(笑)。
このお二人、私は好きです。
「音楽の聴き方」、私も気が向いたら読んでみましょうか。

「ジャズオーディオ座談会」って、単なる内輪話。
アバンギャルドを持っている人達のマスターベーションに思えます。
ジャズだけでもマイナーなのにそれに×オーディオ。
マイナーの中のマイナーです(笑)。

てなわけで、ジャズ批評読んで下さ~い!

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ブログデザイン変更 & ジャズ批評

久々にブログのデザインを変更しました。
前のやつは結構長く使ったんで、ちょっと気分転換です。
いかがでしょう?

さて、ジャズ批評No.151が発売されました。
「トミー・フラナガン/デューク・ジョーダン特集」とは渋いですね~。
トミフラって私の好きなアルバムにたくさん参加していました。

おかげさまで、今回の「ブログ・ウォーキング」にも拙ブログが掲載されています。
高野 雲 さんと Suzuckさんのブログに挟まれて、頑張っている私です(笑)。

雲さんが興味深い意見を述べて面白い提案をしていますね~。
Suzukuさん紹介のキューン&ロバーノの異色コンビCDも面白そうです。

 ジャズ批評 2009年9月号 ジャズ批評 2009年9月号
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「内外新譜」で岩浪さんが、
大西順子の『楽興の時』を「内外を問わず最近のベストCDの1枚」と評しています。

楽興の時 Music 楽興の時

アーティスト:大西順子
販売元:EMIミュージックジャパン
発売日:2009/07/22
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そして、後ろのページを読んでいたら、とんでもないことを発見!

「ジャズメロディー大賞」創設のお知らせ!!!
第4回「ジャズオーディオ・ディスク大賞」「ジャズジャケット・ディスク大賞」に
「ジャスメロディー大賞」が追加されます。

って、ア~ッ、とうとうこんな賞までできちゃったんですか~。
ジャズオーディオ、ジャズジャケットときて、ジャズメロディー
この流れは・・・、寺島さんの陰謀ですか?
面白すぎて笑うしかありません。ハッ、ハッ、ハッ・・・。
素晴しい賞だと思います。

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高野 雲さんがSJ誌に書いているよ!など

スイングジャーナル9月号の81ページに、
高野 雲さんがクリスチャン・マクブライドについて書いています。
「クリスチャン・マクブライドがアコースティック回帰宣言」
マクブライドの新譜が今度キングから出ることになったので、その記事です。

Swing Journal #スイングジャーナル# 2009年 09月号 [雑誌] Book Swing Journal (スイングジャーナル) 2009年 09月号 [雑誌]

販売元:スイングジャーナル社
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「粒立ちふくよか、パンチのある低音、ゴキゲンな躍動感あるフォービート」
『カインド・オブ・ブラウン』は8月26日発売です。

Music カインド・オブ・ブラウン

アーティスト:クリスチャン・マクブライド
販売元:キングレコード
発売日:2009/08/26
Amazon.co.jpで詳細を確認する

買うと何か良いことがあるかも?

上原ひろみの新譜『プレイス・トゥ・ビー』は買わなくては!
このジャケットは結構好きかも。
本屋で立ち読みしたら、ジャズライフ誌のほうには
上原ひろみのインタービューも出ていましたね。

ヴィーナスレコードのケニー・バロンとポール・フライシャーが
ゴールドディスクなのに、上原ひろみの新作はそうじゃないんですか~?
まっ、SJ誌のゴールドディスクなんてもらっても価値ないけどねっ(笑)。

クリス・ポッター『ウルトラハング』トニー・マラビー『パロマ・レシオ』
輸入盤情報で杉田宏樹さんが紹介してくれています。
結局参考にしているのはこっちだけだったりして(笑)。

話は変わりまして。
ディスクユニオン・ジャズ館のホームページで、「通販限定1000円均一セール」
やっています。ココ
http://diskunion.net/jazz/ct/news/article/1/10750

昨日UPされたのですが、今日は土曜日ということもありほとんど売り切れです。
もともと販売枚数が少ないので、気が付いた時すぐに注文しないとダメです。
私は昨日気付いたのですが、どんなのがあるのか昨日は確認しきれず、
今日残りを確認しようと思っていたら、ほとんど売り切れでした(涙)。
それでも一応全部確認して、売れ残っていたやつから、
私的には聴いてみたいやつを注文しました。

ディスクユニオンのセールってマニアックなので、
普通のジャズ・ファンには難しいところがあるんでしょうけれど、
「これが1000円でいいの?」というやつが結構あります。
私が前にブログで紹介したやつも数枚出ていました(涙)。
まっ、分かる人に分かればそれでいいのです。

ディスクユニオンで「和ジャズ・ディスク・ガイド」を売り出すみたいですね。
ココ
http://diskunion.net/jazz/ct/detail/JZ090724-00

今度ユニオンに行ったらパラパラめくって、面白そうなら買うことにしましょう。

こんなキャンペーンもやっています。
「BLACK JAZZ RECORDS! 3枚でTシャツプレゼント!」
ココ
http://diskunion.net/jazz/ct/news/article/1/9675

Tシャツがなくなり次第キャンペーン終了なのでお早めに。

BLACK JAZZレーベルについては、だいぶ前にtommyさんと盛り上がりました。
ゴールデン・ウィークのレコード・ハントの時、神田のレコード店「EASTレコード」で
高額なオリジナル盤を見て驚いたりもしました。
私は新宿タワレコで、輸入盤CD
ヘンリー・フランクリン『スキッパー』ジーン・ラッセル『トーク・トゥ・マイ・レディ』
の2枚を買いました。
黒くてスピリチュアルなジャズが心地良いです。

今日は宣伝ブログでした(笑)。

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SJ誌の「読者通信」恐るべし!

スイングジャーナル誌もなかなかやるもんだ!

スイングジャーナル7月号「読者通信」読みましたか?

最初にものすごい強烈な投稿があってビックリ!

タイトルは”「呆れた」に共感!”

日本の某レーベルと某氏プロデュースの音を強烈に批判しているのです。

この投稿者はクラシックも聴くそうです。

最初の方は”某氏”なのに、

途中に、同誌の寺島靖国×山中千尋の対談のことが出てくるものだから、

”某氏”とは誰なのかすぐにわかってしまいます(笑)。

まっ、最初を読めば誰に対する批判なのかは、すぐにわかりますが(笑)。

その対談を、

「氏の「みみっちー」JAZZ感に山中嬢の困りきった表情が目に浮かんだ。」

と、バッサリ!

そして最後は、

「メロディーと劣悪な音のみで音楽に関わっているプロデューサー、エンジニアよ
去れ!」

と締めくくっています。 お~怖っ(笑)!

怒り心頭の投稿者も凄いが、それを掲載したSJ誌も凄い!

私はSJ誌7月号でここが一番面白かったのです。って、それもひどい話(笑)?

ちなみに、「メグの会」へ行き、吉祥寺派になった私としては(笑)、

目くじらを立ててどうこう言う話ではないと思っています。

SJ誌8月号はどうなることやら?乞うご期待!

雑誌 / スイングジャーナル 2009年 7月号 雑誌 / スイングジャーナル 2009年 7月号
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「ジャズ解体新書」から17年!

ジャズ喫茶「いーぐる」のマスター後藤雅洋さん著「ジャズ喫茶リアルヒストリー」に
登場していた「ジャズ解体新書」を、雲さんからお借りして読んでみました。
なるほどなるほど。

P64 後藤雅洋さんが7人の方を相手に当時のジャズを斬った対談集です。帯には過激な言葉が並んでいますが、今となってはそれほど刺激があるわけではありません。最近の私にはジャズを巡る表や裏の情報が色々入ってきている状況なので、刺激が足りないのかもしれませんが・・・?

最初はジャズ喫茶「メグ」の初代レコード係だった村上寛さんとの対談。
ジャズ喫茶に集うジャズ・マニアの会話です。「これいいよね。あれいいよね。」な会話&現状に対するグチです(笑)。最初は軽くジャブの打ち合い。

次はジャズ評論家の故油井正一さん。戦前戦後の日本のジャズ事情がよくわかります。さすがは油井さん!
そしてマイルス論が面白い。ドイツのジャズ評論家ヨアヒム・ベーレントに『ビッチェズ・ブリュー』の凄さを解説したなんて凄すぎます。当時この問題作をちゃんと理解していた油井さん、恐るべし。
あと、油井さんは『オン・ザ・コーナー』辺りからマイルスは麻薬をまた始めちゃったんじゃないかと言っています。死因も麻薬だろうと。中山康樹さんも1973年あたりから1975年の『アガルタ』『パンゲア』に向かって病的なものが増していくと言っていると思いますが、あれって麻薬なんでしょうね、きっと。じゃなきゃあんな音楽できませんよ。
そしてここでのマイルス論は後藤さんのマイルスがジャズを延命したという話につながっていくのだと思います。
最後に、ジャズの未来について油井さんが予言めいたことを言っています。
「俺と一緒に死んじゃうんじゃないか(笑)。もうジャズとは言えない音楽に変わっていくような気がしますね。僕は。それはそれでいいんじゃないかと思います。もうジャズという名でやることは残っていないんじゃないか、だからウィントン出てきたわけでしょうし。」
意味深です。皆さんどう思いますか?
私は油井さんとともにジャズ批評も死んでしまたのではないかと思う今日この頃です(笑)。

次は音楽評論家細川周平さん。細川さん著「レコードの美学」から、ジャズとポピュラーについて語っていますが、あまり印象が残りません。なぜか?細川さんと後藤さんの間に勃発した「コルトレーン好き嫌い論争」が内容の半分くらいを占めていて、その印象が強烈すぎるからです(笑)。私はどっちもどっちだと思いました(笑)。

次はピーター・バラカンさん。ジャズのブラックネスについてのお2人の意見が非常に近いことがよくわかります。そしてお2人はジャズの「黒さ」が好きなのです。
当時の新人ジャズマンの「黒さ」不足の問題が出てくるのですが、その後、この傾向は更に助長されるわけで、今のジョシュア・レッドマン『コンパス』へとつながってくるわけです。あと、バラカンさんのコマーシャルなもの拒否&倫理観を持て発言は意外でした。

次は渋谷のレコード店「discland JARO」の店主柴崎研二さん。レコードを漁りにくるお客さんの習性が語られていて面白いです。
LPからCDになって、音に対峠しなくなりBGM的になるという話があります。それは例えば『サキソフォン・コロッサス』という名盤のジャケットや曲順などを含めたイメージからの乖離を起こし、結果「名盤」という概念がなくなると言っています。これって携帯音楽プレーヤーの登場で更に助長されて今に至っていますよね。
これに対する提案の1つが雲さんの「ジャズは紙に書け!」ですよね。他に誰もこういう大事なことを言わないんだから、そりゃジャズも廃れますよ。
レコード会社に対する厳しいご意見もあります。ブルーノートの販売権利がキングから東芝EMIに移った時、1500番台を順番に出したんですが、柴崎さんはそれに1枚噛んでいたらしいです。私がジャズを聴き始めてしばらくしてのことなので、当時の業界に与えたインパクトをよく憶えています。

次はジャズ・ピアニストの佐藤允彦さん。後藤さんがミュージシャンの心理に迫っています。佐藤さんが言う「第3の眼」のコントロールの話は凄く面白かったです。インプロビゼーションとは何か?色々な方に是非読んでほしいです。

最後は脳科学者の加藤総夫さん。ここに後藤さんが言いたかったことが一番入っていまる気がいます。だからこそ最後にもってきたんじゃないでしょうか?
一番言いたいことを簡単に言うと、なぜジャズが面白いのか?どういう姿勢で聴取すればその面白さがわかるのか?ということです。ここでの話は「いーぐる」ホームページ「Think」、ウェブ・マガジンcom-postでの「往復書簡」につながります。
既にここには、
「人間は身体のゲシュタルトによる対象の認知作用(身分け)、言葉による文節作用(言分け)の両方によって、世界の”意味”を把握しているわけです。」
という話が出てきます。
これって、つい最近もcom-postで議論していませんでしたっけ?
加藤さんと後藤さんは17年前にこの辺のことについて、既にかなり突っ込んだ議論をしていますよ。今また同じことが議論されているようですが、この対談は一度読んでおいたほうが良いのではないでしょうか?う~ん、この本絶版でした。
加藤さんは、後藤さんの主張が若い人にはなかなか分かり難いんではないかというようなことも言っています。これって今はもっと難しい状況になっていると思うんですよね~。

この「ジャズ解体新書」が出てから既に17年経っています。
結局ここで議論されていたことはどれほど身を結んだのかな~。
読んでいて複雑な心境になりました。
とは言いつつも、あれから17年、未だに同じようなことを言っているんだから、
意外と放っておけば良いのかもしれません(笑)。
と言うのは、ジャズ批評界では今も同じような議論がいくつかあるけれど、
結局は議論に反してそれなりのところに落着くんじゃないかと言う事です。
あんまり悲観的に議論する必要はないんじゃないかと・・・。
ケ・セラ・セラ、成るように成るってことで(笑)。

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ジャズ批評No.150、おめでとうございます!

ジャズ批評No.150が発売されました。
「150号記念特別号」ということで、ブログ・ウォーキングなどの連載記事はお休み。

ジャズ批評 2009年 07月号 [雑誌] ジャズ批評 2009年 07月号 [雑誌]

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地味な表紙ですね~。
ブログ・ウォーキングがないので、
創刊150号記念大アンケート”私とジャズ批評”に寄稿しました。
88ページに私のアンケートを掲載していただいています。
八八とはこれまた末広がりで縁起が良いではありせんか(笑)。

ブログ・ウォーキングのお仲間、
高野 雲さんとSuzuckさんも寄稿しています。

いや~っ、それぞれ個性が出ています。
そして3人がブログ文体なので浮いている(笑)?

Suzuck(My Secret Room)さんは、「1/250」の軽 を目指しているとか。
250っていうのは、ジャズ批評誌のおおよその総ページ数。
つまりジャズ批評誌の中で、一番軽い文章を目指しているらしいのです。
こう言っちゃなんですが、軽い文章なら私だって負けてはいないはず?
よ~し、こうなったら軽さで勝負するしかないなあ~(笑)。

152ページと153ページに筆者索引が出ているのですが、
私「いっき」が一番画数が少ない。
どうだ参ったか(笑)!

寄稿した方々の中には、
中山康樹さん、寺島靖国さん、横井一江さん、
渋谷のレコード店「disclandJARO」の店主柴崎さん、
川崎のCD・レコード「TOPS」の店主渡辺さん、
吉祥寺のジャズ喫茶「サウンド・カフェ・ズミ」マスター泉さん、
など、一応面識がある方々もおりました。

対談「菊地成孔×大谷能生」が面白いです。
サブタイトル「ジャズ批評誌の未来の鍵は女性が握る」がこの人達らしいですね。
現在のジャズ批評の編集部が全員女性なんだそうで、
これからの期待は「女性視線でジャズを斬る」ということです。
今や”草食系男子”より女性のほうがたくましいのです(笑)。

この対談の中に書いてあって初めて気付いたのですが、
表紙裏の広告はなんと、大企業”資生堂”だったんですね~。
今まで全くノー・チェックでした。
表紙の裏なんて見ませんから~(笑)。

凄いのは「ジャズ批評創刊号」がそのまま付録として差し込まれていること。
裏から右開き(昔のジャズ批評は縦書きです)で全ページあります。
表紙裏の広告が資生堂「MG5」。なっ、懐かしい!
裏表紙の広告が日本楽器 渋谷店。
「●あなたもMODERN JAZZのスペシャリストになれます。」だそうです(笑)。

創刊号の最初の記事が油井正一さん。
書き出しからカッコイイです。
やっぱり油井さんはセンスがあります。
今いませんよね~っ、こういう文章を書くジャズ評論家って・・・。

次の平岡正明さんはお堅い文章が時代を感じさせますね。
でも熱意があります。
そして鋭い分析は現在にも通用するところがあるように感じます。
創刊号は1967年に出たのですが、
この年は村井康司さんが切断面と捉える年です。
平岡さんの批評にはそれを感じさせるニュアンスが漂っています。

次の植草甚一さん。
レコードをどこで買ったとか、それを売ったとか、悲喜こもごも。
これって、意外と私がブログに書いていることに通じています。
もちろん私の文章力は植草さんと比較にならない稚拙さですが、
ここで言いたいことはよ~くわかります。

ラズウェル細木さんのマンガも面白いです。
廃盤漁りをする方は心当たりがありますよね(笑)。

以上のような具合で、ジャズ批評No.150は大変面白いので
皆さん是非読んで下さ~い!

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新しいJAZZを聴け!ジャズ完全入門!

「新しいJAZZを聴け!」「ジャズ完全入門!」と言っても、
今の私の心境ではありません。
寺島靖国さんと後藤雅洋さんの本のことです。

P14 まず、「新しいジャズを聴け!」のことは
ブログを始めた直後に一度書いています。
http://ikki-ikki.cocolog-nifty.com/blog/2007/12/post_d849.html
を参照願います。

2001年発行ですから、はやくも8年経ちます。
今サブタイトルを見たら「165名盤カタログ」ですね。
全部名盤か~。なるほどね~。
今ざっと数えたら60枚くらいは持っています。
実は数枚は売ってしまいました。
「何を売ったのか?」って、それは秘密です。

当時寺島さんとディスクユニオンはタイアップしていました。
「はじめに」と「あとがき」を読むと、どうやらユニオンとのタイアップのために
この本を出したような感じもします(笑)。
この本は宝島社新書です。
「あとがき」では宝島社の富永氏に感謝の意を伝えています。

そして宝島社新書と言えば、後藤雅洋さんの「ジャズ完全入門!」
前年の2000年に出ていて、この本の「あとがき」にはやっぱり富永氏へのお礼が!
宝島社の富永氏はジャズ批評の場に寺島さんと後藤さんという2人の
ジャズ喫茶マスターを登場させた張本人。
その辺りの事情は後藤さん著「ジャズ喫茶リアル・ヒストリー」を読んで下さい。

なるほど、2000年に入ってからもう一度仕掛けがあったんですね!
私は最初の仕掛けの時にもすっかりワナに嵌められ(笑)、
あれからず~っと、寺島さんと後藤さんに惹かれ続けているのですが、
またしても富永氏に嵌められていたのですね(笑)。
そして今は雲さん。雲さんといえば元宝島社。富永氏のエッセンスを継承?
いや~っ、世の中面白いですね~。

P33 話はディスクユニオンと寺島さんのタイアップの話に戻ります。
ディスクユニオンでは、この本に掲載されたCDに(寺)シールを
貼って店頭販売していました。
シールを何枚か集めると写真のうちわをプレゼント。
更に集めると扇子をプレゼントという趣向でした。
扇子のほうは部屋の壁にず~っと貼り付けていたのですが、
去年、部屋の片づけをしたときにはずして捨ててしまいました(笑)。
扇子の写真くらいは撮っておけばよかったなあ・・・。
昨日も書きましたが、当時は寺島さんにすっかり感化されてしまった私。
ピアノ・トリオも一応極めましたよ(笑)?

P34 そして、前述「ジャズ完全入門!」を私が買ったのは2003年。
当時これを読んで「なるほど!」と思いました。

第1章「ジャズの聴き方」を今もう一度読んでみました。
ここには今も議論が続いている話題の元となることが
わかりやすく書いてあると思います。
まずはこれを読んで納得することが肝心なのではないかと
私は思います。
ジャズサイト com-post 上での難しい話は、
あくまで細かいことに興味がある人限定で良いのではないかと思うのです。

この2冊の本からは色々見えてきて、私個人としては非常に面白いです。
ジャズとの向き合い方にも色々あるから面白いんだと思ったりもします。

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JAZZ徒然草 地の巻

「原田和典のJAZZ徒然草 地の巻」を読んだのですが、なかなか面白かったです。

原田さんと言えば、ジャズ批評の元編集長で、ジャズライター。
著書に「元祖コテコテ・デラックス」「コルトレーンを聴け」があります。
原田さんは、ジャス・ジャイアントをきちんと聴いて評価した上で、
コテコテ・ジャズ、和ジャズ、ニューヨーク・アンダーグラウンドなども
聴くという懐の広さがあります。
ジャズサイトcom-postのメンバーでもあります。
そして皆さんご存知のとおり、パフュームのファン:パフューマー(笑)。

ジャス喫茶「いーぐる」の原田さんの連続講演には何度か参加しましたが、トークが面白いんですよね。懐かしい言葉で言うと「おもしろまじめ」という感じだと思います。そして、ジャズへの深い愛情が感じられます。

P177 そんな原田さんがインターネット上に書いていたジャズ・エッセイを本にしたのが「原田和典のJAZZ徒然草 地の巻」。
前期のとおりジャズの広いレンジをカバーした内容でした。
ニューヨークやシカゴで見たライブは活き活きと書かれているので、読んでいると見に行きたくなります。
ジャズがほんとに好きなのかどうかというのは文章に滲み出てきますよね。この本には全編をとおして原田さんの「ジャズ愛」が溢れていました(笑)。
そういう文章を読んでいると、紹介されているアルバムをついつい買って聴いてみたくなります。

「jAZZ徒然草」は、
前のものが http://www.musicfield.jp/harada_kazunori/index.html に、
最近のものが http://diskunion.net/jazz/ct/news/6
掲載されています。

P178 聴いてみたくなったアルバムを1枚紹介します。またまた登場、トニー・マラビー『アパリションズ』(2002年rec. SONGLINES RECORDINGS)です。メンバーは、トニー・マラビー(ts,ss)、トム・レイニー(ds)、マイケル・サリン(ds)、ドリュー・グレス(b)です。強力なツイン・ドラム。

原田さんによれば、マラビーのサックスは常軌を逸した音の太さ、とんでもないビッグ・サウンドなのだそうです。これがCDになると捉えつくされていないようだとも書かれています。そしてこのアルバム、サックスの音はかなり生演奏に近いと書かれているではありませんか。これは買い!となったわけです。

私の場合はそれほど大音量で聴ける環境にはないので、どこまで捉えられているのか把握しきれないところもありますが、まあそれは良しとしましょう。ここでもマラビーは強力なインプロバイザーであることを示してくれます。

私が興味を持ったのは2人のドラマーです。トム・レイニーはティム・バーンとの共演が多い現代屈指のドラマーであり、マイケル・サリンは故トーマス・チェイピンのトリオにいた、強力にしてフレキシブルなドラマーです。この2人が左右に陣取ってマラビーを煽ったりするんだから堪りません。

右にレイニー、左にサリン、曲によっては交互にドラムを叩くところがあり、2人の個性が見えて面白いのです。ギクシャクしたリズムでニュアンスに溢れるレイニー、抜群のドライヴ感でグイグイ迫ってくるサリン。そして2人のドラムの前で悠々とソロをとるマラビーがまたカッコイイのです。ベースのドリュー・グレスだってしっかり底を支えていますよ。

このCD、SACDハイブリッドマルチチャンネルです。前に紹介した『ワーブルペック』と同仕様。SONGLINES RECORDINGSってSACDに積極的なようですね。こうなるとマルチは無理としてもSACDプレーヤーで音が聴いてみたくなってきました。

「原田和典のJAZZ徒然草 地の巻」の話に戻ります。私もニューヨーク・アンダーグラウンドの人達のことをブログに書いているのですが、カタカナ表記がちょっといいかげんだったりします。この本を読んで誤記に気付きましたので、秘かに過去の記事を訂正しておきました(笑)。

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スイングジャーナル4月号

スイングジャーナル4月号に我らが高野 雲さんの記事が掲載されています。

ジャズ楽器基礎知識第12回ベース編②です。ベーシスト雲さんがエレクトリック・ベースについてわかりやすく解説しています。

元祖エレクトリック・ベーシストは、ウエス・モンゴメリーの兄モンク・モンゴメリーだったんですね。初めて知りました。エレベと言えばこの人という人達とその愛器を解説しています。楽器とミュージシャンの表現が一体のものであることがよくわかりました。

そして面白いのがこの記事。
寺島靖国の辛口談話室⑤「ジャズ・ピアニスト山中千尋氏を迎えて(後編)」
寺島さんと山中さんの対談です。前回紙面が足りなかったということで続きの後編。

相変わらずの平行線。お互いに一歩も譲らずです(笑)。意外だったのは山中さんです。NYダウンタウンで人気のクリス・ポッターを高く評価していたのです。そしてこういう一派の人達に対してもまっとうな意見を言っていました。この意見にはまったく同感なのでした。山中さんはもっと保守的なジャズを聴いているのかと思っていましたよ。

寺島さんはと言えば、クリス・ポッターには歌がないからダメだの一点張り(笑)。日本のジャズ・ファンの大半はそういうのは聴かないと言ってますよ(笑)。まあ、そのとおりだとも思いますが、ほんとにそれでいいのでしょうか?という私の意見に関してはジャズ批評2009年3月号対談「後藤雅洋×いっき、現代ジャズ・シーンの活性化を考えるをご覧下さい。おいおい、また自分の宣伝(笑)?

他にも山中さんが興味深いことを言っていました。
「ブルーノートの1500番台が一番好きかもしれない。昭和歌謡とか(笑)。」
「いままで聴いてきた古い音楽の呪縛を自分の中から解いてみたいという気持ちはあります。なんだかんだ言って私が呪縛に一番はまっているような。」

この「古い音楽の呪縛」については、ジャズ批評2008年11月号対談「後藤雅洋×高野雲、現代の日本人女性ジャズ・ピアニストを聴いてみたで、山中千尋のアルバムを聴いてお2人が感じていたものなのではないかと思います。いかかでしょう?

Swing Journal (スイングジャーナル) 2009年 04月号 [雑誌] Swing Journal (スイングジャーナル) 2009年 04月号 [雑誌]

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ジャズ批評 2009年 03月号 [雑誌] ジャズ批評 2009年 03月号 [雑誌]

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