オーディオ

レコードプレヤー探訪 SR-355

まだまだやります(笑)。
今回はオーレックスのSR-355
オーレックスはこれで3台目になります。
これは上面が全面鉄板になっていて、剛性はかなりのものだと思います。
そこに惚れて入手しました。

よく確認せずに落札したらトーンアームのバランスウェイトがありませんでした。
どうりで安いはずです。1,400円也。
状態もあまり良くありません。
まあ、付属していたヘッドシェルとカートリッジ(針折れ)を売れば、
元は取れるでしょう。

P38

大きな脚なのに高さ調整機能はありません。
脚の中身はよくあるゴムカップなので単なる見た目重視。

P39

脚は薄めの底板に取り付けられています。

P40

マニュアル機なので中身はスカスカ。
これも当時多くのメーカーが採用していた例のDCサーボモーターです。
キャビネットの外枠は薄めの板ですが補強はされているし、
天板は鉄板と合板の2重構造なので強度は十分だと思います。

P41_2

トーンアームは鉄板に直接取り付けてあります。
シールドケースがないのはコストカットのためでしょう。

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バランスウェイトがないので付属トーンアームは使えません。
痛みもあるし良いものではないので別のトーンアームに交換します。
まずはトーンアームとアームレストを外します。

P44

天板はご覧のとおり大きな穴はなく、強度が落ちないようになっています。

P43

交換するトーンアームはDP-1700(モーターはDP-2000に交換)の
キャビネットに取り付けていたビクターのトーンアームです。

DP-1700の取り付け穴だとトーンアームが最内周になったあたりで、
トーンアーム後部がダストカバーにぶつかってしまうため、
ダストカバーを閉めて再生できませんでした。

このキャビネットならダストカバーにぶつからないように設置できます。
トーンアームに合わせアームレストの位置も変更。
φ21mmの穴はホールソーで開けました。
合板の穴も広げています。

P45

合板の穴はこんなんに広げる必要はありませんでした。

P46

脚が1個壊れていたのでこちらも交換します。
高さ調整ができる脚を取り付けるために今回はこんなものを使いました。

P47

これを底板に打ち込みました。

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脚はDP-1700のキャビネットに付けていたビクターのもの。
アームケーブルを通す穴も開けました。

P49

モーターのオイルも交換します。
モーターの高さとの兼ね合いからモーターは合板の方に取り付けています。
モーターのプラスチックカバーもないので外すとローターが見えます。

P50

SR-255やPL-1250とは違い、軸受の下にボールベアリングが入っています。
こちらの方が少し高級品のようです。

P51

プラッターは外周が厚くなっていて慣性質量を稼いでいますが、
中身が抜いてあるためそれほど大きい効果はないと思われます。

P52

アームベース部のリング板を入れると高すぎて水平がとれなくなるので、
アームベースだけ取り付けるようにしました。

P53

ということで、オーディオラックの定位置にこいつが収まることになりました。
このトーンアームは使いやすくて経年劣化が少なく良いものです。
がたつきがないのに非常に敏感に動きます。

P54

しばらく動かさないで電源を入れると、最初モーターの回転が少し遅く、
LPレコードを半分ほどかけたところで定回転になるのはしょうがないでしょう。
遅いといってストロボが少し流れるだけで、
私にはその程度のピッチの変化は分かりません。

お気に入りのビクタートーンアームが使えるのでしばらくはこれを常用します。

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レコードプレーヤー探訪 PS-3750

私としては珍しいメーカーのレコードプレーヤーを入手しました。
ソニーのPS-3750です。
ソニーのレコードプレーヤーはマニュアル機よりオート機がメインで、
外観はメカニカルなものが多いので、
私の趣味に合わず、これまで積極的に入手しませんでした。
でもここらでソニーのレコードプレーヤーも見ておきたくて入手。

動作未確認のジャンクで\1,200。
動かなくても付属カートリッジをリサイクルすれば元は取れるという魂胆(笑)。
外観は意外ときれいでした。

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ソニー自慢の音響素材SBMCで一体成型したキャビネット。
木製キャビネットが好みの人はこの素材に抵抗感があったりします。

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今回この素材に触れてみて、剛性が高くなかなか良い物だと分かりました。
ターンテーブル(プラッター)を外すとキャビネットの複雑な形状が見えます。

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プラスチックのカバーの下に回転制御基板とトランスがあります。
マニュアル機なのでシンプル。
トランスは防振ゴムを介して載せてあるだけです。

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モーターは黒いカバーの下にあります。
しっかりしたケースに入ったなかなか大型のモーターです。

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ソニー自慢のブラシ・アンド・スロットレス(BSL)モーター。
コギングによるトルクのむらを抑えるために、
原理的にスロットが存在しない構造になっています。

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他とは違うモーターを採用する辺りが「技術のソニー」なのでしょう。
「技術のソニー」、昔はそんな風に言われていたのですが・・・。
軸はかなり太くてしっかりしたローター。

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モーターカバーの裏にこんなものが付いています。
軽く回転し過ぎないように適度な負荷をかけるようになっています。
DENONのモーターも初期は同じ機能の物がモーター上部に付いています。

P32

トルクむらが少ないモーターなのでプラッターの外周部は薄くなっていて、
慣性質量を稼ぐ(フライホイール効果を得る)ようなことはしていません。

P33

そしてこれもソニー自慢のマグネディスク・サーボ方式。
プラッター外周付近に着磁してそれを磁気ヘッドで検出して速度制御します。
DENONと似たような方式で検出周波数が高く、
サーボ補償周波数帯域を広くでき、速い応答性により微妙な変動を抑えます。

P34

裏返して見てもキャビネットの複雑な構造が分かります。
こういう物を作るには精密な金型が必要になり、金型の金額はかなり高価。
たくさん作って売らないと金型費用が償却できません。
これは大量生産していた昔だからできたことです。
脚は高さ調整ができるしっかりした物。

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マニュアル機なので裏のカバーの中はスカスカ。
同じキャビネットを使ったフルオート機があるので、
ここはフルオートのメカや電子回路を入れるためのスペースでしょう。

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動作未確認ジャンク品ですが問題なく使えました。
モーターの回転は安定しているし、キャビネットもしっかりしているし、
良いレコードプレーヤーだと思うのですが難点が・・・(涙)。

P37

多分モーターからだと思いますが、回転を制御する高周波音が聞こえます。
静かなところではレコードプレーヤーの手前にいても僅かに聞こえるレベル。
ただしMMカートリッジの再生音にこの音は入りません。
(MCカートリッジは所有していないのでどうなるか不明)
経年劣化でコイルなどが緩んで共振しているのでしょうか?

このレコードプレーヤー単体の不具合なのか、
これと同じソニーのBSLモーターに内在する不具合なのか、
1台の状態だけでは判定できません。
まあ一応経年品は注意しておいた方が良いように思います。

レコードは問題なく聴けるので捨てるのはもったいないと思い、
ハードオフでリサイクルしました。

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レコードプレーヤー探訪 SR-F430

またしてもハードオフでジャンクレコードプレーヤーを入手しました。
オーレックス(東芝)のSR-F430という珍品です。540円!
ターンテーブルシートだけでも使えればいいやという感じ(笑)。

ダストカバーを開けやすくするつもりだったのか?吸盤と輪がついていました。
接着剤で付けてあったのでそれを外してもご覧のとおりの惨状。

P181

本体は意外ときれいでした。

P182

モーターが下に飛び出しているので脚はかなり大きいものになっています。

P183

メカ式フルオートなのでトーンアームの動きと共にスライドする金具があり、
これでレコードのエンドを検出しています。

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脚は大きいけれどプラスチックとゴムの安物。
薄い底板に取付てあり高さ調整はできません。

P185

開けてビックリ! これも電源トランスレスのACサーボモーターでした。
ACサーボモーターのダイレクトドライブはDENONくらいだと思っていましたが、
ビクター、ラックスマンなど多くの機種に採用されていたことが分かってきました。

P186

なかなか複雑なギヤとカムによるフルオート機構です。

P187

モーターが大きいのかと思ったらそうではなく、
トーンアームを駆動するメカの駆動力を得るギヤがあり、
その分モーターを脚で浮かせて取付けてあったのです。

P188

回転制御基板はビクター系搭載のものと似ていますが少し異なっています。

P189

モーターを外してたらフジヤ・オーディオと書いてありました。
TOAのDD-100に搭載されていたモーター(DCサーボ)と同じメーカーです。
前の記事で紹介したSL-71Dのモーターに書いてあったフジヤ・エレクトとの
関係が気になります。社名を変更したのでしょうか?

モーターケースの一部が開いて中身がむき出しになっている構造は謎です。
アルミダイキャスト製の堅牢な作りが良いです。

P190

ACサーボモーターはトルクが弱いのでプラッターは軽く、
これはベルトドライブ用のものが流用されています。

P191_2

モーターもばらしてみました。
モーターの裏蓋をはずしたところです。
ローターのカップが通常とはひっくり返った珍しい構造。
回転数検出用のマグネットが貼り付けてあります。
モーターケースの3ヶ所にあるマグネットは回転数抑制のためか?

P192_2

そして裏蓋には回転数検出用の電極があり、
この方式はDD-100のモーターと同じものになっています。
軸受けは金属板なので粘度が高いグリスを塗るしかないでしょう。

P193_2

ローターを抜くには軸上部のギヤと止め金具を外す必要があります。

P194

ステーターにはコイルが緻密に巻かれています。
こういうモーターを見るとワクワクする私って変でしょうか(笑)。

P195

ローターカップの取付位置やトーンアーム駆動ギヤ取付位置のせいもあり、
軸が異様に長いです。
プラッターが軽く、ステーター貫通部は長いので細くても大丈夫でしょう。
モーターケースの一部が開いているので水がここに入って腐食したようです。

P196

軸受けにはアームリフター用に買って効果がなかった
モリブデン入りグリスを塗りました。
軸の方にはいつものテクニクスのメンテナンス用オイルを塗りました。

P197

残念ながらフルオート機構は上手く動かず、
原因が分からなかったので主なところは外してしまいました。
モーターが気に入ったのでマニュアル機として使おうという魂胆。

P198_2

電源ON/OFF用のマイクロスイッチは外してトグルスイッチに交換。
穴を開けやすいところがあったのでそこにスイッチを取付けました。

P199

パイオニアのPL-1250Sに替えてこれをオーディオラックに据え付けました。

P200

しばらく使わないでいて電源を入れると、
回路が温まるまで回転数が若干遅いですが安定はしています。
トーンアームの高さ調整ができないので、普通の高さのカートリッジでは
前下がりになってしまいますがそのままでも問題ありません。
トーンアームにがたつきはありませんでした。

アームベースがプラスチックだったり、
エンド検出メカがトーンアームの負荷になっていたりしますが、
特に不満なく音楽を楽しめます。
レコードプレーヤー本体よりカートリッジが大事です。
写真のカートリッジはオルトフォン520、結構気に入っています。

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レコードプレーヤー探訪 SL-D3

使う気にはならないけれど触れておきたかった
テクニクスのプラスチック製レコードプレーヤー。
ハードオフのジャンク品、SL-D3を入手してみました。
動作するみたいでしたがダストカバーの取付金具がないということで540円!
この値段ならばらして遊んで捨てても惜しくはないでしょう。

ハードオフのジャンクは無造作に積んであるのでダストカバーは傷だらけ。
本体には意外と傷がなく汚れも少なめです。

P162

後ろの両側にある四角い部分にダストカバー取付金具が入っていません。

P163

テクニクス定番のDCモーター。
とにかくたくさん生産してこなれたパーツなので安定性は抜群。
私はこのモーターが結構好きです。

P164

ローターマグネットはプラッター側に取り付け。
外周部の肉厚はそれほど厚くないので慣性質量は少なめです。

P165_2

脚はゴム製で高さ調整はできません。
脚取付ネジは底板の固定ネジも兼ねています。

P166

この底板は厚みがあって重量もあります。
安い割にはなかなか良い配慮です。

P167

本体は薄いプラスチック製でリブで補強しても強度不足は否めません。
振動の吸収特性に優れた音響素材TNRCによる防振構造とのことですが、
私は強度を最優先にする主義なのでプラスチックはどうも・・・。

P168_2

こんな複雑なフルオートメカなのに未だに正常に動く技術は優秀。
モーター軸を下に伸ばしてギヤを介してトーンアーム駆動力を得ています。

P169

ということでフルオートメカが正常動作するのでお掃除しました。
トーンアームにもがたつきはありません。

P170_2

こうして見ると意外と悪くなく、これはこれで良いと思えてきました。
ならばダストカバーを取り付けたいということで、
このレコードプレーヤーを買ったところとは別のハードオフへ。
ちなみに私の家は2件あるハードオフの中間くらいの位置にあります。

ジャンクレコードプレーヤーSL-B303がありました。
ダストカバーの付け根が折れていてベルトがなく動かないもの。324円也。
これなら金具だけ取ってあとは捨てても惜しくないです(笑)。

P171

外観は意外ときれいです。
後ろの両側にダストカバー保持金具が入っています。

P172

この黒い金具がほしかったのです。

P173

一応中身を確認しておきましょう。
底板は薄い板で脚は本当にオマケ程度。

P174

これもフルオートですがDL-D3とは少し異なるメカです。
薄いプラスチックの本体はSL-D3と同材質のもの。

P175

面白い機構がありました。
プラッターに付いている仕掛けなんですけど分かりますか?

P176

本体側はこんなメカ。

P177

プラッターの裏にはこんなメカ。
劣化したゴムベルト(純正品ではなさそう)がプラッターに付着したままです。

P178

ゴムシートには穴が開いています。
どうやらこの爪でレコードのサイズを検出するようです。

P179_2

光で検出する方式は知っていましたが、メカ式があるとは知りませんでした。
高いゴムベルトを買って修理する程のものではないのでこれは捨てました。

無事ダストカバーが取り付けられたので改めて聴いてみました。
音に特に気になるようなところはなく音楽を十分楽しめます。

P180

プラスチック製は主義に反するなんて書いていましたが、
フルオートですし、これはこれで使い心地が良いレコードプレーヤーです。
プラスチック製だからダメというものではないと改心しました(笑)。
これを常用機にしようかとも思いましたが結局リサイクル。

すぐ手が届くところに音楽を置いておきたい私は、
最近こういうオーディオ機器が良いと思えるようになりました。
ただしカートリッジはある程度お金をかけないとダメです。
たくさん聴いてそれは確たるものになっています。

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レコードプレーヤー探訪 SL-71D

前から使ってみたかったレコードプレーヤーをヤフオクで入手しました。
DENONのSL-71Dです。
DPシリーズの下に位置する普及価格品(\42,800)。

落札価格は安かったのですが、
遠方からの出品なので送料が高くなってしまいました。
状態はあまり良くなく、電源スイッチが押されたまま戻らないということで安値。

P151

付属していたアーピスのカートリッジを売れば元は取れるという目論み。
そこそこ厚みがある鉄板にモーターを取り付けているので強度的に有利です。
こういうところで手抜きをしないのはさすがDENON。

P152

裏返すと突き出るモーター部にカバーがあります。
底板は薄く、脚は木枠取付ですが価格なりのゴム製で高さ調整はできません。

P153

マニュアル機なので中身はスカスカ。
この回転制御基板と電源トランスレスから分かると思いますが、
DENON主流機とは異なる例のACサーボモーターです。
このモーターに興味があっての入手です。

P154

押されたまま戻らかったスイッチ、
いまいちアクションが分からなかったのですが、
CRC5-56を吹き付けたらあっさり戻るようになりました。
前の所有者はスイッチノブを無理やり引っ張って戻そうとしたみたいで、
上面のスイッチノブに傷がありました。

P155

トーンアームコード接続部分には気持ち程度のシールド板。
トーンアームは化粧も兼ねたアルミプレートにしっかり固定されています。

P156

そしてこれがACサーボモーター。
ビクターJL-B31、マイクロDD-5などと同じアウターローター型。
軸受け部分の構造は少し異なっています。

P157_2

銘板に書いてあるフジヤ・エレクトってどんな会社なのか不明です。
TOAのDD100の扁平モーターに書いてあったフジヤ・オーディオと同じ会社?
この会社がモーターを製造して、
色々なオーディオメーカーへ供給していたということだと思うのですが・・・。

P158

回転制御基板はJL-B31などと類似のものです。

P159

トルクが少ないACサーボモーターなので、
プラッターは外周部に厚みを持たせること(慣性質量の増加)もなく軽量。
トルク変動が少ないモーターなのでこれでも十分滑らかに回ります。
ストロボパターンが水平になっているこの形状は結構好きです。

P160_2

回転数調整ボリュームの接触不良は変動に直結するので接点復活材処理。
45回転はなぜか回転が少し不安定。
トーンアームにがたつきはなく、黒色のスマートな形状がカッコイイです。
ただし高さ調整ができないのが残念。
トーンアーム軸のネジを緩めれば少し調整可能ですけれど、
多分これは分解用のネジです。

P161

いつもながら思うのですが音楽を楽しむにはこれで十分です。
これを常用機にしても良いと思いつつも、微妙に納得できないところがあり、
全体的なデザインがちょっとダサイのが気に入らずリサイクルとなりました。

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ジャンクレコードプレーヤーを解体調査

ほとんど病気です(笑)。
ハードオフに気になるジャンク品があるとつい買ってしまいます。

まずはパイオニアのPL-1250
PL-1250Sがあるんだからいらないんですけれどつい・・・。
チェック時音が出なかったとかで1080円でした。

とにかくタバコのヤニ汚れがひどかったのですが、
掃除でこのくらいのレベルには出来ました。

P128

木目調シートが破れていたので前面部分は全て剥いでしまいました。

P129

ブチルゴムのターンテーブルシートはとにかく表面が傷つきやすいです。
擦り傷で白くなってしまうのが難点。
底面が鉄板というのは強度的には良いと思います。

P130

アレッ! 鳴きを防ぐ防振材が減ってしまっています。
左が今回のPL-1250、右がPL-1250Sです。

P131

マイナーチェンジでコストカットされてしまったのでしょう。
中身にもコストカットの痕跡が・・・。

P132

トーンアームの下にあったスタビライザー的な5mm厚鉄板が、
スイッチを取り付ける鉄板と一体化されて薄くなってしまっています。
まあこの構造でも強度的には十分なものがあり良心的だとは思います。

P133

日本電産製らしい量産普及品のモーターですが性能は十分だと思います。
ターンテーブルを支えるモーターはこれくらいしっかりしていないと困ります。

P134_2

モーター軸には再注油しています。
33回転は安定しているのに45回転は少し不安定。

P135

チェック時音が出なかったはずなのに問題なく音は出ます。
トーンアームの水平回転部にがたつきがあるのが少し気になります。

音楽を聴いて楽しむにはこれ以上いらないと思います。
中学生の頃にカタログを見て楽しんでいたレコードプレーヤー。
懐かしいです。

続きましてLo-D(日立)のHT-400
108円だったので買ってしまいました。
この上級機HT-500は当時評価が高かった機種です。

P136

ストレートアームはカートリッジが簡単に変えられないので使う気になりません。
ローマス・ハイコンプライアンス時代を象徴するトーンアームで華奢なもの。
なのに付属カートリッジがローマスでもハイコンでもないMT24とは、トホホッ。
付属していた針折れカートリッジと専用ヘッドシェルを売ったら儲かりました(笑)。

底板は薄っぺらい板で脚もご覧の通りのお粗末なもの。
1個取れています。

P137

この時代になると安いレコードプレーヤーはすっかりコストカットされた作り。
フルオートでこのスカスカぶりは生産性向上の成果です。

P138

フルオート機構にお金がかかるので他は(特に強度は)おろそか。
トーンアームの駆動は専用モーターで行い機構もスマートになっています。

P139

オーディオ機器の生産性の向上は目覚ましい進化を遂げます。
クォーツロックの制御回路も合理化が進み、トーンアームの制御回路も含めて
この基板1枚に収まってしまう電子技術の進化ぶりは凄いです。

P140

モーターと制御基板を一体化させ、とにかく生産性を向上させています。
生産性の向上とはいかに安く速く組み立てられるかということです。

P141

モーターを取り付ける部分が薄いプラスチックというのは残念至極。
電源トランスも防振処理なしで筐体に取り付けてあります。

P142

これを買ったのはユニトルクモーターが見たかったから。
技術的には凄いけれど見た目は単なる扁平モーター。
周波数発生器のコイルパターン基板を制御基板と一体化。
軸は短いけれどその分太く、軽いターンテーブルなので十分な気がします。

P143_2

固定子コイルと回転子磁石の間に基板があります。
モーターベースはこんなに薄く平らな鉄板なので強度不足は明らかです。

P144

ターンテーブル(プラッター)は外周に厚みがなく慣性質量が小さいもの。
このモーターですからトルクが小さく慣性質量を増すと制御できないのかも。
まあユニトルクモーターなら慣性質量に頼らなくてもスムーズに回るでしょう。

P145_2

HT-400、私的には使いたいと思える要素がほとんどありません。
ターンテーブルシートはとっておくとして他はガレキ行き決定。 m(_ _)m
ちなみにモーターは正常回転していました。
多分フルオート機能も生きていると思います。

PL-1250もHT-400も定価45000円です。
時代によるもの作りの違いがハッキリ出ていて面白いと思いました。

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久しぶりにカートリッジの話題

久しぶりにカートリッジで遊んでみました。

まずナガオカ(ジュエルトーン)のMP-10をヤフオクで落札。
あまり人気がないカートリッジなので安かったです。
このヘッドシェル付きで2100円はかなりお買い得。
銘板のロゴが新しいものになっているので後期のものなのかもしれません。

P124

接合ダイヤ丸針ですが十分楽しめます。
ジュエルトーンの頑丈なヘッドシェルが好きです。
これでナガオカのこのシリーズはMP-10,11,15,20と普及クラスは全て入手。
そのMP-11,15,20は手放したので今はこれしかありません。

さて、なぜこのカートリッジを入手したかというと、
実は現行針JN-P150をもう一度聴きたかったからです。
このシリーズはMP-10,11,15,20ならば針はどれでも構造的には差し替え可。
なので出力が一番大きいこれにしようと思ったのです。
ただラミネートコアではないので高音の伸びはそれほどではないはず。
私は高音の伸びより出力が大きい方を優先(元気に聴こえる)しました。

以前中古のMP-150を所有してかなり気に入っていたにもかかわらず、
成り行きで手放してしまい惜しい思いをしました。
その後値上がされてしまったので再入手する気はありませんでした。
ところが最近実売価格が下がってきてAmazonで時々8000円台で出ます。
これはチャンスということで今回購入に至りました。

P125

無垢ダイヤの楕円針で10000円以下で新品針が買えるのは魅力です。
大きなダイヤチップが付いていて惚れ惚れします。
今後こういうものがいつまで作られるか・・・。

針を見てビックリしました。
以前持っていたものとはすっかり仕様が異なっていたからです。
下の写真をご覧ください。

P126_2

左が以前のもので右が今回のもの。
左は中古品だったので表面がいくらか腐食しているとは言え、
カンチレバーの材質は明らかに別もの。

更にダイヤチップの取り付け方も異なります。
以前のものはダイヤチップを埋め込んだ金属片がカンチレバー先端に
接着されているように見えます。
しかし今回のものはパイプカンチレバーの先端をつぶしてダイヤチップを挿す、
普通の取り付け方になっています。

予告なく仕様変更されることはありがちなのですがこんなに違うのは初めて。
材料が入手しずらくなっている昨今を象徴する出来事のように思います。
ここまで違うと音も変わってしまっていると思います。

MP-150(JN-P150)は「広帯域のパワフルサウンド」というのが売りです。
そこが気に入っていたのですが今回どうなのでしょうか?
メーカーとしては当然同じ方向性で音作りしていると思いますが。

P127

記憶との比較ほどあいまいなものはありません。
はっきり言ってしまうと違いがあるのかよく分かりませんでした。

聴き始めは高音の浸透力が弱い感じで「アレッ」と思いましたが、
十数時間聴くうちにしっかりしてきたように思います。
高音は「キンコン」ではなく「シンシン」と鳴っている感じ。
パワフルというよりアキュレートな感じで、
接合ダイヤ針との違いははっきり分かります。

いくら良くても古いカートリッジは劣化するのみなので、
現行品のまともなカートリッジでなら良い音が聴けることを知っておくべきです。
現行品はダメだと言う人がいるけれど一体何を聴いているのか?
私にはさっぱり分かりません。

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レコードプレーヤー探訪 PL-1250S

前から気になっていたレコードプレーヤーを落札しました。
パイオニアのPL-1250S、毎度のジャンク品で1000円。
木目調でないこちらは人気がないので安いです。

P107

不安定ではありましたが回転しました。
タバコのヤニコーティングはいつもどおりですが状態はそれほど悪くなく。
付属の針折れカートリッジはそのままリサイクルします。

早速裏返してみました。
鉄板の底板はなかなかしっかりしたものです。
脚は底板に取付けられています。

P108

底板にはアース線がつながっていますので開ける時にはご注意を。

P109

底板が鳴かないようにゴムと木片でダンプしてあります。
こういうところに昔の製品の真面目さが出ています。
昨今の合理化設計ではこうはいきません。

P110_2

マニュアル機なので中身は簡素です。
外周枠は二重になっていてなかなかしっかりした筐体です。

P111

驚いたのはトーンアームの下に5mm厚の鉄板を入れてあること。
重量で安定感を増すスタビライザー効果があります。
アームコード引き出し部にシールドケースがないのは価格なりか。

P112

モーターも鉄板ベースを介して筐体に取付けてあります。
もちろん電源トランスはゴムを介した防振取付けで手抜きなし。

P113

モーターはこの当時の色々な機種に搭載されたもので日本電産製らしいです。
モーターの金属ベース部の形や回転制御基板にはいくつか種類があります。

P114

P116_2

これは回転数検出にフォトエレクトリック・パルス検出方式を採用しています。
発光ダイオードとフォトトランジスタで、スリットを通過する光の点滅をカウント。
この方式はテクニクスのSL-55、ラックスマンのPD131でも採用しています。

P117

ローター部もステーター部も普通のもので可もなく不可もなし。
軸受けオイルの劣化はあると思うので交換しました。
オイル交換後ローターが納まるまでにかなり時間がかかりました。
軸受けの精密加工ぶりが分かります。

P118

P119

回転速度調整ボリュームの接触不良は回転数変動に直結。
取り外してクリーニングするのは面倒なので接点復活剤で処理しました。
トーンアームのがたつきは垂直/水平回転軸ともに僅かにあります。
このくらいなら気にすることはないでしょう。
アームリフターはゆっくり降下します。

回転がとても安定しているのでオーディオラックに据え付けました。
掃除したら外観はそこそこきれいでトーンアームのシルバーが映えます。
木目調は見飽きたのでシックなグレー仕上げが気に入りました。
ターンテーブルマットはブチルゴムの愛用品に交換。

P120

特に高級品は必要なく、これで充分良い音だと思うんですよね~。
PL-1250Sは良いレコードプレーヤーだと思います。

P121

このレコードプレーヤーは結構気に入りました。
これとビクターのJL-B31の2台体制にしてしまっても良いかも?

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こんなのアリですか?

DD-100のトーンアームを生かせないものかということで無茶しました(笑)。

ハードオフで見て気になっていたレコードプレーヤーを買ってきました。
ベスタクスのPDT-4000、DJ用ターンテーブルです。
ジャンク品で「チェック時回転しました」というもの、1166円也。
お店でターンテーブルを手で回したら、
とにかく回転がスムーズだったので気になっていたのです。
ACサーボモーターだという情報があったので余計気になっていました。

P93

トーンアームの錘がなかったりしてこんな状態なので安いのでしょう。
買って帰って早速回転するか確認。
ACプラグをつないでスイッチを押しても回転しません?
これはゴミをつかまされてしまったかと、修理が面倒・・・。
しばらくがっかりして良くみると、後ろに電源スイッチがあるではありませんか。
スイッチONで無事回転しました。ふぅ~。

クオーツロックをONしておけば回転数を調整する必要はありません。
プラッターの下側にある2本のストロボパターンは33回転用(50Hz、60Hz)。
滑らかな回転はさすがACモーター。
電子ブレーキ付きなので回転は素早く停止します。

モーターの回転数検出機構が上から見えます。
モーターには上蓋がないようです。
ローターを抜くにはこのプラスチック板を剥がすのでしょうか?

P94

裏返すと脚は底板に取付けられています。
取付け位置が左右対称ではなく、重量バランスを考慮しているのは珍しい。

P95_3

底板の厚みはそこそこあってしっかりしています。
最近のレコードプレーヤーDENONのDP-500Mと似た筐体構造です。

P96

マニュアル機なので中身はシンプル。
モーターと回転を制御する基板くらいしかありません。
驚いたのはモーターとトーンアームを厚い鉄板に取付けて一体化してあること。
モーター支点とトーンアーム支点を明確化するメカニカルショート構造です。
DJターンテーブルも侮れませんね~。

P97_2

このモーターが強固でなかなか良いです。
手荒に扱われるDJターンテーブルなのでひ弱なモーターではダメなのでしょう。
電源トランスは筐体に直接ネジ止めされていて振動対策がないようですが、
実はモーターとトーンアームを固定する鉄板の方が、
ゴムを介して筐体に防振取付けされているのです。

P98

この鉄板がなかなかの厚さで頼もしい。
モーター駆動用トランジスタを鉄板に取付けて放熱しています。
トーンアームから出る線はシールドなどなくコネクタ基板に直付け。

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トーンアームを取付けているナットを外せばトーンアームは外せます。
外してビックリ! トーンアームは重い金属円柱がベースになっています。
ベスタクスがこんなところにお金をかけていることを知っていましたか?
こういうことが音の良さ(音溝の忠実な音声変換=ハイファイ)につながります。

P100

筐体上部のプラスチック部分はインサイドフォースキャンセラーと、
アームレストだけなのでトーンアームを支えるのとは無関係です。
アームリフターがないのはDJ用だからでしょうしコストカットもあるでしょう。

P101

何っ!この中途半端な穴は。
メカニカルショート構造を生かすには下の鉄板に取付けたいところです。
トーンアームの取付け中心位置はモーター軸中心から215mmです。
DD-100はこの距離が220mmなのであと5mmずらす必要があり、
つまり鉄板の穴も広げなければなりません。

P102

木の部分はカッターで少しずつ切取りました。
鉄板が厚いので穴を広げるのに一苦労。
何とも雑な作業です(笑)。

P103_2

裏からネジ止めするのですが、1カ所鉄板が干渉し上手くナットが締められず。
おかげでトーンアーム取付け位置が少し内側になっています。
面倒なので取り敢えずこのまま。
トーンアームから出る線もノイズ対策などせず放置(笑)。

P104

何とかトーンアームは取付けられたのですが見た目はヒドイものです。

P105

こんなものですがオーディオラックに収めてしばらく使うことにしました。
特に問題なく使え、十分まともで良い音を聴かせてくれます。
モーターやトーンアームがまともな物なので当然でしょう。
それにしてもベスタクスのデザインセンスはダサ過ぎでしょっ!
この日本的な侘び寂び漂うダサさ(笑)はある意味強烈な個性です。

P106

レコードプレーヤーを使用しない時、
ダストカバーはDD-100から外したものを取り敢えず乗せています。
そのうち手ごろな大きさのダストカバーを入手して取付ける予定。

DD-100の筐体及びモーターはガレキとして廃棄してしまいました。

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DD-100その後

トーンアームのがたつきがひどいと思っていたレコードプレーヤーDD-100、
実はそうでないことが分かりました。

DD-100はリサイクルしても大した値がつかなそうなので、
トーンアームでも交換して遊んでみることにしました。
モーターはいまいちなのになぜか廃棄しようと思えないこのレコードプレーヤー。

で、トーンアームをとりあえず外してついでに分解してみると、
何と水平回転部分はワンポイントサポート方式ではありませんか。
この尖がったニードルの上にアーム本体が乗っかっています。

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乗っかっているだけなのでアームを大きく動かすと外れてがたついてしまうし、
水平回転部の許容される傾きが小さいので少し傾けると当たってしまうのです。
ニードル部分は金属パーツを介して固定されています。
インサイドフォースキャンセラーとアームリフターを取付ける部分はプラスチック。

ニードルを受ける部分がこちら。

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この部分はプラスチックだと思ったのですがアルミ削り出しでした。

この裏側のネジを外せばバラせます。
写真は再組付け後のものなのでネジロックが剥がれています。
アームベース部もアルミ削り出しでした。

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というわけで結構しっかり作られているトーンアームなのでした。
アームコードを再度ハンダ付けしてこのまま使うことにしました。
トーンアームから出ている線が細くて老眼の私には辛い作業です。

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回転制御回路もちょっと修理。
モーターコイル駆動トランジスタの脚が真っ黒けだったので交換しました。

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2SB562Aと2SD468Aが使われています。
両トランジスタともに秋月電子の通販で現行品が買えます。

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トランジスタの交換でトルク不足が改善されるかも?
と思ったのですが改善されませんでした。

このトーンアームは高さ調整もできます
なかなか優秀なトーンアームだと思います。
モーターがお粗末なのが残念。

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普通に聴けたのはトーンアームに問題がなかったからですね。
改めて聴いて十分音楽は楽しめると思いました。

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