オーディオ

チューナー交換

今日は珍しいネタです。

長年使っていたチューナーが壊れてしまいました。
使っていたのはオーディオ評論家の故長岡鉄男さんが絶賛していた
KENWOODのKT-1010F。
20年くらい前にヤフオクで落札したもの。

カセットデッキがKX-880SRⅡなので、
デザイン的にはマッチしていました。
この頃のメカニカルなKENWOODデザインが好きです。
黒色フロントパネルの全盛期でしたね。

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ラジオはめったに聴かないので年に数回電源を入れる程度でした。
久しぶりに電源を入れたら表示が点灯しませんでした。
中身を開けてみたけれど、電源スイッチが壊れたのではなく、
故障を突き止めるのはめんどうだったので廃棄しました。

大きな基板に半導体がたくさん並んでいます。
TRIOのチューナー技術を結集したシンセサイザーチューナー。

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さて、もう一度KT-1010Fを買おうかとも考えましたが、
めったに使わないのチューナーにお金をかけるのもなんだか。
しばらくチューナー不在が続きました。

懐かしいデザインのアナログチューナーを買おうかとも考え、
ハードオフのジャンクその他もながめたりしつつ悩む日々。
悩むといっても基本ラジオは聴かないので気楽なものです。

アナログメーター付きの大きなチューナーも懐かしくて良いけれど、
ハードオフジャンクは動きそうなものがありません。
ジャンクでなくてもそれほど高くはないのですが、
年数回聴くのにやはりお金はかけたくありません。

で、気になるものがありました。
ハードオフジャンク¥1,100のYAMAHA T-5
「FM受信できました。」と書いてあるので、それを信じて購入。
おおげさでないのがいいのです。
この頃のヤマハのシンプルでクリーンなデザインも好きです。

ハードオフジャンクですので天板は傷だらけ。
フロントパネルにそれほど傷はありません。

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FMアンテナ端子が変な形状なのが気になったのですが、
まあ何とかなるだろうと。

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チューニングノブを回すと途中で異音があったけれど、
これも何度か回せばなじみそうだったので購入。

安いチューナーなので中身はスカスカ。

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買ってネット検索して分かったのですが、
周波数目盛りを上からほのかに照らすお洒落なランプがあります。
これが点灯しないとデザインの良さが半減。
ランプは点灯したので良かったです。

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で、チューニングノブを回すと途中で動かなくなる現象があり。
何が悪いのか悩みました。

糸が滑るのかと思ってアルコールで拭いたり、
ノブの回転を糸に伝える部分もアルコールで拭いたり。
可動する針部分にミシン油を軽く塗ったりもしました。
それでも治りません。

バリコンのプーリーが長年の糸のテンションにより曲がりぎみで、
それかとも思ったのですがそうではなく、
そのプーリーが挿してある軸が外側(写真の右側)に引き出されて、
負荷が増していることによるものでした。
左側一番奥まで挿しこんでギヤにミシン油を塗ったら、
スムーズに回るようになりました。

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アンテナの端子に普通の同軸コネクタが挿せません。
ネット検索すると専用の変換コネクタがあったようです。

¥1,100なので壊しても惜しくはありません。
挿せれば良いので強硬策に出ましたw。
端子周りのプラスチック部分を切り取り、
外周のコネクタは無理やり径を細くしました。
これで同軸線が挿せて接触も問題なし。

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オーディオラックにセットしました。
小型チューナーだと思たのですが、カセットデッキの上に載せると、
意外と大きいことが分かりました。
大きいチューナーを買わなくて良かったです。

周波数を指す赤色LEDの両側の緑色LEDがチューニング表示も兼ねていて、
チューニング周波数が低すぎると右が消灯し高すぎると左が消灯します。
チューニングが合うと両方のLEDが点灯。
写真はチューニングが合っている状態です。

電源スイッチのランプも点灯。
FM FUJIにチューニングすると、針が指す周波数は1目盛りずれています。
ですがLED表示でチューニングするので目盛りは大まかな目安に過ぎず、
使用するにあたっての不都合はありません。

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ランプ照明の感じも含めこのシンプルなデザインが気に入りました。
B.G.M.としてしか聴かないので音質はこれで十分。
FMラジオが聴けるようになって良かったです。
ちなみにアンテナはTV用の室内アンテナを使用しています。

ジャンクオーディオ満喫中!

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三栄無線の真空管アンプ

三栄無線の真空管アンプSA-6302の記事に、
「すけ」さんからコメントがありました。
10年以上前の記事ですね。
懐かしいです。

回路図がないかとの問い合わせがあったのでここに貼ります。

Sa6302_20231008193301

トランスの仕様については記載されていません。
組み立ての取説にも記載されていません。
特注出力トランスということです。

私はタンゴのシングルトランスU708に交換したので、
そのメモ書きもそのままにしました。
見ずらいかもしれませんが代替トランスの参考にどうぞ。

実体図もありましたので貼ります。

Sa6302_20231008193302

当時、実体図を見てワクワクしたのが懐かしいです。
ブログを通じて同好の士とコミュニケーションできるのは楽しい。

動作するようになると良いのですが。

(注)回路図と実体図の著作権は三栄無線にあるので個人利用に留めてください。

ビックリしました。

ネットで「三栄無線」を検索したら。
復活していました!
ファンクラブの皆様による限定的なものではあるようですが。
こういった形でも嬉しいです。

ホームページURLは以下

ホーム | 三栄無線~REVIVE~ (saneimusen.wixsite.com)

興味がある方はどうぞ。

回路図アーカイブを見たら、
上記アンプの後継機SA-6302Aがありました!

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TA-3650のつづき

TA-3650はなかなか良いのでもう少し手を加えてみました。

その前にちょっと、TA-3650とIntegra A-7の中身を比較。
A-7の方が奥行があって大きいですが、
高さはTA-3650の方が高いので容量的に大きな差はないです。
電源トランスはTA-3650の方が少し小さいです。
両機とも余裕がある実装になっています。

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定価はA-7の方が¥10,000くらい高かったようなので、
その差はあるように思います。

さて、
入力に直列に入っている電解コンデンサを新品に交換しようと、
メインアンプの基板を外してみました。

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保護リレーだけ交換されていました。
他は再ハンダの形跡がないので、
ドライブ段のトランジスタが2SA899と2SC1904なのは、
そういう仕様ということです。

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それにしても保護リレーのハンダ付けはひどい。
どうやったらここまでヘタクソにできるのかw。
もちろんハンダ付けしなおしました。

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交換した電解コンデンサはどれか分かりますか。
オーディオ用ではなく普通の電解コンデンサです。
オーディオ用でないとダメだと思った時期もありましたが、
今はそういうことにこだわらなくなりました。

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空きスペースに手持ちの電解コンデンサを増設。
12,000μFを2個追加したので合計44,000μFになりました。

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常用することに決めたので、
スピーカー出力端子をバナナプラグが挿せるものに交換。

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実は代替交換用新品トランジスタも若松通商の通販で入手しました。
今は問題なく動作しているので交換しませんが。

当分このアンプを楽しませてもらいます。

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ジャンクアンプの続き

一昨日は雪がかなり降り、甲府盆地に20cmも積もりました。
20cmも積もるのはかなり久しぶりらしいです。
昨日は駐車場近辺の雪かきが大変でした。
が、昨日と今日はかなり暖かく雪はほとんど解けました。

さて、ジャンクアンプの続きです。
パワーアンプ部分は動作しているということで、
まずは中身を確認しましょう。

一応掃除はしてあったみたいです。
ヘアライン強めの表面仕上げなので、
マジックリンで掃除してもヘアラインに入り込んでいる汚れがとれません。
フラッシュをたくとそれが目立ちます。

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中にもほこりはたまっていませんでした。
ホコリをとったのでしょう。
ネット上にこのアンプの内部写真はたくさん上がっていますから、
今更な感じではありますが一応載せていきます。
余裕がある実装になっています。

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メタルキャントランジスタは2SA745と2SC1403です。
入力コネクタも経年の割には比較的きれい。

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電源トランスは大きめです。

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フォノイコライザ、フラットアンプ基板などはフロントパネルに取付け。

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フロントパネルが手前に倒せるのでメンテナンスしやすくなります。

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整流基板がブロックコンデンサの上に乗っかっています。
ブロックコンデンサの半田で基板を固定する構造。
空きスペースに手持ちコンデンサを追加取付けしようかと検討中。
コンデンサケースには10000μFが2個入っています。

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この基板の左から中央がフォノイコライザ回路。
SONYらしく初段はデュアルFET 2SK58になっています。
ボリュームは角箱入りの大型です。

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フォノイコライザ回路は簡単なものですが十分でしょう。
私はたくさんトランジスタを使う回路が嫌いなのでこのくらいが良いです。
まあプリアンプ部分は使わないのでどうでも良いのですが。

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パワーアンプ基板です。

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基板の真ん中ほとんどが電源回路とスピーカー保護回路。
聴いてみて分かったのですが、
珍しくリレーの接触不良はありませんでした。

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左チャンネルのアンプ回路。
ダーリントン接続のトランジスタの足と放熱板が真っ黒。
お約束の結露による酸化です。
回路図と比較してみると電流供給とA級ドライバのトランジスタが
別なものに交換されているみたい。
基板のハンダ面をみていないので分かりませんが、
他にもラッピング部分にハンダが盛られていたりするので、
メンテナンスで交換した可能性があります。
ネット検索してみると、
基板のパターンが異なるものがあるので、
後期型?はこのトランジスタなのかもしれません。

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右チャンネルのアンプ回路。
ACアンプなので入力に電解コンデンサが入っています。
初段はデュアルトランジスタ2SA884です。
2SA884は若松通商に在庫があります。
半固定ボリュームはDCバイアス調整用。
その右隣がDCバイアス計測用端子。

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パワーアンプ回路もシンプルです。
差動1段、カレントミラー、A級ドライバ、2段ダーリントン出力。
出力に直列抵抗0.22Ωが入っていて、
そのせいかダンピングファクターは小さめに聴こえます。

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出力オフセットは左CH:ほぼ0mV、右CH:-30mV程度。
DCバイアス電流は指定の半分以下くらいだったので適正値に再調整。
スピーカーにつないだら問題なく音は出て、
スピーカーに耳を近づけても残留雑音は聴こえません。
パワーアンプとしてしばらく使ってみようと思い、
使用中のアンプIntegraA-7と入れ替えました。
ゲインはIntegraA-7のパワーアンプ部より少し高いので、
プリアンプのボリュームを少し低くしなければなりません。

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パワーアンプ部の音は、
中高音がはっきり出て鳴りっぷりが良いです。
低音のダンピングが甘めなのですが、
スピーカーHS-33Dのウーファーが締まっているので、
相殺して適度な厚みの低音になって快適です。
中音が張り出し過ぎに聞こえたので、
スピーカーの中音レベルをアッテネーターで少し落としました。
あくまで私の主観ではなかなか良い感じです。
そのうちトランジスタを交換するかもしれません。
代替トランジスタを若松通商で購入しておこうかな~。

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久しぶりにジャンクアンプを買いました。

久しぶりにジャンクアンプを買いました。
最近はもっぱらレコードプレーヤーとの戯れなので、
アンプいじりはすっかりご無沙汰です。
まあたまには気分を変えようということです。

ハードオフでSONYのTA-3650が2200円だったので、
これなら買いだとろうということになりました。
(ハードオフのジャンクアンプは高いですよね。)
何で安かったかというと、
電源は入るけれど音が出ないとのこと。

ひょっとしてと思い、アンプの後ろを確認すると・・・。
やっぱり、プリアンプ出力とパワーアンプ入力のジャンパーがありません。
つながっていないのですから音が出るはずありません。
ハードオフのざるチェックに感謝!w。

これなら音は出るでしょう。
不具合個所はあるでしょうけれど修理できると思います。
ネットで無料入手した英語のサービスマニュアルもあります。
私はパワーアンプ部しか使わないからジャンパーはなくてもO.K.
まあ、他のアンプから外したジャンパーピンはいくつか持っています。

外観はそれほど悪くありません。
SONY独特のデザインがカッコイイッ!
このスッキリした面はなかなかです。
つまみが配置されない広い空きがデザインのミソ。
まだ掃除はしていません。買ったままの写真です。

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メカフェチなのでボンネットを開けて中身を確認。
中のホコリもあまりありません。
納屋でホコリをかぶっていたようなジャンク品ではないようです。

パワートランジスタはサンケンの2SA745と2SC1403のペア。
以前AU-607の修理中に2SA745Aと2SC1403Aを壊したので、
今度はそういうことはないように修理して音を聴きたいです。

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一応電源を入れてみると、問題なく保護リレーは解除され。
出力オフセットは右CHが約-20mV、左CHがほぼ0mVと問題なし。
(出力オフセットの調整ボリュームはなく、初段のデュアル
 トランジスタの特性で決まります。)
今使っているプリアンプの出力をパワーアンプ入力に入れると、
問題なく音が出ます!
いきなりスピーカーは危ないので、
最初イヤホンで聴いて問題なかったのでヘッドホンでですが。

しばらく聴いたけれど変なノイズが出ることもなく、
パワーアンプとしては使えるじゃん!
出力保護リレーを交換すれば良いだけかも?
DCバイアスは確認して再調整します。
軽くメンテしたらしばらくはこのアンプを使おうと思います。
まあメンテは急いでやる気はないのでそのうちということで。

2200円は安い買い物でした。

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アンプのパワートランジスタを交換

レコードプレーヤーに関しては一休み中。
アンプのパワートランジスタを交換しました。

まずは入手したプリメインアンプを紹介。
サンスイのAU-D607Fです。
当時を知るものとしてはFシリーズの評価はもうひとつという印象。
トランスの数が減って軽くなったことや、
フィードフォワード回路の良さを上手く売り込めなかったことや、
フロントパネルのデザインが軽薄な方向になったことが影響したように思います。

そんな印象だったのでこれまで入手して聴く気にならなかったのです。
でもこれまで昔のたくさんの機種を聴いてきて、
当時の印象はあてにならないことが分かったのでやっと入手。
まあ3300円という値段(ハードオフ)にひかれたというものあります(笑)。

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まず入手して実感したのはこのデザインが気に入ったということ。
サンスイトーンを残しながら洗練された感じがあります。
ボタンがプラスチックにメッキで安っぽいという意見もありますが、
それらも含めてクリーンで軽妙な印象が好きです。
サンスイ=ブラックですが、
そこにシルバー+白木調というヤマハの専売特許を持ってきて、
サンスイなりに消化しているところは評価したいです。
(同機にはフロントパネルがブラックのものもあります。)

この頃磁性材料の悪影響という話が出てきていたので、
それに乗ってカバーを木材にしています。
筐体の非磁性材料化ということでは、
トリオが主力シリーズをプラスチック筐体にしてしまい、
賛否があったのを思い出します。
コストの関係もあると思いますが、通気口がプラスチックなのは残念。

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ダイアモンド差動回路+スーパーフィードフォワード回路。
メインアンプ回路はトランジスタをたくさん使った豪華版です。

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そしてパワートランジスタはサンケンのLAPT。
当時のサンスイアンプは非磁性材のNM-LAPT搭載の機種もあります。
NM=Non Magnetic、トランジスタ型式末尾の”N”がそれだろうと推測。
これに搭載されているのは2SA1186/2SC2837。
"N"がつかないので普通のLAPTでしょう。

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トランスは1個ですが、左右別巻き線にした左右2電源方式。
ヒートパイプを使った放熱によりパワートランジスタを基板に直付けなど、
色々な技術を取り入れています。

動作チェックしたところお決まりの保護リレー接触不良なのでリレーを交換。
この機種はスピーカー端子基板にリレーが付いていて交換は手間がかかります。
リレーをスピーカー端子近傍に配置し、AB切替はリレーのみで行うため、
出力線の引き回しによるロスを軽減。
リレーはA系統B系統用に2個あるので使うA系統のみ交換。

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リレーを交換して鳴らしたところ残留雑音がかなりあります。
なのでとりあえず初段の差動FET μPA68Hを新品に交換。
シンガポール製の現行品が今も入手可能です。

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交換しても残留雑音は減りませんでした。
筐体のアースに接触不良があるのかもしれませんし、
どこかに壊れた部品があるのかもしれません。
原因を突き止める気が起きません。

ちなみに私はパワーアンプとして使うので、
入力端子を付けてパワーアンプに直接入力するように改造しました。
このアンプはハイゲインイコライザー+ハイゲインメインアンプで、
トーンコントロールはゲインのないパッシブ回路になっています。
私は小さい音でしか聴かないのでこのハイゲインが邪魔。
プリアンプのボリュームを少し回すと大きな音になってしまうからです。
なので入力部に抵抗を追加して固定のアッテネータとしています。

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修理する気が起きず放置して数か月。
音は低音が良く出つつ少し柔らかで、高音はきめ細かくありながら繊細過ぎず、
全体的には屈託なく明るく元気に鳴って緊張を伴わない心地良さです。
私はこの音が気に入ったのですが修理するのが面倒に・・・。
LAPTを外して廃棄することにしました。
あ~もったいない!!

外したLAPTをお気に入りのIntegra A-7に取付けます。
A-7はパワートランジスタ交換がやりやすいので遊ぶには好都合。
これまではビクターJA-S75から外したものに交換していました。
ちなみにA-7は2台所有していて、
もう1台はオンセミコンダクタの最近のトランジスタを実装しています。

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それをLAPTに交換。
キャン型トランジスタを取付けるソケットが外れないので、
そのねじ穴を使ってLAPTを取付けました。

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リード線は流用しました。
放熱板への取付けには熱伝導シートで固定する方法もありますが、
音が柔らかくなるような気がしたので、
マイカシートと放熱シリコンで取付けています。

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出力オフセット電圧、アイドリング電流は再調整。
問題なく調整でき安定しています。
A-7の音はタイト系でどちらかというと緊張感を伴う音ですが、
それがほどほどに抑えられて明瞭に鳴っています。
LAPTとの相性は良いと思います。
最近のLAPT 2SA1386/2SC3519も持っているので、
いつか交換するかもしれません。

最後にAU-D607FとIntegra A-7の電源トランスサイズ比較。

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AU-D607F(左側)の方がコアが少し厚いくらいで両者ほぼ同じ。
このクラスのアンプとしては大型の電源トランスです。

快調なアンプでこんなの聴いています。

まずはマイルスの『ビッチェズ・ブリュー・ライブ』。
当時のマイルス、”カッコイイ!”の一言。
他に言葉が浮かばない。
バンド一丸トンガリまくってます。

続いてトム・ハレルの『ロマン・ナイツ』。
2000年代の雰囲気がありつつオーソドックス。
顔を上げて元気よく歩き出したくなる《LET THE CHILDREN PLAY》が好き。
胸に染みるバラードのタイトル曲、
ダニー・グリセットがエレピを弾く少し陰りのある黒い曲など、
捨て曲なしの9曲。

ラストはケニー・バロンの『ザ・オンリー・ワン』。
寺島靖国さん推しピアノ・トリオ・ブームの頃に買ったもの。
エキゾチックな雰囲気漂う《Manila》が大のお気に入り。
ウォルトンの《Bolivia》、ダメロンの《Casbah》とか、
要はその手の異国の地名が付いた曲が私は好きなのです(笑)。
《明るい表通りで》《Love For Sale》など、
好きなスタンダード曲のアレンジが気に入っています。

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ツイーターの修理

Lo-DスピーカーHS-11Dの断線していたツイーターの修理をしました。
交換していなかったHS-33Dのツイーターが、
交換したHS-11Dのツイーターより音が小さいのが気になったからです。
上手く修理できたらこちらも交換しようという魂胆。

ネット上の記事を参考に再トライです。
前回老眼で良く見えなかったので、
度が強い老眼鏡と虫眼鏡を100円ショップで購入。
100円虫眼鏡はレンズ中心辺りの画の歪みがひどくて、
焦点を合わせるのに一苦労。
これでは使えませんね。

まずはネットとゴムリングを外します。
簡単に外せます。

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マグネットとフレームは接着されているので、
ねじ4個を外しただけでは取れません。
マグネットとフレームの間にマイナスドライバーを入れ、
外周何ヶ所かを浮かせるようにしていると、
バリッと接着剤が一挙に剥がれます。

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マグネットの大きさと強固なアルミフレームが素敵!

こちらのコイルが途中で断線していたようです。
つながっているようにも見えるのですが・・・。

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こちらは断線していないようでした。

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で、断線していた方を半田付けしたのですが、
コイルの抵抗値が高いということで、
断線していないと思われる方も半田付け。
半田の一部がエッジに落ちて小さな穴が開いてしまいました。
半田が飛散してボビンにも小穴が開いてます。
まあこの程度の穴は気にしなくて良いでしょう。

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その後やはり最初の半田が上手くついていないということでやり直し。
こちらはコイルの巻き終わり部分だったので、
コイルをほどいて修理することに。
一度失敗して2度ほどいたのでコイルの巻きは20mm程度減。
この程度短くなっても問題はないでしょう。

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端子へ接続する半田部が右側に移動しているのが、
コイルをほどいた結果です。
コイル抵抗は5Ωくらいになりました。
O.K.でしょう。

2度目なので断線修理のコツが更に分かりました。
再度組み立てなおしてHS-33Dに取り付け。
音に歪みなどは感じられずきれいな音で鳴ります。
音はHD-11Dの断線していないものより大きいです。
左右の音量差はアッテネーターで調節。

HS-33Dは鳴らしているうちにだんだん調子が出てきました。
今度こそこのスピーカーで落ち着く気がします。
断線していない方がいつまでもつか心配ですが、
断線したら修理します。

快調なスピーカーで黒いの聴いてます。

エリカ・バドゥ:私の低音チェックCDのひとつ。

ニコラス・ペイトンのAORヴォーカルが聴ける異色作。

デヴィッド・サンボーンは白人なんですけれど黒いんですよ。
グルーヴ最高!
1曲スティングが歌ってます。カッコイイッ!

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スピーカーを交換!

夏にスピーカーをダイヤトーンのDS-500に交換しました。
しかしどうももう一つしっくりこないというか・・・。
音はきれいで明るく解像度も高いけれど、
音に勢いが足りずジャズを聴くにはもう一つという感じ。
これは能率が低いことが影響している気がします。
密閉型による若干の低音不足もあって、気分はもやもやしていました。

そんな中、
定期的なハードオフパトロールでLo-DのHS-33Dのジャンクを発見。
オーディオ評論家の長岡鉄男さんが推薦していた機種で、
一度は聴きたかったスピーカー。

片方のウーファーのセンターキャップがへこんでいるだけで、
外観はそれなりですが、¥3,300なら良いだろうということで、
音出し確認していないというの値札を怪しいと思いつつ、
ハードオフパトロールの何回目かでとうとう買ってしまいました。

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音出し確認してみると、
あちゃーっ、片方のツイーターの音が出ません(涙)。やっぱり・・・。
ネット検索するとツイーターの修理記事があるではありませんか。
なるほど、このツイーターは断線しやすかったのですね。

へこんだウーファーのセンターキャップは、
最初テープを張り付けてはがす時の力で引き出そうとしたら、
表面の繊維が容易に剥がれてしましい、力が伝わらない状況。
そこで方法を変えて掃除機で吸引してみると、
あっさりセンターキャプは元に戻りました。
最初から掃除機を使えば表面繊維を剥がさずに済んだのに。

生きている方のツイーターは私好みの中々良い音なので、
このスピーカーの音が聴きたくて、
断線している方のツイーターの修理にトライ。

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上記修理記事を参考に修理してみたのですが・・・、
老眼+拡大鏡がない中では上手くはんだ付けできませんでした。
はんだをやり直そうとコイルから出た線を少し引っ張ったら、
根本から切れてしまいました。
コイル内側から引き出した線だったのでジ・エンド。
トホホッ。

ならばということで、
ヤフオクのジャンク出品からツイーターを取ることに。
中々お手頃価格の出品はなく数週間が経過。

最近とうとうHS-11Dのジャンクを安く入することができました。
「通電確認済み」というわけがわからない動作確認ですが、
左右どちらかのツイーターは生きているだろうと楽観視。

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やはり片方のツイーターは断線していましたが、
必要なのは1個なので多くは望みません。
落札価格は安かったので良しとしました。
なお、HS-11DとHS-33Dのツイーターは同じだろうということで、
送料が安くなるHS-11Dを落札しています。
そのうち断線している片方のツイーターの修理にトライするかも?

HS-33Dの断線ツイーターを交換してセッティング。
今のスピーカー台におけるぎりぎりの大きさでしょう。

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音が良く前に出て明るい音です。
鳴りっぷりが良いのは能率93dB/W/mの効果でしょう。
ツイーターはきめ細かさがありつつ力があります。
低音は最初ボンつく感じだったのですが、
ウーファー取り付けボルトを増し締めして、
スピーカーの上に鉛インゴットを7.5kgほど載せたら、
ボンつく感じはなかなりました。
スコーカーの受け持ち帯域は狭いので、
音質を左右するほどの影響力はないように聴こえます。

ツイーターとスコーカーはレベル調整ができるので、
自分の好きなバランスに調整できます。
レベルセッティングは気長に決めるつもりです。

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絶えず変化している私のオーディオは現在上記のような状況です。
予備アンプをラックから移し、予備レコードプレーヤーを入れています。
ぺるけさん設計回路を使った自作プリアンプ、フォノイコライザー、
ヘッドフォンアンプは長らく不動です。

オーディオ遊戯は果てしなく続く(笑)!

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久々にPCオーディオを満喫!

レコードプレーヤーに固執している感があるブログですが、
それはレコードプレーヤーという機械をいたぶるのが好きだからで、
聴くことに関してはアナログが全てではありません。

せっかくパソコンを買い替えたので滞ていたPCオーディオを復活させました。
前のパソコンはオーディオプレーヤーが停滞することしばしばで、
聴く気がしなかったのですが今度は大丈夫でしょう。

私のDAコンバーターはオンキョーのDAC-1000。
まずはドライバーのインストールから。
オンキョーのホームページを見たけれど、
どこにドライバーがあるかわからないので、
ネット検索でみつけました。

Windows10のドライバーはないようです。
とりあえすWindous7のドライバーをダウンロード。
exeファイルを起動するとエラーが出ます。
困りました。

まあこういう時はネット検索ですね。
今やネット検索をすれば分からないことはないくらいなのですから。
やはりありました。
やり方を紹介しているサイトが。

なるほどプロパティからWindous7互換モードを設定して起動すれば良いのか。
無事ドライバーがインストールされました。
試しにYoutubeの動画を再生するとオーディオ装置から音が出ます。

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次はオーディオプレーヤーのインストール。
無料のソフトしか使うつもりはないので、
まずは無難なfoober2000をダウンロード。
問題なく起動してオーディオから再生可能です。

ちなみに数年前に部屋にあるCDが増えすぎたなどの理由から、
いらないCDを整理しつつ、
それでも約1000枚のジャズCDをリッピングしてHDに入れ、
CD自体はディスクユニオンの買い取りに出しました。
1枚は高くなくても数が数なので買い取り金額はトータル数十万円に。

リッピングしたファイルはWAVです。
私は非可逆圧縮MP3の音が耳障りで長く聴いていられない体質。
一応オーディオの音質を気にかけているわけですからWAVは当然の選択。
ファイル容量はかなりのものです。

話を戻してfoober2000。
爽やかな音には好感が持てますが、音の実態感が薄いのがどうも。

ということで本命のPlayPcmWinをインストールすることに。
これは本当に良い音で再生できるオーディオプレーヤーだと思います。
細かい理屈は他のサイトにまかせるとして、
久々に聴きましたがやはり良い音です。

P81

ハイファイとはこういう音のことを指すと思います。
昔いくつか入手したハイレゾ音源を聴くとやはり素晴らしい!
これにはDAC-1000の性能が大きく関わっていることは言うまでもありません。

今まさにPCオーディオを聴きながら、
このブログを書いているわけですが何の支障もありません。
これが当たり前なのでしょうけれど、それが出来なかったのです。

オーディオが気持ち良く鳴ってくれると私は幸せ!

 

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スピーカーを変更しました。

お久しぶりです。
大丈夫、生きています(笑)。

スピーカーをダイヤトーン DS-500 に変更しました。
変更するきっかけはあったのですが説明は割愛。

ハードオフにあったウーファーエッジ硬化ジャンク品です。
7700円とジャンクにしては高いけれど気になっていたので購入。
購入の際には念のため各ユニットから音が出ることを確認しました。

エッジ軟化にはDS-200Zの時に買ったブレーキフルードを使用。
綿棒にプレーキフルードをつけてエッジの表から塗る方法です。
スピーカーを外すのは面倒なので外さすに表から塗るだけでしたが、
4、5回繰り返してすっかり柔らかくなりました。

P46

煙草のヤニで厚くコーティングされていましたが、
いつものようにマジックリンで落とせばご覧のとおりの美しさ。
サランネットもマジックリンで洗浄。

P47

裏もキレイになりました。
小型の割にはエンクロージャーは厚くしっかりできていて、
重量は1個10kgと重量級です。

P48

定価がそれなりに高かっただけのことはあり見た目は良いです。
それ以上に重量のとおり中身も詰まった良いスピーカーです。

音はダイヤトーンらしく中音が良く出て、何より噂通りの美音です。
密閉型なので低音は多くありませんが私には必要十分。
これは交換して正解でした。
当分はこのスピーカーに落ち着くと思います。

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