音楽

ジャズピアニスト大西順子さんの引退

2か月くらい前のことだった思います。
私のブログの”検索ワード/フレーズ”を見ていたら
”大西順子ライブ中止”とか何とかあったので、
「あれっ?」と思ってネット検索してみました。
すると4月頃のライブが中止になるとかのお知らせがあって、
そういえば最近ライブをしているとか聞かないし、
アルバムを出す話も聞こえてこないのでおかしいなと思っていました。

で、最近ですよ。
ツイッターのTLにこの記事へのリンクを見かけたのです。

大西順子からのメッセージ

そこにはこう書かれていました。

”10月22日からスタートする国内ツアーでプロ演奏家としての活動から引退します。”

大西順子さん引退しちゃうのか~。残念です。

アルバム『楽興の時』、『バロック』のツアーをそれぞれ甲府「桜座」で見て、
格好良い姿と演奏に魅せられていただけに本当に残念。
ステージ上の大西さんは輝いていましたよ。
サインもしていただきました。

P29_2 

大西さんのメッセージを読むと色々思うところはあります。

エゴをショービジネスにしたっていいんじゃないかとか。
それを認めさせてしまった方が勝ちということで、
もっと自信を持って堂々とやればいいんですよ。
もったいない気がします。
でも本人が決めたんですからしょうがありませんね。

このことについてもやっぱり触れておかないと・・・

例の『バロック』批評とその後のあれこれのことです。
大西さんのメッセージを読むと何かひっかかるんですよね。
批評ってやっぱりデリケートな部分があるんではないでしょうか。
批評される側の問題であると帰結するのは、私は良くないような気がします。

ラストツアーには行けそうもないです。

引退までにはまだ時間がありますが、お疲れ様でした。

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突然ですが、「シーン」について考えてみました。

タイトルのとおりなんですが、突然「シーン」について考えました。私のことですからそれは当然ジャズシーンについてです。凄く簡略化して話を進めます。ごちゃごちゃ考えるのが苦手なので、そういうことにします。

シーンというのは中心になる人物の存在ということになると思います。その中心になる人物を取り囲む人達が、中心との距離感をどう取っているのかによってシーンが形成されます。抽象的な話だと分かりにくいのでいきなり具体論にします。これもかなり大雑把ですが返ってそれのほうが分かりやすいと思うからです。

ジャズの60年代。そうです。中心にいたのはジョン・コルトレーンです。そこではマイルスですら影が薄かったのです。ジョン・コルトレーンがフリー・ジャズをやったので、シーンがフリー・ジャズということになってしまいます。日本では特にその傾向が強かったようです。それゆえ67年のジョン・コルトレーンの死はつまりシーンの喪失を意味しました。でも、ジャズ界にはマイルスがいましたからね。コルトレーンの死後はマイルスが再びシーンを作ります。それからビル・エバンスも60年代シーンを形成した一人でしょう。

ジャズの70年代。67年以降の流れのままマイルスが中心に返り咲きます。エレクトリック・マイルスを中心としたシーン。ここについていけなかったリスナーにとっては「シーン=ジャズ」なので、「ジャズは死んだ。」という言葉になったのだろう思います。単にシーンが変わっただけなのにね。マイルスもやってくれました。76年から引退です。ここでまたシーンが喪失か。でもマイルス一派としてのウェザー・リポートが、マイルスに比べていささか役不足ながら何とかシーンをけん引したのだろうと思います。

ジャズの80年代。これはもうマイルスの復帰ですよね。そして新星ウィントン・マルサリスの登場。この2人を中心にシーンが形成されたのです。私は80年代にジャズを聴き始めたおかげで、なんとかシーンというものの面白さを味わえました。今思えばパット・メセニーもシーン(フュージョン・シーン系)を形成した人物だったのでしょう。これら3人の方向性の離散は90年代の拡散を予見させるものがあります。フージョン・シーンならデヴィッド・サンボーンあたりが中心か。

80年代の痛い記憶についても語っておきましょう。マンハッタン・ジャズ・クインテット(MJQ)です。中山康樹さんはこの人達で日本のジャズシーンを作ろうと画策したのです。まあ日本ではシーンもどきはにはなりましたね(笑)。一方中山康樹さんによるウィントン一派の「新伝承派」命名は、ウィントンを軸としたシーンを分かりやすくするために、今は正解だった思います。

ジャズの90年代。今までの流れからもうお分かりでしょう。マイルスの死がシーンを喪失させたのです。NHKの菊地成孔さんの「マイルス番組」の時、ケイ赤城さんへのインタビューで「マイルスの死によってジャズマンの立ち位置が分からなくなった。」というようなこを言っていたと思います。それがつまりシーンの喪失を意味していると思います。そこで本来80年代のもう一人の軸であったウィントンがシーンを形成すべきだったのに、なぜかそうなりませんでした。世の中の拡散の流れの中では求心力不足だったのでしょうね。同じくメセニーも役不足だったのでしょう。

非常に大雑把です。でもだいたいこんな感じなのだろうと思います。そして「シーン≒中心人物の存在」ということでだいたい良いのかと思います。

余談になりますが、最近何かとそちら方面の話が聴こえてくるので思うのですが、少なくともグラブ・ミュージックには90年代以降もシーンというものが存在していて、そういう意味では幸せだろうと思います。そしてそのシーンの中にはジャズ系のシーンが存在していて、今頃になってクラブ・ミュージックとジャズが交流すると、どうもジャズサイドと温度差があり、私なんかはそこに違和感を感じてしまっています。

本当に突然頭の中に浮かんだので、ブログをメモ代わりに使い、書くことで自分の考えを明瞭化しました。今回はまったく個人的な興味です。ご容赦願います。

まったく話は変わりますが、今これがかなり気に入ってます。

P27 中島美嘉『TRUE』。中島美嘉のファースト・アルバムです。なぜ今更中島美嘉なのかというと、昨年YouTubeで聴いた《WILL》に惚れてしまったからです。そしてこの曲が入っている『TRUE』を買ったのが中島美嘉に嵌るきっかけ。

その後『MUSIC』『YES』『STAR』も買ったのですが、この『TRUE』が一番のお気に入りです。なぜならこのアルバムにはリズミックな曲が多いから。私ってバラード系よりリズミック系が好きなのです。打ち込みのヒップホップっぽいものなどもあって楽しいです。

《WILL》《ONE SURVIVE》《HEAVEN ON EARTH》《DESTINY'S LOTUS》《HELPLESS RAIN》《TRUE EYES》《CURESCENT MOON》《JUST TRUE IN OUR LOVE》《STARS》とか好きな曲いっぱいです。というかほとんどの曲が良い(笑)。

《CURESCENT MOON》の中のこの詩がなぜか好きです。

私の中の猫は鋭い爪かくしてじゃれる
未来をうらぎったなら
たぶん許さない

この歌に歌われているのは中島美嘉本人のような感じがしますし、
そうだとしたら是非お付き合いしてみたい(笑)。

私は中島美嘉の変な癖がなく基本的に丁寧な歌い方が好きです。この人はめちゃくちゃ歌が上手いというわけではないと思いますが一生懸命歌ってます。堅気な感じがするのが良いのです。声が適度に甘いところも好きですね。そして何と言ってもこの人はファルセット(裏声)の使い方が絶妙です。特にサビのところでのファルセットに変わる瞬間はかなりの快感。

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こんな時代もありました。

紹介したい新譜が何枚か溜まっているのですが、最近どうも書く気力が減退しているので、昔話でも書いてお茶を濁すことにします。

同世代の方には懐かしい話でしょうし、今の若い方には想像できない話でしょう。30年ほど前の話です。あ~あっ、今日はとうとう株価TOPIXがこの頃の水準に戻ってしまったらしいです。当時は将来これほどの景気の落ち込みになるとは夢にも思いませんでした。

まずはこれ。ザ・スクエアー(T-スクエアー)《サバナ・ホテル》

この軽薄感が1983年当時をよく表していると思うのです。大学2年生の私、受験戦争から開放されて大学生活を謳歌していたので、このサウンドは当時の私の周囲の雰囲気にフィットしていたように思います。バブル前夜ということで世の中明るい感じに満ちていたように記憶しています。超就職難に苦しむ今の大学生には想像できないでしょうね。

これを最初に聴いたのは友達の車の中でです。それは初めてザ・スクエアーを意識した時でもあります。夏休みに伊豆へ海水浴に行く途中、この曲が入った『うち水にRainbow』をリピートして聴かされました。友達の車はシビック。それまでのださいデザインを一新して若者にも受けるデザインになり、当時大流行した車です。

理系の悲しさですが色気はなく、野郎ばかりで海水浴へ行くという硬派な状況(笑)。友達の親が管理していたどこぞの会社の保養(リゾート)施設にただで泊まらせてもえるという、お金がない学生にはたまらない旅行でした。”会社の保養施設”、そういう時代になっていたのです。肌を焼き過ぎて全身激痛。その後初めて全身の皮が剥けました(笑)。

当時私は積極的にこういうジャパニーズ・フュージョンは聴いていませんでした。既にジャズを聴き始めていましたから、この手のチャライサウンドはバカにしていました。まっ。今聴いても音に触発されるようなことはなく、単に思い出の音楽と化しています。ちなみにジャズは私にとって”思い出の音楽”ではありません。

当時惚れていたのはこちらなど。ウェザー・リポート《ブギ・ウギ・ワルツ》

上記スクエアーの10年前にこんなカッコいいサウンドが録音されてたというんですから。ジャズにどんどんのめり込むことになりました。黒いグルーヴ最高!尖がってます。最後へ向かっての怒涛のリピートに”クラクラ”きます。そこにはヒップホップのブレイクビーツと同質のものを感じるんですよね。私にとっては永遠の愛聴曲。

1982年に出たこれもカッコいいと思いました。
ウェザー・リポート《ヴォルケーノ・フォー・ハイヤー》

アースキンの”パタパタ”ドラミング全開(これは好き嫌いあるでしょう)。ジャコのアグレッシブなベースが炸裂。でもこの曲の魅力は何と言ってもショーターの逞しいテナー・ブロー。終盤絶好調となるザビヌルのシンセも過激ですよね。各人がやっていることはある意味シンプルです。これがメイン・ストリーム回帰の意味するところだと思います。

ザ・スクエアーの話に戻ります。ザ・スクエアー《オール・アバウト・ユー》
この曲は学園祭でやった電子工学科の出し物”レザリアム”(レーザー光線を電子制御の鏡で変調して絵を書いたりするやつ)でB.G.M.に使った曲の中の一つ。これも思い出の曲ですね。1984年当時かなり流行ったはずです。

この当時のスクエアーはドラムが嫌いでした。この単調ドラミングはまるで歌謡曲のバックバンドのノリです。当時ジャズの凄腕ドラマーに心酔していた私にとっては許容し難いものがありました(笑)。このドラマー、ウィキで調べたらジャニーズにいたこともあるんだそうです。どうりで歌謡曲ノリなわけです。

この私にとってはダメなドラマーが交代したのがこのアルバム『S・P・O・R・T・S』
《ラブ・イズ・イン・マイ・サイト》を聴いてみて下さい。いい感じになりました。

変化するリズムをタイトに決めていくこういう腰のあるドラミングがカッコいいのです。ドラマーはご存知則竹裕之。この後スクエアーを支えていくドラマーになります。今や日本のフュージョン・ドラマーの第一人者。当時の私の耳に狂いはなかったのです(笑)。

で、ここにベーシストの須藤満(学芸大のマーカス・ミラーと言われていたとか)が入り、フジテレビF1中継のテーマ曲である《トゥルース》を引っさげて大ブレイク!この頃になるともうバブル真っ只中ですね。当時ライブを観に行きましたが、私が知っている中で最大音量がこのバンドのライブでした。終わったら耳と頭が”ジンジン”。

こんな感じのノリで若者が熱狂していた時代です。これは野外ジャズフェスですから集まった半分以上は単なるお祭り好きでしょう(笑)。

初体験がそうであったように、ザ・スクエアーはその後私のドライブのB.G.M.として定着しました(笑)。真面目に聴き入る対象になったことはありません。m(_ _)m

歳をとるに従い、”昔は良かった。”と思うことが多くなってきます。
なんか嫌にもなりますが、そういうものなんですよね。

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突然ですがEPO

新譜紹介が4枚ほど溜まっているのですが、なかなか手がつかないこの頃。
というわけで、いつものお気楽YouTube貼り付け更新。

今日はEPO(エポ)。
この人の曲が結構好きなのです。

これが一番好きです。《う、ふ、ふ、ふ、》

元気でハツラツとした感じと面白い歌詞。
もちろん一番のお気に入りはメロディーです。
このメローな感じは好みのテイスト。
これからの季節にはピッタリの曲です。

次はこれ。《DOWN TOWN》

「オレたちひょうきん族」のエンディング曲でした。
レイジーな感じがまんま土曜の夜のイメージ。
曲が特に好きなのですが、これはシュガーベイブ山下達郎の曲をEPOがカバー。
達郎さんの曲って好きです。

そしてこれ。《くちびるヌード・咲かせます》

YouTubeの動画は削除されてしまいました。

懐かしい曲です。春にピッタリ。口紅のCMソングでした。
当時のトレンド。YMOから連なるテクノ/東洋路線です。
この曲は高見知佳が歌うバージョンの方が好きです。

高見知佳のフワリキュートなボーカルが春らしさを演出しています。
いい曲ですよね。

以上終了!

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私の”胸キュン”メロディー、アメリカ編

今日は適当に更新。
私の”胸キュン”メロディー、アメリカ編。

まずは、スティービー・ワンダーの《ユー・アー・ザ・サンシャイン・オブ・マイ・ライフ》。
これは小学生の頃気に入っていた曲。

スティービーの曲っていい曲が多いですよね。

次はアース・ウィンド&ファイアーの《宇宙のファンタジー》。

”胸キュン”メロディーと躍動的なリズムの融合は私的最高パターン。
この時期にシンクロしているのが渡辺真知子の《かもめが跳んだ日》。
この曲も好きなんです。
当時流行りのラジカセからはこういう素敵な洋楽がたくさん流れていました。
ベイ・シティー・ローラーズとかも(笑)。
週末にやる「全米、全英ポップス・ベスト10」はよく聴いていましたよ。
私はABBAが大好きでした。

次はミスター・ニューヨーク、ビリー・ジョエルの《素顔のままで》。

これを聴いていると涙が出てきます。”ウルウル”曲最高峰。
アルト・サックスを吹いているのは、何とフィル・ウッズです!
この曲は入っていませんが『ニューヨーク52番街』は大好きなアルバムです。
中学生の私は《ストレンジャー》を聴いてニューヨーク訛ってやつにビックリ。

そしてマイケル・ジャクソンの《アイ・キャント・ヘルプ・イット》。
大学入学祝いとして親からスズキのスクーター「ラブ」を買ってもらったら、
当時コマーシャルをやっていたこの人の
『オフ・ザ・ウォール』がオマケでもらえました(笑)。

このデリケートなボーカルのニュアンスが素敵だと思います。
曲はスティービー・ワンダーです。
この曲はエスペランサの『ラジオ・ミュージック・ソサイエティ』でもやってます。
そのPVを見て驚きました。レズっけアリ(笑)?

ラストはマイケルの《ヒューマン・ネイチャー》。

この曲もいい曲ですよね。
さすがはマイルス、この曲をカバーしたというただけでもう大好き(笑)!

と、愛すべき曲がたくさんある私です。

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こんなことにも気付いた。

YouTubeを見てこんなことに気付きました。

荒井由美(松任谷由美)の《コバルト・アワー》を聴いて下さい。
この曲のことは前にもブログで書いていて、
TV番組「音楽の正体」で、この曲に転調が多いと知り、
当時そんなことを知らずに聴いていたけれど、
転調好きな私の心をとらえていたんだと気付きました。

これを更に聴いていて別なことに気付きました。
ベースの気持ち良さです。
私は昔からこういうファンキーなものが好きだったみたいです。
これを聴いた当時は小学6年生。

コメントを見て驚きました。
あのY.M.O.の細野晴臣がベースを弾いていたんですね。
Y.M.O.での細野のファンクベースは好きだったのですが、
なるほどこっちが先かと思いました。
奔放なベースは最高っす!
ギターのカッティングとパーカッションもいい感じですよね。
後にマイルスのファンク路線がすんなり好きになった理由も分かった気がします。

続いてこれ。
同じ頃に流行ったこの歌が大好きでした。
バンバンの《いちご白書をもう一度》。

この歌詞を聴いて小学生の私は、
大人になるってこういうほろ苦いものなのだろうと思っていました。
「就職~がきまあってぇ~ 髪を切~って来た時ぃ~
もう若~くないさとぉ~ 君に言い訳しいたねぇ~」
ませてたな~っ、私(笑)。

作曲が荒井由美だということに今回初めて気付きました。
結局私は松任谷由美の曲が好きだったということです。
当時荒井由美の歌い方は嫌いだったけれど、曲は好きだったのです。

上記2曲って1975年、マイルスの『アガ/パン』の年でした。

先週NHKの「SONGSスペシャル」で松任谷由美をやっていました。
高校時代の思いでの中で、
よくピアノを弾いて作曲もしていた部屋の雰囲気の話がありました。
グルーミーな(薄暗い)感じと言っていました。
その部屋のイメージで作ったのが《翳りゆく部屋》とのことでした。
私は《いちご白書をもう一度》にも似たイメージを感じたのです。

番組の中でこの曲についても触れていました。
プロコル・ハルムの《青い影》。

私はこの曲も好きでした。
今回初めてバンド名と曲名を知りました。
数十年忘れていたこの曲、懐かし過ぎます。
いい曲だな~。私の大好きな”胸jキュン”(笑)。ここにもありました。

松任谷由美は讃美歌とロックのこういう融合があっていいと感動したとか。
松任谷由美は当時讃美歌が好きだったらしいです。
そんな松任谷由美が作る曲を私は好きなのです。

自分の音楽趣向のルーツが分かるのって面白い!

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松田聖子の胸キュンメロディー&おまけ

たっ、たっ、大変です。
クリス・ポッターがとうとう来日します!
ジャズ友すずっくさまのブログにそのことがUPされてました。
「前祝!クリポタ(Chris Potter)来日!!!」
いや~っ、めでたい!
う~む、これは観に行かねばなるまい。
コアなファンが殺到?
5月27日~29日、丸の内コットンクラブ。
まだ先の話ですが、一応告知しておきます。

で、いきなり話題が変わりまして軟派路線(笑)。
松田聖子に見る私的胸キュンメロディー!
時々この胸キュン企画がやりたくなってしまいます。

まずはこれっ。《Rock'n Rouge》

作曲は呉田軽穂(松任谷由美)。
さすがはユーミン。いい曲作りますよね。
松任谷正隆のアレンジも素敵。
”ぐぅうとしぶ~い。すぽ~つかぁで” ”パァーンッ”がいい(笑)。
フルートが効果的に使われています。

お次は。《時間の国のアリス》

作曲はこれも呉田軽穂(松任谷由美)。
これはもう文句なくセツネ~メロディー。
私のハートに”ズキュン”です(笑)。
”まっほぉのとっけい~っっ、ぎゃくにっ~まっわっせ~ばぁっ”のところに挟まる
ギターのフレーズがいい。
よく似たフレーズは太田裕美の《木綿のハンカチーフ》にも出てきます。
《木綿のハンカチーフ》もセツネ~の代表曲ですからね。
間奏のギターソロも泣かせます。クゥ~、タマラン。

お次は。《ピンクのモーツァルト》

これは洒落ていてかわいい曲。
作曲は細野晴巨。細野さん、あの顔でこの曲つくりますかっ!(笑)
細野晴巨は《天国のキッス》も提供しています。
”ピ・ン・ク・のモォ~ツァルト” と ”キィ~ッス イン ブルゥ ヘェ~ブン”。
サビの部分は良く似ています。
いい曲だと思います。

ラストは。《天使のウィンク》

静かに始まりますが、元気が良いので好きです。
ハツラツとしていて聴いていると元気が出ます。
作曲は尾崎亜美。尾崎節ですよね。
この人の曲はポップでいいです。
コーラスも尾崎亜美がやってます。
当時流行りのシンセベースが大活躍。

この頃(84年~85年)の松田聖子が私的には最高レベル。

おまけはコレ。中山美穂《女神たちの冒険》

私としては中山美穂はほとんどこの1曲のみ(笑)。
説明不要のセツネーメロディー。
アハハッ、この曲にもありました。私が好きな転調(笑)。
こちらも全面的にシンセベース。
この頃の中山美穂、いい女ですよね。

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広瀬香美の歌は不思議でした。

今日もジャズ話ではありません。あしからず。

今から25年前に私は就職したのですが、当時は冬と言えばスキーでした。それまで貧乏学生だったのに(まあ、貧乏とはいってもバイト代はオーディオとレコードにつぎ込んでいたので生活が貧しかったわけではないですし、自宅から通っていたので食べ物にも困まったわけでもありません。)、就職したらもう少し使えるお金は増えるわけで、就職した年の冬には早速スキーとウェアーを購入。年越しは実家へも帰らず、友達とスキー場で過ごしました。

その翌年が大変でした。かの有名な当時一世を風靡した映画「私をスキーに連れてって」が公開されたのです。原田知世主演で三上博史もこの映画からトレンディー俳優になったはずだと記憶しています。原田知世の実の姉喜和子が映画のなかでカッコよく運転するセリカGT4は若者垂涎の車になりました。

ここからのスキーブームはとにかく凄かったです。リフトが30分待ちとかは当たり前、へたすると1時間待ちとか。スキー場が結構遠かったので、真夜中に出発して翌朝早くスキー場の駐車場に到着。仮眠してリフトが動き出したら直ぐに滑り始めるとかやっていました。当時年によっては暖冬もあり、スキー場へ行ってもろくに雪がないなんて事態もまま発生しました。それでもスキーにいくという若者のパワーって凄いものがありますね。

でそろそろ本題へ。当時アルペンというスキー屋さんがどの町にもできました。そのアルペンのCMソングを歌っていたのが広瀬香美です。この歌がCMソングになったのは上記スキーブームの後半?の1993年です。一番有名なのはこの曲ですよね。《ロマンスの神様》。当時初めて聴いた時、何か変だなと思いました。まずは聴いてみてください。

まず誰でも気づく変はポップな曲に演歌っぽいこぶしが聴いた歌い方。違和感ありますよね(笑)。でも私が言いたいのはそこではないです(笑)。何か変なメロディーだと思いませんか?思わない?そうでしょうか?私は感じました。メロディーの流れが不自然なのです。最初2度同じメロディーが繰り返されそこが最初のパート。次に「目立つにはどうしたらいいの」から違うパートになります。そして「そんなの嘘だと思いませんか?」のパート。更に「Boy Meets Girl」から始まるサビがまた違うパートです。2番の歌詞の後につく部分も全く別ものメロディー。

いくつかのパートに分けられたメロディーがぎりぎりつながっているのです。今までこんな曲は聴いたことがありませんでした。面白いと思いました。で、その後この謎は解けたのです。広瀬に作曲方法を質問した時の回答にその答えがありました。時間や場所が違うところで作曲したものをつなぎ合わせて1曲にしているというのです。なるほど、だからメロディーの雰囲気がコロコロ変わるのかと。音楽の不思議を感じました。ちなみに上記のパート分割は私が感じたことで、実際にどこで分割されているかは分かりません。

ということでこちらを聴いてみて下さい。《ゲレンデがとけるほど恋したい》。これも大ヒットしました。私が言っていることにうなずいていただけるかな?

私的「音楽の正体」(フジテレビでやっていた番組)でした。音楽って面白い!

今日は 「桜座」 で、座 CherryChristmas~桜座のクリスマスイブ~ を観ます。
出演するのは、梅津和時 (sax cl)、鬼怒無月 (g)、太田惠資 (vl)、坂出雅海 (b)、佐藤正治 (ds)+おおたか静流 (vo) です。楽しみ!

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You Tubeを見ていたらこれが気に入ってしまった。

超時空要塞マクロスは昔々見ていたのですが、途中から見なくなってしまったアニメです。日曜の昼にやっていたましたね。今考えるとよくこんな時間にと思います。

その頃私はケーヨーホームセンターのバイトを始めたので、昼食を食べに家に帰ってきたのですが、せわしくて見ていられなかったような気がします。内容もメカや戦闘シーンよりどちらかと言えば恋愛ものの要素が強く、当時は硬派だった?(笑)私にはいまいちしっくり来なかったような記憶もあります。ストーリー設定はかなり斬新でした。マジンガーZから始まり、ガンダム、イデオンなど見てきた私にも、これはちょっと次元が違うぞと思ったものでした。

数年前スカパーをザッピング中、アニマックスでマクロスFRONTIERをやっていることがあり、途中から見たりしたことが数回ありました。劇場版か何かの最終回を見て、歌が世界を救うという壮大なテーマに呆れたたというか超感動したというか(笑)。音楽を聴かない若者が増えている昨今こそ、”歌が世界を救う!”なマクロスFを見よと言いたい(笑)。

というのはまあいいとして、今日はそのマクロスFRONTIERの主題歌、だったんですね。知りませんでした。昨日たまたまYouTubeを見てこれに出会い。気に入ったのでここにUPします。

何が好きかというと、それはもうサビの部分のメロディーの胸キュン感ですが(笑)。ロック基調というのがいいですね。挿入されるディープパープルの有名曲のリフがイカしてます。作曲した人はハードロックが好きなんでしょう。”キュルキュル”なギターとオルガン風シンセとタンバリンがロックしてます。ゴング”キンコンカン”とかアレンジも面白い。そこにテクノ的”ピコピコ”リズムも被さってポップ感増強。で、胸キュンメロディー。イントロや間奏はノーランズっぽくもあります。この組み合わせはなかなか強烈です。アニメソングをばかにしてはいかんのです。歌っているのはランカ・リーちゃんですよね。まあロリ感も悪くはないと思いますよ(笑)。

こっちもなかなか良いのです。ロック度はこちらが上ですね。

こちらはロック基調で、時々リズムがドラムンベース。途中に入るドラムソロはカッコイイ人力ドラムンベースです。極めて今時。シンセによるものと思われるストリングスが楽曲のスケールUPに貢献しています。こちらはギターではなくピアノが主体というのはジャズっぽくもあります。もちろん”ギンギン”ギターが活躍している場面もあります。歌も迫力がありますね。これも色んなジャンルの要素がフュージョン(融合)していますね。で、それが上手く一体化しているのが”なかなかやるじゃん!”と思うのです。シェリル・ノームさんの、こちらはカッコイイお姉さんキャラ。”お姉さん、僕ついていきます。”な人はこちら(笑)。

とりあえずこの2曲ですが、マクロスF、もっと良い曲があるのかもしれません。
恐るべし!

ジャズ友の高野雲さんが私の記事に触発されてブログにマクロスネタをUPしています。

その記事はこちら↓
マクロスプラスの《After In The Dark》は最高なのだ。

さすがは雲さん!選んでいる曲が大人じゃのう(笑)。カッコイイ!

そしてマクロスへの拘りは半端ないです。
私なんかお呼びではありません。

是非ご一読を。
中途半端ではない記事を書くところがジャズ(笑)?

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私の胸キュンメロディー!(笑)

難しいことを書くのが面倒なので、”私の胸キュンメロディー!”(笑)

飯島真理の《1グラムの幸福》。

これを聴いているとヘビー・ローテしたくなる(笑)。
このせつないメロディーは飯島真理が作曲。
こういう女心がどうして分かるんでしょ? 作詞は松本隆。
それを上手くプレゼンする清水信之のアレンジ。ワンダフル!
80年代のベタなシンセ使いが好き。
”キラキラ”してる少女マンガの目の輝きみたい(笑)。

セルフカバーしたこのバージョン。
悪くないけど何かこないんだよな~。

少し落としたテンポ&大人の飯島真理では雰囲気が出ないな~。

私が好きなアレンジャー清水信之。
彼のアレンジは結婚した(今は離婚)平松愛理との仕事が最高。
《虹がきらい》。

この人の詩は重いんだよな~。女の情が過多。
アルバムをたくさん持っていますが、怖い歌詞がある(笑)。

そして私の好きな曲がUPされていたので、いってみよう!
野田幹子の《駆けてみよう》。

ドライブのB.G.M.にも最適。
海辺を走りたくなるでしょ。
この曲が入っている『CUTE』については以前ブログにUP済み。

このアルバムからもう1曲。
こちらも好き。歌詞もお気に入り。
《オートバイと風とあなたと》。

歌詞のオチがせつなかったりして。
同じ人がUPしてた。
世の中いるんだね。同じ好みの人(笑)。

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