「快楽ジャズ通信」は今回の放送が最終回(涙)
今日の「高野 雲の快楽ジャズ通信」は「セシル・テイラー特集」でした。
番組詳細は jazz blog 「快楽ジャズ通信」 をご覧下さい。
こちらには番組中でかけたCDの購入リンクもあります(ない時もあります)。
レギュラーゲストのtommyさんのブログ:Tommy's Jazz Caf'e もご覧下さい。
快楽ジャズ通信、ポッドキャスト編」 も是非お聴き下さい。
今日はいきなりオープニング曲がセシル・テイラーでした。
2年間続いた「快楽ジャズ通信」も今回で最終回。
雲さんによると、最終回は晩年のパウエルかドルフィーかセシル・テイラーを
やろうと決めていたとか。
もうパウエルとドルフィーはやっているのでセシル・テイラーになったそうです。
番組初回がビル・エバンス特集。
エバンスは1956年にファーストアルバムを出しています。
セシルも同年にファースト・アルバムを出しています。
番組の最初と最後が1956年にアルバムを出したピアニストで、
その後のジャズ界の重要人物というのがいいと思ったそうです。
雲さんはセシル・テイラーが大好きです。
tommyさんはセシル・テイラーに会っているそうですよ。
フレンドリーな人だったとか。
最初はピアノ・ソロ。
『サイレント・タン』から《アビス》。
初心者はライブ盤を聴くといいとのことです。
聴衆がわかっていてキメで拍手をするそうなので、
聴衆の反応を聴いて演奏の聴きどころをつかめるそうです。
フリー・ジャズのピアノ・ソロ。
私はあまり考えず音に身を委ねるのが良いように思います。
キレと集中力は凄いと思います。
全く脈絡がないわけではないので、それほど難解ではないです。
たまに聴くのはいいけれど、しょっちゅう聴く気にはならないです(笑)。
(以降緑字は、曲を聴いての私の感想などです。)
「結構聴きやすいでしょ。」と雲さん。
「久しぶりに聴くとアバンギャルドではない。慣れちゃった。
今時この手やつは演奏途中に入れている。」とtommyさん。
「音を聴いていると流れに引き込まれていくものはある。」と雲さん。
「タッチとかニュアンスとか凄い。」とtommyさん。
セシルはバレー(ダンス)をやっていたので体の使い方が柔軟だそうです。
「ストイックですね。」と雲さんとtommyさん。
カフェモンマルトルのライブ演奏。
『ライブ・アット・ザ・カフェ・モンマルトル』から。
雲さんはこのアルバムが好きなので、
サイトの名前を”カフェ・モンマルトル”にしたんだとか。
ピアノ、アルト、ドラムのベース・レス・トリオ。
ベースのヘンリー・グライムスがヨーロッパに来られずトリオ演奏になったそう。
定速ビートを弾くベースがいないのでリズムが自由になります。
もっともジャズっぽい演奏ということで《ホワッツ・ニュー》。
これはかなり聴きやすいです。
ホワッツ・ニューという曲をやっていますからね。
アドリブのアプローチがいわゆるバップより少しフリーなだけです。
音の隙間具合が私はいいと思います。
理知的なジャズですが、熱気をはらんでいるので冷たくはないです。
「これは品がいい。まとまっている。」とtommyさん。
「4ビートの名残が残っている。他はもっと4ビートが崩れている。
この辺りから低速ビートが崩れていく。」と雲さん。
「ビル・エバンスやR&Bを聴いたあとに聴けば難解かもしれないが、
これだけ聴けばそれほど難解ではない。」と続けます。
「最近のヨーロッパのピアノ・トリオはこういうアプローチもする。」とtommyさん。
セシルの醍醐味は大人数でやっているもの。
暴力的、途中で頭痛がする長尺ものがあるけれど、今回はわかりやすいもの。
ブルーノート(レーベル)なので、一定の枠には入っている演奏。
雲さんはこれを初めて聴いてセシル・テイラーを好きになった思い出があるそう。
『コンキスタドール』からタイトル曲。
定速ビートがなくわかりやすいテーマもないので難解とも言えますが、
やっぱりこれも脈絡がないわけではないので聴きやすいほうだと思います。
各人ソロのキレも素晴らしいです。
これも理知的なジャズですが冷たくはないです。
これはかなりカッコいいですよ。
時間の都合で途中フェード・アウト。
「やっぱり久々に聴くといいな~。」と雲さん。
「最近のセシルのアルバムは耐えられないものもあるが、
音楽は体験なので聴いてみるといいと思います。」と雲さん。
「リスナーの皆さんどうもありがとうございました。」と雲さん。
最後はtommyさんから宣伝。
沖縄市胡屋にあるジャズ・カフェ「スコット・ラファロ」へ是非来て下さい。
雲さんからも宣伝。
ブログ「快楽ジャズ通信」、ホーム・ページ「カフェ・モンマルトル」を
どんどん更新していくのでよろしくお願いします。
ブログへ来てコメントを下さい。
最後に「ジャズ・ファン、ジャズ・マニアの皆さんありがとうございました。」
とのことでした。
高野 雲さん、2年間本当にお疲れ様でした!
tommyさんもお疲れ様でした。
番組を聴いて益々ジャズが好きになりました。
ゲストに来た皆さんからも色々教えていただきました。
私は毎回レポートしたわけですが、とにかく楽しかったです。
私も2回ゲストに呼んでいただき、貴重な体験をさせていただきました。
どうもありがとうございました。
ということで、見事コンプリート番組レポート達成 イェ~イ
<追伸>
今度は是非「PCMジャズ喫茶」にゲスト出演して”喝”を入れて下さい(笑)。
その時は「快楽ジャズ通信」の番組裏話なんかもしていただけると嬉しいです。
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