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レコードプレーヤー探訪 KP-R405

もう一度モーターが見たくてヤフオクで¥500落札。
トリオのKP-R405です。

前に同型モーター搭載のKP-M350を入手しましたが、
プラッターとゴムマットと脚以外は廃棄してしまいました。
オンキョーやサンスイの20極30スロットモーターが気に入ったので、
それらと比較したいというのがありました。

外観はそこそこ。

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出力コードと電源コードは普通のもの。

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プラッターやゴムマットはKP-M350と同じです。

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インサイドフォースキャンセラーはテコと錘。
アームベースはプラスチック。

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脚は底板に直付けで高さ調節不可。

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底板は薄めのプラスチックでリブ入り。

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中でコロコロ音がしていたので何かと思ったら、
モーターなどを固定する鉄板をキャビネットに固定するネジが
2個外れていました。
そのせいでプラッターがキャビネットにこすれて回らない状態でした。
オートリターン機なので色々入っています。

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目を引くのがこの錘。
レジンコンクリートだと思います。
この頃のトリオはプラッターの慣性質量を大きくしており、
その反動でキャビネットが撚れるのを防ぐために重くしているのです。
錘を外そうとしてネジを緩めましたが外れません。
錘とキャビネットは接着剤でくっついています。

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トーンアーム駆動メカは他社のものと似ていない独特なもの。

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どうやって駆動しているのだろう。

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トーンアームがレコード上にない場合は音声信号を出力しないように
プラスマイナスを短絡させる接点が入っています。
レコード外周に針を落とした時のブチッノイズのカットにもなります。
写真はバラした後なので、出力コードを切断しています。

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電源トランスはゴムで浮かして、
振動がキャビネットに伝わりにくくしてあります。
手抜きはしていません。

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モーターはKP-M350と同じもの。

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定電圧回路などの基板や回転速度調整ボリュームなど。
なんでプラスチックケースに入れているのだろう?
基板を直接キャビネットに付ければ良い気がしますが。

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モーター系電気パーツを外してみました。

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回転制御基板実装の関係があるのでしょうけれど、
大きめの鉄製皿は強度UPに貢献していると思います。

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オンキョーやサンスイのモーターと違いコイルやマグネットが高く、
トルクが大きいだろうことが分かります。
プラッターを重くして外周の厚みも増しているので大きいトルクが必要です。

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こちらと比較するとコイルの大きさの違いがよく分かります。

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コイルの外側に擦れ防止のテープが巻いてあります。

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プラッターは外周部が厚く慣性質量大。

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いつものようにモーターとプラッターで回して遊んでます。
回転数調整ボリュームは接点復活剤処理。

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定速回転になるまでフラフラが長いのが気になります。
ストロボを見ていると安定度もいまいち。
軸受オイルを交換したけれど改善されず、
多分部品の劣化でこうなっていると思います。
部品を交換してまでモーターを使う気になれなかったので、
プラッターと脚のみ残して他は廃棄となりました。

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