チューナー交換
今日は珍しいネタです。
長年使っていたチューナーが壊れてしまいました。
使っていたのはオーディオ評論家の故長岡鉄男さんが絶賛していた
KENWOODのKT-1010F。
20年くらい前にヤフオクで落札したもの。
カセットデッキがKX-880SRⅡなので、
デザイン的にはマッチしていました。
この頃のメカニカルなKENWOODデザインが好きです。
黒色フロントパネルの全盛期でしたね。
ラジオはめったに聴かないので年に数回電源を入れる程度でした。
久しぶりに電源を入れたら表示が点灯しませんでした。
中身を開けてみたけれど、電源スイッチが壊れたのではなく、
故障を突き止めるのはめんどうだったので廃棄しました。
大きな基板に半導体がたくさん並んでいます。
TRIOのチューナー技術を結集したシンセサイザーチューナー。
さて、もう一度KT-1010Fを買おうかとも考えましたが、
めったに使わないのチューナーにお金をかけるのもなんだか。
しばらくチューナー不在が続きました。
懐かしいデザインのアナログチューナーを買おうかとも考え、
ハードオフのジャンクその他もながめたりしつつ悩む日々。
悩むといっても基本ラジオは聴かないので気楽なものです。
アナログメーター付きの大きなチューナーも懐かしくて良いけれど、
ハードオフジャンクは動きそうなものがありません。
ジャンクでなくてもそれほど高くはないのですが、
年数回聴くのにやはりお金はかけたくありません。
で、気になるものがありました。
ハードオフジャンク¥1,100のYAMAHA T-5。
「FM受信できました。」と書いてあるので、それを信じて購入。
おおげさでないのがいいのです。
この頃のヤマハのシンプルでクリーンなデザインも好きです。
ハードオフジャンクですので天板は傷だらけ。
フロントパネルにそれほど傷はありません。
FMアンテナ端子が変な形状なのが気になったのですが、
まあ何とかなるだろうと。
チューニングノブを回すと途中で異音があったけれど、
これも何度か回せばなじみそうだったので購入。
安いチューナーなので中身はスカスカ。
買ってネット検索して分かったのですが、
周波数目盛りを上からほのかに照らすお洒落なランプがあります。
これが点灯しないとデザインの良さが半減。
ランプは点灯したので良かったです。
で、チューニングノブを回すと途中で動かなくなる現象があり。
何が悪いのか悩みました。
糸が滑るのかと思ってアルコールで拭いたり、
ノブの回転を糸に伝える部分もアルコールで拭いたり。
可動する針部分にミシン油を軽く塗ったりもしました。
それでも治りません。
バリコンのプーリーが長年の糸のテンションにより曲がりぎみで、
それかとも思ったのですがそうではなく、
そのプーリーが挿してある軸が外側(写真の右側)に引き出されて、
負荷が増していることによるものでした。
左側一番奥まで挿しこんでギヤにミシン油を塗ったら、
スムーズに回るようになりました。
アンテナの端子に普通の同軸コネクタが挿せません。
ネット検索すると専用の変換コネクタがあったようです。
¥1,100なので壊しても惜しくはありません。
挿せれば良いので強硬策に出ましたw。
端子周りのプラスチック部分を切り取り、
外周のコネクタは無理やり径を細くしました。
これで同軸線が挿せて接触も問題なし。
オーディオラックにセットしました。
小型チューナーだと思たのですが、カセットデッキの上に載せると、
意外と大きいことが分かりました。
大きいチューナーを買わなくて良かったです。
周波数を指す赤色LEDの両側の緑色LEDがチューニング表示も兼ねていて、
チューニング周波数が低すぎると右が消灯し高すぎると左が消灯します。
チューニングが合うと両方のLEDが点灯。
写真はチューニングが合っている状態です。
電源スイッチのランプも点灯。
FM FUJIにチューニングすると、針が指す周波数は1目盛りずれています。
ですがLED表示でチューニングするので目盛りは大まかな目安に過ぎず、
使用するにあたっての不都合はありません。
ランプ照明の感じも含めこのシンプルなデザインが気に入りました。
B.G.M.としてしか聴かないので音質はこれで十分。
FMラジオが聴けるようになって良かったです。
ちなみにアンテナはTV用の室内アンテナを使用しています。
ジャンクオーディオ満喫中!
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