レコードプレーヤー探訪 DP-84DA
今回はダイヤトーンのDP-84DAです。
モーターが見たくてハードオフのジャンクを購入。
実はモーターを見たかったのはDP-86DAの方でした。
外観がよく似ていたので間違えました。
ネットを見ていたら、
DP-86DAはビクターQL-5と同じようなモーターで、
それを確認したかったからです。
(FGの有無という部分では差異あり。)
ダストカバーもありません。
例によってモーターは回転するけれど、
回転は合わないというこの頃のありがちな症状。
フルオート動作も問題なさそうな感じでした。
プラッターが薄いのはダイヤトーンレコードプレーヤーの特徴。
それに合わせてトーンアームの高さはかなり低いです。
トーンアームの駆動力はモーター軸から得るタイプ。
モーター軸にギヤが付いています。
底板は薄めのプラスチックで脚は底板に直付け。
モーターや電源トランスとの干渉を避ける部分が飛び出ていて、
脚がへたるとここが接触してしまいます。
リブや形状の効果で強度はまあまあか。
脚はゴム製で小型。
キャビネットは薄いプラスチックですが、
パーツは広い鉄板の上に取付けてあるので剛性はあります。
このモーター、インターネット上の情報を見ると、
どうやらビクターのJL-F45やJL-F55Rと同じ物のようです。
モーター制御回路もこの頃よくあるタイプで、
ホール素子で極を切り替えて、4個のコイルで駆動しています。
回転安定度がなかなか優秀でモーターが気に入ったので、
駆動系のみ外して再利用する気になりました。
2個のマイクロスイッチは電源ON/OFFと回転数切替です。
AC100V部分の線は絶縁体が厚いものを使っています。
理由を考えると、鉄板上に配線しているので、
漏電による感電を恐れての配慮なのでしょう。
電源フューズがないですしね。
この頃のレコードプレーヤーは電源フューズが入っていないものが多々あります。
SONYのレコードプレーヤーもそうです。
過電流対策はどうしているのでしょうね。
12極24スロットモーターです。
これにFGを付けてアルミダイカストのケースに入れれば、
ビクターJL-B31やTT-71のモーターと同じになります。
前述したいくつかのモーターは同じメーカー製の物と思います。
コイルの巻き方が整然としていて素敵w。
プラッターは薄型ですが、厚みがかなりあって重く、
外周部も厚くしていて慣性質量もそこそこあります。
SONYのモーターと並べてみました。
形状こそ異なりますが、規模としては同じくらいか?
このモーターでレコードプレーヤーを再構築したいけれど、
プラッターが薄いので実装がやりにくいです。
※さっき気づいたけれど、この記事は何と2000件目みたい!!
よくもまあこれだけ書いたもんだ。
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