こんなの聴いています。
正月に聴いているジャズアルバムを適当に紹介します。
これがブログタイトルにふさわしい記事なのですよね。
1.サム・リバース『PURPLE VIOLETS』
フリー・ジャズをやっているけれど、
難解でノイジーというようなものではありません。
リバースのテナーには肩の力が抜けた
ほんわかした雰囲気が漂っていてそれが好き。
数曲に入るヴァイブラフォンとテナーの組み合わせがユニーク。
こんな風に歳を重ねたリバースに出会えて感激です。
2.デヴィッド・ゴードン『DOZEN A DAY』
20年前くらいから数年間、
寺島靖国さん推薦ピアノトリオはたくさん聴いたけれど、
今手元に残っているアルバムはそれほど多くありません。
これは比較的気に入っている1枚。
オーソドックスなユーロ・ピアノ・トリオで、
アップテンポの軽快な曲もあるけれど、
全体的には落ち着いた雰囲気になっています。
ピアノのタッチはクリアで粒立ちよくキラキラ。
録音がクラシック的で残響が多く、
非常にクリアに録られていることから、
ホールの静かでクールな空気が感じられて気持ちが落ち着きます。
私の超お気に入り曲ミシェル・ペトルチアーニ作《Looking Up》が 入っていて、
テーマはほとんど原曲(ペトルチアーニの演奏)どおりで、
アドリブが無理なくスムーズにメロディアスに紡がれていくところは白眉。
アドリブの節回しが私のツボをグイグイ押して快感っ!
3.ジョー・ヘンダーソン『RELAXIN' AT CAMARILLO』
ジャズ喫茶「いーぐる」の連続講演「ジョーヘン特集」で
原田和典さんが紹介してくれた1枚。
そこで聴くまで未知で、取り上げられることが稀なアルバム。
聴いて一発で気に入って後日即買い。
ジョーヘンのうねるテナーを堪能できます。
この手の演奏にはベストなチックの程良くクールなピアノに、
パタパタしたアースキンのドラミングが快適。
奇をてらったところはどこにもなく、
ジョーヘンのテナーをじっくり味わうに尽きます。
ちなみに上記の音源は全てHDの中にあり、
ジャケット写真はCDを処分する時に撮ったものです。
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