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こんなの聴いています。

正月に聴いているジャズアルバムを適当に紹介します。
これがブログタイトルにふさわしい記事なのですよね。

1.サム・リバース『PURPLE VIOLETS』

  フリー・ジャズをやっているけれど、
  難解でノイジーというようなものではありません。
  リバースのテナーには肩の力が抜けた
  ほんわかした雰囲気が漂っていてそれが好き。
  数曲に入るヴァイブラフォンとテナーの組み合わせがユニーク。
  こんな風に歳を重ねたリバースに出会えて感激です。

P89 P90

2.デヴィッド・ゴードン『DOZEN A DAY』

  20年前くらいから数年間、
  寺島靖国さん推薦ピアノトリオはたくさん聴いたけれど、
  今手元に残っているアルバムはそれほど多くありません。
  これは比較的気に入っている1枚。
  オーソドックスなユーロ・ピアノ・トリオで、
  アップテンポの軽快な曲もあるけれど、
  全体的には落ち着いた雰囲気になっています。
  ピアノのタッチはクリアで粒立ちよくキラキラ。
  録音がクラシック的で残響が多く、
  非常にクリアに録られていることから、
  ホールの静かでクールな空気が感じられて気持ちが落ち着きます。
  私の超お気に入り曲ミシェル・ペトルチアーニ作《Looking Up》が 入っていて、
  テーマはほとんど原曲(ペトルチアーニの演奏)どおりで、
  アドリブが無理なくスムーズにメロディアスに紡がれていくところは白眉。
  アドリブの節回しが私のツボをグイグイ押して快感っ!

P91 P92

3.ジョー・ヘンダーソン『RELAXIN' AT CAMARILLO』

  ジャズ喫茶「いーぐる」の連続講演「ジョーヘン特集」で
  原田和典さんが紹介してくれた1枚。
  そこで聴くまで未知で、取り上げられることが稀なアルバム。
  聴いて一発で気に入って後日即買い。
  ジョーヘンのうねるテナーを堪能できます。
  この手の演奏にはベストなチックの程良くクールなピアノに、
  パタパタしたアースキンのドラミングが快適。
  奇をてらったところはどこにもなく、
  ジョーヘンのテナーをじっくり味わうに尽きます。

P93 P94

ちなみに上記の音源は全てHDの中にあり、
ジャケット写真はCDを処分する時に撮ったものです。

 

 

 

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