レコードプレーヤー探訪 HT-352
Lo-Dの廉価品HT-352を紹介します。
確かユニトルクモーターが見たくて、
ハードオフのジャンク品を買ったと思います。
かなり前のことなので忘れました。
お粗末だったので既に廃棄済みです。
ここのところ安物が続いていますが、
そういう物の作り方を見るのも面白いかなっと?
外観はそれなりに安っぽく(笑)。
まあこんなものでしょう。
オートリターンの動力はモーターから取っています。
底板が厚紙です!!
厚紙に脚を取り付けていて強度など考慮していません。
まあ脚のところはキャピネットの柱で受けるようにはなっていますけど。
底板もプレーヤーキャビネットの強度の一部を担うわけですから、
これではまずいでしょ。
キャビネットもペラペラのプラスチック。
こういうところを削ってまでオートリターンにお金をかけるという。
メカは強度がないと故障の原因となるので薄い鉄板に取付。
ユニトルクモーターの制御回路。
電源トランスは小型で、一応ゴムを介して固定。
いかにもひ弱なモーター。
ベースの鉄板は薄く、軸受けはプラスチックのキャップ。
扁平モーター共通の周波数発生パターン基盤と一体です。
磁石も薄くトルクはあまりないことが分かります。
コイルも超薄く、こんなのでプラッターを回せるの?という感じ。
軸受けも細く短め。
その後HT-400、HT-500を入手して分かりましたが、
ユニトルクモーターもピンからキリまで色々あるようです。
プラッターはもちろん軽量。
ユニトルク(一定トルク)なので、
外周を厚くして慣性質量を稼ぐようなことはしていません。
外周が厚く見えますが、渕の平たい部分(デザイン)です。
当時の一家に1台(ステイタスとして持つ)オーディオの廉価品なので、
音質よりは使い勝手優先ということになります。
レコードの音質ではなく入っている音楽を容易に聴ければ良い人用。
ちなみに当時のオーディオは部屋のインテリアと化していた例が多々あり(笑)。
今不便でもレコードを聴こうという人は音質を意識するでしょうから、
上記の意図で作られた物を買うことにはならないはずです。
一つ前に紹介したSL-26も同種のレコードプレーヤーです。
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