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レコードプレーヤー探訪 SR-525

ご無沙汰しております。
忙しくてブログを更新する気持ちになりませんでした。
今日やっと書く気になりました。
毎度のネタなので新鮮味はありませんがよろしくお願いします。

今回はサンスイのSR-525です。
昔このレコードプレーヤーも欲しかったものの一つです。
最近はナイフエッジのトーンアームが気になっていました。
ということでヤフオクで落札。

回転するけれどストロボランプが点滅して回転が安定しません。

P178  

気になっていたトーンアームは水平回転部分にがたつきがあってがっかり。
垂直回転部分はナイフエッジに乗っかっているだけなので上に外れます。

P179

モーターはこれまでよく見たものとは多少異なっています。

P180

本体はソリッドボードなので剛性は高いです。
脚は高さ調整できません。

P181

トーンアーム取付け部はボードをくり抜いてあります。
シールドはしっかりしてあります。

P182

電源とスイッチが入っている部分です。

 P183

モーター取付け部もボードをくり抜いてあります。
下から回転数の微調整ができます。

P184

モーターの下に回転数制御基板が入っていますが、
よく見るタイプとは上下逆向きです。

P185

制御回路はこれまでいくつか紹介したものとは異なっているようです。

P186

モーターケースがアルミダイキャストではなく鉄板成型なのは
コストダウンなのでしょう。

P187

スロットの形状は当時トリオなどにも採用されている
20極30スロットモーターと似ています。
コイルの巻き方は雑な感じです。
OTTOのTP-1200が同じモーターを搭載しているようです。

P188

モーター軸は太いので剛性は高いと思います。

P189  

トータルとしてモーターにあまり魅力は感じません。

では回転異常の修理をしましょう。
最初は回転調整ボリュームの接触不良かと思いましたがそうではなく、
ストロボランプの点滅はコンデンサ不良かと思いまししたがそうではなく、
結局は回転切り替えスイッチと連動する電源用マイクロスイッチの接触不良でした。
マイクロスイッチの不良はこれまでも何度かありました。

P190 

幸い他のレコードプレーヤーを解体した時に取っておいたマイクロスイッチがあるので、
それと交換することにしました。
スイッチを取り外すためにはかなりばらす必要があります。

P191

ここまで外さないとスイッチ取付けネジにたどり着けません。

P192

故障したスイッチがこれ。
取付け位置によって左右異なる形状があるので注意が必要です。

P193

スイッチを交換して元通りに取り付けました。
これでストロボランプは点滅しなくなり回転も安定しました。

P194

トーンアームのがたつきはありますが問題なく聴けます。
モーターのトルク不足なのか、回転数が安定するまでに時間がかります。

P195

シンプルなデザインは好きなのですが、
トーンアームのがたつきとモーターのトルク不足が不満。
このレコードプレーヤーはヤフオクであまり人気がないのでハードオフへ。
取説付きでしたけれど安値で買い取られました。

最近ハードオフではレコードプレーヤーが売れ残っているので、
持って行ってもあまり良い顔はされません。
地方では第何次かのアナログブームなんてかなり前に終了しています。

 

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