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レコードプレーヤー探訪 PS-3700

お久しぶりです。
ブログ更新がすっかり億劫になってしまった今日この頃。

代り映えしないネタで申し訳ありませんが今回もレコードプレーヤー探訪。
SONYのPS-3700です。
以前入手したSONYのPS-3750のモーター辺りから高周波の異音がすると
ブログに書きました。
それが経年劣化で起こりやすいのかず~っと気になっていたのです。

同じレコードプレーヤーを入手するのは面白くないので、
同じモーターを搭載しているPS-3700を入手しました。
大昔、このレコードプレーヤーは街でよく見かけたので、
一度は触ってみたいというのもありました。

ヤフオクでジャンク品¥1,000也。
ヘッドシェルと針折れカートリッジを売れば本体分+αくらいにはなりそうです。
時々見かける保護シートを剥がすのを途中であきらめたもの。
ダストカバーの後方に欠けがあり断片はついてきました。
ひょっとしたら輸送中に欠けたのかも?

P146

保護シートはエタノールなどを隙間に染み込ませながら引っ張れば楽に剥がせます。
汚れは毎度のタバコヤニで、大きな傷はありませんでした。
写真は一通り清掃した後のものです。

P147

オートリターン機能付きですので、モーターにはメカ駆動用のギヤがあり。
このギヤを外すのがめんどうなので、モーターの中身までは見ていません。

P148

裏返すと脚はしっかりしたものだと分かります。
脚をよけて底板が付いています。

P149

オートリターンのメカがある割にはすっきりした内部。
メカ一式が鉄板に取り付けられているので強度的にはなかなか。
こうしておかないとキャビネットのゆがみでメカが動作しなくなるのでしょう。
周囲の板厚もこれで十分でしょう。

P150

オートリターンのメカはこれだけで比較的コンパクト。
メカは少々動きが渋かったのでCRC 5-56を一吹きして潤滑。
スムーズに動くようになりました。

P151

モーター制御回路も比較的コンパクトになっています。

P152

この部分が固着していたせいで途中カットができませんでした。
ここもCRC 5-56を一吹きして固着を解消。

P153

プラッターはベルトドライブ用と併用もしくは再利用で、
ベルトをかける部分に速度検出の磁性体が塗ってあります。
外周部分が少し厚めなのはベルトドライブ用の名残か?
だってこのモーターは慣性モーメントに頼らず滑らかに回転しますから。

P154

御覧のとおり保護シートは剥がせて、
ダストカバーの欠けた部分は接着剤でくっ付きました。

P156  

問題の異音は全くしませんでした。
経年劣化の度合いにもよるのでしょうが
必ずしも異音がするわけではないようです。
特にメンテナンスはしていませんがモーターは安定して回転。

P155

最初出力コードは導通しているのに音が出なくて少々戸惑いました。
要は導通を確認したテスター棒の先端は接触したけれど、
接触面積が広いコネクタでは導通しないと判明し、
コネクタの酸化膜をカッターでカリカリ落として事なきを得ました。

結果問題なく聴けてオートリターンの動作も問題なし。
普通に音楽を楽しむならば十分なレコードプレーヤーです。

 

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