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2019年3月

レコードプレーヤー探訪 XL-1550

お久しぶりです。生きています(笑)。

ネタは相変わらずです。
前から欲しかったパイオニアのXL-1550をヤフオクで落札しました。
音が鳴らないのとダストカバーがないことで競合者なしの¥1,000。
音が鳴らないのは出力ケーブルの断線で容易に修理可能と判断。
ダストカバーは廃棄したPL-1250から外したものがあります。

届いたものは回転は正常でしたがストロボランプが点滅していました。
出力ケーブルは導通があるので音が鳴らないというのは?
写真は軽く掃除した後のもので、掃除の時にアームリフターのバーを折ってしまいました。

P132

底板はプラスチックになり、PL-1250と比べるとコストダウンされた感じ。

P133

キャビネットは厚みがそこそこある板でしっかり作られています。

P134

トーンアーム下部は6mm厚の鉄板がスタビライザーとして取付てあります。
同じものはPL-1250にもありました(途中仕様変更があったのかこれがないバージョンもあり)。
ゴッキュウパのクオーツロックレコードプレーヤーとしてはコスト度外視でしょう。

P135

モーターはアルミケースに入った堅牢なものです。

P136

回転数制御回路がシールドケースに入っているという丁寧な作り。
クオーツロック初期なので、高周波ノイズが外に出るのを嫌ったのでしょう。

P137

既にIC化が進みモータードライブもIC(ヒートシンク付き)で行っています。
当時のパイオニアはモーター制御に関して他社より進んでいたようです。

P138

電源基板の一番手前にある電解コンデンサーが液漏れを起こしていて、
このためストロボランプが点滅していました。
電解コンデンサーに半田くずが付着しているのが気になるところです。
素人が修理した経歴があるのかも?
この電解コンデンサーの規格がDP-2000と同じなので、
DP-2000を修理した時に買っておいた新品に交換して修理完了。

P139

モーターの内部を確認すると、それまでの各社使用OEM品と異なり独自のものになっています。
これはステーターがPL-380などと共通の構造でクオーツロック時代初期の主力モーター。
私はこのモーターが好きです。

P140

極性の切り替えはモーター根元に3個ある赤いホール素子で行っています。
古いオイルは拭き取って、テクニクスモーター用のオイルを再注油。

P141

音が鳴らないということだったので、出力ケーブルの接続を確認しました。
アース処理が一般的なものと異なっていて、
トーンアーム系のアースは右チャンネルのマイナスに接続し、
モーター系のアースは出力ケーブルのアース線に接続していました。

P142

これで特に問題はないのですが、一般的なアース処理に変えました。
トーンアーム・モーター系のアースを出力ケーブルのアース線にまとめて接続。

P143

プラッターは外径が大きめで慣性質量も大きめのもの。
リブが太くしっかりしたものです。

P144

このレコードプレーヤーのメカニカルなデザインが好きなので、
JL-B41改に変えてこれをオーディオラックに据え付けました。
折れたアームリフターのバーは無事接着修理できました。

P145

回転数制御は加速/減速の両方向サーボなのに電子ブレーキはありません。
なのでOFFしてもプラッターは回転し続けます。
磁極があるDCモーターにしては30秒くらい停止しないので優秀だと思います。
トーンアームにがたつきもなく安心して使えます。
優れたレコードプレーヤーだと思います。

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