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レコードプレーヤー探訪 DP-50L

お久しぶりです!

中身を見たいわけでもないのについ落札してしまったDENON のDP-50L
以前このブログで紹介したDP-50Mにオートリフトアップ機能を追加した機種。

出品者がオートリフトアップ機能を修理しようとして修理できなかったもので、
オートリフトアップの位置を検出する素子に問題があるとかないとか。
しかし私の見立ては例のトランジスタ2SC458の故障。
それを確かめてみたくなっての落札です。
人気機種なので修理すれば高く売れるんじゃないかという思惑もあり(笑)。

しっかりした厚みのあるキャビネットにアルミダイキャストの堅牢なモーター部。
手抜きのないレコードプレーヤーです。
クォーツロックの制御回路もだいぶ合理化が進んでいます。

P126_2

左がDP-50Lで右がDP-50M。
基板は共用で違いはモーター左部分のところに部品があるかないかくらい。
(よく見ると基板レヴィジョンにより若干の違いはあるみたい)
その部分がオートリフトアップ機能の制御回路ということになります。

P127

あとDP-50Mはモーター部に電源スイッチがありますが、
DP-50Lはその位置にはなく、アーム側の操作レバーで電源をON/OFFします。

修理は簡単、2SC458を新品の2SC1518に交換しただけです。
数が少ないので回転制御部も含め全数交換しました。
故障の原因はやはり2SC458でした。

オートリフトアップのメカ部分。
電磁ソレノイドでアームリフターを上げます。

P128_2

こちらはトーンアームの根本。
黒いプラスチックカバーで光を遮断してオートリフトアップの位置を検出。
写真下に少し見える白いプラスチックバーでアームリフターを押し上げます。

P129

そのプラスチックバーが動いてもアームリフター下部に届かない状態で、
調べたらそのバーが別のバーから外れていました。
下の写真の上の白バーの棒が、下の白いバーのコの字の金属部分の間に
入っていませんでした(この写真は直したあとの状態)。


P130

以上で問題なく動作するようになりました。

外観は清掃済みでそこそこきれいな状態。
脚が一つ壊れていたので以前DP-1200から外しておいた物と交換しました。
これで十分実用品です。

P131

良いレコードプレヤーだとは思いますが、DENONはトーンアームがいまいち。
これも水平回転部分に少しがたつきがありました。
ビクターのニュージンバルサポート系などと比較すると耐久性で見劣りします。
ビクターはこの機構を安いものにも採用していたのですから凄い。

ヤフオク出品はめんどうなのでハードオフ行き!
高値で買い取ってくれたので思わずニンマリ。

<追伸>

コメント欄は許可制にしました。
めんどくさいコメントには返答しませんのでご了承願います。

 

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