« こんなのアリですか? | トップページ | 1年間ありがとうございました。 »

レコードプレーヤー探訪 PL-1250S

前から気になっていたレコードプレーヤーを落札しました。
パイオニアのPL-1250S、毎度のジャンク品で1000円。
木目調でないこちらは人気がないので安いです。

P107

不安定ではありましたが回転しました。
タバコのヤニコーティングはいつもどおりですが状態はそれほど悪くなく。
付属の針折れカートリッジはそのままリサイクルします。

早速裏返してみました。
鉄板の底板はなかなかしっかりしたものです。
脚は底板に取付けられています。

P108

底板にはアース線がつながっていますので開ける時にはご注意を。

P109

底板が鳴かないようにゴムと木片でダンプしてあります。
こういうところに昔の製品の真面目さが出ています。
昨今の合理化設計ではこうはいきません。

P110_2

マニュアル機なので中身は簡素です。
外周枠は二重になっていてなかなかしっかりした筐体です。

P111

驚いたのはトーンアームの下に5mm厚の鉄板を入れてあること。
重量で安定感を増すスタビライザー効果があります。
アームコード引き出し部にシールドケースがないのは価格なりか。

P112

モーターも鉄板ベースを介して筐体に取付けてあります。
もちろん電源トランスはゴムを介した防振取付けで手抜きなし。

P113

モーターはこの当時の色々な機種に搭載されたもので日本電産製らしいです。
モーターの金属ベース部の形や回転制御基板にはいくつか種類があります。

P114

P116_2

これは回転数検出にフォトエレクトリック・パルス検出方式を採用しています。
発光ダイオードとフォトトランジスタで、スリットを通過する光の点滅をカウント。
この方式はテクニクスのSL-55、ラックスマンのPD131でも採用しています。

P117

ローター部もステーター部も普通のもので可もなく不可もなし。
軸受けオイルの劣化はあると思うので交換しました。
オイル交換後ローターが納まるまでにかなり時間がかかりました。
軸受けの精密加工ぶりが分かります。

P118

P119

回転速度調整ボリュームの接触不良は回転数変動に直結。
取り外してクリーニングするのは面倒なので接点復活剤で処理しました。
トーンアームのがたつきは垂直/水平回転軸ともに僅かにあります。
このくらいなら気にすることはないでしょう。
アームリフターはゆっくり降下します。

回転がとても安定しているのでオーディオラックに据え付けました。
掃除したら外観はそこそこきれいでトーンアームのシルバーが映えます。
木目調は見飽きたのでシックなグレー仕上げが気に入りました。
ターンテーブルマットはブチルゴムの愛用品に交換。

P120

特に高級品は必要なく、これで充分良い音だと思うんですよね~。
PL-1250Sは良いレコードプレーヤーだと思います。

P121

このレコードプレーヤーは結構気に入りました。
これとビクターのJL-B31の2台体制にしてしまっても良いかも?

|
|

« こんなのアリですか? | トップページ | 1年間ありがとうございました。 »

オーディオ」カテゴリの記事

コメント

こんにちは。harutoです。
ご無沙汰してます。
新しくレコードプレイを購入されたようで。
掘り出しものみたいで、良かったです。
昔の機器製造には、こだわりが隠されていて
丁寧に扱われていますね。

投稿: haruto | 2017年12月18日 (月) 12時27分

harutoさん
こんばんは。
頻繁にレコードプレーヤーを購入しています(笑)。
昔カタログを眺めて楽しむしかなかった物が、今は手にすることができてしまうので、ついついヤフオクで落札してしまうありさまです。
本当に昔の製品には物作りの心が宿っている物があり、そういう物に触れるとワクワクします。

投稿: いっき | 2017年12月19日 (火) 22時19分

いっきさん

なるほどです!

カタログだけでワクワクされてた時代から
「今」というわけですね。
解ります。その気持ち(^^)
現存するモノを探し出せたという別の喜びとかも。
男には理解できる話で嬉しいです。

うちの嫁は・・・多分、
「はーん?」って言いますね。

投稿: haruto | 2017年12月27日 (水) 11時52分

harutoさん
こんばんは。
共感していただきどうもありがとうございます。
やはりこういう気持ちを女性には理解してもらえないのかもしれませんね。

投稿: いっき | 2017年12月30日 (土) 00時25分

はじめまして。私も去年の今頃に手に入れたこのPL-1250Sを愛用しており、それで検索して発見しました。
この頃の日本製オーディオ機器はその音の良さと洗練されて来たデザイン、そして40数年も経った今日まで使える耐久性といい最強で無敵だと思います(パイオニアのロゴも現ロゴよりもこのロゴのほうが遥かにかっこいいです。世界的に見てもオーディオブランドのロゴとしては屈指の素晴らしさです)。私もこのPL-1250Sの何の問題もない動作品が交換針以下の値段で手に入りましたが、またとない買い物だったと思います。レコードと音楽を大切にし長く愛用し続けるタイプには、まさしく絶好の機種ですね。

投稿: まも | 2018年4月 7日 (土) 22時33分

まもさん
はじめまして。こんばんは。
コメントありがとうございます。

>その音の良さと洗練されて来たデザイン、そして40数年も経った今日まで使える耐久性

確かにおっしゃるとおりで、私もそれらに魅力を感じて、この頃の機器をついつい入手してしまいます。

>パイオニアのロゴも現ロゴよりもこのロゴのほうが遥かにかっこいいです。

全く同感です。

>レコードと音楽を大切にし長く愛用し続けるタイプには、まさしく絶好の機種ですね。

そう思います。
PL-1250(S)は製品として非常に良く出来ていると思います。

投稿: いっき | 2018年4月 8日 (日) 22時39分

初めまして。このプレーヤーと全く同じ機種が家にあります。困った事にターンテーブルの回転が遅く、いつもオリジナル音源よりスローで聴くはめになっているのですが(汗)、本記事にある回転速度調整ボリュームをどうにかすると直るのでしょうか?ご教示下さると嬉しいです。

投稿: りか | 2018年8月29日 (水) 00時30分

りかさん
こんばんは。
返事が遅くなってごめんなさい。
回転数調整ボリュームを回してターンテーブル外周の縞模様が止まって見えるように調整すれば良いです。
4本の縞模様がありますが、LPレコードなら33回転、EPレコードなら45回転、日本の西にお住まいでしたら60、日本の東にお住まいでしたら50の縞模様を見ます。
ボリュームを回し切っても縞模様が止まらない場合、底板を外してモーターの中にある調整ボリュームを回せば調整できる場合がありますが、電気的な知識がないと出来ないと思います。
文章ではなかなか上手く説明できないので、こんな程度でご勘弁願います。

投稿: いっき | 2018年9月 1日 (土) 21時53分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/511944/72426422

この記事へのトラックバック一覧です: レコードプレーヤー探訪 PL-1250S:

« こんなのアリですか? | トップページ | 1年間ありがとうございました。 »