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DD-100その後

トーンアームのがたつきがひどいと思っていたレコードプレーヤーDD-100、
実はそうでないことが分かりました。

DD-100はリサイクルしても大した値がつかなそうなので、
トーンアームでも交換して遊んでみることにしました。
モーターはいまいちなのになぜか廃棄しようと思えないこのレコードプレーヤー。

で、トーンアームをとりあえず外してついでに分解してみると、
何と水平回転部分はワンポイントサポート方式ではありませんか。
この尖がったニードルの上にアーム本体が乗っかっています。

P86_2

乗っかっているだけなのでアームを大きく動かすと外れてがたついてしまうし、
水平回転部の許容される傾きが小さいので少し傾けると当たってしまうのです。
ニードル部分は金属パーツを介して固定されています。
インサイドフォースキャンセラーとアームリフターを取付ける部分はプラスチック。

ニードルを受ける部分がこちら。

P87

この部分はプラスチックだと思ったのですがアルミ削り出しでした。

この裏側のネジを外せばバラせます。
写真は再組付け後のものなのでネジロックが剥がれています。
アームベース部もアルミ削り出しでした。

P88_2

というわけで結構しっかり作られているトーンアームなのでした。
アームコードを再度ハンダ付けしてこのまま使うことにしました。
トーンアームから出ている線が細くて老眼の私には辛い作業です。

P89_2

回転制御回路もちょっと修理。
モーターコイル駆動トランジスタの脚が真っ黒けだったので交換しました。

P90

2SB562Aと2SD468Aが使われています。
両トランジスタともに秋月電子の通販で現行品が買えます。

P91

トランジスタの交換でトルク不足が改善されるかも?
と思ったのですが改善されませんでした。

このトーンアームは高さ調整もできます
なかなか優秀なトーンアームだと思います。
モーターがお粗末なのが残念。

P92

普通に聴けたのはトーンアームに問題がなかったからですね。
改めて聴いて十分音楽は楽しめると思いました。
モーターがダメなのでレコードプレーヤーとしてはやはりいかがなものかと。

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