11円で落札したレコードプレーヤー(笑)
安かったので思わず落札してしまいました。
ビクターのレコードプレーヤーJL-B31です。
11円とはビックリ!
送料はそれなりにかかりましたが合計でも2000円以下(笑)。
クリーニングしたらかなりの美品になりました。
これが11円とは申し訳ない気持ちです。
もちろん稼動品。
ちなみにカートリッジは付属品ではありません。
ビクターにしては珍しくACサーボモーターということで気になっていました。
早速中身を詳しく見ていきましょう。
脚は底板に付いています。
安い製品なので頑丈な筐体ではありません。
中身も必要最小限の簡素さ。
電源トランスレスなのでAC100Vで直接モーターを回しています。
制御回路もAC100Vを整流分圧して使っています。
電源トランスレスでACサーボモーターというのは
DENONのDP-790など安い製品と同じ構成です。
電源スイッチと回転数切替スイッチは両方ともマイクロスイッチです。
トーンアーム部分にはシールドケースが被さっています。
アームコードは意外と太くてしっかりしたもの。
シールドケースを外すと中継ラグ板でコードを接続してあるのが分かります。
トーンアーム部はスイッチ類と共に金属プレートに取付けてあります。
回転制御基板は1枚にまとめられていてICはなし。
中央左寄りに回転数調整用半固定抵抗があります。
ストロボランプは大き目の物で穴から直接プラッターを照らします。
モーターは小ぶりですが頑丈に作られています。
安い製品とはいえこういうモーターを使っているのがこの時代の良さ。
ネット上の情報を見るとアウターローター型です。
※ どうやらマイクロDD-5のモーターと回転制御回路はこれと同じ物のようです。
どうかヤフオクで高く売るための過大評価&過剰広告はおやめ下さい(笑)。
JL-B31の落札価格を吊り上げるような輩が現れないことを祈ります。
モーターを固定してあるプレートはプレス鉄板。
あまり厚くないですが軽量プラッターなので強度的には十分でしょう。
ストロボランプのカバー部はプラスチックです。
プラッターは外周に厚みを持たせていないので慣性モーメント的には不利。
それでも軽量プラッターのおかげでモーター軸受けへの負担は少なく、
スイッチを切るとプラッターは45秒くらい回転してから停止します。
非常に滑らかに回転しているということです。
トーンアームは水平方向に少々ガタがありますが気にする程ではありません。
アームリフターは速めに降下します。
45回転は回転数調整ボリュームの端で回転数が合う状態だったので、
ボリュームの中央付近で合うように回転制御基板の半固定抵抗を調整。
33回転も念のため再調整。
良い雰囲気を持ったレコードプレーヤーだと思います。
高級感はありませんが質感は悪くなく適度なレトロ感が何とも言えません。
レコードを楽しむにはこれで十分です。
これでレコードをさりげなく楽しむような趣味人が格好いいと思うのですが・・・。
私は無粋なオーディオマニアなのでそうはいきません(涙)。
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