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オフセット電圧が調整できないのは意外な理由でした。

オフセット電圧が調整できなかったIntegra A-7の修理ができたので報告します。実は修理という程のことではないのですが、原因は意外な盲点だったのでお知らせしておきます。

少し前に修理の途中経過を書いています。
アンプで遊んでいます。

その後もう一度修理を試みようというとで、まずはオフセット電圧調整用の半固定抵抗を疑い、その電圧を測ってみると問題なく調整できました。ならば後段のトランジスタの不具合なのか? 念のため基板のところの出力オフセット電圧も測ってみました。ここでスピーカー端子のオフセット電圧と左右が入れ替わっていることを発見! 

どこで左右が入れ替わっているのかと配線を見ていくと、スピーカー切替スイッチの所でつなぎ間違えているのだと分かりました。以前の持ち主がここを修理したようで、線の一部がはんだ付けの熱で溶けているなどずさんな状態だったのですぐに見当がつきました。配線の取り回しにもおかしなところがあります。もう1台あるA-7で正しい配線も確認しました。

P197

早速線を反対に付けしなおしました。これまでの短い試聴では左右反対になっていることに気付きませんでした。いい加減な私です。写真ではスピーカー切替スイッチの下にある電源ランプも交換していることが分かりますが、御覧のとおりでその場しのぎという感じです。

P198

で、それはそれとして中を色々眺めてみたのですが、結局オフセット電圧を調整できない理由を見つけられず、また一旦修理をあきらめました。

そして数日前、あることに気付いたのです。左右配線が入れ替わっていたということは、右チャンネルの半固定抵抗を調整しながら、左チャンネルのオフセット電圧を測定していたということではありませんかっ!! 配線間違えに気付いた時に何でこのことに気付かなかったんだろう・・・。

ということでオフセット電圧を再調整してみると、今度はきちんと調整できるではありませんか! そりゃそうですよね。調整用半固定抵抗を回してもオフセット電圧が変化しなかったのはこういうからくりだったのかと納得。意外な盲点でした。後段のトランジスタを交換するなど泥沼に落ち込まずに済んで良かったです。

たぶんトランジスタを交換などしなくても元々動作に問題はなかったのだろうと思います。まあ脚が真っ黒けのトランジスタでは精神衛生上良くないので、新品に交換したことは意味があります。ならばということで電解コンデンサも新品に交換してしまいました。

P199

もちろんアイドリング電流、出力オフセット電圧は問題なく調整できます。これで安心してこのアンプが使えるようになりました。お気に入りのアンプなので修理できて良かったです。

このアンプはクラスの中では大き目の電源トランスとオーディオ用巨大電解コンデンサと太いコードをパラで配線するという電源供給に気を配った設計が◎です。パワーアンプ部しか使わない私には魅力があります。大音量で聴くわけではない私にはこのくらいの規模のアンプが似合います。

P200

外観はそこそこきれい。各ノブはしっかり厚みがあるアルミ製でフロントパネルは上部が5mm厚。重厚感あるデザインが好きです。

P201

まさか左右チャンネルの配線が入れ替わっていたとは、これぞ想定外です。危うく更にA-7を落札してしまうところでした。これで1100円で落札したアンプが見事実用機になりました! メデタシメデタシ。

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