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2017年7月

オフセット電圧が調整できないのは意外な理由でした。

オフセット電圧が調整できなかったIntegra A-7の修理ができたので報告します。実は修理という程のことではないのですが、原因は意外な盲点だったのでお知らせしておきます。

少し前に修理の途中経過を書いています。
アンプで遊んでいます。

その後もう一度修理を試みようというとで、まずはオフセット電圧調整用の半固定抵抗を疑い、その電圧を測ってみると問題なく調整できました。ならば後段のトランジスタの不具合なのか? 念のため基板のところの出力オフセット電圧も測ってみました。ここでスピーカー端子のオフセット電圧と左右が入れ替わっていることを発見! 

どこで左右が入れ替わっているのかと配線を見ていくと、スピーカー切替スイッチの所でつなぎ間違えているのだと分かりました。以前の持ち主がここを修理したようで、線の一部がはんだ付けの熱で溶けているなどずさんな状態だったのですぐに見当がつきました。配線の取り回しにもおかしなところがあります。もう1台あるA-7で正しい配線も確認しました。

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早速線を反対に付けしなおしました。これまでの短い試聴では左右反対になっていることに気付きませんでした。いい加減な私です。写真ではスピーカー切替スイッチの下にある電源ランプも交換していることが分かりますが、御覧のとおりでその場しのぎという感じです。

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で、それはそれとして中を色々眺めてみたのですが、結局オフセット電圧を調整できない理由を見つけられず、また一旦修理をあきらめました。

そして数日前、あることに気付いたのです。左右配線が入れ替わっていたということは、右チャンネルの半固定抵抗を調整しながら、左チャンネルのオフセット電圧を測定していたということではありませんかっ!! 配線間違えに気付いた時に何でこのことに気付かなかったんだろう・・・。

ということでオフセット電圧を再調整してみると、今度はきちんと調整できるではありませんか! そりゃそうですよね。調整用半固定抵抗を回してもオフセット電圧が変化しなかったのはこういうからくりだったのかと納得。意外な盲点でした。後段のトランジスタを交換するなど泥沼に落ち込まずに済んで良かったです。

たぶんトランジスタを交換などしなくても元々動作に問題はなかったのだろうと思います。まあ脚が真っ黒けのトランジスタでは精神衛生上良くないので、新品に交換したことは意味があります。ならばということで電解コンデンサも新品に交換してしまいました。

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もちろんアイドリング電流、出力オフセット電圧は問題なく調整できます。これで安心してこのアンプが使えるようになりました。お気に入りのアンプなので修理できて良かったです。

このアンプはクラスの中では大き目の電源トランスとオーディオ用巨大電解コンデンサと太いコードをパラで配線するという電源供給に気を配った設計が◎です。パワーアンプ部しか使わない私には魅力があります。大音量で聴くわけではない私にはこのくらいの規模のアンプが似合います。

P200

外観はそこそこきれい。各ノブはしっかり厚みがあるアルミ製でフロントパネルは上部が5mm厚。重厚感あるデザインが好きです。

P201

まさか左右チャンネルの配線が入れ替わっていたとは、これぞ想定外です。危うく更にA-7を落札してしまうところでした。これで1100円で落札したアンプが見事実用機になりました! メデタシメデタシ。

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また入手してしまいました。

懲りないと言いますか何と言いますか。

またカートリッジを落札してしまいました。

比較的安かったのでついうっかり。

落札したのはシュアーのM97ED。

一時期私の主力カートリッジでした。

その後紆余曲折ありまして手放したのです。

P193

ヘッドシェルはアルミ削り出しの高級品が付属。

大きな無垢ダイヤの楕円針です。

このスタイラスが一番の価値。

P194

写真では接合のようにも見えますが、

カンチレバー貫通部に円筒状のカバーのようなものがあるような・・・。

早速聴いてみました。

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特に文句はありません。

何か妙に安心できると言いましょうか何と言いましょうか。

こういう音っであってほしいと思う音です。

ヘッドシェルとシェルリード線を交換。

こういう軽快なヘッドシェルの方がシュアーには似合います。

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針ノブの部分がズレ下がっていますが動作に影響はありません。

スリーブの部分がしっかり挿さっているからです。

こういうところが昔のアメリカ品質(笑)。

日本ではこういういい加減さはあり得ないです。

まあ音が良いんだからそんなことは気になりません。

ひっくるめてシュアーの味です。

良いカートリッジですな~。ニンマリ。

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オーバーハングの調整

今回ビクターのトーンアームが2台になり、当分はこれらを使用する予定なので、トーンアームに合わせてカートリッジのオーバーハングを調整することにしました。

正しく調整するには取説を見る必要がありますが今手元にはありません。でも以前しばらく所有していたQL-7の取説を見て調整方法を知っているので大丈夫。とは言っても調整には専用のオーバーハングインジケーターが必要です。

少し前にヤフオクでオーバーハングインジケータだけが出品されたのですかざす落札しておきました。1000円もしましたがやむをえません。そのオーバーハングインジケーターは写真の下のプラスチックの板です。

P186

ちなみに上に写っているのは、ネット上にあったSMEトーンアーム用テンプレートを入手して適当な大きさに印刷して切り抜いたものです。以前SME3009Rを所有していた(新品購入してROKSAN RADIUS3に搭載)ので、SMEテンプレートの使い方はもちろん知っています。

ビクタートーンアーム用の使用方法を説明します。まずオーバーハングインジケーターをターンテーブル(プラッター)の上に置きます。この時に矢印の先端がトーンアームの水平回転部の中心を指すようにします。

P187

そしてこのオーバーハングインジケーターの上にカートリッジを持ってきて、スタイラス(針)がオーバーハングインジケーターの▽印の先の目盛りの位置に合うようにカートリッジの取付け位置を調整します。ちなみに写真の針位置は目盛りと▽印の中間くらいなので実際の調整位置とは異なります。

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ここはターンテーブルのスピンドルの中心から15mmオーバーハングした(越えた)位置で、レコードプレーヤーの仕様にオーバーハング15mmと書かれていたりするのは正にこの距離のことです。

さてこの位置にオーバーハングを調整をすれば、レコード盤上の全ての位置で針がレコードの溝に対してまっすぐになるかというとそうではありません。今度はSMEのテンプレートを使ってそれを確認してみました。

下の写真はSMEテンプレートによるオーバーハング調整方法の説明です。SMEのトーンアームではテンプレートの2ヵ所(外側寄りと内側寄り)の小さい○印内に針を降ろし、そこでテンプレートの線とカートリッジ(ヘッドシェルの端など)が平行になるように調整します。

P189

ビクターのトーンアームはSMEのトーンアームと形状が違うので、この位置で平行になりません。ビクターの調整方法だとレコードの外周から2cmくらいの位置でまずは平行になりました。

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内側にも平行になる位置があると思いますが確認はしていません。このように2ヵ所ほどで溝に対してまっすぐになり、それ以外では角度が付くというのがS字やJ字のトーンアームの特性。角度が付くといってもストレートトーンアームにカートリッジを傾けずに取付けた場合よりは小さい値です。

P191

調整したらカートリッジの位置はこれまでより4mm程後退しました。私の美意識からするとちょっとバランスが悪いです。もう少し前に位置した方が格好が良いと思うのですがしょうがありませんね。

ちなみにビクターのジンバルサポートトーンアームの曲がりの形状や長さは、(私が所有したことのある)UA-7045、JL-B61のトーンアーム、QL-5のトーンアーム、QL-7のトーンアーム、皆同じです。

話は変わりまして、JL-B61から外したトーンアームのアームリフターを再修理しました。アームリフターに入っているシリコングリスを交換したのです。今回は#1,000,000です。

P192

ご覧の通り3種類も買う羽目になってしまいました。#1,000,000は右の缶容器。今度は少し遅すぎる気もしますが、#100,000グリスと混ぜて粘度を調整するのも面倒なのでこのまま使用します。少量しか使わないのでグリスが多量に余ってしまう羽目に・・・。

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