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2017年5月

レコードプレーヤー探訪 SL-55

またしてもジャンクのレコードプレーヤーを入手。
ちょっとした思惑があって入手したものでテクニクスのSL-55
送料も含めて3000円しませんでした。
いつものようにタバコのヤニ汚れが凄かったものの清掃したらそこそこきれいになりました。

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安い機種なのでモーターのベース部分はプラスチック製。

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トーンアームのベース部分もプラスチック製ですが、
トーンアーム本体はSL-1200などと同じでしっかりしたものです。
私は個人的にこのトーンアーム自体が気に入らないので、
SL-1200を常用機から外すことになりました。

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底蓋と脚は一体化しています。
強度はあまりありません。
こういうところが廉価品

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底蓋を外してみたらアルミホイルが雑に貼ってありました。
これは前オーナーが作業したものなのでしょう。

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この程度の静電シールドに効果があるとは思えません。
気休めに過ぎないと思うので除去しました。
中身はスカスカでモーターと電源トランスくらいしかありません。
左手前の広いスペースに補強板が張り付けてあるのは評価できます。

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テクニクスお得意の電源&回転数切替スイッチ。
ここが接触不良を起こし、回転しなかったり回転不安定になったりします。
接点復活材をひと吹きしておきました。

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面白いことにモーターはテクニクスご自慢のものではなく別の物。
光学式の周波数発生機構などからパイオニアPL-1250と同等と思われます。
ネット上の写真からしてほぼ間違いないと思います。

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型式やロットNo.を書いた銘板の形や枠がPL-1250のモーターと同じでした。
どこが作ったモーターなのでしょう?
回転制御回路はモータの下に入っています。
上記写真の黒いカバーの中です。簡単な回路になっています。
※LUXMANのPD131のモーターも同系列のようです。

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トーンアーム下のシールドカバーを外したところです。
アームベース部がプラスチック製なのがここからも分かります。
バネ式のインサイドフォースキャンセラーとアームリフターの機構が入っています。

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このレコードプレーヤーにはストロボランプがなかったので、
以前入手後に分解したSL-26から外したストロボランプとオヤイデのストロボスコープを使って回転数を確認しました。
特に問題なく正常回転して調整ができます。

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音質を語る程のものではありませんが、普通にレコードを聴くならこれで十分だと思います。
テクニクスのレコードプレーヤーは普通のヘッドシェルの場合、
背が高いカートリッジでないとかなり前下がりになっていしまうので、
オルトフォンのコンコルドシリーズで聴きました。
このレコードプレーヤーのデザインはシンプルでシックなので結構好きです。

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確認したところ当初の思惑が実現できないことが分かたのでリサイクルすることにしました。
ヤフオク出品が面倒なのでハードオフへ。
買取価格3000円提示(7000円台で売るらしい)のところを交渉して、
3200円(8000円台で売ることにしたらしい)にしてもらいました。

たかだか200円アップなので交渉を楽しんだという感じです(笑)。
買取価格と販売価格の計算方法は分かりませんが関係性が分かったのは収穫。
またこのレコードプレーヤーの世の中の相場も分かりました。
少し儲けが出たので良しとしました。
というか実のところもう少し儲かったのです。

落札品にはカートリッジとヘッドシェルが付いていて、
カートリッジFR-101はスタイラスが取れてしまっていたため使い物にならなかったのですが、
DAM entreのしっかりしたヘッドシェルが使えました。
良質なヘッドシェルがただで手に入ったことになります(笑)!
これは最近お気に入りのXL-30用に使用。

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黒色ネジが付いていたのでそのまま流用しました。
グッドルッキングです!

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アンプで遊んでいます。

1年ほど放ったままにしてあったアンプIntegra A-7で遊んでみることにしました。現在使っている物の他にもう1台持っているんです。このアンプを入手した時のお話は以下に書いてあります。

久しぶりにアンプを落札

片チャンネルのオフセット電圧が調整できない(今回再確認したら両チャンネル調整できない)ので修理してみようかと。疑ったのは初段トランジスタのhFEのばらつき。まずはトランジスタを外して確認してみることにしました。今回は電源の大容量コンデンサーを外してからヒートシンクを外します。こうしないと基板にアクセスできないですからね。

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初段は2SC872Aと2SC1775Aのコンプリメンタリペア。音が良いと言われているようですが既に生産終了品です。写真は上の2個を既に外した後の状態。脚は真っ黒けです。

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外してhFEを測定します。hFEの測定に使うのは秋月電子通商で買った半導体アナライザ。テスターについているhFE測定機能でも良いのですが、性能はこちらの方が良さそうなので愛用しています。

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結果hFEは400台のものと600台のものがあり大きくずれています。やはりこれが原因でしょう。さてと、トランジスタを交換したいところなのですが・・・、急に思い立った行動なのでトランジスタがありません。ちなみにDENONのターンテーブル修理のために持っている2SA1015と2SC1815は耐圧が足りないので使えません。

実は交代で使っているビクターのJA-S75を今回分解することにしました。このアンプは真空管アンプをやめてトランジスタアンプで行こうと考え始めた4年前、最初にヤフオクで入手したものです。

動作品だったのですが最初から若干ハム音があり、メインアンプ部の全コンデンサを交換したり、初段次段のトランジスタを交換したりとだいぶメンテナンスしました。ハム音は少なくなったものの取りきることはできず、更に電源トランンスがかなりうなるため夜間の視聴に支障があって、別のアンプから取り外した電源トランスに交換したりもしました。

音そのものは柔らかみがありつつ爽やかなものだったので結構気に入って使っていました。十分楽しませてもらったのでもういいかなと。色々手を加えているし外観は良くないし、ヤフオクで売ってもたいした値にはならないと思い分解を決意。交換した電解コンデンサやパワートランジスタなど使えそうな部品は一応取っておくことにしました。

このアンプでも2SA872Aと2SC1775Aを使っていたので、今回外したものも含めてhFEの近いものを探してみることにしました。結果2SA872A、2SC1775Aそれぞれにはペアになる物があったのですが、2SA872Aと2SC1775AはhFEがかなり異なってしまいました。取り敢えずその差は無視して組んでみることに。

ついでにJA-S75から外したパワートランジスタをこちらに付け替えてみました。実はこれがやりたかったことだったりして。JA-S75は2SA753Vと2SC898Vのペアでパラで使っています。型式末尾の「V」はVictor専用を意味するのではないかと思います。A-7はシングル使用なので、2組分が確保できたことになります。

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それからスピーカー出力端子をJA-S75から外したバナナプラグ対応タイプの物に交換。取付けネジ穴間隔が少し違うだけなので、ヤスリで穴を広げるだけで取付け可能でした。

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バイアス電流を調整してからオフセット電圧を調整してみるとやっぱり調整できませんでした。オフセット電圧は50mVくらいなのでスピーカーをつないでも大丈夫だろうと思い視聴してみました。最初は壊れても良いスピーカーで入り切りして「ボッ」音をチェック。軽微なので音を聴いてみました。中々良い感じです。ならばということで最近交換したスピーカーDS-200Zをつないで視聴。

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ちなみにプリアンプは自作機を常用しているので、A-7のメイン(パワー)アンプ部しか使っていません。こんないい加減なセッティングですが私はこの音が気持ち良いです。こうなるとオフセット電圧を何とかしたいところです。

ということで若松通商のネット通販で代替トランジスタのペア組品を買おうと思ったのですが、システムが変わっているようでカートに入れることができません。これでは電話して確認したりちょっと面倒なことになりそうです。そこで秋月電子通商のホームページで扱っているトランジスタをチェックすると使えそうな物があることが分かりました。

定格としては2SA872Aと2SC1775Aとほぼ同じA992とC1845です。製造メーカーはフェアチャイルド・セミコンダクター社で型式はKSA992とKSC1845。日本製は高いですが海外現行品なら安くて済みます。hFEのランクは選べないようなのでとりあえず各20個ずつ買って選別することにしました。1個10円なので安いものです。

届いたトランジスタのhFEをチェックすると、KSA992は400より小さい方にばらつき、KSC1845は400から大きい方にばらついていました。それぞれ400にできるだけ近いものを選べばその差は20以内に収まり、このくらいなら可変抵抗で調整できそうです。

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交換してオフセット電圧を調整してみると・・・。トランジスタを交換する前と全く状況は変わらず、可変抵抗を回してもオフセット電圧は変化しません! どうやら原因は別の所にあるようです。原因究明し直さないといけなくなりました。

※原因が分かりました。
 オフセット電圧が調整できないのは意外な理由でした。

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いい加減な私なのでこのままオーディオラックに入れてしばらく聴いてみることにしました(笑)。ビクター用パワートランジスタは軽やかな音がするように感じます。あくまで感じです。同パワートランジスタをシングルプッシュプルで搭載するビクターアンプはA-7より電源トランスが小ぶりなので、こっちの方がしっかり鳴っているのではないかと思います。

特に不満はないので当面Integra A-7の2台体制でアンプは落ち着きそうです。

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アンプのパワートランジスタを交換しました。

連休で時間があるので色々やっています。アンプのパワートランジスタを交換しました。交換したアンプはラック右下の(現在の)控え機、オンキョーのIntegra A-7です。

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このA-7はヤフオクでジャンク品を落札して簡易メンテナンスして使っています。メンテナンスについては下記のとおり。その後プリアンプ部のトランジスタも交換してありますが、メインアンプ部しか使っていないので、プリアンプ部は音が出るようにしてあるだけです。

オンキョーIntegra A-7を入手しました。

今回交換するトランジスタはオン・セミコンダクター社のMJ15022、MJ15023のコンプリメンタリペアです。以前サンスイAU-607の修理に使ったけれど音が合わなくて外して保管していたものです。保管しておいても宝の持ち腐れなので今回使うことにしました。ペア品のはずですがロットNo.は異なっています。

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オン・セミコンダクター社というのは、モトローラ社のディスクリート・パワー半導体部門が分社したものなので、一応モトローラの遺伝子を引き継いでいると思われます。れっきとした現行品でメタルキャンパッケージで生産しているところが素晴らしい。若松通商の通販で買えます。1ペアの価格はこのアンプの落札価格と同じくらいなので安い物ではありません。

交換する前にアイドリング電流調整ボリュームをどちらに回せば電流が増えるか確認してから、アイドリング電流が流れないようにボリュームを絞りました。パワートランジスタを交換するためのばらし方はいくつかあります。私はパワーアンプブロックごと引き出す方法にしました。本体底部にあるヒートシンクを固定しているネジ6個を外します。

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シャーシに固定しているアース銅板を外します。それからワイヤーラッピングされている赤色の線が短くて、パワーアンプブロックが引き出せないので外してしまいました。青色の線もワイヤーラッピングされていますが、こちらは比較的長いので外さずにおきました。

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これだけでパワーアンプブロックは引き出せます。この基板の裏側にヒートシンクがあります。電解コンデンサーは片チャンネル4個しかありません。アンプ回路はトランジスタの配置と型番から、全段純コンプリメンタリープッシュプル方式ではないかと推測します。特別凝った回路ではないようですがそこが良いと思います。

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ヒートシンクに取付けられているトランジスタは2SB557と2SD427のコンプリメンタリペア。Pc=80W、Ic=8Aの中出力タイプです。交換するMJ15022とMJ15023はPc=250W、Ic=16Aの大出力タイプなので定格的にはかなり余裕を持った使い方になります。大出力タイプは音がボケるなんて話もありますが気にしません。

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トランジスタを固定している2本のネジを外してトランジスタを抜き取って交換します。絶縁マイカは外さすそのままの手抜きぶりです。交換するトランジスタに放熱用シリコンを塗って挿し込みネジで再固定しました。4つ交換して30分もかかりませんでした。日本製トランジスタのように型番からPNP、NPNが判別できないので、取付ける時は間違えないように注意が必要です。

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1個だけマジックで型番を記入してありますが、それは以前放熱シリコンをふき取る時に無水エタノールを使ったため、型番の印字まで消えてしまったからです。こういういい加減なところがメキシコ製なのでしょう。上の方の写真のように印字が真ん中にないところなど、日本製では考えられないような品質です。

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電源を入れて調整です。アイドリング電流は30mAくらいになるようにしました。ボリューム調整はかなりクリティカルなのでじっくりやりましたが、両チャンネルだいたい揃えば良しとします。オフセット電圧は難なく±1mV近辺にできました。

そして音出しです。先日報告したようにスピーカーをS-101に変えて数日。S-101は長い眠りから覚めいよいよ本調子なのですが、それに伴って高音が更に元気になり、ちょっときつめかと思い始めていたところです。メインアンプはビクターのJA-S75の小改造メンテナンス品(プリアンプ部は使用していません)でプリアンプは自作機。

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A-7の方がJA-S75より低音が良く出て厚めの音調なので、S-101とのマッチングはこちらの方が良い感じです。パワートランジスタの交換がどう音に出ているかあまりよく分かりませんがクリアになったような気がします。AU-607に使った時のような違和感はないので一安心。特に不満なく聴けます。MJ15022とMJ15023が有効活用できて良かったです。

最近またいつもの浮気心でアンプを入手しようと思っていましたがそれは保留して、しばらくはこの状態で聴いていこうと思います。

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スピーカー交換をめぐるドタバタ

前から気になっていたスピーカーを入手できました。ケンウッドのLS-11ESです。今使っているDS-200Zもかなり気に入っているのですが、低音は出るものボンつき気味なので気になっていました。そこでウーファーの口径がもう少し大きくて低音が出そうなスピーカーということでLS-11ESを選択。オーディオ評論家の故長岡鉄男さんが推薦していた機種と思っていましたが、推薦していたのはこれじゃなくて後継機LS-11EXの方でした。長岡さんが推薦しようがしまいが私が聴いて気に入ればそれで良し。

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動作品だけれど汚れているのでジャンクというもの。競ることもなく5000円でした。ヤフオクで根強い人気があるこの機種としては安めでしょう。音が良ければ汚れは気にならないと思っての落札です。届いた物を見るとユニットのフランジの片側がかなり汚れていました。あまりに汚かったのですぐに清掃。上の写真は清掃後で、各ユニットの外側の腐食がその痕跡。どうしてこういう汚れ方なのか考えたら、スピーカーを横にして置いていたためと分かりました。要は上を向いている面にタバコのヤニと湿気によるペースト状の物が堆積していたのです。本体部分は清掃してあったのできれいでした。

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早速セッティングして視聴です。このくらいの大きさの方が見栄えが良いですね。肝心の音ですが、まずDS-200Zより低音が良く出ます。バランス上中高域が控えめに聴こえます。なかなか良い感じかな~。

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ここで話はちょっとそれます。スピーカーやアンプの音を確認する時にいつも使うCDを紹介。マーク・イズベルの『ジャズ・インフルーエンス』です。4曲目のタイトル曲を最初に聴きます。シンバルの金属音の出具合、ベースよりバスドラムが目立つ緩み加減の低音の出方、粒立ち良く鳴るピアノとギター、そして中央にフワリと定位するアルトサックスの佇まいでチェックします。ドラムが左右いっぱいに定位していたりして独特な音場を構成。決して優秀録音盤というわけではありませんが、私にはチェックしやすい音になっています。

話は戻りましてLS-11ESの音。う~む、高音が弱いですね~。きれいで繊細な高音で質は悪くないと思うのですが・・・。裏に付いている高音用アッテネーターを目いっぱいにしてみました。少し聴こえやすくなるのですが、それでも存在感が希薄に感じます。この状態で1日ほど色々聴いて自分の耳が慣れることを期待しました。ですがどうもしっくりきません。ツイーター近くに耳を近づけるとかなり鳴っています。なのにスピーカーから2mほど離れたリスニングポジションで聴くと高音が届かないのです。高音の浸透力がないように感じます。これはダメですね。

ということでDS-200Zに戻しました。DS-200Zの高音はLS-11ESよりしなやかで、ツイーター近くではそれほど鳴っていなくても、リスニングポジションではきちんと高音が聴こえます。DS-200Zのツイーターって優秀ですね~。ハードドームなのにこういう温かみがある高音は素晴らしい。ダイヤトーンのスピーカーの優秀性がこういうところに出ているのだろうと思います。低音も私にとっては必要充分で、中音を中心に元気に温かみを持って鳴る音はとても心地良いです。

今回はLS-11ESがすっかり疎ましくなり、ヤフオクでリサイクルするのも面倒になってしまい、早速ハードオフで売却することにしました。どうせ安くしか買い取ってくれないことは分かっていますが良いんです。案の定の3000円。送料を含めた落札価格の半分にもなりませんでした。まあいいやっ。

しかしここで思わぬ展開になります。ハードオフで査定を待っている間に前から気になっていたスピーカーが30%OFFになっていることを発見したのです。気になっていたスピーカーはパイオニアのS-101。これは長岡さんが推薦していたスピーカーです。5400円(税込み)で意外ときれいだったので、何度かハードオフに行く度に買って帰ろうと思いました。30%OFFなら3780円(税込み)。 これなら音が悪くても大したダメージはありません。お持ち帰り決定!

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ユニットのフランジが少し錆びていますが、発売から30年以上経つのでこのくらいなら良い方です。ウーファーのエッジも劣化による脆さはなく、指で押しても弾力性はあります。黒色で精悍なデザイン。セッティングして聴いてみました。

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聴いてビックリの良い音です。低音はDS-200Zよりウーファーの口径が少し大きい分良く出ます。バスレフダクトが裏にあるので、DS-200Zのようにダクトから中低音まで出て低音が緩み加減になる(そこが良さでもあるのですが)ことはありません。重心が下がってベースとバスドラムの分離が良好です。LS-11ESほど低音が出ないので中音が引っ込むところまではいきません。ビックリしたのは高音。繊細で超微粒子です。DS-200Zとは品位が違います。ちょっと細身でクール、この音なら誰にでもハイファイと言い切れます。凄く気に入りました。3780円のスピーカーがこの音を出していると思うと笑が止まりません。LS-11ESの落胆の反動もあって気分は最高っ!

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さて、ちょっと余談です。私はこの本『開拓者 長岡鉄男』で機器の推薦文をチェックしています。雑誌『FM fan』に長年連載されていた「ダイナミックテスト」の後年15年分からのピックアップが掲載されている本です。今回S-101の推薦文を読んで改めて関心しました。今回私が聴いた印象そのものだと思ったからです。LS-11EXの推薦文にあったLS-11ESとの差も今回私が気に入らなかった理由を表しているとも言えます。長岡さんのオーディオ評論家としての耳は私にとって信頼に足るものです。

ネット上ではS-101の高音が硬いと書かれていたりします。そうかもしれませんがそれはこのスピーカーからきちんと低音を引き出していないせいかもしれません。私のセッティングでは低音がきちんと出ているので、良く出る高音が意外と耳障りにならず聴こえるのではないかと思います。コンクリートどぶ板の上にタオックの鋳鉄スピーカースタンドを載せ、スピーカーの上からは鉛のインゴットで押さえるという、片側総重量30Kg以上の効果が低音の出方に貢献していると思います。

ということでドタバタしましたが一件落着。プアオーディオライフは楽しいです。

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