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レコードプレーヤーQL-5のお掃除

もういらないんですけれど・・・。またしてもジャンクのレコードプレーヤーを落札してしまいました(笑)。ビクターQL-5です。動作未確認ということで送料も含めて2550円でした。届いてビックリのこの汚れ! タバコのヤニコーティングでございます。

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ジャンク品を数々クリーニングしてきた私なのでこれくらい平気です。まずは動作確認してみたら33回転、45回転共に問題なくロックします。トーンアームにガタはなく相変わらずの耐久性を示しています。これなら掃除し甲斐がありそうです。

実は15年くらい前に私がYahoo!オークションを始めた頃、レコードプレーヤーとして最初に落札したのがQL-5でした。あの時のQL-5もジャンク。いくつか確認したいことがあったのでまたの落札となりました。

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裏返して底蓋を外してみるとちょっと小ぶりのモーターや基板がスッキリと収まっています。トーンアームのコード引き出し部はシールドカバーでしっかり覆ってあります。ローコスト品なりに無駄を省いてはいますが要所は押さえてあると思います。中は意外と汚れていませんでした。回転が正常なのもこれを見たら頷けます。

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前に入手した時は回転数がおかしかったので、基板の中央付近にある半固定ボリューム2個を調整してロックするようにしました。今回回転は正常ですしトランジスタの脚が黒いものもないのでノーメンテナンスです。電解コンデンサも特に問題はないでしょう。

モータを取付けてある部分はプラスチックで、その両面を鉄板で補強してあるものだと勘違いしていました。モーターは円形のリブ付き鉄板に取付けてあります。プラスチックなのはプラッターの周りを囲う装飾部分だけで、モーターを取付けてある鉄板とキャビネットの間にそのプラスチック部分を挟んであります。アルミダイキャストに比べれば強度は劣るでしょうけれどリブ付き鉄板ならばプラスチックよりはましです。

トーンアームはこの汚れっぷりです。このトーンアームお決まりのバランスウエイト軸の垂れ下がりは少ないほうでした。

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ということで一生懸命クリーニングしたらそこそこきれいになりました。写真左上部に付いている丸い金具は当時流行ったトーンアーム型クリーナーの台座部分です。かなりガッチリ接着されてしまっているので、無理して取らないことにしました。今回クリーナー本体はなくてこの台座だけが付いていました。

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ちょっと分かりづらいですが、リブ付き鉄板の中央前方(注意書き銘板の手前)に見えるのがプラッターを止めるブレーキシューです。このモーターは加速方向だけのサーボ制御なので減速方向サーボの電子ブレーキはできません。なのでメカ式ブレーキになっています。止める時にこのブレーキシューをソレノイドで駆動してプラッタ内周に押し当てます。

アームコードのピンプラグは交換しました。秋月電子で1個60円で売っているプラスチック製のピンプラグです。これで何の問題もありません。アース端子のY字金具は取れていたので圧着端子を付けました。アームコードは意外と太くてしっかりしたものです。

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ということで、最初の写真にあったダストカバーの汚れはここまできれいになってしまいました。黄ばみはありますが透明度がこれだけ確保できれば良いでしょう。ここまできれいになるとは思っていなかったので嬉しい誤算です。

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トーンアームのサビは落としきれませんでしたし、プラッターのサビも多めなので全体的にはそこそこきれいになったというレベルです。一応実用に耐える見た目だとは思います。

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私、この透過型のストロボスコープが好きです。プラッターの外周を切削してあるメカニカルな形状の割に優美に見えるところが良いです。ストロボランプでなくLEDなのでランプ切れの心配がありません。

電源ON時回転が不安定なDP-1200に替え、レコードプレーヤーの常用ポジションにこれを置きました。オートリフトアップがないので途中で眠ることはできませんが良しということにしておきます。

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問題点が2つあります。アームリフターのオイルダンプが効かないのでストンと落ちてしまいます。アームリフターの操作レバーを手でゆっくり降ろさなければなりません。もう1つの問題は僅かにプラッターが傾いていて、外周が1ミリ弱上下動することです。こちらはレコードの波打ちがあるのと一緒なのであまり問題にはならないでしょう。

送料含めて3000円しないジャンク品なのでこの程度の問題には目をつぶりましょう。十分実用品になります。こうなればもはやジャンク品ではありません。シンプルだけれど個性があるこのデザインが好きです。若い頃憧れたレコードプレーヤーの中のひとつがこれ。

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コメント

以前DP-1200を使っていた、たきじんです。DP-1200を使っていたときにどうしてもクオーツロックのプレーヤーが欲しくなりリサイクルショップでみつけたのがQL-5でした。25年前の話しです。私もリフターがストンと落ちるようになってビクターに持ち込みました。まだその頃は修理対応できてリフターのオイル交換という形で戻ってきました。しかし肝心のオイルがゆるいのか大して改善されていなくてがっかりしたのを思いだしました。

投稿: たきじん | 2016年9月18日 (日) 12時30分

たきじんさん
こんばんは。
あらまあ、DP-1200からQL-5への移行が同じだったとは奇遇です。
QL-5が発売された頃、私のお小遣いオーディオではとても買うことはできず、カタログを眺めて紛らわしていました。
なのでその後ジャンク品でも最初に入手した時は嬉しかったです。
QL-5のアームリフターをメーカーで修理していた時代があったんですね。
まあ当然なんでしょうけれど今となっては想像しづらいです。
修理してもあまり改善されなかったというのはひどいですね。
既にその頃、技術の伝搬が途絶えていたとうのは情けない話だと思います。

投稿: いっき | 2016年9月18日 (日) 20時59分

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