« 2016年8月 | トップページ | 2016年10月 »

2016年9月

凝りずにまだMM型カートリッジを落札してます。

いい加減もう必要ないのですが・・・。またまたヤフオクでMM型カートリッジを落札してしまいました。何を落札したかとうと、まずはナガオカ(ジュエルトーン)のMP-15です。私が落札したんですから安かったですよ。

P33

ナガオカの現行3桁シリーズの前身の2桁シリーズです。既にMP-11、MP-20と入手したのでこれで3機種目になります。現行MP-150の音はかなり気に入っていたので、その前身を聴いてみたくなりました。

P34

出品写真ではよく分からなかったのですが、御覧のとおりカンチレバーがかなり沈んでいてダンパゴムがだめでした。一応レコードをトレースするものの音が左右アンバランスだったり歪がひどかったりで使い物になりません。ダイヤチップはきれいなんですけどね~。

ダイヤチップを埋め込む部分が現行品と異なっているので、カンチレバーは現在入手できるもので設計しなおしたのではないかと思います。

P35

安かったのでヘッドシェルを買ったと思えば問題ありません。ヨドバシカメラの通販でMP-150の交換針が少し値下がりして12000円台で買えるようになりました。この新品針で楽しむ手もあります。

さて続きまして、フィディリティ・リサーチ(FR)のFR-5Eも落札しました。これは前から聴いてみたかたんですけれど高値推移してなかなか落札できませんでした。それがなぜか4000円以下で落札できてしまいました。カートリッジ単体とは言え安いほうだと思います。

P36

コンパクトでシンプルなデザインのカートリッジです。無垢ダイヤの楕円針。FR自慢のトロイダル巻線を使っているのが売りです。ネット検索するとこのカートリッジに関する資料は色々出てきます。

ヘッドシェルがないので上記のヘッドシェル(LT-13)をこちらに使うことにしました。カートリッジ本体が軽いので少し重めのこのヘッドシェルが合います。シンプルな見た目のヘッドシェルとカートリッジはお似合いです。

P37

特に気になるような部分はなくて良い音だと思います。比較試聴はそのうち気が向いたらやります。現行交換針はないのでこのまま針がダメになるまで聴いてあげるのが良いかもしれません。何だか気に入ってしまいました(笑)。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

レコードプレーヤーQL-5のお掃除

もういらないんですけれど・・・。またしてもジャンクのレコードプレーヤーを落札してしまいました(笑)。ビクターQL-5です。動作未確認ということで送料も含めて2550円でした。届いてビックリのこの汚れ! タバコのヤニコーティングでございます。

P24

ジャンク品を数々クリーニングしてきた私なのでこれくらい平気です。まずは動作確認してみたら33回転、45回転共に問題なくロックします。トーンアームにガタはなく相変わらずの耐久性を示しています。これなら掃除し甲斐がありそうです。

実は15年くらい前に私がYahoo!オークションを始めた頃、レコードプレーヤーとして最初に落札したのがQL-5でした。あの時のQL-5もジャンク。いくつか確認したいことがあったのでまたの落札となりました。

P25

裏返して底蓋を外してみるとちょっと小ぶりのモーターや基板がスッキリと収まっています。トーンアームのコード引き出し部はシールドカバーでしっかり覆ってあります。ローコスト品なりに無駄を省いてはいますが要所は押さえてあると思います。中は意外と汚れていませんでした。回転が正常なのもこれを見たら頷けます。

P26

前に入手した時は回転数がおかしかったので、基板の中央付近にある半固定ボリューム2個を調整してロックするようにしました。今回回転は正常ですしトランジスタの脚が黒いものもないのでノーメンテナンスです。電解コンデンサも特に問題はないでしょう。

モータを取付けてある部分はプラスチックで、その両面を鉄板で補強してあるものだと勘違いしていました。モーターは円形のリブ付き鉄板に取付けてあります。プラスチックなのはプラッターの周りを囲う装飾部分だけで、モーターを取付けてある鉄板とキャビネットの間にそのプラスチック部分を挟んであります。アルミダイキャストに比べれば強度は劣るでしょうけれどリブ付き鉄板ならばプラスチックよりはましです。

トーンアームはこの汚れっぷりです。このトーンアームお決まりのバランスウエイト軸の垂れ下がりは少ないほうでした。

P27

ということで一生懸命クリーニングしたらそこそこきれいになりました。写真左上部に付いている丸い金具は当時流行ったトーンアーム型クリーナーの台座部分です。かなりガッチリ接着されてしまっているので、無理して取らないことにしました。今回クリーナー本体はなくてこの台座だけが付いていました。

P28

ちょっと分かりづらいですが、リブ付き鉄板の中央前方(注意書き銘板の手前)に見えるのがプラッターを止めるブレーキシューです。このモーターは加速方向だけのサーボ制御なので減速方向サーボの電子ブレーキはできません。なのでメカ式ブレーキになっています。止める時にこのブレーキシューをソレノイドで駆動してプラッタ内周に押し当てます。

アームコードのピンプラグは交換しました。秋月電子で1個60円で売っているプラスチック製のピンプラグです。これで何の問題もありません。アース端子のY字金具は取れていたので圧着端子を付けました。アームコードは意外と太くてしっかりしたものです。

P29

ということで、最初の写真にあったダストカバーの汚れはここまできれいになってしまいました。黄ばみはありますが透明度がこれだけ確保できれば良いでしょう。ここまできれいになるとは思っていなかったので嬉しい誤算です。

P30

トーンアームのサビは落としきれませんでしたし、プラッターのサビも多めなので全体的にはそこそこきれいになったというレベルです。一応実用に耐える見た目だとは思います。

P31

私、この透過型のストロボスコープが好きです。プラッターの外周を切削してあるメカニカルな形状の割に優美に見えるところが良いです。ストロボランプでなくLEDなのでランプ切れの心配がありません。

電源ON時回転が不安定なDP-1200に替え、レコードプレーヤーの常用ポジションにこれを置きました。オートリフトアップがないので途中で眠ることはできませんが良しということにしておきます。

P32

問題点が2つあります。アームリフターのオイルダンプが効かないのでストンと落ちてしまいます。アームリフターの操作レバーを手でゆっくり降ろさなければなりません。もう1つの問題は僅かにプラッターが傾いていて、外周が1ミリ弱上下動することです。こちらはレコードの波打ちがあるのと一緒なのであまり問題にはならないでしょう。

送料含めて3000円しないジャンク品なのでこの程度の問題には目をつぶりましょう。十分実用品になります。こうなればもはやジャンク品ではありません。シンプルだけれど個性があるこのデザインが好きです。若い頃憧れたレコードプレーヤーの中のひとつがこれ。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

久しぶりにPCオーディオの話題

久しぶりにパソコン(外付けHD)にリッピングしたアルバムを聴いてみようとしたら音が出ません!! そうかっ、パソコンのOSがWindows 10になってから初めてのPCオーディオ再生なので上手く行かないのは当然か・・・。ショボン。 最近はほとんどレコードを聴いていて、新譜はCDを買って聴いていたのでPCオーディオの登場機会がなかったのでした。

ある日パソコンの電源を入れると最新版OSに入れ替えるようにとメッセージが出て、それをキャンセルしたくてもできない状況。こちらとしてはパソコンが立ち上がらないと困るので仕方なく承諾。そこからOSの再インストールで凄く時間がかかったのは言うまでもありません。やり方が汚いよ。マイクロソフトの野郎!

入れてあるアプリケーションソフトが動かなくなるのかと心配したのですがそこはマイクロソフト。ほとんどのアプリが動くようになっているのでした。そりゃそうだろう。こんな半強制的なやり方でもしアプリが動かなかったのならば、とんでもない騒動になってしまうのですから。まあそんなマイクロソフトのやり方が気に入らず、実害もあってと思いますが旧バージョンに戻す人は少なくないようです。

私は数年前の安いノートPCを使っているので、Windws 7の相次ぐ更新によりメモリー不足なのかHDへのアクセスが頻繁になりめちゃくちゃ遅くなっていました。今回Windows 10になったことで少しは速く動くようになったので私の場合はこのままで良いかと思って使っています。

まあ毎度のことなのですが、OSを更新するたびに互換性がなくなる操作体系には呆れます。マイクロソフトには一貫性という言葉は存在しないのでしょうか? それでもしばらく使っていると慣れてしまう人間の対応能力は素晴らしいですね(笑)。私はパソコンが壊れたりして交換する度に、Windws 95、Windows Me、Windows XP、Windows Vista、Windows 7と使ってきました。

P22

話がマイクロソフトへの苦情となってしまいました(笑)。話を本題に戻しますが、要はマイクロソフトに振り回されて、PCオーディオの再生ができなくなってしまったという状況。最初はWindows 7に戻すことを考えました。しかしこういう時はネット検索ですね。最近はネット検索すればほとんど解答が入手できます。

まずはWindows 10でDAC-1000を動かす方法。ありました! ドライバーを再インストールすれば良いとのこと。この再インストールがまたやっかい、前は簡単にアクセスできたデバイスマネージャーにアクセスするところから始めます。そしてドライバーをインストールしたらインストールしたでドライバーにアクセスする方法が分からなかったりして・・・。幸い検索して見つけた記事にはそのあたりの全てが書かれていました。

ドライバーの再インストールによりDAC-1000は動かせるようになり、再生ソフトfoobar2000は特に何もしなくても動くようになりました。しかし私が常用する再生ソフトPlayPcmWinは動作するにも関わらすスピーカーから音が出ません。

ということで今度はWindows 10でPlayPcmWinを動かす方法をネット検索。こちらもやはり再インストールによって音が出るようになるとのことでした。PlayPcmWinは最新版「PlayPcmWin507x64jp」を再インストールしました。ようやくスピーカーから音が出るようになりました。まあパソコンを使う以上、この程度のことを苦にしていたら仕方がないと言えばそれまでです。

P23_2

CDをリッピングしたものはアルバム1枚をメモリー上に展開して再生できます。しかしハイレゾ音源(192KHz、24Bit)を再生する場合、メモリー上に3曲程度しか展開できません。5曲以上になるとOSが使うメモリーを確保できなくなり、HDをアクセスしっ放しになりPCが死にます。めったにハイレゾ音源は再生しないので3曲ずつくらい連続再生できれば良いか。パソコンの能力はもう限界。ここはパソコンの買い替えを検討すべき時期なのでしょう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

オーディオ雑談

常用機にしたレコードプレーヤーDP-1200はあまり調子が良くありません。
しばらく電源を入れないでおくと、
電源ON直後に回転が不安定になります。
回転数の調整はできるので、
調整を試みているうちに安定してきます。
気温が高い時に調整したからなのか、
気温が下がってくると不安程度が増すみたいです。
困ったものです。

P19_2

かなりいい加減な配線をしたストロボランプは今のところ点灯しています。
ストロボパターンを反射する鏡はクリーニングしたので明るく見えます。

話は変わりまして、
何度もヘッドシェルを付け替えているカートリッジC-550Ⅱ。
またしてもヘッドシェルを交換。
今度はジュエルトーンAl-702Jです。

P20_2

実は落札価格が安かったので落札できてしまったものです。
落札した後でこのカートリッジに使うことにしました。
ナガオカのOEM品カートリッジとナガオカ(ジュエルトーン)のヘッドシェル。
お似合いだと思います。
ヘッドシェルは重めですがカートリッジが軽いのでバランス的には問題なし。
C-550Ⅱは少し高級品なのでヘッドシェルも良いものにしてみました。

DP-1200は問題を抱えていますが、
当面この状態で使っていきます。

P21

そう言えばDP-1200にはもうひとつ気になることがあります。
アームがオートリフトアップする直前、
ON/OFFレバーのロックを外すためソレノイドが動作します。
アームがアップする直前なので、
その作動音がレコード盤を通してカートリッジに拾われてしまいます。
すぐにアームがアップしてレコード盤を離れるのでほんの一瞬のことですが、
気になると言えば気になります。

今日は雑談なのでこれにて終了!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2016年8月 | トップページ | 2016年10月 »