レコードプレーヤー常用機変更
梅雨が明けてめちゃくちゃ暑いです。猛暑日です。
今日の甲府は日本で何番目くらいの暑さなになるのでしょうか?
先週報告したレコードプレヤーDP-1200のクリーニングが終了しました。一度調整した回転制御ですが電源投入直後は上手くロックしない状態が発生したので再調整しました。ということでトリオKP-700Dに代わりDP-1200がオーディオラックの定位置に収まりました。
なかなかいい感じです。今のところ電源を入れた直後でも33回転は回転数がロックします。相変わらず45回転は不安定なのですが、どうもこれは回路よりモーター軸が固着ぎみなためにサーボが上手くかからないのではないかと推測しています。そのうちモーターを分解して注油しなおしてみようと思います。
そしてもう1台入手したモーターDP-2000とキャビネットDK-77もメンテナンスを終えました。まずモーターDP-2000。回転数が合っていなかったのは基板に付いている調整ボリュームで再調整できました。
今回は2台目で要領が分かっていたので簡単に調整できました。トランジスタの故障ではありませんでしたが予防保全という意味で脚が真っ黒けの2SC458と2SA844は全て交換。その後クリーニングして上の写真のような状態になりました。かなりきれいです。
電子ブレーキの利きが少し弱いようです。それは減速(マイナス)方向のサーボが弱めなためで、45回転から33回転への切り替えも少し時間がかかります。DP-2500は両方向(加速と減速)同じくらいのサーボだったので、単品DP-2000とは少し仕様が異なるのでしょうか? それとも本機の部品劣化によるものなのでしょうか? 理由は不明ですが、調整はむしろこちらの方があまりクリティカルでなくやり易い気がします。
それからストロボランプのちらつきと言うか点滅はこれも同じなので、そういう仕様なのだろうと思います。
キャビネットKP-77は積層合板のしっかりしたものです。外観はそこそこ。
脚が1個壊れているということでしたが、切れているはずの金属部分はゴムにくいこんでいて一応使えそうです。
上の写真を見てもらえば分かりますが気になるのはむしろ偏心。変な具合に力がかかっていたようで軸が脚の中央からずれてしまっています。これは使わないので特に問題なし。脚4個は廃棄します。このキャビネットにはDP-2500に今取付けてある脚(KP-5050から外した脚)を外して取付けます。今回のキャビネットに使ったほうが荷重としてはKP-5050に近いです。
トーンアームはDP-2500の物を外してこちらに取付けます。キャビネットとの接触部分に大きなゴムがありこのゴムが比較的柔らかいため、固定しても動きます。
今回はこのゴムを外してしまいます。ベース部はアルミのしっかりしたもので、多少中空化されているのはコストから言って相応だと思います。
全て組み付けてオーディオラックの定位置に乗せました。
白木キャビネットはいいですよね~。手前の部分に色むらがあったりしますが、出品者が無造作にここへガムテープを張ったのを剥がした結果がこれです。まあめちゃくちゃ安かったので文句を言う気はありません(笑)。
そういうわけで私のレコードプレーヤー常用機はこれら2台になりました。
当分はこの2台で落ち着くと思います。
*
<追伸>
JICOのS楕円針とシバタ針の販売が再開されました。値上げされています!
いついつから値上げになると言えば、安いうちの駆け込み需要が増えます。それを防ぐためにこうしたと勘繰りたくなります。確信犯でしょう。お主も悪よのぅ(笑)。 いやっ、ギリギリまで値上げせずに売っていたJICOを褒めるべきかもしれません。
買おうと思っていたS楕円針を買う気持ちが萎えました。だって以前のシバタ針の価格になっちゃったんだもん。シバタ針は1万円越え。世の情勢からいったらやむを得ないことだとは思います。
neo SAS針はサファイアカンチレバーでこの値段ならばむしろ安いと思います。まあでもMM型カートリッジにここまで出す人は相当なマニアなので需要は減るでしょう。
neo SAS針の仕様を見ると変わったのはカンチレバーだけです。ボロンが入手難になってサファイアに変更したというのがSAS針からneo SAS針になった真相。ボロンはレアメタルだと考えれば昨今の事情から入手難にも頷けます。
ますます昔は良かったと言いたくなりますが、こんな状況の中で工夫しながらレコードを楽しんでいくのが面白さだと思います。
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