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安心して聴いていられる良い音です。

AT-VM8にナガオカのシバタ針44-30Xを取り付けていつもの比較視聴をしてみましたので報告します。

2枚のリー・リトナー『オン・ザ・ライン』(ダイレクトカットディスク)を2台のレコードプレーヤーで同時にかけて、自作フォノイコライザーの入力セレクタで瞬時切替試聴。比較の相手はリファレンスZ-1E。レコードプレーヤーはトリオKP-700DとデンオンDP-2500です。

左 : ビクター Z-1E(針:アーピス現行楕円針DT-Z1E)
右 : オーディオテクニカ AT-VM8(針:ナガオカ 44-30X)

P196

AT-VM8の方が出力は小さいです。同型のヤマハCG-6500はZ-1Eと同じくらいの出力だったので、AT-VM8はコイルの巻き数が少なく、AT10Gなどと同じなのではないかと思います。44-30Xは接合ダイヤなのにZ-1Eのような濁りは感じられず大人しい高音です。きちんと聴けば上までよく伸びていて、この高音の出方はハイファイです。

シバタ針はこれで4つ聴きましたが、どれも世間の評判のような神経質な音が出たことはなく、他の人は一体どんな聴き方をしているのか不思議です。これぞ先入観によるプラシーボ効果なのだろうと私は思っています。シバタ針に対するネガティヴキャンペーンは無視しましょう(笑)。

前にも書きましたが私のレコードはプチ音が出るようなものはなく、コンディションは良いものばかりなので、針がゴミを掻き出すようなことは起きません。なのでこれも世間の評判ですが、シバタ針がゴミをよく掻き出してくるという現象には出くわしていません。そんな悪コンディションのレコードを聴いていて音の微妙な違いが分かるのでしょうか? レコードの管理をきちんとしていないことにも驚きです。今時のオーディオファンとはそんなものなのでしょう。

ごく普通の接合ダイヤ丸針のカートリッジ(PC-200とか)が良い音だと言って世間を惑わすような人がいるのも困ったものです。ホント、ハイファイ音とは何たるかも知らない人達のとんでもない評価には呆れるばかりです。

シバタ針44-30Xの音はハイファイで中音には潤いがあり低音も良く出てなかなか良い音です。これは私のプラシーボ効果なのかもしれませんが、チャンネルセパレーションは良いように聴こえます。静かな空間にセパレーション良く自然に音像が定位するのは、オルトフォンのファインライン針に似ている気がします。

チェックレコードのトレースは問題ありません。ちなみに針圧はJICOとA'pisの同型針と同じ2gに設定しています。松田聖子のサ行は優秀でさすがはシバタ針です。

44-30Xはハイファイな音でありながら元気もそこそこあり、どんなレコードも安定してトレース(大振幅も高音も)して、余計なことを気にせず音楽に浸れる針だと思います。音楽に対する偏りは感じられないので、これ1個だけあれば十分な気がします。まあ、でもあまり面白みがない音という見方もあるかもしれません。

(注)その後冬になって気温が下がったら、チェックレコードのトレースが悪くなってしまいました。やはり古い針は劣化があるようです。シバタ針と価格にだまされて高い金額を払う程の物ではないと思いました。

話は変わりまして、
JICO  のサイトにSAS針の後継品neo SAS針のインフォメーションが出ました。

カンチレバーがサファイアとルビーって、一体いくらになるのでしょうか? どうやらボロンカンチレバーの入手が困難になったのではないかという予測は当たっていたようです。

オーディオテクニカのボロンカンチレバーカートリッジAT150MLX販売終了ともリンクしているのでしょう。まあオーディオテクニカの高級MCカートリッジは相変わらずボロンカンチレバーの物がありますし、高い価格を払えばまだ入手できるのかもしれません。それとも数が出ない高級品なので社内在庫品で対応できているのか? ナガオカのボロンカンチレバーは大丈夫なのかなぁ~。

ということで、JICOのneo SAS針は高根の花になってしまいそうです(涙)。

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コメント

こんばんは。
最近108円のジャンクレコードにはまっていまして、カビが生えているのも多いです。
それを中性洗剤で洗ったり、レイカで処理をしたりして、何とか聴けるレベルにしています。
パーモスタットがあるので、一度試してみようと思っています。
ラインコンタクトがゴミを掻き出すのも、功罪があると思いますね。

投稿: サンセバスチャン | 2016年7月17日 (日) 22時11分

サンセバスチャンさん
こんばんは。
私の長いオーディオ経験では、一度溝にゴミが付着してしまったものはもう何をやってもダメで、溝がきれいに回復することはありません。
なのでゴミが付着していないレコードを買って、あとはゴミが付着しないように注意して取り扱うこと、これがオーディオファンのレコードに対するあり方だと思っています。
きれいなレコードを溝に忠実にトレースする針で、刻まれた音をできるだけ取り出すのがハイファイオーディオです。
別にハイファイオーディオが全てだと思っているわけではなく、そういうことは基本として押さえておいて、他の楽しみ方をするのが私のやり方です。

投稿: いっき | 2016年7月17日 (日) 23時21分

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