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エンパイア4000D/Ⅱの比較視聴

ご心配なく、元気です。
休みが取れずブログを更新する余裕がありませんでした。

お待たせいたしました。エンパイア4000D/Ⅱの比較視聴を行いましたので報告します。2枚のリー・リトナー『オン・ザ・ライン』(ダイレクトカットディスク)を2台のレコードプレーヤーで同時にかけて、自作フォノイコライザーの入力セレクタで瞬時切替試聴。比較の相手はリファレンスZ-1E。前回からレコードプレーヤーはトリオKP-700DとデンオンDP-2500です。

左 : ビクター Z-1E(針:アーピス現行楕円針DT-Z1E)
右 : エンパイア 4000D/Ⅱ(針:エンパイア S-4000D/Ⅱ)

P175

4000D/Ⅱの出力はかなり小さいです。高音に接合ダイヤの持つ濁りは感じられません。4000D/Ⅱは接合ダイヤではなく、カンチレバーに金属の土台を埋め込んでその上に(大きい)無垢ダイヤチップを接着した構造と捉えたほうが良さそうです。余談ですがこの接着部からダイヤチップが取れてしまう例が多々あるようです。高音はZ-1Eのようなメリハリはなくおとなしめ。低音が良く出て安定したバランスの音です。変な癖はなく長く聴いても疲れない音だと思います。廉価品の音ではなくハイファイ系の音。

チェックレコードのトレースは大きい振幅の方が上手くできません。針圧を最大の1.25gにしても少し歪が出ました。過去に体験したとおりエンパイアのカートリッジはトレース性能が悪いです。上記のとおりダイヤの下に金属の土台があり、カンチレバー自体もテーパードではあるものの太目で長いことから振動系は重く、マグネットがないからと言って針圧1gを適正値とするのは少々無理があるように思います。その割に松田聖子のサ行は優良なので高音のトレース性能は悪くないです。恐らくダイヤチップのカットは優秀で、音溝へ良くフィットしているのだろうと思います。

この音を聴いて似た傾向の音だと思うオーディオテクニカのAT15Eaと比較してみたくなりました。

左 : エンパイア 4000D/Ⅱ(針:エンパイア S-4000D/Ⅱ)
右 : オーディオテクニカ AT15Ea(針:オーディオテクニカ ATN15Ea)

P176

やはり両者似た音です。4000D/Ⅱの高音に少しメリハリをつけたのがAT15Eaの音だと思います。4000D/Ⅱは聴き疲れしにくいハイファイ系の音であると分かりました。ジャズをガンガン聴くというカートリッジではありません。松田聖子など女性ボーカルや80年代フュージョンなどが似合う音だと思います。

レコードプレーヤーによる音質差が気になったのでレコードプレーヤーを入れ替えて視聴しましたが、聴こえてきたのはカートリッジの音質差でした。

元気な音が好きな私にとって、4000D/Ⅱは持っていなければならないカートリッジではないことが分かりました。ヤフオクの相場は高いと思いますが、バカな価格でもないと思います。ただ賢い買い物とは決して言えません。本当にこういう音が聴きたくて4000Dシリーズにこの価格を払っているのか疑問です。なお出力がかなり小さいので高SN比のフォノイコライザーが必要。

私はエンパイアのカートリッジをもう買わないでしょう。
音質的には特に魅力がありませんから。
デザインは結構好きなので眺めている分には良いです(笑)。

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