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2016年5月

ジャンク品にお宝が付いてキターッ!

またジャンクレコードプレーヤーを落札しました。DENONのDP-790です。当時のDENON の最下位ランクのレコードプレーヤーの実態が知りたかったからです。でも一番の動機は安かったから(笑)。1900円也。外したトーンアームに結構高値がついたりするので損はないでしょう。

「アンプにつなげて音出ました。45,33の回転は切り替わりました。ジャンク品です。」というもの。写真は携帯TELで撮った低解像度の2枚のみ。これでは落札価格が上がりませんよね。写真ではカートリッジが付いていたので、針折れでもこれを売ればレコードプレーヤーはただみたいなものだろうという思惑(笑)。

梱包には一応気を使っていることが分かりましたが仕上がりはひどいものでした(笑)。例によってプラッターとトーンアームの錘は取付けたままです。開けてみると物はそれほど悪くない状態。

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出力コードのプラグはしっかりした物に交換してありました。ダストカバーの傷が目立つくらいであとはなかなかの上物です。

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カートリッジは何だろうと思ってダストカバーを開けたらビックリ! なな何とっ! エンパイアの4000D/Ⅱではありませんか? 

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これはとんだお宝です。ヤフオクでの相場は1万円越えのシロモノ! スタイラスにどっさり絡まった綿ぼこりを取るとスタイラスは無事でした。カンチレバーに変形もありません。

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本体に印刷されている4000D/Ⅱの文字は消えていますが、黄色ノブなので間違いありません。エンパイアの4000Dシリーズを音をもう一度聴きたくて(4000D/Ⅰと4000D/Ⅲは10年くらい前に所持していました)、高くてもそろそ入手しようかと思っていた矢先のまさかのゲット。

ヤフオクの出品写真を見てそうだろうと思っていたとおりスタイラスは接合ダイヤでした。4000D/Ⅰはもちろん接合ダイヤでしょうし、4000D/Ⅲも接合ダイヤっぽいものがあります。スタイラスの仕様が異なるものがあるので全て接合ダイヤなのかは不明。

※音を聴いて、一般的な接合ダイヤというのではなく金属ベースの上に無垢ダイヤを接着した構造なのだと理解しました。ハイファイ系の高音です。

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私に言わせれば、接合ダイヤを使っている限りハイファイカートリッジではありません。まあハイファイでなくても聴いて楽しい音が出ればそれで良いと思っています。スタイラスは無時でも本体が断線ということがありますから、音を聴いてみないとお宝かどうか分かりませんよね。なので早速聴いてみました。

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針圧1gでトレースして音も正常に出ました! 参りました。本当にお宝ゲットでございます。日頃の私の行いを見た神様からのプレゼントなのでしょうか(笑)? はてさて、この音なら高いお金を払ってもしょうがないとなるのか? こんな音に高いお金を払うやつはバカだとなるのか? 後日のレポートをお待ち下さいませ。乞うご期待っ!

レコードプレーヤーの方は回転していたけれど、予防保全で例のトランジスタ2SC458を交換して特に問題なく使えることになりました。トーンアームにがたつきもありません。使えることを優先して確認したのでまだきちんとクリーニングしていません。

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これ以上何が必要なんでしょうね~っ? レコードを聴いて音楽を楽しみたい人には十分な音だと思います。DP-790の詳細とメンテナンスについては後日紹介します。

送料が安かったので総額3000円弱だったんです。これはとんでもないお得な買い物になってしまいました。こういうことがあるからヤフオクって面白いのです。プアオーディオの醍醐味ここに極まれり(笑)。

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久しぶりにアンプを落札

久しぶりにアンプを落札してみました。だって安かったんだもん。1100円也。またまたオンキョーのインテグラA-7です。人気がないですね~。通電確認のみでジャンク品として出品していたのも安さの理由だろうと思います。

天板は汚れているものの他は意外ときれいです。フロント部は大きな傷もなくなかなか良い状態だと思います。

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背面の端子類は私が今常用しているA-7よりきれいな状態です。

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ジャンクアンプは中も見ておかないと危険です。天板を止めるネジが左右で異なっているので以前に開けたことがあるのでしょう。

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中は意外ときれいなので掃除はしてあるようです。バカでかい電解コンデンサーがこのアンプの特徴。電源トランスも十分大きくて重いです。ボリューム類は良いものが使われています。特にいじったような痕跡はありませんでした。

ここで電源をONしてみました。いきなりスピーカーをつなぐようなことはせず、最初は出力のオフセット電圧から確認します。左チャンネルは1mVくらいで優秀な値。右チャンネルは30mVくらいで少々大き目。その右チャンネルはオフセット電圧調整VRを動かしても値が変化しないので取り敢えずそのままです。

次に出力トランジスタのアイドリング電流を確認するとほとんど流れていません。そこでアイドリング電流調整VRを恐る恐る動かして様子をみました。調整VRが接触不良を起こしていていきなり大電流が流れることもあるので要注意です。調整VRは接触不良なく調整できたので30mAくらいにしてみました。

ここで電源を切ってスピーカーを接続。壊しても良いようにチェック用スピーカー(昔ホームセンターでテレビのサラウンド用に買った安物)をつないで聴きます。最初はCD出力をAUX入力に入れて聴いてみました。音は出ましたが片チャンネルのみ低音が多く出ます。音量バランスも少し悪いです。これはプリアンプ部の不調なのではないかと推測。

そこでプリアンプとパワーアンプを分離して、常用プリアンプの出力をパワーアンプに入力して聴いてみました。今度は左右同じ音で鳴ります。パワーアンプ部は特に問題ないみたいです。こんな感じで動作チェックしています。

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必ずと言って良いほどある出力リレーの接触不良はなく、小音量で聴いていてもしばらくして音が出なくなるようなことはありませんでした。1時間ほど鳴らしてみましたがノイズが出ることもなく、パワーアンプ部だけならこのまま使っても特に支障はないように思います。

A-7が2台あってもしょうがないのですが、部品取り用予備機として保管しておくか、それともトランジスタを交換してメンテナンスして遊ぶか、ゆっくり考えることにします。

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オルトフォン530MkⅡの比較試聴

オルトフォン530MkⅡの比較試聴をしましたので報告します。

2枚のリー・リトナー『オン・ザ・ライン』(ダイレクトカットディスク)を2台のレコードプレーヤーで同時にかけて、自作フォノイコライザーの入力セレクタで瞬時切替試聴。比較の相手はリファレンスZ-1E。

今回からレコードプレーヤーはそれぞれ異なりますが、これまでの経験でカートリッジの音質差に比べればその差は微々たるものなので、カートリッジの音質差を判別するのに何の問題もありません。

左 : ビクター Z-1E(針:アーピス現行楕円針DT-Z1E)
右 : オルトフォン 530MkⅡ(針:オルトフォン Stylas 530MkⅡ)

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出力は530MkⅡの方が僅かに小さいです。さすがにファインライン針(超楕円針)の方が高音は良く出ます。高音が良く伸びて非常に細かい音まで拾い上げ、音場空間が広くて静かに感じられます。このような感覚はこの針で初めて体験しました。レコードの溝にしっかり追従して音を拾い上げているのだろうと思います。

無垢ダイヤなので接合ダイヤの濁りはなく、一見大人しいようでいて結構元気があります。こういう音作りはオルトフォンならではだと思います。低音は両者同じくらい出ますが、帯域バランスの関係で530MkⅡのほうが少し高音寄りに聴こえます。チェックレコードのトレースはもちろん問題なくて優秀。松田聖子のサ行は良好です。

ファインライン針はやはりそこらの楕円針とは一味違うことが分かりました。使いこなす上で気難しいようなところは感じられません。この針がもう少し安く現行販売していたら嬉しいのですが、現状ではそれが難しいのはよく分かります。当たり前のことですがカートリッジは針(スタイラス)が命です。ここがダメなら本体云々なんて関係ありません。

ヤフオクでは、シュアーV15TypeⅢ本体に訳が分からない3000円台の新品針を付けたものが高値で落札されますが、あんなものは安物針の音しか出ません。如何に音の良し悪しが分からない人達がオーディオファンなのかというのは、よく分かっていますがやはり呆れます。でもそういう人達のおかげで530MkⅡのようなまともなカートリッジが安く手に入るのは歓迎しなければなりません(笑)。

非常にハイファイな音でありながら楽しさも失っていない530MkⅡの音がかなり気に入りました。今回やっときっぱり言うことができるようになりました。カートリッジを一つだけにしろと言われたら迷わずこのカートリッジを残します。

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デザインは悪いけれどこの音なら目をつぶりましょう(笑)。

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やっとオルトフォンのファインライン針を入手。

ず~っと聴いてみたかったファインライン針が付いたオルトフォンのカートリッジを入手することができました。私が入手するのですから普通とはちょっと違いますよ(笑)。オルトフォンの530MkⅡです。外箱付のものでプラケースと取説もありました。使用頻度は少ないとのことでした。レアな逸品。

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ファインライン針と言えば普通はConcorde30とかになりますよね。でもヤフオクではなかなか出て来ないですし落札相場も高いです。軽量なConcordeは扱いにくいのでConcorde20体験者の私としては敬遠しているところがありました。気に入っているVMS20EMkⅡの上位機種VMS30MkⅡもファインラインですがこちらはかなり高値。

それではということで530MkⅡ。これもヤフオクにはほとんど出てきません。多分流通量が少ないからです。人気があるとは思えないのですが、価値が分かる人がいて時には値が吊り上ることも。でも今回は5750円のリーズナブル価格で落札できました。この手のカートリッジの実力を評価できる耳の持ち主は少ないのでしょう。

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カートリッジのデザインは最悪の部類(笑)。なんでこんな変な格好のカートリッジにしたのでしょうか? スタイラスガードがきれいに収納できるところは良いんですけどねぇ・・・。デザインも重視する私としては異例の選択。シェルリード線付でしたが、これは挿し方が逆ですね。ヘッドシェル側が黒色端子でしょう。

手持ちのオルトフォンのヘッドシェルと組み合わせました。こうやって見てもやっぱり格好が悪いです(涙)。このカートリッジの反動で次につながる2Mシリーズが一挙にモダンでスタイリッシュなデザインになってしまったのでしょうか?

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ファインライン針の実力や如何に。やはり高音が良く出ます。おかげで左右の分離が良いように聴こえます。意外と元気良く鳴って、この辺りがハイファイカートリッジと言えどオルトフォンらしいところだと思います。音はかなり気に入りました。詳しい試聴報告は後程。

このカートリッジの交換針は今も購入できます。価格としては同じファインライン針の2M Bronze用交換針より少し安く買えます(ヨドバシなど)。2万円越えですが今の情勢でこの価格なら妥当でしょう。むしろ安いくらいではないかと思います。

下のランクの520MkⅡの交換針も買えます。こちらは無垢ダイヤ楕円針で仕様的には現行2M Blueと同等だろうと思います。ヨドバシでは両交換針を同じ価格で販売。交換針だけ買って付け変えて楽しむのもありでしょう。聴いてみたかった2M Blueを買う必要はなくなりました。

良い買い物をしました。

話は変わりまして、メンテナンス中のレコードプレーヤーDP-2500。欠品していたアームリフターのバーを自作してしまいました。

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加工はラフですが機能的には問題ないので良しとしましょう。手持ちの0.5mm厚くらいのアルミ板をカッターで切ってヤスリで整えました。厚さが薄いので2枚貼り合わせてあります。これも手持ちのウレタンフォームをハサミで適当に切って貼り付けました。

こんな小さなネジは持っていなかったのですが、使わないレバースイッチの固定ネジを外したら同じサイズでした。ネジは長かったのでニッパで切ってヤスリで整えたら使用可能になりました。

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意外と上手い具合に収まっているように思います。これで安心して針の上げ下げができるようになりました。リフターはオイル抜けもなくゆっくり降下。ヤフオクで他の同系トーンアームかレコードプレーヤーから部品取りしようと思っていたのですが、これで無駄なお金を払わなくて済みます。このレコードプレーヤーにこれ以上お金をかけたくなかったのでハッピーエンドです。

ということで気になる不具合は全て解消できたので、DP-2500のメンテナンスはこれにて終了にしたいと思います。

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シンプルでなかなか良いレコードプレーヤーだと思います。常用機確定!

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今年も新緑の昇仙峡を散歩してきました。

3年連続、今年も新緑の昇仙峡を散歩してきました。
私は新緑の昇仙峡が好きです。
この時期になるとブログのアクセス解析で「GW昇仙峡混雑」のキーワードが増えます。
普段より人は多いですが混雑とまではいかないように思います。
とは言え、グリーンラインの途中にある県営無料駐車場は満車空き待ちのはずなので注意が必要です。
私は運動不足解消の散歩も兼ねるので一番下の市営無料駐車場に車を止めて登っていきます。
ただし仙娥滝までの往復で3時間くらい歩く覚悟が必要です。

今回は山の緑を中心に写真を紹介します。
写真をクリックすると少し大きくなるのでクリックして見て下さい。

ここが昇仙峡入口。

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昨夜の雨で空気が洗い流されてきれいな青空となりました。
今年のGWはここまで曇りがちの霞んだ空模様だったので気分スッキリ。
やはりこの青空がないと新緑が映えません。

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樹が倒れている独特の岩肌。

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木々と巨岩と水が織りなす自然美。

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赤松?がなかなかの風情です。

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落葉樹林と松の緑の味わいが微妙に異なっていい感じなのです。

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本日甲府の最高気温は30℃、昇仙峡は少し高いところにあるので少し涼しく、程よい風も吹いていてお散歩日和でした。

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抜けるような青空と新緑、最高ですね~。

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県営駐車場から降りた辺りにある客引きがちょっぴり鬱陶しい店に居た猿。
動きが激しく顔を撮らせてくれませんでした。
お店の人がシーちゃんと呼んでいました。
山なのにシー(sea:海)?(笑)

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山の岩肌がなかなかきれいです。

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そして昇仙峡と言えば覚円峰です。
左の覚円峰より中央の岩肌の方が迫力あり。

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緑の木陰がいい感じな遊歩道。

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豪快な仙娥滝。この辺りは深い峡谷の日陰なのでかなり涼しいです

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滝の上に出ると見える右側の山が新緑でとてもきれいです。

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世界で2番目においしいソフトクリーム、とうとう買ってしまいました。
昨年からこの看板は端に追いやられています。
フルーティーな味わいに感じたのですが、食べた後でハチミツの味わいだと気付きました。
ここ数年食べていないので忘れつつありますが、ハーゲンダッツのバニラが似たような味わいだったように思います。
美味しいですよ!

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そのソフトクリームを売っていた店の奥のところに2匹の猫がいました。
自由気ままな猫達。

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松林がきれいです。

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入口の所に戻ってくると5時少し過ぎ、この店はもう店じまいです・・・。

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ということで散歩終了。
今回は写真をあまり撮らず(と言っても132枚撮っていました)サクサク歩いたので2時間45分程でした。
2時間くらい歩いたところで脚の付け根が痛くなったりして情けないのですが、今回豆はできずに帰ってこられました。

運動不足の解消と気分のリフレッシュが出来ました。

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