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2015年11月

針D20Eの出力低下原因が分かりました。

前回VMS20EとVMS20EMkⅡの比較試聴をした時に、VMS20Eの方が出力が小さいということを書きました。その原因はマグネットの減磁ではないかと考えていたのですが、どうやらそれは正解だったようです。

次の写真を見て下さい。左がVMS20Eの針D20E、右がVMS20EMkⅡの針D20EMkⅡ。

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ありゃりゃっ! D20Eのリングマグネット(本体に挿し込む金属円筒の根元の紫色の四角い物体)が欠けているではありませんか! 出力低下の原因はこれですね。 

欠けたから磁力が減ったというよりは、欠けるくらいマグネットがもろくなっていることに問題があると思います。磁性体の劣化により磁力がかなり減っているのではないかと思われるのです。

なるほど、これではD20E本来の音で鳴らないと思います。私が書いた試聴結果はあくまでこのD20Eの結果ということで了解願います。

今回の検証でマグネットを欠いてしまったのは私だということも分かりました。針D20EをVMS20EMkⅡの本体に挿す時、少々きつかったのに力任せに押し込んだのがまずかったようです。

マグネットの欠片は針交換して後から挿したD20EMkⅡの根元に付着していました。これが欠けたマグネット。

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やってしまいました。貴重品を壊してしまったのは私自信(涙)。下の写真は購入してすぐに写した写真です。左側が今回のD20E。マグネットは四角です。ただし少し傾いて付いているのが分かります。この傾いているせいで本体と干渉して欠けてしまったんでしょう。

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ちなみに右側は以前入手したもので、本体が断線していたVMS20Eに付いていたD20Eです。こちらは角がしっかりしたマグネットが付いていることが分かります。

この劣化の差は保管状態の差なのでしょう。例えば屋外の物置とか温度差が大きいところや湿気の多いところに置いておけばこんな感じに劣化してしまうのではないでしょうか。石が風雨や気温差でもろくなってしまうのはご存知だと思いますが同様なことが起きます。磁石は文字どおり磁力を持った石なのですから。

中古品はこういうことがあるこを知っておくべきでしょう。特にヤフオクに出品されているものはそれこそピンキリなので、オーディオマニアが大事に保管していたものから、ゴミとして捨てられていた物から取ったようなものまであります。そういう物を見抜くことも含めて楽しむのがヤフオクなのだと私は思っています。

まあそんなVMS20Eなのですが、それでも気に入っています。いい音ですよっ!

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オルトフォン同士の比較試聴をしてみました。

オルトフォンのMM型カートリッジ2個が聴けるようになったので、オルトフォン同士で比較試聴をしてみることにしました。2枚のリー・リトナー『オン・ザ・ライン』(ダイレクトカットディスク)を2台のレコードプレーヤーで同時にかけて、自作フォノイコライザーの入力セレクタで瞬時切替試聴します。

左 : オルトフォン VMS20EMkⅡ(針:純正楕円針D20EMkⅡ)
右 : オルトフォン M20(針:純正楕円針D20E)

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違う音です。出力はVMS20Eの方が少し小さいです。VMS20Eの方が高音が控えめで高低音のバランスの関係から低音が良く出るように聴こえます。厚みがある音で安定感があります。ただその代わり高音が良く出るVMS20EMkⅡのような鮮やかさが少し後退してしまいます。私の好みはVMS20EMkⅡの方になります。ちなみに出力が異なるので中音のレベルが同程度になるように音量調整(瞬時手動)しながら比較しています。

※VMS20Eの出力が小さいのはマグネットの劣化が原因らしいことが分かりました。次の記事をお読み下さい。なので今回の試聴結果はあくまで私のVMS20E固有の結果です。

比較試聴の結果について高低音の出方と音味についてしか書かず、ステレオ感について書かない私ですが、それは敢えて書く必要がないと思っているからです。高音が良く出れば細かい音が拾えるので、当然ステレオ感とか空間感は良くなります。私にとってステレオ感とかは高音の出具合の結果でしかありません。

さて、この音の違いはどこにあるのでしょう。それを確かめるために針だけ入れ替えてみました。するとどうでしょう。音の感触が全く入れ替わってしまったのです。ということは音を決めているのはほぼ針だということになります。本体、ヘッドシェル、シェルリード線とかの違いは針の音の違いの前には微々たるものなのでした。

ブラインドフォールドテストをすれば、今どっちの本体(ヘッドシェル等込みで)にどっちの針が付いているかなんて言い当てられる人はほぼいないと思います。

出力を上げるためにコイルをたくさん巻くようなことをしていなければ、本体の差はそれほどないと思います。それは前から感じていたのですが、今回それが裏付けられたように思います。基本的には針でほとんど音が決まってしまうのです。ただコイルの材質が銅線か銀線かなどは分かるのではないかと思ったりします。

今回は面白い体験ができました。私としては本体をスペーサーに貼り付けたM20があれば十分ですね。これに針を挿して聴けば良いと思います。本体はいくつもいらないので、交換針D20EMkⅡの予備がほしいところです。

本体がいくらV15TypeⅢであったとしても、訳が分からない針を付ければそれは訳が分からない針の音しか出ないのです(笑)。接合ダイヤ針を付ければそれなりの音しか出ません(以前確認して本ブログに書いています)。JICOの交換針を付ければそれはJICO針の音になってしまうのです。

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十分使えます。得した気分。

この前落札したデュアルのレコードプレーヤー用特殊形状のオルトフォンM20(針はVMS20E)は針だけ使っていました。でも本体も使えそうだったのでちょっと工作することに。素材はこれ。デュアル用アダプターを壊して本体のみ取り出したものです。

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これを手持ちのプラスチックスペーサーに接着して使おうという魂胆。近所のホームセンターで強力接着剤を購入しました。そして早速接着。特に難しい工作ではありません。

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接着剤が硬化するまで数分かかるので、放置していた間にスペーサーと本体が僅かに斜めになってしまいました。でもヘッドシェルに取付ける際に本体がまっすぐになるようにすれば問題ない程度です。この接着剤は24時間から48時間で実用強度になるそうですが、我慢できずに4時間くらいでヘッドシェルに取付けてしまいました。強い力はかからないので問題ないでしょう。

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先日オーレックスC-550Ⅱから外したオーディオテクニカのヘッドシェルAT-HS10に再登場してもらうことにしました。それなりの価格がしたので放っておくのはもったいないからです。M20の背が低いのでカートリッジ取付け面が低いこのヘッドシェルがちょうど良いのです。トーンアームの普段の高さを下げずに済みます。ヘッドシェルの幅が広いので大き目のプラスチックスペーサーが上手い具合に隠れてくれます。シェルリード線はヘッドシェル付属品で十分。

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まったく問題なく良い音を奏でてくれます。十分実用品。2200円(送料込)でこの音はCP高過ぎです(笑)。廉価カートリッジには出せない音です。ゴミとして捨てられてもしょうがないものを、こうしてリサイクルして使うのって何か気分が良いですよね。

今度は大成功っ!

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失敗しました!

目論見は失敗に終わりました。

ちょっと遊んでみようということで、ヤフオクでエクセルES-28と交換針ST-25Dを落札。別々の出品者の商品です。

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エクセルES-28は外観がES-70とそっくりなので互換性があると思い落札しました。こいつにアーピスのシバタ針ST-40DX(たぶん現行最安値のシバタ(4ch)針)を挿して遊ぼうという魂胆です。

ES-28は動作未確認ということだったので、ヤフオクに安く出ていたサンヨーMG-25用針ST-25Dを挿してまずは動作確認しようというつもりでした。ST-25DとES-70(= サンヨーMG-25 = アーピスAP-25D)の互換性は既に確認済み。ついでにST-40DXとST-25Dの針に互換性があることも確認済みです。

なので事は上手くいくだろうと思い込んでいました。ところごところが・・・、いざES-28にST-25Dを挿してみるとご覧の有様です。

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スリーブの挿入角度が異なるので上手く挿せません(涙)。一応カンチレバーを動かしてコイルに断線がないことだけは確認しました。

そう言えばES-28を出品していたヤフオク常連さんは、普段カートリッジと交換針を組みにして出品しているのですから、これが単独出品されている時点でこの結末は想定すべきでした。

まあそうは言っても体験したことがない事態を想定するのはなかなか難しいことです。ましてや思い込みがあるとなかなか誤りに気付かないものです。

ES-28ってES-70と互換性はなかったんですね~。たぶんサンヨーMG-28用交換針ST-28Dなら挿せるのではないかと思います。針圧3gのヘビーデューティ仕様なので、他のものと間違えないように違いを持たせているとも考えられます。

アーピスのホームページを見ると、ST-28DとST-25Dのノブ形状は若干異なることが分かります。ネット検索したらこんな写真が出てきました。ちょっと借用。

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なるほど~、こうなったら交換針ST-28Dを買って遊んじゃいましょうか? 交換針ST-25Dの方はゆっくり使い道を考えることにします。

<余談>
ES-28(ES-70など)には取付けネジ穴が2つあいています。これを見てネジ4本でしっかり取付けできるとか言っている人(ヤフオク常連の例の人も)がいます。でも見てのとおりネジ穴が近すぎて、2本同時に挿そうとするとボルトの頭またはナットがぶつかってしまいます。ということでヘッドシェルとの対応性を広くしようという配慮で穴を2つ開けたのではないかと考えます。

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またですか~(笑)。ヘッドシェルを交換しました。

本当に申し訳ありません。ジャズのことを全く書かずに時が過ぎて行きます。これではジャズブログを名乗る資格なしです。いっそのことジャズブログの看板は下ろして、オーディオブログに付け替えてしまおうかという今日この頃。で、やっぱり今日もオーディオねたです(笑)。

オーレックスC-550Ⅱ、こいつのヘッドシェルがなかなか定まりません。まあ色々条件があって折り合いがつかないのです。う~む。今度こそこれで決定かな?

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どうでしょう。JVCのヘッドシェルにしてみたのです。物理的な条件は上手く満たしています。後は見た目の問題。ヘッドシェル先端とカートリッジ先端が面一くらいになってバランスが良いです。ここは◎。形状的にはかなり好みになりました。これでヘッドシェルが黒色なら私としては完璧だと思いますが、まあこれで決定でしょう。

これまでJVCのヘッドシェルはビクターZ-1Eに使っていたはずなのに、なぜC-550Ⅱの方に回ってきたか理由を説明しましょう。実はZ-1EにはVictor印字のヘッドシェルを入手したから不要になったのです。

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カートリッジの横に印字された「Victor」、ヘッドシェルに印字された「Victor」、やっぱりこうでなくちゃね。よく見ると書体が異なります。ヘッドシェルの書体の方が新しいものです。私としては旧書体の雰囲気が好きですが、ヘッドシェルの発売時期がカートリッジより遅いのでしょうがありませんね。丸みを帯びた書体が時代を反映。

ヘッドシェル先端がカートリッジ先端よりかなり前になってしまうところが私としてはちょっと気になるのですが、まあこれはビクターのデザイン思想なので受け入れることにしています。

こういう細かいことであれこれ遊べるレコード再生は楽しくてしょうがありません。

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新古品ソニーXL-15の比較試聴をしました。

安易な成り行きで落札してしまったソニーXL-15の比較試聴をしました。

2枚のリー・リトナー『オン・ザ・ライン』(ダイレクトカットディスク)を2台のレコードプレーヤーで同時にかけて、自作フォノイコライザーの入力セレクタで瞬時切替試聴。比較の相手はリファレンスZ-1E。

左 : ビクター Z-1E(針:アーピス現行楕円針DT-Z1E)
右 : ソニー XL-15(針:純正丸針ND-15G)

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結果は以前行った中古のXL-15とほぼ同じなので、内容についてはその時のものをご覧ください。

ソニーXL-15の比較試聴

少々元気が不足しているのは、新古品とは言え経年劣化がある故なのか?それとも出力が小さい故なのか?まあ両方のせいなのかも?ということで、デザインは気に入っているのすが、音に関して言えばこのクラスのカートリッジはZ-1Eだけで十分と言えば十分なわけでして・・・。

見て楽しむカートリッジをひとつくらい持っていても良いかなっ?

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