またしても入手してしまいました。
最近落札したいリーズナブルなカートリッジがヤフオクに出ないのでうずうずしていました。そんな中、ついうっかり落札してしまったのが今回のAT15Ea/Gです。以前入手して音が分かったので手放したんですけどね。実はこのAT15Ea、ヤフオクで入手して聴いて手放すということを既に3回も繰り返しています。今回4度目の入手です。何やってんでしょうね(笑)。送料も含めて3800円だったのでかなりお得感ありです。
経年なりの汚れはありますがまあこんなものでしょう。スタイラスは問題なくカンチレバーに変形はありません。少し慣らし運転した後でいつもの比較試聴をしてみました。一度やっているのですが再確認です。
2枚のリー・リトナー『オン・ザ・ライン』(ダイレクトカットディスク)を2台のレコードプレーヤーで同時にかけて、自作フォノイコライザーの入力セレクタで瞬時切替試聴。比較の相手はリファレンスZ-1E。
左 : ビクター Z-1E(針:アーピス現行楕円針DT-Z1E)
右 : オーディオテクニカ AT15Ea(針:純正楕円針ATN15Ea)
出力はAT15Eaの方が少し小さいです。AT15Eaの高音は無垢ダイヤならではのきめ細かさがあり、Z-1Eと比べると少し控えめに鳴ります。低音はZ-1Eより多めに感じられますがどっしりするほどではなく、安定感のある感じに鳴ります。前回はもう少し高音がシャキッとしてほしいように思ったのですが、今回聴くとこれで十分な気がします。前回はちょっと高音寄りを好んでいたのかもしれません。松田聖子のサ行は良好でチェックレコードのトレースは問題ありません。
接合ダイヤのカートリッジと比べるとさすがにハイファイで品位は上がります。それでいてそこそこ元気があるのでこれはこれで良い音だと私は思います。今度ばかりはしばらく持っていようかと思いつつあります。一時期は高値傾向にあったAT15Eaですけれど、最近は価格が落ち着いているように思うので、入手したい人は今が狙い目かもしれません。シェルリード線も交換せずオリジナルの形態で聴いていこうと思っています。
AT15Eaはキャッチーなところはないけれど、バランスがとれた日本製らしい良いカートリッジだと思います。
この他に未開封のソニーXL-15とず~っと聴きたかったオルトフォンのVMS20EMkⅡを入手したので追って報告します。乞うご期待!
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