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EPC-205C-Ⅱの比較試聴

EPC-205C-Ⅱの比較試聴をしたので報告します。ヘッドシェルはベスタクス、シェルリード線はPCOCCに交換しました。慣性モーメントが小さくなるこのくらいの重さのヘッドシェルの方がPL-380Aのトーンアームにはマッチすると思うからです。

2枚のリー・リトナー『オン・ザ・ライン』(ダイレクトカットディスク)を2台のレコードプレーヤーで同時にかけて、自作フォノイコライザーの入力セレクタで瞬時切替試聴。比較の相手はリファレンスZ-1E。

左 : ビクター Z-1E(針:アーピス現行楕円針DT-Z1E)
右 : テクニクス EPC-205C-Ⅱ(針:純正楕円針EPS-205ED

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出力はEPC-205C-Ⅱの方が少し小さくAT120Eaと同じくらいか。Z-1Eが明るくカラッとした音なのに対し、EPC-205C-Ⅱは中低音がよく出る安定した帯域バランスのドッシリした音。EPC-205C-Ⅱの高音は無垢ダイヤならではの滑らかさを持ちつつしっかり鳴って厚みがあります。こういう鳴り方なので解像度云々という感じではありません。私が勝手に想像していたテクニクスならではの淡白なフラットバランスの音とは異なる音でした。

この音味はチタンパイプカンチレバーの特徴なのかもしれません。以前聴いたチタンパイプカンチレバーのパイオニアPC-330Ⅱがマッタリした音だったのと共通しているように感じるからです。たった2個のカートリッジを聴いただけでそう決めてしまうのは早いのかもしれませんけれど・・・。ベリリウムカンチレバーの華やかな高音と対極にある音のように思います。その後カンチレバーにチタンが採用されなくなるのは重い音色故かも? マークⅢ以降はボロンカンチレバーなのでまた違った音がするでしょう。

松田聖子のサ行は良好。チェックレコードのトレースは、最初適正針圧範囲の中間値で大振幅の方をトレース中に針が飛んでしまいました。しかし最大針圧でトレースすると針飛びはなくなったので、最大針圧で使用することにしました。今回再度トレースチェックすると、針圧の中間値でも針が飛ばなくなったので、慣らすうちに硬化ぎみのダンパーが柔らかくなってきたのだろうと思います。

ドッシリした音なので、軽やかな音が好みの人や音のキレを重視する人にこのカートリッジは合わないでしょう。一方古いジャズの高音優勢録音や低音が薄いロックのレコードは、しっかり鳴らしてくれるので良い感じです。どちらかと言えば高音が出る方が好みの私ですが、これはこれでありかなと思います。

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まあでも私には凄く惚れ込むような音とは思えないので、ヤフオクの人気は単にEPC-205Cというブランド名に対するものだろうと納得しました。今回のようにダンパーが経年劣化しつつあったりする(未使用品でも劣化します)ので、やはりこれに大金を払うのはばからしいように思います。

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