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針N-210C-EXの比較試聴

慣らしが終わったので好例の比較試聴をしてみました。2枚のリー・リトナー『オン・ザ・ライン』(ダイレクトカットディスク)を2台のレコードプレーヤーで同時にかけて、自作フォノイコライザーの入力セレクタで瞬時切替試聴。比較の相手はリファレンスZ-1E。

左 : ビクター Z-1E(針:アーピス現行楕円針DT-Z1E)
右 : オルト ORT-1D(針:東芝ナガオカ針N-210C-EX)

P92_2

N-210C-EXの出力はかなり小さくて、シバタ針のカートリッジMG-40XやSV-40Xと同等です。音量を合わせながら比較すると、N-210C-EXの高音は上まで出ていますが大人しい鳴り方。そのせいでバランス的に中低音寄りで厚みがあるまろやかな音に聴こえます。Z-1Eのような溌剌と元気な鳴り方ではなく落ち着いた雰囲気。私の好みからするともう少し元気な音がほしいところ。ウルトラEX針はオーレックスC-280MのウルトラC針のような軽薄な感じではないので良いと思います。

松田聖子のサ行は良好。なのにトレース性能は悪くてチェックレコードの振幅が大きい方は針が飛んでしまいます。針圧を上限値にしてもトレース性能は改善されませんでした。ここまでトレースできないものは初めて。多分ダンパーが硬化しているのではないかと思います。ただしトレースが厳しいレコードを何枚か聴いてみましたが針は飛びませんでした。

トレースチェックで針が飛ぶのは初めてだったので、ひょっとしたらチェックレコードの溝が傷ついたのかと思いZ-1Eでトレースしてみました。針飛びはなく傷もありませんでしたが上手くトレースできません(メーカー指定針圧の中央値)。以前チェックした時(9月初旬)は上手くトレースしていたので、冬場は室温が低くダンパーが硬化傾向でトレース性能が落ちていると思われます。

出力が小さいのはORT-1Dとの相性(スリーブが短くてマグネットが磁気回路から遠い?)の問題かもしれないので正規のC-210Mで聴いてみたいです。出力が大きくなればもう少し音に元気が出るかもしれないからです。出力が小さいカートリッジはアンプのボリュームを上げても鳴りっぷりは良くなりません。私は品位よりガッツを求める方なので出力が大きいカートリッジの方が好きです。

その後C-210Mを入手して取付けて聴いてみましたが、出力が大きくなることはありませんでした。元々出力が小さい(マグネットの磁力が弱い)のだろうと思います。

ORT-1DとN-210C-EXの組み合わせは悪くないですがそれほど良くもないです。刺激的な音は出ませんのでのんびり聴く時には良いかも。今の状態では針の本領が発揮されているとは思えませんので、そのうちカートリッジC-210Mの針折れ品でも入手して再トライしようと思います。(が、C-210Mに付けても向上しませんでした。)

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