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レコードプレーヤーPL-380Aを入手。

パイオニアのレコードプレーヤーPL-380Aを入手してみました。「またPL-380ですか?」という声が聞こえてきます(笑)。でも今までのは”PL-380”で今回は”PL-380A”です。”A”が付いた改良版。

PL-380とPL-380Aの主な違いは何かと言うと、モーターがSHローター方式になったこと。支点を重心近くに置いてターンテーブルのスリコギ運動を抑制するようにしたモーターです。資料サイトの仕様をみるとPL-380が重量11kgでPL-380Aが重量10kg。改良版の方が1kgも軽くなっていたので、どこが簡略化されたのか気になっていました。

ヤフオクで落札したものは 「電源が入りましたが起動しません」 というジャンク品。例によって操作方法が分からないことによる誤解だろうと推測して落札。競合者なしで500円也。送料を含めても2000円しませんでした。カートリッジPC-200(純正ヘッドシェル付、カンチレバー曲がり)が付いていたのでこれを売れば元は取れるでしょう。

P59

届いたものはジャンク品なりの外観。写真は汚れたダストカバーだけを水拭きした状態です。本体はヤニ&ホコリでかなりの汚さ。

推測したとおりでターンテーブルは問題なく回転しました。電源スイッチと回転数切替スイッチは押し込まれたまま戻りません。これはこの機種共通の不具合で、本体を分解してからスイッチメカ部を何度か動かして固着を取ったり注油したりすれば解消できます。

トーンアーム駆動用ゴムベルトは伸びていませんでしたので、プーリーとゴムベルトだけクリーニングしました。駆動ギアの油切れもなくトーンアームの動きはスムーズです。レコードに降下する位置がずれていたので調整ネジで再調整。トーンアームのガタツキはこれまでのものより少し多め。でも問題にする程ではないでしょう。

というわけで、クリーニングしただけで十分実用品です。

P60

PL-380とPL-380Aの違いはモーター以外ではダストカバー側の蝶番がネジ止め式ではなくはめ込み式になったことくらいしかありませんでした。方式が異なるモーターの外観も前の物とほとんど同じです。本体や制御基板やトーンアームなどは同じ物だと思います。重量の違いは実態に合わせた結果減ったのでしょう。PL-380とPL-380Aを体重計で実測したら重量は共に約10kgでした。

2台使用しているPL-380の1台をこのPL-380Aに置き換えることにしました。モーターはこちらの方が優秀なはずですから。トーンアームはこれまで使用していたPL-380のガタツキが少ない物とベースごと交換。全く問題なく交換できて動作しました。ラックに設置。

P61

PL-380とPL-380Aの音の違いは?私には分かりません。これまで使っていたPL-380はヤフオクでリサイクルすることに。付属していたカートリッジPC-200とヘッドシェルはヤフオクへ。PL-380A落札価格+送料分くらいの価格で落札されました。ということで今回もまたほぼただで入手できました(笑)。

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