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2015年2月

マイ・ベスト・ジャズ・アルバム 2014

すみませんね~。
本業?のジャズを忘れてオーディオのことばかり書いて(笑)。

で、今日はジャズ。
今年もこの時期がやって参りました。
本日発売「ジャズ批評」の「マイ・ベスト・ジャズ・アルバム 2104」。
私のベスト5を掲載していただきました。
毎年どうもありがとうございます。

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私「いっき」の選択は以下の5枚。
各アルバムのブログ記事へのリンクを貼ります。

1.パット・メセニー『KIN(←→)』
久しぶりにP.M.G.が帰ってきました。

2.上原ひろみ ザ・トリオ・プロジェクト『アライブ』
上原ひろみの新譜は良い出来です。

3.ジョナサン・ブレイク『ゴーン,バット・ノット・フォアゴットン』
これは渋カッコいいです!

4.アントニオ・サンチェス『スリー・タイムズ・スリー』
こういうジャズが好きです。

5.アンブローズ・アキンムシーレ『ザ・イマジンド・セイヴァー・イズ・ファー・イージアー・トゥ・ペイント』
しっかりしたジャズを聴かせてくれます。

今回私が選らんだいずれのアルバムも他の誰かが選んでいました。そういう意味ではありきたりと言えばありきたりな選択。なぜそうなったかと言えば、最近の私が2010年前後に登場した所謂新しいジャズを私なりに消化し、良さが分かりつつもそれらが私にとってベストなのかと言えば、最近ではそうでもなくなったからです。今はベテランと言われる人達を中心としたしっかり「ジャズ」に根差したものがベストだと思っています。

かつて連載されていた「ブログ・ウォーキング」のお仲間2人、高野雲さんSuzuckさま のベスト5は今回もそれぞれらしいものになっていました。Suzuckさまとは1位がメセニーで共通。嬉しい! 市野元彦のアルバムをまだ聴いていないのでこれから聴きたいです。現代先端ジャズと言えばこの人、益子博之さんのベスト5を昨年私は1枚も聴いてないんですね。読んで聴いてみたくなった私がいます。

「ジャズオーディオ・ディスク大賞 2014」にほとんど興味はありませんが否定するつもりもありません。人の好みはそれぞれです。私の場合、音を聴くと音楽が聴こえなくなり、音楽を聴いている時に音はそれほど気になりません(自分のオーディオ装置の音ではなく録音の良し悪しは多少気になるが)。そういう意味で私の中に「ジャズオーディオ」は存在しえない気がします。

ジャズ批評 2015年3月号 (No.184)」、2014年を総括する上で是非ご一読を!

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見た目にも拘ってみたりして

サンスイのカートリッジSV-40Xの音が気に入ったので遊んでみます。

まずこんなものが入手できました。グレースの針なしカートリッジF-8L'10(通称:dash ten ダッシュ・テン)ヘッドシェル付です。シェルリード線はなし。これが2000円せずに即決なら買いでしょう。このヘッドシェルだけで3000円以上になったりしますから。ちなみにこのヘッドシェルにそこまで出す価値はないと思います。

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ダッシュ・テンよりはこのヘッドシェルがほしかったのです。面白いのはオーディオテクニカマークがないこと。これってオーディオテクニカのAT10d用ヘッドシェルと同じ物のはず。アナログが盛んな頃はOEM品など色々なバリエーションが存在していたのでこれもその一つなのでしょうね。ヘッドシェル上面がブロンズメタリック色だったのですが、無水エタノールでクリーニングしたら塗装が落ちてしまいました。

このヘッドシェルがSV-40Xに似合うのです。SV-40Xは色こそ違いますがAT10dと同形状。そのAT10d用ヘッドシェルがこれなのですから当然のことでしょう。ダッシュ・テンにも意外と似合っていました。

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どうでしょう。このモダンなデザインが好きです。シェルリード線もPCOCCに変更。音ははっきり言って変わりません。これまでたくさんのカートリッジを比較試聴してきましたが、ヘッドシェルとシェルリード線を変更したくらいでは大差ありません。大きな差があると感じるとすれば、それは先入観によるものだろうと最近確信しつつあります。自己暗示のようなものですね。

音についてはそうであるとしても、オーディオは見た目も大切と思う私にとってこの変更は意味があります。見て楽しいと愛着が湧いてきて、そういう機器で音を聴く行為が楽しくなるからです。ダッシュ・テンの有効活用方法についてはゆっくり考えることにします。

オーディオ遊びは楽しいですよね!

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SV-40Xの比較試聴

サンスイのカートリッジSV-40Xを比較試聴してみました。2枚のリー・リトナー『オン・ザ・ライン』(ダイレクトカットディスク)を2台のレコードプレーヤーで同時にかけて、自作フォノイコライザーの入力セレクタで瞬時切替試聴。比較の相手はリファレンスZ-1E。

左 : ビクター Z-1E(針:アーピス現行楕円針DT-Z1E)
右 : サンスイ SV-40X(針:純正シバタ針40X)

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SV-40Xはやはり出力がかなり小さいです。昨年入手したシバタ針のオットーMG-40Xと同レベル。Z-1Eのようなメリハリはなく自然で端正な音です。接合ダイヤ針なのに他の接合ダイヤ針にみられがちな粗さはありません。高音はZ-1Eのような華やぎはないものの上までよく伸びていて繊細微粒子。中音と低音もしっかり出ています。余分な音が出ずモニター調な音です。でも音に旨味があります。音質もMG-40Xと似ていると思います。松田聖子のサ行は優秀。チェックレコードのトレースはほんの少しクリティカルな感じ。なかなか良い音だと思います。

互換性があるJICOの針88-100Qに交換して比較してみました。純正針とは音が違います。出力は純正針より少し大き目です。こちらもZ-1Eのようなメリハリはありません。高音は上まで出ているようですが微妙に接合ダイヤ針の粗さがあってその割に控えめに鳴ります。全体的にはZ-1Eより低音寄りのバランスで安定した音。純正針とは微妙な違いなのにその違いが音の魅力を削いでいるように感じられてしまいます。シバタ針の良さが十分発揮されていないような気もします。音に色気がないのかな~? 松田聖子のサ行は良好。チェックレコードのトレースはこれもほんの少しクリティカルな感じ。

う~む、交換針88-100Qは良いのか悪いのか?消化不良です。もっとエージングしたら良くなるのでしょうか? まあ比較せず単独で聴けばなかなか良い感じではあります。やはり針の違いは大きいと再認識しました。

さて、SV-40X純正針の音はオーディオテクニカのAT150MLXの音に近い雰囲気だと感じたので比較試聴してみました。

左 : オーディオテクニカ AT150E(針:現行マイクロリニア針ATN-150MLX)
右 : サンスイ SV-40X(針:純正シバタ針40X)

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出力はAT150MLXの方が大きいです。音の雰囲気はやはり似ていました。余分な音が出ずモニター調の鳴り方は共通しています。ただしAT150MLXの方が高音がよく出て少し元気があります。そのためSV-40Xの方が低音寄りのバランスで安定した音に聴こえます。私はAT150MLXの音の方が好きです。それにしても価格差を考えればSV-40Xは大健闘です。十分にハイファイな音。この針に関しては昔の物は良いと認めます。

SV-40Xの音は気に入ったのですが、私の自作真空管式フォノイコライザーのSN比だと、ヘッドホンでの大音量試聴時に少しバルブノイズが気になります。針を新しいAT10Gの本体に取付ければ出力もアップして、高音がもう少し出るようになるのではないかと思ったりします。試してみたいです。いまいち魅力不足の交換針88-100Qはどうしましょう?いつものリサイクルでしょうかね。⇒ ヤマハCG-6500と組み合わせるとグッドになりました!

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これもレアなカートリッジ

本題のレアなカートリッジの話に入る前に。この交換針(未開封新古品)が1000円なら買いですよね。JICOの88-100Q。なぜ買いかって?シバタ針だからです。

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出品者はそのことに触れいませんでした。多分そこまでの知識はないのでしょう。私もこの針のことを知らなかったのですが型番末尾の「Q」にピンッ!ときました。「Q」はQuadraphonic (4チャンネル)の頭文字なのではないかと思ったのです。定価が8000円ということなので可能性は高いです。

で、型番でネット検索していくと・・・、4チャンネル用シバタ針で間違いないと思いました。型番最初の「88」はメーカーを表していて「ソニー」です。特殊な型番ですがVM-25G用の針ND-130Gと同等品なのだろうと推定。この針が付くオーディオテクニカOEM品は多くのメーカーに供給されていました。このカートリッジのシバタ針が聴いてみたかったんですよ。皆さんも気付いていないのでしょうね。競合者なしの1000円で落札できました。

もうひとつ気になっていたことは、JICOのシバタ針は無垢ダイヤなのか接合ダイヤなのかということ。結果は接合ダイヤでした。この針は多分SWINGからJICOになった頃のもので、ケース封印シールはSWINGのままです。当時8000円のシバタ針が接合ダイヤということは、JICO現行品10000円以下のシバタ針は接合ダイヤとみて間違いないでしょう。

やっと本題。上記交換針と同時期にサンスイのカートリッジSV-40Xがヤフオクに出品されていました。これも仕様は明記されていなかったのですが型番末尾の「X」にピンッ!ときました。昨年入手したオットーのMG-40Xがそうであるように「X」は4チャンネル用なのではないかということです。

これも型番でネット検索してみると、今度ははっきり4チャンネル用シバタ針であることが出てきました。それなら買だろうということになりました。動作未確認のジャンク扱いでしたが写真を見て大丈夫だろうと判断。結果送料も含めて2000円しませんでした。

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届いたものを見ると写真のように使用した痕跡がありません。保管状態がかなり良かったようで腐食はありません。スタイラスカバーも付いています。これが2000円しないとはラッキー! 針ノブに刻まれた40Xの文字が金色でさり気なく高級感を演出。

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これも接合ダイヤでした。カンチレバーはテーパードパイプというところが高性能。どんな音がするんでしょうね。接合ダイヤのシバタ針ということで嫌な音がしないかと心配していました。早速試聴。

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最初に気付くのは出力がかなり小さいことで、これは昨年入手したシバタ針のオットーMG-40Xと同傾向。嫌な音は出ませんでした。気難しいようなところもありません。シバタ針なりの高音の繊細感はあるようです。なかなか良い音のような気がします。まあもう少し聴きこんでみないと何とも言えませんけど。

互換性があるので88-100Qに挿し替えての試聴もしました。こちらの方が出力が少し大きいような気がします。元気が良いようにも聴こえます。楕円針との違いがよく分からないかも? でも100倍顕微鏡で見てシバタ針であることは確認済み。こちらももう少し聴きこんでみないと何とも言えませんね。

しばらくエージングしてからいつもの比較試聴をしますので乞うご期待。それにしてもヤフオクってこういうレア品が今でも手に入るところが面白くてやめられません。

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レアなカートリッジ

特に入手したかったわけではないのですが落札してしまいました(笑)。オルトの廉価MM型カートリッジORT-1D。「ORTHO」を「オルソ」と読んでいるサイトが多いですが、正しくは「オルト」(正統派という意味)です。以前ヤフオクに出品されたカートリッジのパッケージにそう明記されていました。やはりここは正しく表記しないと失礼でしょう。

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エクセルのOEM品で以前A'pisの前身KOWAから販売されていたらしいです。その後社名変更に合わせてAP-1Dと改名されて販売。今はもうカートリッジを販売しておらず交換針だけ入手できます。本体部分は私が前に入手した三洋OTTOのMG-27Lとほぼ同等品。

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純正ヘッドシェル付というのが気に入りました。針は怪しげでノブをしっかり挿し込めません。カンチレバーもヨレヨレでした。安く落札できたので針がN.G.でも構いません。ヘッドシェルからカートリッジを外して掃除。出力ピンが金メッキされています。安いカートリッジなのにエライッ!

このシールドケースの部分がSUMIKOのPearl/Black Pearlと同じなんですよね。あちらは肝心の出力ピンが金メッキされていなくて、Pearlはシールドケースが金メッキされています。なんだかな~。

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ノブがしっかり挿し込めない理由がわかりました。元々の金属スリープを途中でカットして、その上に金属スリーブごと別の針/カンチレバーを接着してあったからです。荒業ですよね(笑)。これを使っていたのか? それともヤフオクで高く売れるように小細工したのか? まあ安値しかつかなかったわけですが(笑)。

ビクターZ-1SやソニーXL-15やパイオニアPC-200などと遜色ないカートリッジなのに、知名度がないために人気がありません。ヤフオクなんて誰かが褒めていればそれだけで高値がつくわけでして、ちゃんとした物を見る目を持った人はほとんどいません。

一応針先があるのでこのまま試聴してみることに。意外と普通に音が出ます。アナログって本当にいい加減ですね。レコード盤方式の良さとも言えるでしょう。適当にやってもそれなりに音が出て、いざ細かいところを詰めていけば、どんどん良い音を引き出すことができます。

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このヘッドシェルもベスタクスと同様折り曲げ角度が90度より鋭角なので前下がりになります。仕上げが雑で当時の販売価格なりの安物ヘッドシェル。半分くらいこのヘッドシェルが目当てだったのですが残念な結果となりました。

私は意外とこのカートリッジのデザインが好き(だったのですが、黒色だと野暮ったいです)。針はA'pisの丸針A-1DではなくてPH針(超ラインコンタクト)A-1PHをもう一度入手しようかと考えています。接合ダイヤにアルミカンチレバーのカートリッジはもういらないはずだったのにね。まあいいじゃありませんか(笑)。

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オンキョーIntegra A-7を入手しました。

やっぱり今年もオーディオ記事の方が多くなってしまいそうです。プア(貧乏)オーディオライフのあれこれ。今度はオンキョーのアンプIntegra A-7を入手しました。今使っているオンキョーIntegra A-705DCの前の機種です。

最近控えアンプのビクターJA-S75に通電しようということで常用機だったA-705DCに替えてみると、JA-S75の厚みのある鳴り方の方が聴いていて気持ち良いことが分かりました。A-705DCはDCアンプらしくタイトな低音で少し高音寄りであることを再認識。タイトな低音はスピーカーDS-200Zにはいまいち合わないのではないかと思いました。

そこで次なるアンプを探すことに。で、A-7が目に入ったのです。同じオンキョーなので同じような音なのかもしれませんが、基本的な部分ではA-705DCの音が気に入っていたので、ACアンプのA-7なら上手く低音を緩めて厚みを出してくれるのではないかという思惑です。

ヤフオクで通電のみ確認の2200円也。偶然にもA-705DCを入手した時と同じ落札価格になりました。届いたものはそこそこきれいでした。ただしRCAコネクタは全体的に錆が多めです。

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このアンプ。内部コンストラクションはA-705DCに似ています。目立つのは電源用電解コンデンサで異様にデカイです。高域特性に優れる特注品。電源供給配線も太いものが使われていて好感が持てます。ボリュームやトーンコントロール用可変抵抗も良いものが使われています。電源トランスはA-705DCより気持ち小さいくらいのしっかりしたもの。ゆったりした実装なので抜けの良い音が出そうです。前に掃除したことがあるようでほこりはそれほどありませんでした。

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出力トランジスタは東芝2SB557と2SD427のコンプリメンタリペア。トリオKA-7100DやテクニクスSE-9060などと同じものでPc=80Wの中出力用です。トランジスタに錆は出ていますが動作は問題なし。放熱用シリコングリスは硬化していないのでこのままで大丈夫でしょう。

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出力オフセット電圧のみ確認してテスト用スピーカーに接続して鳴らしてみると、ボリュームをかなり上げないと音が出ないという、スピーカー保護リレーの接触不良が顕著な状態でした。一応音は問題なく出るみたいです。

次にパワーアンプのみの確認ということで常用プリアンプからメインインに入力してみると凄いノイズが発生。最初は何かと思ったのですが、しばらく考えてメインインコネクタの接触不良(テスト用に使ったRCAコードのコネクタが緩めだったせいもある)によりグランドが浮いているものと判断。

まずはスピーカー保護リレーの交換から取りかかりました。私はリレーの接点をクリーニングするのはその場しのぎの処置と考えているので、新品に交換をすることにしています。基板実装用のリレー、最近は秋葉原まで買いに行く気がないので通販で入手できないものがと検索してみると、まだありますね。左が今回入手したリレーで右が取り外したリレー。

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シャーシ下面が開くようになっているのでリレー交換作業はやりやすいです。スピーカー保護リレーはフォノイコライザー、プリアンプ、プリアンプ用定電圧電源などと一緒に1枚の基板に実装されています。過去に人の手は入っていないようです。

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リレー上部にシールド板が被さっていますが薄いので、少し持ち上げればリレー交換の隙間は確保できます。

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リレーだけ交換して音出ししてみることにしました。プリメインアンプとしての音出しです。今度は問題なく音が出ます。各種機能は問題なくボリューム関連のガリもないのですが、しばらくすると右チャンネルから連続してノイズが出ます。プリアンプとパワーアンプを切り離すとノイズは出なくなったのでプリアンプ部のノイズです。多分プリアンプ部のトランジスタを交換すれば治るでしょう。特殊なトランジスタは使っていないし片チャンネル3個しか使っていないのでそのうち手持ち品と交換します。フォノイコライザー部はノイズなど出ていないので多分O.K.だと思います。

私の使用方法はパワーアンプなので今のところこのままにしておきます。で、常用プリアンプの出力をメインイン端子に接続します。当然メインインコネクタは錆を落として導通を確認しておきました。今度は爆音ノイズが出ません。パワーアンプ部はノイズも発生せず良い感じで鳴ります。続いて出力オフセット電圧とアイドリング電流を確認。アイドリング電流は少なくなっていたので30mAほどに設定(室温が低いので低めにしました)。出力オフセット電圧は片チャンネルのみ5mVくらいだったので1mV以下に再調整。

ここまで確認してからスピーカー端子をいつものようにバナナプラグが挿せるものに交換。今回は黒色塗装せずピカールで磨くのみにしました。端子の取り付け位置が傾いたりばらついたりしているのは作業がいい加減だからです(笑)。

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フロントパネルは掃除したらなかなかきれいです。上部が厚さ5mmで下部が厚さ3mmという分厚さ。ノブはメラミンスポンジ「激落ちくん」で掃除したらピカピカになりました。厚手のアルミノブです。写真では分かりにくいと思いますが独特な光沢が重厚な雰囲気を醸し出しています。レバースイッチがなく全てプッシュスイッチというのはこの当時としては珍しい部類かも。

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音は今のところ良い感じのように思います。低音は適度に緩くて厚みがあるので思惑は当たりました。中高音は最初もやもやしていましたがしばらくするとクリヤでメリハリが出てきました。まあしばらく使ってみないと本当の音は分かりませんね。A-705DCの上品なデザインとは好対照のA-7の重厚なデザインが気に入りました。

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音楽評論家の中山康樹さんが亡くなりました。合掌

昨夜ツイッターのタイムラインを見ていたら気になるツイートが流れていました。中山さんを偲ぶような感じのものでした。まさかと思って ジャズ喫茶「いーぐる」bbs(掲示板)を見ると、中山康樹さんが亡くなったというマスター後藤雅洋さんのコメントが・・・。とても驚きました。

だってまだ若いでしょ。ここ数年はお会いしていませんでしたが、評論本は毎年何冊も出していましたし、体の具合が悪いという話も耳にしたことがなかったので、まさに寝耳に水です。あ~ぁっ、とても悲しいです。

中山康樹氏が死去 音楽評論家

「1月28日、悪性リンパ腫のため死去、62歳」、まだまだ若いのに。

私が中山さんの名前を初めて知ったのはスイングジャーナル誌の編集長をしていた頃(いやっ、まだ児山紀芳さんが編集長をしていたかも)今から30年以上前のことです。私はジャズを聴き始めて間もなくの頃で、スイングジャーナル誌はジャズ知識を得るための愛読雑誌でした。そこでの中山さんの評論は気になるものでした。

私が一番記憶しているのは「新伝承派」。当時アメリカのジャズ界に現れたウィントン・マルサリスを中心とするメインストリーム回帰路線の新人達を称したものです。私は中山さんが命名したものと勘違いしていましたが、現地で「New Traditionalists」と言われているのを中山さんが日本語に訳したものです。「新しい伝承に精通した人達 = 新伝承派」という訳です。当時のスイングジャーナル誌はアメリカのジャズ最前線を精力的に取材していました。

一方でジャズ喫茶のオヤジからは疑問視されたマンハッタン・ジャズ・クインテット(M.J.Q.)を日本で売り込もうと目論んだり(それは成功した)、中山さんが大好きだった(私も大好きだった)マイルス・デイヴィスの記事をご自分の取材を交えて積極的に紹介したり、私は中山さんが書くものを意識せずにはいられませんでした。

社会人になった私はスイングジャーナル誌を読むこともなくなってしまうのですが、そんな頃に出た本が『マイルスを聴け!』(初版)。マイルス大好きな私ですからすぐに買いました。読んで頷くこと多数。他の誰もが書かないエレクトリック・マイルスのアルバム評が特に新鮮でした。私がいいなあと思っていたことが多数活字になっていました。それまでレジー・ルーカスの刻むギターの快感のことを言う評論家はいなかったように記憶します。中山さんにとても親近感を覚えました。

文体の面白さにも引き込まれました。「ク~ッたまらん。」このセリフが出ると心の中で拍手しました(笑)。その文体のぶっ飛び具合が頂点に達したのがピーター・バラカンさんと市川正二さんとの共著本「ジャズ・ロックのおかげです」でしょう。ブログ嫌いの中山さんは近年オジサンブログの若作り文体に疑問を呈していましたが、この本での中山さんはまさにその若作り文体だと私は思っていて、評論家にあるまじきおふざけぶりと相まって、時代を遥に先取りしていた中山さんを今になって凄いと思いました。

中山さんを初めて見たのはジャズ喫茶「いーぐる」で行われた「マイルス『アガルタ』『パンゲア』録音後30年、大音量で聴く会」とかいう講演の時です。私が初めて「いーぐる」に行った時でもあります。その後「いーぐる」の連続講演に何度も行くようになり、後藤さんや皆さんと親しくしていただくようになります。そんな流れでどの講演なのか忘れましたが講演後に中山さんとお話する機会を得ました。

数年前には「いーぐる」で5回程開催された中山さんの「ジャズ・ヒップホップ学習会」に全回参加して、講演後の打ち上げでは色々お話を聴かせていただきました。その講演を経て出された「ジャズ・ヒップホップ・マイルス」においては、私が「ジャズ・ヒップホップ学習会」に関することを書いたブログを中山さんが読んで下さったのではないかと思われるような節があり、ブログ否定派の中山さんに多少なりとも私のブログの影響が及んだのなら嬉しいと思いました。まあ私の単なる思い込みかもしれませんが・・・。

この『ジャズ・ヒップホップ・マイルス』、何かおかしい気がするんだけれど説得されてしまうという、もう中山ワールド全開としか言いようがない本です。私はこの本のヒップホップを都合良く利用したようなところと、現代ジャズをまともに評価できていないところが気に入らないのですが、それでも面白い本だと思っています。この本の目的「ヒップホップファンをジャズファンに引き込む」は成功しなかったと思います。

最近私はジャズファンを増やすには地道にジャズの根本的な面白さを説くしか方法はないと思っています。これをやっているのは後藤雅洋さんくらいしか私には思い当りません。中山さんの試みは寺島靖国さんが既にやっていたジャズ初心者に向けたピアノトリオ推奨あるいはオーディオファンに向けたジャズオーディオ推奨と大差ないと思っています。最初は話題性もあり一時的にジャズファンが増えたような感じがするのですが、結局は飽きて大半が去ってしまうということになってしまいます。

それからこの本に触れておかないといけないですね。「かんちがい音楽評論」。昔から中山さんの発言には賛否が存在していたと思うのですが、それが極まったのがこの本だと思います。Amazonのカスタマーレビューがそれを象徴しています。こういう形で問題を提起し続けた中山さんの姿勢。私は評価します。それももう読めなくなってしまったなんて・・・。残念でなりません。

そんな中山さんに触れるにはこのコラムをリンクしておきましょう。
「音楽玉手箱 中山康樹」の「第11回 かわいい山中千尋さん:その1」
http://dot.asahi.com/musicstreet/column/ontama/2013081200007.html
その2、その3と続きます。
コラムは現在も進行中で最新更新は2月2日になっています。

中山さんは非常に多くの著書を出していてとても全部読めません。私はジャズ系の著書しか読んでいませんが、上記以外にもたくさん面白いものがありました。これからも機会があれば読んでいない著書を読みたいと思います。

中山さんのクールな立ち居振舞いはどこか私と似ているような気がして親近感を持っていました。その中山さんにもうお会いすることができないのは残念でなりません。謹んでお悔やみ申し上げます。

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レコードプレーヤーPL-380Aを入手。

パイオニアのレコードプレーヤーPL-380Aを入手してみました。「またPL-380ですか?」という声が聞こえてきます(笑)。でも今までのは”PL-380”で今回は”PL-380A”です。”A”が付いた改良版。

PL-380とPL-380Aの主な違いは何かと言うと、モーターがSHローター方式になったこと。支点を重心近くに置いてターンテーブルのスリコギ運動を抑制するようにしたモーターです。資料サイトの仕様をみるとPL-380が重量11kgでPL-380Aが重量10kg。改良版の方が1kgも軽くなっていたので、どこが簡略化されたのか気になっていました。

ヤフオクで落札したものは 「電源が入りましたが起動しません」 というジャンク品。例によって操作方法が分からないことによる誤解だろうと推測して落札。競合者なしで500円也。送料を含めても2000円しませんでした。カートリッジPC-200(純正ヘッドシェル付、カンチレバー曲がり)が付いていたのでこれを売れば元は取れるでしょう。

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届いたものはジャンク品なりの外観。写真は汚れたダストカバーだけを水拭きした状態です。本体はヤニ&ホコリでかなりの汚さ。

推測したとおりでターンテーブルは問題なく回転しました。電源スイッチと回転数切替スイッチは押し込まれたまま戻りません。これはこの機種共通の不具合で、本体を分解してからスイッチメカ部を何度か動かして固着を取ったり注油したりすれば解消できます。

トーンアーム駆動用ゴムベルトは伸びていませんでしたので、プーリーとゴムベルトだけクリーニングしました。駆動ギアの油切れもなくトーンアームの動きはスムーズです。レコードに降下する位置がずれていたので調整ネジで再調整。トーンアームのガタツキはこれまでのものより少し多め。でも問題にする程ではないでしょう。

というわけで、クリーニングしただけで十分実用品です。

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PL-380とPL-380Aの違いはモーター以外ではダストカバー側の蝶番がネジ止め式ではなくはめ込み式になったことくらいしかありませんでした。方式が異なるモーターの外観も前の物とほとんど同じです。本体や制御基板やトーンアームなどは同じ物だと思います。重量の違いは実態に合わせた結果減ったのでしょう。PL-380とPL-380Aを体重計で実測したら重量は共に約10kgでした。

2台使用しているPL-380の1台をこのPL-380Aに置き換えることにしました。モーターはこちらの方が優秀なはずですから。トーンアームはこれまで使用していたPL-380のガタツキが少ない物とベースごと交換。全く問題なく交換できて動作しました。ラックに設置。

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PL-380とPL-380Aの音の違いは?私には分かりません。これまで使っていたPL-380はヤフオクでリサイクルすることに。付属していたカートリッジPC-200とヘッドシェルはヤフオクへ。PL-380A落札価格+送料分くらいの価格で落札されました。ということで今回もまたほぼただで入手できました(笑)。

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ウルトラC針を聴いてみました。

ヘッドシェルがほしくて落札したものに付いてきたカートリッジを聴いてみました。型式不明のカートリッジだったのですが私の調査力によって型式が判明。東芝オーレックスのC-280Mです。

このカートリッジの針は東芝とナガオカが共同開発したウルトラC針です。まだ聴いたことがなかったので聴いてみることにしました。ウルトラC針というのはダイヤほど固くないサファイアの針です。カットする方向を工夫するなどしてダイヤ並の寿命を持つとかというもの。素材はダイヤより安いので交換針の価格が安いです。

ヤフオクで500円の新古針N-280Cを入手しました。ベスタクスのヘッドシェルにセットアップしました。シェルリード線はいつものPCOCC。

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針は接合型でダイヤよりは大きなチップになっています。サファイアチップはレモン色。サファイアというと青色を想像しがちですが様々な色があるようです。研磨してある部分が白色に見えるのは光の屈折の加減でしょう。

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いつもの比較試聴をしてみました。2枚のリー・リトナー『オン・ザ・ライン』(ダイレクトカットディスク)を2台のレコードプレーヤーで同時にかけて、自作フォノイコライザーの入力セレクタで瞬時切替試聴。比較の相手はリファレンスZ-1E。

左 : ビクター Z-1E(針:アーピス現行楕円針DT-Z1E)
右 : 東芝オーレックス C-280M(針:東芝ナガオカ純正丸針N-280C)

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出力はZ-1Eより小さいです。丸針の割には高音が出ています。低音は出ていますが少し緩くて軽いです。爽やかな高音で最初は良い感じに聴こえたのですが・・・。中音が薄くて密度感が足りないように聴こえます。う~む、私の嫌いな軽薄な音です。チェックレコードのトレースと松田聖子のサ行は程々でした。

これまでたくさん聴いてきた経験で、これは本体よりは針の音だと思います。ウルトラC針は私的にN.G.でした。残念! 終了~っ(笑)。 C-280Mも音質を云々するようなカートリッジではないです。気楽にレコードが聴ければ良いという類の物。

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ホンダの2015年F1エンジンがカッコ良過ぎる!

今回はこのブログ始まって以来初めてのネタ。

ひょんなことから見つけました。

ホンダが2015年からF1に再参戦することを。

最近はF1に全く興味がなかったので知りませんでした。

フジテレビで古館アナがF1の実況中継をしている頃はよく見ていました。

今宮さん、川井ちゃん、森脇さん・・・、懐かしい。

振り向けばブーツェン、中島納豆走法、荒法師マンセル、・・・。

そこからF1ターミネーターシューマッハが活躍した頃まで見ました。

もちろん音速の貴公子セナの悲劇はリアルタイムで中継を見ていました。

合掌。

ライドハイトに特化したリアクティブサスの効果、凄かったんですけど・・・。

エイドリアン・ニューウェイの空力デザインが最大の効果を発揮しました。

車載カメラが映す路面に吸い付くような走りに驚愕!

でもレギュレーション変更で禁止ですよ。強過ぎたんです。

セナの悲劇が起きました。

で、ホンダの2015年F1エンジン。

http://content-mcdn.caranddriver.gr/filesystem/images/20141009/low/newego_LARGE_t_77761_270360.JPG

これカッコ良過ぎでしょ!!

良く見るとターボチャージャーらしきものが付いています。

またターボを使って良いことになっていたとは知りませんでした。

2014年から1.6リッターV6ターボエンジンが使われているんですね。

その昔、1.5リッターV6ターボエンジンでとんでもない強さを誇ったホンダ。

コンパクトなエンジンから1000馬力以上を叩き出し無敵の強さでした。

http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/4/4b/Honda_RA168E_engine_rear_Honda_Collection_Hall.jpg

これもカッコいいですよね!

メカフェチの私にはたまらないものがあります。

ポップオフバルブが付いていますね。

あまりの強さ故にその後ターボエンジは使えなくなってしまいました。

軽量コンパクトなエンジンは安全面で優良だったんですけどね。

上記のとおりホンダ潰しでレギュレーション変更。

でもNAになってからのホンダV10エンジンがまた強かったのです(笑)。

昔V6ターボエンジンを乗せ無敵の強さを誇ったのがマクラーレンMP4/4。

マクラーレンホンダと言えば鈴鹿でのセナ/プロ対決とか凄かったですよね。

2015年、ホンダエンジンはマクラーレンで復帰します。

そのエンジンを乗せるのがMP4/30。

”30”ですとっ! もうそんなになるんですか。ビックリ。

F1エンジン、究極の機能美!!!

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