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USB-DAC UD-301を使用してみて

ティアックのUSB-DAC UD-301を使用してそろそろ1ヵ月が経ちますので使用した感想を書きたいと思います。

まずCDプレーヤーCD-H750からのデジタル出力をUD-301でDA変換した音は、CDプレーヤー単体の音と明らかな差があります。素直でクリヤな音になります。以前オンキョーのDAコンバーターDAC-1000を使用していた時の中島美嘉のきれいな声が戻って来ました。バックに被さるストリングスの音もきれいです。これならクラシックを文句なく聴けるレベル。

やっぱりDAC-ICが最新の低歪みのものは違いますね。デジタルの角がとれてアナログに近くなります。古いDAC-ICのCDプレーヤーの音を聴いてCDの音はダメだと言っている人は最新のDACを聴いてみるべきです。デジタルの音は日々進化していることが分かるでしょう。デジタルは新しいものが良いのです。UD-301は高価な機種ではありませんがきちんとハイファイな音を出してくれます。

アップコンバート機能の音質について。アップコンバート機能はサンプリング周波数を2倍または4倍にする機能です。以前使っていたDAC-1000にも同機能があり、使用した印象は同じものになりました。サンプリング周波数を上げるほど高音が素直になって大人しくなります。なので元々のCDの適度なメリハリある音が気に入っている人には物足りない感じがすると思います。私はアップコンバートしない適度なメリハリある音の方が好きだったりします。

パソコンのオーディオプレーヤー(再生ソフト)は最初使い慣れた「foobar2000」を使っていましたが、ティアックが無料配布している「HR Audio Player」も使ってみました。

P49

シンプルな機能なので使いこなすうえで難しいところはありません。foobar2000にはなかった時間のデジタル表示があるので便利です。時間表示のオレンジ色が昔使っていたティアックのCDプレーヤーVRDS-25xsを思い出させます。再生関係のボタンの配置は現在使用中のCD-H750と同じなので馴染みやすいです。

foobar2000とHR Audio Playerでは再生方式が少し異なっています。ドライバーを24bit/192KHzに設定しておけば、foobar2000の場合は音楽ファイルが44.1KHz、88.2KHz、192KHzと違っていても全て192KHzで送り出します。なのでUD-301には全て192KHzと表示されます。

P50

一方HR Audio Playerでは44.1KHz、88.2KHz、192KHzと違った場合、それぞれの周波数のまま送り出します。下の写真は44.1KHzの音楽ファイルを再生している場合で44.1KHzと表示されます。アップコンバート×4機能もONにしているので4倍の周波数176.4KHzも同時に点灯します。

P51

それぞれの音も異なります。foobar2000は軽快な少し高音寄りの音。HR Audio Playerはもう少し中低域が充実した厚めの音です。私はどちらかと言えばHR Audio Playerの音の方が好みで、上記のとおりアップコンバートしない方が良いです。DA-301はオーディオプレーヤーの違いを明確に出します。

使わないヘッドホンアンプの音はどうでしょう。UD-301の音は低音が良く出て中高音は大人しめに聴こえます。私が常用しているぺるけ氏設計の自作ヘッドホンアンプに比べると中高音の色艶がないように感じます。派手さのないまじめな音だと思います。私が前に使用したことがあるオーディオテクニカのAT-HA21のように華やかでメリハリが強い音(私は聴いていて疲れる)が好きな人にとって、UD-301のヘッドホンアンプの音は地味で冴えない音に聴こえるでしょう。

UD-301のヘッドホンの音がダメだと言っている人は、最近のポップスのやたらメリハリある音が良いと言っている人達なのだろうと推測します。それは自然で素直な音の良さを知らない人達でもあるのだろうと思います。食べ物で言えばファストフードの濃い味しかしらない人達。和食の繊細な旨味の良さを知らない人達です。最近「食育」という言葉をよく耳にしますが、「聴育」も必要なのではないかと思う今日この頃です。

UD-301は私にとって必要十分な性能と音を持ったDAコンバータです。

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コメント

お邪魔いたします。
●私もほぼ同じ頃UD-301を買いました。
私のブログにはまず本機の「設置編」を書きましたが、約40日間聴いてみての感想は、貴ブログと殆ど同じで、何か嬉しくなりました。

宜しかったら、私のブログもご覧下さい。
(コメントを頂ければ幸いです)

投稿: シェルティーのパパ | 2015年2月10日 (火) 23時24分

シェルティーのパパさん
こんばんは。
コメントありがとうございます。
聴いた感想がほとんど同じというのは奇遇です。
オーディオって同じ機種を使っていてもその印象は千差万別というのが普通だと思うからです。
お互い同じような感性を持っているのかもしれませんね。
私も嬉しいです。
ブログを見させていただきました。
オーディオライフ楽しそうですね。

投稿: いっき | 2015年2月11日 (水) 00時18分

いっき 様

再度お邪魔いたします。
私のブログへのコメント、ありがとうございました。

●「DSDリアルタイム変換再生」に関してですが、私の愛聴CD(カーメン・マックレーのJAZZヴォーカル「ANY OLD TIME」<DENON>)のヴォーカルが激変しました。
CD再生では、彼女の声がハッキリ・クッキリ過ぎて聴き疲れするし、「生で聴く人の歌声って、こんなにカミソリみたいではないハズ」との不満がありました。
●このCDをDSDに同時変換しながら聴くと実に生々しく、聴き疲れは皆無です。最初の印象は「音が少し大人しくなったかな」という感じでしたが、聴きこむと音は細部まで描写されていて、決して甘くなったわけではないのが分かります。
UD-301のアップコンバート再生とも比較しましたが、DSDは「別次元の音」というのが私の感想です。
これはお試しになる価値があると思います。

※ご存知かも知れませんが、UD-301でFoobar2000によるDSDリアルタイム変換再生は十分可能です。
ネットでドライバを数点インストールして、Foobar2000の設定を変えるだけです。
<ご参考URL>
http://www.nihongoka.com/2013/03/03/dsd%E3%83%8D%E3%82%A4%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%96%E5%86%8D%E7%94%9Ffoobar2000%E3%81%A7asio-2-1%E7%B7%A8/


http://teizan.blogspot.jp/2014/03/pcfoobar2000cddsd.html


投稿: シェルティーのパパ | 2015年2月11日 (水) 10時37分

シェルティーのパパ様
こんばんは。
DSDネイティブ再生の印象を教えていただきありがとうございます。
非常に参考になります。
近いうちに私もDSDネイティブ再生にトライしたいと思います。
Foobar2000での再生方法に関するサイトを教えていただきありがとうございます。
ティアックのプレーヤーでも再生できるはずなのでまずはそこから始めたいと思います。

投稿: いっき | 2015年2月11日 (水) 17時59分

いっき 様

コメントありがとうございます。
●ご疑問や、何かお役に立つことがあれば、いつでもご遠慮なく、私のメールアドレス(ウェブ上非開示)へのご連絡か、私のブログへコメントをお願いします。

※仰るとおり、「TEACの再生ソフト」はDSD音源(.dsfファイルなど)のネイティブ再生は可能ですが、「DSDリアルタイム変換再生」(手持ちのCDを、PCドライブで再生しながらDSDに変換・再生する)は出来ないと理解していました。
もし、それが可能になったら、是非ご教示下さい。

投稿: シェルティーのパパ | 2015年2月11日 (水) 19時30分

シェルティーのパパ様
私の勘違いです。
DSDネイティブ再生ではなく、CDのDSDリアルタイム変換再生なのですね。
そううちトライしてみたいと思います。
分からないことがあるようでしたら連絡orコメントさせていただきます。

投稿: いっき | 2015年2月11日 (水) 21時06分

私も聴育が必要なのかもしれません。
メリハリのある音を好みます。ドンシャリの音が
好きなので、オーテクのヘッドホンでソリッドベース
みたいな音が好きです。しかし、ボーカルに厚みがある音も好きです。
このUD-301は低価格?でありながら、コスパが良さそうなので
是非、買ってみたいです。

投稿: chiakoh1977 | 2015年10月21日 (水) 21時00分

chiakoh1977さん
こんばんは。
音の好みは人それぞれでしょうから、
ドンシャリ好きでも良いのではないでしょうか。
UD-301はナチュラルな音ですよ。
ドンシャリ好みの人に合う音ではないと思います。
私はそのナチュラルな音が気に入っています。

投稿: いっき | 2015年10月22日 (木) 23時02分

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