« 2014年11月 | トップページ | 2015年1月 »

2014年12月

1年間お世話になりました。

拙ブログをお読みいただいた皆様。

1年間どうもありがとうございました。

来年もこんな調子でやっていきます。

来年はジャズブログらしくジャズネタを増やしたいです。

変わぬご愛顧を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

良いお年を!

来年早々に出る2枚の新譜が気になっています。

クリス・ポッター『イマジナリー・シティーズ』

ECM2作目。

アンダーグラウンド・オーケストラによるアルバム。

ワクワク!

ビジェイ・アイヤ『ブレイク・スタッフ』

こちらもECM2作目。

今度はトリオです。

このトリオの演奏が好きです。

ECMカラーが入るとどうなるのか。

とても楽しみです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)
|

正確な表現力が魅力のカートリッジです。

今年書けなかったジャズ新譜は年が明けてから順次紹介していきます。

先日入手した針ATN-150MLXの比較試聴をしたので報告します。2枚のリー・リトナー『オン・ザ・ライン』(ダイレクトカットディスク)を2台のレコードプレーヤーで同時にかけて、自作フォノイコライザーの入力セレクタで瞬時切替試聴。比較の相手はリファレンスZ-1E。

左 : ビクター Z-1E(針:アーピス現行楕円針DT-Z1E)
右 : オーディオテクニカ AT150E(針:現行マイクロリニア針ATN-150MLX)

P42

本体はAT150Eですが音はほとんど針で決まってしまうと思いますのでAT150MLXとして表記します。AT150MLXは巻き線がPCOCCなのに対してAT150Eは普通の銅です。

出力はAT150MLXの方が少し小さいです。高音はAT150MLXの方が良く出ますがAT150Eほど強くありません。高音が良く出るので細かい音が聴き取れて解像度は高いと言えるでしょう。全体的な響きはZ-1Eほど明るくなく少し落ち着いていて余分な脚色がないように聴こえます。チャンネルセパレーションが良いです。この辺りは金蒸着によってダンプしたボロンカンチレバーとマイクロリニア針の効果によるのだろうと思います。高音が出る割には低音も良く出ているので帯域バランスは良いです。中音もしっかり出ているのでドンシャリな音ではありません。レコードの音溝を忠実にトレースする正確な表現力があるように思います。

松田聖子のサ行は優秀でさすがマイクロリニア針だと思います。チェックレコードのトレースも安定しています。トレースが厳しいレコードを何枚か聴いたところ少し神経質な感じがしたので、針圧を標準値1.25gから1.5gにしたら安心して聴けるようになりました。オルトフォンConcorde20のような楽しい音ではありませんが、AT150MLXの脚色なく音を出すモニター調も魅力があると思います。いかにも日本製らしい真面目な音と言えるかもしれません。価格は高いけれどそれに見合ったクオリティです。

現代的な高水準MM型カートリッジとして持っていたいと思いました。

| | コメント (2) | トラックバック (0)
|

オーディオテクニカへの未練が断ち切れず・・・。

値上がりするということで一度は諦めました。
でもとうとう買ってしまいました。
オーディオテクニカのVM型現行最高級カートリッジの針ATN-150MLX
この針の音がやっぱり聴いてみたい!

オーディオテクニカのVM型はたくさん聴きました。
でもお気に入りの音には出会えず、私との相性の悪さを感じていました。
もうオーディオテクニカのVM型カートリッジを入手するのはやめようと思いました。
それでもAT150MLXは気に入るかもしれず・・・。
気になってしかたありませんでした。

まずはAT150E本体をヤフオクで入手。
どうせだめだろうと思って入札したら・・・、まさかの安値で終了。
送料も含めて1450円!!
時々あるんですよね。こういうことが。
ヘッドシェル付で針折れのAT150E
少々汚れていたからというのはあってもかなり安いはず。
これが偶然落せたので針ATN-150MLXを入手する気になりました。

針は未だに旧価格で売っているヨドバシのネットストアで新品を購入。
ポイント還元もあるのでたぶん最安値です。
来年になると値上げしちゃいそうな予感がしたので慌てて注文。

P39_2

写真のAT150Eはクリーニングしてシェルリード線だけ新品に変えた後のものです。
ヘッドシェルはマグネシウム製MS-9。
もちろん何の問題もなく取り付けられます。

P40

ボロンカンチレバーはかなり細くて弱々しい。
その極細カンチレバーは金メッキされていて高級感あり。
スタイラス(針先)は無垢のダイヤで極小。
根元にたっぷり接着剤が盛られています。

肝心の音はどうなんでしょう?
高音がきれいでシンバルの金属感が良いです。
さすがは最高級グレード。
でもAT150Eのようにシャリついてはいないみたい。
意外と低音が豊に出ます。
安心して聴いていられるバランスの良い音。
今のところはこんな感じです。

P41
汚れはそれほど気にならない程度。
今度こそ気に入ることができるか?
しばらく様子を見ないと判断できません。
比較試聴はエージングしてから後日。

そっか、ポイント還元分でAT150E本体とヘッドシェルを入手したようなものです。
交換針旧実売価格でAT150MLXの音を入手できたことになりますね。
これはかなりのお買い得!!

| | コメント (0) | トラックバック (0)
|

ベスタクスが破産したとのこと。

私はDJとは縁がないピュアオーディオファンであり、そちらの動向に興味がなかったので、不知火もなれさんのコメントにあった ”「Vestax」が破産手続に入ったよう” を見てビックリしました。

実は私、ベスタクスがDJ用アナログ機器などを作っているメーカーだとは知っていましたが、以前はアメリカのメーカーだと思っていたくらいでした(汗)。しかし廉価MM型カートリッジ探究の中で、ベスタクスのカートリッジがグランツのカートリッジを継承していることを知り、その時日本のメーカーであることも分かって親しみが湧いていました。また私はベスタクスのヘッドシェルを愛用しています。そのベスタクスが破産とは!

ベスタクス破産のニュースはこちら(12月)
http://news.livedoor.com/article/detail/9560054/

DJ業界がCD(デジタル)に押されてレコード(アナログ)が縮小ぎみだというような話も耳にしていましたが、まさかこんなことが起こっているとは知りませんでした。ニュースを読むとベスタクスが破産に至る経緯は日本経済減速の経緯そのままだと分かります。

その下の方を見ると ”Pioneerが世界シェア7割を誇るDJ機器事業を売却” があります。

そのニュースはこちら(9月)
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKBN0HB0LL20140916

そのパイオニアはDJ向けレコードプレーヤーを販売開始したりしていました(7月)
http://japanese.engadget.com/2014/07/18/30-plx-1000-dj-dd/
このレコードプレーヤー、テクニクスSL-1200のOEM品であることは一目瞭然。

”30年前のパイオニア製レコードプレーヤーというよりは、テクニクスの SL-1200 に似通ったものとなっています。おそらくは、いまだ多くの DJ が SL-1200 でのプレイに慣れており、「クラブシーンで求められる操作性」を実現したためと思われます。”

なんて書いてありますが、まあそれは大人の事情があるからで、実のところは今更レコードプレーヤーを1から作るような投資をする企業はありませんのでテクニクスのOEMという現実的な選択をして、更に外形を変えるとなると新しく金型を起こさなければならず、それすら投資を惜しんだというのが本当のところでしょう。まあそれでもパイオニアなりのカスタマイズは少ししているようなので意地は感じます。

裏読みすると、ベスタクスが危ないという情報が流れ、ベスタクスがいなくなることによってDJレコードプレーヤー市場に他のメーカーが入る余地が生まれると踏んで、パイオニアがDJレコードプレーヤーを市場投入したのかもしれません。

ニュースを読んで思うところがあります。

パイオニアはレコードではなくCDを使ったDJ機器を主体として世界シェアの6割強を占めるに至っていたということ。その陰でベスタクスのレコード主体のDJ機器の衰退があったのだろうと想像できます。レコードプレーヤーなどのアナログ機器はどこでも作れる技術なので中国製などの安価な製品との価格競争に負けていくことになる一方、CDJなどデジタル機器はまだパイオニアに技術的優位があり、対抗できるメーカーが出て来なかったということではないかと推測します。

しかし最近アナログレコードの復権があり、こちらでもシェアを確保しようとなるとかなりの投資が必要になり、その将来性に不安(一過性の可能性は拭いきれないと私は思っていますが、似たような危惧を抱いているのではないか、いやっCDの方がなくなっちゃうかも?)があり、今売り上げが好調なうちに出来るだけ高く売却しようという魂胆ではないかと想像します。今後はファンドが経営するので業界の動向には敏感に対応するでしょうし、儲からないとなればバッサリ切り捨てられるでしょう。

パイオニアの記事の中には ”すでにパイオニアは、来年3月に音響・映像(AV)機器事業をオンキヨーに統合するとともに、オンキョー本体に14.95%を出資することで基本合意している。” ともあります。

こちらはデジタルオーディオ(ハイレゾ音源配信も含め)に積極的な展開をするオンキョーに未来を託すということなのでしょう。パイオニアもSACDプレーヤーなどを他社より安く販売する戦略の限界を感じていたのかもしれません。私も最近のオンキョーのオーディオに対する姿勢には共感しています。今後はこういう展開(ライフスタイルの変化に合わせたもの)で生き残りを図る方が良いと思うからです。ティアックも似たような展開を進めていてオンキョーの配信サイトとの連携をしていくようです。ちなみにティアックの製品はオンキョーダイレクト(オンラインストア)で買えます。

こうなるとデノン/マランツ連合のSACDプレーヤーに頼ったオーディオは今後ヤバくなるのではないかと推測します。SACDは完全にこけちゃったわけですし(言い出しっぺのソニーも今はね・・・、ハイエンドオンリーメディアとしてはまだ生き伸びているみたい)、相変わらず目先をちょっと変えたような新製品を市場に投入することで売り上げを確保しようという戦略だけでは先細りでしょう。デジタルアンプへの対応も遅れています。ネットワークプレーヤーやUSB-DACをラインナップに加えれば良いというものではないはずなので、デジタルオーディオに今後どう取り組んでいくのか見ものです。

テクニクスブランドが復活したというニュースもありました(9月)
http://www.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/1409/30/news052.html
女性ジャズピアニストが統括ディレクターっていうのが今時。

こちらはもうハイレゾ音源配信を前提にしています。過去にCDプレーヤーのDA変換で1ビット方式(MASH)を打ち出したテクニクスらしく、今度は「JENO」なんて言ってます(笑)。デジタルアンプでもスピーカーのインピーダンス特性に影響されるなんて言っていて、この発想が懐かしいです(かつてトリオのΣドライブなんてのがありました)。「同軸平板2Wayユニット」も超懐かしい。

もうテクニクスブランドでレコードプレーヤーを出したりしないでしょう。OEMでやっていけば良いのですから。ご存知のとおりデノン/マランツ連合のレコードプレーヤーはパナソニックのOEMです。それに上記のパイオニアでも販売してくれます。オンキョーもパナソニックのOEMレコードプレーヤーを来年早々発売します。今更レコードプレーヤーを1から作る企業なんてないですよね。

面白みのなかったオーディオ業界の今後の動向が気になってきました。

| | コメント (2) | トラックバック (0)
|

こんなものも落としてみたりして

ジャズネタを期待している皆様には大変申し訳ありません。最近またオーディオネタばかりになってしまっています。で、今日もオーディオ。

ナガオカのDJ用カートリッジDJ-03HDをヤフオクで落としてみました。なんでこれがほしかったのかというとヘッドシェルがほしかったからです。今、ナガオカのカートリッジMP-150はベスタクスのヘッドシェルに取付けているので、これをナガオカのヘッドシェルに交換したかったのです。ナガオカはDJ-03HDもMP-150も同じヘッドシェルに取付けて販売しています。

もちろん私のことですから、DJ-03HDがヘッドシェル価格だったから落したのです。この出品がちょっと不思議で、購入してほとんど使っていないものを安いヘッドシェルと同じくらいの価格で出していました。カンチレバーが少し偏っている(音は問題なく出る)ということでの価格なのでしょうが、私の目当てはヘッドシェルだったので問題なし。出品写真はヘッドシェル付のカートリッジのみでしたが・・・。

開始価格で入札すると、終了日前なのに出品者が落札扱いとしました。カンチレバーが偏っているので高額で落札されるのを恐れたのでしょうか? 私とすればまさにヘッドシェル価格で落札できたのでラッキーでした。DJ-03HDの音も一度聴いてみたかったので好都合です。物が届いてみると写真のとおり元箱に入っていて、もちろんカートリッジスタンドも取説もあるではありませんか! ほとんど新品。凄く得した気分です。

P33

ほしかったのはこのヘッドシェル。これって実はベスタクスのヘッドシェルと同じものです。ベスタクスとの違いはベスタクスマークだけ。同じものを複数メーカーでできるだけ多く販売して、鋳造用金型代の製品上乗せ分を減らそうということなのでしょう。

P34

DJ-03HDはDJユースに堪えるヘビーデューティ設計。カンチレバーは太くしっかりしてい接合ダイヤ針のベースも大きいです。シュアーM44Gと同様に振動系をテンションワイヤーで引っ張ってスリーブ後端に半田付けしてあります。手抜きをしていません。

P35

取り敢えずカートリッジの音を聴いてみることにしました。いつもの比較試聴です。2枚のリー・リトナー『オン・ザ・ライン』(ダイレクトカットディスク)を2台のレコードプレーヤーで同時にかけて、自作フォノイコライザーの入力セレクタで瞬時切替試聴。比較の相手はリファレンスZ-1E。

左 : ビクター Z-1E(針:アーピス現行楕円針DT-Z1E)
右 : ナガオカ DJ-03HD(針:純正丸針JN-03D)

P36

レコードプレーヤーPL-380ではヘッドシェルの上に鉛板を貼らないと4gの針圧がかけられませんでした。DJ-03HDはとにかく音がデカイです。これまで聴いた中で最高レベル。これだけ音が大きいということは発電コイルはかなりたくさん巻いてあるはず。音は比較も何も、DJ-03HDはパンチが効いてメリハリのある音です。出力が大きいカートリッジにありがちなハイ上がりの音で、丸針ですが楕円針より高音は良く聴こえます。バランスの関係で低音は薄く感じられます。とにかく音がハッキリ出るので、ダンスフロアでは音の通りがさぞかし良いことでしょう。チェックレコードのトレースは問題なく、松田聖子のサ行もざらつきませんでした。こういうトレース性能はさすがナガオカ。

音が分かったのでヘッドシェルをMP-150の方に取付けてみました。黒色の方が落ち着くんですけれど、元々取り付けていた銀色の方が色合いとしてはしっくりくるような気がします。

P38

ここで問題発生。このヘッドシェル、かなり前下がりです。なぜこうなるかというとヘッドシェルの折り曲げ角度が90度ではなく90度より鋭角だからです。ちなみにベスタクスのヘッドシェルも少し前下がりでした。これではカートリッジの垂直トラッキング角が変わってしまいます。音に影響するかよく分からないのですが見ていて気になります。精神衛生上よろしくありません。参りました。このヘッドシェル品質管理に問題ありかも。

で、結局ヘッドシェルは使わないことにしました。こうなるとヘッドシェルは元通りDJ-03HDに取付けてヤフオクでリサイクルすることに。ところで少し偏っているはずだったカンチレバー、私にはどう見ても偏っているようには見えませんでした。一体あれは何だったのでしょう? 出品者は物凄く神経質なのか? ということで今回はDJ-03HDの音を確認できて良かったという結論になりました。

このカートリッジは結構高いのです。

| | コメント (4) | トラックバック (0)
|

我が家に少し早いクリスマスプレゼントが届きました。

最近カートリッジの話ばかりなので、デジタルオーディオにはすっかり興味がなくなったとお思いでしょ? NO!です。実はデジタルオーディオの方も密かに計画が進んでいたのです。今日少し早いクリスマスプレゼントとしてティアックのUD-301が届きました。USB-DACです。一度はいらないと言って我が家から去って行った機器。最近はUSB-DACと言うよりヘッドホンアンプのジャンルに入っています。ヘッドホンアンプの中にUSB-DACが入っている感じです。

それだけパソコンとヘッドホンで音楽を楽しんでいる人が増え、一般オーディオファンの主流はむしろこちらになりつつあるのではないかという感じさえします。少なくも若者の主流はこちらです。アナログ、レコード、大掛かりなオーディオ装置は中高年の趣味。私は両刀使いで行こうと思っています。PC(パソコン)オーディオもすっかり定着した今日この頃。

なぜ一度は処分したUSB-DACを再導入したかというと、今回は前回の目的とちょっと違うところにあります。前回はCDプレーヤーの音を最新にしたいというのと、PCオーディオ(ハイレゾ音源試聴)に興味があったから導入しました。ハイレゾ音源の良さは既に体験済。でも聴きたいハイレゾ音源があまりなかったり、オーディオを縮小したくてUSB-DACを手放すことになったのです。

今回のUSB-DAC導入目的はCDメディアの量を縮小したいからです。今あるCDはリッピングしてハードディスクに入れちゃいます。そしてCDは処分します。これまで持っていた1600枚強のジャズ/フュージョンCDは既に整理して(リッピングせず買取りへ)1000枚くらいに減らしました。これらを順次リッピングします。ほんとにCDの置き場には困っていたのでこれで一挙に解決。ただし今年買ったCDだけは手元に残すつもりです。これも広い意味でオーディオの縮小でしょう。

なぜUD-301にしたかというと、CDプレーヤーと同じメーカーで統一したかったのと、最新のDSD(ダイレクト・ストリーム・デジタル)音源に対応しているのと、価格が手頃だったからです。ネット上の評判もそこそこ良いですしね。届いたものを見ると思ったより小型で高級感があります。

P29

アルミの筐体がスマートです。パソコン周辺機器ではなくオーディオ機器としての佇まいが良いです。いらないヘッドホンアンプのボリュームが邪魔ですがしかたありません。ヘッドホンアンプの音質がいまいちという評判も見かけますが私は使わないので問題なし。

ちなみにDAC-ICはバーブラウンのPCM1795で、前に使ったオンキョーのDAC-1000に搭載されていたものと同じです。DAC-ICを左右各チャンネルに1個ずつ使ったデュアルモノーラル構成というものDAC-1000と同じです。内部はDAC-1000ほどではないけれどしっかり物量が投入されています。オペアンプはオーディオ用として評判が良いミューズです。

CDプレーヤーの上に乗せました。デザインコンセプトは少し異なりますが統一感はあります。上に武骨な鉛延べ板が乗っていてスマートなデザインが台無しですよね。でもこうしないと気が済まないのです(笑)。今年のノーベル物理学賞で話題沸騰の青色LEDがお洒落。

P30

まずはCDを試聴。写真では44.1KHzで動作中ですが、2倍、4倍のアップコンバートができます。アップコンバートの効果の程はまだ確認していません。CDプレーヤーで聴くよりUD-301でDA変換する方が素直できれいな音です。基本的にTEACの音なので特に違和感は感じません。私には十分なクオリティ。CDプレーヤーはトランスポートとしてこれからは働きます。毎度言っていますがデジタルは新しいものが良いのです。

そしてパソコンに接続。接続前にパソコンへドライバーをダウンロードしておかないと上手く動作しないようなので要注意取説に明記されていますが、取説を読まずにパソコンにつないじゃうような人は気を付けて下さいね。ドライバーのダウンロードはTEACのホームページから可能。ダウンローダーと一緒に取説がダウンロードされるので、取説を読みながらドライバーをダウンロードして設定することをお勧めします。特に難しいところはありません。

P31

前回は戸惑いましたが今回はドライバーを指定どおり192KHzに設定しておいたので、192KHzで問題なく接続できました。USB-DACは一度体験済みなので、今回はここまでスムーズに進みました。再生ソフト(オーディオプレーヤー)は「foobar2000」。ティアックのオーディオプレーヤーもありますが、まずは使い慣れたオーディオプレーヤーを使用。リッピングしたCDを問題なく再生できました。私は全てWAVファイルに変換しています。私にはCDとリッピングファイルとの有意差は感じ取れません。

で、早速このアルバムを試聴。以前買ったドナルド・フェイゲン『サンケン・コンドス』のハイレゾ音源です。

P32

実は前回USB-DACを処分した後、ハイレゾ音源が聴けなくなったのでCDを買ったのです。でも音がハイ上がり気味で気になっていました。なのでハイレゾ音源とCD(4倍アップコンバート)を比較試聴。差は明白です。ハイレゾ音源の素直で深みがある音に対してCDは何とチャラチャラした音か!

そのうちDSD音源にもトライしてみましょう。パット・メセニー『KIN(←→)』のハイレゾ音源を買っちゃおうかな~。スガダイロートリオ『刃文』のハイレゾ音源もあるんですよね~。

| | コメント (4) | トラックバック (0)
|

廉価カートリッジならではの音作り

エージング試聴をしていればカートリッジのキャラクターはだいたい分かってしまうのですが、一応再確認の意味でオルトフォンOmegaの比較試聴をしました。2枚のリー・リトナー『オン・ザ・ライン』(ダイレクトカットディスク)を2台のレコードプレーヤーで同時にかけて、自作フォノイコライザーの入力セレクタで瞬時切替試聴。比較の相手はリファレンスZ-1E。

左 : ビクター Z-1E(針:アーピス現行楕円針DT-Z1E)
右 : オルトフォン Omega(針:純正楕円針)

P27

出力はOmegaの方が小さいです。かなり小さい部類に属します。音量を揃えればこの2個は良く似た音です。帯域バランスもほぼ同じ。全く同じというのではなく、Z-1Eの音を少し粗くして騒がしくしたようなのがOmega。とても元気良く鳴るけれど奥行や広がりのある表現は苦手だと思います。今まで聴いた中で同傾向の音はシュアーM44G、コロムビアJM-20、オーディオテクニカAT100E。これらと共通でOmegaもトレースが少し悪いです。

トレースが悪いと言ってもチェックレコードのトレースは問題なく、松田聖子のサ行もザラつきません。ピアノの強打など特に厳しい極一部の箇所で歪が出るという程度。トレース性能はAT100Eに近いように思います。トレース性能を少々犠牲にしても元気良く逞しく鳴らすという廉価品ならではの音作りがされているのがOmega。オルトフォンならではの音は、強いてい言えば上記の機種の中では音に少し潤い(情緒)があるところか?

50、60年代のジャズを聴くのに良いです。ロックやポップスをザックリ鳴らすのにも向いているでしょう。ただしクラシックの弦のきれいなハーモニーやボーカルの繊細な雰囲気を聴く音ではないと思います。こういう音のカートリッジを1つくらいは持っていても良いのではないでしょうか。私ならサ行の歪がどうしても気になるM44GよりはOmega(ただし出力は小さい)を選びます。価格からしてもこれでしょう。楕円針なので高音が良く出ます。

ネット上にもありましたが、買ってから音が落ち着くまでに少々時間がかかるように思います。私の感じではLPを20面くらい聴かないとダメみたいです。100倍顕微鏡でスタイラス(針先)を見ると、円錐の前後を平面にカットした普通の楕円針であることがわかります。この低価格ですからもちろん接合ダイヤ。

価格が価格なので交換針は用意されていないようです。針がダメになったらカートリッジごと交換。ただし針の部分は交換できるようになっています。針を外して確認しましたがVMS(MI)型ではなくMM型です。写真のようにリングマグネットはなくカンチレバーの後ろにマグネットが付いています。本体側にはオルトフォンならではの丸いポールピースが4つあります。

P28

試しにConcorde 20の針を挿そうとしたら嵌合部が太くて挿せませんでした。多分現行のDJ用交換針は挿せるのではないかと思います。他の交換針を挿して楽しむこともできるでしょう。OM 5E用交換針(多分挿せます)を日本で売っていれば買って聴くのですが残念ながら売っていません。まあでもOmegaの少し上位の音を求めるならば、私はZ-1Eがあるのでこれを聴けば良いわけです。針の供給も今のところ心配ないですしね。

Omegaだけで現行オルトフォンMM型カートリッジの特徴を判断することはできませんが、やはり今時のクリヤな音なのではないかと推測します。オーディオ的ハイファイ音がほしいなら、価格は少々高くても2Mシリーズを買った方が良さそうです。

| | コメント (2) | トラックバック (0)
|

オルトフォンの現行MM型ってどうなの?

先日入手したオルトフォンのConcorde 20が気に入ったので、やっぱり現行品が聴いてみたくなりました。でもあまりお金をかけたくありません。そんな私にピッタリのカートリッジがありました。Omegaです。ネットを検索するとその安さに驚きます。私の馴染みの通販で買えるので好都合。サウンドハウスで税込ほぼ3000円也。最近値上がりするカートリッジの価格からすれば交換針の価格でカートリッジが買えてしまいます。円高の頃はもっと安く買えたようです。

こんな安いカートリッジでまともな音が出るのでしょうか? ネット上の評判は上々です。日本には輸入されていないOM 5Eと同等と書いている人がいますが、その下のOM 3Eの普及版と考えたほうが良さそうです。違いは周波数特性。OM 5E、OM 3E、Omegaと下がるに連れて最高周波数が下がってきます。Omegaにはトラッキングアビリティ(トレース能力)の表示がないのですが多分その性能も落としてあると思います。

オルトフォンのホームページ:http://ortofon.com/hifi/products/cartridges

ここにOmegaはありません。私としてはオルトフォンジャパンにOM 5EとOM 3Eを正規輸入販売してほしいところです。抜群のコストパフォーマンスになることは間違いありません。いやっ、正規輸入すると高くなっちゃうかも? なんでこんなに安いのかと言えば量産効果なのでしょう。DJ用カートリッジとも同じ形状なので世界規模市場で大量生産でき、成型用精密金型の高額な原版代が1個に割り振られる金額はかなり下がるはずだからです。材料だって大量に仕入れることで安くできます。

届いたものを見ると、あらまっ! カートリッジがホルダーから外れてケースの中で転がっていました(笑)。スタイラスカバーが付いているのでスタイラスとカンチレバーに支障なし。こんな値段なのでわざわざ返品して交換してもらうことでもないでしょう。

P23

取付けネジも入っています。取説はもちろん英語など。カートリッジの仕様は箱の一部に印刷されています。

P24

安いからと言って粗雑な作りではありません。きちんと成型されバリが付いているようなこともなくきれいに仕上げられています。出力端子は金メッキで、重量をかせぐためにベース部に埋め込まれている金属も金メッキ仕上げです。

P25

以前購入したオルトフォンのヘッドシェルに取付けました。グレーの本体はシックな感じでそれほど安っぽくありません。本体が軽いので錘のスペーサーを挟もうと思っていましたが、このままでもギリギリバランスが取れて針圧がかけられました。高さはConcordeより低いのでトーンアームを下げる必要があります。このデザイン、私は嫌いではありません。金属筐体のPL-380にはむしろマッチしている感じです。

P26

いつものように最初にGJTの『チャプターⅡ』を聴いてみると、安物だからダメというような音ではないです。卸したてなのでしばらくエージングしないと音の判断はできません。数枚聴いた感じではピュアオーディオの音とはちょっと違うかも?

| | コメント (0) | トラックバック (0)
|

Concorde 20 の音が好きです!

先日入手したオルトフォンのConcorde(コンコルド)20、これは好きな音です。さすがはオルトフォン、音ではなくて音楽を奏でてくれます。

オルトフォンのカートリッジが聴いてみたい気持ちが高まる中、これがヤフオクに出てきました。同時に現行品2M Blueもリーズナブルな価格で出ていて(出品者は異なる)、どちらにするか迷いました。ネット検索すると2M Blueの悪い評判があったり、昔のオルトフォンの音は出ないという指摘もあり、それならばということでConcorde 20の方を選択。まずは昔の音を押さえておこうということです。少々競りましたが使用しての確認をしていないということで高額にはなりませんでした。物は写真を見て大丈夫であろうと判断。

Concordeシリーズは当時その奇抜なデザインに驚きました。コンサバティブだと思っていた老舗オルトフォンからまさかこんな未来的なデザインのカートリッジが出るとは思いませんでしたからね。前に書いたとおり私はVMS-20E MKⅡから国産MC型カートリッジへ行ったので、Concordeをリアルタイムで使うことはありませんでした。

10年位前、当時愛読していたラジオ技術誌にカートリッジ解説の連載記事があり、それを読んだ私はリアルタイムで聴けなかった気になるカートリッジを片っ端から入手したことがありました。その時はConcorde STDを入手。でもあまり真剣に聴かなかったので音は覚えていません。エンパイア、ピカリング、エラック、ADCなどの有名どころは全て持っていたけれど、結局シュアーを残して他はリサイクルしてしまいました。

ConcordeシリーズはオルトフォンVMS型(MI型)カートリッジの最終系(完成形)なので、オルトフォンのMM型系を確認するにはここを押さえておけば十分でしょう。CDが世の中に現れ、普通のオーディオファンが新品レコードを買って楽しんでいた最後の時代のカートリッジ。私はここがMM型カートリッジの頂点だったのだろうと思っています。Concorde 10、20、30とある中の真ん中のランクというのも系列の音を押さえるのに好都合。

Concorde 20は当時のローマス(軽量)化の流れを反映しているので重量はたった6.5gです。普通のカートリッジ自体の重量と同じくらい。なのでトーンアームのバランスウェイトはかなり軽量なものでないとバランスがとれません。私はヘッドシェル接続コネクタのすぐ後ろに鉛の錘を巻いてバランスをとっています。カートリッジがハイコンプライアンスの場合、トーンアームの可動部を重くするとf0(最低共振周波数)が下がり、反りのあるレコードではカートリッジがフラフラして不安定になるのですが、Concorde 20は標準的なコンプライアンスなのでそれはありません。

スタイラス(針先)はファインライン。オルトフォンのラインコンタクト系針です。Concorde 20はアルミのような材質の金属円柱ベースの上にダイヤの円錐が乗っている構造。ダイヤ円錐自体は大きいので普通の接合ダイヤとは性格が異なると思います。コンプライアンスは高くないので振動系をそれほど軽量化していないのだと思います。100倍顕微鏡でダイヤを見ると特殊なカットはしていないように見えるのですが・・・? ネットを検索すると、オルトフォンの場合ファインラインと名乗りながら色々な形状のダイヤが存在するようです。当然それぞれの音は微妙に異なるでしょう。

P20_2

高さが意外と高いので、私が持っている標準的なカートリッジ用のセッティングからトーンアームをかなり上げないと水平がとれません。PL-380はトーンアームとアームリフターとアームレストをそれぞれ別に高さ調整しないといけないのでかなり面倒。1台はこれ専用にしてしまおうかと考えています。オーバーハングは調整できないけれど、私はあまり気にしていないのでO.K.。

さて音質や如何に? いつもの比較試聴をしてみました。2枚のリー・リトナー『オン・ザ・ライン』(ダイレクトカットディスク)を2台のレコードプレーヤーで同時にかけて、自作フォノイコライザーの入力セレクタで瞬時切替試聴。比較の相手はリファレンスZ-1E。

左 : ビクター Z-1E(針:アーピス現行楕円針DT-Z1E)
右 : オルトフォン Concorde 20(針:純正ファインライン針Stylus 20)

P21

出力はZ-1Eより少し小さいです。この2つはかなり近い鳴り方。Concorde 20は明るくて元気な音です。決して安くないカートリッジなのでこの音は意外でした。そうは言ってもZ-1Eが持つ高音の雑味(私は接合針共通の傾向だと思っている)はなく、このあたりはファインライン針の効果だと思います。普通の高音はZ-1Eより少し静かで、その上はZ-1Eよりはっきり出ているのに耳障りではありません。低音は良く出ます。そして何と言っても良いのが中音の潤いと厚み。これが音を音楽として響かせます。全体的には少し柔らかい(プラスチックボディのため?)のが何とも心地良いです。

トレース能力は優秀という程ではないように思いますが必要十分。チェックレコードのトレースはビビりません。松田聖子のサ行は素直。ここにもファインライン針の効果は出ているように思います。

こんな細見の外見に似合わず豊かな音です。解像度とかを意識させない音です。そんなことは聴いているうちにどうでも良くなります。聴いていて楽しい。これにつきます。Concorde 20は私にとって凄く良い音です。すっかり気に入ってしまいました。たぶん現行2M blueではこういう音は出ないんでしょうね。

P22

このデザイン、嫌いではないけれどやはり落ち着きません。今ではDJ用カートリッジとしてこのデザインがすっかり定着してしまいました。トーンアームに巻いたバランス用の錘が格好悪いけれどやむを得ません。

| | コメント (2) | トラックバック (0)
|

これはかなり好みかも?

廉価MM型カートリッジ探究もそろそろ終盤戦。

ここでとうとうオルトフォンです。
しばらく前に落札したFF15Eは1回聴いただけで壊してしまいました(涙)。
今度こそオルトフォンを探究するぞっ!

何を入手したかって?
CONCORDE 20です。廉価品ではありません。

P18

あまりに軽量なカートリッジなので使いにくいです。
私のプレーヤーでバランスを取るにはかなり錘を追加する必要があります。
コンプライアンスがあまり高くないことがせめてもの救い。

P19

レコードを数面聴いた感じでは元気が良く鳴りっぷりが良いです。
予想外の展開。
これはかなり好みの音かも?

詳細は後日。乞うご期待!

| | コメント (4) | トラックバック (0)
|

ビクターカートリッジの針について

気になることがあったので書きます。ビクターカートリッジの針に関する考察です。

ベルトドライプレコードプレーヤー時代のカートリッジにMD-1016があります。私も廉価カートリッジ探究の初期にこれを入手して、最初は良いと思ったけれどその後このクラスの針をいくつか聴くうち、結局魅力を感じなくなってリサイクルしました。私が聴いた針は元々付属していた純正のDT-33SとJICOのDT-33S(楕円針)です。まあ特に気に入らなかったのはそのださいデザインですね(笑)。

さて、このカートリッジには当時ビクターが推進していたディスクリート方式4チャンネルレコード用の針が用意されていました。4DT-5Xと4DT-1Xです。これら2個は価格が異なります。有名な例のサイトでは、最初に4DT-5Xを戦略的に安く売りだし、その後の経済状況などに従って型番を変え4DT-1Xとして値上げしたとなっていました。シバタ針=無垢ダイヤと誤解されるような表現も。

さて下の表をご覧ください。この交換針の表はデーターを主体とした別のサイトにあったものです。http://20cheaddatebase.web.fc2.com/needie/NDVICTOR/needleLIST-VT.html

P16

もうお分かりですよね。針の仕様が異なるから価格が異なるのです。安い4DT-5Xは接合ダイヤモンドのシバタ針で、高い4DT-1Xはダイヤモンドムク(無垢)のシバタ針です。

例のサイトは好きで隅々読んだのですが、廉価カートリッジ探究を続けていくと、いくつか怪しげな記述があってがっかりさせられました。別に責めるつもりはありません。趣味でやっているんですからミスがあってもいたしかたないです。ただそれによって影響を受ける人が少なからずいるということも事実。

上の表に戻りまして、接合ダイヤのシバタ針があることには注意が必要だと思いました。無垢と接合では当然音が異なるからです。私のこれまでの体験から、接合ダイヤ針には共通の傾向があり、それと先日聴いたシバタ針の特色を合わせると、私の好みには合わない音が出て来そうな予感がします。実際に聴いていないのであくまで私の推測の域ではありますが。

ダイレクトドライブ時代の代表的なカートリッジZ-1Sにもシバタ針(4DT-Z1S)がありました。これも純正品は接合ダイヤモンドだったんですね。下表を参照。JICOの現行交換針にもシバタ針がラインナップされていて、これらが無垢ダイヤなのか接合ダイヤなのか私にはよく分かりません。同じシバタ針でも機種によって価格が微妙に異なったりもします。ただそれは単にノブの形状や売れる数の違いで価格を決めている可能性があります。

P17

それからこの表を見るとZ-1Eの純正針は無垢ダイヤなのか接合ダイヤなのか疑問が湧きます。表記があいまいだからです。他の針は”接合”や”ムク”や”ブロック”の記述があるのに、Z-1Eだけは”ダイヤモンド・楕円針”となっています。どっちなのでしょう? 私の推測はこうです。初期ロットが”ムク/ブロック”で、途中のロットから”接合”になったのではないかということです。どちらの仕様も存在するので明確な表現を避けたのではないでしょうか。

しばらく前にヤフオクに出たカートリッジZ-1Eは、針(スタイラス)を拡大した写真はなかったけれど、遠目で見た感じでは接合ダイヤでした。なお価格の6000円からすると接合ダイヤと考える方が妥当のような気がします。接合ダイヤ楕円針のDT-Z1EB 4500円との価格差は、サスペンションワイヤーによる1点支持機構の有無から来ているのではないかと推測します。

何とも細かい話ですが、こういうことが気になってしかたがないのがオーディオマニアってやつです。面倒くさい人ですよね(笑)。

| | コメント (2) | トラックバック (0)
|

溜まっているジャズ新譜紹介

ジャズ新譜紹介が溜まっていて新譜ではなくなってしまっています。

1.マーク・ターナー・カルテット『レイズ・オブ・ヘブン』
  ECMならでは、クールに燃えるターナー&コーエン。

2.ダヴィ・ヴィレージェス『Mboko』
  キャッチーではないがなかなかしっかりした作り。

3.ジェイソン・モラン『オール・ライズ』
  あらまあ、この人までもがブルーノートのフュージョン(商業)路線?

4.マット・ブリューワー『ミソロジー』
  コンテンポラリーな作風、こういうの結構好きです。凄い面子が勢揃い!

5.ザ・バッド・プラス『インエヴィタブル・ウエスタン』
  この人達ならではのサウンド、ちょっと根暗なのが・・・。

6.ジェームズ・ファーム『シティ・フォーク』
  2作目、パット・メセニー的フォーク/カントリー路線。好きなサウンドです。

今年の新譜は今年の内に紹介せねば。

| | コメント (0) | トラックバック (0)
|

ナチュラルな音が魅力です。

針を入手したカートリッジMG-40Xの比較試聴をしました。2枚のリー・リトナー『オン・ザ・ライン』(ダイレクトカットディスク)を2台のレコードプレーヤーで同時にかけて、自作フォノイコライザーの入力セレクタで瞬時切替試聴。比較の相手はリファレンスZ-1E。

左 : ビクター Z-1E(針:アーピス現行楕円針DT-Z1E)
右 : 三洋OTTO MG-40X(針:純正特殊楕円(シバタ)針ST-40DX)

P15

MG-40Xは出力がかなり小さいです。仕様の出力電圧2mVはその数値どおり。ヘッドホンで大き目の音量で聴くと、自作真空管式フォノイコライザーのバルブノイズが無音時には少し気になります。ただし音楽が鳴り出せば気にならないです。もっとSN比が良いフォノイコライザーがほしいところです。

音量を同等にしながら聴くとMG-40Xはナチュラルな音です。これと比較するとZ-1Eは少々派手メイクのように聴こえます。MG-40Xはあくまでナチュラルメイク。Z-1Eのメリハリを適度に抑えた感じがMG-40Xです。高音は上まで伸びていますがきめ細やかで大人しめに聴こえます。この繊細で爽やかに鳴る品の良い高音は廉価カートリッジには出せないでしょう。無垢シバタ針と軽量振動系の効果がここに出ていると思います。

高音の品位が中音域まで続きつつしっかり鳴って低音も意外と出ています。高音が張り出さないのでバランスの関係で低音が出るように聴こえるのでしょう。ナチュラルですけれど味気ないわけではなく、程よい厚みと旨味も持ち合わせているように思います。基本的には落ち着いた音。廉価品やDJ向けの元気が売りの音とは好対照で違いが分かる大人向きの音かも?

70年代前半の少々ガサツなレコードプレーヤーでこのカートリッジの魅力が引き出せたとは到底思えません。まあ当時とすれば4チャンネルカットされたレコードを再生できることに意味があったのでしょう。

松田聖子のサ行はきれいに鳴ります。女性ボーカルの微妙なニュアンス表現は得意だと思います。チェックレコードは問題なくトレース。シバタ針だからクリティカルというようなことはなく、基本事項を押さえてセットすれば特に支障なく鳴るのではないかと思います。

シバタ針はほこりを掻き出すというような話も耳にしますが、私が持っているレコードを20面ほど聴いた限りでは針先にほこりが溜まるようなことはありませんでした。私はレコードのコンディションには気を使っていて、溝にほこりが付着しないように静電気などにも注意しているからかもしれません。シバタ針がほこりを掻き出すような環境で聴いている人に果たしてシバタ針の魅力が分かるのか?私は疑問に思います。

今回初めてシバタ(4チャンネル用)針を聴いて、抱いていた懸念事項:神経質であるとか高音がシャリつくとかは特に感じませんでした。まあカートリッジ自体の個性もあるでしょうから一概には言えないんでしょうね。シャリつくという意味ではオーディオテクニカAT150Eの方が余程シャリつきました。それにしても40年くらい前の物が今も問題なく使えるのは凄いと思います。

出力が小さいところはありますが音質に関しては結構気に入りました。MG-40Xは違いが分かる大人向きのナチュラルカートリッジだと思います。これをお読みの皆さんは、比較的入手が容易なエクセルのES-70S(JICO:JR-45C、A'pis:AP-25D)や三洋OTTOのMG-25Lに、JICOかA'pisのシバタ(4チャンネル)針ST-40DXを付けたらどう鳴るのか試してみるのも一興かと思います。価格からするとA'pisの方は接合ダイヤのシバタ針かも?

| | コメント (0) | トラックバック (0)
|

« 2014年11月 | トップページ | 2015年1月 »