今はこの5個のMM型カートリッジが手元にあります。
前回との違いはオーディオテクニカが抜けてグレースが入ったこと。

写真前列左から
1.ナガオカ MP-150 (針:ナガオカ JN-P150 無垢楕円、JN-P110 接合楕円)
2.ビクター Z-1E (針:アーピス DT-Z1E 接合楕円)
3.グレース F-8L (針:グレース G8-LL/RS-8L 無垢楕円)
写真後列左から
4.オーレックス C-500M (針:オーレックス N-550Ⅱ 無垢特殊楕円)
5.シュアー M95HE (針:シュアー N95HE 無垢超楕円)
オーディオテクニカは色々聴いたけれど結局私の好みに合いませんでした。
MM型カートリッジ探求で聴いたオーディオテクニカカートリッジは以下の9個。
AT10d(針:純正、ナガオカ74-27楕円)
AT15Ea(針:純正)
AT120Ea(針:純正)
AT130E(針:純正)
AT150E(針:純正)
AT150Ti(針:ATN100E、ATN120Ea、ATN130E)
AT-E30(針:純正)
AT-E50(針:純正)
OC-27V(針:純正) オンキョーへのOEM供給品
個々の音については改めて書きません。
音はそれぞれ一長一短あり。
そのオーディオテクニカから今月カートリッジが発売されます。
縮小一辺倒かと思っていたので意外です。
この情報はコメントを下さった 不知火もなれ さんのブログで知りました。
新発売されるのは以下の3個。
AT120Eb : VM型、無垢楕円針、アルミパイプカンチレバー
定価:¥23,000、交換針定価:¥14,375
AT440MLb : VM型、マイクロリニア針、アルミテーパードパイプカンチレバー
定価:¥32,000、交換針定価:¥20,000
AT33Sa : MC型、シバタ針、ボロン無垢テーパードカンチレバー
定価:¥112,500、針交換定価:¥77,000
AT120EbはAT120Eaの後継機種という扱いで末尾サフィックスがaからbへ。
廉価品の上のクラスの最下位機種で無垢ダイヤ針が魅力。
AT100EからいきなりAT150MLXというラインナップの間を埋める機種。
AT440MLbはAT140Eaの派生機種で末尾サフィックスだけでなく番号も変更。
AT150MLXのすぐ下の機種でマイクロリニア(ML)針が魅力。
普通のアルミパイプカンチレバーにML針の組み合わせは初?
定価は微妙に中途半端。プラス3000円出してAT150MLXを買っちゃうのでは?
カンチレバー材質/構造の違いが気になるマニア向きの機種。
※その後、AT150MLXは大幅値上げされ、このカートリッジを投入した意図がはっきり分かりました。
上記2機種は海外で販売していたものを国内販売するようですが、
今のご時世に2機種もMM型カートリッジを新発売してくれるのは嬉しいところ。
価格は少々高い気がしますが数が出ない昨今ではしょうがないでしょう。
実売価格が気になります。
AT33Saはオーディオテクニカ初のシバタ針採用。
特殊ラインコンタクト針の入手が困難になったのかも?
価格は思い切り高くて6桁。これも昨今の事情からやむを得ないところでしょう。
私とは無縁の高級カートリッジです。
特殊ラインコンタクト針のカートリッジは機種整理されるのではないでしょうか?
AT-OC9/Ⅲは一端整理してからシバタ針にして価格UPされそうな予感。
基本的には縮小傾向のマーケットだと思います。
でもレコードを楽しむ環境は当分維持されていくのではないかと思います。
最近世界的にはアナログレコードの売り上げが伸びているらしいのですが、
それは新品レコードのことで、元々非常に少なくなっていたのですから、
何倍にも回復したと言っても規模的にはまだまだ小さいはず。
今の音楽需要形態が大きく変化しない限り、
私は早々に頭打ちになるのではないかと推測しています。
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