リファレンスカートリッジ交代
今TVの『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』を見終わったけれど、相変わらずわけが分かりません(笑)。まあこのアニメは何の説明もなく突然事が始まって、暗示めいたものがあった後に説明がくるからしょうがないんですけどね。だから前作の終わりとか前半に何が起こったのかは見ていくうちに分かる(ある程度腑に落ちる)としても、後半に起こることはよくわからない(未消化の)ままになってしまいます。次から次へと畳み掛けてくる展開のせいもあります。もう一度見れば後半部分ももう少し分かるのでしょう。この展開がエヴァの良さですから今のモヤモヤは受け入れるしかありませんね。今回録画しなかったのは失敗。もう一度見たいです。そして次作(最終作?)を見ればある程度今作の理解が深まるでしょうけれど、次作は次作で最後の最後は結局暗示で終わってまたモヤモヤ感は残るのでしょう(笑)。
さて本題です。
私のリファレンスカートリッジが交代することになりました。移り気な私のことですからなかなか落ち着かないのです(笑)。今度のリファレンスカートリッジはビクターZ-1E。今のリファレンスカートリッジAP-25Dの前がZ-1Sでしたから、ビクターZ-1シリーズが返り咲いたことになります。
本体を入手して別の針を付けて遊んだことは既に報告済み。純正針はほとんど入手困難ですし、リファレンスカートリッジは現行品の針を使うべきだと思っているので現行品を購入しました。JICOとA'pisから現行代替針が出ています。もちろん安い方を選択。A'pisはポイントも使えるという事でA'pisのDT-Z1Eです。
接合ダイヤの楕円針。カンチレバーはサスペンションワイヤーによるワンポイントサポート方式になっています。Z-1EにはやはりZ-1E用のこの針が似合うと思います。無垢ダイヤではありませんが今のご時世では仕方ありません。
オレンジ色の透明ノブがお洒落で良い感じです。このカートリッジのデザインが好きなんですよね。
慣らしのために何枚かレコードを聴いてからいつもの比較試聴をしました。2枚のリー・リトナー『オン・ザ・ライン』(ダイレクトカットディスク)を2台のプレーヤーで同時にかけて、自作フォノイコライザーの入力セレクタで瞬時切替試聴。比較の相手は今の私のリファレンスAP-25D。
左 : A'pis AP-25D(針:A'pis現行楕円針ST-25DED)
右 : ビクター Z-1E(針:A'pis現行楕円針DT-Z1E)
出力はZ-1Eの方が少し大きいです。意外と鳴りっぷりが良いです。どちらもA'pisの針ですし接合ダイヤ楕円針にアルミパイプカンチレバーという構造は共通なので、表情はほとんど同じです。しかし微妙な差はあります。AP-25Dが僅かに中音が薄いのに対してZ-1Eは中音が薄くなりません。高音がきちんと出つつ中音も割と押し出し感があって低音も不足がありません。帯域バランスとしてはZ-1Eの方が好みです。
あとZ-1Eは少し響きが整理されていて少し落ち着いています。これはワンポイントサポートが効いているように思います。ただ響きは整理されているけれど、ナガオカ針ほどではないので楽しさは残っていて、この絶妙なバランス感が私にはとても好ましく聴こえます。松田聖子のサ行は問題なく、チェックレコードのトレースはもちろん問題なし。Z-1Eの音がかなり気に入りました。デザインも気に入っていますから言う事なしです。
というわけで私のリファレンスカートリッジはZ-1Eに交代しました。そしてこのカートリッジがあれば他のカートリッジはいらないと言えばいらない感じです。
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