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グレースF-8Lを入手してみました。

前から気になっていたグレースのF-8Lをヤフオクで入手しました。F-8Lは今でも根強い人気がありヤフオクでも高値推移しています。なので気になっていたにもかかわらず、これまでは入手には至りませんでした。今回なぜ入手したかというと意外と安値(送料含めて片手以内で収まりました)だったからです。

お手頃価格だったにもかかわらず落札者なしで再出品になっていました。その理由は外観に腐食が目立ったからだと思います。スタイラス部分のアップ写真はありませんでしたが、短時間簡単なテスト済みというので思い切って落札することに。競合者はいませんでした。届いて驚いたのですが腐食は意外と目立ちません。商品状態の正確な写真を載せた出品者の誠意に拍手。だってヤフオクでは傷や汚れを目立たないようにした写真を載せて、高値で落札させようという魂胆見え見えの出品者(特に店舗)がいますから。

これが入手品。無水エタノールで清掃(表面のヤニ落し)した後の状態です。シリアル番号が少ないのでかなり古いものだと思われます。多分初期のF-8Lでしょう。このシックな佇まいは日本ならではの侘び寂びの世界か? 金メッキの本体は腐食が目立ちにくいです。針は問題なくてカンチレバーに変形はありません。

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そう言えば先日、カンチレバーに窪みがあって少し変形しているのに、競った挙句高値で落札されたF-8がありました。外観だけはきれいなものだったので高値になったのでしょう。ヘッドシェル付でしたが私の落札価格の2倍以上。多分落札を専門にしている業者が競ったもので、オーディオ的には無知だというのが明白になりました。グレースF-8というブランド名にお金を払う人達です。

カートリッジ単体を入手したので手持ちのヘッドシェルに取付けました。ベスタクスのヘッドシェルです。今の私はわざわざ昔のヘッドシェルを入手する気はないのでこれでO.K.。ベスタクスのヘッドシェルは安くて十分な性能です。赤色のベスタクスマークが気にならないわけではありませんが良しとしています。

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世間で評判の逸品。はやる気持ちを押さえつつ早速音を聴いてみました。最初に聴くアルバムは決まっています。グレイト・ジャズ・トリオの『チャプターⅡ』。ロンとトニーのやつではありません。次のメンバーによる最初のアルバム。だからアルバム名が『第二章』なのです。アル・フォスターのシンバルの金属感とドラムの配置感がチェックのしどころ。下の写真はそのアルバムではありません。

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普通に良い感じに鳴ってくれます。第一印象は良好。こういうバランス良好な音は好きです。シンバルの金属感はなかなか。バスドラやベースもしっかり出ていると思います。かなり古いものなのに問題なく鳴ります。針が減るほど聴く人ってほとんどいないんでしょうね。製造されてから40年くらい経っているかもしれないのに現役として使えるのは凄いと思います。いつもの比較試聴は慣らし運転をしてから実施します。乞うご期待!

ネット上の写真を見るとカンチレバーの形状やスタイラスチップ(針先)の大きさが異なるものが存在するようで、どうやら私が入手したものは比較的新しい仕様の針のようです。本体はシリアル番号からいってかなり古いと思いますが、針そのものは新しいものに交換されているのではないかと思います。

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オーディオ」カテゴリの記事

コメント

久しぶりです。E.Kです。
最初にステレオを購入したときにグレースF-8も購入しました。(高1の夏、40年前)このときのプレーヤーがビクターのJL-B33Hでした。アンプがKA-5006(トリオ)とスピーカーがDS-251MK2でした。当然、付属のカートリッジより良い音でしたが、2年後にV15タイプⅢなりました。今週、SAEC,WE-308を落札しました。Wナイフエッジということで、3009R以上の音を期待していましたが、3009Rの方が上でした。FR-64Sより良さそうな音なのでサブとして使う予定です。FR-64Sは、重いカートリッジようで使います。

投稿: E.K | 2014年9月19日 (金) 00時09分

E.Kさん
こんばんは。

F-8からオーディオ入門なんて羨ましいです。
私はTRIOのシスコン用安物プレーヤーKP-M350が最初で、当然カートリッジは付属品でした。
直ぐにオルトフォンのFF15に交換したような記憶があります。
最初に買ったアンプはダイエーの在庫整理販売品KA-3006。
E.Kさんの下のグレードのやつなので奇遇です。
我が家は親がオーディオを買い与えてくれるほど裕福ではなかったので、微々たるお小遣いとお年玉を貯金して何とかオーディオを買いました。
そんな具合なので年に1台しかオーディオ機器が買えなかったです。
最初の年にアンプだけ購入。
入力はモジュラーコンポのプレーヤーとラジカセ(モノラル)。
スピーカーは自作。
翌年やっとプレーヤーを購入しました。
貧乏オーディオ(笑)。

私も数年前まではSME3009R(RADIUS3)とFR-64fx(DP-80,DK-300)の2台体制でした。
FR-64SはFR-64fxの前に使っていましたが、ハイコンプライアンスMM型ではf0が下がり過ぎアームがフラフラするので、SPU-GE専用機になっていました。
なのでシュアーとかMM型を使うようになって、ハイコンプライアンスカートリッジにも対応できるFR-64fxに変えました。
FR-64fxとSME3009はかなり気に入っていたので、サエクは気になっていつつ聴いてみようという気にならなかったです。
今はジンバルサポートのアームが感度と安定性と使いやすさで気に入っています。
PL-380もジンバルサポートアームです。

投稿: いっき | 2014年9月19日 (金) 00時51分

E.Kです。
最初のステレオの購入資金は、アルバイトで約10万を稼ぎ、プレーヤー、アンプ、カートリッジ、ヘッドホーン、の予定で親父と買いに行きました。これでは、音が聞こえないので、親父にスピーカー、チューナーを追加してもらいました。その後V15タイプⅢは、ダイエーで
1万7千円で購入しました。(たぶんお年玉)大学のときに、やはりアルバイトでダイエーでナカミチ600を購入。社会人なりヤマハのA-2000とFR-64Sです。結婚を機にオーディオは、長い冬眠状態。5年前から、ヤフオクで再び活動開始しました。

投稿: E.K | 2014年9月19日 (金) 02時29分

E.Kさん

こんばんは。
皆さんそれぞれのオーディオ入門がありますね。
多分年齢が近いので当時のダイエーの低価格販売の勢いは共有していることでしょう。

私も大学に入ってからバイトを始め、県内で有名なオーディオ店から購入するようになりました。
KA-7X→A-950、KP-880、ZERO30fine、KX-880SR、CDP-303ES、VMS20Emk2→AT-29E→MC-501→DL-302、とまあ当時それなりに話題になったものばかり買いました。
入口と出口はそれまで無かった新技術の音で固めました。
カートリッジは時代の流れでオルトフォン以降はMC型の変遷。
山梨は民放がなく結局チューナーは買いませんでした。
音も良いとは思わなかったですし。

私も社会人になって超多忙な日々と寮生活でオーディオにはあまり興味がなくなりました。
しかし突然20年ほど前に真空管アンプ自作に嵌って作りまくりました。
真空管アンプにとうとう見切りをつけたのは去年です。
ひととおりやることはやりましたから。

ヤフオクは15年くらい前から導入。
当時は今と比べ物にならない質と量で安かったです。
今はアナログなど特にジリ貧になったと思います。

投稿: いっき | 2014年9月19日 (金) 22時35分

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