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2014年8月

エイミー・ワインハウスが気に入りました。

忘れていたけれど今日は東京JAZZだったけ?と勘違いしてFM-NHKを聴くことにしたら(PM4:30頃)、東京JAZZは来週9/5~9/7だったんですね。ラジオからは違う番組が流れてきました。久しぶりにそのままFMを聴き流していると、PM5:00から加藤ミリヤがパーソナリティーの「ミューズノート」が始まりました。

しばらく内容”ボーッ”と聴き流していたらすごく好みの歌がかかったのです。この時点では60、70年代の歌だと思いました。そのサウンドがとても懐かしい雰囲気のものだったからです。更に聴いているとエイミー・ワインハウス(Amy Winehouse)とのこと。本日のミューズ(芸術の女神)はエイミー・ワインハウスだったんですね。2曲目がかかると、もう私が大好きなサウンドであることが分かりました。で、ウィキペディアでチェック。イギリスのソウルミュージック、ジャズ、R&Bのシンガーソングライターでした。しかも比較的最近の人でもう亡くなっていたという驚き。

加藤ミリヤがかける曲がもう私のツボに嵌りまくるので、加藤ミリヤとお友達になりたくなりました(笑)。まあアルバムが3枚しか出ていないので、アルバム収録曲はどれも私好みの曲で、私のツボをヒットする確率が高かっただけなのかもしれませんが。ではYouTubeから1曲貼ります。番組でもかかりました《Rehab》。これを聴いて私のハートは鷲掴みにされちゃったのです。

いいな~このサウンド。黒くてソウルフルで。何と言ってもこのコクのあるボーカルが好き。で、こういうサウンドの作りを聴くと、私には山下達郎が浮かんできます。古き佳きソウルなどを凝りに凝って現代に蘇らせるその作り込みです。プロデューサーが山下達郎的職人なのだろうと想像します。このサウンド、ソウルやジャズ好きなら頷いていただける良さだと思います。

エイミーはかなり無茶苦茶な人だったようです。私にはジャコ・パストリアスがオーバラップして見えます。こういう人物が奏でる音であったり歌であったり、醸す雰囲気に私は惹かれてしまうんでしょうね。この曲も番組でかかりました《You Know I'm No Good》

これもいい感じでしょ。ビートの感じはヒップホップとの繋がりを感じます。バリトンサックスがいい味出してますよね。こういうグルーヴが好きです。

これは番組ではかからなかったと思いますが、YouTubeから貼ります《Tears Dry On Their Own》

こういうポップな感じが好きです。これ、サビの導入部分のメロディーがシンディ・ローパーの《タイム・アフター・タイム》に似ていますよね。そこがまた私のツボです。

YouTubeにはないみたいですけれど、番組最後にかかったエイミーの曲は何となくエリカ・バドゥに似ていて、ホント、この人を聴いていると見事に私のサウンドの好みがあぶり出されてくるので、番組を聴きながら独りニンマリしてしまいました。そして番組を聴きながらツイッターで呟いてしまいました。

まずはアルバム『バック・トゥ・ブラック』を買ってみようかと思います。

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オーディオテクニカをもう少し攻めてみる

オーディオテクニカのカートリッジAT150Tiに針ATN100Eを付けて楽しんでいるのですが、これにもう少し高級な針を付けて聴いてみたいという思いがありました。そこで何を入手したら良いか? 第一条件は安く入手すること。写真はこれまでのATN100Eの写真です。

P3_2

AT120Eaはもう聴いているので除外。このシリーズは他にAT130Ea、AT140Ea、AT150Eaがあって、AT150Eaは金蒸着ベリリウムカンチレバーが魅力なのですが高値推移。私としてはアルミテーパードカンチレバーのAT130Eaあたりが狙い目なのにヤフオクにはほとんど出てきません。このシリーズ、ヤフオクの出品頻度から想像するに、最上位と最下位機種が多く売れて中間機種はあまり売れなかった模様。

ひとつ前のシリーズ(”a”がつかない)AT120E、AT130E、AT140E、AT150Eもあります。上記シリーズより古いので落札価格がこなれているのが魅力。ベリリウムカンチレバーのAT150Eはやはり高値推移。私の狙い目は下から2番目のAT130Eあたり。で、今回めでたくAT130Eが安く入手できました。ヘッドシェル付。

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ノブの色はATN100Eと同じ赤色です。金色の本体には赤色が似合うと思います。黄色は同じような色なのでのっぺり。青色は寒色系なので本体は銀色の方が似合うと思います(AT15Eaなど)。金色の本体には暖色系の赤色か落ち着いた黒色が似合うでしょう。ATN100EとATN130Eを比べてみました。左がATN100E、右がATN130E。

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ATN100Eはカンチレバーが太くマグネットも太いです。振動系の質量が大きいことが分かります。廉価品ならではの設計。対してAT130Eはカンチレバーが細くマグネットも細いです。スタイラスは無垢ダイヤモンド。HiFi設計です。プラスチックの材質も少し異なるようです。カンチレバーはご覧のとおりテーパード。スタイラス形状はATN120Eaと同じ長方形断面のダイヤモンド角柱を研磨したものです。どんな音がするのでしょう?

慣らしのために何枚かレコードを聴いてからいつもの比較試聴をしました。2枚のリー・リトナー『オン・ザ・ライン』(ダイレクトカットディスク)を2台のレコードプレーヤーで同時にかけて、自作フォノイコライザーの入力セレクタで瞬時切替試聴。比較の相手は私のリファレンスAP-25D。

左 : A'pis AP-25D(針:A'pis現行楕円針ST-25DED)
右 : オーディオテクニカ AT150Ti(針:楕円針ATN130E)

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出力はAT150Ti(ATN130E)の方が小さいです。高音はAT150Ti(ATN130E)の方が良く出ます。軽量振動系のおかげでしょう。高音寄りのバランスです。俗に言われるオーディオテクニカトーンか? 低音は少ないわけではなくて意外と締まりの良い低音が出ています。中音もきちんと出ます。無垢針の割には高音が上品過ぎずに元気なのは私好み。そしてその高音がとても爽やかで心地良いです。こういう高音なら私は歓迎します。松田聖子のサ行は優秀でチェックレコードのトレースは問題なし。

今まで聴いてきたカートリッジには無かった音色のように思います。爽やかな高音は松田聖子向きでありフュージョンギターを気持ち良く鳴らします。古いジャズも聴けないわけではありません。AT150Ti本体に針ATN130Eを付けた音は私にとってなかなか魅力的。これはイイ感じ。

その後聴きこむと薄味な音だというのが分かり魅力減。リサイクルしました。

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これも聴いてみました。

不思議なのですがヤフオクでは同じようなものがまとまって出る傾向があります。予期せぬシンクロ(同期)なのか? 出品者の意向が反映されているのか? まあそんなことはどうでも良くて、ビクターカートリッジZ-1S用純正交換針DT-Z1Sを落札してしまいました。

最近カートリッジZ-1Eを入手して交換針DT-Z1SR(SWING代替品)も入手したばかりだというのに・・・。前から聴いてみたかった純正針なので思い切って落札しました。これが安くて送料込みでほとんどワンコイン! 出品者によると未使用品らしいのですが、箱が密封されているわけではないので何とも判断がつきかねます。この針は結構人気があるはずなのに何で今回こんなに入札が少なかったのか疑問。”動作保証はございません。”の一言が効いたのか? 目利きには純正品ではないことが分かったのか? まっ、いいや。

前に純正交換針DT-Z1Sは現存品が少なくて入手できないだろうと思い、兄弟機Lo-D MT-24の純正交換針DS-ST24を聴いた経緯があります。今回聴きたかった未使用針が入手できたのはラッキーです。こんなこともあるんですね。

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梱包形態はLo-DのDS-ST24と同じです。もちろん品名やデザインは異なります。

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噂どおりどちらもGLANZ/ミタチのOEM品なのでしょう。カンチレバは両者異なります。Z1SはシングルパイプでST-24は2重パイプ。コストがかかるのは2重パイプの方。材質はどちらもアルミです。年代的にはST-24の方が古いと思います。日立のモートルロゴ(モーターの断面図に”日”と”立”がかけてある)が懐かしい。

*注
100倍顕微鏡でスタイラスを見たら、円錐ダイヤモンドの前後を削った楕円針のように見えます。どうやら純正交換針ではなかったみたいです。2014.8.26

早速本題に入ります。エージングのために何枚かレコードを聴いてからいつもの比較試聴をしました。2枚のリー・リトナー『オン・ザ・ライン』(ダイレクトカットディスク)を2台のレコードプレーヤーで同時にかけて、自作フォノイコライザーの入力セレクタで瞬時切替試聴。比較の相手は私のリファレンスAP-25D。

左 : A'pis AP-25D(針:A'pis現行楕円針ST-25DED)
右 : ビクター Z-1E(針:純正丸針DT-Z1S? サードパーティ楕円針?)

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出力はZ-1E(S)の方が小さいです。SWING製の針DT-Z1SRの時は大きかったのに逆転しました。その理由は後で書きます。Z-1E(S)の方が低音が少なめで高音も僅かに少なめ。帯域の上下が少なめなので中音は前にでるように感じます。Z-1E(S)の方が響きは整理されている感じです。どちらかと言うとナガオカ系の音のように思います。で、思い出したのはMT-24の音。同傾向の音だったような気がします(今は手元にないので)。少々こじつければGLANZ/ミタチの音なのかもしれません。松田聖子のサ行は良い方でチェックレコードのトレースは問題なし。この音、悪くはないけれど私としては少々面白みに欠けます。

*注
上記のとおりスタイラスは楕円針のようです。音の感触からするとナガオカの交換針(楕円仕様)なのかもしれません。これはこれで希少。2014.8.26

DT-Z1S(ビクター純正)とDT-Z1SR(SWING代替)の出力差の理由はマグネットの大きさでした。DT-Z1SRの方が一回りくらい太いマグネットが付いていました。前にDT-Z1SとDT-Z1SRはノブの色の違いだけと書きましたがそれだけではないようです。DT-Z1SRは出力を大きくして鳴りの良さとS/N比の有利さを意識して設計されているようです(廉価コンポ向けの仕様)。振動系は重くなるのでトレーシング的には不利です。結果、音質が異なってハイ上がりの傾向。これまでの経験から出力を大きくするとハイ上がりになる傾向があることが分かりました。同傾向の音としてはGLANZのMG-2S。もっとも顕著に表れていたのがパイオニアの古いカートリッジPL-C9。

DT-Z1SRの音の傾向については以下を参照。
それでもって、いつもの比較試聴です。

今回聴いて再認識したのは針によって音が異なってしまうということ。今まで色々聴いてきましたが、基本的には本体よりは針の音を聴いていたことになると思います。なので、カートリッジが同じでも私が聴いた針と異なるものが付いていれば、当然音も違うものになってしまうということです。それを意識して私の試聴記を読んでいただきたいと思います。

DT-Z1S、DT-Z1SR共にその後すぐにリサイクル。私には不要でした。

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オーソドックスなフリージャズ

ディスクユニオンのジャズサイトで試聴して気になっていたら、ジャズ喫茶「いーぐる」の新譜試聴会でもこれが紹介されたので購入してみました。発売されてからだいぶ経っての紹介です。

P140マーク・リボー・トリオ『ライブ・アット・ザ・ヴィレッジ・ヴァンガード』(2012年rec. PI RECORDINGS)です。メンバーは、ヘンリー・グライムス(b,vl)、マーク・リボー(g)、チャド・テイラー(ds)です。リボーと言えばアバンギャルドなギタリストとして知られていますよね。グライムスはフリージャズ界の重鎮ベーシスト。テイラーはロブ・マズレク(tp)とシカゴ・アンダーグラウンド・デュオを組んでいるシカゴ系の人。そんな3人が組めば出て来る音は大体想像がつくと思います。

老舗中の老舗ライブハウスのヴィレッジ・ヴァンガードで、彼等らしいオーソドックスなフリージャズを繰り広げています。やっている曲はジョン・コルトレーンの2曲にアルバート・アイラーの2曲にスタンダード2曲の全6曲。内2曲は15分越えの長尺演奏になっています。選曲からもオーソドックスさが分かるでしょう。ジャズが分かる人であれば特に難解な演奏ではないと思います。

リボーのギターはノイズ系ではないのでフリージャズと言ってもきちんとフレーズを弾いています。サウンドエフェクト的な演奏もありません。フレージングは特に独特というのではなく、ギタープレー全体から出る雰囲気が、何とも濃くてどことなくとぼけたところがあるようでいかにもアメリカ的で、「やっぱりリボーだよな~。」と思わせるのがこの人の良さです。全編楽しそうに弾いているリボーが居ます。

グライムスってこれが録音された2012年には77歳ですよ。演奏を聴く限りにおいてはそんなおじいちゃんが弾いているようには聴こえません。バッチリ現役。今の70代って私の周りを見ても皆元気です。この世代で70歳を超えて生きている人ってまだまだやれますよね。きっとライブを観ればグライムスも楽しそうに演奏しているんでしょう。ライブ全体の雰囲気に楽しさが出ていますから。

テイラーはグライムスからすれば孫世代。この手のフリージャズ・ドラミングはお手の物といった感じで叩いています。盛り上がる部分での爆発力も十分。全編パワフルなドラミングと安定したグルーヴを提供。基本4ビート演奏で、時々定型ビートがなくなるフリージャズになります。先輩2人をしっかりサポートすることに専念しているように聴こえます。

コルトレーンの曲では典型的な爆発力あるフリージャズを展開。アイラーのウェスタン・カントリー風味の曲なんかは上記のリボーの特徴が生かされて見事に嵌っています。私はそこにアメリカ音楽の良さを感じますしこういう演奏が好きです。スタンダード2曲はバラード演奏で、リボーのジャズギタリストの原点みたいなものが出ています。

録音がなかなか良いです。向かって左にベース、真ん中にドラム、右にギターと定位は安定。3人の音がクリアな上に適度な粗さが出て、観客の空気感も良くミキシングされています。大きい音で聴けば目の前で演奏しているような雰囲気が味わえるでしょう。

日本にいながらこういう良い雰囲気のジャズライブが聴けるというのは幸せなことです。生を観るにこしたことはないのですけれど、現実問題なかなかそうはいきません。

内ジャケットの写真を貼ります。この不良な雰囲気がイイ!

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アルバム名:『LIVE AT THE VILLAGE VANGUARD』
メンバー:
Henry Grimes(b, vl)
Marc Ribot(g)
Chad Taylor(ds)

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清涼感を運んでくるギターはこの時期に心地良い。

ジャズ新譜紹介です。とは言ってもタイミングとしてはかなり遅くなってしまいました。微妙に買うタイミングを逸していたのです。でも今の時期にこれを聴くと良い感じです。

P138ウォルフガング・ムースピール『ドリフトウッド』(2013年rec. ECM)です。メンバーは、ウォルフガング・ムースピール(g)、ラリー・グレナディア(b)、ブライアン・ブレイド(ds)です。ムースピールという人は私にとってマストというほどの人ではありませんが、このメンバーですからやっぱり聴いておかなければまずいと思って購入しました。ムースピールとブレイドは8年前にデュオアルバムを出しています。私はこれが結構気に入っていたので、今回はこの2人にベースのグレナディアが加わってどんなサウンドを出してくるのか楽しみでした。

2人のデュオアルバムは以前紹介しています。
ホーンやピアノに飽きるとギターが聴きたくなる。
懐かしいことも書いていますね。そんなこともありました。

ムースピールのギターはロックよりはフォークな感じ。清涼感のあるクリーンなギター音は、ECM特有のクールな温度感のサウンドと相まって、盛夏の暑い時に聴くと涼やかな微風を運んできてくれます。ムースピールは誰かに似ているというギターではありませんが、強いて言えばアルペジオ演奏にはベン・モンダーとの類似性を感じます。基本的には心地良いメロディーのフォーキーな曲をやっています。その中にECMならではの空間を生かしたインプロ重視曲が数曲。心地良いメロディーのフォーキーな曲は上に紹介したデュオアルバムのサウンドと共通です。緊張を強いるようなサウンドではないのでゆっくり聴けます。

全8曲中7曲をムースピールが作曲。タイトル曲《ドリフトウッド》だけはメンバー3人の共作で、たぶんフリー・インプロビゼーションだろうと思います。アルバムの最初と最後に配置されている《ジョセフ》と《ボッサ・フォー・マイケル・ブレッカー》は、ジョー・ザヴィヌルとマイケル・ブレッカーに捧げられているのでしょう。ムースピールはオーストリア出身なのでザヴィヌルは同郷の大先輩ですね。ムースピールのサウンドに流れる牧歌的なものにはザヴィヌルとの共通性が感じられます。

フォーキーなギターと書きましたが、結構盛り上がる場面もあってロッキーな部分も顔を覗かせます。そういう盛り上がる部分ではブレイドのダイナミックなドラミングがとても効いています。こういうドラミングをさせるとブレイドは上手いですよね。逆に静かな曲ではグレナディアのアートなベースが効いています。音を巧みに選んでムースピールに寄り添っていきます。アルコ(弓弾き)も良い感じです。《Lichtzelle》だけはベースの音が聴こえないので、ムースピールとブレイドのデュオなのでしょう。多重録音でギターやパーカッションによるサウンドエフェクトがあります。

ムースピールってギターマニアなんですね。アルバムジャケット内のライブ写真を見てそう思いました。ギター3本に足元にはエフェクターがびっしりですから。このメンバーのライブは観てみたいです。

P139

お盆が過ぎて残暑から秋へ。このアルバムは今の時期にピッタリだと思います。

アルバム名:『Driftwood』
メンバー:
Wolfgang Muthspiel(g)
Larry Grenadier(b)
Brian Blade(ds)

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それでもって、いつもの比較試聴です。

新参者Z-1E。エージングのために何枚かレコードを聴いてからいつもの比較試聴をしました。2枚のリー・リトナー『オン・ザ・ライン』(ダイレクトカットディスク)を2台のレコードプレーヤーで同時にかけて、自作フォノイコライザーの入力セレクタで瞬時切替試聴。比較の相手は私のリファレンスAP-25D。

今回はレコードプレーヤー、ヘッドシェル、シェルリード線が同じなので、本当にカートリッジ単体の差が出ることになります。

左 : A'pis AP-25D(針:A'pis現行楕円針ST-25DED)
右 : ビクター Z-1E(針:SWING丸針DT-Z1SR)

P137

意外や出力はZ-1Eの方が少し大きいです。今まで聴いて来た中では高出力の部類に属します。鳴りっぷりはなかなか良いみたい。音の表情はほぼ同じです。Z-1Eは丸針なのに高音はAP-25Dより出ます。で、よくよく聴いてみると、Z-1Eの方が低音が少し控えめなため、バランスの関係で高音が良く出るように聴こえるようです。低音が出ないのは針が新古品でダンパーが少し硬化しているせいなのかもしれません。もっとエージングすれば低音が出るようになるかな? 松田聖子のサ行は合格レベルでチェックレコードのトレースは問題なしです。こうなるとZ-1Eを新々リファレンスにしても良いかも?

その後、純正針DT-Z1Sを聴いたら出力が大分小さくて、その理由を調べたらマグネットの大きさの違いでした。で、丸針なのに高音が良く出るのは、高出力カートリッジにありがちなハイ上がり傾向によるものだろうと分かりました。
参照:これも聴いてみました。

このままでも良いのですが、JICOかA'pisのZ-1E用交換針DT-Z1Eを付ければ満足できるリファレンスになると思います。まあ今の針がもったいないので、当面このままで楽しもうと思っています。見た目は文句なくZ-1Eの方が良いですよね。更にDT-Z1Eに交換すれば、ノブが透明のオレンジ色なのでもっとカッコ良くなります!

Z-1Eがかなり気に入りました。これは手放せません。

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あ~あっ、またですか~ぁ・・・。

まだ続ける気なんでしょうかね? 廉価MM型カートリッジ探究。だってしょうがないじゃん。うっかり落札しちゃったんだもん。で今度は何を? ビクターのZ-1Eです。”S”じゃなくて”E”です。ここが肝心。針なし動作チェックなしのジャンク品。いや~っ、ジャンク品大好きですよね(笑)。とてもほしかったわけではなく、からかい半分で入札したら、落札してしまいました。何で落札価格が上がらないのかと思ったら、送料が800円でした! あらまっ、やっちゃったかな?

この出品者。送料800円と言っておきながら定形外郵便で送るって! 言い訳がましく「落札価格が上がらないように送料を高くしています。」だって! あんたさ~、まあそうなんでしょうけれど。がっ!私に言わせれば単に自分の儲けを保障するに過ぎない行為。更に悪質なのは送料にはシステム使用料がかからないから差額がまんま儲けになるという寸法。過度の期待で落札価格が上がると困るようなものを出品しているとも受け取れる行為。世の中には何か勘違いしている人がいるんですよね。誠実のようで不誠実です。

と、いきなり腹を立ててますがご容赦願います。

Z-1Sをリサイクルしてしまったのに何でZ-1Eなのか? だって、本体の横に”Victor”の文字が! これがあるだけで何か優越感が湧くでしょ(笑)。端子が金メッキ処理されています。手にして気付いたのですが、品名が金色文字です! お~っ、Z-1Sより高級なZ-1E。単体売りしていただけのことはあります。

P133_2

でも針がありません。というか交換ノブすらないです。動作未チェックってことですし、上記の件からもこの本体が動作品なのか不安を抱かせます。しょうがないからヤフオクに出ている中で一番安い針を落札することに。新古未開封品。DT-Z1SRです。安めのシスコンのプレーヤーに付属していたカートリッジ用のもの。

P134_2

現JICOの前身SWINGの交換針です。針自体はDT-Z1Sと同じものだと思います。違いはノブの色だけでしょう。私は地味な灰色より派手なこの赤色のほうが好きです。問題なく挿さります。グレースのヘッドシェルに付いていたのですが、好きなデザインではないのでいつものベスタクスにチェンジ。本当はビクターのヘッドシェルがほしいところです。

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実際に見ると赤色というよりは朱色で意外と安っぽい感が出てしまっています。さてさて、問題の音だしです。これで片チャンネルから音が出ないとかだったら泣いてしまいそう。で、上記の件に対する怒りがもっと高まる。危険!

良かったです。問題なく音が出ます。元々付いていたグレースのヘッドシェルだってそれなりの価格で売れるでしょうから、トータルそんなに悪くない買い物のような気がします。金色に輝く”Z-1E”の文字、そして”Victor”の文字が誇らしい。赤色の針ノブがキュート。

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こうなると今リファレンスにしているAP-25Dとはおさらばして、これがリファレンスになってしまうかも? JICO/A'pis針用カートリッジとしてはこの本体Z-1Eがあれば良いように思いつつあります。だってデザインはこっちのほうがカッコいいんだもん! このクラスのカートリッジ本体に音質上大きな違いはないので、私はデザインで選べば良いと思っています。それにしても心移りが激しい私(笑)。

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フルオートプレーヤー2台体制に。

オーディオのグレードダウンをまたしても敢行(笑)。
フルオートレコードプレーヤーの便利さを知ってしまった私。
とうとう重くて大きいマニュアル操作のレコードプレーヤーを排し、
フルオートレコードプレーヤーPL-380の2台体制になってしまいました。

部品取りのために落札した脚が1個無かったPL-380を復活させました。
ヤフオクに脚だけ安く出品されていたのでそれを利用。
ダメだったフルオート機構駆動用ゴムベルトは、
前回念のため2個買っていたのでその残りを使用。
アームには僅かにガタがあったのですが特に問題ありません。

P132

今まで使っていたのが左で、今回復活させたのが右です。
今回のはターンテーブルシートが純正品。
左で使っている東京防音のシートは高いのでわざわざ買う気はありません。
今の私には十分良い音に聴こえます。
音楽を聴くのには何の問題もありません。
私はメタリックでシンプルなこのデザインが気に入ってます。

レコードを乗せたら「スイッチポンッ!」でおしまい。
後はレコードを鳴らしてアームが戻って終了。
途中で眠ってしまってもノー・プロブレム。
極楽、極楽!(笑)

最近思うのですが、オーディオが身軽になると、気分も軽くなります(笑)!

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安心して聴いていられるジャズ/フュージョン

このグループの前作が私の巡回するブログで評判が高かったので気になっていました。2作目が出て気になりつつもあまり触手は動かず、しかしとうとう買ってしまいました。去年出たアルバムのフォローです。

P131ザ・インポッシブル・ジェントルメン『インターナショナリー・レコグナイズド・エーリアンズ』(2013年、BASHO RECORDS)です。メンバーは、マイク・ウォーカー(g)、グウィラム・シムコック(p)、スティーヴ・スワロー(el-b)、スティーヴ・ロドビー(ac-b)2,7、アダム・ナスバウム(ds)です。若手2人(イギリス出身とのこと)と、爺ちゃん世代のスワロー、ナスバウムが組むという面白い構成のグループです。プロデュースはロドビー。

曲はシムコックの曲が2曲、ウォーカーの曲が2曲、シムコックとウォーカーの共作が3曲、スワローの曲が1曲の全8曲が収録されています。主に曲を提供するのがフロントの2人なので、基本的にはシムコックとウォーカーのグループと言えるのではないかと思います。どちらかと言えばロック寄りのフュージョン・ギタリストのウォーカーと、クリアなタッチで技術のしっかりしたコンテンポラリー・ピアニストのシムコックが組んで、私達世代(アラフィフ)には分かりやすくて懐かしい80年代的ジャズ寄りフュージョンをやっています。

1曲目はロック基調テクニカル・フュージョン。2曲目はフォープレイ的美メロのフュージョンでベースはロドビー。3曲目は適度にテクニカルなパット・メセニーかジョン・スコフィールド系のアメリカン・フォーク基調の軽快フュージョン。4曲目はジャズ度(アドリブ度)が高いミディアムテンポの曲。このピアノ・ソロを聴いて思ったのですが、シムコックのフレージングにはブラッド・メルドーを勉強した形跡が見え隠れします。でもやはりメルドーの内面が表出したソロには及ばないと思います。

5曲目はナレーションから始まるちょっとしたアバンギャルド風味。曲はブルージーなミディアムテンポで、ギターのフレージングはかなりジョンスコしていると思います。途中にもナレーションが入りますが、バックのピアノはキラキラなフュージョン。こういう曲のベースを弾かせたらもうスワローの独壇場で、案の定ベース・ソロがあります。ナレーションのバックのハーモニカのような音はギターで出しているのでしょうか?

6曲目はウォーカーがアコースティック・ギターを弾くバラードでギターとピアノのデュオ。ギターはメセニーっぽいかな。となるとピアノはライル・メイズ調か? 7曲目は東欧風エスニック曲。ピアノの独奏のイントロから始まって、右手と左手のバランス感などはやはりメルドーっぽいです。ベースはロドビーでソロもあります。ギター・ソロはメセニー風フレージング。ラストはスワローの曲でバラード。郷愁感のある少し《家路》に似た良い曲です。しっかりしたピアノ独奏が続き、途中から他のメンバーが入ります。ベース・ソロが染るな~。

シムコックとウォーカーの演奏はどこかで聴いたことがあるような感じ。悪い演奏ではありません。その参照先(本家)との共演をこなしてきたスワローとナスバウムは、もう全編余裕の対応です。私はこういうスワローとナスバウムの演奏が好きなので満足。プロデューサーのロドビーは2曲に参加して、1曲ではベース・ソロもとってしまうちゃっかりぶり(笑)。それにしてもスワロー爺ちゃんまだまだ現役です!

分かりにくいところはどこにもなく、聴けばすんなり懐に入ってきます。それ故私なんかにすれば少々刺激が足りません。まあ私の場合はかなりのジャズ・マニアだからそう思うわけで、フュージョン・ファンなんかには非常に受けるサウンドなのだろうと思います。

アルバム名:『Internationally Recognaised Aliens』
メンバー:
MIke Walker(g)
Gwilym Simcock(p)
Steve Swallow(el-b)
Steve Rodby(ac-b)2,7
Adam Nussbaum(ds)

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スティーヴ・リーマンの新譜

注目しているアルトサックスのスティーヴ・リーマンが新譜を出したので早速チェック。

P130スティーヴ・リーマン『Mise en Abime』(2014年rec. PI RECORDINGS)です。メンバーは、スティーヴ・リーマン(as,live electronics)、ジョナサン・フィンレイソン(tp)、マーク・シム(ts)、ティム・アルブライト(tb)、クリス・ディングマン(vib)、ホセ・ダヴィラ(tuba)、ドリュー・グレス(b)、タイション・ソーリー(ds)です。2009年に同一メンバーでアルバム『トラヴェル,トランスフォーメーション,アンド・フロー』を出していますので、同グループによる5年ぶりのアルバムということになります。今回も前作のサウンドを継承しています。

世間の認知度は一向に上がる気配はないですが、私はリーマンを現代アルトとしてかなり高く評価しています。芸術音楽としてのジャズをしっかりやっていると思うからです。まあそれ故大衆性は乏しくなってしまい、凄く難解なことをやっているわけでもないのに、やはり聴く人が少ないのは残念です。このリーマンとルドレシュ・マハンサッパが私の中では現代注目アルトの双璧です。

このグループのサウンドの要はヴァイブラフォン。このオクテットで初めてアルバムを出す前年の2008年には、ドルフィーの『アウト・トゥ・ランチ』と同構成のグループ、つまりアルトサックス、トランペット、ヴァイブ、ベース、ドラムで『オン・ミーニング』を出していて、そこではクールで知的な新主流派的サウンドが鳴っていました。アルトのフレージングやリズムは60年代とは異なる現代版ではありましたがサウンドの共通性を感じ取りました。それがオクテットに拡大してもそのまま継承されています。

次にサウンドにおいて重要な役割を担っているのがチューバ。チューバと言うと、私はヘンリー・スレッギルのグループ、ヴェリー・ヴェリー・サーカスが浮かんできます。アーサー・ブライスの80年代グループにもチューバがいましたよね。そこには、伝統に即しながらアバンギャルドなことをやっているアルトサックス奏者の系譜としてのリーマンの存在が浮かび上がってきます。

ドルフィー、スレッギル、ブライス、この3人の名前を聴いてサウンドが浮かんだあなた。あなたはかなりのジャズ通です。「それ誰?」と思ったあなた。あなたは「ジャズの歴史が分かってないよね。」、とか言うと反感を買うでしょうね(笑)。「そんなもん知らなくてもジャズは楽しめる。」とおっしゃることでしょう。まあそれは確かにそうなのですが・・・。

メンバーからサウンドを解析してみましょう。トランペットのフィンレイソンと言えば、M-BASEスティーヴ・コールマンのグループの相方です。このリーマンのグループもその方面に位置すると思います。テナーのシムは最近あまり名前を聴かないですが00年代初頭の新生ブルーノート・サウンドの人。ジョー・ヘンダーソン系譜のフレージングはリーマンのフレージングにも呼応するものです。00年代ブルーノートではヴァイブのステフォン・ハリスが新主流派サウンドを醸し出していました。

ベースのグレスは現代ニューヨークのアバンギャルド系重鎮ベーシストであり、ドラムのソーリーはやはり現代ニューヨークのアバンギャルド系新進気鋭ドラマーです。細分化されたビートを自在に操り複雑な変拍子をグルーヴさせるソーリーのドラミングは注目すべきものがあります。00年代ブルーノートのナシート・ウェイツやエリック・ハーランド(共に現代も活躍中)の先に位置するビート感覚がこのソーリーだと思います。

このアルバムはかなり編曲されているのだろうと思います。次々と現れては浮遊して消えていくホーン・アンサンブルやヴァイブの絡みは緻密に計算されているように聴こえるからです。そんなサウンドの上でリーマンのせきたてるようなウネウネしたアルト・ソロが繰り広げられます。シムはこのリーマンのフレージングをそのままテナーでやっているように聴こえて、2人の親和性の高さが分かります。全曲でホーン全員がソロを回すわけではなく、曲によってソリストは変わります。各ソロの出来は良いです。

数曲でリーマンが控えめに使うエレクトロニクスは曲に良い味を加味。ヴァイブのクールさにトロンボーンのホットさを加えて独特の温度感を出すあたりに、リーマンのバランス感覚の良さを感じます。また場面によってチューバとベースが微妙に存在感を変えていて、どちらがより存在感を出しているかを場面と照らし合わせながら聴くのは楽しいです。ラスト曲だけはボイス(ナレーション?)を含むアンビエントな曲で、ここが前アルバムにはなかった先端性。次への展開を予見させます。

過去との繋がりを色々書いていますが、このグループのサウンドはこのグループにしか出せない独特なものです。リーマンのアルトも独特なフレージングです。現代のクリエイティブなジャズとして良い出来だと思います。現代ジャズフォロワーは必聴!

<追伸>
インプロバイザーとしてのリーマンを聴くならこちら。
アドリブ一発!漢のサックス・トリオ。

アルバム名:『Mise en Abime』
メンバー:
Steve Lehman(as, Live Electronics)
Tim Albright(tb)
Jose Davila(tuba)
Chris Dingman(vib)
Jonathan Finlayson(tp)
Drew Gress(b)
Mark Shim(ts)
Tyshawn Sorey(ds)

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メアリー・ハルヴァーソンが来日していたんですね。

ツイッターやジャズ喫茶「いーぐる」の掲示板を見ていたら、
メアリー・ハルヴァーソンの名前が出てきました。
マーク・リボーのバンドで来日していたんですね。
メガネ女子萌え~なメアリーちゃん。

7/31のクラブ・クアトロでのライブです。
http://club-quattro.com/shibuya/tickets/detail.php?id=3501

ジャマラディーン・タクマにカルヴィン・ウェストンと言えば、
オーネット・コールマンのプライム・タイム・バンドのメンバーです。
私が初めて聴いたオーネットのアルバム『オブ・ヒューマン・フィーリングス』。
そのメンバーに名を連ねていた2人です。
懐かしいです。

ハルヴァーソンの新譜は先日紹介済み。
変態ギター・トリオを聴く(笑)。

マーク・リボーのアルバム『ライブ・アット・ザ・ヴィレッジ・ヴァンガード』は注文済。
まだ手元に届いていないので、聴いたらそのうちブログで紹介します。

濃い面子ですよね。
新旧色々絡んで今のジャズもまだまだ面白いと思うのですが。
それでもジャズは終わったとか言っている人もいて、
まあそう思うのならそれはそれで構わないとは思います。

さて、毎年楽しみにしている「益子博之のニューヨーク放浪記」
今年も com-post のコラムにアップされ始めています。
サーバーか何かがシステムダウンだったようで更新が遅れて今なのでしょう。
現代ニューヨークの動向を知るのに重宝させてもらってます。
毎年ニューヨークへジャズを観に行っている益子さんは凄いなあ~。

ちなみに、「綜合藝術茶房 喫茶茶会記」 で開催されている
益子博之×多田雅範=四谷音盤茶会」の選曲リストを参考にして、
私はアルバムを購入させてもらってます。
本当は行ければ良いのですがなかなか行けません。
tadamasu-連載 に選曲リストが掲載されています。

先日開催分の中では、
トニー・マラビー・タマリンドとイングリッド・ラウブロック・オクテットを
購入しようかと思っています。
スティーヴ・リーマン・オクテットは次のブログ記事で紹介します。

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