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変態ギター・トリオを聴く(笑)。

変態ギタリストと言われるメアリー・ハルヴァーソンの新譜を聴いてみました。前作『イリュージョナリー・シー』が気に入ったのが今回の購入動機です。本当は去年発売の『ゴースト・ループ』が聴きたかったのですが、Amazonでは買えない状態なので新譜を購入しました。

P119メアリー・ハルヴァーソン、マイケル・フォーマネク、トマス・フジワラ『サムスクリュー』(2013年rec. CUNEIFORM RECORDS)です。メンバーは、メアリー・ハルバーソン(g)、マイケル・フォーマネク(b)、トマス・フジワラ(ds)です。3人の名前が併記されているのでリーダーはいないのかもしれません。曲はハルヴァーソンが3曲、フォーマネクが3曲、フジワラが3曲を提供して全9曲。きれいに3曲ずつ提供していることからも3人同等のグループだろうと推測できます。

アルバムジャケットのとおりのフリージャズ。でも全くのフリーインプロではなく、きちんと曲(テーマ)があってそれに基づいたアドリブをしています。曲名を見ないで何回か聴いた時は全部ハルヴァーソンが作曲したのかと思いました。だってアルバムタイトル「ツマミネジ」のとおりの捩れた変なメロディーの曲ばかりだったからです。でも何度か聴くと、3人の中ではハルヴァーソンの曲が一番まともに聴こえます。

変なメロディーって言ってもよく分かりませんよね。はいっ、言い切っちゃいます。音痴の人が歌う歌です(笑)。フジワラが作曲した冒頭の《チープ・ノック・オフ》が正にそんな感じです。で、極論すると音痴の歌が9曲収録されています(笑)。同じような曲が並んでいます。もちろんきちんと聴けば違いは分かります。こう言えば分かってもらえると思うのですが、音痴の人が歌うとどの曲も同じに聴こえますよね。あの世界です。

トニック⇒サブドミナント⇒ドミナント⇒トニックみたいなモーションがありません。サブドミナント⇒ドミナント⇒ドミナント⇒サブドミナント・・・みたいで、聴いていてちっとも落ち着きません。宙に浮いたまま着地しません。楽器もやらない私が言う事なのでまあ、知ったかぶりということで適当に聞き流して下さいませ。

マニアックですよね。音痴の歌を聴きたいんですから(笑)。しかし私の場合、そもそも巷に溢れるすぐに口ずさめるメロディーに飽きてジャズを聴いているようなところがありますから、こういうメロディーは”あり”なのです。

リズムは変拍子でサウンド的にはロック系です。私はこういうロック風味のジャズが好きです。ハルヴァーソンが変な音をたくさん奏でています。音痴メロディーに変なギター音。とことんマニアックですよね。良い子の皆さんは真似をしないで下さい(笑)。フリーなリズムの部分がある一方で、曲の展開はあらかじめ編曲されているところもあるようです。

フォーマネクのベースはオーソドックスで変なことはやっていません。変なのはハルヴァーソンに任せて、フォーマネクはバンドの芯をきっちりキープ。フジワラのドラミングは、私には可もなし不可もなしといったところ。しかし細かいことを弄さないパワフルなドラミングはこのトリオの味付けの一つなのだろうと思います。リズムがドッシリ座っているので、不安定なメロディーの連続でも意外と不安にならずに聴けます。

ジャズ初心者にはオススメしません。けれどマニアともなれば、こういうサウンドに惹かれてしまうところがあったりするのです。

アルバム名:『THUNBSCREW』
メンバー:
Mary Halvorson(g)
Michael Formanek(b)
Tomas Fujiwara(ds)

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コメント

教えていっきさん。

だいぶ暑くなってきましたね。
次のことを教えてください。お願いします。
JBLでパワード・サブウーハーを自作しようと思っていて、
http://urx.nu/agsk
こいつ「Dayton Audio SA100 100W Subwoofer Amplifier」を使ってやろうと思うのですが、輸入品で120VAC/21WATTS/60Hzなんですよ。んで、輸入代理店に問い合わせたら
「お取り寄せはでご提供することは可能です。納期は通常2週間前後になります。
ただ、こちらの製品は日本の電気用品安全法PSE規格に対応していませんので、
キットとしての販売となり、自己責任でお使いいただくようになります。」
という返事がきました。大丈夫ですかね?(笑)。
考えられる問題があったら教えてください。

投稿: tommy | 2014年7月19日 (土) 01時17分

tommyさん

おはようございます。
こちらは例年どおり日本屈指の暑さです。
今年は40℃は勘弁してほしいです。

デイトンオーディオってあちらでは人気があるようですね。
こういうのを売っているんですね。

たぶん100Vでも使えることは使えると思います。
ただし出力は減るでしょう。
50Hzだと電源効率が悪くなるので、音が弱くなる可能性もないではないですが、60Hzの音を聴いていないのであれば弱くなったかどうかも分かりません。

<問題点>
回路によっては、電圧が下がった分を電流を増やしてつじつまを合わせようとする場合があります。
その増加した電流値が使っている部品の最大定格に近いまたは超えてしまう可能性があり、そうなると発熱が増加し、最悪火災につながる可能性があるということです。
だから売る側は、「万一火災が発生しても知りませんよ。自己責任ですから保障しません。」と言っていることになります。

日本製のオーディオ機器を使う場合でも、音が良くなるからと言って動作するぎりぎりまで電圧を下げて使ったりする例があります。
電気エンジニアからすれば怖い使い方をしているなあと思います。
何の注意もせずにこういう使い方を推薦している人がいて、もし火災でも発生したら責任を取ってくれるのかと、私は腹立たしく思っています。

投稿: いっき | 2014年7月19日 (土) 08時21分

なお、商用電圧が異なる場合、昇圧トランスを入れて、AC100VをAC120Vに昇圧してから使う方法があります。
ただしパワーアンプとなると消費電力が大きいので、昇圧トランスはW数が大きいものが必要で、値段が高くなります。

そっか、たとえ昇圧して使っても、PSE規格に対応していないので、何かあっても保障外ですね。

投稿: いっき | 2014年7月19日 (土) 08時27分

いっきさん。ありがとうございます。

そか。甲府の暑さは全国的に有名ですよね。
オレはマイルームに、最新の窓用エアコン設置して、ドライだけで快適です。

「そのまま使ってみればいいじゃん!自己責任で・・・」ということですね(笑)。了解!!輸入価格次第ですが試してみます。
今もソニーのアクティブサブウーファー「SA-W7700」を使っているのですが、
http://www.sony.jp/audio/products/SA-W7700/
音がモコモコしてエッジが鈍いんですよ。んで、ネットを外してユニットを交換しようと思ったら、これが取り外せないんです(笑)。
ホントはJBLの古いパワード・ウーハーを持っているのですが、これが大き過ぎる。
んじゃ、好みのパワード・サブウーハーを自作しようと思ったわけです。

サンキューでした。試してから報告させて頂きます。

投稿: tommy | 2014年7月19日 (土) 12時03分

tommyさん

どういたしまして。
参考になったら幸いです。

こちらの暑さにはかなり慣れました。

はい、自己責任でお願いします。
その手のスピーカーは全部ひっくるめて音決めされているので、いじっても良い結果は望み薄な気がします。
自作するほうが楽しいと思います。

まあ自作というのは基本的に自己責任ですよね。
自分でアンプを作ったとして、定格を越えた部品使用や半田不良から万一燃えたり感電したとしても、それは自分の責任です。

報告楽しみにしています。

投稿: いっき | 2014年7月19日 (土) 18時38分

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