« クリス・ポッターが聴きたくて。 | トップページ | ゴールドリングのELEKTRAを聴いてみました。 »

ブライアン・ブレイドの新作

片山被告、どう見たって胡散臭かったけれどやっぱりね。見た目とか挙動とか、私はある程度彼の人格をプロファイリングできましたよ。予想どおりでした。なお人を見る目が無い人(犯人ではないと思っていた人)がこれほど多いとは思いませんでした(笑)。私は小保方氏の人格についてもある程度プロファイリングできています。なるほどなあと。それから弁護士って法律は読めても意外と人の心は読めないのだということが分かりました。人の心が読めないからすぐに精神鑑定とか言い出すのです(笑)。それから真実を見抜けないジャーナリストってのもちょっと痛い。

さて、

ブライアン・ブレイドのグループによる6年ぶりの新作が出たので速攻注文しました。このグループのファースト・アルバムとセカンド・アルバムはブルーノートから出て、サード・アルバムはヴァーブから出ました。そして今回のアルバムはまたブルーノートからということになったようです。

P77 ブライアン・ブレイド&ザ・フェローシップ・バンド『ランドマークス』(2010,12年rec. MID CITY RECORDS/BLUE NOTE)です。メンバーは、ブライアン・ブレイド(ds)、メルヴィン・バトラー(ss,ts)、ジョン・カワード(p,mellotoron,pump organ)、クリス・トーマス(b)、マイロン・ウォルデン(ss,b-cl)、ジェフ・パーカー(g)2曲、メルヴィン・スーウェル(g)5曲です。プロデュースは前作と同様ブレイドとカワード。前作に参加していたギターのカート・ローゼンウィンケルが抜け、パーカーとスーウェルという2人のギタリストが曲によって弾き分けています。その他のメンバーは変わらないレギュラー・メンバー。

2010年録音の2曲(ギターがパーカー)と2012年録音の8曲(ギターがスーウェル)の全10曲が収録されています。《BONNIE BE GOOD》は2010年と2012年に重複していますが、録音年の記載がない《DOWN RIVER》の誤記ではないかと思います。その内4曲を2013年に再度ミックス。録音が古いことから、ミッド・シティ・レコーズの録音をブルーノートが買い取ってCD化したのかもしれません。

2曲をカワードが作曲(1曲は短いイントロなので実質1曲)、6曲をブレイドが作曲、1曲をブレイドとカワードが作曲(短いイントロ)。《SHENANDOAH》は作曲者の記載なし。多分ミスプリントだと思います。この辺りのいい加減さは録音買取り故か? 内容は前アルバムの路線を踏襲。というかこれがこのグループのサウンドなんですよね。短めのイントロ的な曲を交互に挟んだりして構成を工夫しています。

サウンドはセピア色のジャケット写真の雰囲気そのものという感じがします。どこか懐かしくアメリカの自然を感じさせるサウンド。全て8ビートでカントリー/フォーク調です。ジャズの黒さやアドリブをスポーツ的に回すような部分はありません。全体の曲想があってのアドリブであり、明確なアドリブがない曲もあります。各曲で全員がアドリブするわけではなく、アドリブ奏者の組み合わせは曲によって変わります。

どちらかと言えば穏やかな楽想の曲ばかりなので、高揚感を期待して聴くと裏切られるかも。ただし演奏自体は緩いわけではなく、バトラーとウォルデンのアドリブの質は高いですし熱い部分もあります。特別新しいビートではないですが、曲想に巧みに表情を持たせるブレイドのドラミングは相変わらず素晴らしく、カワードのピアノも落ち着いて美しい響きやニュアンスを上手く聴かせてくれます。

がっつくような聴き方をせず、穏やかな楽想にアメリカの風景などを思い浮かべながら聴けば、この上質でデリケートな音楽に心地よく浸れるのではないかと思います。

アルバム名:『LANDMARKS』
メンバー:
BRIAN BLADE(ds)
MELVIN BUTLER(ss, ts)
JON COWHERD(p, mellotoron, pump organ)
CHRIS THOMAS(b)
MYRON WALDEN(as,b-cl)
JEFF PARKER(g)
MARVIN SEWELL(g)

|

« クリス・ポッターが聴きたくて。 | トップページ | ゴールドリングのELEKTRAを聴いてみました。 »

ジャズ・アルバム紹介」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ブライアン・ブレイドの新作:

« クリス・ポッターが聴きたくて。 | トップページ | ゴールドリングのELEKTRAを聴いてみました。 »