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再び入手するはめになってしまいました。

東芝オーレックスのカートリッジC-550(C-500)は一度手放しました。一緒に入手した大東京宝石の針N-550(接合丸針、アルミパイプカンチレバー)はこのクラスにありがちな普通の音で、特に持っていたいとは思えなかったからです。それでもしばらくの間持っていたのは、当時の純正針N-550MかN-550Ⅱが聴きたかったからです。これがヤフオクになかなか出てきません。待ちくたびれた私はとうとうC-550(C-500)を手放すことに。我慢が足りませんよね(笑)。

ところが先月始めに突如針がヤフオクに登場。これはもう確保するしかないということで、まず針だけをゲットしてしまいました。というのもカートリッジ本体の方はヤフオクに登場する頻度が高いので、そのうち入手できるだろうと思ったからです。新古品のN-550Ⅱはかなりレアだと思います。でも落札価格はあまり高くならず良かったです。とうとう入手できました。聴きたかったものが手に入って嬉しい!

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さて、それから待つこと数週間。もう出ました! 純正ヘッドシェル付のC-500M-Ⅱ。動作未確認とのことでしたが、コイルが断線していることはまずないのでO.K.と判断。針はダメでも問題なし。動作未確認の方が落札価格が上がらないので好都合です。そこそこ競りましたが粘ってゲット。それほど高くなりませんでした。

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この型番はノブの色がグレーのスモークのはずですがグリーンのスモークですね。それもかなり淀んだ色(笑)。スタイラスカバー付属。接合針で接着剤がスタイラスチップのかなり下まで垂れてきています。それでもレコードの溝と接する部分はギリギリ生きているみたいで再生は可能。ヘッドシェルが軽量なため、本体との間に鉄のスペーサーを入れて重量を増してあります。このカートリッジが付属したレコードプレーヤーのアームとのマッチングを考慮したのでしょう。

2つの針を並べてみました。左がN-550Ⅱで右がN-500M-Ⅱ。N-550Ⅱはカーボンファイバーカンチレバーなので黒色です。根本はアルミパイプになっていて、そこにカーボンファイバーの棒が挿し込まれている構造。カンチレバーはかなり細見なので軽量なはずです。スタイラスは特殊楕円の無垢針。これも軽量化に貢献しているでしょう。ノブの空洞部分には共振防止のゴムブロックが入っています。N-550Ⅱは音質向上のために色々な対策がなされた針です。

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針だけ交換して問題ないことを確認した後で、ヘッドシェルとシェルリード線を交換して聴いてみました。黒色ヘッドシェルのほうがデザイン的にはマッチすると思うのですが、シルバーのものしか空いていなかったのでこれで良しとしました。レコードプレーヤーのシックな色合いと比較すると、ノブの黄緑色蛍光色(バスクリン色)がかなり浮いた感じになります(笑)。ピュアオーディオよりはDJ向きのデザインかも。ベスタクスのヘッドシェルがそれを強調してしまっています。

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音は私好みで普通に良いです。高音がきれいに出ているように思います。少し慣らし運転をした後でいつもの比較試聴を実施しました。2枚のリー・リトナー『オン・ザ・ライン』(ダイレクトカットディスク)を2台のプレーヤーで同時にかけて、自作フォノイコライザーの入力セレクタで瞬時切替試聴。比較の相手はZ-1S。

左 : ビクターZ-1S(針:JICO現行丸針DT-Z1S)
右 : オーレックスC-550Ⅱ相当(針:純正特殊楕円針N-550Ⅱ)

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かなり似た音ですね。C-550Ⅱの方がほんの少し出力レベルが小さいです。C-550Ⅱの方が高音は良く出ますが、きめ細かい音なので誇張感はありません。低音の出方は良く似ていて量感があります。Z-1Sのバランスをそのままに、程よく上質/高品位にした音がC-550Ⅱ。上質/高品位になり過ぎると元気がなくなってしまいがちですが、そうなっていないのが良いです。とても素直でナチュラルな明るい音。繊細な表現も可能。松田聖子のサ行は素直に出て、チェックレコードのトレースも問題ありませんでした。

カーボンファイバーカンチレバーは癖がないということが分かりました。日本製らしい音だと思います。カートリッジに個性や情緒を求める人には向かない音でしょう。特別高音質とまでは思いませんが良い音だと思います。廉価クラスとの価格の違いは実感できます。材質構造的に同仕様の針は現在出ていませんので、この針がダメになるまで聴けば良い感じです。今度はたぶん放出することはないと思います。

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コメント

オリジナルに付属していたのは濃い緑ですからN-500Cでサファイア、ウルトラC針だと思います。
このオークションは見てましたが2500円くらいで終了しましたからお手ごろだったのではないでしょうか?

投稿: 蝦夷栗鼠 | 2014年4月 3日 (木) 11時28分

蝦夷栗鼠さん

こんばんは。
100倍顕微鏡でスタイラスを見ると接合ダイヤです。
ノブの印字に偽りはないと思います。
一応天下の大メーカー東芝ですからこういう部分でのずさんな管理はしていないはずです。
たぶん仕様変更時にはまだグリーンノブの部品在庫があったので、それを消化したのだろうと思います。
メーカーエンジニアをやっていた私の考察です。
落札価格はおっしゃるとおりお手頃だったと思います。
3000円になったらあきらめるつもりでした。

投稿: いっき | 2014年4月 3日 (木) 20時32分

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