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レコードプレーヤーPL-380の再メンテナンス

レコードプレーヤーPL-380は快調に動作していますが、気になる部分がありましたのでもう一度メンテナンスしました。

まずはトーンアーム駆動メカのゴムベルトの交換です。とりあえず輪ゴムで補修してあったのですが、やはりそれでは心もとないので、千石電商のネット通販でゴムベルトを購入しました。ゴムベルト(丸)φ31mm×φ2mmというものです。元々ついていたゴムベルトを測ったら同じくらいだったのでこれに決定。太さはこちらの方が太いのですが、プーリーの溝には嵌りそうだったので良しとしました。

P20

ご覧のとおり問題なく装着できました。太いゴムベルトには信頼感がありますよね。

もう一つ気になったっていたのが時々アームリフターの動きがしぶいこと。使い始めのアップ時は急に動くのでトーンアームが少し跳ね上がってしまいます。それを解消するためアームリフターのシャフトにミシン油を適度に注油。あとギヤの動作音が大きいようなので前回より丁寧に各部へ注油しました。

以上でメンテナンス終了。特に手間がかかることではないので、ばらすのと組み立てるのを含めて1時間半ほどでした。動かしてみると注油の効果によりギヤの動作音は静かになりました。これで更に気持ち良く使えます。

P21

カートリッジはA'pisのAP-25Dを付けて、最近はほとんどこちらしか使っていません。私にとっては十分良い音で音楽を聴かせてくれています。使った感触でこれはなかなか良いレコードプレーヤーだと思います。シンプルなデザインもお気に入り。

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コメント

はじめまして。東京都在住のyossyと申します。
私は、会社務めのフツーのオジサンです。もうすぐ仕事が少し楽になりそうな年齢ですが、ここ数年、昔の趣味-自転車ツーイング・音楽(ハードロック中心)鑑賞・ギター-を復活させよう試行錯誤しています。
音楽に関して、数年前からCD化されていないものを少しづつ(30数年前のカセットテープ中心ですが)デジタル化を進めていますが、このたびLPレコードのハイレゾデジタル化をもくろんでいます。
意を決して、物置から40年弱前のレコードプレーヤー=パイオニアPL-380を取り出してみました。
外観は比較的きれいです。コンセントONで33/45回転選択ランプが点灯したので、POWERスイッチはバカになっているようです。オートプレイのSTART/STOPスイッチのSTART時の針落ち位置に若干問題があるものの(調整すればOKでしょう)、ターンテーブルのQuartzLockも点灯し、いい感じで回ります。ArmElevationスイッチも問題ありません。
ところがSTOPもしくはレコード終盤の戻り動作でアームの始点位置までの戻りが、「うんとこしょ」という感じで動きがぎこちなく、途中で止まってしまい、始点まで戻ってきません。
貴殿の「レコードプレーヤーPL-380の再メンテナンス」にあるように、ゴムベルトなどの問題なのかなと思います。そこで貴殿が行ったように、アーム関係のゴムベルトの交換と各所注油を行いたいと思っていますが、まず、この項の最初の写真にような状態にしてアーム行動部分を露出する方法がわかりません。
お手数でも、ここまでの分解手順の過程写真があればお見せただきたい(もしくは記述でもたいへんありがたい)のと、注油箇所および注意事項をご教授いただけたら幸いと思います。
古い記事に対し、あつかましいお願いですが、よろしくお願いいたします。
なお、当方、電気工学的な知識全くはありませんが、(精密)機械いじりは得意と自負しています。

投稿: yossy | 2016年1月26日 (火) 00時08分

yossyさん

こんばんは。
色々な趣味があって楽しそうですね。
デジタル化に私は否定的ですがそれもありだと思います。
さてご質問の件、拙ブログの下記記事
http://ikki-ikki.cocolog-nifty.com/blog/2014/02/post-0506.html
を見て頂ければだいたい分かると思います。
プレーヤーを裏返して脚4本を外せば簡単に分解できます。
機械いじりが得意ということなので、細かいことを説明するまでもないと思います。
注油についてはギヤと回転軸に少量させば良いと思います。
たくさん注油すると油が飛び散ってゴムベルトにかかり、ゴムが劣化してすぐにボロボロになりますので注意してください。
私はその失敗をしました。

投稿: いっき | 2016年1月26日 (火) 22時59分

こんばんは
福岡在住の定年を過ぎた者です。
最近、時間が採れるようになったので、昔のレコードを聴こうと40年前のプレーヤー(PL-380A)を使い始めましたが、レコード針が落ちる位置がずれていて、最後の曲が終わる前にオートリーターンしてしまいます。たぶん調節可能と思うのですが、どの部分のネジを触ってよいのやら途方に暮れています。もしよろしければ、調整箇所をご教示いただけないでしょうか?
貴殿のレコードプレー復活のブログを読ませて頂き厚かましくもメールさせて頂きました。

投稿: yohiyoshi | 2018年8月23日 (木) 18時17分

yohiyoshiさん

こんばんは。
返事が遅くなりごめんなさい。

トーンアームの位置調整は、トーンアーム軸近傍左後ろにあるゴムの丸いキャップを外した中にあります。
http://ikki-ikki.cocolog-nifty.com/blog/2014/02/post-0506.html
の4枚目の写真の中央付近の黒いゴムがそれです。
PL-380の写真ですがPL-380Aも同じ構造です。
中が見えないので上からマイナスドライバーを挿して手探りで調整ネジに当てて回します。
余り回しすぎると今度はスタートで1曲目の途中に針が降りることになりますので具合の良いところをみつけてください。

投稿: いっき | 2018年8月24日 (金) 23時32分

早速に回答有難うございました。
ゴムキャップを外し、LEDライトを照らし、トーンアームを少し動かしたら調整ネジが見つかり、無事に調整完了しました。
ついでにターンテーブルを外すと懸架用バネを覆うダンピング用のゴムカップの破片があったので、とれる範囲取り除き、中のホコリを多少掃除して簡単クリーニングも完了。
 クォーツライトも点灯しており、しばらく使えそうです。
 有難うございました

投稿: yoshiyoshi | 2018年8月28日 (火) 12時59分

リードイン、針の落ちる場所の調整をアーム後ろの穴からねじを回して調整して使っていましたが、調整のたびに調整ねじを右に回すことになり、とうとうネジを右いっぱいに回してもレコード盤の外に針が落ちるようになってしまいました。
現時点ではネジが右いっぱいにまわしてありますが、調整不可能です。ほかにも、調整箇所があるのでしょうか。
アーム移動のメカは快調に動作しているとは思います。

投稿: niwan | 2021年8月 4日 (水) 08時58分

niwanさん

返事がとても遅くなりごめんなさい。
niwanさんはこのプレーヤーがお気に入りなんですね。
お困りだろうと思いますが、
残念ながらこのプレーヤーはだいぶ前に手放し、
今は手元にないので調整箇所が他にあるか分かりません。
お力になれずごめんなさい。
コメントありがとうございました。

投稿: いっき | 2021年8月14日 (土) 10時40分

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