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カートリッジを入手できたのですが・・・。

デノンのカートリッジDL-108用針DSN-40を挿せるカートリッジを入手するために、ヤフオクでDL-8を落札しました。なぜこのカートリッジなのかと言えば、DL-108よりヤフオク相場が安いからです。DSN-40が挿せるはずでした。が、しかし・・・。

DL-8はこちらです。ヘッドシェルに実装されて針も付いていました。針は純正品ではなくて、どうやらJICO製のようです。元々あまり汚れていませんでしたが、一応掃除し直しました。

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早速DSN-40を挿してみました。ノブは大き過ぎたので少しカットしていあります。挿すことはできたのですが・・・、ご覧のような具合。

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DSN-40のスリーブの角度がDL-8とは異なっていたのです。結果針が後ろに傾く結果に。ヴァーチカルアングルが無茶無茶になります。ノブの部分はレコードに擦れるギリギリのところです。これでも音は出るのですが、この角度だと以前紹介したマリーンの『イッツ・マジック』、ボブ・ジェームス&アール・クルーの『ワン・オン・ワン』の例の部分がトレースできないと思います。

(注)逆にDL-8の針をDL-108に挿すのもダメでしょうね。ヴァーチカルアングルが狂いスタイラスチップが反対に傾いてしまいます。つまり、DL-108とDL-8(A)に針の互換性はないということです。ヤフオクで互換性ありとして出品している方もいますがいい加減なものです。まあ売る方は単に売れればそれでいいのでしょう。

対策はあります。カートリッジとヘッドシェルの間の前方に枕をかまして、カートリッジ本体を前傾させれば良いのです。このくらいの角度なら1mm厚アルミ板を切ったものを挟めば良さそうです。それは今後やるとして、まずはDL-8の音質を確認することにしました。いつもの比較試聴です。2枚のリー・リトナー『オン・ザ・ライン』(ダイレクトカットディスク)を2台のプレーヤーで同時にかけて、自作フォノイコライザーの入力セレクタで瞬時切替試聴。

左 : ビクターZ-1S(針:JICO現行丸針DT-Z1S)
右 : DENON DL-8(針:JICO丸針DSN-37?)

P175
この2台は異母兄弟みたいなものです。GLANZ(グランツ)と各メーカーの共同開発品らいしいからです。Z-1Sは父がグランツで母がビクター、DL-8は父がグランツで母がデノンといった感じでしょうか。

音はかなり似ています。帯域バランスが良くて明るくて素直な音。針が両者JICOだということもあるのでしょうね。出力レベルはほんの少しDL-8の方が小さいです。音量を合わせての比較でZ-1Sの方がほんの少し華やか。DL-8が少し大人し目なのは、針が使い込まれているからか? カートリッジとヘッドシェルの間にゴムシートが挟まっているからか? シェルリード線が極普通のものだからか? まあ大した違いはありません。DL-8も良いカートリッジだと思います。

両者レコードプレーヤーに付属していた廉価カートリッジですが、オーディオが隆盛期に突入した頃の物はそこそこ良い音を聴かせてくれますね。まあでもこのクラス(接合ダイヤにアルミパイプカンチレバー)はどれでも大体同じ。なので特にZ-1Sが良いとか、DL-8が良いとかということにはなりません。

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