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またしても1円レコードプレーヤーを落札

カートリッジほしさにまたしてもヤフオクの1円ジャンクレコードプレーヤーを落札してしまいました(笑)。札幌からの送付なので送料は1800円。計1801円也。入手したカートリッジはソニーのXL-25Aです。針はダメでも良いと思って落札しましたが問題ありませんでした。ナガオカの交換針88-205が付いています。

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レコードプレーヤーはジャンクでしたが、カートリッジはご覧のとおりのきれいなもの。このヘッドシェルには人気があるので、ヘッドシェル付カートリッジとしてヤフオクに出せば2500円くらいの価格になるはずです(その後8000円で売れました!)。得した気分。なぜ他に入札者がいなかったのかというと、これがトリオのレコードプレーヤーについていたからだと思います。出品者が付属するカートリッジについて説明していなかったこともあるでしょう。出品者がオーディオにあまり興味がないリサイクル業者の場合こういうことがあります。

早速プレーヤーにつけて聴いてみました。この独特なデザインはなかなか良いです。当時のソニーのカートリッジと言えばXL-15が有名でよく売れたと思いますが、XL-25Aはその上位機種。本当は更に上位のXL-35、XL-45がほしいのですが、これらは落札価格が高騰していて私にとっては過剰価格。価格差に見合う音質差なんてないはずです。

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元気の良いアメリカンサウンドという噂なのですが、聴いてみるとこのクラスの他の日本製カートリッジと同じような音に聴こえます。特にこれが元気な音という感じではありません。世の中の評判は単なる噂と先入観のたまものなので私はあてにしていません。チェックレコードのトレースも問題なし。日本製品の品質はたいしたものですよ。

その後純正針付XL-15を入手してみると、こちらは元気の良いアメリカンサウンドでした。XL-25Aとは音質を変えているようです。

ではいつもの比較試聴をしてみましょう。リー・リトナー『オン・ザ・ライン』を2台のプレーヤーで同時にかけて、自作フォノイコライザーの入力セレクタで瞬時切替試聴。私にとってはこの方法が一番信頼できます。比較の相手はこのところの私のリファレンスZ-1S。

左 : ビクターZ-1S(針:JICO現行丸針DT-Z1S)
右 :ソニーXL-25A(針:ナガオカ楕円針88-205)

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XL-25Aの方が出力レベルは少し小さいです。音の表情は両者共通。音量が同じくらいになるようにしながら試聴すると、XL-25Aは低音が控えめで高音が少し良く出ます。高音寄りのバランスだとタイトな音に聴こえますね。高音がなかなかきれいに出るのは楕円針の効果なのかもしれません。これまでいくつか聴いてきたアルミパイプカンチレバーに接合針の標準的な音だと思います。日本的な音。シュアーM44Gのようなアメリカンサウンドではありません。

その後このカートリッジというよりヘッドシェルが高く売れるので、純正針付のものを2個入手しましたが接合ダイヤでした。このヘッドシェルは意外と不恰好なので私は興味なし。安く落して高く売りさばくカートリッジ(笑)。特にこれでなければならないというカートリッジではないですからね。

それではということで更に比較試聴してみました。相手はローディーのMT-24です。多分ほとんど同じ音だと思ったのです。

左 : ローディーMT-24(針:純正丸針DS-ST24)
右 :ソニーXL-25A(針:ナガオカ楕円針88-205)

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やっぱりね。かなり近い音です。出力レベルもほとんど同じ。XL-25Aの方が極僅か高音寄りのバランス。この程度の差を云々することは私にとっては意味のないことに思えます。デザインが気に入った方を持っていれば良い感じです。こうなるとMT-24はリサイクル行きですね(笑)。私にはMT-24の純正針の魅力はなくなりました。

更にこれらを比較してみました。それぞれZ-1Sとの比較試聴から、これらもほとんど同じ音だろうと思っていたので再確認のための直接比較です。

左 : ローディーMT-24(針:純正丸針DS-ST24)
右 : オーレックスC-550(針:大東京宝石丸針N-550)

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この2個はほとんど区別がつきません。出力レベルもほとんど同じ。私には有意差を認められません。デザインが気に入っているC-550を持っていれば良いです。C-550にはオリジナル針(ウルトラC針、カーボンファイバーカンチレバー)で聴いてみるという楽しみもありますしね。ヤフオクにリーズナブルな価格の良品が出るのを待っています。

これまで聴いてきた結論。予想していたとおりこのクラスの日本製カートリッジは本体による音質差がほとんどないということです。そして同じような材質と構造の針とカンチレバーならばほとんど同じような音ということです。工学的に考えれば妥当な結果だと思います。

ネット上を検索するとカートリッジの音質差を強調している人が多いようですが、たぶんに先入観によるものではないかと考えます。音質確認の方法に信憑性が乏しいと思えるからです。まあ私の耳が駄耳なので音質差が気にならないのかもしれませんが、こんな耳でも音楽を聴くことに何の問題もありません。

その後ここに登場した4個は全てヤフオクでリサイクルしました。中でもMT-24は安値しかつかず不人気ぶりにガッカリ。まあ特に音が良いというわけではないですし、それはそれである意味正解。ほとんどの人がブランド名でしか価値を判断していないという証しでもあります。所詮本当に音が分かるオーディオファンなんてほとんどいないのです。

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コメント

おはようございます。竹谷です。何故か、最近早く目が覚めます。歳のせいですかね。1円でプレイヤー落札!良かったですね、でも、出品者は梱包したりして1円で落札ですか? まあ、大型ごみに出すより、良かったですか。お金がかかりますから。やはり、メイドインジャパンと思いますが、どうしても、海外製と違いフラットに作っていますので、メーカーが違っても、あまり音の差が無いのですね。耳が駄耳?とのことですが、私も若くは無いので、もう高音は当然20KHzどころか16KHZも聴こえるかどうか。でも、最近レコードをデジタルに保存しパチパチノイズを消す作業をしていますが、試しにソフトに入っているスペアナで調べると、音が良いと思っていたLPが20KHzどころか、15KHZ位しか入っていなくてがっかりしています。昔のテラークレコードは、22KHzまで入っていましたが、殆どのLPは超高音が入っていないのが現状です。まだまだ、歳はとりましたが、オーディオは、やめないで続けるつもりです。

投稿: 竹谷康男 | 2013年12月24日 (火) 06時37分

竹谷さん

こんばんは。
歳をとれば色々変化しますよね。

>まあ、大型ごみに出すより、良かったですか。お金がかかりますから。

おっしゃるとおりだろうと思います。

>海外製と違いフラットに作っていますので、メーカーが違っても、あまり音の差が無いのですね。

どうやらそのようです。

>私も若くは無いので、もう高音は当然20KHzどころか16KHZも聴こえるかどうか。

私も全く同じです。
でも超高音が聴こえなくても特に生活に困りませんが、私は老眼がどんどん進んで不便でしかたありません。
やはり目が見えにくくなると困ります。

>でも、最近レコードをデジタルに保存しパチパチノイズを消す作業をしていますが、

私はジャズのオリジナル盤を愛好するようになって、パチパチノイズにすっかり寛容になってしまいました。

>音が良いと思っていたLPが20KHzどころか、15KHZ位しか入っていなくてがっかりしています。

音が良いことと超高音が入っていることに因果関係があるのでしょうか。
そのあたりの問題は、故長岡鉄男さんがスペアナで周波数特性をとった頃から決着しているというのが私の理解です。
「外盤A級セレクション」を愛読した30年も前のことです。

>昔のテラークレコードは、22KHzまで入っていましたが、殆どのLPは超高音が入っていないのが現状です。

テラークが超高音を録音できているのは、ひとえにサウンドストリーム社のデジタルレコーディングシステムのおかげです。
アナログレコーディングでそこまでの超高音は録音できません。

投稿: いっき | 2013年12月24日 (火) 22時41分

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