好例、カートリッジの比較試聴。
ここ最近ジャズのニュースを見ない私。そしたら明日から「東京JAZZ」なんですね。全く忘れていました。
ホールのプログラムを見て、最近ジャズはすっかり「大衆音楽」なんだと気付きました。だからなんでしょうね。私があまり魅力を感じないのは。マニアックな私にとって大衆音楽としてのジャズってあまり興味が湧かないのですよ。まあ、ホールでのライブが「東京JAZZ」の全てでなはく、他の会場ではマニアックなものもフォローされてます。そういう意味で日本におけるジャズ需要っていうのを、「東京JAZZ」は上手く反映していると思います。
と、ここまでは余談。本題はオーディオです。もう今週はオーディオ・ネタで毎日更新することに決めました。それも超マニアックなネタで(笑)。オーディオのことについて書いてはいるものの、こんなことに興味を持つ人は日本に十数人しかいないはず。とことんマニアックに行くのが私のブログ。読者が減ろうがおかまいなし(笑)。
好例! カートリッジの比較試聴です。トリオV-39MKⅡ対オンキョー(オーディオテクニカ)OC-27V。比較に使うレコードはいつものリー・リトナーの『オン・ザ・ライン』。
左 : トリオV-39MKⅡ
右 : オンキョー(オーディオテクニカ)OC-27V
両方とも”ツンツルリン”のプラスチキーな質感はレトロ感があって良いですよね。オルトフォンSPUのプラスチックシェル(プラシェル)が人気だったりしますが、同様のものだと思います。”ツンツルリン”がいいのよ!これが良い音の秘訣?
さて、問題の音ですが、これがほとんどクリソツ。ただし出力レベルが異なるので、音量を揃えた上での話。出力レベルが大きいのはOC-27Vの方。ということで両者好みの音で鳴っているということです。帯域を妙に欲張らず素直に若干タイトに音を拾い出しているところが良いと思います。今時のハイファイではないでしょう。特に解像度が高いわけでも特に音場が広いわけでもありません。今の私はそれで良いのです。
両方とも当時のオリジナルですから、針がダメになって現行の交換針にしたら多分この音では鳴らないでしょうね。今の私の方針は、現行針で鳴らすレトロなカートリッジなのですが、この2個はちょっと違う方向性でその良さに触れてしまったことになります。コンディションが良いものに当ったのはかなり得した気分。
まだまだ飽くなきカートリッジ探究は続いています。乞うご期待!
※その後このクラスのカートリッジ(接合ダイヤ/アルミパイプカンチレバー)をたくさん聴いて、だいたい同じような音であることが分かりました。古い針だから魅力的な音を出すわけではないことも知りました。このクラスの音ならば現行廉価品(とは言っても最近は価格高騰)で十分。上記の2個はヤフオクでリサイクル済み。2014.11.25
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