針が届きました。
最近完全に ”「いっき」のAudioあれこれ日記” と化しています(笑)。
針がダメだったカートリッジOC-27Vの針が届きました。純正交換針DN-27STの未開封品です。今回はパイオニアPN-200の時のようなまがい物ではなく一安心。きちんと封がされていました。
遥昔のものなのでダンパが無事なのかは気になるところです。カートリッジに取付けてみました。一応おろしたてなのできれいです。
この針がなぜほしかったかというと、スタイラスチップ(針先)の取り付け方が今では珍しい方法になっているからです。(JICOの現行品は当然こういう取り付け方にはなっていません。)
ご覧のとおりで、カンチレバーのパイプ(アルミ)の先端をつぶさずにスタイラスチップが埋め込まれています。こうすることでパイプをつぶした場合よりカンチレバーの強度が増します。カンチレバーの強度が増せばたわみなどが減り、より正確に音溝が拾えるというわけ。
針は接合型です。金色のベース部分が金属で先の黒い部分だけがダイアモンドチップ。音溝と接するのはダイアモンドチップ部分で、実はほんの先端だけなんですよ。このスタイラスチップが全てダイアモンドでできていれば、無垢ダイアとかヌードダイアとか言われます。金属よりダイアの方が軽いので、振動系の質量が軽くなって、より高音まで拾えるようになります。
早速聴いてみました。シンプルなデザインは機能美があるように思います。
音はですね~。なるほど~、う~む、私には十分良い音ですね~。何なんでしょう。もー、こんな廉価なカートリッジなのに、音が楽しく聴こえます。40年くらい前の物ですよ・・・。ダンパは特に問題ないようでトレースもスムーズ。CDのようにクリヤになり過ぎない、自然な風合いが心地良いです。アナログの良さってこういうことだと思うんですけどね。ハイファイな音を求めなければこれで十分です。
このカートリッジも気に入りそうです。現行針はありますが、交換してこの音が出るのかは? 取り敢えずこの針が元気なうちは存分に楽しみたいと思います。
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