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王道ピアノ・トリオ好演

最近とうとうブログを更新するのがかなりめんどうになっています。というわけで更新間隔は今より長くなって、内容もかなり手抜きになってしまうかもしれませんが、見捨てないでやって下さいませ。m(_ _)m

今日は新譜紹介とは言っても、だいぶ前に出たアルバムです。

P1 エドワード・サイモン・トリオ『ライブ・イン・ニューヨーク・アット・ザ・ジャズ・スタンダード』(2010年rec. Sunnyside)です。メンバーは、エドワード・サイモン(p)、ジョン・パティトゥッチ(b)、ブライアン・ブレイド(ds)です。ベースとドラムは今年話題のウェイン・ショーター・カルテットのメンバーなので気になって買いました。

どんな演奏なのかと思っていたら、意外とオーソドックスなピアノ・トリオでした。サイモンはデヴィッド・ビニーと組んで結構尖がったアルバムも出していますから、ちょっと抽象的で緊張感最優先みたいなものだと嫌だなあと思っていたのです。それは良い方向に裏切られました。結構メロディー重視の、しかし甘ったるくはないビターな美メロ・トリオになっています。

緊張感はあります。何しろこのメンバーですから、リラックスしたお気軽ピアノ・トリオなどにはなろうはずがありません。しかし上記のとおり緊張感最優先ではないので、聴く方も適度に緊張感を緩和できます。サイモンは美的なインプロビゼーションを繰り広げ、パティトゥッチとブレイドがしっかり絡んでいく展開。パティトゥッチの骨格のしっかりしたベース、緩急自在にグルーヴするブレイド。良いです。

ライブ録音なので最短8分半から最長15分半まで、1曲に時間をかけた5曲が収録されています。サイモンのオリジナル3曲の間にトム・ジョビンの《CHOVENDO NA ROSEIRA》とコルトレーンの《ジャイアント・ステップス》が挟まる構成。流れ的に違和感はなく繋がっていると思います。

真ん中にあるサイモンの《パスレス・パス》(道なき道?)はこのアルバム最長曲でハイライトでしょう。どことなくオーネット・コールマンの《ロンリー・ウーマン》にも似たメロディーで、スピリチュアルなムードも湛えています。ゆっくり幕を開けて3人が徐々に高みに登っていく展開は聴き応え十分。終盤は徐々にクールダウンして静かにエンド。

続く《ジャイアント・ステップス》はピアノ独奏で始まります。最初は例のテーマが出てこないので曲名が分かりません。1分くらい経った辺りから徐々にあのメカニカルなテーマが形を成し、2分過ぎた辺りでベースとドラムが絡んでテーマが演奏されます。その後はベース・ソロが小粋に進み、ピアノ・ソロへバトン・タッチ。ラストはアーティスティックなドラム・ソロ&バース交換。全体的にとてもアートなものでこのトリオらしい仕上がりです。

じっくり演奏に耳を傾けられるピアノ・トリオのライブ。こんなライブをニューヨークのライブハウスで観てみたいです。トピックはないかもしれないですが、しっかり王道ジャズ好演。こういうアルバムを届けてくれる良心的なレーベルがサニーサイドなのです。

アルバム名:『TRIO LIVE IN NEW YORK AT JAZZ STANDARD』
メンバー:
EDWARD SIMON(p)
JOHN PATITUCCI(b)
BRIAN BLADE(ds)

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コメント

いっきさんこんにちは。

甲府は暑いよね。残暑お見舞い申し上げます。
昨日、那須から帰って来た。すっかりだらけたぜ!
昼間は暑かったけど朝夕は涼しくなっていたよ。

>最近とうとうブログを更新するのがかなりめんどうになっています。

わかる、わかる。オレは全然やる気なしで更新もしていません(笑)。
てか、ネットするのもメンドクサクなっているんだよ。文字打つのが難儀!!
一番の問題は書きたい気持ちの衝動、閃きがないんだよなぁ(笑)。

投稿: tommy | 2013年8月18日 (日) 09時51分

tommyさん

こんにちは。
残暑お見舞い申し上げます。
はい、甲府は連日猛暑日です。
那須いいですよね。避暑地としても。
東京は暑さのピークを越えたんでしょうかね。
暑いとは言え甲府もピークは越えた感じです。

tommyさん、ブログ更新してませんね~。
私も最近はあまりネットに熱心ではありません。
ジャズブログ等のパトロールも怠っています。
書きたいことがないと書けないのは事実ですね。
まあこんな倦怠期間もあるということで。
マイペースでやっていきます。

投稿: いっき | 2013年8月18日 (日) 17時13分

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